JP3004947U - 地中配管設備用蓋体 - Google Patents

地中配管設備用蓋体

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JP3004947U JP1994007624U JP762494U JP3004947U JP 3004947 U JP3004947 U JP 3004947U JP 1994007624 U JP1994007624 U JP 1994007624U JP 762494 U JP762494 U JP 762494U JP 3004947 U JP3004947 U JP 3004947U
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勝治 北川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大型の重機類を使用することなく、地中配管
設備の蓋体の吊り上げ、吊り下げによる開閉作業の労働
力を軽減させる。 【構成】 薄い軽量な主プレート4の下面にリブ10を
並列状に設け、主プレート4の上面周囲に舗装材5を敷
設するための舗装止枠プレート6を形成し、主プレート
4両側面の下方には、地中配管設備におけるボックス本
体の上部開口の段差溝縁部に対向配置される脚部サイド
プレート9を対峙形成する。そして、吊り金具兼ロック
装置19を有する第一タイプの蓋体20と、最外側にあ
るリブ10に外方へ向けて、第一タイプの蓋体20側縁
部が載せられるストッパー片を突出し、主プレート4の
隅所に牽引用の吊り金具を設けた第二タイプの蓋体とを
夫々交互に隣接並置させてボックス本体1の上部開口2
を閉蓋する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電線類を集約地中化する地中構造物としての地中配管設備であるケ ーブルボックスにおいて、これを道路の下に整備する断面略溝形状のボックス本 体の上部開口を閉塞する地中配管設備用蓋体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図11に示す如く、この種の地中配管設備用蓋体としては、予め地面等 に構成設置されたコンクリートブロックから成る上部開口の断面略溝形状のボッ クス本体30の上部開口の上縁段部31にアングル状の舗装止枠プレート35を 緩衝用の硬質ゴムを介してボルト32にて緊締せしめ、然る後、肉厚の大きな略 1トン乃至1.5トン重量の鉄筋コンクリートブロック製の蓋体33を舗装止枠 プレート35を介して載置し、その上に舗装材34を敷設することでボックス本 体30を閉蓋舗装するものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述の従来のものでは、肉厚の大きな重量性のコンクリートブロッ クにより蓋体33を形成しているため、これの設置、取り外し等はクレーン車等 の大型重機による施工が必要とされ、また、その重機を搬送設置するためには、 歩道や車道の邪魔となるので予め道路占用許可を得なければならなかった。しか も、地中配管設備内の電線類を新規施工あるいは改装整備する際の蓋体33の吊 り上げ吊り下げによる開閉作業においてもかなりの作業上の労働力を強制される という問題点を有していた。
【0004】 そこで、本考案は、叙上のような従来存した諸事情に鑑み案出されたもので、 コンクリートブロック製のものに比し軽量性のある鋼製板材等で形成することに より、大型重機による施工を不必要なものとし、その重機の搬送設置のための道 路占用許可を得る必要がなく、また、地中配管設備内の各種電線類を施工整備す る際の取り外し、再設置等の吊り上げ吊り下げによる開閉作業の労働力を軽減さ せるようにした地中配管設備用蓋体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するため、本考案にあっては、各種の配管Pを収納して、 地中に配設される上部開口2の断面略溝形の地中配管設備用のボックス本体1の 蓋体3であって、ボックス本体1の上部開口2を塞ぐ主プレート4と、主プレー ト4の下面に配した複数個のリブ10と、夫々のリブ10の下端を連結する連結 板11と、主プレート4の上面周囲に立設した舗装材5を敷設するための舗装止 枠プレート6と、主プレート4の両側面から下方へ垂下対峙させ、ボックス本体 1の上部開口2の段差溝縁部7に対向配置される脚部サイドプレート9と、主プ レート4に連繋された吊り下げ牽引手段(13,19)とから構成したことを特 徴とする。
