JP3004341B2 - コード化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法 - Google Patents
コード化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法Info
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Landscapes
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- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はタイヤサイズ、品番、製造日等の情報をコー
ド化した、製品情報コードを内面に印刷したタイヤの製
造法に関するものである。
ド化した、製品情報コードを内面に印刷したタイヤの製
造法に関するものである。
従来タイヤの製造工程において、所謂グリーンタイヤ
と呼ばれる半製品である未加硫タイヤを識別し仕分けす
るためには、製造工程中のタイヤに付された標識、カー
ド等を目視で判別する方法が行われている。一方製品の
タイヤの識別はタイヤのサイドウオールにサイズ、品種
等の製品情報を凹凸文字で鋳出し、その表示を目視で読
み取る方法が普通であるが、タイヤの加硫成形用金型の
内面にバーコードを刻設し、タイヤの表面に鋳出された
バーコードを光センサーで読み取る方法(特開昭58−36
709、特開昭58−36710)、完成したタイヤの表面に識別
マークを印刷し、それを読取り装置により自動的に読み
取る方法(特開昭62−16111)等の自動識別法が提案さ
れている。
と呼ばれる半製品である未加硫タイヤを識別し仕分けす
るためには、製造工程中のタイヤに付された標識、カー
ド等を目視で判別する方法が行われている。一方製品の
タイヤの識別はタイヤのサイドウオールにサイズ、品種
等の製品情報を凹凸文字で鋳出し、その表示を目視で読
み取る方法が普通であるが、タイヤの加硫成形用金型の
内面にバーコードを刻設し、タイヤの表面に鋳出された
バーコードを光センサーで読み取る方法(特開昭58−36
709、特開昭58−36710)、完成したタイヤの表面に識別
マークを印刷し、それを読取り装置により自動的に読み
取る方法(特開昭62−16111)等の自動識別法が提案さ
れている。
上記の半製品または製品に付された識別標識を目視で
判別する方法によれば、仕分け装置或いは検査装置を作
動させるために人手により半製品または製品の表示を一
々識別して、手動で作動スイッチを操作する必要があ
り、人手を要し、また多くの情報を符号化して目視によ
り判別する場合には、誤って読み取る虞がある。
判別する方法によれば、仕分け装置或いは検査装置を作
動させるために人手により半製品または製品の表示を一
々識別して、手動で作動スイッチを操作する必要があ
り、人手を要し、また多くの情報を符号化して目視によ
り判別する場合には、誤って読み取る虞がある。
他方加硫成形用金型にバーコードを刻設して、タイヤ
表面に鋳出する方法では、形状が同一でも内部構造が異
なるタイヤ、例えばプライ数が異なるタイヤを製造する
場合、内部構造の違いをバーコードで表示するには、同
一の金型を用いることができず、別々の金型を用意する
必要があった。
表面に鋳出する方法では、形状が同一でも内部構造が異
なるタイヤ、例えばプライ数が異なるタイヤを製造する
場合、内部構造の違いをバーコードで表示するには、同
一の金型を用いることができず、別々の金型を用意する
必要があった。
またこの金型によるバーコードの鋳出し法や完成した
タイヤの表面に識別マークを印刷する方法では、加硫成
形前のタイヤの半製品の識別は不可能であり、タイヤ製
造工程中での仕分け、材料管理等を自動化するための識
別手段としてこのバーコードを利用することはできなか
った。
タイヤの表面に識別マークを印刷する方法では、加硫成
形前のタイヤの半製品の識別は不可能であり、タイヤ製
造工程中での仕分け、材料管理等を自動化するための識
別手段としてこのバーコードを利用することはできなか
った。
従って、本発明は完成したタイヤだけでなく、タイヤ
の製造工程中のタイヤ半製品の識別にも利用しうる、製
品情報コードをタイヤに付する方法を提供することを目
的とする。
