JP3005041B2 - 記録装置及び記録方法 - Google Patents

記録装置及び記録方法

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JP3005041B2
JP3005041B2 JP2-317746A JP31774690A JP3005041B2 JP 3005041 B2 JP3005041 B2 JP 3005041B2 JP 31774690 A JP31774690 A JP 31774690A JP 3005041 B2 JP3005041 B2 JP 3005041B2
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【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は記録シートに対する記録方向へ移動可能な記
録手段を備えたシリアルタイプの記録装置に関し、更に
詳しくは前記記録手段の移動と前記記録シートの搬送と
を同一の駆動源で行うことが可能な記録装置及び記録方
法に関する。
<従来の技術> 今日、ワードプロセッサ等が広く普及し、これに伴っ
て印字装置も種々のものが開発されている。例えば記録
方向に移動するキャリッジに活字ホイール及びハンマー
を搭載し、この活字ホイールを介してして所望活字を選
択し、該選択活字をハンマーで叩くことによってインク
リボンのインクを記録シートに転写記録する、所謂ディ
ジーホイール方式の印字装置がある。
前記印字装置にあっては各部材を駆動するために、従
来は活字ホイールを回転するためのホイールモーター、
インクリボンを供給するためのリボンモーター、キャリ
ッジを移動させるためのキャリッジモーター、記録シー
トを送る搬送モーター等、複数のモーターを用いて装置
を駆動するようにしている。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、前記の如く各部材を駆動するためにそ
れぞれモーターを設けると、部品点数が増加して製造コ
ストがアップすると共に、装置全体が大型化してしまう
等の課題があった。
また実際の印字装置の多くは、印字文字のキャリッジ
位置を1文字(=10/120インチ)或いは半文字(=5/12
0インチ)単位に移動している。このため当然のことな
がら現在のキャリッジ位置、移動先のキャリッジ位置を
示すワークエリアに納められている情報は印字装置の最
小分解能である1/120インチ単位ではなく、半文字単位
即ち5/120インチ単位である。
これに対し、上記のようにキャリッジの移動とシート
の搬送を同一の駆動源で駆動した場合、シートを搬送し
たとき移動するキャリッジの移動量は、前記駆動源から
シート搬送装置までのギヤ比とシートの搬送量とによっ
て決定されるものであり、この値は必ずしも半文字単位
の量であるとは限らない。
このため、シートを搬送するごとにキャリッジの位置
が半文字分未満の大きさでずれてゆくことになるが、半
文字未満の距離を移動させる手段をもたない印字装置で
は、このずれ量を補正することが出来ない。また、これ
を補正するためにキャリッジの最小分解能を1/120イン
チ単位に変更すれば良いが、機構が複雑化してしまう。
なぜならば、1行10インチの印字装置の時、1行は12
0文字であるので、キャリッジの位置は半文字単位の時
には240個の印字位置が存在する。この240という値は1
バイトの変数で表現出来るのに対し、1/120インチ単位
では、1200個の印字位置が存在するため、この1200とい
う値を表現する2バイトの変数を必要とするからであ
る。つまり、キャリッジの現在位置、移動先の位置、更
に印字処理中に局所的に用いられる様々な作業変数をす
べて、従来の1バイト変数から2バイト変数に変更しな
ければならない。そして、この変更を行うには以下のよ
うな条件を満たさなければならない。
変数のサイズを変えられるだけの空き領域がRAMにあ
る。
上記変数を処理しているすべての箇所の処理方法を1
バイト演算から2バイト演算に書き換える。
上記の変更を行なえるだけの空き領域がROMにあ
る。
以上により、多くの場合、印字装置のキャリッジの最
小分解能を5/120インチから1/120インチに変更するの
は、困難であった。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的
は、同一駆動源によってキャリッジの移動とシート搬送
とを可能とし、且つシート搬送に伴って移動したキャリ
ッジの移動量を補正することで、装置を小型化するとと
もに、記録手段の移動と記録シートの搬送とを正確に行
うことを可能とした記録装置及び記録方法を提供するも
のである。
<課題を解決するための手段> 前記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成
は、記録シートに記録を行う記録装置において、記録シ
ートに記録するための記録手段を搭載して移動可能なキ
ャリッジと、駆動源と、前記記録シートを搬送するため
のシート搬送手段と、前記キャリッジを前記駆動源から
の駆動力により移動させるためのキャリッジ移動手段
と、前記駆動源からの駆動力を前記シート搬送手段へ伝
達するための動力伝達手段と、前記動力伝達手段を介し
て伝達される駆動力を前記シート搬送手段に対して伝達
又は遮断するための切換手段と、前記駆動源からの駆動
力を前記切換手段を介して前記シート搬送手段に伝達し
て記録シートを搬送するシート搬送処理と、前記切換手
段を遮断して前記シート搬送処理に伴って移動したキャ
リッジ移動量を補正するよう前記駆動源を駆動するキャ
リッジ移動処理とを行うための制御手段と、を有するこ
とを特徴とする。
<作用> 前記構成にあっては、1個の駆動源によってキャリッ
ジの移動と記録シートの搬送とを行うことができ、更に
記録シートの搬送に際して移動したキャリッジ移動量を
補正してキャリッジの移動を行うことにより、記録手段
の移動と記録媒体の搬送とが正確に行われる。
<実施例> 次に前記手段を適用した記録装置及び記録方法の一実
施例を図面を参照して説明する。
〔第一実施例〕
まず、一個のモータによりキャリッジの移動とシート
搬送手段の駆動を行う構成について説明する。第1図は
ディジー型活字エレメントを回転させて記録を行う記録
手段を用いる記録装置の全体斜視説明図であり、第2図
は切換手段の要部説明図である。
(全体構成) 先ず装置全体の構成を説明する。インクリボンカセッ
ト1がキャリッジ2に着脱可能に装填され、且つこのキ
ャリッジ2には記録手段3が搭載されている。また前記
キャリッジ2はガイド軸4と本体フレーム5の一端面5a
にガイドされて第1図の矢印a方向へ往復移動可能に構
成されている。そしてキャリッジ2を所望位置へ移動さ
せて記録手段3を駆動することで記録媒体である記録シ
ート6に記録を行い、一行印字された記録シート6をシ
