JP3004481B2 - ロータリーフィーダ - Google Patents

ロータリーフィーダ

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JP3004481B2
JP3004481B2 JP4251669A JP25166992A JP3004481B2 JP 3004481 B2 JP3004481 B2 JP 3004481B2 JP 4251669 A JP4251669 A JP 4251669A JP 25166992 A JP25166992 A JP 25166992A JP 3004481 B2 JP3004481 B2 JP 3004481B2
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partition
partition chamber
rotary drum
chamber
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康雄 熊倉
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クマクラ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉末セメント等の粉状
被輸送物を強制通風力で輸送するロータリーフィーダに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のロータリーフィーダとし
ては、例えば実願昭52−58161号に示すような構
成のものが知られている。
【0003】この従来構成においては、ケーシングに回
転軸が軸受を介して回転可能に支持されるとともに、ケ
ーシング内においてその回転軸に回転ドラムが固定さ
れ、その回転ドラムの外周に沿って複数の仕切室が形成
されている。この回転ドラムの仕切室は、内筒体と、そ
の外周において所定間隔おきで放射方向に延びる複数の
仕切板とにより、外周方向及び両側方へ開口するように
区画形成されている。そして、この仕切室の外周方向開
口部はケーシングによって閉鎖されるようになってい
る。
【0004】また、ケーシングの上部には供給部が設け
られ、この供給部から仕切室の外周方向開口部を通して
仕切室内に被輸送物が供給される。ケーシングの下部両
側には送風口及び輸送口が設けられ、送風口から仕切室
内にエアが圧送されて、その強制通風力により仕切室内
の被輸送物が輸送口から輸送される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ロータリーフィーダにおいては、回転ドラムの仕切室
が、内筒体と複数の仕切板とにより、外周方向及び両側
方へ開口するように区画形成されている。そのため、ケ
ーシングの内周面にシール部材等を設けても、仕切室の
外周方向開口部とケーシングとの間の隙間からエア漏れ
が生じ易くて、被輸送物の輸送効率が低下するという問
題があった。
【0006】そのため前記仕切室を、内筒体と、外筒体
と、両筒体間において所定間隔おきで放射方向に延びる
複数の仕切板とにより、両側方にのみ開口するように区
画形成し、その両側開口部から仕切室内に被輸送物を出
し入れするように構成することが考えられる。即ち、こ
のように構成すれば、仕切室の外周方向を外筒体により
完全に閉鎖することができ、仕切室の外周方向からエア
が漏れるということがないので、被輸送物を効率よく輸
送することができる。
【0007】しかし、このように構成した場合でも、仕
切室の両側部は単にケーシングの内面に摺接されている
にすぎない。そのため、前記エアの圧送時において、仕
切室の両側開口部とケーシングとの間の隙間からエア漏
れが生じ易くて、被輸送物の輸送効率の低下を完全に阻
止することが困難であった。
【0008】又、特に、内筒体とケーシングとの間に隙
間が生じると、回転ドラムの回転に伴って、仕切室内の
被輸送物が回転ドラムの回転軸側へ漏れる。そして、漏
れ出した被輸送物が回転軸の軸受内に侵入して、回転軸
の回転に支障を来すおそれがあるという問題があった。
