JP3020201U - 鍋の吹きこぼれ防止蓋と笊 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この考案は、一般に最も多く使用されている
片手鍋や両手鍋で、麺類をゆでると吹きこぼれが生じる
ので、半球形状の金網を用いて、吹きこぼれを防ぐ鍋の
蓋と笊に関するものである。 【構成】 縁２と把手３に間隔を設けた半球形状の金網
１に足４を設けて、鍋の吹きこぼれを防ぐ蓋と笊に用い
るものである。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、金網を用いて吹きこぼれを防ぐ鍋の蓋と、笊に関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来の鍋で、ゆでると、吹きこぼれを生じるが、吹きこぼれを防ぐ蓋がなく 、さし水等をして麺類をゆでていた。 また、吹きこぼれない鍋、沸騰すると蓋が上がる鍋などは専用の鍋であり、 用途別に多種類の鍋が必要となり、置場所や鍋の使用選定が面倒であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

したがって、一般に最も使用されている片手鍋や両手鍋で麺類をゆでると、 吹きこぼれが生じ、さし水等をしてゆでていたが栄養素の分解、麺のコシが弱 くなる等の欠点があった。 本考案は、この欠点を除いて、片手鍋や両手鍋でも吹きこぼれを防ぐ蓋を考 案するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

縁２と把手３に間隔を設けた半球形状の金網１を鍋の蓋に設ける。

【０００５】

【作用】

麺類等をゆでる際、半球形状の金網１が吹き揚がり熱の吸収と表面張力によ る泡の流出を防ぐ作用をするので鍋の蓋に設け、ゆであがると笊に用いて水を 切るのである。

【０００６】

【実施例】

本考案の請求項の実施例について説明する。 縁２と把手３に間隔を設けた半球形状の金網１を、鍋に設けて吹きこぼれを 防ぐ蓋と笊に用いる金網１である。 半球形状の金網１に設けた把手３を鍋の縁に置くと、縁２と金網１の一部分 が鍋の中にはいるのである。したがって、鍋にはいった縁２の位置から金網１ の作用をするので、鍋の吹きこぼれを防ぐのである。また、蓋に用いた後は、 笊に使用するので足４を設けたものである。

【０００７】 金網の熱吸収と表面張力は、特許願平成７年第１０９９２８号にて出願中で ある。

【０００８】

【考案の効果】

金網の作用により吹きこぼれを防ぐ蓋であり、金網内部にできる泡の層によ り、栄養素の分解を防ぎ、素材の味や特性をいかしてゆであがるのである。 また、鍋の蓋の後は、笊に使用する兼用効果もある。

【図面の簡単な説明】

【図１】 鍋と本考案の正面及び一部断面図

【図２】 本考案の平面図

【図３】 本考案の正面図

【図４】 本考案の側面図

【符号の説明】

１ 金網 ２ 縁 ３ 把手 ４ 足

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】縁２と把手３に間隔を設けた半球形状の金
   網１を鍋の蓋に設けて、吹きこぼれを防ぐことを特徴と
   した、鍋の吹きこぼれ防止蓋と笊。