ート搬送手段7で矢印b方向へ搬送する如く構成してい
る。
尚、前記キャリッジ2は駆動源となるキャリッジモー
ター8とギヤを介して連結したキャリッジ移動手段9に
よって移動可能に構成されている。またシート搬送手段
7を構成するプラテンローラ7aには前記モーター8の駆
動力が切換手段10によって切り換え伝達される如く構成
されている。
次に前記各部の構成について具体的に説明する。
(インクリボンカセット) インクリボンカセット1は容器前部中央に凹部1aが設
けられている。そして長尺状のインクリボン1b(例えば
所謂ワンタイム・カーボンインクリボン)が容器内に設
けられた供給スプール(図示せず)にまきつけられてお
り、この供給スプールから繰り出されたリボン1bは前記
凹部1aで一旦露出するようにして巻取スプール(図示せ
ず)に巻き取られる。この巻取スプールは駆動伝達ロー
ラ1cが後述する巻取軸と嵌合して、この巻取軸が駆動回
転することによりインクリボン1bを巻き取る。また前記
カセット1の両側にはキャリッジ2に装填する際の位置
決めとなる位置決めボス1dが突設されている。
(キャリッジ) キャリッジ2は記録手段3を搭載すると共に、前記イ
ンクリボンカセット1を装填して移動するものである。
このキャリッジ2の両側には軸2aを中心にして回動可能
なフック2bが設けられ、このフック2bが引張スプリング
2cによって付勢されている。そして前記インクリボンカ
セット1の位置決めボス1dをフック2bに係止すると、イ
ンクリボンカセット1がキャリッジ2の起立壁2dに押し
付けられて固定される。このとき前記凹部1aから露出し
たインクリボン1bが後述する活字ホイール3aと記録シー
ト6との間に位置する。
また前記キャリッジ2の所定位置には巻取軸2eが設け
られており、インクリボンカセット1をキャリッジ2に
装填すると、駆動伝達ローラ1cが巻取軸2eと嵌合係止す
る。更に前記巻取軸2eにはリボンモーターMが連結して
おり、該モーターMの駆動によってインクリボン1bを巻
取スプールに巻き取る。
このキャリッジ2は本体フレーム5に巻き付けられた
ガイド軸4に摺動可能に嵌合し、このガイド軸4及びフ
レーム端部5aに沿って移動可能に取り付けられている。
(記録手段) 次に記録手段3は本実施例ではディジー活字型エレメ
ントを用いるものである。この活字ホイール3a及びソレ
ノイド3bによって動作するハンマー3cがキャリッジ2に
搭載されている。
前記活字ホイール3aは回転軸(図示せず)を中心にし
て放射状に活字が配列されており、前記回転軸と連結し
たホイールモーター3dが駆動すると回転する。従って、
前記活字ホイール3aを回転させて所望活字をハンマー3c
に対向させると共に、該ハンマー3cを駆動して所望活字
がインクリボン1bを叩くことにより裏面をプラテンロー
ラ7aで支持された記録シート6に印字するものである。
(シート搬送手段) シート搬送手段7としては第1図に示すように、前記
ハンマー3cの動作軸の対向位置であって、キャリッジ2
の移動領域にプラテンローラ7aが設けられている。そし
てこのプラテンローラ7aがキャリッジモーター7からの
駆動力によって回転する如く構成されている。また前記
プラテンローラ7aの周囲にはガイド7bが取り付けられて
いると共に、前記ローラ7aには数個のピンチローラ7cが
圧接するように取り付けられている。
従って、前記プラテンローラ7aが駆動回転すると、ピ
ンチローラ7cとの協働作用により記録シート6がガイド
板7bでガイドされ、プラテンローラ7aとインクリボン1b
の間を通って第1図の矢印b方向へ搬送されるものであ
る。
また前記プラテンローラ7aの軸7dの一方側には手動ノ
ブ7eが取り付けられ、他方側にはプラテンギヤ7fが取り
付けられ、該ギヤ7fにはディテント機構が設けられてい
る。このディテント機構はプラテンギヤ7fにディテント
部が形成され、このディテント部の谷の部分に引張スプ
リング7gで付勢されたディテントレバー7hが係合してい
る。これにより、プラテンローラ7aは前記ディテント部
の歯間隔単位で回転する。即ち、記録シート6の搬送単
位は前記ディテント部によって決定される。更に後述す
るクラッチが遮断してプラテンローラ7aが回転自在な状
態になっても、前記ディテント機構によってプラテンロ
ーラ7aが不要な回転をしないように構成されている。
(キャリッジ移動手段) キャリッジ移動手段9は前記キャリッジ2をガイド軸
4に沿って移動させるものである。本実施例では、駆動
プーリ9aと従動プーリ9b間にタイミングベルト9cが掛け
渡され、このベルト9cがキャリッジ2に接続している。
また前記駆動プーリ9aのプーリ軸9dにはギヤ9Eが取り付
けられ、このギヤ9eにキャリッジモーター8のモーター
ギヤ8aが噛合している。これにより、前記キャリッジモ
ーター8が正逆駆動すると、前記キャリッジ2がガイド
軸4に沿って往復移動するものである。
(切換手段) 次に前記キャリッジモーター8の駆動力を搬送手段7
に選択的に伝達するための切換手段10について説明す
る。
これは第2図(a),(b)の模式正面図及び模式側
面図に示すように、プーリ軸9dにレベルギヤ10aが取り
付けられ、このギヤ10aにはフレーム5に支持されたレ
ベルギヤ10bが噛合し、キャリッジモーター8の駆動力
を直角方向に伝達するように構成している。
更に前記レベルギヤ10bのギヤ軸10cにはクラッチCが
取り付けられている。このクラッチCの構成は、前記ギ
ヤ軸10cにセレーションギヤ10dが固着されると共に、ク
ラッチギヤ10eがギヤ軸10cの軸方向にスライド可能且つ
回転方向に対して回動自在に遊嵌され、且つ両ギヤ10d,
10eは両者間に設けられた押圧スプリング10fによって付
勢されている。前記クラッチギヤ10eはギヤ部10e1と円
板部10e2とからなり、円板部10e2の外周には設けられた
爪部10e3が前記セレーションギヤ10dの外周部に摺動可
能に係止し、且つ押圧スプリング10fの付勢により両ギ
ヤ10d,10eが離隔するように取り付けられている。
前記セレーションギヤ10dとクラッチギヤ10eの対向面
には第3図に示すように、それぞれ鋸状のラチェット歯
10d1,10e4が形成され、クラッチギヤ10eが第3図の矢印
c方向へスライドしてセレーションギヤ10dに密着する
と、ラチェット歯10d1,10e4が相互に噛合係止する。
従って、前記両ギヤ10d,10eが離隔状態にあっては、
キャリッジモーター8が回転してもセレーションギヤ10
dが回転するのみで、その駆動力はクラッチギヤ10eに伝
達されない。一方、クラッチギヤ10eが第3図の矢印c
方向へスライドしてラチェット歯10d1,10e4が噛合する
と、キャリッジモーター8の駆動力はセレーションギヤ
10dからクラッチギヤ10eに伝達され、両ギヤ10d,10eが
一体的に回転するものである。
そして前記クラッチギヤ10eのギヤ部10e1には第2図