【0006】 吊り下げ牽引手段は、地中配管設備のボックス本体1に対するロック装置(1 9)を備えることで第一タイプの蓋体20とする一方、これとは別に、吊り下げ 牽引手段が牽引用の吊り金具13となっており、また、主プレート4の最外側に あるリブ10の外方へストッパー片12を突設することで第二タイプの蓋体15 として構成することができる。
【0007】 そして、第一タイプの蓋体20と第二タイプの蓋体15とを夫々交互に隣接配 置させボックス本体1の上部開口2を閉蓋すべく成したことを特徴とする。
【0008】 また、ロック装置を備えた吊り下げ牽引手段(19)は、上部に牽引フック引 掛用のアイボルト21が装着可能な頭部16と、主プレート4に設けたライナー 14に連繋架設された頭部16を回転工具により回転することで上下動されるピ ン部17と、ピン部17先端に形成されてピン部17の上下動によって上部開口 2の段差溝縁部7にロックされ、あるいはロック状態が解除されるロック片18 とから構成することができる。
【0009】 更に、主プレート4を、溝方向がリブ10の長手方向と同一方向である波形状 に形成したり、主プレート4を平板形状に形成したりすることができ、そして、 主プレート4、リブ10、連結板11、舗装止枠プレート6、脚部サイドプレー ト9は、溶融亜鉛メッキにて表面処理を施しても良い。
【0010】
【作用】
本考案に係る地中配管設備用蓋体にあって、主プレート4の両側面の脚部サイ ドプレート9を介して地中配管設備におけるボックス本体1の上部開口2の段差 溝縁部7上に架設設置され、このとき、主プレート4下面に配したリブ10は、 主プレート4の耐歪形補強を向上させる。そして、主プレート4の上部にある舗 装止枠プレート6内にコンクリートブロックの舗装材5を敷設して荷重をかけて も潰損したり、亀裂を生じたり、撓曲させたりすることなく堅固に補強する。
【0011】 閉蓋施工に際し、吊り金具13と主プレート4側面のストッパー片12とを有 する第二タイプの蓋体15が最初に設置され、その後に吊り金具兼ロック装置1 9を有する第一タイプの蓋体20が第二タイプの蓋体15の両サイドにあるスト ッパー片12に係架設置されるのであり、第一タイプの蓋体20の吊り金具兼ロ ック装置19でもってボックス本体1の上部開口2の段差溝縁部7にロックされ る。このとき、第二タイプの蓋体15のストッパー片12が、ロックされている 第一タイプの蓋体20によって上方から係止されることで第二タイプの蓋体15 自体の突出浮上を防ぐ。
【0012】 吊り金具兼ロック装置19は、開閉施工の際に、頭部16に牽引フック引掛用 のアイボルト21が装着されて、例えば作業員の人力、小型のクレーン装置でも 吊り上げ吊り下げを行なわせる。また、ロックする時は、頭部16を回転工具に より回転することで下端にあるピン部17を上動させて上部開口2の段差溝縁部 7に係合ロックさせ、解錠する時は、反転方向に回転してピン部17下端のロッ ク片18を下動させることでピン部17の下降と同時に下部のロック状態を解除 させる。
【0013】 また、主プレート4の断面形状を主プレート4下面に配したリブ10の長手方 向と同一方向となるような溝方向をもつ波形状に形成した場合には、主プレート 4の肉厚がかなり薄くなっても蓋体3の補強効果を甚大にさせる。主プレート4 を平板形状に形成した場合には、主プレート4の上部にある舗装止枠プレート6 内へコンクリートブロックの舗装材5を安定して敷設させる。溶融亜鉛メッキに て表面処理を施したときは、雨水に対して錆び難く、また、静電遮蔽板となって 地中配管設備内部の電線ケーブル類を保護する。
