JP3004917B2 - 小型滑走艇の内燃機関 - Google Patents

小型滑走艇の内燃機関

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JP3004917B2 JP8137892A JP13789296A JP3004917B2 JP 3004917 B2 JP3004917 B2 JP 3004917B2 JP 8137892 A JP8137892 A JP 8137892A JP 13789296 A JP13789296 A JP 13789296A JP 3004917 B2 JP3004917 B2 JP 3004917B2
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に小型滑走艇
の推進手段を駆動する内燃機関、特にその種の内燃機関
の潤滑油タンクの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】水上を滑走する小型滑走艇には、推進用
のエンジンとして小型、軽量の利点をもつ2サイクルの
ものが搭載されている。小型滑走艇はスポーツ性に富む
乗り物である関係で、転倒時にもクランクケースから燃
焼室側へ潤滑油が流入することの無い潤滑システムがそ
の2サイクルエンジンに採用されている。
【0003】近年、環境保全の観点から、騒音レベルが
比較的低くまた排気ガス状態が良好な4サイクルエンジ
ンが小型滑走艇に搭載され始めている。そしてこの形式
のエンジンにも、上述のようなメリットに鑑み、ドライ
サンプ方式の潤滑システムを採用しようとする試みが行
われつつある。
【0004】その試みの幾つかは、特開平7−2375
86号や特開平7−237587号の公開特許公報に開
示されており、前者ではエンジン潤滑用オイルタンクを
吸気管の下方に配置するとともに、該オイルタンクをエ
ンジン下部に設けられたオイルパンにオイルポンプを介
して連通させており、後者ではエンジン潤滑用オイルタ
ンクを船体長手方向に延在するエンジン出力軸とインペ
ラ軸とを連結するカップリングの上方に配置し、エンジ
ン下部に設けられたオイルパンにオイルポンプを介して
連通させている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のドライ
サンプ方式のエンジン潤滑システムでは、クランクケー
スと別体にオイルタンクを設けており、それ自体重量増
大を招いたりエンジン剛性を低下させる他、ポンプ(ク
ランクケースからタンクへ潤滑油を送るスカベンジング
ポンプや、タンクからエンジン各部へ潤滑油を送るフィ
ードポンプ)とオイルタンクとを接続する外部配管が必
要となって配管が繁雑になり、管路抵抗が大きくなって
メカニカルロスを増大し、油圧上昇レスポンスを低下さ
せ、更にタンク取り付けスペースや取り付け部品を必要
とし、製造コスト上昇及び重量増加の要因となる等の課
題がある。
【0006】本発明は、そのような課題に鑑み提案する
もので、小型滑走艇の内燃機関において、ドライサンプ
方式のメリットを享受できるほかエンジンのコンパクト
化、軽量化を図ると共に剛性、信頼性を高め得て、オイ
ルタンクとポンプ間の配管の簡略化によってメカニカル
ロスを低下し、油圧上昇レスポンスを高め、スペース節
減を図るドライサンプ方式の潤滑システムを提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の請求項1記載の小型滑走艇の内燃機関は、小型滑走
艇の推進手段を駆動する内燃機関であって、機関本体
(つまり、シリンダヘッドやシリンダブロック、クラン
クケース等を含む内燃機関の主構造部)の最下部位置に
クランクケースの内部空間と連通する潤滑油受けが設け
られるとともに、クランク軸の端方の位置で、発電機ケ
ースか、またはエンジンの出力をインペラに伝える弾性
継手かの上方に、シリンダヘッドとシリンダブロックと
に渡り機関本体が有する壁によって潤滑油タンクの閉空
間が形成され、それら(潤滑油受けおよび潤滑油タン
ク)が、上記潤滑油受けに集まった潤滑油を該潤滑油タ
ンクへ移送するスカベンジングポンプと、潤滑油タンク
内の潤滑油を機関本体内の各部に供給するフィードポン
プとに接続されていることを特徴とする。上記の「機関
本体が有する壁によって潤滑油タンクの閉空間が形成さ
