JP3004444U - サッカーゲーム盤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サッカーゲームの醍醐味であるシュートとゴ
ール前ブロックを、卓上で立体的に楽しむことのできる
サッカーゲーム盤を提供する。 【構成】 盤本体の上面に、ゴールに対する向き角度を
任意設定可能なシュート台と、該シュート台上の凹部に
置いたボールに向けて前進し、前進端で蹴足を揺動して
シュートするシュート手段を備えたシューター人形と、
前記ゴールの前部中央に、横倒動作可能なキーパー人形
と、をそれぞれ設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、サッカーゲームの興趣を卓上で楽しむ玩具として好適なサッカー ゲーム盤に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

サッカーは、１１人ずつ２組のチームが、ボールを、手を使わずに相手方ゴー ルに入れ合うスポーツであり、フットボール、蹴球とも呼ばれる。 サッカー競技場は、タッチライン（長辺）とゴールライン（短辺）からなる長 方形の枠ライン、該枠ラインを中央で２分割するハーフウェイライン、該ハーフ ウェイラインの中央に描かれたセンターサークルなどによりエリア分割されてい る。また、各ゴールライン（短辺）の中央部に、ゴールが設けられており、該ゴ ールは、両サイドのゴールポスト（縦棒）と上辺のクロスバー（横棒）からなる 長方形の入口と、該入口から蹴り込まれたボールを後方で受止するゴールネット を備えている。

【０００３】 競技ルールは、この枠ライン内で、パスやドリブルによってボールを縦横に受 渡しながら相手方陣内に入り込み、最終的にボールをゴールに蹴り込めば、得点 になるというものである。 試合時間（前・後半、４５分）が終了しても同点の場合は延長戦を行い、それ でも決着がつかなければ、両チーム５名づつのＰＫ（ペナルティキック）を行い 、得点の多かったチームを勝ちとする。このＰＫ戦でも同点の場合は、さらに一 人づつＰＫを行う「サドンデス」（Ｓａｄｄｅｎ Ｄｅａｔｈ）方式によって勝 敗が決定される。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

近年、サッカーは、青少年の間で野球を凌ぐ勢いで普及し、子供たちの日常的 遊びとして定着している。特に、１９９３年から開催されたプロサッカーリーグ ・Ｊリーグの人気と、マスコミによる宣伝効果も手伝って、国民的スポーツとい ってよいほどの人気を博しつつある。このため、サッカーの興趣をスポーツとし てではなく、家庭内で手軽にできる遊戯ゲームとしても楽しみたいという要求が 出てきた。

【０００５】 ところが、いわゆるコンピュータゲームは、ボールの動きを平面内で模擬する だけであって、立体的なボールを現実の立体空間内でシュートしてゴールしたり 、飛翔するボールを身体で防護してブロックする喜びを疑似体験したりすること は不可能である。 この考案は、上記の点に鑑み、サッカーゲームの醍醐味であるシュートとゴー ル前ブロックを、卓上で立体的に楽しむことのできるサッカーゲーム盤を提供す ることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため請求項１のサッカーゲーム盤は、盤本体の上面に、 ゴールに対する向き角度を任意設定可能なシュート台と、該シュート台上の凹部 に置いたボールに向けて前進し、前進端で蹴足を揺動してシュートするシュート 手段を備えたシューター人形と、前記ゴールの前部中央に、横倒動作可能なキー パー人形と、をそれぞれ設けた。

【０００７】 請求項２のサッカーゲーム盤は、前記キーパー人形が、横倒時にアームを振り 上げる振上手段を備えたものとした。 請求項３のサッカーゲーム盤は、前記シュート手段が、前記シュート台に設け られた発射ボタンを解除することにより、前記シューター人形の軸足と一体に前 進する走行板と、その前進端にて、該走行板の係止爪から解除されて、前記シュ ーター人形の蹴足とともに前進するキック板とを備えたものとした。

【０００８】 請求項４のサッカーゲーム盤は、前記振上手段が、前記キーパー人形の傾動に 応じて移動可能なラックギアと、該ラックギアに噛合するピニオンギアを、キー パー人形のアームを振り上げ可能な回転軸に設けたものとした。

【０００９】

【作用】

請求項１のサッカーゲーム盤において、ゴールに対する向き角度を適宜設定さ れたシュート台上のシューター人形は、ボールに向けて前進した後、前進端で蹴 足を揺動させて、シュート手段によりシュートを行う。また、キーパー人形は、 シュートされたボールを、横倒動作によりブロックする。