に示すように中間ギヤ10gが噛合し、該中間ギヤ10gにプ
ラテンローラ7aのローラ軸7dに固着されたプラテンギヤ
7fが噛合している。
従って、キャリッジモーター8の駆動力が前記クラッ
チギヤ10eに伝達されるとプラテンローラ7aが回転し、
駆動力伝達が遮断されるとプラテンローラ7aは回転しな
くなる。
前記クラッチCの切り換えはソレノイドによって行わ
れる。具体的には第4図(a),(b)に示すように、
本体フレーム5にソレノイド10hが取り付けられ、この
ソレノイド10hのオン,オフによってソレノイドレバー1
0iが軸10iを中心に回動する如く構成されている。更に
前記ソレノイドレバー10iにはクラッチレバー10kが取り
付けられ、第4図(a)に示すように、ソレノイド10h
がオンするとソレノイドレバー10iが吸着し、クラッチ
レバー10kがクラッチギヤ10eを押圧する。これによって
クラッチギヤ10eが矢印c方向へスライドしてラチェッ
ト歯10d1,10e4が噛合する。一方、第4図(b)に示す
ように、前記ソレノイド10hがオフすると、ソレノイド
レバー10iの吸着が解除され、押圧スプリング10cの付勢
によってセレーションギヤ10dからクラッチギヤ10eが離
隔してラチェット歯10d1,10e4の噛合係止状態が解除さ
れる。
即ち、ソレノイド10hがオンするとキャリッジモータ
ー8の駆動力がクラッチCを介してプラテンローラ7aに
伝達され、該ローラ7aが回転して記録シート6を搬送す
る。一方、ソレノイド10hがオフするとキャリッジモー
ター8の駆動力はクラッチCで遮断され、プラテンロー
ラ7aは回転しない。これによって一個のモーター8によ
ってキャリッジ2の移動とシート搬送手段7の駆動とを
行うことが出来るものである。
前述した例ではキャリッジモーター8の駆動力をセレ
ーションクラッチCを介してシート搬送手段7に伝達す
る構成を示したが、第5図〜第7図を参照して他の切換
手段について説明する。尚、前述した例と同一機能を有
する部分については同一符号を付して説明を省略する。
第5図(a)は他の切換手段11の模式側面図であり、
第5図(b)はそのA矢視図である。
図に於いて、12はキャリッジモーター8と連結したレ
ベルギヤ10bのギヤ軸10cに取り付けられた伝達ギヤであ
り、キャリッジモーター8が駆動すると、この伝達ギヤ
12が回転する。
前記ギヤ軸10cには遊び歯レバー11aが嵌め込まれてお
り、該レバー11aがギヤ軸10cを中心にして回動可能に取
り付けられている。また前記遊び歯レバー11aの回動側
には中間ギヤ11bが取り付けられ、この中間ギヤ11bが伝
達ギヤ12と噛合している。即ち、中間ギヤ11bは伝達ギ
ヤ12を太陽ギヤとし、該ギヤ12と噛合した状態でギヤ12
の周囲を回動する遊星ギヤとして構成されている。
前記レバー11aと中間ギヤ11bとの間には第5図(b)
に示すように曲げワッシャー11cが取り付けられ、該ワ
ッシャー11cの付勢により中間ギヤ11bはレバー11aに対
して常にフリクションをもつように構成されている。こ
のフリクションによって伝達ギヤ12が回転すると、レバ
ー11aが同方向へ回転するようになっている。そして第
5図(a)に於いて、伝達ギヤ12が矢印d方向へ回転し
てレバー11aが同方向へ回転すると、中間ギヤ11bがプラ
テンギヤ7fと噛合し、前記レバー11aが逆方向へ回転す
ると前記噛合状態が解除される。
また前記レバー11aの回動先端部には2個の凹部11a1,
11a2が形成され、この凹部11a1又は11a2にソレノイドレ
バー11dの先端が嵌入係止するようになっている。この
ソレノイドレバー11dは軸11eを中心に回動可能であり、
且つ図示しないスプリングによって第5図(a)の矢印
e方向へ付勢されている。そして第5図(a)に示すよ
うに、前記ソレノイドレバー11dの回動先端がレバー11a
の凹部11a1に嵌入した状態にあっては、中間ギヤ11bと
プラテンギヤ7fとを離隔した状態で固定し、また第6図
に示すように、ソレノイドレバー11dの先端が凹部11a2
に嵌入すると、中間ギヤ11bとプラテンギヤ7fとを噛合
した状態で固定する。
尚、前記ソレノイドレバー11dはソレノイド13がオン
すると、第7図に示すように、該ソレノイド13に吸引さ
れて回動先端が前記凹部11a1又は11a2から離脱する。
従って、記録シート6を搬送しない場合には、ソレノ
イドレバー11dを遊び歯レバー11aの凹部11a1に嵌入し、
中間ギヤ11bとプラテンギヤ7fとを離隔する。この状態
にあってはキャリッジモーター8を駆動しても、その駆
動力はプラテンギヤ7fに伝達されないため、プラテンロ
ーラ7aは回転しない。
次に記録シート6を搬送する場合には、ソレノイド13
をオンしてソレノイドレバー11dを前記凹部11a1から離
脱させ、次にキャリッジモーター8を駆動して伝達ギヤ
12を第5図(a)の矢印d方向へ回転すると、中間ギヤ
11bとプラテンギヤ7fとが噛合する。この状態でソレノ
イド13をオフすると、ソレノイドレバー11dが遊び歯レ
バー11aの凹部11a2に嵌入する。従って、この状態でプ
ラテンモーターを駆動すると、その駆動力はプラテンギ
ヤ7fに伝達され、プラテンローラ7aが回転して記録シー
ト6を搬送するものである。
前記の如きクラッチを用いてもキャリッジモーター8
によってキャリッジ2の移動及び記録シート6の搬送を
行うことが出来るものである。
更に同一駆動源で記録手段の移動と記録シートの搬送
とを行う他の例について説明する。尚、前述した例と同
様の部分には同一符号を付して説明を省略する。
第8図は記録装置全体の斜視説明図であり、第9図は
平面模式説明図である。
さて本実施例では、前記キャリッジ2は駆動源となる
キャリッジモーター38とギヤを介して連結したキャリッ
ジ移動手段39によって移動可能に構成されている。また
シート搬送手段7を構成するプラテンローラ7aには前記
モーター38の駆動力が動力伝達手段40によって分割して
伝達され、且つ切換手段となる電磁クラッチ41のオン、
オフによって選択的に駆動する。これにより前記クラッ
チ41をオン状態にしてキャリッジモーター38を駆動する
と、プラテンローラ7aが回転して記録シート6を搬送す
ると共に、キャリッジ2が移動し、クラッチ41をオフ状
態にしてキャリッジモーター38を駆動すると、キャリッ
ジ2のみが移動するものである。
更に前記キャリッジ2は後述する制御手段によって前
記シート搬送の際に移動した量を考慮して所望位置へ移
動する。
また前記活字ホイール3aは回転軸3eを中心にして放射
状に活字が配列されており、前記回転軸3cと連結したホ
イールモーター3dが駆動すると回転する。
更に前記プラテンローラ7aの軸7dの一方側には手動ノ
ブ7eが取り付けられると共に、プラテンディテント機構
が設けられている。このプラテンディテント機構は外周
面上に三角形状の歯を設けたプーリ7fの歯の谷の部分に