の製造工程中のタイヤ半製品の識別にも利用しうる、製
品情報コードをタイヤに付する方法を提供することを目
的とする。
上記目的を達成すべく、本発明者らは鋭意研究を重ね
た結果、タイヤの空気透過防止又はタイヤ内に挿入する
チューブ損傷防止のためにタイヤのカーカス内面に被覆
されるインナーライナーの原反の表面に予め、タイヤサ
イズ、品番、製造日等の製品情報をそのまま又は符号化
して、英数字、仮名文字等の文字の配列よりなる文字コ
ードとして、或いは幅の異なる線の縞状配列よりなるバ
ーコードとして印刷しておき、このインナーライナー原
反を用いてグリーンタイヤを組立て、加硫成形すれば、
製造工程中のどの段階のタイヤにも製品情報コードが付
されているので、これを用いて自動的にタイヤを識別
し、製造工程の自動化を図ることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
た結果、タイヤの空気透過防止又はタイヤ内に挿入する
チューブ損傷防止のためにタイヤのカーカス内面に被覆
されるインナーライナーの原反の表面に予め、タイヤサ
イズ、品番、製造日等の製品情報をそのまま又は符号化
して、英数字、仮名文字等の文字の配列よりなる文字コ
ードとして、或いは幅の異なる線の縞状配列よりなるバ
ーコードとして印刷しておき、このインナーライナー原
反を用いてグリーンタイヤを組立て、加硫成形すれば、
製造工程中のどの段階のタイヤにも製品情報コードが付
されているので、これを用いて自動的にタイヤを識別
し、製造工程の自動化を図ることができることを見出
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明はタイヤのインナーライナーの内周面の
少なくとも1個所に、タイヤサイズ、品番、製造日等の
製品情報をそのまま又は符号化して、英数字、仮名文字
その他の文字の配列よりなる文字コードとして、或いは
幅の異なる線の縞状配列よりなるバーコードとして表示
した、スチールベルトで補強された空気入りタイヤの製
造法において、タイヤのインナーライナーの原反の表面
に、該インナーライナー原反の長手方向に沿ってタイヤ
の内周の周長より短いピッチで、該製品情報を該文字コ
ード又は該バーコードとして表した製品情報コードを周
期的に印刷するコード印刷工程と、該インナーライナー
原反を裁断しこれを用いて該製品情報コードを内周面に
表示した未加硫のタイヤを成形する未加硫タイヤ成形工
程と、該未加硫タイヤ内面の少なくとも1つの製品情報
コード上に磁性板を磁力により吸着保持して該製品情報
コードを被覆しつつ該未加硫タイヤの内面全体に離型剤
を塗布した後、該磁性板を剥離する離型剤塗布工程と、
該未加硫のタイヤを加硫成形して加硫タイヤを製造する
加硫工程と、該加硫タイヤを検査する検査工程を含み、
上記各工程の少なくとも何れかにおいて該未加硫タイヤ
または加硫タイヤの内周面に表示された製品情報コード
をコード読取り装置により読み取って判別するコード化
した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法
を要旨とする。
少なくとも1個所に、タイヤサイズ、品番、製造日等の
製品情報をそのまま又は符号化して、英数字、仮名文字
その他の文字の配列よりなる文字コードとして、或いは
幅の異なる線の縞状配列よりなるバーコードとして表示
した、スチールベルトで補強された空気入りタイヤの製
造法において、タイヤのインナーライナーの原反の表面
に、該インナーライナー原反の長手方向に沿ってタイヤ
の内周の周長より短いピッチで、該製品情報を該文字コ
ード又は該バーコードとして表した製品情報コードを周
期的に印刷するコード印刷工程と、該インナーライナー
原反を裁断しこれを用いて該製品情報コードを内周面に
表示した未加硫のタイヤを成形する未加硫タイヤ成形工
程と、該未加硫タイヤ内面の少なくとも1つの製品情報
コード上に磁性板を磁力により吸着保持して該製品情報
コードを被覆しつつ該未加硫タイヤの内面全体に離型剤
を塗布した後、該磁性板を剥離する離型剤塗布工程と、
該未加硫のタイヤを加硫成形して加硫タイヤを製造する
加硫工程と、該加硫タイヤを検査する検査工程を含み、
上記各工程の少なくとも何れかにおいて該未加硫タイヤ
または加硫タイヤの内周面に表示された製品情報コード
をコード読取り装置により読み取って判別するコード化
