JP3004711B2 - 光通信路及びその布設工法 - Google Patents

光通信路及びその布設工法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は光ファイバケーブルを伝送媒体とする光通信
路及びその布設工法に関するものである。
〔従来技術〕
近年、光ファイバを伝送媒体とする情報通信のネット
ワーク作りが各所で行われている。それらのほとんど
は、小数の大規模事業所等の各大規模通信端末間及び大
規模通信端末と大型計算機を備えた情報通信基地との間
を結んだ専用回線であり、多数の小規模事業所及び家庭
等の各小規模通信端末間並びに小規模通信端末と大型計
算機を備えた情報通信基地との間の通信は、電話回線を
使用して行っている。このように各小規模通信端末に関
する通信に電話回線を使用しているのには次のような理
由がある。即ち電話は普及率が高いので、前記各小規模
通信端末が設置されるべき家屋のほとんどに電話回線が
布設されており、利用し易いためである。
これに対して、他の伝送媒体を用いんとする場合は次
のような問題があった。即ち、例えば、光ファイバケー
ブルを架設する場合は、その架設専用の電柱の建設が必
要であり、また、光ファイバケーブルを地中埋設する場
合は、地中管路の建設が必要であって、これらの建設に
要する費用が高額となるためである。
このような建設費用を低減するためには、各家屋への
連絡経路が確立されている下水道配管網等の既設の連絡
経路網中に光ファイバケーブルを設置する方法が考えら
れる。光ファイバを伝送媒体とする情報通信を利用する
小規模事業所及び家庭は、都市部に集中している特徴が
あるため、都市部において整備されている下水道配管網
を利用して光ファイバケーブルを設置すると、各家屋へ
の光ファイバケーブルの経路が確保できる。
下水道配管網は、所定領域内の各家屋からの下水を合
流させて通流する管である支管と、複数の支管からの下
水を合流させて下水処理場へ通流する管である本管とに
よって構成されている。
このように構成された下水道配管網に光ファイバケー
ブルを布設する場合、前記本管からその各支管へと光フ
ァイバケーブルを延設しておく。個々の家屋への光ファ
イバケーブルの引き込みは、下水道配管網の支管に多数
設けられている作業,点検用のマンホールを光ファイバ
ケーブルの分岐,接続点とし、これらのマンホールのう
ち、光ファイバケーブルの引き込みを行う家屋に最も近
いマンホールから前記家屋に光ファイバケーブルを引き
込む方法が考えられる。
このようにマンホールにて光ファイバケーブルの分
岐,接続を行って家屋に光ファイバケーブルを引き込む
場合、下水道配管網への光ファイバケーブルの新設時に
は、その後に行われるであろう光通信ネットワークへの
新規加入者の家屋への光ファイバケーブルの引き込み工
事を行い易くするため、支管に設けられた全てのマンホ
ールにおいて、光ファイバケーブルの心線を分岐,接続
用に所定数予め切断しておき、その分岐,接続部分を収
納した分岐,接続箱をマンホールの蓋に取付けておく工
法が考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記マンホールは標準的に支管の経路
の30m〜50m毎に設けられているので、前述の如き工法で
は、このような短距離毎に光ファイバケーブルの心線を
切断する工事を行わなくてはならず、工事作業量が多く
なって工事費用が高価となるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、マ
ンホールを光ファイバケーブルの分岐,接続点とする光
ファイバネットワークの光ファイバケーブルの地中下水
道配管網への布設時に、マンポールの蓋の裏側に設けた
分岐,接続箱の中の光ファイバケーブルにその分岐,接
続のための余長部を予め設けておき、光ファイバケーブ
ルの分岐,接続は前記蓋を開放してマンホール外に取り
出した接続箱内の前記余長部にて行うことにより、光フ
ァイバケーブルの布設時の工事作業量及び工事費用の低
減を図る光通信路及びその布設工法を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る光通信路は、地表に通じる複数のマンホ
ールを備えた地中下水道路網に設けられ、前記マンホー