【0014】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の一実施例を説明するに、図において示される符 号1は、地中配管設備用のコンクリートブロックからなる断面略溝形状のボック ス本体であり、この地中配管設備は、例えば上空を占有している電線類を配管P 内に収納、集約して地中化し、CATV等高度情報通信システムや道路情報シス テムの形成による情報空間を形成し、ケーブル敷設需要にも容易に対応し得る簡 便な地中構造物であるケーブルボックス、略称キャブを道路の下に整備し、ネッ トワークを形成している。そして、このボックス本体1の上部開口2を軽量な蓋 体3でもって閉蓋載置するように構成してあり、蓋体3は、肉厚の薄い鋼板材等 により形成されるもので、具体的には以下の如く構成してある。
【0015】 すなわち、蓋体3は、所定の材料仕様と設計条件とに基づき、プレス一体化加 工あるいは各部材の溶接により全体を形成したものであり、薄肉厚で比較的軽量 に形成した主プレート4の上面周囲には、コンクリートブロックから成る歩道路 の舗装材5を敷き詰めるための舗装止枠プレート6を形成してある。そして、ボ ックス本体1の上部開口2に形成してある段差溝縁部7に硬質ゴム等の緩衝材8 を介してボックス本体1の上部開口2を閉塞するよう架設されるもので、主プレ ート4両側面であって、例えば左右一対の舗装止枠プレート6に一体にしてその 下方へ垂下対峙すべくアングル状の脚部サイドプレート9を突設してある。また 、脚部サイドプレート9の下端は互いに内方へ向けて折曲してある。
【0016】 また、主プレート4の下面には、薄肉厚の主プレート4自体を補強するため補 強部分に直角に当てて曲げ剛性を高める薄板状のリブ10を、例えば脚部サイド プレート9の間を指し渡すように4個乃至6個にして並列に突設し、さらに、夫 々のリブ10の下縁部の略中央部分に連結板11を溶接することにより夫々のリ ブ10の折損を防止するように補強的に連繋してある。リブ10自体は、図示の ように複数で並列状に形成する場合に限らず、格子状その他の適宜な配列形態の ものとできる。
【0017】 なお、主プレート4自体は、図7、図8に示すように、溝方向がリブ10の長 手方向と同一方向である波形状に形成したり、図9、図10に示すように、平板 状に形成したりすることができる。
【0018】 このように構成された蓋体3には、ボックス本体1に直接にロックされる第一 タイプの蓋体20と、この第一タイプの蓋体20によって固定される第二タイプ の蓋体15とがあり、前者20は、ロック装置を備えた吊り下げ手段、すなわち 吊り金具兼ロック装置19を付設してあり、後者15は、吊り下げられるのみの 吊り下げ手段、すなわち吊り金具13と、前者20の下面に差し入れられること で浮上が阻止されるようにしたストッパー片12とを付設してある。
【0019】 すなわち、第一タイプの蓋体20は、図1、図2、図5に示す如く、主プレー ト4、リブ10、連結板11、舗装止枠プレート6、脚部サイドプレート9、吊 り金具兼ロック装置19を備えて成る。吊り金具兼ロック装置19は、上部に牽 引フック引掛用のアイボルト21が捩じ込み等によって装着可能な頭部16と、 主プレート4に設けたライナー14に架設された頭部16を回転工具により回転 することで上下動されるピン部17と、ピン部17先端に形成されて、ピン部1 7の上昇と同時にこれが90度正回転することでボックス本体1の上部開口2の 段差溝縁部7とのロックがなされたり、ピン部17の下降と同時にこれが90度 逆回転することでボックス本体1の上部開口2の段差溝縁部7とのロック状態が 解除される偏芯カム型等のロック片18とから構成してある。
【0020】 一方、第二タイプの蓋体15は、図3、図4に示す如く、主プレート4、リブ 10、連結板11、舗装止枠プレート6、脚部サイドプレート9、ストッパー片 12、吊り金具13を備えている。ストッパー片12は、脚部サイドプレート9 側以外の主プレート4の両側であって、主プレート4下面の最外側に位置したリ ブ10の外壁面に、ボックス本体1の上部開口2に敷設配置したときに相互に隣 接する蓋体3同志が互いに浮上しないように、第一タイプの蓋体20の側縁下方 に差し入れられてこれ20に係架すべくアングル状にして複数個所突設して形成 する。そして、吊り金具13は、主プレート4に設けたライナー14を介して付 設してあり、アイボルト21等が捩じ込み可能に形成してある。この吊り金具1 3は、例えば主プレート4上面の隅所中央に雌ねじ孔を穿ち、この雌ねじ孔にア イボルト21を捩じ込んで固定し、このアイボルト21に牽引フックを引っ掛け て例えば人力、小型のクレーン装置でも吊り上げ、吊り下げられるように構成し ても良い。