した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法
を要旨とする。
本発明で長尺の未加硫のゴムシートよりなるインナー
ライナー原反に製品情報コードを印刷するためのインク
は、未加硫のゴムに対する印刷特性に優れ、加硫工程で
安定なインクであり、白色又はインナーライナーのゴム
との光の反射率の差の大きい明るい色彩のインクであれ
ばよく、とくに限定はされない。本発明で用いられるイ
ンクとしては、例えば酸化チタン等の白色顔料及びゴム
を混練して有機溶媒に分散した組成物が好ましく用いら
れる。
ライナー原反に製品情報コードを印刷するためのインク
は、未加硫のゴムに対する印刷特性に優れ、加硫工程で
安定なインクであり、白色又はインナーライナーのゴム
との光の反射率の差の大きい明るい色彩のインクであれ
ばよく、とくに限定はされない。本発明で用いられるイ
ンクとしては、例えば酸化チタン等の白色顔料及びゴム
を混練して有機溶媒に分散した組成物が好ましく用いら
れる。
インナーライナー原反に製品情報コードを印刷する位
置は特に限定されないが、例えば長尺の原反の中心線に
沿って一定の間隔で繰り返し印刷する。この製品情報コ
ードの印刷のピッチをタイヤの内周長よりも若干短くす
ることにより、どの位置でインナーライナー原反を裁断
して用いても、製造したタイヤのインナーライナー内面
の少なくとも一個所に製品情報コードが表示される。
置は特に限定されないが、例えば長尺の原反の中心線に
沿って一定の間隔で繰り返し印刷する。この製品情報コ
ードの印刷のピッチをタイヤの内周長よりも若干短くす
ることにより、どの位置でインナーライナー原反を裁断
して用いても、製造したタイヤのインナーライナー内面
の少なくとも一個所に製品情報コードが表示される。
尚インナーライナーへの製品情報コードの印刷の前又
は後でインナーライナーを電子線照射等で半加硫するの
が好ましい。インナーライナーを半加硫すれば、タイヤ
加硫中のゴムの移動が少なく、製品情報コードの変形が
小さいので、その後の工程で製品情報コードの情報を誤
って読み取ることを防止することができる。
は後でインナーライナーを電子線照射等で半加硫するの
が好ましい。インナーライナーを半加硫すれば、タイヤ
加硫中のゴムの移動が少なく、製品情報コードの変形が
小さいので、その後の工程で製品情報コードの情報を誤
って読み取ることを防止することができる。
大型のタイヤでは、タイヤ内面の複数個所に製品情報
コードが表示されるように、その内周の長さの数分の1
の長さのピッチで製品情報コードを印刷するのが好まし
い。これにより、タイヤの製品情報コードを読み取る際
に、タイヤの回転に要する時間を短縮することができ
る。インナーライナー原反に製品情報コードを印刷する
際の好ましいピッチの範囲は製造するタイヤの内周面の
周長の0.1〜1.0倍である。このピッチを周長の0.1倍以
下にしても、コード読取りの時間をあまり短縮すること
はできない。
コードが表示されるように、その内周の長さの数分の1
の長さのピッチで製品情報コードを印刷するのが好まし
い。これにより、タイヤの製品情報コードを読み取る際
に、タイヤの回転に要する時間を短縮することができ
る。インナーライナー原反に製品情報コードを印刷する
際の好ましいピッチの範囲は製造するタイヤの内周面の
周長の0.1〜1.0倍である。このピッチを周長の0.1倍以
下にしても、コード読取りの時間をあまり短縮すること
はできない。
また長尺のインナーライナー原反に製品情報コードを
印刷する代わりに、インナーライナー原反を1本のタイ
ヤの製造に必要な所定長さに切断した後、その原反の表
面の少なくとも1個所に、製品情報コードを印刷しても
よい。
印刷する代わりに、インナーライナー原反を1本のタイ
ヤの製造に必要な所定長さに切断した後、その原反の表
面の少なくとも1個所に、製品情報コードを印刷しても
よい。
内面に製品情報コードを表示した未加硫タイヤを通常
の方法により内面に離型剤を塗布した後、加硫金型に入
れて加硫を行うが、離型剤を塗布する際に製品情報コー
ドをマスキングするために、製品情報コードの少なくと
も1つの上に、薄い板状の永久磁石またはゴム磁石板よ
りなる磁性板を、タイヤ内のスチールベルトとの間の磁
力による吸引力を利用して吸着させ、製品情報コードを
