JP3002603B2 - 穀物の乾燥貯留方法及び装置 - Google Patents

穀物の乾燥貯留方法及び装置

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JP3002603B2
JP3002603B2 JP4132846A JP13284692A JP3002603B2 JP 3002603 B2 JP3002603 B2 JP 3002603B2 JP 4132846 A JP4132846 A JP 4132846A JP 13284692 A JP13284692 A JP 13284692A JP 3002603 B2 JP3002603 B2 JP 3002603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穀物の乾燥貯留方法及
び装置に関し、特に、収穫された米あるいは麦の水分を
調整して貯留及び貯蔵するための方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】穀物、特に、米や麦は収穫後に所定の水
分まで乾燥させた後貯留及び貯蔵することが食味等の品
質を維持し劣化をおさえるために必要であり、そのため
に多くの処理施設が提案され利用されている。穀物とし
て収穫米を例にとり現在用いられている処理施設の概要
について説明する。
【0003】図5はその一例を示すものであり、刈り取
り脱穀した収穫米を荷受け工程51に受けた後に、この
収穫米を火力乾燥工程52にて水分を通常24%から1
7%まで乾燥する(なお、この24%は、農林水産省が
収穫米の処理計画水分を24%としていることにより、
また、17%は、農林水産省が短期間の1次的貯留を安
全に行える基準として無通風にて17%以下で35日間
以内の貯留と定めていることによるものであり、以下に
おいて同様に用いる)。
【0004】次にこの17%にまで乾燥した収穫米を一
次貯留槽53に貯留する。このようにして一次貯留した
収穫米を次に(一般的には荷受け終了後)仕上げ火力乾
燥工程54により、規定水分16%以下にまで仕上げ乾
燥し、精選後計量してサイロ55に貯蔵する。そして、
需要量に応じてサイロ55から所定量払い出しながら籾
摺工程6を行い出荷される(一般的には、乾燥機52と
54及び貯留槽53と55は兼用されるのが普通であ
る)。
【0005】この火力乾燥による処理方法は、乾燥速度
が速いものであり、通常刈り取り脱穀された収穫米をそ
の日のうちに乾燥しなければならないという事情から広
く採用されている。しかしながら、火力乾燥による穀物
の処理法は、幾つかの不都合を有している。先ず、火力
乾燥工程52では、水分24%から17%まで一気に乾
燥させるものであり、収穫米の中には過乾燥し胴割れを
生じる場合がある。また、加温するために穀温が上昇
し、品質が低下する場合がある。
【0006】次に、仕上げ火力乾燥工程54で水分16
%以下まで仕上げ乾燥した後にサイロ5に貯蔵すること
となるが、火力乾燥の原理上、籾の昇温分布によって水
分の蒸発量が異なり、籾の水分含有量が必ずしも一定し
ない。そのために、サイロ55内に貯蔵された期間にお
いて、水分を多く含む籾から水分の少ない籾に平衡状態
となるまで水分が移行することとなり、サイロ55内の
収穫米の水分が必ずしも規定仕上げ水分でない場合が生
じうる。そのために、過剰水分の場合にはかびの発生や
醗酵が起こって品質が低下し、最悪の場合には貯留槽全
体の収穫米が変質する場合が生じる。さらに、水分が規
定仕上げ水分以下となった場合には食味が低下するばか
りでなく、重量不足が出てくる不都合がある。
【0007】本発明者は、上記のような火力乾燥の持つ
不都合を解消すべく鋭意研究を重ね、従来にない収穫米
の処理法として、収穫米の水分が22%〜17%の間で
一旦中間乾燥した後に籾摺工程前に前記中間乾燥した収
穫米を所定の水分となるよう仕上げ乾燥する方法を提案
している(特開昭平3−16652号公報)。この処理
法によれば、収穫米は22%〜17%の範囲で緩やかに
