JP3003471U - 自動走行車輌における変速クラッチ操作装置 - Google Patents
自動走行車輌における変速クラッチ操作装置Info
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- JP3003471U JP3003471U JP1994005682U JP568294U JP3003471U JP 3003471 U JP3003471 U JP 3003471U JP 1994005682 U JP1994005682 U JP 1994005682U JP 568294 U JP568294 U JP 568294U JP 3003471 U JP3003471 U JP 3003471U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】クラッチ操作と変速操作を同時に一操作で行な
え、その欠点を補完するため所要時にクラッチの切断保
持を行えるクラッチ切断操作具を設け、簡単な構造で操
作の簡便さ、引いては安全性の向上を図ることを目的と
している。 【構成】エンジンからの動力を断接するクラッチ12のク
ラッチアーム22と、クラッチ12からの動力を変速するリ
ターン式もしくはロータリー式変速機構を備える変速機
13の変速アーム24とを、所定位置へ戻り勝手なクラッチ
兼変速ペタル8にそれぞれ連動連結し、クラッチ兼変速
ペタル8を所定位置より踏込むごとにクラッチ12の切断
と変速機13の変速を、所定位置まで戻すごとにこの変速
機13の変速状態でクラッチ12の接続を行なえる。また、
クラッチ兼変速ペタル8とクラッチアーム22との連動を
解除してこのクラッチアーム22を介してクラッチ12を切
断保持するクラッチ切断保持具9も設ける。
え、その欠点を補完するため所要時にクラッチの切断保
持を行えるクラッチ切断操作具を設け、簡単な構造で操
作の簡便さ、引いては安全性の向上を図ることを目的と
している。 【構成】エンジンからの動力を断接するクラッチ12のク
ラッチアーム22と、クラッチ12からの動力を変速するリ
ターン式もしくはロータリー式変速機構を備える変速機
13の変速アーム24とを、所定位置へ戻り勝手なクラッチ
兼変速ペタル8にそれぞれ連動連結し、クラッチ兼変速
ペタル8を所定位置より踏込むごとにクラッチ12の切断
と変速機13の変速を、所定位置まで戻すごとにこの変速
機13の変速状態でクラッチ12の接続を行なえる。また、
クラッチ兼変速ペタル8とクラッチアーム22との連動を
解除してこのクラッチアーム22を介してクラッチ12を切
断保持するクラッチ切断保持具9も設ける。
Description
【0001】
本考案は、自動走行車輌における変速クラッチ操作装置に関するものである。
【0002】
従来の自動走行車輌、例えば、競争用四輪車は、動力源としての内燃機関エン ジン、これからの動力を断接するクラッチ、このクラッチからの動力を変速する リターン式変速機構を備える変速機等を車体上に搭載し、エンジンからの動力を クラッチを経て変速機に伝達し、ここで変速して駆動輪へ動力伝達させる構造で あった。 そして、クラッチの操作は、クラッチのクラッチアームにクラッチワイアケー ブルで連結されるクラッチペタルにより、また変速機の操作は、変速機構の変速 アームに変速ワイアケーブルで連結される変速レバーにより行なうようになって いた。
【0001】
ところで、この種自動走行車輌の変速操作方法は、クラッチペタルを踏込むこ とによりクラッチワイアケーブルを介してクラッチアームをクラッチ接続位置か らクラッチ切断位置まで所定角度強制回動させ、クラッチの切断を行なっている 間に、変速レバー操作で変速ワイアケーブルを介して変速アームを所定角度強制 回動させ、所望の変速をしては、クラッチペタルを戻し、クラッチの接続を行な うやり方のため、操縦者は、足でクラッチ操作、手で変速操作を個別にしなけれ ばならない煩わしさがあり、またこの煩雑さのため誤操作する危険性もあった。 そこで、本考案は、クラッチ操作と変速操作を同時に一操作で行なえ、その欠 点を補完するため所要時にクラッチの切断保持を行えるクラッチ切断保持具を設 け、簡単な構造でありながら操作の簡便さ、引いては安全性の向上を図ることを 目的としている。
【0002】