被覆する。タイヤ内面全体に離型剤を塗布した後、磁性
板を剥離し、タイヤ内腔にブラダーを挿入して、通常の
方法で加硫成形を行う。
の方法により内面に離型剤を塗布した後、加硫金型に入
れて加硫を行うが、離型剤を塗布する際に製品情報コー
ドをマスキングするために、製品情報コードの少なくと
も1つの上に、薄い板状の永久磁石またはゴム磁石板よ
りなる磁性板を、タイヤ内のスチールベルトとの間の磁
力による吸引力を利用して吸着させ、製品情報コードを
被覆する。タイヤ内面全体に離型剤を塗布した後、磁性
板を剥離し、タイヤ内腔にブラダーを挿入して、通常の
方法で加硫成形を行う。
加硫成形の際に離型剤を塗布した部分には白い斑点を
生ずるが、磁性板によりマスキングされた製品情報コー
ドは離型剤により汚染されることがなく、明瞭に読み取
ることができ、後の工程で誤判読の虞がない。
生ずるが、磁性板によりマスキングされた製品情報コー
ドは離型剤により汚染されることがなく、明瞭に読み取
ることができ、後の工程で誤判読の虞がない。
インナーライナーの少なくとも磁性板によりマスキン
グされて離型剤が塗布されなかった部分には、加硫前に
ポリシロキサン等の透明な離型剤を塗布することが望ま
しい。
グされて離型剤が塗布されなかった部分には、加硫前に
ポリシロキサン等の透明な離型剤を塗布することが望ま
しい。
製品情報コードとしてバーコードを用いると、バーコ
ード読取り装置により、極めて容易にその読取りを自動
化することができる。
ード読取り装置により、極めて容易にその読取りを自動
化することができる。
次に本発明の内容を実施例により詳細に説明する。第
1図は本発明の製品情報コードをインナーライナー原反
に印刷する工程の一例を示す略図である。
1図は本発明の製品情報コードをインナーライナー原反
に印刷する工程の一例を示す略図である。
未加硫のゴム組成物を圧延して製造した長尺のゴムシ
ートを予め0.1〜20Mrdの電子線を照射して半加硫したイ
ンナーライナー原反(1)を走行させ、そのインナーラ
イナー原反(1)のタイヤに組み込んだ時に内表面とな
る面に、製品情報コードを凸板として形成した印版
(2)を周面に有する直径250mmの印刷ロール(3)に
転接させる。製品情報コードとしてバーコードを用いる
ときはバーコードの白線部分を凸版として形成した印版
(2)を用いる。インク槽(4)のインク中に一部を浸
漬して転動するピックアップロール(5)の表面に付着
したインクをこれに転接する印版(2)に転写する。こ
のインクを更にインナーライナー原反(1)に転写し
て、インナーライナー原反(1)の略中心線に沿って製
品情報コードを印刷する。製品情報コードを印刷さたイ
ンナーライナー原反(1)を巻取装置(6)で巻取る。
ートを予め0.1〜20Mrdの電子線を照射して半加硫したイ
ンナーライナー原反(1)を走行させ、そのインナーラ
イナー原反(1)のタイヤに組み込んだ時に内表面とな
る面に、製品情報コードを凸板として形成した印版
(2)を周面に有する直径250mmの印刷ロール(3)に
転接させる。製品情報コードとしてバーコードを用いる
ときはバーコードの白線部分を凸版として形成した印版
(2)を用いる。インク槽(4)のインク中に一部を浸
漬して転動するピックアップロール(5)の表面に付着
したインクをこれに転接する印版(2)に転写する。こ
のインクを更にインナーライナー原反(1)に転写し
て、インナーライナー原反(1)の略中心線に沿って製
品情報コードを印刷する。製品情報コードを印刷さたイ
ンナーライナー原反(1)を巻取装置(6)で巻取る。
インナーライナー原反(1)の製品情報コードの印刷
に用いるインクは、ゴム100重量部、酸化チタン顔料100
重量部、環化ゴム20重量部、乾性油10重量部、硫黄3重
量部、加硫促進剤2重量部及び少量の高沸点溶剤をペイ
ントロールで練って、これを有機溶剤に溶解したインク
を用いた。
に用いるインクは、ゴム100重量部、酸化チタン顔料100
重量部、環化ゴム20重量部、乾性油10重量部、硫黄3重
量部、加硫促進剤2重量部及び少量の高沸点溶剤をペイ
ントロールで練って、これを有機溶剤に溶解したインク
を用いた。
巻取ったインナーライナー原反(1)はグリーンタイ
ヤ成形工程に送られる。インナーライナー原反(1)を
巻戻し、通常の方法により所定の寸法に裁断してタイヤ
成形ドラムに巻付ける。その上にカーカスプライ、サイ