バネ部分7gが係合することにより、キャリッジモーター
38からの駆動伝達が遮断されたプラテンローラ7aが回動
自在な状態になっても、該ローラ7aが不要な回転をしな
い。
次に各手段について詳述する。
(キャリッジ移動手段) キャリッジ移動手段39は前記キャリッジ2をガイド軸
4に沿って移動させるものである。本実施例では駆動プ
ーリ39aと従動プーリ39b間にタイミングベルト39cが掛
け渡され、このベルト39cがキャリッジ2に接続してい
る。また前記駆動プーリ39aの回動軸にはレベルギヤ39d
が取り付けられ、このギヤ39dにキャリッジモーター38
のモーター軸38aに取り付けられたレベルギヤ39eが噛合
している。従って、キャリッジモーター38が正逆回転す
ることにより、キャリッジ2がガイド軸4に沿って移動
するものである。
(動力伝達手段) 動力伝達手段40は前記キャリッジ2を移動させるため
のキャリッジモーター38の駆動力をプラテンローラ7aに
分割伝達するものである。そこでモーター軸38aにモー
タープーリ40aが取り付けられ、このプーリ40aの回転力
がタイミングベルト40bを介してフィードプーリ40cに伝
達される。前記フィードプーリ40cの軸にはクラッチ41
を介してギヤ40dが取り付けられ、このギヤ40dがプラテ
ンローラ7aの軸7dに取り付けられたプラテンギヤ40eと
噛合する。
(切換手段) 切換手段はキャリッジモーター38の駆動力をプラテン
ローラ7aに選択的に伝達するものであり、本実施例では
前述した通り電磁クラッチ41で構成している。
前記クラッチ41は後述する制御手段からの信号によ
り、オン,オフする。そしてオン状態にあってはフィー
ドプーリ40cとギヤ40dとを連結してキャリッジモーター
38の駆動力をプラテンローラ7aに伝達し、オフ状態にあ
ってはフィードプーリ40cとギヤ40dとを遮断してキャリ
ッジモーター38の駆動力をプラテンローラ7aに伝達しな
いように作用するものである。
(制御手段) 次に記録に際して前記各部材を駆動制御するための制
御手段について説明する。
第10図は制御構成のブロック図である。第10図に於い
て、CPU12にはCPUバスを介してROM13、RAM14、タイマー
15等が接続されている。
前記CPU12は中央演算処理装置であり、ROM13等からプ
ログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判断を
行い、各種の制御を行うものである。
ROM13は読み出し専用メモリーであり、前記CPU12が動
作するための後述するアルゴリズムをプログラムとして
記憶して各種データとして格納している。
RAM14はリードライトメモリーであり、CPU12が命令中
のデータや演算結果を一時貯えておくワーキングエリ
ア、インターフェース18等から入力した各種データを格
納しておくバッファエリア等からなっている。
タイマー15はCPU12にCPUバスによって接続されてお
り、各部材を後述する手順で駆動するためのタイミング
を決定するための計時用に用いられるものである。
またインターフェース18は外部とのデータ通信を行う
ために設けられたものであり、CPU12は外部からの印字
命令をこのインターフェース18を介して読み取り、印字
動作を実行するように命令するものである。
前記CPU12はROM13、RAM14及びタイマー15等からの信
号を処理し、クラッチ41のオン,オフ信号、キャリッジ
モーター38やホイールモーター3d及びリボンモーターM
等のモーター駆動信号を出力し、更にはハンマー3cを動
作させるためのソレノイド3bの駆動信号を出力するもの
である。
次に記録に際して前記制御手段によって制御される各
部材の動作手順について第11図のフローチャート及び第
12図のタイミングチャートを参照して説明する。尚、こ
の実施例ではタイマー15で時間を管理することによって
駆動制御するようにしている。
記録開始信号を入力すると、ステップS1に於いて(第
12図の時刻t1)クラッチ41をオンしてキャリッジモータ
ー38とプラテンローラ7aとを連結し、ステップS2,S3で
キャリッジモーター38を所定時間(第12図の時刻t2
t3)駆動して記録シート6への記録位置が活字ホイール
3aと対向するように搬送する。このステップS1〜S3がシ
ート搬送処理である。
次にステップS4(第12図の時刻t4)でクラッチ41をオ
フしてキャリッジモーター38が駆動してもプラテンロー
ラ7aが回転しないようにし、ステップS5,S6でキャリッ
ジモーター38を所定時間(第12図の時刻t5〜t6)駆動し
てキャリッジ2を所望位置、即ち記録位置へ移動させ
る。ここで前記シート搬送処理のためにキャリッジ2は
前記記録位置(第12図の位置P1)からシート搬送に於け
るキャリッジモーター38の駆動量に応じた分だけ移動し
ている(第12図の位置P2にある)。従って、キャリッジ
移動に際しては、前記ステップS5,S6に於けるキャリッ
ジモーター38の駆動量はキャリッジ2が前記移動した位
置P2から記録位置(第12図の位置P3)へ到るまでに要す
る時間、即ち前回記録位置P1から所望記録位置P3へ移動
させるための移動量に対して、前記シート搬送処理によ
って移動したキャリッジ移動量を差し引いた分だけキャ
リッジモーター38を駆動する。前記ステップS4〜S6がキ
ャリッジ移動処理であり、これによってキャリッジ2は
記録位置に移動する。
次にステップS7以降で記録処理を行うが、これは先ず
ステップS7でホイールモーター3dを駆動して所望活字を
ハンマー3cと対向させ、ステップS8でソレノイド3bを駆
動してハンマー3cによって前記選字活字を叩くことで記
録シート6に印字する。次にステップS9で次印字がある
か否かを判別し、次印字がない場合には終了するが、次
印字がある場合にはステップS10へ以降してリボンモー
ターMを所定量駆動してインクリボン1bを送り出す。更
にステップS11で次印字を改行して記録するか否かを判
別し、改行する場合にはステップS1へ戻り、改行しない
場合にはステップS5へ戻る。
このようにして本実施例に於いてはシート搬送処理で
移動したキャリッジ位置から連続して所望位置へキャリ
ッジ2を移動させることにより、キャリッジ2に無駄な
動きをさせることなく迅速にキャリッジ2を記録目的位
置へ移動させ、記録速度を向上させるものである。
第二実施例 次に第二実施例として前記記録装置で記録する際に、
前記シート搬送処理によって移動したキャリッジ2を、
一旦前回記録位置に戻してから次の所望記録位置へ移動
させるように制御する例について第13図のフローチャー
ト及び第14図の動作タイミングチャートを参照して説明
する。
この制御手順にあっては記録信号を入力すると、ステ
ップS21で現在のキャリッジ2の位置(第14図の位置
P1)をRAM14内のワークエリアに格納し、ステップS22で