乾燥され、例え火力乾燥であっても、籾の昇温速度が遅
くなり、かつ規定仕上げ水分よりも高い水分で維持され
るので過乾燥がなくなり胴割れや籾のノゲ落ちを回避す
ることが可能となった。さらに中間乾燥した収穫米を籾
摺する前に仕上げ乾燥するようにしたことにより、籾摺
直前の収穫米の水分条件を正確に管理することができ、
脱プ率の低下や食味の低下を防止することが可能となっ
た。
【0008】本発明者は、同時に、収穫米の乾燥にとっ
て除湿乾燥が優位であることに着目し、前記中間乾燥及
び仕上げ乾燥に除湿乾燥を用いることも提案している。
除湿乾燥の原理は、常温に近い空気の潜熱を利用して水
分を吸収除去するもの、すなわち収穫米が規定水分以下
には乾燥しないよう湿度温度を調節した空気で収穫米の
水分を除去するものであり、水分の少ない籾からの水分
の蒸発は少なく、水分の多い籾からは多くの水分が蒸発
することを利用して均一な水分にすることに特徴があ
る。この除湿乾燥によれば、火力乾燥の場合に生じるよ
うな過乾燥はなくなり、乾燥処理後の籾の含有水分は平
均化される。
【0009】このように、中間乾燥において水分を22
%〜17%にすることにより、荷受量の変動に対処し易
くなり、さらに、除湿乾燥の使用と相まって、胴割れや
食味低下がより確実に防止されるようになった。その一
例を図6により説明するに、刈り取り収穫した収穫米
は、荷受け工程61にて荷受けされる。そして除湿乾燥
による中間乾燥工程62にて水分が22%〜17%の範
囲で乾燥する。この除湿乾燥による中間乾燥工程62に
おいて、籾は、規定水分以下とならないように湿度及び
温度調節された空気が保有するエネルギーにより乾燥さ
れる。この除湿乾燥の特徴は、空気温度が常温に近いの
で籾粒はほとんど昇温されないことから自然乾燥に近い
乾燥が可能となること、及びその雰囲気での平衡状態を
保った状態で乾燥されることから均一に乾燥されること
にある。
【0010】次に一次貯留槽63に貯留され必要に応じ
て通風器64から通風される。一次貯留槽63に貯留さ
れた収穫米は、需要量に応じて払いだされて、除湿乾燥
による仕上げ乾燥65にて所定の水分に乾燥されるた後
に籾摺工程66にて籾摺が行われる。この時の基準水分
は16%以下であるので、16%とすることが食味の観
点からも好ましいものである。
【0011】さらに、本発明者は、上記の中間乾燥法及
び除湿乾燥法による収穫米の処理のための具体的設備と
して、収穫し荷受けした穀物を中間乾燥してビンに貯留
し、需要量に応じて前記ビンに貯留されている穀物を払
いだして出荷する穀物の処理設備において、該処理設備
の中間乾燥又は仕上げ乾燥に使用される除湿乾燥機にて
前記ビンの回りの空気の温度及び湿度調整をするように
した穀物の処理及び倉庫施設を提案している(特開平3
−188943号公報)。
【0012】図7により具体的に説明するに、荷受け部
71に荷受けされた水分24%の収穫米はエレベータコ
ンベア72にて除湿乾燥機73に移送されて水分22%
〜17%に中間乾燥されてエレベータコンベア72’に
よりビン74に貯留される。このようにして除湿乾燥機
73にて中間乾燥することにより除湿乾燥の原理から収
穫米は均一に所定の水分に乾燥される。従って、長期間
ビン74で保存しても、かび等は発生しない。長期間保
存する場合は、仕上げ乾燥工程75で仕上げ乾燥した後
にビンで保存する。そして、需要者に引き渡した後は、
ビン74をそのまま倉庫として利用する。また、かなり
長期間保存する場合には、除湿乾燥機73及び仕上げ除
湿乾燥機75にて、建屋70内の空気の湿度及び温度を
調節することにより、建屋70そのものを低温倉庫とし
て利用することもできる。
【0013】さらには、ビン送気エアダクト76から湿
度及び温度を調節した空気をビン74内に供給して、ビ
ン74内の収穫米の水分を自動調節することも可能とな
る。流通過程においては、中間乾燥で保存している場合
は、ビン74から需要量に応じて必要量バラ状態で収穫
米を払い出し、仕上げ除湿乾燥機75で水分16%以下
に乾燥し籾摺機77で籾摺し、今摺り米として出荷す
