JP3002911B2 - 単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部およびその組立方法 - Google Patents
単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部およびその組立方法Info
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- E04—BUILDING
- E04B—GENERAL BUILDING CONSTRUCTIONS; WALLS, e.g. PARTITIONS; ROOFS; FLOORS; CEILINGS; INSULATION OR OTHER PROTECTION OF BUILDINGS
- E04B1/00—Constructions in general; Structures which are not restricted either to walls, e.g. partitions, or floors or ceilings or roofs
- E04B1/32—Arched structures; Vaulted structures; Folded structures
- E04B2001/3235—Arched structures; Vaulted structures; Folded structures having a grid frame
- E04B2001/3241—Frame connection details
- E04B2001/3247—Nodes
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Description
ル等の屋根を覆う単層ラチスドームの構造体に使用され
る角形鋼管トラス接合部およびその組立方法に関するも
のである。
部においては、座屈耐力を高めるために角形鋼管を縦断
面においてその側壁面が水平、垂直方向から45度回転
させた角度にした角形鋼管が用いられているが図4に示
すように3本〜6本の角形鋼管10を中心11に向かっ
て放射状に接合する場合に中心11の接合部に3枚〜6
枚の側面形状が三角形の縦リブ12を介して溶接した角
形鋼管トラスの接合部が知られている(実開平1−79
704号公報参照)。
単層ラチスドームにおいては図4に示すように角形鋼管
10aに対してその左右の角形鋼管10b、10c方向
からの力が集中し、そのため角形鋼管10aはその断面
が正方形10dから鎖線で示すように菱形10eに変形
し接合部の接合が剛節接合ではなく半剛節接合状態とな
り、ラチスドームの座屈解析を剛節接合として行えない
ので正確な設計を行うことができない欠点があり、また
座屈安全性が高く経済性に優れた剛節接合の利点が得ら
れないという欠点があった。この発明は、接合部の剛性
が高くしかも接合部強度の高い完全剛節に近い接合部を
得ることおよびその組立方法を得ることを課題とするも
のである。
解決するため、各角形鋼管を、縦断面においてその側壁
面が水平方向および垂直方向から45度回転した角度と
し、その先端部から放射状となるように接合した接合部
において、角形鋼管の各先端部を角形鋼管の数に応じた
同一の角度となるようにそれぞれ切断し、角形鋼管の先
端部の切断線に沿って隣接する角形鋼管同士が縦リブを
挟んでその両側面からそれぞれ溶接され、縦リブと縦リ
ブとの間に各縦リブの面方向と直交する水平リブを溶接
した単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部、および
前記の角形鋼管トラスの接合部を形成する場合におい
て、中心部をエレクトロスラグ溶接によって溶接すると
ともに、台形の各水平リブの斜辺を各縦リブの面方向に
対して垂直に溶接して一体化した接合部を形成した後、
縦リブによって形成された各挟角内に角形鋼管の先端部
を挿入し、先端部の切断線に沿って溶接するようにした
単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部の組立方法か
らなる手段を講じるものである。
明する。図2において、角形鋼管1を縦断面においてそ
の側壁面が水平方向および垂直方向から45度回転した
角度にした、6本の角形鋼管1の各先端部7を図1に示
すようにそれぞれ上下方向から見て略60度をなすよう
に尖らせて切断するとともに、角形鋼管1の先端部7の
切断線に沿って切断面を塞ぐ大きさの二等辺三角形状板
からなる角形鋼管1と同数の6枚の縦リブ2を隣接する
角形鋼管1同志で挟んでその両側部からそれぞれ溶接
し、他方において下辺aを角形鋼管1の切断端部より少
し先端部7に近い位置、すなわち角形鋼管1の縦断面の
対角線の長さより少し短い長さとし、上辺bは下辺aの
約1/2とし斜辺cの角度を略60度とした台形をなす
縦リブ2と同数の6枚の水平リブ3を用意し、隣接する
各縦リブ2間に縦リブ2の面方向に対して各水平リブ3
を垂直に溶接し、6枚の水平リブ3によって各角形鋼管
1がそれぞれ約60度(ドームを構成するためには60
度±10度前後の角度が必要で一定の角度ではない)を
なすようにすることによって角形鋼管の放射状接合部を
完全剛節に近い接合部として得ることができる。
の接合する中心部4は、図3に示すように縦リブ2の接
合部の周囲を金属製の塞ぎ板5で塞いだ後エレクトロス
ラグ溶接(縦リブ2が接合する中心部4に溶接棒6を電
極として挿入しその先端部を溶融して溶接しながら次第
に上方に引上げて必要な長さを溶接する溶接方法をい