【００１０】 請求項２のサッカーゲーム盤において、キーパー人形は、横倒時にアームを振 り上げてボールをブロックする。 請求項３のサッカーゲーム盤において、バネ付勢された走行板のみを駆動源と して、シューター人形の前進しながらシュートするという複雑な動作が実現され る。

【００１１】 請求項４のサッカーゲーム盤において、キーパー人形の傾動に応じて移動する ラックギアにより、キーパー人形のアームに設けられた回転軸のピニオンギアが 回転して、キーパー人形のアームが振り上げられる。

【００１２】

【実施例】

以下、この考案を添付の図面に基づく実施例により説明する。 本願サッカーゲーム盤１００の全体構成を示す図１において、１は盤本体で、 該盤本体１は、サッカーゲーム場のゴール付近を模した盤面からなり、その上面 に観客席に模した略Ｕ字形の周壁１Ａを備えている。該盤本体１の奥側にはゴー ル２が、手前側（周壁１Ａの開口側）には、シュート台３がそれぞれ設けられて いる。

【００１３】 前記ゴール２の前側には、キーパー人形５が立設され、内側には、シュートさ れたボールＢを盤本体１の取り出し口に落下させるための落下口２Ａが設けられ ている。また、前記シュート台３の上面には、シューター人形４が立設され、該 シューター人形４の前部には、ボールＢを載置するための凹部３Ｅが設けられて いる。

【００１４】 次に、シュート手段について説明する。 前記シュート台３の内部構成を示す図２において、該シュート台３は、前側（ ゴール側）が略円形、後側が略長方形に構成されている。該シュート台３は、上 半殻３Ａと下半殻３Ｂに分割できるように構成されている。該上半殻３Ａは、前 記シューター人形４の軸足（左足に対応）４Ａを走行させるための長穴３Ｃと、 蹴足（右足に対応）４Ｂを走行させるための長穴３Ｄを備えている。前記凹部３ Ｅは、該長穴３Ｄの前側端部に近接して設けられている。３Ｆは、後述のキック ４１を付勢するバネ４１Ｃを固定するためのピンで、該上半殻３Ａの下面に立設 されている。

【００１５】 前記シューター人形４を前進させ、蹴足を揺動させるシュート手段４００は、 該シュート台３の内部に装着されている。 ４１はキック板で、該キック板４１は、前記バネ４１Ｃによりゴール２側へ付 勢され、シュート方向（前記シュート台３の中心軸と同じ方向）へのみ移動でき るように構成されている。該キック板４１の上面には、前記シューター人形の蹴 足４Ａに嵌入するピン４１Ａと、キック板４１を後側に牽引してチャージアップ するための指掛けピン４１Ｂがそれぞれ立設されている。

【００１６】 ４１Ｅは該キック板４１の下面後端に立設された係止爪で、該係止爪４１Ｅは 、前記指掛けピン４１Ｂを前記バネ４１Ｃに抗して後側端部まで牽引した時、発 射ボタン４９の係止部４９Ａに係止して、キック板４１をチャージアップ状態に 保持できるようになっている。キック板４１の下面に立設された立板４１Ｄは、 キック板４１を後側へ牽引する際、走行板４２を一緒に牽引できるようにするた めのものである。４９Ｂは発射ボタン４９を復帰させるためのバネである。

【００１７】 前記走行板４２は、略Ｌ字形の板部材からなり、前記キック板４１に対して、 シュート方向へのみスライド自在に嵌装されている。該走行板４２には、前記シ ューター人形４の軸足４Ａを固定するためのネジ穴４２Ａが設けられるとともに 、前記キック板４１との係合状態を規制するための可撓片４２Ｂが設けられてい る。また、該走行板４２には、前進時の走行速度を減速するための減速手段４４ ０が設けられている。

【００１８】 ４３は、前記キック板４１と走行板４２の係合状態を規制するための規制板で 、該規制板４３は、軸Ｊを介して前記走行板４２に対して回動可能に構成される とともに、側面に設けられた係止爪４３Ａが、前記キック板４１の側面の係止爪 ４１Ｆに係止し、キック板４１とともに前進できるように構成されている。また 、該規制板４３は、下面に立設された立壁４３Ｂが、前記走行板４２の可撓片４ ２Ｂに当接しており、該可撓片４２Ｂの作用によって軸Ｊの回りに回動し、前記 係止爪４３Ａと係止爪４１Ｆの係合状態を変更できるようになっている。