る。仕上げ水分で保存している場合は直接籾摺出荷す
る。
【0014】これは、従来の穀物の火力乾燥施設におい
ては低温倉庫を必要としかつそのために袋詰め作業を必
要としていた不都合を解消するものであり、ビンに貯留
した状態で需要者に引き渡し、その後はビンを倉庫とし
て利用すると共に、その際に、中間乾燥又は仕上げ乾燥
に使用される除湿乾燥機をビンの回りの空気の温度及び
湿度調整をすることに利用し、長期間の保存を可能とす
るものである。
【0015】さらに、本発明者は、上記のような穀物の
処理及び倉庫施設をさらに改良したものとして、穀物が
貯留されている貯留槽内に除湿器により温度と湿度とが
調節された空気を送風機にて供給して、貯留されている
穀物の水分と温度を調整するようにした穀物の乾燥貯留
設備を提案し(特願平4−61163号)、そこにおい
て、貯留槽を室内に設置し、除湿器の出口側ダクトを分
岐して前記貯留槽の底部に至る通風路と前記室内に至る
通風路とを形成し、空気を貯留槽の底部及び室内に分配
するためのダンパを通風路に設けるようにした。
【0016】このようにしたことにより、従来貯留槽が
設置されている外気条件を穀物の乾燥貯留の要素として
考慮しなかったことによる不都合を解消し、穀物の高い
品質を維持して乾燥貯留することが可能となった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上記のように除湿乾燥
法による穀物乾燥法及びそのための施設を用いて穀物の
乾燥処理を行うことにより、乾燥過程において収穫穀物
の水分減量率を均一化できることが主原因としなり、胴
割れや、ノゲ落ち、食味低下等のない高品質の仕上げ米
を得ることができると共に、長期貯留を可能として労働
力の分散化を図ることができたが、まだ、解決すべき課
題を有していた。すなわち、荷受け穀物を受け入れる貯
留槽群が同一の形態の貯留ビンのみからなるものであっ
たために、荷受け穀物の異なった態様、すなわち穀物の
種類、1日の及び収穫期間の荷受け量、その水分量の違
い等に対して、柔軟に対処することが困難であったこ
と、また、同一のビンにより長期間乾燥、貯留を行うこ
とにより労働力の分散化が図られ農作業の効率化が図ら
れたものの、中間乾燥に使用する施設は単に乾燥の目的
のみに構成されたものであるために、いわゆる貯留期間
にはその空間を有効利用できなかったこと、さらには、
貯留期間に低温貯蔵する場合に処理施設全体を建屋内に
設置し建屋そのものを低温倉庫として利用したものであ
ったため熱効率的に幾分損失を伴っていたこと、などで
ある。
【0018】本発明は、従来の除湿乾燥による穀物乾燥
法及びそのための施設の持つ上記のような不都合を解消
することを目的としており、より具体的には、荷受け時
に異なった種類、条件の穀物が持ち込まれた場合であっ
ても柔軟にかつ適切に対処することのできる除湿乾燥に
よる穀物の乾燥貯留方法及び装置を得ることにあり、さ
らに他の目的は、荷受けから出荷までのすべての工程を
一つの施設内で行うことを可能としかつその際に施設を
構成する貯留ビンあるいは計量器等の構成要素を有効利
用することにより遊休設備が生じるのを極力排除可能な
除湿乾燥による穀物の乾燥貯留方法及び装置を得ること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決し目的
を達成するために、本発明は、基本的に、穀物が貯留さ
れている貯留槽内に除湿器により湿度と温度とが調節さ
れた空気を送風機にて供給して、貯留されている穀物の
水分と温度を調整するようにした穀物の乾燥貯留設備に
おいて、前記貯留槽として比較的少容量の第1の貯留槽
を複数個(第1の貯留槽群3)及び第1の貯留槽よりも
大容量の第2の貯留槽を複数個(第2の貯留槽群4)
と、前記第1の貯留槽群3に対して空気を送給する第1
の送風器6及び送給される空気の湿度と温度とを調整す
るための第1の除湿器5と、前記第2の貯留槽群に対し
て空気を送給す第2の送風器6’及び送給される空気の
湿度と温度とを調整するための第2の除湿器5’と、前