ルにてその分岐,接続が行われる光ファイバケーブルを
伝送媒体とする光通信路であって、前記マンホールの蓋
の裏側に設けた接続箱の内部に導入されている光ファイ
バケーブルにその分岐,接続のための余長部を設けてい
ることを特徴とする。
本発明に係る光通信路の布設工法は、地表に通じる複
数のマンホールが設けられた地中下水道路網に設けら
れ、前記マンホールにてその分岐,接続が行われる光フ
ァイバケーブルを伝送媒体とする光通信路を布設する工
法であって、前記マンホールの蓋の裏側に設けた接続箱
の内部に導入されている光ファイバケーブルに余長部を
予め設けておき、この余長部にて光ファイバケーブルの
分岐,接続を行うことを特徴とする。
〔作用〕
本発明の光通信路では、地中下水道路網のマンホール
の蓋の裏側に設けた光ファイバケーブルの分岐,接続の
ための接続箱内に余長部を設けているので、この余長部
を切断して光ファイバケーブルの分岐,接続を行うこと
ができる。
また、本発明の光通信路の布設工法では、前記余長部
を予め設けておき、その後で光ファイバケーブルの分
岐,接続を行うため、光ファイバケーブルの分岐,接続
はその必要に応じて行える。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて具体的
に説明する。第1図は本発明に係る光通信路の全体的構
成を示す模式的ブロック図である。
図中12,12…は下水道配管網の支管であり、該支管12,
12…には、家屋2,2…からの排水が夫々の排水管13,13…
を通流して流れ込むようになっており、この支管12,12
…には点検,作業用のマンホール3が多数設けられてい
る。なお、ここでマンホール3とは、作業者が内部に入
孔できる孔のみならず作業者が内部に入孔できない小さ
い孔をも包含する作業,点検用の孔を示すものである。
支管12,12…は、長距離区間に渡って延設された下水道
配管網の本管11,11…に夫々接続されており、支管12,12
…を通流する下水は下水処理場1に直通する本管11,11
…に夫々流れ込むようになっている。本管11,11…に流
れ込む下水は下水処理場1に集められ、下水処理を施さ
れるようになっている。この下水処理場1には、大型計
算機を備え、光通信の情報の提供及びその管理を行う設
備が備えられている。
このように、下水道配管網では、下水処理場1から家
屋2,2…までの経路及び家屋2,2…間の経路が下水管によ
って繋がっている。光情報通信装置の伝送媒体である光
ファイバケーブルは、前記下水道配管網の本管11,11…
及び支管12,12…の管内部に設置される。各家屋2,2…に
は、その家屋2,2…に最も近いマンホール3,3…内で分岐
された光ファイバケーブルが支管12,12…と排水管13,13
…とを通って引き込まれる。
第2図は本発明に係る光情報通信装置における光ファ
イバケーブルの設置状態を示す模式的斜視図である。第
2図において91は家屋2に備えられた排水溜である私設
枡であり、該私設枡91には前記排水管13の末端が接続さ
れている。また、排水管13の中途には排水溜である公設
枡92が設けられている。家屋2の排水は私設枡91から公
設枡92を介して排水管13中を通流し、支管12に流入する
ようになっている。光ファイバケーブルは、下水処理場
1から本管11内に設置されており、その幹線6における
光ファイバケーブルは本管11の経路中に複数設けられた
整備,点検用の本管マンホール(図示せず)内で分岐さ
れ、分岐された光ファイバケーブルは枝線7として支管
12内に設置される。各家屋2,2…に光ファイバケーブル
を引き込む場合は、マンホール3の蓋の下部に取付けら
れた分岐,接続箱4内にて枝線7を分岐し、分岐した光
ファイバケーブルを家屋線8として支管12,排水管13,公
設枡92及び私設枡91を経て家屋2に延設される。家屋2,
2…内に引き込まれた光ファイバケーブルは光通信信号
(又は電気信号)を電気信号(又は光通信信号)に変換
する光モデム(図示せず)に接続される。前記光モデム
は光通信用の端末機に接続されており、前記光モデムに
て変換された信号は端末機に与えられるようになってい
る。また、端末機から光モデムに与えられた電気信号は
光通信信号に変換されて家屋線8を介して分岐,接続箱
4に与えられるようになっている。
