JP3003384B2 - ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置 - Google Patents

ワイヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置

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JP3003384B2 JP4110336A JP11033692A JP3003384B2 JP 3003384 B2 JP3003384 B2 JP 3003384B2 JP 4110336 A JP4110336 A JP 4110336A JP 11033692 A JP11033692 A JP 11033692A JP 3003384 B2 JP3003384 B2 JP 3003384B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤ放電加工機にお
ける放電加工後のいわゆる使用済のワイヤ電極を回収す
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回収装置としては、特開
平3−44523号公報に示すように、加工後のワイヤ
電極を送給する一対のローラの下方に回収箱を配置し、
該回収箱に使用済の長いワイヤ電極を渦巻き状に堆積さ
せて回収する一方、該回収箱の上端縁に検出器における
発光素子と受光素子とを対向させるように固着し、前記
堆積したワイヤ電極で受光素子で受ける光が妨げられた
とき、回収限度を越えたと判断するようにしたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記発
光素子と受光素子とからなる検出器には、電源及び信号
のための配線が、制御装置等に接続されるのが通常であ
る。また、堆積したワイヤ電極を廃棄するため、回収箱
を他の個所に運ぶ必要があり、そのとき、前記従来の回
収箱では、前記検出器と配線との接続を外す手間が掛か
るという問題があった。そして、各回収箱ごとに検出器
を装着しなければならないから、少なくとも交換用のも
う一つの回収箱にも検出器を必要とし、生産コストが高
くなる。
【0004】さらに、前記検出器が回収箱の上端縁に位
置するため、当該検出器に対する配線個所が回収箱に送
給されてくるワイヤ電極と接触し易く、電気的に短絡す
る事故も発生し易いという問題もあった。本発明は、こ
のような問題を解決し、回収されたワイヤ電極の廃棄作
業を容易にし、且つワイヤ電極の回収に際して故障のな
い信頼性の高い回収装置を提供することを目的とするも
のである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のワイヤ電極回収装置は、放電加工後のワイ
ヤ電極を送給する送給手段と、該送給手段の略下方に位
置して送給されて落下してくるワイヤ電極を回収する回
収箱と、送給手段と回収箱との間に位置して回収箱内に
堆積したワイヤ電極の回収限界を検出するための検出手
段とを備え、該検出手段は、光反射式検出器であって、
投光方向を回収箱内の下方に向かうように配置されてい
るものである。 また、前記検出手段は、前記送給手段よ
り下方に配置された取付け台に設けられているように構
成したものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について図
1〜図4を参照して説明する。ワイヤ放電加工機におけ
る基台1上には、加工槽2が載置されており、該加工槽
2内にはワークテーブル3上に固定した被加工物Wが加
工液に浸漬されるように、加工液供給装置4から絶縁性
の加工液5を供給し、汚濁した加工液5を加工液供給装
置4に回収し、フイルタ等を介して濾過したのち再度循
環させて供給する。
【0007】コラム7の上部には、ワイヤ電極8を巻回
したワイヤボビン9が設けられており、そのコラム7の
上部に支持された上部アーム10には上ガイド部11が
形成されている。また、コラム7の下部に支持された下
部アーム12には下ガイド部13が配置されている。ワ
イヤボビン9から引き出されたワイヤ電極8は、上ガイ
ド部11から被加工物Wを介して下ガイド部13に略鉛
直状に張架され、図示しない電源からワイヤ電極8と被
加工物Wとにパルス電流を通電し、鉛直状にて下向きに
通過するワイヤ電極8と被加工物Wとの微小間隙部(放