記第1の貯留槽群3及び第2の貯留槽群4の穀物をサン
プリングし計量する計量手段7、8と、前記第1及び第
2の貯留槽群3、4のそれぞれから選択的に仕上げ乾燥
後の穀物を排出運搬する穀物排出手段16と、さらに、
前記穀物排出手段下流に設けた籾摺り手段、とを備えて
いる、穀物の乾燥貯留装置を開示する。
【0020】そこにおいて、前記計量手段に加えさらに
穀物の精選手段を設けること、前記第1及び第2の貯留
槽群のいずれか一方あるいは双方を略15℃〜20℃以
下の温度に維持することができる手段をさらに設けるこ
と、前記第1及び第2の貯留槽群と前記籾摺り手段との
間の穀物移送行程中のいずれかの部位に、貯蔵穀物を常
温に戻すための温調手段をさらに設けること等は、本発
明の目的を達成するために、さらに好ましい態様であ
る。また、計量器は各工程毎に別個に設けてもよいが、
穀物の移送経路を適宜設計することにより、共通して用
いるようにしてもよい。
【0021】本発明は、また、基本的に、荷受けした穀
物をその水分の多寡に応じて異なった種類の貯留槽に搬
入し、除湿乾燥法によりそれぞれの貯留槽において中間
乾燥を行い荷受け穀物の全てをほぼ等しい水分にした後
に、同一のあるいは異なった貯留槽においてさらに除湿
乾燥を継続することにより該穀物を所定の水分まで仕上
げ乾燥を行い、仕上げ乾燥が終了したものから随時該穀
物をサンプリングして計量を行い、計量値が所定値に達
した状態で該殻物を貯留槽内において貯蔵しておき、必
要に応じて籾摺り出荷することからなる穀物の乾燥貯留
方法をも開示する。
【0022】そこにおいて、前記異なった種類の貯留槽
群に貯留されている穀物を部分的に取り出して該穀物を
精選し計測後貯蔵する工程をさらに有すること、また、
低温貯蔵された穀物を貯留槽から取り出し籾摺り出荷す
る間において、仕上げ乾燥した穀物を常温に戻すために
温調行程をさらに有することは、特に好ましい態様であ
る。加えて、常温貯蔵された穀物を籾摺出荷する場合に
は、温調用貯留槽をタンクとして使用し、供給量を安定
化させることもできる。
【0023】上記の解決すべき課題及び課題を解決する
ための手段は、以下の実施例に基づく発明のより詳細な
説明によりさらに明らかになろう。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は、本発明による穀物の乾燥貯留方法を実施するた
めの装置の一例を示している。収穫米は先ず荷受け部1
に搬入される。荷受け部1は適宜の搬送手段を介して第
1の計量手段2に連結されている。第1の計量手段には
2系統の搬送経路が適宜の搬送路切替え手段を介して接
続しており、第1の搬送経路11は後記する第1の貯留
槽群3へ、また第2の搬送経路12は後記する第2の貯
留槽群4へ接続している。
【0025】前記第1の貯留槽群3は、概略図2に示す
ように方形状である単位貯留槽31が複数個並列に設置
されたものであり、図2には4個のものを示している。
以下、この方形状である単位貯留槽を角ビン31と呼
ぶ。この角ビン31は下方部位に貯留米の排出口32が
形成されると共に、各ビンの上方には貯留米を角形ビン
31内に投入するための図示しない搬送コンベアが位置
している。該搬送コンベアは前記した第1の搬送経路1
1の一部をなす。
【0026】1個の角ビン31の容量は通常50トン程
度の容量のものが用いられ、その個数は装置が設置され
る生産環境に応じて設定されるが、少なくとも一日の荷
受け収穫米を全量貯留できるだけの個数を必要とする。
各角ビン31、31には、本発明者が前記した各出願に
おいて既に提案している除湿乾燥機5及び送風機6を用
いて湿度及び温度が制御された空気が送られる。
【0027】7は計量器であり、各角ビン31、31に
貯留されている収穫米を取り出しローテイション時にそ
の重量及び内蔵されている水分計で水分を計測する。計
測された収穫米は再度角ビンに戻されるか丸ビンへ送ら
れる。前記第2の貯留槽群4は、概略図3にその断面を
示すようにほぼ円筒形状の単位貯留槽41の複数個から