【0009】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたものであって、その目的は、仕切室の両側開口部と
ケーシングとの間を確実に密閉することができるロータ
リーフィーダを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明では、ケーシング内に回転ドラムを回
転可能に支持し、その回転ドラムの外周に沿って複数の
仕切室を形成し、ケーシングの上部には仕切室内に被輸
送物を供給するための供給部を設け、ケーシングの下部
両側には仕切室内にエアを圧送するための送風口及び仕
切室内から被輸送物を輸送するための輸送口を設けたロ
ータリーフィーダにおいて、前記回転ドラムの仕切室
を、内筒体と、内筒体の外周面に所定間隔おきで放射方
向に延びる複数の仕切板と、ケーシングの内周面とによ
り区画形成し、前記ケーシングの回転ドラムとの対向面
には、内筒体の両端を摺動可能に嵌合する嵌合部を設け
るとともに、前記仕切板を剛性を有する心材とその表面
の弾性を有する被覆層とから構成し、該被覆層を仕切板
の両側縁部においてケーシングの両側板内面とほぼ線接
触するように斜状に形成したものである。
【0011】又、第2の発明では、前記回転ドラムの仕
切室を、内筒体と、外筒体と、両筒体間において所定間
隔おきで放射方向に延びる複数の仕切板とにより、両側
方にのみ開口するように区画形成して、その両側開口部
から仕切室内に被輸送物を出し入れするように構成し、
前記ケーシングの回転ドラムとの対向面には、内筒体及
び外筒体のうち少なくとも一方の筒体の両端を摺動可能
に嵌合する嵌合部を設けるとともに、前記仕切板を剛性
を有する心材とその表面の弾性を有する被覆層とから構
成し、該被覆層を仕切板の両側縁部においてケーシング
の両側板内面とほぼ線接触するように斜状に形成した
のである。
【0012】
【作用】従って、第1の発明によれば、回転ドラムが回
転されると、ケーシングの上部において、供給部から仕
切室の外周方向開口部を通して仕切室内に被輸送物が供
給される。そして、回転ドラムの回転に伴い、仕切室内
に供給された被輸送物がケーシングの下部まで移送され
る。その後、ケーシングの下部において、送風口から仕
切室の一側開口部を通して仕切室内にエアが圧送され、
その強制通風力により、仕切室内の被輸送物が仕切室の
他側開口部から輸送口へ輸送される。
【0013】このとき、ケーシングの回転ドラムとの対
向面には、内筒体の両端を摺動可能に嵌合する嵌合部が
設けられているので、内筒体とケーシングとの間に隙間
が生じることがない。そのため、回転ドラムの回転に伴
って、仕切室内の被輸送物が回転ドラムの軸心側へ漏れ
るおそれがない。また、仕切板の両側縁とケーシングの
両側板内面との密着状態が良好となり、回転ドラムの回
転に伴ってケーシングの両側板内面に付着している被輸
送物が仕切板の両側縁により掻き取られる。
【0014】又、第2の発明によれば、回転ドラムが回
転されると、ケーシングの上部において、供給部から仕
切室の両側開口部を通して仕切室内に被輸送物が供給さ
れる。そして、回転ドラムの回転に伴い、仕切室内に供
給された被輸送物がケーシングの下部まで移送される。
その後、ケーシングの下部において、送風口から仕切室
の一側開口部を通して仕切室内にエアが圧送され、その
強制通風力により、仕切室内の被輸送物が仕切室の他側
開口部から輸送口へ輸送される。
【0015】このとき、回転ドラムの仕切室が、内筒体
と、外筒体と、複数の仕切板とにより、両側方にのみ開
口するように区画形成されているため、仕切室から外方
へエア漏れが生じるおそれはない。そのため、被輸送物
を効率よく迅速に輸送することができる。
【0016】又、ケーシングの回転ドラムとの対向面に
は、内筒体及び外筒体のうち少なくとも一方の筒体の両
端を摺動可能に嵌合する嵌合部が設けられている。そし
て、ケーシングに内筒体の両端を嵌合する嵌合部が設け
られている場合には、仕切室から回転ドラムの軸心側へ
エア漏れが生じるおそれがないとともに、仕切室内の被
輸送物が回転ドラムの軸心側へ漏れるおそれがない。一
方、ケーシングに外筒体の両端を嵌合する嵌合部が設け
られている場合には、回転ドラムの外方へエア漏れが生