れ」とは、特にそのタンクの組み立て工程を別にとらな
くとも、クランクケース等の組立てに伴って同時に潤滑
油タンクが形成されることをいう。
【0008】この内燃機関は、クランクケース内に潤滑
油を溜めるのではなく別に潤滑油タンクを有するドライ
サンプ方式をとっているため次のようなメリットを有す
る。(a)クランクシャフト等の回転体が潤滑油面に接
することによる出力低下や、潤滑油のかきあげによるオ
イルミストの飛散を抑制できる。(b)オイルパンが不
要であるためにエンジンの位置を下げることができ、船
体の低重心化を図ることができる。(c)エンジンの高
さ寸法を小さくすることができる。(d)急加速、急減
速、急旋回、波間走行時等の際にも油面変化の影響を受
けないため、ポンプのエア噛み込み無しに適正な量の潤
滑油をエンジンの各部に圧送することができる。(e)
かきあげにともなう潤滑油の撹拌が無いので、油温上昇
を抑制できる。(f)転倒時にもオイルタンク内の潤滑
油量はほとんど変化せず、滑走艇を元に戻せば転倒前の
状態に復元できるので、エンジンをすぐに再始動するこ
とも可能である。
【0009】小型滑走艇はスポーツ性に富む乗り物であ
るうえ、スペース上の都合から小さな内燃機関に大きな
出力を発揮させる必要もあることから、上記(a)〜
(f)のメリットはいずれも小型滑走艇にとって好都合
である。とくに(b)・(c)のように船体の低重心化
をはかれることは、安定性を増す意味で好ましく、重要
な利点といえる。また、ドライサンプ方式であるため転
倒時にも燃焼室への潤滑油の流入が起こりにくく、エン
ジンの再始動性を高めることができる。
【0010】潤滑油タンクの閉空間を機関本体が有する
壁によって形成しているので、同タンクは、シリンダヘ
ッドやシリンダブロック、クランクケースの組立てに伴
って同時に形成されることになり、特にタンクの組み立
て工程を別にとる必要が無い上に、少なくてもシリンダ
ヘッドとシリンダブロックとクランクケースのいずれか
と少なくても一側壁を共有することになり、その分独立
別体型に比べて軽量化と省スペース化が図られ且つエン
ジン剛性を高める。また、機関本体のうちにタンクがあ
るので、潤滑油受けやスカベンジングポンプ、フィード
ポンプに対する油路を短縮することができて、メカニカ
ルロスを低下し、油圧上昇レスポンスを高め、より軽量
化・コンパクト化を進めることができる。
【0011】さらに、潤滑油タンクを、クランク軸の端
方の位置で、発電機ケースか、またはエンジンの出力を
インペラに伝える弾性継手かの上方に形成するので、
ッドスペースを活用して大容量のタンクを得ることがで
き、ブローバイガスの分離も促進される。
【0012】
【0013】請求項2記載のように、スカベンジングポ
ンプおよびフィードポンプを機関本体内に配置するとと
もに、これらのポンプと上記潤滑油タンクとを接続する
油路をも機関本体内に形成すると、外部に別に鋼管等で
潤滑油配管をする必要が無くなり、軽量化と組立作業の
簡便化を図ることができる。
【0014】請求項3記載のように、潤滑油タンクの上
部から吸気系までを、同タンクの最下部のレベルを経由
するブリーザーパイプによって連通させると、ブローバ
イガスの分離を行いつつも、転倒時にタンク内の潤滑油
の流失を防止できるため、潤滑油の消費量を少なく抑え
られる。また、船体復元後にすぐエンジンの再始動を行
うことができる。
【0015】請求項4記載のように、潤滑油タンクの上
部から吸気系までを、小型滑走艇の転倒時に転倒検知セ
ンサー等の作用で閉じられる弁を有したブリーザーパイ
プによって連通させると、ブローバイガスの分離を行い
つつも、当該弁によって転倒時のタンク内潤滑油の流失
を防止できる。したがって、請求項3のものと同様に潤
滑油の消費を抑えることができ、船体復元後にすぐエン
ジンを再始動させることも可能である。また、ブリーザ
ーパイプをタンク最下部のレベルを通るように迂回させ
る必要が無い点では、請求項3のものよりも配管作業を
簡便化できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明に係る小型滑走艇の内燃機
関として4サイクルエンジンを採用した場合につき、添
付図を参照にして以下に詳細に説明する。
【0017】図1は4サイクル四気筒内燃機関を搭載し