【0021】 これらの吊り下げ牽引手段(13,19)夫々は、主プレート4の重心を通る 中心線上の左右隅所に蓋体3(15,20)自体を二本吊りで水平状態を保持し ながら吊り上げられるように左右一対にしてライナー14を介して主プレート4 に付設してあり、蓋体3(15,20)自体をほぼ水平状態で吊り上げ、吊り下 げができるように配慮してある。
【0022】 このように牽引及びロックを兼用する吊り金具兼ロック装置19を備えた第一 タイプの蓋体20と、牽引用の吊り金具13、係架用のストッパー片12を備え た第二タイプの蓋体15とを夫々交互に隣接並置させることでボックス本体1の 上部開口2を閉蓋するようにしてある(図5、図6参照)。すなわち、第一タイ プの蓋体20がボックス本体1の上部開口2の段差溝縁部7にロックされ、この 第一タイプの蓋体20が第二タイプの蓋体15における浮上停止用のストッパー 片12上に係架していることで、第二タイプの蓋体15のものもボックス本体1 の上部開口2の段差溝縁部7に固定されているものである。尚、施工条件の都合 上、ロック機能を必要とする場合の第一タイプの蓋体20のみの使用、あるいは ロック機能を必要としない場合の第二タイプの蓋体15のみの使用によって閉蓋 施工を行なっても良いことは勿論である。
【0023】 尚、この第一タイプの蓋体20および第二タイプの蓋体15夫々を構成する主 プレート4、リブ10、連結板11、舗装止枠プレート6、脚部サイドプレート 9全体には、溶融亜鉛メッキにて表面処理を施してあり、防錆や電線ケーブル類 の保護を図ってある。
【0024】 次に、本考案に係る地中配管設備用蓋体の使用の一例を説明するに、地中配管 設備システムの電線類を配線するとき等の新規施工の場合では、地中に設置され た上部開口2のボックス本体1に対して配管Pを施した後に第一タイプの蓋体2 0と第二タイプの蓋体15とを交互に敷設配置し、ロック固定した後、舗装止枠 プレート6内に適当な舗装材5を充填して完了する。また、その後に生じた改装 整備施工の場合には、先ず第二タイプの蓋体15および第一タイプの蓋体20を 露出させ、第一タイプの蓋体20の吊り金具兼ロック装置19の頭部16を回転 工具により90度回転させロック状態を解除する。次いで、ロック作用が解除さ れた状態で、頭部16にアイボルト21を捩じ込み固定する。その後、このアイ ボルト21に牽引フックを引っ掛けて第一タイプの蓋体20を水平に吊り上げ、 更に同様な操作で吊り金具13を介して第二タイプの蓋体15を水平に吊り上げ てボックス本体1の上部開口2を開蓋させ改装の配線施工工事を行なう。
【0025】 ボックス本体1内における配線施工後、ボックス本体1の上部開口2に形成し た段差溝縁部7に緩衝材8を介して一つおきに第二タイプの蓋体15の脚部サイ ドプレート9を係架させて閉蓋載置し、次いで、夫々第二タイプの蓋体15を両 側にて挟み込むようにして第一タイプの蓋体20の脚部サイドプレート9を第二 タイプの蓋体15の浮上停止用のストッパー片12上と段差溝縁部7上とに緩衝 材8を介して係架させて閉蓋載置する。然る後、アイボルト21を取り外し、舗 装材5を舗装止枠プレート6内の主プレート4上に敷き詰め設置することで改装 施工が終了する。尚、改装の配線施工工事に際し、舗装材5の除去、再度の充填 等は必要があれば行なわれる。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、上述のように主プレート4、リブ10、連結板11、舗装止枠プレ ート6、脚部サイドプレート9から成り、これらは鋼板を主として構成されてい るために、従来のコンクリートブロック製のものに比し10分の1程度に軽量化 でき、しかも、全体が軽量であるので、吊り上げ、吊り下げのためのクレーン車 等の大型の重機による施工を不必要なものとし、重機の搬送設置のための道路占 用許可を得る必要がないのである。しかも、ボックス本体1の例えば電線類の新 規施工や改装整備を行なう際の蓋体3(15,20)の吊り上げ、吊り下げは、 吊り下げ牽引手段(13,19)にアイボルト21を捩じ込み、そのアイボルト 21に引っ掛けることによる開閉作業のものとなり、その結果、労働力を軽減で きるという甚大なる効果を奏する。