ドウオール、ビードコア等を貼り付け、更にベルト、ト
レッドゴム等の部材を重ねて未加硫タイヤを形成する。
ヤ成形工程に送られる。インナーライナー原反(1)を
巻戻し、通常の方法により所定の寸法に裁断してタイヤ
成形ドラムに巻付ける。その上にカーカスプライ、サイ
ドウオール、ビードコア等を貼り付け、更にベルト、ト
レッドゴム等の部材を重ねて未加硫タイヤを形成する。
グリーンタイヤ成形工程でインナーライナー原反
(1)を巻戻す際に、印刷されている製品情報コードを
コード読取り装置により読取り、その情報を記憶装置に
入力する。印刷された製品情報コードは、タイヤサイ
ズ、品番、製造日、ロット番号等の情報を符号化したも
のである。
(1)を巻戻す際に、印刷されている製品情報コードを
コード読取り装置により読取り、その情報を記憶装置に
入力する。印刷された製品情報コードは、タイヤサイ
ズ、品番、製造日、ロット番号等の情報を符号化したも
のである。
成形された未加硫タイヤの内面の略中心線に沿って製
品情報コードが表示されている。成形工程から移送され
た未加硫タイヤの内面に印刷された製品情報コードを読
み取って、その情報を記憶装置に入力し、予め入力して
あった情報と照合して、仕分け装置を作動させ、仕分け
作業を自動的に行う。
品情報コードが表示されている。成形工程から移送され
た未加硫タイヤの内面に印刷された製品情報コードを読
み取って、その情報を記憶装置に入力し、予め入力して
あった情報と照合して、仕分け装置を作動させ、仕分け
作業を自動的に行う。
仕分けされた未加硫タイヤの内面の製品情報コードの
少なくとも1つの上に磁性板を製品情報コードを覆い隠
すように吸着させ、コードをマスキングする。未加硫タ
イヤの内面全体にシリコン樹脂エマルジョン及びタルク
を含む離型剤を塗布した後、磁性板を剥離し、通常の方
法に従って加硫成形用金型に入れて加硫成形する。加硫
成形されたタイヤの内面の磁性板でマスキングされた製
品情報コード印刷部分以外は離型剤の乾燥皮膜の白い斑
点が一面に生じ白っぽくなるが、マスキングされた製品
情報コード上には離型剤が付着しないため、製品情報コ
ードは汚染されず、製品情報コードはタイヤ内面のイン
ナーライナーの略中心線に沿って、明瞭に白色に表示さ
れる。加硫成形されたタイヤは検査工程に移送する。
少なくとも1つの上に磁性板を製品情報コードを覆い隠
すように吸着させ、コードをマスキングする。未加硫タ
イヤの内面全体にシリコン樹脂エマルジョン及びタルク
を含む離型剤を塗布した後、磁性板を剥離し、通常の方
法に従って加硫成形用金型に入れて加硫成形する。加硫
成形されたタイヤの内面の磁性板でマスキングされた製
品情報コード印刷部分以外は離型剤の乾燥皮膜の白い斑
点が一面に生じ白っぽくなるが、マスキングされた製品
情報コード上には離型剤が付着しないため、製品情報コ
ードは汚染されず、製品情報コードはタイヤ内面のイン
ナーライナーの略中心線に沿って、明瞭に白色に表示さ
れる。加硫成形されたタイヤは検査工程に移送する。
検査工程では、タイヤ内面の製品情報コードをコード
読取り装置で読み取り、その情報を記憶装置に入力し、
予め入力してあった情報と照合して、検査の際の荷重、
内圧等の測定条件、判定基準を決定して、検査装置に信
号を送り、製品の検査を自動的に行う。
読取り装置で読み取り、その情報を記憶装置に入力し、
予め入力してあった情報と照合して、検査の際の荷重、
内圧等の測定条件、判定基準を決定して、検査装置に信
号を送り、製品の検査を自動的に行う。
更に製品のタイヤを倉庫に搬入、搬出の際に製品情報
コードを読み取り、在庫管理、帳票印刷を自動的に行う
ことができる。
コードを読み取り、在庫管理、帳票印刷を自動的に行う
ことができる。
印刷ロール(3)の直径を製造するタイヤのうち最小
径のタイヤの内面の直径より小さくしておけば、インナ
ーライナー原反(1)上の製品情報コードの印刷間隔は
製造されるタイヤの内周より小さくなり、成形されたタ
イヤ内周面に少なくとも1個の製品情報コードが印刷さ
れる。未加硫タイヤ又は製品タイヤの内周面に付された
製品情報コードをコード読取り装置で読み取る際に、タ
イヤと読取り装置を相対的にタイヤの中心の回りに回転
させることにより、製品情報コードを読み取ることがで
きる。
径のタイヤの内面の直径より小さくしておけば、インナ