た小型滑走艇を示す側面図で、一部透視して示してお
り、図2〜図9は発明の第一〜第八の各実施形態を示す
小型滑走艇の横断面図、図10〜図13は第九〜第十二
実施形態を示す内燃機関の縦断面図、また図14は小型
滑走艇の転倒スイッチ等を示す概要図である。なお、図
2〜図9に示す第一〜第八の実施形態は、請求項に係る
発明には該当しないが、その実施を容易にするために示
す。
【0018】図1によって、まず小型滑走艇1について
概説する。小型滑走艇1は、海岸や湖岸の近くで滑走す
る水上の乗り物で、船底船体2の上にデッキ3やシート
4、ハンドル5などを取り付けて一人〜数人が搭乗でき
るようになっている。下部後方にある水ジェットポンプ
のインペラ48にて加圧、噴出される水ジェットにより
推進され、水面上を滑走することができる。インペラ4
8はエンジン20により駆動されるが、そのエンジン2
0は、船体のほぼ中央に搭載されている。エンジン20
の出力は弾性継手46を介して駆動軸47へ伝えられ、
その駆動軸47がインペラ48を回転させる。
【0019】エンジン20は、4サイクル四気筒のもの
で、図2によってその構成を概説する。エンジン20
は、シリンダヘッド21を上部に有し、それより下にシ
リンダブロック25やクランクケース29、オイルパン
付き潤滑油タンク(以下オイルタンクと称する)T1を
備えている。シリンダヘッド21の内部には、吸気通路
22と排気通路23が形成されており、各通路22、2
3を開閉するバルブとともにそれらのための動弁機構2
4等が組み込まれている。吸気通路22の上流側にはキ
ャブレター12Aを備えた吸気マニホールド12と吸気
サイレンサ11が接続され、排気通路23の下流側には
マフラ13が接続されている。また、シリンダブロック
25の内部のシリンダライナ25A内には上下に摺動可
能なようにピストン26が配置され、それらとシリンダ
ヘッド21にて囲まれた空間が燃焼室27となってい
る。ピストン26はクランク軸28に連接されており、
そのクランク軸28は軸受(図示は省略)を介してクラ
ンクケース29により支えられている。
【0020】クランクケース29について、図2に示す
第一実施形態のオイルタンクT1と共に説明する。クラ
ンクケース29は、クランク軸28が内部で回転する空
間を区画した軸線方向に長い略倒Ω状横断面の長円筒壁
29Wの最低部分から下に、オイルパン31の中央部に
形成された潤滑油受け(以下オイル受けと言う)32に
連通しており、潤滑に供されてクランク軸軸受等から落
下して来る潤滑油をオイル受け32に集める。また、そ
の長円筒壁29Wの両側には、オイルタンクT1の上部
から側部にかけての主要部(壁)が一体に形成されてお
り、その主要部の底にオイルパン31が密に取り付けら
れて、オイルタンクT1が形成されており、エンジン剛
性を高めている。オイルタンクT1の吸気側(図2の左
側)と排気側(同右側)の各内部空間は、相互に連通さ
れており、スムースに潤滑油が行き来できるようにして
ある。クランクケース29は、製造上上部29Aと下部
29Bとから構成されており、これに伴いオイルタンク
T1の主要部も互いに密に連結される上部30Aと下部
30Bとに分割されている。製造条件が許せば、クラン
クケース上部29Aと下部29Bを一体に形成しタンク
T1の主要部も一体に形成される。
【0021】オイル受け32に集まった潤滑油は、そこ
に配置されたストレーナ35を通して比較的大きな異物
が除去されてからスカベンジングポンプP1によってク
ランクケース長円筒壁29W内等に形成された油路29
C等を通ってオイルタンクT1に送られる。オイルタン
クT1内の潤滑油は、フィードポンプP2(図上、ポン
プP1と同じ位置にある)によってファインストレーナ
(図示は省略)や上述のような油路、管路を通して潤滑
の必要な各部(上記クランク軸軸受、クランクピン軸
受、歯車、シリンダライナ摺動面など)に供給される。
これらのポンプP1、P2は、クランク軸28に取り付
けられた駆動歯車G1によって駆動され従動歯車G2の
回転で作動する二連式トロコイドポンプとして構成され
ている。勿論、トロコイドポンプ以外に、内接ギアポン
プ、外接ギアポンプなど他の形式のポンプも使用され
る。
【0022】オイルタンクT1は、区画された吸気側と
排気側の内部上部から各々ブリーザーパイプ39を介し
てタンク最下部近傍を経て発電機ケースC1内へつなが