【0027】 そればかりでなく、鋼板等によって軽量に構成されていても、主プレート4下 面のリブ10は、連結板11と共に全体の補強を図り、路面における歩行者、車 両等の路面荷重を十分に支持して歪形することがない。同様に、脚部サイドプレ ート9によってボックス本体1の上部開口2にしっかりと載置されることで、設 置安定性の向上を図り、主プレート4上面周囲の舗装止め枠プレート6は、舗装 材5を主プレート4上面に確実に充填させ、他の路面との一体性を確保し、施工 設置後の体裁を良好なものとする。
【0028】 また、第一タイプの蓋体20だけを、ロック装置を備えた吊り下げ牽引手段( 19)によってロックすることで、第二タイプの蓋体15の浮上停止用のストッ パー片12が第一タイプの蓋体20に係止されて第二タイプの蓋体15自体の突 出浮上を防止することができるのであり、施工を安全で迅速且つ簡単に行なうこ とができる。
【0029】 第一タイプの蓋体20における吊り金具兼ロック装置19は、上部に牽引フッ ク引掛用のアイボルト21が装着可能な頭部16と、主プレート4に設けたライ ナー14に連繋架設された頭部16を回転工具により回転することで上下動さ れるピン部17と、ピン部17先端に形成されてピン部17の上下動によって上 部開口2の段差溝縁部7にロックされ、あるいはロック状態が解除されるロック 片18とから構成してあるので、簡単且つスムースに施錠または解錠を行なうこ とができ、また、吊り下げ牽引手段(13,19)自体は、舗装材5に対して邪 魔な突出物とならないので、安定した舗装施工ができる。
【0030】 主プレート4を、溝方向がリブ10の延設方向と同一方向である波形状に形成 することで、主プレート4上の積載重量に対する補強が増大され得るのであり、 また、主プレート4を平板形状に形成することで、主プレート4上への舗装材5 の敷設に対する水平面出しが可能となり、安価なものにすることができる。
【0031】 主プレート4、リブ10、連結板11、舗装止枠プレート6、脚部サイドプレ ート9等から成る蓋体3(15,20)には、溶融亜鉛メッキにて表面処理を施 したので、防錆や電線ケーブル類の保護を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一タイプのものの一実施例を示す一
部切欠全体平面図である。
【図2】同じく図1におけるX−X線部分の断面図であ
る。
【図3】本考案の第二タイプのものの一実施例を示す一
部切欠全体平面図である。
【図4】同じく図3におけるY−Y線部分の断面図であ
る。
【図5】本考案の第一タイプのものにおける吊り金具兼
ロック装置の要部の断面図である。
【図6】本考案の使用状態を説明するもので、ボックス
本体の上部開口を閉蓋するときの第一タイプ、第二タイ
プのものを交互に敷設設置した全体平面図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す一部切欠全体斜視図
である。
【図8】同じく図7におけるZ−Z線部分の断面図であ
る。
【図9】本考案の他の実施例を示す一部切欠全体斜視図
である。
【図10】同じく図9におけるW−W線部分の断面図で
ある。
【図11】従来技術を示す一部断面斜視図である。
【符号の説明】
P…配管 1…ボックス本体 2…上部開口 3…蓋体 4…主プレート 5…舗装材 6…舗装止枠プ
レート 7…段差溝縁部 8…緩衝材 9…脚部サイドプレート 10…リブ 11…連結板 12…ストッパ
ー片 13…吊り金具 14…ライナー 15…第二タイプの蓋体 16…頭部 17…ピン部 18…ロック片 19…吊り金具兼ロック装置 20…第一タイ
プの蓋体 21…アイボルト 30…ボックス本体 31…上縁段部 32…ボルト 33…蓋体 34…舗装材 35…舗装止枠
プレート

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の配管を収納して、地中に配設され