なる。以下、この円筒形状の単位貯留槽を丸ビン41と
呼ぶ。この丸ビン41の下方部位にも貯留米の排出口4
2が形成されると共に、各丸ビンの上方には貯留米を丸
ビン41内に投入するための図示しない搬送コンベアが
位置している。該搬送コンベアは前記した第2の搬送経
路12の一部をなす。さらに、丸ビン内にはビン内を公
転すると共にそれ自体自転する複数本の縦型スクリュー
コンベア43が設けられている。
【0028】各丸ビン41の容量は前記した角ビン31
の容量よりも大容量のものが用いられ、通常300トン
程度の容量のものが用いられる。またその個数は同様に
装置が設置される生産環境に応じて設定されるが、年間
収穫量のほぼ全量を第1の貯留槽群3と合わせて貯留で
きる程度の個数を設けることがきわめて好ましい。各丸
ビン41、41のそれぞれには、角ビンの場合と同様
に、その下方から除湿乾燥機5及び送風機6を用いて湿
度及び温度が制御された空気が送られる。
【0029】第2の貯留槽群4にも計量器8が設けられ
ており、各丸ビン41、41に貯留されている収穫米の
乾燥が終了した時点で取り出しその重量及び水分を計測
し、計測された収穫米は再度丸形ビンに返送して貯蔵す
るようになっている。また、従来知られた穀物乾燥装置
と同様に、上記の第1の貯留槽群3を構成する各角ビン
31、31に貯留されている収穫米は、図示しないが適
宜の昇降コンベアを組み合わせることにより、それぞれ
任意の角ビンに個々にあるいはまとめて移動することが
可能となっている。さらに、第1の貯留槽群3と第2の
貯留槽群4との間は第3の穀物搬送経路13が設置され
ていて、各貯留槽群内の貯留米は双方向に任意に移動で
きるように構成されている。
【0030】第1の貯留槽群3には第1の穀物搬出路1
4がまた第2の貯留槽群4には第2の穀物搬出路15が
それぞれ接続されており、仕上げ乾燥した出荷状態にあ
る貯留米は各搬出路14、15から第3の搬出路16を
通り、計量器9において計量された後、籾摺工程を経て
出荷される。本発明においては、貯留槽群から出荷の目
的で取り出される低温貯蔵米の温度を調節し大気温度に
戻すための調温手段10が搬出路の一部に設けられる。
図に示す実施例では第3の搬出路16と並列状態に調温
手段10を位置させている。調温手段は、例えば大気温
度よりも低温状態に貯留されていた貯蔵米が急激に異な
った大気環境に接することにより、籾表面に結露が発生
し籾摺時に花咲米等の低品質米となるのを防止するもの
であり、図4にその概略を示すように、基本的に断熱手
段を施した複数個のタンク110と温度及び湿度が制御
された空気の送風手段とから構成されている。
【0031】このように構成した本実施例について、次
にその作用について説明する。荷受け部1に荷受けされ
た収穫米(24%の値は農林水産省の指導値によるもの
であって、本発明の実施に当たりこの数値は単なる目標
値であることは前記の通りである)は、第1の計量手段
2により先ず計量される。そして、水分の多寡及び第1
及び第2の貯留槽群3、4の使用状況に応じて、いずれ
かの貯留槽群へ第1又は第2の穀物搬送装置11、12
を用いて搬入される。
【0032】通常の使用において、荷受けした収穫米は
第1の貯留槽群3、すなわち角ビン31、31に比較的
薄く収容する。例えば50トン容量の角ビンの場合には
10トン程度の収穫米を各角ビンに分散して収容する。
これは、荷受け直後の収穫米は比較的高水分のものが多
く、かついわゆる中間乾燥を迅速に行うことが望ましい
ことによる。また、前記のように角ビンは比較的容量が
小さくかつ複数個設けられているので、荷受けされる収
穫米の品種、品質、水分等の違いに応じて細分化して仕
分けすることができる。荷受け米が多く第1の貯留槽群
3のみでは収容しきれない場合あるいは荷受け時の水分
が比較的低いものである場合には、第2の貯留槽群4の
丸ビン41を使用することもできる。
【0033】所定の貯留ビンに荷受けした後に、各貯留
ビンの下方から除湿乾燥機5及び送風機6により既に知
られている手法により湿度及び温度の制御された空気