(第14図の時刻t1)クラッチ41をオンしてキャリッジモ
ーター38とプラテンローラ7aとを連結する。そしてステ
ップS22,S23でキャリッジモーター83を所定時間(第14
図の時刻t2〜t3)駆動して記録シート6への記録位置が
活字ホイール3aと対向するように搬送する。このステッ
プS22〜S24がシート搬送処理である。
次にステップS25(第12図の時刻t4)でクラッチ41を
オフしてキャリッジモーター38が駆動してもプラテンロ
ーラ7aが回転しないようにし、ステップS26,S27でキャ
リッジモーター38を前記シート搬送時間に対応した時間
(第14図の時刻t5〜t6)逆転駆動する。前記シート搬送
処理によってキャリッジ2はシート搬送に於けるキャリ
ッジモーター38の駆動量に応じた分だけ移動しているが
(第14図の位置P2)、このキャリッジモーター38の逆転
駆動によってキャリッジ2が元の位置P1に戻る。前記ス
テップS25〜S27が補正処理である。
次にステップS28,S29でキャリッジ移動処理を行う。
即ち、キャリッジモーター38は所定時間(第14図の時刻
t7〜t8)駆動してキャリッジ2を所望位置、即ち記録位
置へ移動させる。従って、前記キャリッジ2の移動は、
前回記録位置P1から次の記録位置P3へ移動させることに
なる。
次にステップS30以降で記録処理を行うが、これは前
述した実施例の記録処理と同一であるため説明を省略す
る。
前記の如くキャリッジ2の移動制御を行うようにすれ
ば、キャリッジ2を印字文字単位毎(例えば10/120イン
チ毎)に移動管理している装置に於いて、シート搬送処
理の際(このときのキャリッジ2の移動は文字単位と無
関係)にキャリッジ2が文字単位以下の中途半端な位置
に停止したような場合であっても、記録に際してはキャ
リッジ2を前回記録位置から移動させるために、文字単
位毎の移動管理で正確な印字位置に移動させることが出
来る。
〔第三実施例〕
前記シート搬送処理によって移動したキャリッジ移動
量は、本来のキャリッジの最小分解能より小さい場合、
単純にキャリッジモーター8を駆動して位置を補正する
ことは出来ない。そこで次に示す実施例では前記補正に
ついての具体例を示す。即ち、キャリッジ移動距離が本
来のキャリッジの最小分解能より小さい場合の処理方法
を示すものである。
一般に、印字装置では半文字単位のキャリッジ移動を
考慮して作られていることは前述した。ところで、一般
の印字装置ではこれとは別に複数の書体の印字を考慮し
て作られているものが少なくない。本実施例に於いて
も、活字ホイール3aを交換することでそれが可能になっ
ているが、ここで言う書体とは、スタイルだけでなく大
きさも示している。
具体的には、前述のような1文字=10/120インチの活
字はエリートと言うが、この他にも1文字=12/120イン
チの活字であるパイカも用いることが出来る。尚、半文
字単位の印字位置はエリートを用いた時は5/120インチ
の制御で、パイカを用いた時は6/120インチの制御で行
う。このことは、本実施例の印字装置は、5/120インチ
単位だけでなく、6/120インチ単位のキャリッジ移動距
離の制御が出来ることを示している。
更に実際の印字に於いてキャリッジ2の移動には機械
的なバックラッシュが存在するために、第8図の右方向
の通常印字時には単純に5/120インチ送れば良いが、改
行等の左方向にキャリッジ2を移動させる処理時には、
前記バックラッシュを取り除くため通常の移動量にわず
かな量を加えなければならない。具体的には本実施例の
印字装置では2/120インチ程度のオフセット量を加えて
いる。
そこで以上を総合すると、本実施例の印字装置には5/
120インチ単位、6/120インチ単位、5/120インチ単位+2
/120インチ、6/120インチ単位+2/120インチのキャリッ
ジ移動距離に対処した移動制御手段があらかじめ存在し
ている。この移動距離の具体的な数値としては、1/120
インチ単位で、5,6,7,8,10,12,14,15,17,18,20,22……
という値になる。
ところで、キャリッジ2の移動であるが、パルスモー
ターであるキャリッジモーター38の駆動は、加速、定
速、減速の3つの段階によって制御されている。この制
御は、基本的には機械的な摩擦、周動、バックラッシュ
等の問題により必ずしも計算式によって簡単に導きだす
ことは出来ないので、キャリッジ2の移動距離毎にこれ
らの加速、定速、減速の情報を納めた個別のデータテー
ブル(その一例を第15図に示す)を用意している。尚、
第15図には加速、定速、減速時のキャリッジ2の移動距
離と各々の相励磁時間を示す。
前記3つの段階を終えた時までに、モーターに与えら
れた相切換信号の総和がキャリッジ2の移動距離になる
わけであるが、実際の制御ソフトウエアに於いては前述
したすべての移動距離に対して1対1の個別制御テーブ
ルが存在するわけではない。これは、ある程度以上の移
動距離に対しては加減速の状態が変化せず、定速領域だ
けがのびてゆくようになるからである。そこで、ある程
度以上の移動距離に対しては、同一の制御テーブルの定
速領域の数をプログラムの上で変えることにより、これ
らの移動距離に対処している。具体的には本実施例では
キャリッジ移動距離が12/120インチを越える距離につい
ては、共通のテーブル(その一例を第16図に示す)を参
照するようにしている。
ところで、前述したようにキャリッジ2が移動する可
能性のある移動距離は、1/120インチ単位で5、6、
7、8、10、12、14、15、17、18、20、……という値で
あるが、12/120インチ以下の距離の個別制御テーブルで
は9/120インチと11/120インチを除くと、5/120インチか
ら12/120インチまで連続して存在している。ここで、制
御ソフトウエアの作り易さから考慮すると、5/120イン
チから12/120インチまでの個別テーブルから9/120イン
チと11/120インチだけ除いたテーブルと、この9/120イ
ンチと11/120インチだけを例外的に扱う制御ソフトウエ
アを作成するより、5/120インチから12/120インチのす
べての個別制御テーブルをもち、これらの距離を同一プ
ロセスで扱う制御ソフトウエアの方がはるかに簡略的に
作成出来る。
前述したように本実施例の印字装置に於いては、12/1
20インチ以下の移動距離に対しては、設けられた5/120
インチから12/120インチまでの個別制御テーブル(その
一例を第17図に示す)によって制御し、12/120インチを
越える移動距離に対しては、共通テーブル(第16図参
照)を用いることにより、5/120インチ以上任意の距離
までのキャリッジ移動が可能になっている。
そこで、本実施例に於いては、これらの複数の移動制
御手段を組み合わせることで、本来は用意されていない
最小分解能(5/120インチ)未満のキャリッジ移動を実
現している。
さて第12図に於いて、シート搬送処理によってキャリ
