JP3002475B2 - 画像記録方法および装置 - Google Patents
画像記録方法および装置Info
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- JP3002475B2 JP3002475B2 JP1142085A JP14208589A JP3002475B2 JP 3002475 B2 JP3002475 B2 JP 3002475B2 JP 1142085 A JP1142085 A JP 1142085A JP 14208589 A JP14208589 A JP 14208589A JP 3002475 B2 JP3002475 B2 JP 3002475B2
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- recording
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- recording agent
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はオフィスのワープロ、パソコンのハードコピ
ー装置、特に記録画像の高密度化、階調記録が可能な記
録装置および記録方法に関する。
ー装置、特に記録画像の高密度化、階調記録が可能な記
録装置および記録方法に関する。
[従来の技術] ポリビニルアルコール−ホウ酸ゲルの通電によるゲル
の構造形成と構造破壊の現象については の「ポリビリルアルコールの電着機構の研究」Kolloid
n.zh,46,771(1984)に記載されている。このポリビニ
ルアルコール−ホウ酸ゲルにみられる架橋構造の通電に
よる陽極での破壊を利用した記録方式が特開昭63−3027
9等に開示されている。これは親水性高分子をホウ酸イ
オンで架橋した構造物中に色材を分散した流動性インク
を用いて通電により架橋構造を陽極で破壊し、これを中
間転写媒体もしくはフィルム等の被転写媒体に転写し、
これをさらに普通紙に転写することにより画像形成する
もので、低ランニングコスト、低エネルギーの記録方式
である。そして、この方式により従来の熱転写方式の欠
点であるランニングコストを低減し、カラー化も容易に
行える。
の構造形成と構造破壊の現象については の「ポリビリルアルコールの電着機構の研究」Kolloid
n.zh,46,771(1984)に記載されている。このポリビニ
ルアルコール−ホウ酸ゲルにみられる架橋構造の通電に
よる陽極での破壊を利用した記録方式が特開昭63−3027
9等に開示されている。これは親水性高分子をホウ酸イ
オンで架橋した構造物中に色材を分散した流動性インク
を用いて通電により架橋構造を陽極で破壊し、これを中
間転写媒体もしくはフィルム等の被転写媒体に転写し、
これをさらに普通紙に転写することにより画像形成する
もので、低ランニングコスト、低エネルギーの記録方式
である。そして、この方式により従来の熱転写方式の欠
点であるランニングコストを低減し、カラー化も容易に
行える。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来の流動性インクを用いた記録方法
では、普通紙に直接転写できず、中間転写媒体を用いて
も地肌汚れが発生しやすかった。また、カラー化におい
て転写工程が3回繰返され、ドットの転写ずれが発生し
やすいといった問題があった。
では、普通紙に直接転写できず、中間転写媒体を用いて
も地肌汚れが発生しやすかった。また、カラー化におい
て転写工程が3回繰返され、ドットの転写ずれが発生し
やすいといった問題があった。
そこで本発明は架橋構造が熱エネルギーの印加及び/
又は電気化学反応により変化して流動性が制御可能な記
録剤を用いて、地肌汚れや尾引きが発生せず、カラー化
を行ったときもドットの位置ずれの少ない高解像度で高
画質の低ランニングコストの記録方式及び記録装置を提
供することを目的とする。
又は電気化学反応により変化して流動性が制御可能な記
録剤を用いて、地肌汚れや尾引きが発生せず、カラー化
を行ったときもドットの位置ずれの少ない高解像度で高
画質の低ランニングコストの記録方式及び記録装置を提
供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、(1)熱エネルギーの印加及び/又は電気
化学反応により架橋構造を変化させることにより、流動
性を制御することができる記録剤を、導電性基体を有す
る記録剤担体に担持し、該記録剤に画像信号に対応して
電気エネルギーを印加し、粘性が低下した記録剤を被記
録媒体上に付着せしめるようにした画像記録方法におい