電加工部)で放電加工が行われる。なお、前記上ガイド
部11及び下ガイド部13の両方またはいずれか一方に
おけるノズル部(図示せず)から加工液5を放電加工部
に向かって噴出させ、放電加工の金属くずの除去と放電
加工部の冷却とを実行する。前記ワイヤ電極8の送給速
度(移動速度)は、放電加工条件、被加工物Wの板厚等
により種々あるが、一般に50〜300mm/秒程度であり、例
えば板厚50mmの場合、100mm/ 秒程度である。
【0008】方向変換プーリ14は前記下ガイド部13
の下方に配置されており、該方向変換プーリ14にて横
方向に送給方向を変換された使用済みのワイヤ電極8
は、前記方向変換プーリ14の後方に配設された一対の
ローラ15,16からなる送給手段にて強制的に挟持送
給される。本発明の送給手段における一方のローラ15
を駆動モータ17(図3参照)にて回転駆動する。ガイ
ド体18は、図2に示すように、前記一対のローラ1
5,16の送給方向後方に配置されており、そのガイド
体18の後側には切断装置19が配置され、この切断装
置19にて1cm〜3cm程度に切断させたワイヤ電極を、
下方に配置した回収箱20に堆積させる。
【0009】図2、図3は本発明の回収装置の一実施例
を示し、前記駆動モータ17及び切断装置19における
切断モータ21は、ベース体22に固定され、それぞれ
ローラ15及び切断ロータ23に連結されており、その
回転力を伝達する。他方のローラ16はベース体22に
ピンチレバー24を介して上下回動可能に枢支されてお
り、バネ25とその押圧力調節用ねじ26とにより、ロ
ーラ16をローラ15に押圧し、その間にワイヤ電極8
を挟持する。
【0010】切断装置19における固定刃体27は、固
定台28に取り付け用偏心ピン29にて固定され、その
固定台28は電気絶縁部材30を介してベース体22に
固定されている。なお、固定台28には切欠き溝31を
形成し、該切欠き溝31の幅を広狭調節するクリアラン
ス調節ねじ32にて後述する回転刃体33との隙間寸法
を調節する。
【0011】前記切断ロータ23は電気絶縁性材料で形
成されており、回転刃体33を把持するチップホルダー
34を支持している。回収箱20へのワイヤ電極片8a
の回収密度を高めるため、切断モータ21の回転速度と
前記ローラ15の駆動モータ17の回転速度とを同期さ
せるように後述する制御装置35にて制御する。これに
より、ワイヤ電極8の送給速度(移動速度)が変化して
も、使用済のワイヤ電極8は略同一長さのワイヤ電極片
8aに切断することができる。本実施例でのワイヤ電極
片8aは略15mm程度である。
【0012】切断装置19の下方に配置される検出器3
6としては、非接触式、例えば光反射式検出器を使用し
ている。その検出器36は、図2に示すように、切断ロ
ータ23より下方の前記ベース体22の下部に取り付け
られた取り付け台37にねじ(図示せず)を介して着脱
自在に取り付けられている。また、図3に示すように、
検出器36の投光方向がその下方位置の回収箱20の内
部に向かって斜め下向きになるように、検出器36を取
り付け台37に取付けてある。
【0013】そして、回収箱20内に堆積されたワイヤ
電極片8aの上面にて反射した光を検出することによ
り、ワイヤ電極片8aの堆積量、ひいては回収限界を検
出できるようにする。通常、回収箱20の容積の70〜
80%程度の堆積量で回収限界とするように前記検出器
36の位置及び感度を調整する。なお、前記切断装置1
9の前面等には、切断後のワイヤ電極片8aが飛び散ら
ないようして回収箱20に導かれるカバー体38を着脱
自在に配置する。
【0014】また、このワイヤ放電加工機の制御装置3
5について図4を参照して説明する。制御装置35は、
中央処理装置(CPU)40、制御プログラムが記憶さ
れた読み取り専用メモリ(ROM)42、各種データが
記憶された読み書き可能メモリ(RAM)44及びそれ
らを接続するバスを有するコンピュータを主体とするも
のであり、基台1の内部に設けられている。
【0015】中央処理装置(CPU)40は、前記駆動
モータ17、切断モータ21、検出器36及び回収箱2
0内のワイヤ電極片8aの堆積量が限界に達したことを
報知するブザー等の警報装置39が接続され、CPU4
0により制御される。次に、このように構成されたワイ
ヤ放電加工機における使用済のワイヤ電極8の切断及び
回収動作について説明する。
【0016】まず、放電加工後の使用済のワイヤ電極8