上記目的を達成するために、本考案は、エンジンからの動力を断接するクラッ チのクラッチアームと、クラッチからの動力を変速するリターン式もしくはロー タリー式変速機構を備える変速機の変速アームとを、所定位置へ戻り勝手なクラ ッチ兼変速ペタルにそれぞれ連動連結し、このクラッチ兼変速ペタルを所定位置 より踏込むごとにクラッチの切断と変速機の変速を、所定位置まで戻すごとにこ の変速機の変速状態でクラッチの接続を行なう自動走行車輌における変速クラッ チ操作装置において、クラッチ兼変速ペタルとクラッチアームとの連動を解除し てこのクラッチアームを介してクラッチを切断保持するクラッチ切断保持具を備 えた構成にしたのである。 そして、クラッチ切断保持具を、クラッチ兼変速ペタルとクラッチアームとの 連動系路とは別にクラッチの断接可能にクラッチアームと連結した場合には効果 的である。
【0003】
以上の構成としたことにより、変速機の変速機構が中立位置にある状態からク ラッチ兼変速ペタルだけを所定位置より踏込むごとに、これに連動するクラッチ アームと変速アームとがそれぞれ所定位置より所定角度強制回動することによっ てクラッチを切断すると同時に変速機構を順次変速し、次いでクラッチ兼変速ペ タルだけを所定位置まで戻すごとに、これに連動するクラッチアームと変速アー ムとがそれぞれ強制回動位置から元に戻って変速機の変速状態でクラッチを接続 して走行できるのである。そして、所要時に、クラッチ切断保持具を操作するこ とにより、これに連動するクラッチアームを介してクラッチの切断保持ができる ので、この切断保持状態でクラッチ兼変速ペタルを適宜踏込んでは戻して変速機 構を中立位置に戻せるのである。この際、クラッチ兼変速ペタルとクラッチアー ムとの連動系路とは別にクラッチ切断保持具とクラッチアームとを連結すると、 クラッチ兼変速ペタル操作位置に関係なくクラッチ切断保持具操作ができること になる。
【0004】
実施例について図面を参照して説明すると、図1は自動走行車輌における変速 クラッチ操作装置を示す説明図、図2は変速クラッチ操作装置を装備した自動走 行車輌を示す一部省略平面図、図3はその自動走行車輌を示す側面図である。 自動走行車輌は、前下部に操向輪2、後下部に駆動輪3を有する車体1上の中 央部に座席4、この前部にハンドル5、アクセルペタル6、ブレーキペタル7、 クラッチ兼変速ペタル8及びクラッチ切断保持具9、後部に燃料タンク10、エン ジン11、クラッチ12及び変速機13等を配備し、この変速機13の出力軸14からの動 力をチェーン伝動機構15により駆動輪3の車軸16に伝達している。そして、この 変速機13としては、リターン式変速機構を備える変速機13を用いており、クラッ チ兼変速ペタル8、クラッチ切断保持具9、クラッチ12及び変速機13等で構成さ れる変速クラッチ操作装置を配備している。
【0005】 クラッチ兼変速ペタル8は、左右両端部に左右踏込部18、19を立設した三角形 状等の基板17の中央部を回動自在に支持軸20で支持すると共に、両左右踏込部18 、19を左右方向、つまり車幅方向に位置させた基準位置へ常時戻り勝手に戻しス プリング(図示省略)で付勢している。 そして、クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側は、クラッチ12のクラッチア ーム軸21に一端を軸支しているクラッチアーム22遊端部及びリターン式変速機構 の変速アーム軸23に中央部を軸支している変速アーム24の一方ダウン側とそれぞ れ右クラッチワイアケーブル25及びダウン変速ワイアケーブル26で連結しており 、また、左踏込部18側は、クラッチアーム22遊端部及び変速アーム24の他方アッ プ側とそれぞれ左クラッチワイアケーブル27及びアップ変速ワイアケーブル28で 連結している。
【0006】 この際、左右クラッチワイアケーブル25、27同志は別々に、アウターチューブ 内に挿入してもよいが、実施例のように途中でまとめ、両端部を適宜取付金具29 、30で車体1に固定した一本のアウターチューブ31内に挿入させてもよい。また 、両変速ワイアケーブル26、28のそれぞれは、両端部を適宜取付金具32、33で車 体1に固定したアウターチューブ34、35内に挿入している。なお、クラッチアー ム22は、クラッチ接続位置(図1実線位置)へ復帰スプリング(図示省略)で常 時戻り勝手となっており、また、変速アーム24は、待機位置(図1実線位置)か ら強制回動後同位置へ復帰スプリング(図示省略)で常時戻り勝手となっている 。