【００１９】 即ち、該規制板４３の側面が、前記シュート台の下半殻３Ｂの後側（長方形側 ）壁面３００Ｂに摺接している時は、前記係止爪４３Ａと係止爪４１Ｆが係合状 態にある。また、該規制板４３の側面が、前記シュート台の下半殻３Ｂの前側（ 略円形側）壁面３０１Ｂに摺接している時は、可撓片４２Ｂの作用によって、規 制板４３は軸Ｊの回りに回動し、係止爪４３Ａと係止爪４１Ｆの係合は解除され 、離反状態を維持されるようになっている。

【００２０】 前記減速手段４４０は、前記走行板４２の側面に設けられたラックギア４２Ｃ と、該ラックギア４２Ｃに噛合する第１歯車４５Ａを備え、該第１歯車４５Ａよ り少歯の第２歯車４５と、該第２歯車４５に間欠噛合可能なＵ字部材４４Ａを備 えた揺動片４４とからなっている。該揺動片４４は、前記下半殻３Ｂに対して、 軸４４Ｊにより回動可能に軸支されている。

【００２１】 ここで、前記走行片４２が前進する時、ラックギア４２Ｃに噛合する第１歯車 ４５Ａにより回転する第２歯車４５は、Ｕ字部材４４Ａと間欠噛合することによ り、揺動片４４を間欠的に揺動して、走行片４２の前進速度が著しく減速される ようになっている。

【００２２】 次に、前記キーパー人形５の横倒手段について説明する。 横倒手段５００の構成を示す斜視図である図６において、前記キーパー人形５ は、前記盤本体１のゴール２の下側に嵌装可能な基筐体５０に装着されている。 該基筐体５０は、キーパー人形５の後方に、ゴール２の落下穴２Ａより落下した ボールＢを受止する受皿５６を備えるとともに、キーパー人形５の下側に、キー パー人形５の基台５Ｄを横倒可能な横倒手段５００を備えている。これにより、 キーパー人形５は、該基台５Ｄとともに横倒できるように構成されている。

【００２３】 即ち、該基台５Ｄの後部には、駆動レバー５４、５５が配設され、該駆動レバ ー５４、５５により回動可能な駆動軸５４Ａ、５５Ａが、前記基台５Ｄの駆動機 構に連係して、基台５Ｄを左右に横倒できるようになっている。

【００２４】 前記横倒手段５００の構成を示す説明図である図７において、キーパー人形５ を支持する基台５Ｄは、２個の長穴５１Ａ、５１Ｂを備えている。該長穴５１Ａ 、５１Ｂには、Ｌ字形回動部材５２、５３の一方の端部に立設されたピン５２Ｃ ，５３Ｃがそれぞれ嵌入されている。該Ｌ字形回動部材５２、５３の他端部には 、前記駆動軸５４Ａ、５５Ａが固設されており、該駆動軸５４Ａ、５５Ａにより Ｌ字形回動部材５２、５３が回動できるようになっている。ここで、該Ｌ字形回 動部材５２、５３は、巻きバネ５２Ｂ、５３Ｂにより戻り方向へ回転付勢されて いる。

【００２５】 即ち、前記駆動軸５２Ａを回動すると、Ｌ字形回動部材５２は、駆動軸５２Ａ とともに回動し、ピン５２Ｃと長穴５１Ｂを介して基台５Ｄ及びキーパー人形５ を、傾動できるようになっている。この時、Ｌ字形回動部材５３のピン５３Ｃは 、長穴５１Ａ内でスライド移動するだけで、基台５Ｄの傾動を妨げることはない 。全く同様に、前記駆動軸５３Ａを回動すると、Ｌ字形回動部材５３は、駆動軸 ５３Ａとともに回動し、ピン５３Ｃと長穴５１Ａを介して基台５Ｄ及びキーパー 人形５を、逆方向へ傾動できるようになっている。