て、該記録剤担持体に対向して背面電極を配設し、この
背面電極と該記録剤の間であって背面電極に接するか又
はほぼ接するように被記録媒体を配置させ、かつ記録剤
担持体上に担持された記録剤と被記録媒体とが非接触状
態にて、これら導電性基体と背面電極との間に電界を形
成させた状態で粘性低下した記録剤を該被記録媒体に誘
導し、付着させることを特徴とする画像記録方法および
前記(1)記載の記録剤が層状に導電性基体上に担持す
ることが可能な記録剤担持体と、記録剤層に対向して背
面電極が配置されており、該記録剤を記録剤担持体に供
給する手段、電気エネルギーを画像信号に対応して印加
する手段、及び該記録剤と被記録媒体とが非接触状態に
て、背面電極方向へ低粘度化した該記録剤を誘導し、被
記録媒体上に付着せしめるための電界を形成する手段を
有していることを特徴とする画像記録装置である。
化学反応により架橋構造を変化させることにより、流動
性を制御することができる記録剤を、導電性基体を有す
る記録剤担体に担持し、該記録剤に画像信号に対応して
電気エネルギーを印加し、粘性が低下した記録剤を被記
録媒体上に付着せしめるようにした画像記録方法におい
て、該記録剤担持体に対向して背面電極を配設し、この
背面電極と該記録剤の間であって背面電極に接するか又
はほぼ接するように被記録媒体を配置させ、かつ記録剤
担持体上に担持された記録剤と被記録媒体とが非接触状
態にて、これら導電性基体と背面電極との間に電界を形
成させた状態で粘性低下した記録剤を該被記録媒体に誘
導し、付着させることを特徴とする画像記録方法および
前記(1)記載の記録剤が層状に導電性基体上に担持す
ることが可能な記録剤担持体と、記録剤層に対向して背
面電極が配置されており、該記録剤を記録剤担持体に供
給する手段、電気エネルギーを画像信号に対応して印加
する手段、及び該記録剤と被記録媒体とが非接触状態に
て、背面電極方向へ低粘度化した該記録剤を誘導し、被
記録媒体上に付着せしめるための電界を形成する手段を
有していることを特徴とする画像記録装置である。
これにより上記、従来の問題点が解決され、地肌汚
れ、かぶり、尾引きが発生せず、カラー化を行ったとき
もドットの位置ずれの少ない高解像度で高画質の低ラン
ニングコストで普通紙対応の記録方式および記録装置を
提供することができる。
れ、かぶり、尾引きが発生せず、カラー化を行ったとき
もドットの位置ずれの少ない高解像度で高画質の低ラン
ニングコストで普通紙対応の記録方式および記録装置を
提供することができる。
これら本発明を第1、2図に従いながらさらに詳細に
説明する。記録剤3は図示されていないヒーターを有す
る記録剤容器12に入れられ、そこで加温されて後に記録
剤担持ロール8にコーティングされるのに適した流動性
が付与される。あるいはコーティングに適した流動特性
の記録剤を適宜選択する。かくして導電性基体を有する
記録剤担持ロール8に記録剤供給ロール11により記録剤
3を層状にコートする。記録剤担持ロール8を構成する
導電性基体としては、例えば鉄、ニッケル、アルミ基体
に耐腐食性の金、白金等を蒸着したものからなる。
説明する。記録剤3は図示されていないヒーターを有す
る記録剤容器12に入れられ、そこで加温されて後に記録
剤担持ロール8にコーティングされるのに適した流動性
が付与される。あるいはコーティングに適した流動特性
の記録剤を適宜選択する。かくして導電性基体を有する
記録剤担持ロール8に記録剤供給ロール11により記録剤
3を層状にコートする。記録剤担持ロール8を構成する
導電性基体としては、例えば鉄、ニッケル、アルミ基体
に耐腐食性の金、白金等を蒸着したものからなる。
記録剤層厚制御手段5により、記録剤の層厚を一定に
保ち、記録部へ移送する。低pHで粘性が低下する記録剤
3を使用する場合は、記録電極2が陽極となるように電
極基体との間に直流電圧を印加する。これにより記録剤
3が流動性となる。また高pHで粘性が低下する記録剤3
を使用する場合は、記録電極2が陰極となるように電極
基体との間に直流電圧を印加する。これにより記録剤3
が流動性となる。4は記録紙であり、給紙ローラ6a,6b
により転写部へ搬送され、6c、6dの排出ローラより排出
が行なわれる。この間、記録紙は記録剤層と微小間隙を
おいて、背面電極と接触するかほぼ接触する位置に挿入
され、粘性低下した記録剤部分を背面電極7と電極基体
8との間に高電圧を印加し、記録紙に付着させ、吸収さ
れ、画像が形成される。
保ち、記録部へ移送する。低pHで粘性が低下する記録剤
3を使用する場合は、記録電極2が陽極となるように電
極基体との間に直流電圧を印加する。これにより記録剤
3が流動性となる。また高pHで粘性が低下する記録剤3