前記枝線7は略20本のテープ状の4心光ファイバ心線
を溝付きスペーサの中に積層収納してこれを被覆したケ
ーブルであり、さらに前記ケーブルの中心部にはテンシ
ョンメンバーが装入されており、ケーブルに抗張力を有
せしめている。幹線6はこのようなケーブルを複数本束
ねてそれを被覆したケーブルである。また、家屋線8
は、枝線7の前記4心光ファイバ心線を1本分岐させた
2心光ファイバ心線を家屋2,2…まで引き込んで端末機
に接続し、この端末機から光ファイバ心線を再び枝線7
に合流させるようになっている。但し、前記4心光ファ
イバ心線は全2重通信を行う場合に必要な光ファイバ心
線であり、半2重通信を行う場合には1心光ファイバ心
線で足りる。
このように設置された光ファイバケーブルを利用する
と、下水処理場1と各家屋2,2…との間の光通信が可能
であると共に各家屋2,2…間での光通信が可能となる。
前述した如くマンホール3を枝線7の分岐場所とする
場合、マンホール3の蓋31の裏面に、枝線7を分岐,接
続させる部分を収納する分岐,接続箱4を配設する。
第3図はマンホール3の縦断面図である。この図にお
いて、マンホール3は地中に形成された断面円形の所定
深さの縦孔であって、その壁面はコンクリートによって
固められており、その下端部は支管12と通じている。ま
た、マンホール3の上端部にはその内周面に所定高さの
突出部320を周設してなる環状の支持枠32が形成されて
いる。そして、この支持枠32の内周と略同径の鋳鉄製の
円盤状の蓋31が、その縁部が前記突出部320上に当接す
る態様で支持枠32に支持され、マンホール3の開口部を
閉止するようになっている。また、マンホール3の蓋31
の裏面には枝線7を分岐させる部分を収納する分岐,接
続箱4が配設される。
マンホール3の蓋31の裏面への分岐,接続箱4の取付
けは、既設の標準鉄蓋である蓋31へ分岐,接続箱4を取
付ける場合は、蓋31にねじ加工を施し、防蝕加工を行っ
た分岐,接続箱4の取付金具(図示せず)をボルトの螺
合にて蓋31に取付け、この取付金具に分岐,接続箱4を
固定することにより行う。また、マンホール3を新設す
る場合は、その裏面に前記取付金具を予め備えた蓋31を
作成しておき、この蓋31の取付金具に分岐,接続箱4を
取付ける。なお、マンホール3を新設する場合は、その
裏面に、前記取付金具に相当する取付部を一体化形成し
た蓋31を作成しておき、この取付部に分岐,接続箱4を
取付けても良い。このように蓋31の裏面に分岐,接続箱
4を取付けたマンホール3で、光ファイバケーブルの分
岐作業を行う場合、作業者は図中破線にて示す如く蓋31
を取り出して該蓋31を裏返して地面に置き、分岐,接続
箱4を開いて光ファイバケーブルを分岐する。
マンホール3の内部は、湿度が高く汚物が多量に存在
するため、汚物の腐敗によるガスが発生し、酸欠状態と
なっているので、マンホール3の下部は分岐,接続箱4
に光ファイバケーブルの分岐作業を行える状態ではな
い。また、マンホール3では蓋31を開いてマンホール3
内の清掃等種々の作業を行うが、分岐,接続箱4を損傷
せず、マンホール3内に入孔できるように分岐,接続箱
4の取付けを行わなければならない。このため、マンホ
ール3の内に分岐,接続箱4を取付ける場合は、第3図
に示される如き蓋31の裏面に取付ける。このように蓋31
の裏面に分岐,接続箱4を取付けると光ファイバケーブ
ルの分岐作業が行い易い。それは、蓋31の裏面に分岐,
接続箱4が取付けられている場合、マンホール3の蓋31
を開けると、蓋31の裏面が地上に露出するからである。
このような理由によって分岐,接続箱4は蓋31の裏面に
取付けられる。
次に、前記分岐,接続箱4の蓋31への取付位置につい
て説明する。第4図は分岐,接続箱4の蓋31への取付状
態を示す模式的側面図、第5図は分岐,接続箱4の蓋31
への取付状態を示す模式的平面図である。
分岐,接続箱4の平面形状は、矩形の一方の長辺側の
両角部を切り欠くと共に他方の長辺の中央部を適幅切り
欠いてなる形状である。この分岐,接続箱4には前記他
方の長辺の切り欠き部分から枝線7を入線させ、前記他
方の長辺の切り欠き部分以外の部分から家屋線8を入線
させるようになっている。マンホール3の蓋31の裏面に
取付けられた接続箱へ枝線7及び家屋線8を入線させる