(温度は常温であってよい)を送風する。必要に応じて
乾燥期間中に各角ビン間で適宜ローテイションを行いな
がら、中間乾燥を行う。本発明においては、複数の角ビ
ンにそれぞれ比較的薄く積層されるので、高水分の収穫
米であってもあるいは異なった種類、水分の収穫米であ
っても、大風量を用いなくとも迅速に、通常荷受けした
その日の内にほぼ等しい水分となるまで中間乾燥を終え
ることが可能となる。
【0034】望ましくは約22%〜17%程度に中間乾
燥された収穫米は、それが第1の貯留槽群3で行われた
場合には、計量器7及び第3の搬送経路13を介して、
第2の貯留槽群4すなわちより大容量の丸ビン41、4
1に移し変えられ、そこで仕上げ乾燥される。移し替え
により第1の貯留槽群を構成する角ビン31、31は空
の状態となるので、次工程の(翌日の)収穫米を荷受け
することが可能となる。このことは角ビンの設置個数を
最小限に設計できることを意味する。事情によりあるい
は条件により最初から丸ビン内で中間乾燥された収穫米
は、そのビンにおいてそのまま仕上げ乾燥を行うように
してもよい。
【0035】複数日数分の中間乾燥された収穫米が1つ
の丸ビン41に貯留され、その丸ビンが所定収容量とな
ったときに、収穫米は次の丸ビン41に貯留される。そ
のようにして順次丸ビン41には中間乾燥された収穫米
が貯留されていき、そこで仕上げ乾燥される。なお、収
穫期間の後期に荷受けした収穫米については、第1の貯
留槽3の各角ビン31、31に分散配分して中間乾燥を
した後、特定の角ビンにその容量分(例えば50トン)
近くまでまとめて収容し、そこにおいて仕上げ乾燥を行
うようにしてもよく、それにより丸ビン41の設置数を
より少ない数とすることができる。
【0036】前記のように各丸ビン41、41には、第
1の貯留槽群3においてと同様に、除湿乾燥機5及び送
風機6が設置されており、湿度と温度が制御された空気
が送風される。各丸ビン41は前記した複数本の縦型ス
クリューコンベア43が設けられており、中間乾燥され
た収穫米は攪拌を受けながら仕上げ乾燥される。前記の
ように、第1の貯留層群を形成する角ビンには計量器7
が設置されており、ローテイション、丸ビン送り時、あ
るいは、角ビン31において仕上げ乾燥を行う場合には
その仕上げ乾燥時の適宜の時に収穫米の水分を計測する
ことも可能である。
【0037】仕上げ乾燥を終えかつ精選工程及び計量が
行われた収穫米は、その仕上げ乾燥が行われた貯留ビン
においてそのまま貯蔵される。すなわち、大半の収穫米
は第2の貯留槽群4にて、また必要に応じて一部の収穫
米は第1の貯留層群3にて貯蔵される。貯蔵に当たり、
翌年の梅雨時期までに出荷される収穫米についてはいわ
ゆる常温貯蔵とし、梅雨時期以降に出荷されるものにつ
いては低温貯蔵(通常約20℃以下での環境下での貯
蔵)をするように構成することはきわめて望ましい態様
となる。
【0038】その目的から、各貯留槽群の一部はあるい
は全部に、断熱構造を持たせること(常温貯蔵に有効で
ある)あるいはビン全体を低温環境におくこと(低温貯
蔵)は好ましい態様である。その際に、第1の貯留槽群
3全体を閉鎖可能な建築物内に設置してその建物全体を
低温雰囲気に保ち、第2の貯留槽群4に対しては2重壁
等の断熱構造をもたせるようにすることは、低温貯蔵を
必要とする貯留量及び建築費等の観点から好ましい態様
であるが、それに限るものではなく、施設の設置環境に
応じて、適宜設計すればよい。
【0039】上記のように、通常16%以下に仕上げ乾
燥されかつ精選、計量後に常温貯蔵あるいは低温貯蔵さ
れた収穫米は、各搬出路14、15から第3の搬出路1
6を通り、計量器9において計量された後、籾摺工程を
経て出荷される。その際に、低温環境におかれたビンか
ら出荷される貯蔵米については、前記第3の搬出路16
に並行に設けた調温手段10を経て出荷することはきわ
めて好ましい態様である。これは、大気温度よりも低い
20℃以下の低温状態に貯留されていた貯留米を急激に
より高温多湿の大気環境に置いた場合、籾摺時に花咲米