り、同ケースC1からさらに吸気マニホールド12内に
連通されている。通常運転中は、タンクT1内で分離さ
れたブローバイガスをこうした経路を経て吸気マニホー
ルド12から燃焼室27に送る。ブリーザーパイプ39
は、タンクT1内の通気も行っている。小型滑走艇1が
転倒してオイルタンクT1が逆さに成った場合に、潤滑
油がブリーザーパイプ39の開口内に流入しても、ブリ
ーザーパイプ39は油面上方に位置することになるタン
ク最下部近傍を迂回しているので、タンクT1からのオ
イルの流失は防止される。オイルタンクT1の上部から
のブリーザーパイプ39は、上記の他にタンク最下部近
傍を通って直接吸気マニホールド12内に連通させるこ
ともできる。以上によって、既に述べた多くのメリット
を有するドライサンプ式潤滑システムの主要部が構成さ
れる。
【0023】この小型滑走艇1には、特異な点として、
転倒したときにエンジン20を自動停止させる目的で
14(a)〜(c)のような転倒スイッチ18bを設け
ている。転倒スイッチ18bは、同(a)および図1に
示すように、小型滑走艇1のボティの内側に配置した電
装品収納ボックス8(耐水性のない電装品等の部品を収
納すべく防水性を十分にした密閉構造の箱)内に取り付
け、図14(b)のとおりエンジン20の点火装置18
に直結させている。同(b)において、符号18a、1
8c、18d、18eはそれぞれ、エキサイターコイ
ル、CDIユニット、点火コイル、点火プラグであり、
それらによって点火装置18が構成されている。転倒ス
イッチ18bそのものとしては、図14(c)に示す重
錘(おもり)式のものを使用した。すなわち、一端の接
地された電線18pによる図示の回路に、左右(船体の
左右方向)対称に各一組の開いた接点18qを設けてお
き、両接点18q間に架けたU字状の軌道18sに沿っ
て移動可能に重錘18rを配置したものである。軌道1
8sが左右いずれかに一定角度(たとえば60°)以上
傾いたとき、移動した重錘18rが一方の接点18qに
接してそれを閉じ、図14(b)に示す点火装置18の
エキサイターコイル18aからの出力をアースさせてエ
ンジン20を停止させる。
【0024】以上のようにすれば、小型滑走艇1が横転
ないし反転したとき、フィードポンプP2等を含めてエ
ンジン20はただちに停止し、図2のクランク軸28な
どへの潤滑油の供給もストップすることになる。そうす
ると、転倒状態でクランクケース29の内側に直接供給
される潤滑油もなくなるので、燃焼室27内への潤滑油
の流入をなくす意味で一層好ましい。なお、転倒スイッ
チとして他の形式のものを用いることはもちろん可能
で、接地することによってエンジン20をOFFするも
ののほか、接地によってONにするものも使用できる。
【0025】その他、図2のようにこのエンジン20の
オイルパン31には、冷却水の通路すなわちウォータジ
ャケット31Aを形成し、図1に示す水ジェットの噴出
口6に開口する取水金具7から取り出される水をその内
部に通すようにしている。具体的には、ウォータジャケ
ット31Aの一方の連結孔31Bを、管路(図示は省
略)を介して取水具7と接続し、他方の連結孔31Bは
同様に管路にてシリンダブロック25の冷却水用連結孔
(図示は省略)と接続した。こうすることによって、水
ジェットポンプの水がオイルパン31を冷却した後でシ
リンダブロック25やシリンダヘッド21を冷却する。
更に、オイルタンクT1内にその冷却水が通る冷却コイ
ル(図示は省略)を設けて、ウォータジャケット31A
と共に潤滑油を冷却する構成とすることができる。図1
のとおりエンジン20は船底ハル2やデッキ3に囲まれ
た密閉空間に配置してあり滑走中でも空冷されることが
ないにもかかわらず、かかる水冷構造にしたために適切
な冷却がなされる。
【0026】なお、船体内における上記エンジン20の
配置については図2のように、クランク軸28を船体の
前後方向に向けシリンダ25をそれに沿って並べたいわ
ゆる縦置き配置とし、そのクランク軸28を船体幅の中
央に位置させるとともに、当該エンジン20の全シリン
ダ25を船体の右側(進行方向右側)へ傾斜させてい
る。これは、すべてのシリンダ25を右側へ傾斜させ
ることにより、吸気系機器を配置できる空間を反傾斜側
(左上の部分)に確保する、その左上の空間内に吸気
系機器を配置することにより、キャブレター12A等を