を使用する場合は、記録電極2が陰極となるように電極
基体との間に直流電圧を印加する。これにより記録剤3
が流動性となる。4は記録紙であり、給紙ローラ6a,6b
により転写部へ搬送され、6c、6dの排出ローラより排出
が行なわれる。この間、記録紙は記録剤層と微小間隙を
おいて、背面電極と接触するかほぼ接触する位置に挿入
され、粘性低下した記録剤部分を背面電極7と電極基体
8との間に高電圧を印加し、記録紙に付着させ、吸収さ
れ、画像が形成される。
記録後にできる凹凸及び通電により形成されたpHが分
布は図示されていない。ヒーターを有する平滑化ロール
9により平滑化及び均一化される。
布は図示されていない。ヒーターを有する平滑化ロール
9により平滑化及び均一化される。
第2図は記録電極2の拡大図であり、14は導電性部材
からなる電極13を保持する部材であり、ポリテトラフル
オロエチレン等の低エネルギー面を有する材質で形成す
るが、表面をパーフルオロオクタノールポリメタクリル
酸エステルのような撥水剤で加工した絶縁性部材で構成
することが好ましい。電極13は導電体であり、ニッケ
ル、銅、ステンレス、金、白金等の金属や炭素、SnO2等
を用いることもできる。
からなる電極13を保持する部材であり、ポリテトラフル
オロエチレン等の低エネルギー面を有する材質で形成す
るが、表面をパーフルオロオクタノールポリメタクリル
酸エステルのような撥水剤で加工した絶縁性部材で構成
することが好ましい。電極13は導電体であり、ニッケ
ル、銅、ステンレス、金、白金等の金属や炭素、SnO2等
を用いることもできる。
本発明の記録剤3は通電によるpH変化やイオン移動に
より、架橋構造が変化することにより、粘性を制御する
ことができる架橋構造物質を含有する。
より、架橋構造が変化することにより、粘性を制御する
ことができる架橋構造物質を含有する。
これら架橋構造物質としては、水酸基を有する親水性
高分子をホウ酸イオンによって架橋したものが特に優れ
ている。
高分子をホウ酸イオンによって架橋したものが特に優れ
ている。
本発明の記録剤に用いられる親水性高分子としては、
ローカストビーンガム、グーアガム、ペクチン等の多糖
類、またポリビニルアルコール等の水酸基を有する合成
高分子が挙げられる。これらを架橋するホウ酸イオンを
ホウ酸及びホウ砂等のアルカリホウ酸塩を水に溶解する
ことにより得られる。親水性高分子は単独あるいは複数
組み合わせて用いられるが、記録剤3への含有率はその
分子量や溶液粘度に関係するが、通常1重量%から20重
量%用いることが好ましい。これを架橋するホウ酸イオ
ンの添加量は、電気化学反応により粘性低下した際に液
滴として飛翔することが可能なように調整される。具体
的には硼砂等であれば、1重量%以下の添加量であるこ
とが好ましい。
ローカストビーンガム、グーアガム、ペクチン等の多糖
類、またポリビニルアルコール等の水酸基を有する合成
高分子が挙げられる。これらを架橋するホウ酸イオンを
ホウ酸及びホウ砂等のアルカリホウ酸塩を水に溶解する
ことにより得られる。親水性高分子は単独あるいは複数
組み合わせて用いられるが、記録剤3への含有率はその
分子量や溶液粘度に関係するが、通常1重量%から20重
量%用いることが好ましい。これを架橋するホウ酸イオ
ンの添加量は、電気化学反応により粘性低下した際に液
滴として飛翔することが可能なように調整される。具体
的には硼砂等であれば、1重量%以下の添加量であるこ
とが好ましい。
硼酸を用いる場合には同時にアルカリ水酸化物の添加
を行うことにより架橋構造の形成が有効に行える。
を行うことにより架橋構造の形成が有効に行える。
記録剤3には着色剤が含まれる。着色剤としてはカラ
ーインデックスに記載されているような酸性染料、直接
染料、塩基性染料等の水溶性染料を用いることができる
が、架橋構造の変化に影響をできるだけ与えない方がよ
い。従って着色剤としては、顔料、油溶性染料、分散性
染料の着色微粒子等の水に不溶なものを用いることが好
ましい。また耐水性等が優れるという点からもこれらが
好ましく使用される。
ーインデックスに記載されているような酸性染料、直接
染料、塩基性染料等の水溶性染料を用いることができる
が、架橋構造の変化に影響をできるだけ与えない方がよ
い。従って着色剤としては、顔料、油溶性染料、分散性
染料の着色微粒子等の水に不溶なものを用いることが好
ましい。また耐水性等が優れるという点からもこれらが
好ましく使用される。
これら着色剤の例としてはカーボンブラック、四三酸
化鉄、チタンイエロー、モリブデン赤、ジンククロメー
ト等の無機顔料、フタロシアニンブルー、ブリリアント
カーミンレーキ、パーマネントレッドレーキ、オーラミ