【００２６】 次に、キーパー人形５のアーム振り上げ手段について説明する。 前記キーパー人形５の両アーム５Ｂ、５Ｂは、胴体５Ａに対して回動可能な回 転軸６１の両端にそれぞれ固設されている。該回転軸６１の中央部には、ピニオ ンギア６１Ａが設けられている。６２は、該ピニオンギア６１Ａに噛合するラッ クギア６２Ａを支持する駆動バーで、該駆動バー６２、６２は、前記キーパー人 形５の両足部５Ｃ，５Ｃを挿通しており、その下部に基台５Ｄの内部に突出する 水平バー６２Ｂを有している。該水平バー６２Ｂは、基枠５１に立設された押上 立片５０Ａに当接可能である。

【００２７】 ここで、前記ラックギア６２Ａは、バネ６２Ｂにより下方向へ付勢されている ため、該水平バー６２Ｂが押上立片５０Ａに当接していればラックギア６２Ａは 上方向へ、当接していなければ下方向へ移動するようになっている。即ち、キー パー人形５が傾動して、水平バー６２Ｂ下方へ突出すると、ラックギア６２Ａが 下方へ移動し、これに噛合するピニオンギア６１Ａが回動、該ピニオンギア６１ Ａと一体に回転する回転軸６１が、アーム５Ｂ、５Ｂを振り上げるようになって いる。

【００２８】 尚、図１において、１１はスコアボードで、該スコアボード１１は、手回し可 能な回動板１１Ａの表面にスコア数字を備え、双方が獲得した点数を表示窓１１ Ｂに表示できるように構成されている。

【００２９】 以下、各駆動機構の連係動作と本願サッカーゲーム盤の遊び方について説明す る。 ２人の競技者は、攻撃側と防御側に分かれ、攻撃側は、シュート台３の上面に 突出する指掛けピン４１Ｂを牽引してキック板４１を発射ボタン４９に係止し、 チャージアップした状態の発射ボタン４９に指をセットする。そして、ゴール２ に対するシュート台３の向きを適宜変更しながらシュート方向を探り、所望のタ イミングで発射ボタンを押圧する。

【００３０】 爪４１Ｅが発射ボタン４９の爪４９Ａから外れると、キック板４１は、走行板 ４２とともに、バネ４１Ｃの作用により前方向へ走行する。この時、その走行速 度は、減速手段４４０により適宜減速されている。即ち、走行板４２のラックギ ア４２Ｃは第１歯車４５Ａを回転し、第１歯車４５Ａと一体の第２歯車４５は、 Ｕ字部材４４Ａと間欠噛合しながら回転する。このため、走行板４２は、揺動片 ４４の間欠揺動に規制されながら走行することとなり、若干がたつきながら減速 走行する。従って、キック板４１も同様の規制を受けて減速走行する。

【００３１】 次に、走行板４２が前端位置に到達する時、可撓片４２Ｂは壁面３０１Ｂに向 けて移動し、規制板４３を軸Ｊの回りに回動して、係止爪４３Ａと係止爪４１Ｆ の係合状態を解除する。これにより、走行板４２は停止、キック板４１のみがバ ネ４１Ｃによって牽引され、走行する。この時、減速手段４４０の影響は受けな いため、キック板４１の動きは高速となる。そして、ピン４１Ａを嵌入した蹴足 ４Ｂは素早く揺動し、凹部３ＥにセットされたボールＢをキックすることとなる 。蹴られたボールＢは、シュート台３の設定方向に向けて飛翔する。

【００３２】 一方、キーパー人形５を操作する競技者は、右手で駆動レバー５４、左手で駆 動レバー５５を持ちながら、ボールＢの飛翔方向に応じて、キーパー人形５の横 倒し方向を操作することを行う。キーパー人形５を右方向へ傾動する時は、駆動 レバー５４を回動すると、Ｌ字形回動部材５２が、駆動軸５２Ａとともに回動し 、ピン５２Ｃと長穴５１Ｂを介して、基台５Ｄを右に回動させることとなる。そ して、キーパー人形５が傾動するに応じて、水平バー６２Ｂが下方へ突出、ラッ クギア６２Ａが下方へ移動する。

【００３３】 この時、ラックギア６２Ａに噛合するピニオンギア６１Ａが回転して回転軸６ １も回転、両アーム５Ｂ，５Ｂが振り上げられる。即ち、ゴール２の（キーパー から見て）右半分がキーパー人形５によりブロックされる。キーパー人形５を左 方向へ傾動する時も、左手の駆動レバー５５により全く同様に操作できる。 ゴールシュートが決まるごとに、スコアボード１１の回動板を回し、双方の獲 得点を表示部１１Ｂに表示すれば、現実のプレイに酷似したゲームを展開でき、 興趣が増大する。