シリンダ25に対して上方に、かつ近づけて設けること
を容易にする、シリンダ25を船体右側に集めながら
もクランク軸28の位置を船体幅の中央とすることによ
り、船体右側へのエンジン20の重量の偏りを少なく
し、吸気系機器などの配置により修正して全体の重心を
船体の幅の中央に置くことを可能にする−といった考
えに基づくものである。このような配置をとった結果、
2サイクルエンジンに比べ大型で重い4サイクルのエン
ジン20を、スペースの限られた船体内に吸気系機器な
どとともに適切に配置でき、しかも小型滑走艇1におけ
る重量配分も適正化することができた。
【0027】次に、エンジン20のうち特にオイルタン
クT1の別の実施形態について、上記第一実施形態と異
なるものを、一部改造されるクランクケースやオイル受
けと共に説明する。
【0028】図3において、エンジン20の第二実施形
態のオイルタンクT2は、上記第一実施形態と同じクラ
ンクケース29の長円筒壁29Wの吸気側においてシリ
ンダブロック25の外側まで竪長に延長されており、シ
リンダブロック25とクランクケース上部29Aと同下
部29Bの各々に対応して3分割され、更にオイルパン
31を含めて4部分から構成されているところに特徴が
ある。従って、吸気側のタンク上部30A’は、シリン
ダブロック25と一体に形成されており、クランクケー
ス29の長円筒壁29Wの吸気側に一体に形成されたタ
ンク中間部30B’に密に取り付けられており、タンク
下部30Bや、上記第一実施形態と同様に形成された排
気側の部分と共に、オイルタンクT2の上部から側部に
かけての主要部を形成している。その主要部の底に上記
第一実施形態と同じオイルパン31が密に取り付けられ
て、オイルタンクT2が形成される。このタンクT2
は、吸気マニホールド12の下部空間を活用して大容量
化を図ったもので、更にブローバイガスの分離が促進さ
れるという副効果も享受できる。
【0029】図4において、エンジン20の第三実施形
態のオイルタンクT3は、上記第一実施形態と同じクラ
ンクケース29の長円筒壁29Wの排気側においてシリ
ンダブロック25の外側まで竪長に延長されており、シ
リンダブロック25とクランクケース上部29Aと同下
部29Bの各々に対応して3分割され、更にオイルパン
31を含めて4部分から構成されているところに特徴が
ある。従って、排気側のタンク上部30A’は、シリン
ダブロック25と一体に形成されており、クランクケー
ス29の長円筒壁29Wの排気側に一体に形成されたタ
ンク中間部30B’に密に取り付けられており、タンク
下部30Bや、上記第一実施形態と同様に形成された吸
気側の部分と共に、オイルタンクT3の上部から側部に
かけての主要部を構成している。その主要部の底に上記
第一実施形態と同じオイルパン31が密に取り付けられ
て、オイルタンクT3が形成される。この実施形態は、
排気マニホールド13の下部空間を活用して大容量化を
図ったもので、更にブローバイガスの分離が促進される
という副効果も享受できる。
【0030】図5において、エンジン20の第四実施形
態のオイルタンクT4は、上記第一実施形態と同じクラ
ンクケース29の長円筒壁29Wの両側においてシリン
ダブロック25の外側まで竪長に延長されており、シリ
ンダブロック25とクランクケース上部29Aと同下部
29Bの各々に対応して3分割され、更にオイルパン3
1を含めて4部分から構成されているところに特徴があ
る。従って、両側のタンク上部30A’は、シリンダブ
ロック25と一体に形成されており、クランクケース2
9の長円筒壁29Wの両側に一体に形成されたタンク中
間部30B’に密に取り付けられており、タンク下部3
0Bと共にオイルタンクT4の上部から側部にかけての
主要部を形成している。その主要部の底に上記第一実施
形態と同じオイルパン31が密に取り付けられて、オイ
ルタンクT4が形成される。このものは、吸気マニホー
ルド12と排気マニホールド13の下部空間を活用して
更に大容量化を図ったもので、ブローバイガスの分離も
更に促進されるという副効果も享受できる。
【0031】図6において、エンジン20の第五実施形
態のオイルタンクT5は、上記第一実施形態とほぼ同じ
クランクケース29’の長円筒壁29W’の両側におい
てシリンダブロック25の外側まで竪長に延長している