【0007】 これによると、まず、車輌の発進時、エンジン11をかけた後、変速機構の中立 位置に入れた状態で、かつクラッチ12接続状態で基準位置にあるクラッチ兼変速 ペタル8の右踏込部19側を踏込むと、右クラッチワイアケーブル25を介してクラ ッチアーム22が引張られ、これが所定角度まで強制回動することによってクラッ チ12が切断されると同時に、ダウン変速ワイアケーブル26を介して変速アーム24 がダウン側に引張られ、これが反時計回りに所定角度まで強制回動することによ って1速に入り、右踏込部19側の踏込みを徐々に基準位置まで戻すと、一時的に 右クラッチワイアケーブル25とダウン変速ワイアケーブル26は緩むと同時に、ク ラッチアーム22及び変速アーム24がそれぞれ元の位置まで自己復帰力で復帰する ので、元の緊張状態に戻り、これにより1速状態でクラッチ12が接続されること になり、半クラッチ状態のときアクセルペタル6を適宜踏込むことにより発進で きる。尚、クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側を踏込んだ際、左踏込部18側 の左クラッチワイアケーブル27及びアップ変速ワイアケーブル28は緩み作用しな い。
【0008】 次いで、クラッチ兼変速ペタル8の左踏込部18を踏込むと、左クラッチワイア ケーブル27を介してクラッチアーム22が引張られ、これが所定角度まで強制回動 することによってクラッチ12が切断されると同時に、アップ変速ワイアケーブル 28を介して変速アーム24がアップ側に引張られ、これが時計回りに所定角度まで 強制回動することによって2速に入り、左踏込部18側の踏込みを戻すと、クラッ チアーム22及び変速アーム24はそれぞれ元の位置まで自己復帰し、これにより2 速状態でクラッチ12が接続され適宜アクセルペタル6を踏込んで2速走行ができ 、さらに、同様に左踏込部18側を踏込むごとに、3速、4速、5速と変速走行で きるのである。そして、走行速度を下げるときには、クラッチ兼変速ペタル8の 右踏込部19を踏込むごとに、同様にして4速、3速、2速、中立位置へと減変速 できるのである。この際、変速段として1、中立、2、3、4、5、6速等のも のを用いてもよい。
【0009】 しかしながら、実際には、車輌の発進時、エンジン11をかけた後、前述のよう に基準位置にあるクラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側を踏込み、クラッチ12 が切断されると同時に1速に入った状態で発進を止め、クラッチ兼変速ペタル8 を踏込前の基準位置へ戻すと共に、変速機構を中立位置に戻したくなることがあ る。 そこで、車体1上前部には、手元レバー36の基部を前後回動自在に枢着軸37で 軸支すると共に、前後回動規制片38、39で前後回動規制しており、この手元レバ ー36と前述のクラッチアーム22遊端部とを、別のクラッチ切断ワイアケーブル40 で連結し、これらでクラッチ切断保持具9を構成している。最も、このクラッチ 切断ワイアケーブル40は、ワイアケーブルに限定されるものでなくロッドでもよ い。
【0010】 これにより、前述のようにクラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側を踏込んだ 後、このクラッチ兼変速ペタル8を元の基準位置へ戻したいとき等に、手元レバ ー36を後回動規制片39位置から前方の前回動規制片38位置まで回動させることに より、クラッチ切断ワイアケーブル40を介してクラッチアーム22遊端部を前方へ 強制回動し、クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19の踏込みと関係なくクラッチ 12を切断保持(クラッチ12が切断中ならそのまま保持、接続中なら強制切断保持 )し、この切断状態のままでクラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側の踏込みを 戻した後、左踏込部18側を踏込み2速に入れ、今度は右踏込部19側を踏込み変速 機構の中立位置に入れ、元に戻せるのである。そして、手元レバー36を後方へ回 動させて元の位置に戻し、これによりクラッチ12を接続状態に戻すのである。
【0011】 図4は、本考案に係わる変速クラッチ操作装置の他の実施例を示しており、ク ラッチ兼変速ペタル8と変速アーム24との連動連結は前述の実施例のままで、ク ラッチ兼変速ペタル8とクラッチ12のクラッチアーム22との連動連結を油圧構造 にしたものである。 すなわち、油圧管路41の前後端部に取付けた前後シリンダ42、43のそれぞれに 前後ピストン44、45を前後摺動自在に嵌合させ、前ピストン44のピストンロッド 前端部とクラッチ兼変速ペタル8の左右踏込部18、19側とを左右前連結ワイアケ ーブル46、47で連結し、後ピストン45のピストンロッド後端部とクラッチアーム 22とを後連結ワイアケーブル48で連結し、この油圧管路41中途部にクラッチ切断 保持具9として手動レバー50操作で開閉する開閉弁49を設けたものである。この 際、手動レバー50は開位置(図4実線)と閉位置(図4二点鎖線)とに回動切替 操作可能とし、開位置のときこの開閉弁49の前後の油圧管路41は連通状態に、ま た、閉位置のときその油圧管路41は閉状態になるようにしている。