【００３４】

【考案の効果】

上記のように請求項１のサッカーゲーム盤は、盤本体の上面に、ゴールに対す る向き角度を任意設定可能なシュート台と、該シュート台上の凹部に置いたボー ルに向けて前進し、前進端で蹴足を揺動してシュートするシュート手段を備えた シューター人形と、前記ゴールの前部中央に、横倒動作可能なキーパー人形と、 をそれぞれ設けているので、ゴールに対するシューター人形の向き角度を適宜設 定し、ボールに向けて前進させて、シュートさせることができる。また、キーパ ー人形を操作して、シュートされたボールを、横倒動作によりブロックすること ができる。

【００３５】 請求項２のサッカーゲーム盤は、前記キーパー人形が、横倒時にアームを振り 上げる振上手段を備えているので、現実のプレイと同様のブロック動作を、実現 することができる。 請求項３のサッカーゲーム盤は、前記シュート手段が、前記シュート台に設け られた発射ボタンを解除することにより、前記シューター人形の軸足と一体に前 進する走行板と、その前進端にて、該走行板の係止爪から解除されて、前記シュ ーター人形の蹴足とともに前進するキック板とを備えているので、極めて簡潔な 構成で、前進しながらシュートするという複雑なシュート動作をシューター人形 で実現することができる。

【００３６】 請求項４のサッカーゲーム盤は、前記振上手段が、前記キーパー人形の傾動に 応じて移動可能なラックギアと、該ラックギアに噛合するピニオンギアを、キー パー人形のアームを振り上げ可能な回転軸に設けているので、極めて簡潔な構成 で、キーパー人形の複雑なブロック動作を実現することができる。 この結果、サッカーゲームにおけるシュートとブロックの息詰まる興趣を、卓 上でリアルに再現して楽しむことができるという優れた効果を奏するものである 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本願サッカーゲーム盤の全体構成を示す斜視図
である。

【図２】シュート台とシュート手段の構成を示す分解斜
視図である。

【図３】シュート手段のチャージアップ状態を示す説明
図である。

【図４】シュート手段による前進状態を示す説明図であ
る。

【図５】シュート手段による蹴足の揺動状態を示す説明
図である。

【図６】キーパー人形の駆動機構を示す斜視図である。

【図７】（ａ）立姿勢のキーパー人形と、その駆動機構
を示す説明図である。 （ｂ）横倒姿勢のキーパー人形と、その駆動機構を示す
説明図である。

【符号の説明】

１ 盤本体 ２ ゴール ３ シュート台 ４ シューター人形 ４Ａ 軸足 ４Ｂ 蹴足 ５ キーパー人形 ５Ｂ アーム ６１ 回転軸 ６１Ａ ピニオンギア ６２ 駆動バー ６２Ａ ラックギア ４１ キック板 ４２ 走行板 ４９ 発射ボタン ５１ 基枠 １００ サッカーゲーム盤 ４００ シュート手段 ５００ 振上手段

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 盤本体の上面に、ゴールに対する向き角
   度を任意設定可能なシュート台と、該シュート台上の凹
   部に置いたボールに向けて前進し、前進端で蹴足を揺動
   してシュートするシュート手段を備えたシューター人形
   と、前記ゴールの前部中央に、横倒動作可能なキーパー
   人形と、をそれぞれ設けたことを特徴とするサッカーゲ
   ーム盤。
2. 【請求項２】 前記キーパー人形は、横倒時にアームを
   振り上げる振上手段を備えたものである請求項１記載の
   サッカーゲーム盤。
3. 【請求項３】 前記シュート手段は、前記シュート台に
   設けられた発射ボタンを解除することにより、前記シュ
   ーター人形の軸足と一体に前進する走行板と、その前進
   端にて、該走行板の係止爪から解除されて、前記シュー
   ター人形の蹴足とともに前進するキック板とを備えたも
   のである請求項１記載のサッカーゲーム盤。
4. 【請求項４】 前記振上手段は、前記キーパー人形の傾
   動に応じて移動可能なラックギアと、該ラックギアに噛
   合するピニオンギアを、キーパー人形のアームを振り上
   げ可能な回転軸に設けたものである請求項２記載のサッ
   カーゲーム盤。