JP3005230U - 鍋における吹きこぼれ防止装置 - Google Patents

鍋における吹きこぼれ防止装置

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JP3005230U
JP3005230U JP1994008065U JP806594U JP3005230U JP 3005230 U JP3005230 U JP 3005230U JP 1994008065 U JP1994008065 U JP 1994008065U JP 806594 U JP806594 U JP 806594U JP 3005230 U JP3005230 U JP 3005230U
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JP
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pot
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Application number
JP1994008065U
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English (en)
Inventor
政雄 杉山
Original Assignee
杉山金属株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、調理時において吹きこぼれ現象が
起ってもそのまま鍋の外部に溢れ出させることなく、ス
ムースに処理することを目的とする。 【構成】 本考案は、鍋器体の周縁部から外側方に、内
側部は鍋器体の周縁部と同高にするとともに外側部は鍋
器体の周縁部より高くした受枠体を設置して成るもので
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】
本考案は、鍋における吹きこぼれ防止装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来から存する調理用の鍋は、各種の煮炊をしたときに必ず吹きこぼれが起こ るため、調理時に十分に注意しなければならなかった。これを防止するために、 比較的深い器体から成る鍋も存しているが、吹きこぼれ現象を完全に防止するこ とは困難であった。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、本考案は調理時のこのような吹きこぼれ現象が必然的に起こっても、 これをそのまま鍋の外部に溢れ出させることなく鍋の周縁部において収容処理す るようにすることを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本考案は、鍋器体の周縁部から外側方に、内側部は鍋器体の周縁部と同高にす るとともに外側部は鍋器体の周縁部より高くした受枠体を設置して成るものであ る。
【０００５】
【作用】
いま本考案のにかかる鍋を熱源にかけて煮炊すると、やがて鍋内の熱湯が沸騰 し内部から外部に吹きこぼれが起ころうとする。しかし、この吹きこぼれ分は鍋 器体周縁部の受枠体内に収容されてしまうし、それ以上に吹きこぼれようとして も受枠体の外側壁が高いから外部にオーバーフローすることなく、そのまま鍋器 体内に戻るようになる。
【０００６】 受枠体と鍋器体との間に通孔を貫通したものにあっては、溜まろうとする吹き こぼれ分は、鍋体内に還流するようになり、受枠体に溜まることはない。
【０００７】
【実施例】
図面に示した各実施例について説明する。 第１の実施例は、鍋器体１の上周面部の外側に設置した鍋器体の周縁部より高 い壁板部３を有する断面略Ｊ字形に成る受枠体２により、鍋器体の周縁部から吹 きこぼれた煮汁を受け入れ、この煮汁が鍋器体の上面以上に溜まったときは、受 枠体に溜まっていた煮汁が鍋器体内へ戻るように構成したものである。
【０００８】 受枠体２は、鍋器体の周縁部と一体に成形してもよいし、図示のように別体に 製作しこれをスポット熔接で固着してもよい。
【０００９】 第２の実施例は、吹きこぼれを静めた時点で、鍋器体１の周縁部の外側に設置 した高い壁板部３を有する受枠体２に溜った煮汁を、受枠体の底面部に近い位置 において鍋器体１との間に複数個貫通した通孔４・・から、鍋器体１内に再び戻す ように構成したものである。
【００１０】 第３の実施例は、鍋器体１の周縁部の外側に設置した高い壁板部３を有する受 枠体２の底面部５に傾斜角度をつけ、この底面部の最深部５’に設けた通孔６か ら吹きこぼれた煮汁分を鍋器体１内に戻すように構成したものである。