【0012】 この場合も、開閉弁49が開位置にあるときは、前述の実施例の場合と同様で、 クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19を基準位置から踏込むと、右前連結ワイア ケーブル47を介して前ピストン44のピストンロッドを引張ることにより油圧管路 41内の液体を介して後ピストン45を前方へ引張り、これにより後ピストン45のピ ストンロッド及び後連結ワイアケーブル48を介してクラッチアーム22をクラッチ 接続位置からクラッチ切断位置へ強制回動できるのである。逆に、クラッチ兼変 速ペタル8の右踏込部19の踏込みを基準位置まで徐々に戻すと、右前連結ワイア ケーブル47が緩むと同時に、クラッチアーム22は自己の復帰力によって逆に、後 連結ワイアケーブル48を後方へ引張り、これに伴って後ピストン45、前ピストン 44を順に引張り、右前連結ワイアケーブル47を緊張させ、クラッチアーム22は元 のクラッチ接続位置へ戻るのである。また、クラッチ兼変速ペタル8の左踏込部 18を踏込んだ場合も同様で、ただ左前連結ワイアケーブル46を介して前ピストン 44、後ピストン45等を前方へ引張る点が相違するだけで、同じく変速できるので ある。
【0013】 そして、車輌の発進時、エンジン11をかけた後、前述のように基準位置にある クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側を踏込み、クラッチ12が切断されると同 時に1速に入った状態で発進を止め、クラッチ兼変速ペタル8を踏込前の基準位 置へ戻すと共に、変速機構を中立位置に戻したい場合、あるいは、4速での走行 中、信号でブレーキペタル7を踏み、次いでクラッチ兼変速ペタル8の右踏込部 19を踏込んだ状態、つまり右前連結ワイアケーブル47を介して前ピストン44、45 を引張ることにより油圧管路41内の液体を介して後ピストン45を前方へ引張り、 これにより後連結ワイアケーブル48を介してクラッチアーム22をクラッチ切断側 へ引張りクラッチ12を切断した状態となっているときに、クラッチ切断保持具9 の手動レバー50を開位置から閉位置へ手動操作すると、開閉弁49が閉塞されるの で、後ピストン45が前方へ移動したままで保持され、これによりクラッチアーム 22はクラッチ切断位置でロックされるのである。
【0014】 一方、前ピストン44も前方へ移動したままで保持されているので、クラッチ兼 変速ペタル8の左右踏込部18、19の踏込み状態から基準位置へ自由に戻すことが できるようになり、クラッチ兼変速ペタル8を踏込前の基準位置へ戻すと共に、 変速機構を中立位置に戻すことができるのである。その後、クラッチ切断保持具 9の手動レバー50を閉位置から開位置へ手動操作すると、開閉弁49が開放され、 元の状態に戻るのである。
【0015】 以上は、リターン式変速機構を備える変速機13の場合を示しているが、ロータ リー式変速機構を備える変速機を用いた場合も同様である。 すなわち、図示は省略するが、前述と同様に、クラッチ兼変速ペタル8とクラ ッチ12のクラッチアーム22及び変速機13の変速アーム24とを連動連結し、クラッ チ12を切断保持するクラッチ切断保持具9を設けるのであるが、ただ相違する点 は、クラッチ兼変速ペタル8の右踏込部19側を踏込むごとに変速機13の変速が、 例えば中立位置から1速、2速、3速、4速、中立、1速位置と変速していき、 逆にクラッチ兼変速ペタル8の左踏込部18側を踏込むごとに変速機13の変速が、 4速位置から3速、2速、1速、中立、4速位置へと変速するのである。 尚、図中、51はエンジンからの動力の入力軸、52はディスクブレーキ、53はサ スペンション、54は左連結部材、55は右連結部材である。
【0016】
以上の説明から明らかなように、クラッチ兼変速ペタル8にクラッチアーム22 と変速アーム24とを連動連結しているので、クラッチ兼変速ペタル8だけを所定 位置より踏込むごとにこれに連動するクラッチアーム22と変速アーム24を介して クラッチ12の切断と変速機13の変速を行い、クラッチ兼変速ペタル8を戻すごと にその変速機13の変速状態でクラッチ12の接続を行なえ、従来のようにクラッチ ペタルと変速レバーの二操作をしなくてよくなり、その分操作の単純化が図れ、 誤操作もなくなり、引いては安全性の確保も図れる。