ッジ2が位置P1から位置P2まで移動した。ここで、次の
キャリッジ移動位置P3までの距離P3−P2がキャリッジ2
の最小移動距離Cminより小さい時のために、第11図に於
けるステップS5〜ステップS6をより詳細に示すと、第18
図のフローチャートに示した処理ステップS40〜ステッ
プS52で実行される。
先ずステップS40で、所望の位置までの距離P3−P2
キャリッジ2の最小移動距離Cminよりも小さいか調べ、
小さいときはステップS41で移動方向が左であるか調べ
る。移動方向が左であるときは、ステップS42でキャリ
ッジ2を左に(P3−P2)+Cmin+バックラッシュ補正量
移動する。次にステップS43でバックラッシュを取り除
く。具体的には特別に設けられたバックラッシュ除去専
用の個別テーブル(その一例を第19図に示す)でキャリ
ッジ2を右方向に移動させることで実現する。最後にス
テップS44でキャリッジ2を右へCmin移動させることに
よって、所望の位置P3にキャリッジ2を位置せしめる。
次に、ステップS41の条件判断で移動方向が右の場
合、ステップS46でキャリッジ2を右に(P3−P2)+C
min移動する。次にステップS47でキャリッジ2を左へC
min+バックラッシュ補正量移動する。最後にステップS
48でバックラッシュを取り除く。
次にステップS49からは所望の位置までの距離P3−P2
がキャリッジ2の最小移動距離Cmin以上のときの処理で
あり、これが通常のキャリッジ補正処理である。即ち、
ステップS49で移動方向を調べ、左の場合はステップS50
でキャリッジ2を左に(P3−P2)+バックラッシュ補正
量移動する。次にステップS51でバックラッシュを取り
除いて終了する。またキャリッジ移動方向が右の場合は
ステップS52でキャリッジ2を右に(P3−P2)移動して
終了する。
前述のようにして、本実施例ではシート搬送後のキャ
リッジ移動距離が最小分解能未満の場合でも、以後の印
字に支障を与えることなく続けることが出来る。
〔第四実施例〕
次に第四実施例を説明する。前述した第三実施例では
シート搬送後のキャリッジ2の移動距離が最小分解能未
満の場合でも、第18図のステップS41から始まる処理で
対応出来ることを示したが、本実施例では更に効率の良
い処理手段を提供するものである。
第三実施例ではステップS41の判断で移動方向が右側
であったとき、ステップS46〜S48の処理で対処してき
た。ところが、これらの移動量はすべてバックラッシュ
補正量を加えた値であるので、実際に必要な移動量より
もバックラッシュ補正量分余計にキャリッジ2を移動さ
せている。そこで、本実施例ではバックラッシュ補正量
を予め引いた移動量でキャリッジ2を動かす手段を提供
する。
第20図は本実施例を実現する手段を示したフローチャ
ートであり、第18図のステップS46〜ステップS48までに
相当する。
ステップS41の判断で移動方向が右であったとき、ス
テップS60で(P3−P2)−バックラッシュ補正量の値を
計算し、これをステップS61で正か負か調べる。これは
所望の位置までの距離がバックラッシュ補正量よりも大
きいか否かを調べるためである。正の場合、ステップS6
2でキャリッジ2を右にCmin+(P3−P2)−バックラッ
シュ補正量移動する。次にステップS63でキャリッジ2
を左へCmin移動する。最後にステップS64でバックラッ
シュを取り除いた後、ステップS65で終了する。
次にこれをステップS61で負の場合、ステップS66でキ
ャリッジ2を右にCmin移動した後、ステップS67でキャ
リッジ2を左へCmin−(P3−P2)+バックラッシュ補正
量移動する。最後にステップS68でバックラッシュを取
り除いた後、ステップS65で終了する。
以上のようにして本実施例では条件判断が複雑になる
ものの、総合的なキャリッジ2の移動量は前述した第三
実施例に比べて少なくなるので、より高速な印字を行う
ことが出来る。
尚、前述した装置に於いて記録方向、或いはシート搬
送方向は前述した方向に限定する必要がなく、適宜設定
すれば良い。
また搬送手段も前述した実施例ではプラテンを兼ねる
プラテンローラで記録シートを搬送するようにしたが、
プラテンとは別なローラで搬送するようにしても良く、
更にはローラ状のものに限定せず、例えば搬送ベルト等
で記録シートを搬送するようにしても良い。
更に切換手段も前述した実施例では電磁クラッチで構
成したが、これは機械的クラッチ等を用いても良いこと
は当然である。
また記録手段も前述したディジーホイール記録方式に
限定する必要はなく、ワイヤードット記録方式、インク
ジェット記録方式、或いはサーマルヘッド記録方式等の
他の記録方式を用いるようにしてもよい。
尚、前記記録手段としてインクジェット記録方式を用
いる場合には、キヤノン株式会社が提唱している熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出させる方式の記録ヘッ
ド、記録装置を用いると、記録の高密度化、高精細化が
達成出来るので好ましい。
その代表的な構成や原理については、例えば米国特許
第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示されて
いる基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この方
式は所謂オンデマンド型、コンティニュアス型のいずれ
にも適用可能であるが、特にオンデマンド型の場合には
液体(インク)が保持されているシートや液路に対応し
て配置されている電気熱変換体に、記録情報に対応して
いて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少なくとも
1つの駆動信号を印加することによって、電気熱変換体
に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に
膜沸騰を生じさせて、結果的にこの駆動信号に1対1で
対応した液体(インク)内の気泡を形成できるので有効
である。この気泡の成長、収縮により吐出用開口を介し
て液体(インク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を
形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適
切に気泡の成長、収縮が行われるので、特に応答性に優
れた液体(インク)の吐出が達成出来、より好ましい。
このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第446335
9号明細書、同第4345262号明細書に記載されているよう
なものが適している。尚、前記熱作用面の温度上昇率に
関する発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