【００１１】 第４の実施例は、第３の実施例の構成をさらに発展させたもので、受枠体２の 底面部５に傾斜角度をつけた最深部付近に、さらに一段下げた位置に設けた袋状 部７に通孔８を設け、ここから煮汁を鍋器体１内に戻すように構成したものであ る。
【００１２】 第５の実施例において、９は鍋器体１の上周面部の外側に着脱自在に取付ける 受枠体で、この受枠体はその内側の掛止板部１０の周囲の二乃至四箇所に間隔を おいて縦溝１３，１３を設けて弾性機能を出し、この縦溝間にそれぞれ凸条１１ 部を設け、この凸条部を鍋器体１の上周面部に形成した凹条１２部に嵌合して取 付けるものである。
【００１３】 前記受枠体９はその外側を、内側の掛止板部１０より高い壁板部９’によって 形成する。
【００１４】 前記受枠体９を鍋器体１の上周面部に嵌合したとき、鍋器体の周縁部下面が受 枠体の掛止板部１０部の上面部と密接するようになる。１４は蓋板で、この蓋板 の周縁部は鍋器体１の周縁部の内側に載置する。
【００１５】
【考案の効果】
調理中に吹きこぼれが起こったときには、鍋の外部に吹きこぼれることなく確 実に鍋の周縁外側の受枠体においてこれを収容しておくことができ、また受枠体 の外側部はその内側周縁部より高い壁板に成るから、受枠体が満杯になってあふ れ出ようとしてもそれらは鍋器体内に戻されるだけであり、したがって外部にあ ふれ出るようなことは全くなくなるものである。
【００１６】 また、受枠体と鍋器体との間に通孔を有する鍋にあっては、吹きこぼれ分は受 枠体内に溜ることなく、常に鍋内に還流するようになるから、十分吹きこぼれ防 止をすることができるものとなるのである。
【００１７】 さらに、受枠体を鍋器体の周縁部に着脱自在にする場合は、鍋器体や受枠体の 洗浄がきわめて容易かつ良好になり、使用上の利便性が良くなるのである。
【図面の簡単な説明】
【図１】使用時の要部の正断面図
【図２】使用時の他例の要部の正断面図
【図３】使用時の他例の要部の正断面図
【図４】(a) は使用時の他例の要部の正断面図で(b) は
要部の正面図
【図５】着脱式の要部の関係正断面図
【図６】図５の例の使用時の要部の関係正断面図
【符号の説明】
１ 鍋器体 ２ 受枠体 ３ 壁板部 ４ 通孔 ９ 受枠体 ９’ 壁板部 １０ 掛止板部 １１ 凸条部 １２ 鍋器体の凹条部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項１】 鍋器体の周縁部から外側方に、内側部は
    鍋器体の周縁部と同高にするとともに外側部は鍋器体の
    周縁部より高くした受枠体を設置して成る鍋における吹
    きこぼれ防止装置。
  2. 【請求項２】 鍋器体の周縁部から外側方に、内側部は
    鍋器体の周縁部と同高にするとともに外側部は鍋器体の
    周縁部より高くした受枠体を設置し、受枠体の底面部に
    近い位置に鍋器体との間に複数個の通孔を貫通して設け
    て成る鍋における吹きこぼれ防止装置。
  3. 【請求項３】 鍋器体の周縁部から外側方に、内側部は
    鍋器体の周縁部と同高にするとともに外側部は鍋器体の
    周縁部より高くした受枠体を設置し、受枠体の底面部に
    傾斜角度をつけ、この底面部の最深部に鍋器体との間に
    通孔を貫通して設けて成る鍋における吹きこぼれ防止装
    置。
  4. 【請求項４】 鍋器体の周縁部から外側方に、内側部は
    鍋器体の周縁部と同高にするとともに外側部は鍋器体の
    周縁部より高くした受枠体を設置し、受枠体の底面部に
    傾斜角度をつけて形成した最深部付近に、さらに一段下
    げた位置に袋状部を設け、この袋状部に鍋器体との間に
    通孔を貫通して設けて成る鍋における吹きこぼれ防止装
    置。
  5. 【請求項５】 内側部は鍋器体の周縁部と同高に成ると
    ともに外側部は鍋器体の周縁部より高く成る受枠体を、
    鍋器体の周縁部外側方に着脱自在に設置して成る鍋にお
    ける吹きこぼれ防止装置。
  6. 【請求項６】 内側部には鍋器体の周縁部と同高に成る
    掛止板部を設け、外側部には鍋器体の周縁部より高く成
    る壁板部を設けて成る受枠体を、前記掛止板部の一部に
    形成した凸条部を鍋器体の周縁部に近設した凹条部に着
    脱し得るように設置して成る鍋における吹きこぼれ防止
    装置。
JP1994008065U 1994-06-14 1994-06-14 鍋における吹きこぼれ防止装置 Expired - Lifetime JP3005230U (ja)

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