じるおそれがない。また、仕切板の両側縁とケーシング
の両側板内面との密着状態が良好となり、回転ドラムの
回転に伴ってケーシングの両側板内面に付着している被
輸送物が仕切板の両側縁により掻き取られる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
基づいて説明する。図1及び図2に示すように、ケーシ
ング1はほぼ円筒状の胴部2と、複数のボルト3により
胴部2の両側に固定された一対の側板4,5とから構成
されている。回転軸6はケーシング1の両側板4,5間
に軸受7を介して回転可能に支持され、その両端外周と
両側板4,5との間にはシール8が介装されている。ス
プロケット9は回転軸6の端部に固定され、チェーン等
を介して図示しない駆動モータに作動連結されている。
【0018】回転ドラム10は前記ケーシング1内にお
いて回転軸6に固定され、その外周に沿って断面ほぼ扇
形状の複数の仕切室11が設けられている。この回転ド
ラム10の構成について説明すると、一対の側板12は
回転軸6に所定間隔をおいて固定され、両側板12の外
周には内筒体13が固定されている。外筒体14はその
内筒体13の外側に所定間隔をおいて配設されている。
【0019】複数の仕切板15は前記両筒体13,14
間に所定間隔おきで放射方向に延びるように固定配置さ
れ、この仕切板15と両筒体13,14とによって、前
記仕切室11が両側方にのみ開口するように区画形成さ
れている。また、この実施例においては、特に図3及び
図5に示すように、回転ドラム10の両筒体13,14
及び仕切板15が、金属製の心材16と、その心材16
の仕切室11側の表面に形成された合成樹脂製の被覆層
17とから構成されている。
【0020】図1及び図3に示すように、嵌合部として
の内周溝18は前記ケーシング1の両側板4,5の内面
に形成され、この内周溝18には回転ドラム10の内筒
体13の両端が摺動可能に嵌合されている。嵌合部とし
ての外周溝19は両側板4,5の内面に形成され、この
外周溝19には回転ドラム10の外筒体14の両端が摺
動可能に嵌合されている。そして、この溝18,19と
筒体13,14との嵌合構成により、各仕切室11の両
側部がほぼ気密状態で閉塞されている。又、図4に示す
ように、仕切板15の両側縁部は回転ドラム10の回転
方向と反対側において斜状に形成され、その両側縁の被
覆層17がケーシング1の両側板4,5の内面にほぼ線
接触状態となっている。
【0021】供給口20は前記ケーシング1の上部に形
成され、回転ドラム10の仕切室11がケーシング1の
上部位置に回転されたとき、その仕切室11の両側部が
供給口20に向かって開口される。ホッパ21は複数の
ボルト22により供給口20の上部に固定され、その内
部には粉末セメント等の粉状被輸送物Fが収容される。
尚、この実施例では、供給口20とホッパ21とにより
供給部が構成されている。そして、回転ドラム10の回
転に伴い、仕切室11がケーシング1の上部に来たと
き、ホッパ21内の被輸送物Fが供給口20から、仕切
室11の両側開口部を通して仕切室11内に供給され
る。
【0022】図1に示すように、前記ホッパ21の下部
には、仕切室11の両側開口部へ被輸送物Fを案内する
ための案内面21aが形成され、その案内面21aは、
仕切室11の両側開口部と対向する位置において、その
両側開口部に向かって斜状に形成されている。そして、
この案内面21aにより、ホッパ21内の被輸送物Fが
仕切室11の両側開口部へスムーズに案内誘導される。
【0023】断面ほぼ山型状をなす案内板23は、回転
ドラム10の外周上面を覆うようにホッパ21内に配設
されている。そして、この案内板23により、粉状被輸
送物Fが回転ドラム10の外周上面に滞留することな
く、回転ドラム10の両側部に案内誘導される。シール
板31はケーシング1の上部において回転ドラム10の
外周面に摺接可能に配置され、ホッパ21内の被輸送物
Fが回転ドラム10の外周面とケーシング1の内周面と
の間の隙間へ漏れるのが防止されている。
【0024】円形の送風口24は前記ケーシング1の下
部において一方の側板4に形成され、その外側には送風