点と、オイル受け32をクランクケース29’の長円筒
壁29W’の底部の排気側に一体に形成している点、な
らびに、第一実施形態のものに比べてオイルパン及びそ
の冷却ジャケットを省いた点に特徴がある。両側のタン
ク上部30A’は、シリンダブロック25と一体に形成
されており、クランクケース29’の長円筒壁29A’
の上部両側に一体に形成された有底のタンク下部30B
に密に取り付けられ、オイルタンクT5を形成してい
る。即ち、製造上クランクケース29’は上部29A’
と下部29B’とから形成されているが、タンクT5は
その有底下部30Bをクランクケース上部29A’のみ
と一体に形成している。クランクケース29’の下部2
9B’の排気側には、オイルクーラ36を配置する為に
排気側のタンク下部の形成を省いている。このタンクT
5は、吸気マニホールド12と排気マニホールド13の
下部空間を活用して容量を確保したもので、ブローバイ
ガスの分離を促進する効果もある。オイルパンを省いた
分だけエンジン高さを低くし、且つ小型滑走艇1の重心
を低くすることができた。更にオイルパンの取り付け作
業を省略できたことは言うまでもない。
【0032】図7において、エンジン20の第六実施形
態のオイルタンクT6は、上記第四実施形態と同じよう
にクランクケース29の長円筒壁29Wの両側において
シリンダブロック25の外側まで竪長に延長したもので
はあるが、オイルパン相当部をクランクケース29の下
部29Bとタンク下部30Bに一体に形成し、タンクT
6を3部分構成としている点に特徴がある。従って、上
記第四実施形態と異なって、オイル受け32とオイルパ
ン相当部、タンク下部30B、クランクケース下部29
Bとが一体に形成されている為に、上記第四実施形態の
効果に加えてオイルパンの取り付け作業が省ける副効果
も享受できる。
【0033】図8において、エンジン20の第七実施形
態のオイルタンクT7は、ブリーザーパイプの構成を除
けば上記第六実施形態と同じ構成と成っている。オイル
タンクT7の吸気側と排気側の各上部30A’に接続さ
れたブリーザーパイプ39’は、タンク最低部近傍へ迂
回することなしに、シリンダヘッドカバー内を経て吸気
マニホールド12内に(又は直接吸気マニホールド12
内に)連通し(図示せず)、且つ上記構成の転倒検知ス
イッチ18bの信号にしたがいコントロールユニット1
8cを介して開閉制御される電磁弁V1を有している。
従って、上記第六実施形態の効果に加えて、ブリーザー
パイプ39’の迂回配管を省け、小型滑走艇1の転倒時
にはエンジン20の停止と共に潤滑油の流出を防止して
復元時のエンジン再始動をすぐ行うことができる効果を
享受できる。
【0034】図9において、エンジン20の第八実施形
態のオイルタンクT8は、ブリーザーパイプを省いた点
を除けば上記第六実施形態と同じ構成と成っている。ブ
リーザーパイプの代わりに、オイルタンクT8内の油面
より上方中間位置においてクランクケース上部29Aの
長円筒壁29Wの両側に内部に連通するブリーザー孔3
9Aを設けている。クランクケース29の内部は、上下
動ピストン26によるポンピング作用の影響を受ける
が、スカベンジングポンプP1による吸引作用でブリー
ザー孔39Aを通って比較的良好にブローバイガスがタ
ンクT8からクランクケース29の内部に移行される。
勿論、クランクケース29の内部を適宜ブリーザーパイ
プで吸気マニホールド12へ連通させることも可能であ
る。転倒時には、タンクT8内の潤滑油が移動中に若干
クランクケース29内部に流入することがあるが、僅か
であり燃焼室27へ流入することはなく、中間位置のブ
リーザー孔39Aは逆さ状態でも油面上に出ている。従
って、上記第六実施形態の効果に加えて、ブリーザーパ
イプを完全に省ける効果と、転倒後における復元時のエ
ンジン再始動をすぐ行うことができる効果とを享受でき
る。図10において、エンジン20の第九実施形態のオ
イルタンクT9は、エンジン前方(小型滑走艇1の進行
方向における前方をいい図上では左方。以下同様)の発
電機ケースC1の上方に設けられており、シリンダヘッ
ド21の前面とシリンダブロック25の前面とに各々一
体に形成された上部タンク30Aと下部タンク30Bと
から構成されている。上部タンク30Aには発電機ケー
スC1を経て吸気マニホールドへ連通するブリーザーパ
イプ39Bが接続されている。クランクケース29とオ