等の低品質米となるのを防止するためであり、図4に示
すような断熱手段を施した複数個のタンク110に第1
又は第2の貯留槽に低温貯留された貯留米の必要な出荷
量だけ貯留し、1日あるいは2日程度で出荷時の大気温
度(低温貯蔵する貯留米はもともと梅雨後に出荷するこ
とを目標としたものであり、おおよそ30℃前後であろ
う)近くにすることができるように温度及び湿度を制御
した空気をタンク110に送り込む。そしてこの調温手
段10においてほぼ大気温度に昇温された貯留米を計量
器9を経て籾摺器に送りだす。なお、図4において、1
11はヒータ、112は加湿器、117は冷却器、11
3は送風機、114は送風ダクト、115は必要に応じ
て設けられる殻温計、116は計量器、籾摺器への搬送
コンベアである。なお、このタンク110は常温貯蔵米
の場合は籾摺機へ安定供給するためのタンクとして使用
することができる本発明は以上のように構成したので、
除湿乾燥法を用いる穀物の乾燥、貯留方法及び装置にお
いて、除湿乾燥の持つ利点を十分に生かしながら荷受け
穀物の異なった態様、すなわち穀物の種類、1日の及び
収穫期間の荷受け量、その水分量の違い等に対して、柔
軟に対処することが可能となる。また、遊休施設を最小
限にすることができることからより少ない設備投資でも
って最大限の効果をあげることが可能となる。
【0040】上記の説明は本発明の幾つかの実施例の説
明にすぎず、他に多くの異なった態様が存在する。例え
ば、第1の貯留槽3を構成する各角ビン31の一つある
いは複数個に、適宜の攪拌装置を設けることもできる。
そのような角ビンは、中間乾燥のみならず仕上げ乾燥及
び乾燥後の穀物の貯留を継続して行う場合に特に適して
いる。また、一部あるいは全ての角ビン及び丸ビンに対
して、貯蔵中の穀物の温度を監視するための検温器を取
り付け、そこからの情報により除湿乾燥器あるいは送風
機の制御を行うようにすることもできる。このような検
温器は貯留ビンを仕上げ乾燥及び貯留槽として用いる場
合に特に有効となる。
【0041】さらに、適宜の貯留槽を閉鎖可能な建築物
内に設置してその建物全体を低温貯蔵室として管理する
場合にあっては、望ましい態様であるが、それに限るも
のではなく、施設の設置環境に応じて、適宜設計すれば
よい。また、計量器については、荷受け部、各貯留槽群
及び出荷部にそれぞれ独立のものを設けるものとして説
明したが、通常、それらの計量器を複数個同時に使用す
ることはないことから、穀物の搬送経路を適宜設計して
計量器を共通に使用できるようにすることも可能であ
り、それにより計量器の設置数を減じることができ、よ
り安価に施設を設計することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による穀物の乾燥貯留方法を実施する
ための各装置の配列を示す概念図。
【図2】 角ビンの概要を示す斜視図。
【図3】 丸ビンの概要を示す断面図。
【図4】 温調手段の概略を示す図。
【図5】 従来の処理施設を示す図。
【図6】 従来の他の処理施設を示す図。
【図7】 従来のさらに他の処理施設を示す図。
【符号の説明】
1…荷受け部、2、7、8、9…計量手段、3…第1の
貯留槽群、31…角ビン、4…第2の貯留槽群、41…
丸ビン、5、5’…除湿乾燥機、6、6’…送風機、1
0…温調手段

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 穀物が貯留されている貯留槽内に除湿器
    により湿度と温度とが調節された空気を送風機にて供給
    して、貯留されている穀物の水分と温度を調整するよう
    にした穀物の乾燥貯留設備において、 前記貯留槽として比較的少容量の第1の貯留槽を複数個
    及び第1の貯留槽よりも大容量の第2の貯留槽を複数個
    と、 前記第1の貯留槽群に対して空気を送給する第1の送風
    器及び送給される空気の湿度と温度とを調整するための
    第1の除湿器と、前記第2の貯留槽群に対して空気を送
    給す第2の送風器及び送給される空気の湿度と温度とを