    る上部開口の断面略溝形の地中配管設備用のボックス本
    体の蓋体であって、ボックス本体の上部開口を塞ぐ主プ
    レートと、主プレートの下面に配した複数個のリブと、
    夫々のリブの下端を連結する連結板と、主プレートの上
    面周囲に立設した舗装材を敷設するための舗装止枠プレ
    ートと、主プレートの両側面から下方へ垂下対峙させ、
    ボックス本体の上部開口の段差溝縁部に対向配置される
    脚部サイドプレートと、主プレートに連繋された吊り下
    げ牽引手段とから構成したことを特徴とする地中配管設
    備用蓋体。
  2. 【請求項2】 吊り下げ牽引手段は、地中配管設備のボ
    ックス本体に対するロック装置を備えることで第一タイ
    プの蓋体としてある請求項1記載の地中配管設備用蓋
    体。
  3. 【請求項3】 吊り下げ牽引手段は、牽引用の吊り金具
    となっており、また、主プレートの最外側にあるリブの
    外方へストッパー片を突設することで第二タイプの蓋体
    としてある請求項1記載の地中配管設備用蓋体。
  4. 【請求項4】 各種の配管を収納して、地中に配設され
    る上部開口の断面略溝形の地中配管設備用のボックス本
    体の蓋体であって、ボックス本体の上部開口を塞ぐ主プ
    レートと、主プレートの下面に配した複数個のリブと、
    夫々のリブの下端を連結する連結板と、主プレートの上
    面周囲に立設した舗装材を敷設するための舗装止枠プレ
    ートと、主プレートの両側面から下方へ垂下対峙させ、
    地中配管設備の上部開口の段差溝縁部に対向配置される
    脚部サイドプレートと、主プレートに連繋されたロック
    装置を備えた吊り下げ牽引手段とから成る第一タイプの
    蓋体と、この第一タイプの蓋体とは別に、上部開口を塞
    ぐ主プレートと、主プレートの下面に配した複数個のリ
    ブと、夫々のリブの下端を連結する連結板と、主プレー
    トの上面周囲に立設した舗装材を敷設するための舗装止
    枠プレートと、主プレートの両側面から下方へ垂下対峙
    させ、ボックス本体の上部開口の段差溝縁部に対向配置
    される脚部サイドプレートと、主プレートに連繋された
    牽引用の吊り金具である吊り下げ牽引手段と、主プレー
    トの最外側にあるリブの外方へ突設したストッパー片と
    から成る第二タイプの蓋体を形成し、これらの第一タイ
    プの蓋体、第二タイプの蓋体夫々を交互に隣接並置させ
    ボックス本体の上部開口を閉蓋すべく成したことを特徴
    とする地中配管設備用蓋体。
  5. 【請求項5】 ロック装置を備えた吊り下げ牽引手段
    は、上部に牽引フック引掛用のアイボルトが装着可能な
    頭部と、主プレートに設けたライナーに連繋架設された
    頭部を回転工具により回転することで上下動されるピン
    部と、ピン部下端に形成されてピン部の上下動によって
    上部開口の段差溝縁部にロックされ、あるいはロック状
    態が解除されるロック片とから成る請求項2または4記
    載の地中配管設備用蓋体。
  6. 【請求項6】 主プレートを、溝方向がリブの長手方向
    と同一方向である波形状に形成した請求項1乃至5のい
    ずれか記載の地中配管設備用蓋体。
  7. 【請求項7】 主プレートを平板形状に形成した請求項
    1乃至5のいずれか記載の地中配管設備用蓋体。
  8. 【請求項8】 主プレート、リブ、連結板、舗装止枠プ
    レート、脚部サイドプレートは、溶融亜鉛メッキにて表
    面処理を施してある請求項1乃至7のいずれか記載の地
    中配管設備用蓋体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019178522A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社D.C.Tアイ 地中埋設用側溝材、および地中埋設用側溝材の蓋ロック具
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