が、駆動モータ17の駆動により一対のローラ15,1
6から送給されてくると、ガイド体18を通過し、固定
刃体27に当接しつつ後端刃部の箇所まで案内される。
すると、CPU40により切断モータ21が駆動され、
図2の矢印A方向に上向き回転する回転刃体33にて切
断される。そして、所定長さに切断されたワイヤ電極片
8aは、自重により下方の回収箱20に堆積する。この
堆積量が所定の限界になる、つまり、検出器36にて検
知された反射率がROM42に格納された値以上になっ
たとき、CPU40はそのことを警報装置39にて作業
者に知らせる。
【0017】そして、作業者が回収限界になった回収箱
20と空の回収箱20とを取替える。この場合、従来の
ように、回収箱20と検出器とが一体ではないので、回
収箱20のみを取替え作業すれば良く、交換作業が至極
簡単にできる。また、検出器36を回収箱20の側部上
方に傾斜状に配置した取り付け台37の下面側に装着す
ると、この取り付け台37が検出器36の上方を保護す
るカバー体の役割をも果たすことができ、検出器36や
その配線部が回収時に上方から落下してくるワイヤ電極
8に接触することを防止できて、安全である。
【0018】なお、使用済のワイヤ電極を送給する送給
装置はローラ対によらず、筒状のガイド体であっても良
い。また、切断装置は、固定刃体と回転刃体のものばか
りでなく、ギロチン式カッタであっても良い。さらに、
切断することなく、使用済のワイヤ電極を長いまま回収
箱に回収する形態であっても良いことはいうまでもな
い。
【0019】
【発明の作用・効果】以上詳述したように、本発明のワ
イヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置は、検出
手段により、回収箱内に堆積したワイヤ電極が回収限界
になったことを検出でき、溢れる前に回収箱を取り替え
れば良い。また、検出手段を回収箱とは別の上方個所に
設置したので、回収箱の交換時には、当該回収箱のみを
取替えれば良く、従来のように検出手段との配線を外し
た後再度接続するという配線作業を実行する手間が省け
るという効果を奏する。また、回収箱毎に検出手段を取
り付けする必要がないので設置費用も低減できる効果を
奏する。
【0020】そして、前記検出手段が回収箱と別の上方
に配置されているため、検出手段に対する配線個所が回
収箱に送給されてくるワイヤ電極と接触するおそれが少
なくなり、電気的に短絡する事故もなくなり、安全であ
るという効果も奏する。さらに、前記検出手段は、光反
射式検出器であって、投光方向を回収箱内の下方に向か
うように配置されているものであるから、回収箱内に堆
積したワイヤ電極の回収限界を確実に検出することがで
きる。また、前記検出手段は、前記送給手段より下方に
配置された取付け台に設けられているので、取付け台が
検出手段を保護する役割をも果たすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワイヤ放電加工機の概略側面図である。
【図2】ワイヤ電極回収装置の正面図である。
【図3】図2の III−III 矢視図である。
【図4】制御装置のブロック図である。
【符号の説明】
8 ワイヤ電極 8a ワイヤ電極片 15,16 ローラ 18 ガイド体 19 切断装置 20 回収箱 27 固定刃体 33 回転刃体 24 回収箱 36 検出器 37 取り付け台 38 カバー体 39 警報装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電加工後のワイヤ電極を送給する送給
    手段と、該送給手段の略下方に位置して送給されて落下
    してくるワイヤ電極を回収する回収箱と、送給手段と回
    収箱との間に位置して回収箱内に堆積したワイヤ電極の
    回収限界を検出するための検出手段とを備え、該検出手
    段は、光反射式検出器であって、投光方向を回収箱内の
    下方に向かうように配置されていることを特徴とするワ
    イヤ放電加工機におけるワイヤ電極の回収装置。
  2. 【請求項2】 前記検出手段は、前記送給手段より下方
    に配置された取付け台に設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載のワイヤ放電加工機におけるワイヤ電
    極の回収装置。
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