ンレーキ、ローダミンレーキ、メチルバイオレットレー
キ、キノリンイエローレーキ、マラカイトグリーンレー
キ、イソインドリン、キナクリドン、ペリノンオレン
ジ、ペリレンスカーレット、ペリレンマルーン等の有機
顔料を挙げることができる。油性染料、分散性染料につ
いてはカラーインデックス(The Scciety of Dyers and
colourists 1971)を参照にして、色調に優れたもの、
耐光性に優れたもの、耐熱性に優れたもの等を要求に応
じて選定することができる。
化鉄、チタンイエロー、モリブデン赤、ジンククロメー
ト等の無機顔料、フタロシアニンブルー、ブリリアント
カーミンレーキ、パーマネントレッドレーキ、オーラミ
ンレーキ、ローダミンレーキ、メチルバイオレットレー
キ、キノリンイエローレーキ、マラカイトグリーンレー
キ、イソインドリン、キナクリドン、ペリノンオレン
ジ、ペリレンスカーレット、ペリレンマルーン等の有機
顔料を挙げることができる。油性染料、分散性染料につ
いてはカラーインデックス(The Scciety of Dyers and
colourists 1971)を参照にして、色調に優れたもの、
耐光性に優れたもの、耐熱性に優れたもの等を要求に応
じて選定することができる。
これら着色剤は記録剤中に0.2〜20重量%となるよう
に添加することが好ましい。
に添加することが好ましい。
記録剤3の溶媒は主として水を用いることができる
が、記録剤からの水分蒸発を防止したり、流動性を制御
するために、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン等の多価アルコール類、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等
多価アルコールアルキルエーテル類;N−メチル−2−ピ
ロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等を用いる
ことができる。
が、記録剤からの水分蒸発を防止したり、流動性を制御
するために、エチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、
グリセリン等の多価アルコール類、ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等
多価アルコールアルキルエーテル類;N−メチル−2−ピ
ロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等を用いる
ことができる。
更に、着色剤の分散性を良好とするため等の理由でカ
チオン系、アニオン系又はノニオン系の界面活性剤を添
加することができる。具体的にはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル
類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキ
シエチレンアルキルソルビタンエステル類、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン類、グリセリン脂肪酸エステル
類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリコール脂
肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、アルキル硫
酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アル
キルリン酸塩類等の陰イオン型界面活性剤、ベンザルコ
ニウム塩類等の4級アミン類等の陽イオン界面活性剤パ
ーフルオロアルキルカルボン酸塩類、パーフルオロアル
キルベタイン類等のフッ素系界面活性剤等を挙げること
ができる。
チオン系、アニオン系又はノニオン系の界面活性剤を添
加することができる。具体的にはポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル
類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、ポリオキ
シエチレンアルキルソルビタンエステル類、ポリオキシ
エチレンアルキルアミン類、グリセリン脂肪酸エステル
類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレングリコー
ル脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレングリコール脂
肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤、アルキル硫
酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、アル
キルリン酸塩類等の陰イオン型界面活性剤、ベンザルコ
ニウム塩類等の4級アミン類等の陽イオン界面活性剤パ
ーフルオロアルキルカルボン酸塩類、パーフルオロアル
キルベタイン類等のフッ素系界面活性剤等を挙げること
ができる。
更に記録剤3には必要に応じて、防腐剤、粘度調整
剤、表面張力調整剤、紫外線吸収剤、pH調整剤等を添加
することができる。また記録速度を向上させる目的で電
導度調整剤を添加することもできる。
剤、表面張力調整剤、紫外線吸収剤、pH調整剤等を添加
することができる。また記録速度を向上させる目的で電
導度調整剤を添加することもできる。
[実施例] 以下に実施例を挙げ、本発明をさらに詳細に説明す
る。
る。
実施例1 下記に示す組成の記録剤(1)を第1図の記録装置の
記録剤容器12に充填した。
記録剤容器12に充填した。
記録剤(1) ポリビニルアルコール溶液(A) ポリビニルアルコール 4重量% 純水 96重量% を加熱溶解した。
顔料分散液(B) カーボンブラック(平均粒径0.5μm) 10重量% エチレングリコール 40重量% ポリエチレングリコールアルキルエーテル 0.2重量% ホウ砂 0.8重量% 純水 残量 の混合物をボールミルで20時間分散した。溶液(A)を
60℃で加温撹拌しながら、これと当量の分散液(B)を
加え流動性で、架橋構造を有する記録剤(1)を得た。
60℃で加温撹拌しながら、これと当量の分散液(B)を
加え流動性で、架橋構造を有する記録剤(1)を得た。
記録剤供給ロール11を矢印の方向に回転し、記録剤担
持ロール8を矢印の方向に回転させる。これにより記録
剤層が導電体基体上に形成され、5の層厚制御手段によ
り層厚を一定とする。記録電極2を陽極となるように電
極基体との間に画像信号に対応して直流電圧を印加し、
記録剤3の粘性を低下させる。次に背面電流7と電極基
体間に高電圧(1400V)を印加することにより、粘性低
下した記録剤3が飛翔し、記録紙へ誘導され、付着し鮮
明な画像が形成された。
持ロール8を矢印の方向に回転させる。これにより記録
剤層が導電体基体上に形成され、5の層厚制御手段によ
り層厚を一定とする。記録電極2を陽極となるように電
極基体との間に画像信号に対応して直流電圧を印加し、
記録剤3の粘性を低下させる。次に背面電流7と電極基
体間に高電圧(1400V)を印加することにより、粘性低
下した記録剤3が飛翔し、記録紙へ誘導され、付着し鮮
明な画像が形成された。
実施例2 実施例1の記録剤(1)に変え、下記組成の記録剤
(2)を用いて記録を行ったところ同様に鮮明な画像が
形成された。
(2)を用いて記録を行ったところ同様に鮮明な画像が
形成された。
記録剤(2) ポリビニルアルコール溶液(c) ポリビニルアルコール 5重量% 純水 95重量% を加熱溶解した。
分散染料分散液(d) C.I.ディスパーズ・イエロー76 10重量% ジエチレングリコール 40重量% アニオン界面活性剤(イオネットD−2;三洋化成工業
製) 4重量% ホウ砂 0.8重量% 純水 残量 上記組成で分散液を超音波分散し、1μmテフロンフ
ィルターで濾別し、分散染料分散液(d)とした。
製) 4重量% ホウ砂 0.8重量% 純水 残量 上記組成で分散液を超音波分散し、1μmテフロンフ
ィルターで濾別し、分散染料分散液(d)とした。
溶液(c)を60℃で加温撹拌しながら、これと当量の
分散液(d)を加え流動性で、架橋構造を有する記録剤
(2)を得た。
分散液(d)を加え流動性で、架橋構造を有する記録剤
(2)を得た。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、電気化学反応
により架橋構造が変化し、粘性が変化する記録剤を用い
て、これを非接触で記録紙に付着させることが可能とな
るため、かぶり、尾引き、地肌汚れ等の発生がなく、高
画質で高解像度の画像を普通紙において得ることが可能
である。
により架橋構造が変化し、粘性が変化する記録剤を用い
て、これを非接触で記録紙に付着させることが可能とな
るため、かぶり、尾引き、地肌汚れ等の発生がなく、高
画質で高解像度の画像を普通紙において得ることが可能
である。
また本発明によれば記録剤の再利用が可能であり、ラ
ンニングコストを低減することができ、さらに記録紙と
非接触であることから記録剤への紙粉の混入による劣化
等接触型に比べ劣化が少くなるといった利点がある。
ンニングコストを低減することができ、さらに記録紙と