管25が連結固定されている。長孔円弧状の輸送口26
はケーシング1の下部において他方の側板5に形成さ
れ、その外側には輸送管27が連結固定されている。ま
た、図2及び図6から明らかなように、送風口24の断
面積が仕切室11の断面積とほぼ同一であると共に、輸
送口26の断面積が仕切室11の断面積のほぼ3倍とな
るように構成されている。そして、回転ドラム1の回転
に伴い、仕切室11に収容された被輸送物Fがケーシン
グ1の下部位置まで給送されたとき、仕切室11の両側
部が送風口24及び輸送口26に向かって開口される。
【0025】また、前記送風管25には図示しないブロ
ワが連結され、仕切室11がケーシング1の下部位置に
回転された状態で、ブロワから送風管25、送風口24
及び仕切室11の一側開口部を通して、仕切室11内に
エアが圧送される。そして、このエアの圧送に伴う強制
通風力により、仕切室11内の被輸送物Fが仕切室11
の他側開口部から、輸送口26を通して輸送管27内に
輸送される。
【0026】エア抜き口28は前記回転ドラム10の空
給送側の仕切室11と連通するように、ケーシング1の
一方の側板4に形成されている。エア抜き管29はエア
抜き口28の外側に斜上方へ延びるように連結され、そ
の途中にはストレーナ30が設けられている。そして、
前記エア抜き管29には図示しない吸引ポンプが連結さ
れ、この吸引ポンプによりエア抜き管29及びエア抜き
口28を介して、空給送側の仕切室11内からエアが吸
引されて、仕切室11の内部が負圧状態になる。
【0027】次に、前記のように構成されたロータリー
フィーダの動作を説明する。さて、このロータリーフィ
ーダにおいて、図示しない駆動モータが起動されると、
その回転力がチェーン及びスプロケット9等を介して回
転軸6に伝達され、回転ドラム10が図2の反時計方向
へ回転される。それにより、ケーシング1の上部におい
て、ホッパ21内の粉状被輸送物Fが、供給口20から
上方に位置する仕切室11の両側開口部を通して、その
仕切室11内に供給される。
【0028】このとき、ホッパ21内の被輸送物Fは、
同ホッパ21の下部の案内面21aに沿って、仕切室1
1の両側開口部へスムーズに案内誘導される。又、回転
ドラム10の外周上面が断面ほぼ山型状をなす案内板2
3により覆われているので、被輸送物Fが回転ドラム1
0の外周上面に滞留することはなく、回転ドラム10の
回転に支障を来すおそれを防止することができる。更
に、この案内板23の斜状面により、ホッパ21内の被
輸送物Fが仕切室11の両側開口部へスムーズに案内誘
導されるので、前記案内板21aによる作用ともあいま
って、被輸送物Fを仕切室11内へ効率よく供給するこ
とができる。
【0029】その後、回転ドラム10の回転に伴い、仕
切室11内に供給された被輸送物Fがケーシング1の下
部まで給送される。また、ケーシング1の下部におい
て、図示しないブロワより給送されるエアが、送風管2
5及び送風口24を通して、下方に位置する仕切室11
の一側開口部から、その仕切室11内に圧送される。そ
して、このエアの圧送に伴う強制通風力により、仕切室
11内の被輸送物Fが仕切室11の他側開口部から、輸
送口26を通して輸送管27内に輸送される。
【0030】このとき、回転ドラム10の仕切室11
が、内筒体13と、外筒体14と、複数の仕切板15と
により、両側方にのみ開口するように区画形成されてい
るので、仕切室11内に圧送されたエアがその仕切室1
1から外方へ漏れるおそれがない。即ち、前記従来とは
異なり、仕切室11の外周方向は外筒体14により完全
に閉塞され、仕切室11は完全な筒状をなしているの
で、前記エアの圧送に伴う強制通風力をその仕切室11
内に効率よく作用させることができ、仕切室11内の被
輸送物Fを効率よく迅速に輸送することができる。
【0031】更に、この実施例では、両側板4,5に形
成された溝18,19と回転ドラム10の筒体13,1
4の両端との嵌合構成により、仕切室11の両側部がほ
ぼ気密状態で閉塞されている。このため、仕切室11の
両側開口部と両側板4,5との間からのエア漏れも確実
に防止することができ、仕切室11内の被輸送物Fを更
に効率よく輸送することができる。