イル受け32の構成は、オイルタンクを取り払った第五
実施形態と同様にするのが好適であるが、第六実施形態
のもののようにオイル受け32をクランクケース29の
下に突設してもよい。このタンクT9は、発電機ケース
C1の上方空間を活用して大容量化を図ったもので、ブ
ローバイガスの分離も促進されるという副効果も享受で
きる。 図11において、エンジン20の第十実施形態の
オイルタンクT10は、エンジン後方(小型滑走艇1の
進行方向後方をいい図上では右方。以下同様)のカップ
リングケースC2の上方に設けられており、シリンダヘ
ッド21の外面とシリ ンダブロック25の外面とに各々
一体に形成された上部タンク30Aと下部タンク30B
とから構成されている。上部タンク30Aにはカップリ
ングケースC2を経て吸気マニホールドへ連通するブリ
ーザーパイプ39Bが接続されている。クランクケース
29とオイル受け32の構成は、オイルタンクを取り払
った第五実施形態と同様にするのが好適であるが、オイ
ル受け32をクランクケース29の下に突設してもよ
い。このタンクT10も、カップリングケースC2の上
方空間を活用して大容量化を図ったもので、ブローバイ
ガスの分離も促進されるという副効果も享受できる。
12に示す第十一実施形態のオイルタンクT11及び図
13に示す第十二実施形態のオイルタンクT12は、各
々第九実施形態のオイルタンクT9と第十実施形態のオ
イルタンクT10と同様のものを、上述の転倒検知スイ
ッチ18bおよびコントロールユニット18cと接続さ
れた電磁弁V1を経由させてヘッドカバー内へ連通した
り、やはり転倒検知スイッチ18bおよびコントロール
ユニット18cと接続された電磁弁V1を有したブリー
ザーパイプ39Bでヘッドカバー内に(又は直接吸気マ
ニホールド内に)連通したものである。各々、第九実施
形態におけるものと第十実施形態におけるものの効果に
加えて、ブリーザーパイプを省いたり大幅に短縮できた
りする他、小型滑走艇の転倒時にはエンジン20の停止
と共に潤滑油の流出及び燃焼室への流入を防止して復元
時のエンジン再始動をすぐ行うことができる効果も享受
できる。
【0035】なお、以上の実施形態では、シリンダブロ
ック25とクランクケース29を分割したものを採用し
ているが、シリンダブロック25とクランクケース29
の上部29Aを一体に形成したものも採用できることは
勿論である。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかのように、本発明
の小型滑走艇の内燃機関によれば次のような効果を享受
できる。
【0037】(1)請求項1記載の小型滑走艇の内燃機
関は、ドライサンプ式潤滑システムを採用しているた
め、コンパクトながら大きな出力を発揮しやすい点や、
船体の低重心化を可能にして安定性を高め得る点、転倒
時に燃焼室への潤滑油の流入を防いで再始動を容易にす
る点など、小型滑走艇の特性に適した多くの利点をもた
らす。
【0038】(2)機関本体の外側に一体的に潤滑油タ
ンクを形成するので、潤滑油タンクは、シリンダヘッド
やシリンダブロック、クランクケースの組立てに伴って
自ずと形成されることになり、特にタンク組み立て工程
を別にとる必要が無い。
【0039】(3)潤滑油タンクの少なくても一側壁を
機関本体と共有するので、その分独立別体型に比べて軽
量化と省スペース化が図られ且つエンジン剛性を高め、
また潤滑油受けやスカベンジングポンプ、フィードポン
プに対する油路を短縮することができて、メカニカルロ
スを低下し、油圧上昇レスポンスを高め、より軽量化・
コンパクト化を進めることができ、また燃焼室への潤滑
油の流入が起こりにくくエンジンの再始動を確保して信
頼性を高めることができる。
【0040】(4)発電機ケースや弾性継手の上方のデ
ッドスペースなどを活用して大容量のタンクを得ること
ができ、ブローバイガスの分離が促進される。
【0041】
【0042】(5)請求項2記載の内燃機関によれば、
潤滑油タンクとポンプとを接続する油路を、外部に別に
鋼管等で形成する必要が無くなり、軽量化と作業の簡便
化を図ることができる。
【0043】(6)請求項3記載の内燃機関によれば、
潤滑油タンクに接続されたブリーザーパイプの作用で、
ブローバイガスの分離を行いつつも、転倒時にタンク内
の潤滑油の流失を防止できるので、潤滑油の消費を抑