【0017】 次に、クラッチ兼変速ペタル8とクラッチアーム22との連動を解除してこのク ラッチアーム22を介してクラッチ12を切断保持するクラッチ切断保持具9を備え ているので、所要時、例えば変速機構が中立位置にある状態からクラッチ兼変速 ペタル8を踏込んでの発進時等のように変速状態にあるとき、クラッチ切断保持 具9の操作によりクラッチ12を切断保持し、この切断状態でクラッチ兼変速ペタ ル8を適宜踏込んでは戻して変速機構を中立位置に戻すことができ、クラッチ兼 変速ペタル8を採用したことによって生じる欠点を補完できる。そして、クラッ チ切断保持具を、クラッチ兼変速ペタルとクラッチアームとの連動系路とは別に クラッチの断接可能にクラッチアームと連結した場合には、クラッチ兼変速ペタ ル8の操作位置に関係なく、いつでもクラッチを強制的に切断しその保持ができ ることになる。さらに、この変速クラッチ操作装置は、クラッチ兼変速ペタル8 とクラッチアーム22及び変速アーム24との連動連結と、クラッチ切断保持具9と クラッチアーム22との連動連結で済み、全体として簡単な構造で有益な実用的諸 効果を発揮できる。
【図1】自動走行車輌における変速クラッチ操作装置を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図2】変速クラッチ操作装置を装備した自動走行車輌
を示す一部省略平面図である。
を示す一部省略平面図である。
【図3】その自動走行車輌を示す側面図である。
【図4】自動走行車輌における変速クラッチ操作装置の
他の実施例の説明図である。
他の実施例の説明図である。
8 クラッチ兼変速ペタル 9 クラッチ切断保持具 11 エンジン 12 クラッチ 13 変速機 22 クラッチアーム 24 変速アーム
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジン(11)からの動力を断接するクラ
ッチ(12)のクラッチアーム(22)と、前記クラッチ(12)か
らの動力を変速するリターン式もしくはロータリー式変
速機構を備える変速機(13)の変速アーム(24)とを、所定
位置へ戻り勝手なクラッチ兼変速ペタル(8)にそれぞれ
連動連結し、前記クラッチ兼変速ペタル(8)を所定位置
より踏込むごとにクラッチ(12)の切断と変速機(13)の変
速を、所定位置まで戻すごとにこの変速機(13)の変速状
態でクラッチ(12)の接続を行なう自動走行車輌における
変速クラッチ操作装置において、前記クラッチ兼変速ペ
タル(8)とクラッチアーム(22)との連動を解除してこの
クラッチアーム(22)を介して前記クラッチ(12)を切断保
持するクラッチ切断保持具(9)を備えたことを特徴とす
る自動走行車輌における変速クラッチ操作装置。 - 【請求項2】 前記クラッチ切断保持具(9)を、クラッ
チ兼変速ペタル(8)とクラッチアーム(22)との連動系路
とは別にクラッチ(12)の断接可能にクラッチアーム(22)
と連結したことを特徴とする請求項1記載の自動走行車
輌における変速クラッチ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005682U JP3003471U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 自動走行車輌における変速クラッチ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994005682U JP3003471U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 自動走行車輌における変速クラッチ操作装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3003471U true JP3003471U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=43139417
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994005682U Expired - Lifetime JP3003471U (ja) | 1994-04-25 | 1994-04-25 | 自動走行車輌における変速クラッチ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3003471U (ja) |
-
1994
- 1994-04-25 JP JP1994005682U patent/JP3003471U/ja not_active Expired - Lifetime
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