う)によって溶接するとともに水平リブ3の斜辺cを縦
リブ2の側面に溶接することによって縦リブ2と水平リ
ブ3とが強固に接合され一体化された接合部が形成され
る。そして、図1に示すように2枚の縦リブ2によって
形成された約60度をなす6個の挟角内に、縦断面にお
いて側壁面1a、1b、1c、1dを水平方向および垂
直方向から45度回転させた角度にした角形鋼管1(図
2参照)の先端部7を挿入して、先端部7の切断線に沿
って溶接するものである。なお、角形鋼管1の数は6本
に限らず3本〜5本とすることができ、これに応じて縦
リブ2および水平リブ3の数も3枚〜5枚となるのは勿
論である。
構成した接合部が半剛節接合になるのに比べて、周囲の
角形鋼管からの力が集中しても水平リブによって部材応
力を均等に伝達するので角形鋼管の断面形状が殆ど変わ
らず、完全剛節に近い接合部が得られるためラチスドー
ムの座屈解析を剛節接合として行えるので構造設計が容
易となる利点があり、かつ高い接合強度と高い剛性強度
を得ることができる。請求項2の発明は、従来複数の縦
リブを放射状に所定角度にエレクトロスラグ溶接する場
合、縦リブをアングル材で支持させる必要があったのに
比べて、水平リブをアングル材に兼用することによって
縦リブの取付け角度の精度を高めることができるととも
に接合部の補剛効果が得られる。
る横断平面図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 各角形鋼管(1)を、縦断面においてそ
の側壁面が水平方向および垂直方向から45度回転した
角度とし、その先端部(7)から放射状となるように接
合した接合部において、角形鋼管(1)の各先端部
(7)を角形鋼管(1)の数に応じた同一の角度となる
ようにそれぞれ切断し、角形鋼管(1)の先端部(7)
の切断線に沿って隣接する角形鋼管(1)同士が縦リブ
(2)を挟んでその両側面からそれぞれ溶接され、縦リ
ブ(2)と縦リブ(2)との間に各縦リブ(2)の面方
向と直交する水平リブ(3)を溶接した単層ラチスドー
ムの角形鋼管トラス接合部。 - 【請求項2】 請求項1の角形鋼管トラスの接合部を形
成する場合において、中心部(4)をエレクトロスラグ
溶接によって溶接するとともに、台形の各水平リブ
(3)の斜辺(c)を各縦リブ(2)の面方向に対して
垂直に溶接して一体化した接合部を形成した後、縦リブ
(2)によって形成された各挟角内に角形鋼管(1)の
先端部(7)を挿入し、先端部(7)の切断線に沿って
溶接するようにした単層ラチスドームの角形鋼管トラス
接合部の組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3146822A JP3002911B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部およびその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3146822A JP3002911B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部およびその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH04343943A JPH04343943A (ja) | 1992-11-30 |
JP3002911B2 true JP3002911B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=15416316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3146822A Expired - Fee Related JP3002911B2 (ja) | 1991-05-21 | 1991-05-21 | 単層ラチスドームの角形鋼管トラス接合部およびその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3002911B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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AT500438B1 (de) * | 2004-05-03 | 2009-01-15 | Waagner Biro Stahlbau Ag | Knoten zum verbinden von stäben eines flächentragwerks |
CN105804250A (zh) * | 2016-05-16 | 2016-07-27 | 河南大学 | 一种折线型单层柱面网壳结构 |
CN109356290A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-02-19 | 贺州学院 | 一种装配式钢管桁架结构节点构件 |
CN112059526A (zh) * | 2020-09-15 | 2020-12-11 | 中铁十六局集团第四工程有限公司 | 一种网架焊接球铰固定装置 |
-
1991
- 1991-05-21 JP JP3146822A patent/JP3002911B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04343943A (ja) | 1992-11-30 |
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