JP3004246U - 湯水混合栓 - Google Patents
湯水混合栓Info
- Publication number
- JP3004246U JP3004246U JP1994005180U JP518094U JP3004246U JP 3004246 U JP3004246 U JP 3004246U JP 1994005180 U JP1994005180 U JP 1994005180U JP 518094 U JP518094 U JP 518094U JP 3004246 U JP3004246 U JP 3004246U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カートリッジ自体の構造を変更することな
く、その熱湯流入口および冷水流入口から鋳物滓が入る
のを確実に防止する。 【構成】 内部に円筒状のカートリッジ(1) を備え、カ
ートリッジ(1) の一端側には熱湯室(4) と連通する熱湯
流入口(2) および冷水室(5) と連通する冷水流入口(3)
を有し、他端側にはカートリッジ(1) 内に設けられた弁
機構により熱水混合液が流出する流出口(9) を有する湯
水混合栓において、カートリッジ(1) の外周に円筒状の
ストレーナ(7) が嵌め被せられ、熱湯室(4) と熱湯流入
口(2) および冷水室(5) と冷水流入口(3) 間にストレー
ナ(7) のこし網(8) がそれぞれ介在されている。
く、その熱湯流入口および冷水流入口から鋳物滓が入る
のを確実に防止する。 【構成】 内部に円筒状のカートリッジ(1) を備え、カ
ートリッジ(1) の一端側には熱湯室(4) と連通する熱湯
流入口(2) および冷水室(5) と連通する冷水流入口(3)
を有し、他端側にはカートリッジ(1) 内に設けられた弁
機構により熱水混合液が流出する流出口(9) を有する湯
水混合栓において、カートリッジ(1) の外周に円筒状の
ストレーナ(7) が嵌め被せられ、熱湯室(4) と熱湯流入
口(2) および冷水室(5) と冷水流入口(3) 間にストレー
ナ(7) のこし網(8) がそれぞれ介在されている。
Description
【0001】
本考案は、カートリッジ式の湯水混合栓に関する。
【0002】
図4に示すように、内部に円筒状のカートリッジ(31)を備え、カートリッジ(3 1)の一端寄り部分には熱湯室(34)と連通する熱湯流入口(32)および冷水室(35)と 連通する冷水流入口(33)を有し、他端側にはカートリッジ(31)内に設けられた弁 機構により混合された熱湯と冷水が流出する流出口(37)が設けられている。弁機 構としては、熱湯流入口(32)および冷水流入口(33)に臨んで流入制御弁体(38)が 設けられ、該流入制御弁体(38)がカートリッジ用スプリング(36)に押圧されて冷 水流入口(33)を完全に閉じた状態(図4の状態)では熱湯流入口(32)からの熱湯 の流入だけが行われ、また、ハンドル(図示せず)の操作により、連結部材(39) を介してカートリッジ用スプリング(36)および流入制御弁体(38)と連結されてい る作動部材(40)がカートリッジ用スプリング(36)の押圧力に抗して左側へ移動さ れた場合には、これに伴って流入制御弁体(38)が冷水流入口(33)を開ける方向へ 移動して該冷水流入口(33)から冷水が流入され、混合された冷水と熱湯は流出口 (37)から流出するようになされていた。
【0003】
ところで、この種湯水混合栓は鋳物で造られるが、該混合栓の使用に伴って熱 湯室(34)および冷水室(35)の内面に付着していた鋳物滓が剥がれ、これが熱湯や 冷水と共にカートリッジ(31)の熱湯流入口(32)および冷水流入口(33)から当該カ ートリッジ(31)内へ入ることから、カートリッジ(31)内における作動部材(40)の 作動不良の原因になるという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、カートリッジ自体の構造を変更することなく、その熱湯流入 口および冷水流入口から鋳物滓が入るのを確実に防止することができる湯水混合 栓を提供することにある。
【0005】
本考案は、内部に円筒状のカートリッジを備え、カートリッジの一端側には熱 湯室と連通する熱湯流入口および冷水室と連通する冷水流入口を有し、他端側に はカートリッジ内に設けられた弁機構により混合された熱湯と冷水が流出する流 出口を有する湯水混合栓において、カートリッジの外周に円筒状のストレーナが 嵌め被せられ、熱湯室と熱湯流入口および冷水室と冷水流入口間にストレーナの こし網がそれぞれ介在されているものである。
【0006】
本考案の湯水混合栓によれば、熱湯室と熱湯流入口および冷水室と冷水流入口 間にストレーナのこし網がそれぞれ介在されているため、熱湯および冷水に混入 した鋳物滓がカートリッジ内に入るのを確実に阻止することができる。
【0007】
本考案の実施例を図面に従って説明する。本実施例の説明において、前後、左 右は、図1を基準とし、前とは図1の下側を、また後とは同図の上側を示し、左 とは図1の左側を、また右とは同図の右側を意味する。
【0008】 図1〜図3において、湯水混合栓は、内部に円筒状のカートリッジ(1) を備え 、カートリッジ(1) の一端側には熱湯室(4) と連通する熱湯流入口(2) および冷 水室(5) と連通する冷水流入口(3) を有し、他端側にはカートリッジ(1) 内に設 けられた弁機構により混合された熱湯と冷水が流出する流出口(9) を有するもの である。そして、カートリッジ(1) の外周には円筒状のストレーナ(7) が嵌め被 せられ、熱湯室(4) と熱湯流入口(2) および冷水室(5) と冷水流入口(3) 間にス トレーナ(7) のこし網(8) がそれぞれ介在されている。
【0009】 カートリッジ(1) の左端部にはカートリッジ用スプリング(10)を収容する凹所 (11a) を備えたホルダ部材(11)がねじ嵌合され、カートリッジ用スプリング(10) の右側部分には縦断面略Y字形の連結部材(12)の棒状部(12a) が挿入され、連結 部材(12)の右端側における二股状部(12b) には流出口(9) を開閉する流出制御弁 体(13)を備えた作動部材(14)の左端部(14a) が嵌め込まれている。また、上記連 結部材(12)の棒状部(12a) は流入制御弁体(6) の中央孔部(6a)に挿通され、該流 入制御弁体(6) は連結部材(12)と一体的に左右方向に移動自在となされている。