え、また船体復元後にすぐエンジンの再始動ができる。
【0044】(7)請求項4記載の内燃機関によれば、
潤滑油タンクに接続されたブリーザーパイプが転倒検知
センサーで開閉制御される弁を有しているので、ブロー
バイガスの分離を行いつつも、転倒検知センサーで開閉
制御される弁によって転倒時のタンク内潤滑油の流失を
防止できる。またそのために、ブリーザーパイプをタン
ク最下部近傍を通るように迂回させる必要が無くなり、
配管作業を簡便化できる。勿論、潤滑油の消費を抑え、
また船体復元後にすぐエンジンの再始動ができる点でも
好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】4サイクル四気筒内燃機関を搭載した小型滑走
艇を示す側面図で、一部透視して示している。
【図2】同内燃機関の第一実施形態を示す横断面図であ
る。
【図3】同内燃機関の第二実施形態を示す横断面図であ
る。
【図4】同内燃機関の第三実施形態を示す横断面図であ
る。
【図5】同内燃機関の第四実施形態を示す横断面図であ
る。
【図6】同内燃機関の第五実施形態を示す横断面図であ
る。
【図7】同内燃機関の第六実施形態を示す横断面図であ
る。
【図8】同内燃機関の第七実施形態を示す横断面図であ
る。
【図9】同内燃機関の第八実施形態を示す横断面図であ
る。
【図10】同内燃機関の第九実施形態を示す縦断面図で
ある。
【図11】 同内燃機関の第十実施形態を示す縦断面図で
ある。
【図12】 同内燃機関の第十一実施形態を示す縦断面図
である。
【図13】 同内燃機関の第十二実施形態を示す縦断面図
である。
【図14】 小型滑走艇の転倒スイッチ等を示しており、
(a)は小型滑走艇の横断面図において転倒スイッチの
配置を示す図、(b)は点火装置と転倒スイッチと転倒
スイッチとの接続を示す図、(c)は転倒スイッチその
ものの構成を示す概要図である。
【符号の説明】
1 小型滑走艇 12 吸気マニフォールド 18b 転倒スイッチ 20 内燃機関(エンジン) 21 シリンダヘッド 25 シリンダブロック 29 クランクケース 29A クランクケース上部 29B クランクケース下部 31 オイルパン 32 オイル受け P1 スカベンジングポンプ P2 フィードポンプ T1〜T12 潤滑油タンク(オイルタンク) 30A オイルタンク上部 30B オイルタンク下部 30B’ オイルタンク中間部 39 ブリーザーパイプ46 弾性継手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01M 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小型滑走艇の推進手段を駆動する内燃機
    関であって、 機関本体の最下部位置にクランクケースの内部空間と連
    通する潤滑油受けが設けられるとともに、クランク軸の端方の位置で、発電機ケースかまたはエン
    ジンの出力をインペラに伝える弾性継手かの上方に、シ
    リンダヘッドとシリンダブロックとに渡り 機関本体が有
    する壁によって潤滑油タンクの閉空間が形成され、 それらが、上記潤滑油受けに集まった潤滑油を該潤滑油
    タンクへ移送するスカベンジングポンプと、潤滑油タン
    ク内の潤滑油を機関本体内の各部に供給するフィードポ
    ンプとに接続されていることを特徴とする小型滑走艇の
    内燃機関。
  2. 【請求項2】 スカベンジングポンプおよびフィードポ
    ンプが機関本体内に配置されるとともに、これらのポン
    プと上記潤滑油タンクとを接続する油路も機関本体内に
    形成されている請求項1に記載の小型滑走艇の内燃機
    関。
  3. 【請求項3】 上記潤滑油タンクの上部から吸気系まで
    が、同タンクの最下部のレベルを経由するブリーザーパ
    イプによって連通している請求項1または2に記載の小
    型滑走艇の内燃機関。
  4. 【請求項4】 上記潤滑油タンクの上部から吸気系まで
    が、小型滑走艇の転倒時に閉じられる弁を有したブリー
    ザーパイプによって連通している請求項1または2に記
    載の小型滑走艇の内燃機関。
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