ーライナー原反(1)上の製品情報コードの印刷間隔は
製造されるタイヤの内周より小さくなり、成形されたタ
イヤ内周面に少なくとも1個の製品情報コードが印刷さ
れる。未加硫タイヤ又は製品タイヤの内周面に付された
製品情報コードをコード読取り装置で読み取る際に、タ
イヤと読取り装置を相対的にタイヤの中心の回りに回転
させることにより、製品情報コードを読み取ることがで
きる。
本発明のコード化した製品情報を内面に表示した空気
入りタイヤの製造法は上記実施例に限定されるものでは
なく、インナーライナー原反(1)上への印刷方法、製
品情報コードを読み取ってその情報を入力して作動させ
る装置は、本発明の目的に反しない範囲で任意に変更、
選択して実施することができる。
入りタイヤの製造法は上記実施例に限定されるものでは
なく、インナーライナー原反(1)上への印刷方法、製
品情報コードを読み取ってその情報を入力して作動させ
る装置は、本発明の目的に反しない範囲で任意に変更、
選択して実施することができる。
本発明のコード化した製品情報を内面に表示した空気
入りタイヤの製造法によれば、インナーライナー原反の
巻取り又は巻戻し工程の途中で製品情報コードを連続的
に印刷することができるので、製品情報コード印刷工程
を別途に設ける必要がない。
入りタイヤの製造法によれば、インナーライナー原反の
巻取り又は巻戻し工程の途中で製品情報コードを連続的
に印刷することができるので、製品情報コード印刷工程
を別途に設ける必要がない。
未加硫タイヤタイヤ内面に離型剤を塗布する際に磁性
板でマスキングするため、離型剤により製品情報コード
が汚染される虞がない。マスキング用の磁性板はタイヤ
内のスチールコードとの間の磁気吸引力により保持され
ているだけであるから、離型剤塗布後容易に剥離除去す
ることができる。
板でマスキングするため、離型剤により製品情報コード
が汚染される虞がない。マスキング用の磁性板はタイヤ
内のスチールコードとの間の磁気吸引力により保持され
ているだけであるから、離型剤塗布後容易に剥離除去す
ることができる。
未加硫タイヤ及び製品タイヤの内周面に少なくとも1
個所に製品情報コードが付されるため、これを自動的に
読み取り、情報処理装置を介して、仕分け装置、検査装
置等を自動制御することにより、これらの工程の全て又
はその一部を自動化することができ、製造工程、検査工
程及び在庫管理の大幅な省力化を図ることができる。更
に資材管理情報と各部の製品情報コード読取り情報を結
合して、資材、工程中の仕掛品等の資材管理をコンピュ
ータにより、必要に応じて自動化することができる。
個所に製品情報コードが付されるため、これを自動的に
読み取り、情報処理装置を介して、仕分け装置、検査装
置等を自動制御することにより、これらの工程の全て又
はその一部を自動化することができ、製造工程、検査工
程及び在庫管理の大幅な省力化を図ることができる。更
に資材管理情報と各部の製品情報コード読取り情報を結
合して、資材、工程中の仕掛品等の資材管理をコンピュ
ータにより、必要に応じて自動化することができる。
第1図は本発明の製品情報コードをインナーライナー原
反に印刷する工程の一例を示す略図である。 (1)……インナーライナー原反、(2)……印版、 (3)……印刷ロール、(4)……インク槽、 (5)……ピックアップロール、(6)……巻取装置。
反に印刷する工程の一例を示す略図である。 (1)……インナーライナー原反、(2)……印版、 (3)……印刷ロール、(4)……インク槽、 (5)……ピックアップロール、(6)……巻取装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B60C 13/00 B60C 19/00 J 19/00 G06K 19/00 A (56)参考文献 特開 昭58−114938(JP,A) 特開 平2−185431(JP,A) 特開 平3−213407(JP,A) 実開 平2−95626(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29D 30/00 - 30/72 B60C 5/12 - 5/14 B60C 13/00,19/00
Claims (1)
- 【請求項1】タイヤのインナーライナーの内周面の少な
くとも1個所に、タイヤサイズ、品番、製造日等の製品