非接触であることから記録剤への紙粉の混入による劣化
等接触型に比べ劣化が少くなるといった利点がある。
また従来のインクジェットのようにノズルを有しない
ため、目詰り等の問題がなく、記録剤の着色剤と顔料を
使用することが可能となり、耐水性、耐光性の優れた画
像を得ることができる。
ため、目詰り等の問題がなく、記録剤の着色剤と顔料を
使用することが可能となり、耐水性、耐光性の優れた画
像を得ることができる。
第1図は、本発明の画像記録装置の一例を示す説明図、
第2図は第1図における記録電極の拡大図。 2……記録電極、3……記録剤、7……背面電極、8…
…記録剤担持ロール。
第2図は第1図における記録電極の拡大図。 2……記録電極、3……記録剤、7……背面電極、8…
…記録剤担持ロール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30279(JP,A) 特開 昭64−38284(JP,A) 特開 昭61−252192(JP,A) 特公 昭61−45230(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/00 B41M 5/26
Claims (2)
- 【請求項1】熱エネルギーの印加及び/又は電気化学反
応により架橋構造を変化させることにより、流動性を制
御することができる記録剤を、導電性基体を有する記録
剤担体に担持し、該記録剤に画像信号に対応して電気エ
ネルギーを印加し、粘性が低下した記録剤を被記録媒体
上に付着せしめるようにした画像記録方法において、該
記録剤担持体に対向して背面電極を配設し、この背面電
極と該記録剤の間であって背面電極に接するか又はほぼ
接するように被記録媒体を配置させ、かつ記録剤担持体
上に担持された記録剤と被記録媒体とが非接触状態に
て、これら導電性基体と背面電極との間に電界を形成さ
せた状態で粘性低下した記録剤を該被記録媒体に誘導
し、付着させることを特徴とする画像記録方法。 - 【請求項2】請求項(1)記載の記録剤が層状に導電性
基体上に担持することが可能な記録剤担持体と、記録剤
層に対向して背面電極が配置されており、該記録剤を記
録剤担持体に供給する手段、電気エネルギーを画像信号
に対向して印加する手段、及び該記録剤と被記録媒体と
が非接触状態にて、背面電極方向へ低粘度化した該記録
剤を誘導し被記録媒体上に付着せしめるための電界を形
成する手段を有していることを特徴とする画像記録装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142085A JP3002475B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 画像記録方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142085A JP3002475B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 画像記録方法および装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH039877A JPH039877A (ja) | 1991-01-17 |
JP3002475B2 true JP3002475B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=15307081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1142085A Expired - Fee Related JP3002475B2 (ja) | 1989-06-06 | 1989-06-06 | 画像記録方法および装置 |
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JP (1) | JP3002475B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6311381A (ja) * | 1986-07-02 | 1988-01-18 | Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd | 感熱溶融転写記録媒体 |
-
1989
- 1989-06-06 JP JP1142085A patent/JP3002475B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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