【0032】また、特に内周溝18と内筒体13の両端
との嵌合構成により、仕切室11の両側部から回転軸6
側へ被輸送物Fが漏れるのを防ぐことができる。従っ
て、漏れ出した被輸送物Fが、回転軸6とシール8との
間、或いは軸受7内に侵入して、回転軸6の回転に支障
を来すおそれを確実に防止することができる。又、被輸
送物Fが軸受7内に侵入して、その軸受7のベアリング
が磨耗したり破損したりするおそれもない。
【0033】又、図4に示すように、仕切板15の両側
縁部は回転ドラム10の回転方向と反対側において斜状
に形成され、その両側縁の弾性を有する被覆層17が、
ケーシング1の両側板4,5の内面にほぼ線接触状態と
なっている。そのため、仕切板15の両側縁と両側板
4,5の内面との密着状態が良好となり、両者間からエ
アや被輸送物Fが漏れるおそれがほとんどない。又、両
側板4,5の内面に付着している被輸送物Fを、回転ド
ラム10の回転に伴って、仕切板15の両側縁によって
掻き取る効果もある。
【0034】さらに、この実施例においては、図6に示
すように、輸送口26が長孔円弧状に形成されて、その
断面積が送風口24及び仕切室11のほぼ3倍となるよ
うに設定されている。このため、回転ドラム10の回転
に伴い、被輸送物Fを収容した仕切室11がケーシング
1の下部に差し掛かった際、あるいは通過する際に、仕
切室11の一側部が一部分でも送風口24に対応してい
る間は、仕切室11の他側部全体が輸送口26に開口さ
れた状態になる。即ち、送風口24からのエアが仕切室
11内に少しだけ作用しても、仕切室11の他側部全体
が輸送口26に開口された状態であるので、その全体が
開口された他側部から仕切室11内の被輸送物Fを容易
に輸送口26側へ輸送することができる。従って、送風
口24から多量のエアを圧送する必要がなく、小さな通
風力で被輸送物Fを有効に輸送することができる。
【0035】その後、回転ドラム10の回転に伴い、被
輸送物Fの輸送を終了した仕切室11がケーシング1の
下部から上方へ空給送されるとき、その仕切室11の一
側部がエア抜き口28に対応する。そして、この対応状
態で、図示しない吸引ポンプによりエア抜き管29及び
エア抜き口28を介して、仕切室11内からエアが吸引
され、その仕切室11の内部が負圧状態にされると共
に、吸引エア中の被輸送物Fがストレーナ30によって
濾過される。
【0036】従って、ケーシング1の上方位置で仕切室
11内に被輸送物Fが再び供給される際、負圧状態の仕
切室11内に所定量の被輸送物Fが迅速かつ正確に供給
される。又、前述のように、溝18,19と筒体13,
14との嵌合構成により、仕切室11の両側部がほぼ気
密状態で閉塞されているので、仕切室11内を確実に負
圧状態にすることができ、同室11内への被輸送物Fの
供給効率を更に向上させることができる。
【0037】また、この実施例においては、図2に示す
ように、エア抜き管29がエア抜き口28の外側に斜上
方へ延びるように連結されている。そのため、このロー
タリーフィーダの運転が停止されたときには、ストレー
ナ30に堆積した被輸送物Fが、エア抜き管29の斜状
部を通して仕切室11内へ支障なく円滑に落下回収され
る。
【0038】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば以下のような態様で具体化
することも可能である。 (1)回転ドラム10の内筒体13の両端部のみをケー
シング1の両側板4,5の溝18に嵌合し、外筒体14
の両端部を両側板4,5の内面に摺接させるように構成
すること。 (2)回転ドラム10の外筒体14の両端部のみをケー
シング1の両側板4,5の溝19に嵌合し、内筒体13
の両端部を両側板4,5の内面に摺接させるように構成
すること。 (3)図7に示すように、ケーシング1の両側板4,5
の内面に、嵌合部としての幅広の溝32を形成して、そ
の溝32内に両筒体13,14の両端を摺動可能に嵌合
すること。 (4)図8に示すように、ケーシング1の両側板4,5
の内面に、嵌合部としての凸部33を形成して、その凸
部33に両筒体13,14の両端を摺動可能に嵌合する
こと。 ()回転ドラムの仕切室を、内筒体と、内筒体の外周