    調整するための第2の除湿器と、 前記第1の貯留槽群及び第2の貯留槽群の穀物をサンプ
    リングし計量する計量手段と、 前記第1及び第2の貯留槽群のそれぞれから選択的に仕
    上げ乾燥後の穀物を排出運搬する穀物排出手段と、さら
    に、 前記穀物排出手段下流に設けた籾摺り手段、 とを備えていることを特徴とする、穀物の乾燥貯留装
    置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の貯留槽群に貯留され
    ている仕上げ乾燥後の穀物を部分的に取り出して該穀物
    を精選し、貯蔵するための手段をさらに有していること
    を特徴とする、請求項1記載の穀物の乾燥貯留装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の貯留槽群のいずれか
    一方あるいは双方を略15℃〜20℃以下の温度に維持
    することができる冷却手段をさらに有していることを特
    徴とする、請求項1又は2記載の穀物の乾燥貯留装置。
  4. 【請求項4】 前記冷却手段は前記第1及び又は第2の
    除湿器であることを特徴ちする、請求項3記載の穀物の
    乾燥貯留装置。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の貯留槽群と前記籾摺
    り手段との間の穀物移送行程中のいずれかの部位に、低
    温貯蔵穀物を常温に戻すための温調手段をさらに有して
    いることを特徴とする、請求項3ないし4いずれか記載
    の穀物の貯留装置。
  6. 【請求項6】 前記温調手段が、温調のための第3の貯
    留槽群を有していることを特徴とする、請求項5記載の
    穀物の貯留装置。
  7. 【請求項7】 荷受けした穀物をその水分の多寡・品種
    ・品質等に応じて異なった種類の貯留槽に搬入し、除湿
    乾燥法によりそれぞれの貯留槽において中間乾燥を行い
    荷受け穀物の全てをほぼ等しい水分にした後に、同一の
    あるいは異なった貯留槽においてさらに除湿乾燥を継続
    することにより該穀物を所定の水分まで仕上げ乾燥を行
    い、仕上げ乾燥終了後に随時該穀物をサンプリングと平
    行して計量を行い、計量値が所定の値に達した状態で該
    殻粒を貯留槽内において貯蔵しておき、必要に応じて籾
    摺り出荷することを特徴とする、穀物の乾燥貯留方法。
  8. 【請求項8】 異なった種類の貯留槽が、複数個の比較
    的少容量の第1の貯留槽群と第1の貯留槽よりも大容量
    の複数個の第2の貯留槽群とからなることを特徴とす
    る、請求項7記載の穀物の乾燥貯留方法。
  9. 【請求項9】 前記第1及び第2の貯留槽群に貯留され
    ている仕上げ乾燥が終了した穀物を所定量取り出して該
    穀物を精選し、精選された穀物をサンプリングと平行し
    て計量後、貯蔵する工程をさらに有していることを特徴
    とする、請求項7又は8記載の穀物の乾燥貯留方法。
  10. 【請求項10】 仕上げ乾燥された穀物を貯蔵している貯
    留槽の全てあるいは一部を、その貯蔵の間、略15℃〜
    20℃以下の温度に維持しておくことを特徴とする、請
    求項7ないし9いずれか記載の穀物の乾燥貯留方法。
  11. 【請求項11】 低温貯蔵された穀物を貯留槽から取り出
    し籾摺り出荷する間において、低温の穀物を常温に戻す
    ために温調行程をさらに有することを特徴とする、請求
    項10記載の穀物の乾燥貯留方法。
  12. 【請求項12】 常温貯蔵された穀物を貯留槽から取り出
    し、籾摺り出荷する間において、前記温調のための第3
    の貯留槽群を籾摺り供給用の調節タンクとして使用する
    ことを特徴とする、請求項7ないし9いずれか記載の穀
    物の乾燥貯留方法。
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