記録ヘッドの構成としては、前述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱変換体の組合せ構
造(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用いた
構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数の電
気熱変換体に対して、共通のスリットを電気熱変換体の
吐出部とする構成を開示する特開昭59−123670号公報や
熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応さ
せる構成を開示する特開昭59−138461号公報に基づいた
構成としても本発明の効果は有効である。即ち、記録ヘ
ッドの形態がどのようなものであっても、本発明によれ
ば記録を確実に効率良く行うことが出来るようになるか
らである。
更に装置本体に装着されることで装置本体との電気的
な接続や装置本体からのインクの供給が可能になる交換
自在のチップタイプの記録ヘッド、或いは上例のような
記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカ
ートリッジタイプの記録ヘッドを用いた場合も本発明は
有効である。
また本発明に記録装置の構成として設けられる、記録
ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定出来るので好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
いは吸引手段、電気熱変換体或いはこれとは別の加熱素
子或いはこれらの組合せによる予備的加熱手段、記録と
は別の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した
記録を行うために有効である。
また搭載される記録ヘッドの種類や個数についても、
例えば単色のインクに対応して1個のみが設けられたも
のの他、記録色や濃度を異にする複数のインクに対応し
て複数個設けられるものであっても良い。即ち、例えば
記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記
録モードだけでなく、記録ヘッドを一体的に構成するか
複数個の組合せによるかでも良いが、異なる色の複色カ
ラー、又は混色によるフルカラーの少なくとも1つを備
えた装置にも本発明は極めて有効である。
更に加えて、以上説明した実施例に於いてはインクを
液体として説明しているが、室温やそれ以下で固化する
インクであって、室温で軟化若しくは液化するもの、或
いはインクジェット方式ではインク自体を30℃以上70℃
以下の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐
出範囲にあるように温度制御するものが一般的であるか
ら、使用記録信号付与時等に温度制御に応じてインクが
液状をなすものであれば良い。
更に積極的に熱エネルギーによる昇温インクの固形状
態から液体状態への状態変化のエネルギーとして使用せ
しめることで防止するか、又はインクの蒸発防止を目的
として放置状態で固化するインクを用いるかして、いず
れにしても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によっ
てインクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記
録媒体に到達した時点ではすでに固化し始めるもの等の
ような、熱エネルギーによって初めて液化する性質のイ
ンクを使用する場合も本発明は適用可能である。このよ
うな場合のインクは、特開昭54−56847号公報或いは特
開昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質シー
ト凹部又は貫通孔に液状又は固形物として保持された状
態で、電気熱変換体に対して対向するような状態として
も良い。本発明に於いては、前述した各インクに対して
最も有効なものは、前述した膜沸騰方式を実行するもの
である。
更に加えて本発明のインクジェット記録装置の形態と
しては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末
として用いられるものの他、リーダー等と組み合わせた
複写装置、更には送受信機能を有するファクシミリ装置
の形態を採るもの等であっても良い。
<発明の効果> 本発明は前述した如く、同一駆動源によって記録手段
を搬送経路に沿って移動するための移動手段と記録媒体
の搬送とを行うようにしたために、部品点数を減らして
製造コストを低減することが出来、且つ装置を小型化し
て軽量化を図ることが出来る。
また記録手段の移動と記録シートの搬送とを同一駆動
源で行うにも関わらず、制御手段によって移動手段の移
動量を考慮してシート搬送後に前記キャリッジを所望位
置へ移動させるようにしたために、シート搬送及び移動
手段の移動を正確に行うことが可能となる。
更に同一の駆動源によって、キャリッジの移動とシー
ト搬送とを行うに当たって、シート搬送処理によって移
動したキャリッジ移動量が本来のキャリッジ最小分解能
よりも小さな場合でも、補正を行うことにより、高精度
の記録を行うことが出来るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るディジーホイール記録
装置の斜視説明図、第2図(a),(b)はクラッチ部
分の模式平面図及び模式側面図、第3図はクラッチの噛
み合い構成図、第4図(a),(b)はクラッチがオ
ン,オフしたときの状態説明図、第5図(a),(b)
はクラッチによってキャリッジモーターの駆動力をプラ
テンローラに対して遮断する状態の説明図、第6図はプ
ラテンローラを駆動する状態の説明図、第7図はソレノ
イドレバーを吸引した状態説明図、第8図は記録装置の
斜視説明図、第9図は平面模式説明図、第10図は制御手
段の構成ブロック図、第11図は制御手順のフローチャー
ト、第12図はその動作タイミングチャート、第13図は第
四実施例に係る制御手段のフローチャート、第14図はそ
の動作タイミングチャート、第15図は12/120インチ以下
の個別制御テーブルの一例、第16図は12/120インチを越
える距離の共通制御テーブルの一例、第17図は5/120イ
ンチ〜12/120インチの個別制御テーブルの一例、第18図
は第三実施例の制御手順を示すフローチャート、第19図
はバックラッシュ除去テーブルの一例、第20図は第四実
施例の制御手順を示すフローチャートである。 1はインクリボンカセット、2はキャリッジ、3は記録
手段、6は記録シート、7はシート搬送手段、8はキャ
リッジモーター、9はキャリッジ移動手段、10は切換手