情報をそのまま又は符号化して、英数字、仮名文字その
他の文字の配列よりなる文字コードとして、或いは幅の
異なる線の縞状配列よりなるバーコードとして表示し
た、スチールベルトで補強された空気入りタイヤの製造
法において、タイヤのインナーライナーの原反の表面
に、該インナーライナー原反の長手方向に沿ってタイヤ
の内周面の周長より短いピッチで、該製品情報を該文字
コード又は該バーコードとして表した製品情報コードを
周期的に印刷するコード印刷工程と、該インナーライナ
ー原反を裁断しこれを用いて該製品情報コードを内周面
に表示した未加硫のタイヤを成形する未加硫タイヤ成形
工程と、該未加硫タイヤ内面の少なくとも1つの製品情
報コード上に磁性板を磁力により吸着保持して該製品情
報コードを被覆しつつ該未加硫タイヤの内面全体に離型
剤を塗布した後、該磁性板を剥離する離型剤塗布工程
と、該未加硫のタイヤを加硫成形して加硫タイヤを製造
する加硫工程と、該加硫タイヤを検査する検査工程を含
み、上記各工程の少なくとも何れかにおいて該未加硫タ
イヤまたは加硫タイヤの内周面に表示された製品情報コ
ードをコード読取り装置により読み取って判別するコー
ド化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274671A JP3004341B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | コード化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2274671A JP3004341B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | コード化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04148922A JPH04148922A (ja) | 1992-05-21 |
JP3004341B2 true JP3004341B2 (ja) | 2000-01-31 |
Family
ID=17544941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2274671A Expired - Lifetime JP3004341B2 (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | コード化した製品情報を内面に表示した空気入りタイヤの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004341B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007091315A1 (ja) * | 2006-02-08 | 2007-08-16 | Toyo Tire & Rubber Co., Ltd. | タイヤの製造方法および製造設備 |
JP4811962B2 (ja) * | 2009-09-10 | 2011-11-09 | 住友ゴム工業株式会社 | インナーライナー用ポリマーシートの製造方法および空気入りタイヤの製造方法 |
JP5912930B2 (ja) * | 2012-07-03 | 2016-04-27 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
JP5912935B2 (ja) * | 2012-07-05 | 2016-04-27 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
JP5912936B2 (ja) * | 2012-07-05 | 2016-04-27 | 住友ゴム工業株式会社 | タイヤ用ゴム組成物及びスタッドレスタイヤ |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP2274671A patent/JP3004341B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04148922A (ja) | 1992-05-21 |
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