面に所定間隔おきで放射方向に延びる複数の仕切板と、
ケーシングの内周面とにより区画形成したタイプのロー
タリーフィーダにおいて、内筒体の両端部をケーシング
の両側板の溝に嵌合するように構成すること。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、仕
切室の両側開口部とケーシングとの間を確実に密閉する
ことができるとともに、仕切板の両側縁とケーシングの
両側板内面との密着状態を良好にでき、回転ドラムの回
転に伴ってケーシングの両側板内面に付着している被輸
送物を仕切板の両側縁により掻き取ることができるとい
う優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を具体化したロータリーフィーダの一
実施例を示す断面図である。
【図2】図1のほぼ中央において縦断して示す断面図で
ある。
【図3】回転ドラムの一部を拡大して示す部分断面図で
ある。
【図4】図3のA−A線における部分断面図である。
【図5】回転ドラムの一部を拡大して示す部分断面図で
ある。
【図6】送風口及び輸送口に対する仕切室の対応関係を
示す説明図である。
【図7】この発明の別例を示す部分断面図である。
【図8】この発明のもう1つの別例を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1…ケーシング、10…回転ドラム、11…仕切室、1
3…内筒体、14…外筒体、15…仕切板、18…嵌合
部としての内周溝、19…嵌合部としての外周溝、20
…供給部を構成する供給口、21…供給部を構成するホ
ッパ、24…送風口、26…輸送口、32…嵌合部とし
ての溝、33…嵌合部としての凸部、F…被輸送物。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシング内に回転ドラムを回転可能に
    支持し、その回転ドラムの外周に沿って複数の仕切室を
    形成し、ケーシングの上部には仕切室内に被輸送物を供
    給するための供給部を設け、ケーシングの下部両側には
    仕切室内にエアを圧送するための送風口及び仕切室内か
    ら被輸送物を輸送するための輸送口を設けたロータリー
    フィーダにおいて、 前記回転ドラムの仕切室を、内筒体と、内筒体の外周面
    に所定間隔おきで放射方向に延びる複数の仕切板と、ケ
    ーシングの内周面とにより区画形成し、前記ケーシング
    の回転ドラムとの対向面には、内筒体の両端を摺動可能
    に嵌合する嵌合部を設けるとともに、前記仕切板を剛性
    を有する心材とその表面の弾性を有する被覆層とから構
    成し、該被覆層を仕切板の両側縁部においてケーシング
    の両側板内面とほぼ線接触するように斜状に形成した
    とを特徴とするロータリーフィーダ。
  2. 【請求項2】 ケーシング内に回転ドラムを回転可能に
    支持し、その回転ドラムの外周に沿って複数の仕切室を
    形成し、ケーシングの上部には仕切室内に被輸送物を供
    給するための供給部を設け、ケーシングの下部両側には
    仕切室内にエアを圧送するための送風口及び仕切室内か
    ら被輸送物を輸送するための輸送口を設けたロータリー
    フィーダにおいて、 前記回転ドラムの仕切室を、内筒体と、外筒体と、両筒
    体間において所定間隔おきで放射方向に延びる複数の仕
    切板とにより、両側方にのみ開口するように区画形成し
    て、その両側開口部から仕切室内に被輸送物を出し入れ
    するように構成し、前記ケーシングの回転ドラムとの対
    向面には、内筒体及び外筒体のうち少なくとも一方の筒
    体の両端を摺動可能に嵌合する嵌合部を設けるととも
    に、前記仕切板を剛性を有する心材とその表面の弾性を
    有する被覆層とから構成し、該被覆層を仕切板の両側縁
    部においてケーシングの両側板内面とほぼ線接触するよ
    うに斜状に形成したことを特徴とするロータリーフィー
    ダ。
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