段である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−308673(JP,A) 実開 昭63−47150(JP,U) 実開 昭63−53756(JP,U) 実開 平1−85062(JP,U) 米国特許5788383(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 23/02 B41J 11/00 B41J 19/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シートに記録を行う記録装置におい
    て、 記録シートに記録するための記録手段を搭載して移動可
    能なキャリッジと、 駆動源と、 前記記録シートを搬送するためのシート搬送手段と、 前記キャリッジを前記駆動源からの駆動力により移動さ
    せるためのキャリッジ移動手段と、 前記駆動源からの駆動力を前記シート搬送手段へ伝達す
    るための動力伝達手段と、 前記動力伝達手段を介して伝達される駆動力を前記シー
    ト搬送手段に対して伝達又は遮断するための切換手段
    と、 前記駆動源からの駆動力を前記切換手段を介して前記シ
    ート搬送手段に伝達して記録シートを搬送するシート搬
    送処理と、前記切換手段を遮断して前記シート搬送処理
    に伴って移動したキャリッジ移動量を補正するよう前記
    駆動源を駆動するキャリッジ移動処理とを行うための制
    御手段と、 を有する記録装置。
  2. 【請求項2】記録シートに記録を行う記録装置におい
    て、 記録シートに記録するための記録手段を搭載して移動可
    能なキャリッジと、 駆動源と、 記録シートを搬送するためのシート搬送手段と、 前記キャリッジを前記駆動源からの駆動力により移動さ
    せるためのキャリッジ移動手段と、 前記駆動源からの駆動力を前記シート搬送手段へ伝達す
    るための動力伝達手段と、 前記動力伝達手段を介して伝達される駆動力を前記シー
    ト搬送手段に対して伝達又は遮断するための切換手段
    と、 前記駆動源からの駆動力を前記切換手段を介して前記シ
    ート搬送手段に伝達して記録シートを搬送するシート搬
    送処理と、前記シート搬送処理後にキャリッジを所望記
    録位置へ移動する際には前記切換手段を遮断し、且つシ
    ート搬送処理前の停止位置から所望位置への移動量に対
    し、前記シート搬送処理によって移動したキャリッジ移
    動量を差し引いた分前記駆動源を駆動するキャリッジ移
    動処理とを行うための制御手段と、 を有する記録装置。
  3. 【請求項3】記録シートに記録を行う記録装置におい
    て、 記録シートに記録するための記録手段を搭載して移動可
    能なキャリッジと、 駆動源と、 記録シートを搬送するためのシート搬送手段と、 前記キャリッジを前記駆動源からの駆動力により移動さ
    せるためのキャリッジ移動手段と、 前記駆動源からの駆動力を前記シート搬送手段へ伝達す
    るための動力伝達手段と、 前記動力伝達手段を介して伝達される駆動力を前記シー
    ト搬送手段に対して伝達又は遮断するための切換手段
    と、 前記駆動源からの駆動力を前記切換手段を介して前記シ
    ート搬送手段に伝達して記録シートを搬送するシート搬
    送処理と、前記シート搬送処理後にキャリッジを所望記
    録位置へ移動する際には、前記切換手段を遮断して前記
    シート搬送処理によって移動したキャリッジ移動分前記
    駆動源を逆転駆動してキャリッジを移動前位置へ戻す補
    正処理と、前記補正処理後にシート搬送処理前のキャリ
    ッジ停止位置から所望位置へキャリッジを移動させる分
    前記駆動源を駆動するキャリッジ移動処理とを行うため
    の制御手段と、 を有する記録装置。
  4. 【請求項4】前記記録手段は、ディジーホイールを有す
    る請求項(1)乃至請求項(3)のいずれか1項記載の
    記録装置。
  5. 【請求項5】前記記録手段は、熱エネルギーを利用して
    吐出口からインクを吐出して記録を行うインクジェット
    記録方式を用いる請求項(1)乃至請求項(3)のいず
    れか1項記載の記録装置。
  6. 【請求項6】前記記録手段は、電気熱変換体による加熱
    によって生ずる気泡の成長により、インクを吐出口より
    吐出して記録を行う請求項(1)乃至請求項(3)のい
    ずれか1項記載の記録装置。
  7. 【請求項7】前記キャリッジ移動処理は、個別テーブル
    と共通テーブルを選択して用いることにより行う請求項
    (1)乃至請求項(3)のいずれか1項記載の記録装
    置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、バックラッシュ除去専用
    の個別テーブルを有する請求項(1)乃至請求項(3)
    のいずれか1項記載の記録装置。
  9. 【請求項9】キャリッジに搭載される記録手段を用いて
    記録媒体に記録を行う記録方法において、 キャリッジの移動と記録媒体の搬送とを行うモータを配
    し、 前記キャリッジの移動の間に記録を行い、 記録の終了に応じて前記キャリッジの移動を停止させて
    前記記録媒体を搬送させ、該記録媒体の搬送は前記キャ
    リッジの移動を生じさせ、 次の記録開始位置と前記記録媒体搬送後の前記キャリッ
    ジとの位置との距離に応じた前記モータの駆動データを
    用意し、 前記用意された駆動データを参照して前記キャリッジを
    前記次の記録開始位置へ移動させる 記録方法。
  10. 【請求項10】前記記録手段は、インク吐出口からイン
    クを吐出するインクジェット記録ヘッドである請求項
    (9)記載の記録方法。
  11. 【請求項11】前記インクジェット記録ヘッドは、熱エ
    ネルギーを利用して吐出口からインクを吐出する請求項
    (10)記載の記録方法。
JP2-317746A 1989-11-26 1990-11-26 記録装置及び記録方法 Expired - Lifetime JP3005041B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102352186B1 (ko) * 2020-04-01 2022-01-19 옥재윤 리필 탄피, 모의 총기 및 이를 이용한 사격 훈련 시뮬레이션 시스템

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KR102352186B1 (ko) * 2020-04-01 2022-01-19 옥재윤 리필 탄피, 모의 총기 및 이를 이용한 사격 훈련 시뮬레이션 시스템

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