場合、枝線7及び家屋線8に使用される光ファイバケー
ブルは、第4図に示される如くマンホール3の底部から
蓋31の近傍までマンホール3の壁面に沿って布設され、
前記壁面と蓋31との境界部近傍にて曲げられて分岐,接
続箱4に入線する態様となっている。一般にケーブルの
曲げ半径は、ケーブル外径で決定され、固定された配線
における前記曲げ半径はケーブル外径の10倍径、移動す
る配線における前記曲げ半径はケーブル外径の20倍径と
なっている。このため、枝線7に使用されるべき例えば
直径30mmの光ファイバケーブルを考えた場合、その許容
曲げ半径は300mm以上となる。また、一般的に下水道配
管網の支管12,12…のマンホール3に使用される蓋31の
直径は600mmである。これにより枝線7が入線する部分
の分岐,接続箱4の箱幅は蓋31の半径に略等しいものと
なる。このため、分岐,接続箱4は箱幅に枝線7の許容
曲げ半径を加えた寸法が蓋31の直径を超えないように第
5図に示される如く蓋31の一側に偏在するように取付け
なければならない。一方、家屋線8はその直径が枝線7
よりも小径であって許容曲げ半径が小さいため、家屋線
8が入線する部分の分岐,接続箱4の箱幅は枝線7が入
線する部分の箱幅よりも広くできる。
次に、本発明の特徴である分岐,接続箱4の内部の配
線方法について説明する。第6図(a),(b)は光フ
ァイバケーブルの分岐,接続状態を示す分岐,接続箱4
の横断面図であって、第6図(a)は枝線7を家屋線8
に分岐していない状態を示し、第6図(b)は枝線7を
家屋線8に分岐した状態を示している。
まず、分岐,接続箱4の内部構造について説明する。
分岐,接続箱4の側部には枝線7,7の光ファイバケーブ
ルを固定する筒状のケーブルクランプ41a,41aが設けら
れており、前記枝線7,7はケーブルクランプ41a,41aの孔
から分岐,接続箱4内に入線するようになっている。分
岐,接続箱4内に入線した枝線7,7はその被覆を外され
る。テンションメンバー70,70は分岐,接続箱内でケー
ブルクランプ41a,41aの夫々の端部から所定長さを残し
て切断され、切断されて残った部分はその端部を固定部
材44a,44aによって夫々分岐,接続箱4に固定される。
このように枝線7,7はケーブルクランプ41a,41aと固定部
材44a,44aとによって分岐,接続箱4に確実に固定され
る。また、テンションメンバー70,70の切断端部の近傍
には光ファイバケーブルの接続部分を収納する接続部43
が設けられている。
支管12,12内…に新たに枝線7を布設する場合は、第
6図(a)に示される如く分岐,接続箱4内において、
少なくとも枝線7を分岐する場合に必要とされる長さだ
け被覆を外し、テンションメンバー70を切断した枝線7
を、略8の字を描くような形状に曲げて余長部7aを形成
しておく。
前述の如き枝線7の布設後、枝線7,7の分岐,接続を
行う場合には、第6図(b)に示す如く前記ケーブルク
ランプ41a,41aが設けられた側部におけるケーブルクラ
ンプ41a,41aの両側に家屋線8を固定する筒状のケーブ
ルクランプ41b,41b…が設けられ、家屋線8,8…がケーブ
ルクランプ41b,41b…の孔から分岐,接続箱4内に入線
するようになっている。分岐,接続箱4内に入線した家
屋線8,8…はその被覆を外され、テンションメンバー80,
80…が分岐,接続箱内でケーブルクランプ41b,41bの夫
々から所定長さを残して切断され、切断されて残った部
分はその端部を固定部材44b,44b…によって夫々分岐,
接続箱4に固定される。このように家屋線8,8…はケー
ブルクランプ41b,41bと固定部材44b,44b…とによって分
岐,接続箱4に確実に固定される。
このように構成された分岐,接続箱4内で枝線7を家
屋線8,8…に分岐する場合、第6図(b)に示す如くケ
ーブルクランプ41a,41aから入線している枝線7の余長
部7aの光ファイバ心線71,71…を、分岐すべき本数だけ
切断する。そして、切断した光ファイバ心線71,71…と
ケーブルクランプ41b,41bから入線している家屋線8,8…
の光ファイバ心線81,81…とを接続部43内で接続する。
このようにして枝線7から家屋線8への分岐が行われて
いる。
以上説明した如き本発明においては、枝線7の新設を
行う場合、各マンホール3,3…に予め分岐,接続箱4を