【0010】 ストレーナ(7) は、図3に示すように、三箇所にそれぞれ対向する2つの長孔 (15)(16)(17)が形成され、これら長孔のうち、第1長孔(15)および第2長孔(16) にこし網(8) が装着され、第3長孔(17)はそのままの状態となされている。また 、ストレーナ(7) の外周面には、2つのパッキング(18)が装着されている。そし て、上記構造のストレーナ(7) をカートリッジ(1) に嵌め被せた状態では、図1 に示すように、カートリッジ(1) のこし網(8) により熱湯流入口(2) および冷水 流入口(3) が覆われ、こし網(8) のない第3長孔(17)が流出口(9) と連通するよ うになされている。
【0011】 (19)は熱湯と冷水を適当な比率で混合して所望温度の湯水を蛇口(20)から吐出 させるためのハンドルを示し、該ハンドル(19)を回すことにより、これと一体的 に内ねじ部材(21)が回動すると共に該内ねじ部材(21)と嵌合する外ねじ部材(22) が左右に移動するようになされており、また、外ねじ部材(22)とハンドル(19)の 左端における横断面コ字形部(19a) 間にはハンドル用スプリング(24)が介在され 、ハンドル用スプリング(24)内には案内軸(23)が挿通されている。そして、案内 軸(23)の左端における凹部(23a) には、上記カートリッジ(1) の作動部材(14)の 右端部(14b) が嵌入されている。
【0012】 なお、図中(25)は混合栓本体(A) の左端開口にねじ嵌合されたキャップを示す 。
【0013】 上記実施例の湯水混合栓の作動要領について述べると、ハンドル(19)を高温側 へ回せば、ハンドル用スプリング(24)が収縮すると共にカートリッジ用スプリン グ(10)の押圧力により流入制御弁体(6) が右側へ移動して図1の状態となり、熱 湯流入口(2) から熱湯がカートリッジ(1) 内に流入する。
【0014】 一方、ハンドル(19)を上記と反対方向、すなわち低温側へ回せば、ハンドル用 スプリング(24)がカートリッジ用スプリング(10)に抗して伸長する結果、流入制 御弁体(6) が左側へ移動しして冷水流入口(3) より冷水が流入する。また、冷水 および熱湯の混合水の温度は、作動部材(14)の感温部(14c) により検知され、該 作動部材(14)の作動により、ハンドル(19)の目盛り温度に調整される。そして、 所望温度の混合水は、流出口(9) から流出して最終的に蛇口(20)より吐出される 。
【0015】 上述した湯水混合栓の作動において、熱湯室(4) および冷水室(5) の内面に付 着していた鋳物滓が剥がれて熱湯および冷水に混入した場合でも、これら熱湯お よび冷水がカートリッジ(1) の熱湯流入口(2) および冷水流入口(3) に流入する 際、ストレーナ(7) のこし網(8) によって鋳物滓が除去され、熱湯および冷水だ けがカートリッジ(1) 内に流れ込むのである。
【0016】
本考案の湯水混合栓によれば、熱湯および冷水に混入した鋳物滓がストレーナ のこし網によってカートリッジの熱湯流入口および冷水流入口から進入するのが 阻止されるため、鋳物滓によるカートリッジ内の弁機構の作動不良の発生が確実 に防止される。
【0017】 また、本考案の湯水混合栓において、円筒状のストレーナはカートリッジに嵌 め被せられる構造であるため、カートリッジにおける弁機構自体を変更すること なく、鋳物滓の除去が行える。
【図1】本考案に係る湯水混合栓の実施例を示す要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図2】同じく湯水混合栓の一部切欠平面図である。
【図3】本考案の湯水混合栓におけるストレーナの斜視
図である。
図である。
【図4】従来例を示す部分拡大断面図である。
(1) カートリッジ (2) 熱湯流入口 (3) 冷水流入口 (4) 熱湯室 (5) 冷水室 (7) ストレーナ (8) こし網
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に円筒状のカートリッジ(1) を備
え、カートリッジ(1)の一端側には熱湯室(4) と連通す
る熱湯流入口(2) および冷水室(5) と連通する冷水流入
口(3) を有し、他端側にはカートリッジ(1) 内に設けら
れた弁機構により熱水混合液が流出する流出口(9) を有
する湯水混合栓において、カートリッジ(1) の外周に円
筒状のストレーナ(7) が嵌め被せられ、熱湯室(4) と熱
湯流入口(2) および冷水室(5) と冷水流入口(3) 間にス
トレーナ(7) のこし網(8) がそれぞれ介在されている湯
水混合栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005180U JP3004246U (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 湯水混合栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005180U JP3004246U (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 湯水混合栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3004246U true JP3004246U (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=43140178
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005180U Expired - Lifetime JP3004246U (ja) | 1994-05-16 | 1994-05-16 | 湯水混合栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3004246U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11218242A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-10 | Inax Corp | 湯水混合装置の流入口構造 |
-
1994
- 1994-05-16 JP JP1994005180U patent/JP3004246U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11218242A (ja) * | 1998-01-29 | 1999-08-10 | Inax Corp | 湯水混合装置の流入口構造 |
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