取付けておき、その分岐,接続箱4内において、枝線7
はその被覆を取り外してなる余長部7aを設けておく。そ
して、枝線7の布設後に枝線7を家屋線8に分岐させる
場合には、必要な分岐数だけ余長部7aの余長部7aの光フ
ァイバ心線71,71…を切断し、これと家屋線8とを接続
することによって枝線7の分岐を行うようになってい
る。このため、枝線7の布設工事においては、分岐,接
続箱4の中に余長部7aを設けておくだけで、分岐のため
の工事は付加されず、家屋線8への分岐の必要に応じて
分岐,接続工事が行える。
なお、本実施例においては、下水処理場1に光通信の
情報の提供及びその管理を行う設備を設けたが、これに
限らず、下水処理場1以外の場所に前記設備を存する情
報通信基地を設け、該情報通信基地に存在する排水管13
から支管12を経て本管11内に幹線6を設置し、この幹線
6を中心とした光通信網を設置しても良い。
〔効果〕
本発明は以上の如きものであり、地表に通じる地中下
水道路網のマンホールを光ファイバケーブルの分岐,接
続点とする光通信路の布設時に、マンホールの蓋の裏側
に設けた光ファイバケーブルの分岐,接続のための接続
箱内に余長部を予め設けておくので、分岐,接続工事は
必要に応じて行えば良いため、光通信路の光ファイバケ
ーブル布設時の工事作業量及び工事費用の低減が実現で
きる等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光通信路の全体的構成を示す模式
的ブロック図、第2図はその光ファイバケーブルの設置
状態を示す模式的斜視図、第3図はマンホールの縦断面
図、第4図は分岐,接続箱の蓋への取付状態を示す模式
的側面図、第5図は分岐,接続箱の蓋への取付状態を示
す模式的平面図、第6図は光ファイバケーブルの分岐,
接続状態を示す分岐,接続箱の横断面図である。 3……マンホール、4……分岐,接続箱 6……幹線、7……枝線、8……家屋線、7a……余長部
フロントページの続き (72)発明者 竹添 健次 茨城県取手市野々井1061番6号 (72)発明者 高橋 良文 東京都江戸川区南小岩7丁目36番17号 (72)発明者 藤平 貞義 東京都中野区中野5丁目7番6号 (72)発明者 岡崎 登 東京都練馬区上石神井3丁目19番7― 108号 (72)発明者 居石 健次郎 東京都千代田区丸の内2丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 石関 昭浩 東京都港区新橋6丁目4番9号 三菱電 機エンジニアリング株式会社東京事業所 内 (72)発明者 上田 順一 兵庫県伊丹市池尻4丁目3番地 三菱電 線工業株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 藤田 盛行 東京都千代田区丸の内3丁目4番1号 (新国際ビル)三菱電線工業株式会社東 京事務所内 (56)参考文献 実開 昭64−40804(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/46 G02B 6/24 H02G 1/06 H02G 15/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】地表に通じる複数のマンホールを備えた地
    中下水道路網に設けられ、前記マンホールにてその分
    岐,接続が行われる光ファイバケーブルを伝送媒体とす
    る光通信路であって、 前記マンホールの蓋の裏側に設けた接続箱の内部に導入
    されている光ファイバケーブルにその分岐,接続のため
    の余長部を設けていることを特徴とする光通信路。
  2. 【請求項2】地表に通じる複数のマンホールが設けられ
    た地中下水道路網に設けられ、前記マンホールにてその
    分岐,接続が行われる光ファイバケーブルを伝送媒体と
    する光通信路を布設する工法であって、 前記マンホールの蓋の裏側に設けた接続箱の内部に導入
    されている光ファイバケーブルに余長部を予め設けてお
    き、この余長部にて光ファイバケーブルの分岐,接続を
    行うことを特徴とする光通信路の布設工法。
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