JPH02235652A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JPH02235652A
JPH02235652A JP1057454A JP5745489A JPH02235652A JP H02235652 A JPH02235652 A JP H02235652A JP 1057454 A JP1057454 A JP 1057454A JP 5745489 A JP5745489 A JP 5745489A JP H02235652 A JPH02235652 A JP H02235652A
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JP
Japan
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ink layer
electrode
cathode
ink
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Application number
JP1057454A
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English (en)
Inventor
Kakuji Murakami
格二 村上
Kiyofumi Nagai
希世文 永井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野〕 本発明は画像記録装置に関し,詳しくは、コンピュータ
ー、ワードプロセッサーなどの出力を記録したり、ファ
クシミリ等のデジタル通信における出力を記録したりす
るのに有用であって、特に、これらの高密度かつ高速記
録が行なえる画像記録装置に関する. 〔従来技術〕 事務用機器における画像記録装置には、大別して、イン
パクト方式のもの及びノンインパクト方式のものが知ら
れている。そして、後者のノンインパクト記録装置は、
記録時の騒音が少ないという理由から,ワープロ、パソ
コンなどのハードコピー装置として大いに関心がもたれ
利用に供されるようになっている.このノンインパクト
記録装置(特に断わらない限り畦に「記録装置」又は「
画像記録装置」と称する)にはインクジェットプリンタ
ー、熱転写プリンターをはじめとして多くが知られてい
るが、近時は,ポリビニルアルコールー硼酸ゲルにみら
れる架橋構造が通電で破壊される現象[AeμH e 
Z a《.φ等により「ボリビニルアルコールの電着機
構の研究J kolloidn. ZH, 46,77
!(1984)に記載されている]を利用した記録方式
が提案されている。 この文献において開示されている手段は、親水性高分子
をホウ酸で架橋した構造物中に着色剤を分散した流動性
インクを用い,この流動性インクにエネルギーを印加し
て架橋構造を壊し,これを中間転写媒体もしくはフイル
ム等の被記録材に転写し,これをさらに普通紙などに転
写することにより画像形成を行ない、低ランニングコス
トで低エネルギーの記録方式であり、これによれば従来
の熱転写記録方式の欠点であるランニングコストを低減
し,カラー化も容易になし得るといった効果がもたらさ
れる.だがその反面、前記文献に記載されている流動性
インクは常温でゲル融点に達する流動性を有するもので
あり、架橋構造は存在するが、本来のゲルとゾルとの中
間状態にある。このような流動性インクでは直接転写す
ると画像形成が良好に行なえない。また、中間転写媒体
を設けても地汚れを起こしやすいといった問題がある。 これに加えて、そこで用いられている記録装置は、前記
流動性インクを導電性基体上に塗工し,通電をインク層
表面と導電性基体との間で行なうように電極を配置する
というものである.このような装鳳の使用においては,
通電前のインクの流動性が高く実質的にインク層中に存
在する気泡が短時間にインク層表面に浮上するか、一度
通電された部分が次回の記録に戻されるまでによく攪拌
され気泡がインク層から排出されるか又はインクのガス
透過性が著しく大きければ問題はない。しかしながら、
通電前から流動性の高いインクを用いると通電しない部
分も被転写体に転写されることとなり、いわゆる画像の
地肌かぶりを生じ易い。従って、このような画像形成手
段においては、通電前には非流動性のゲル状であって通
電により流動性を示すようなゲル状インクを用いること
が画像のコントラストを得る点で有利である. このような印字方法に用いられる一般的な水溶性高分子
化合物及び架橋剤を主成分とした親水性インクは,通電
により、陽極近傍の流動性が高まるが、陰極からは水素
ガスが発生し易い。 従って,上述のように流動性の小さなインクを用いると
水素ガスが陰極近傍に気泡となってたまってしまう.こ
のことは数回程度の印字を行なう場合にはほとんど問題
とならないが、高速で記録したり、繰返し数を多くして
ゆくとインク層に凹凸が生じたり、インク層が剥離した
りするために画像が乱れたり、画像記録が困難となった
りする. また、基体上に複数回の印字が可能な厚みのインク層を
設けておき、表面から順次印字に使用してゆくように印
字装置が構成されているとき、通電により陽極と陰極と
の間でインク層内のイオンの移動を生じるので、繰返し
使用に従ってインクの成分が変化してしまい、基体にイ
ンク層が厚く塗工されていたときと薄くなったときとで
は、同じ電流密度で通電した場合、通電前のインク層の
流動性や通電による流動性の変化の程度も変わってしま
い安定した画像の記録が出来ない。更に,厚みが変化す
ることによって,同じ電圧パルスを印加した場合電流密
度が変化してしまう。 かかる観点から、本発明者らは,先に、通電により流動
性となる親水性ゲルを利用した画像記録剤について提案
した。ここで明らかにした記録剤は下記(1)及び(2
)である。 (1)架橋構造力t電気化学反応により破壊される特性
を有する親水性ゲルに色材(着色剤)を含有させたもの
であって、該親水性ゲルの架橋構造が保持されていると
きは非流動性であり、架橋構造が破壊されると流動性と
なることを特徴とする記録剤。 (2)該親水性ゲルが水酸基を有する水溶性高分子水溶
液をホウ酸イオンで架橋したものであり、該色剤が顔料
、着色微粒子、油溶性染料及び分散性染料のうちの少く
とも1つである前記(1)に記載の記録剤。 しかし、本発明者らは,前記提案したところにおいて,
このような記録剤の内容についての詳細な解説は行なっ
ているものの、画像を形成するための具体的な手段には
触れていない.〔目  的〕 本発明の第1の目的は、通電により架橋構造が変化して
流動性が変化するインクを用いて繰返し記録を行なって
も安定した画像が得られる(殊に高速記録を行なっても
安定した画像が得られる)記録装置を提供するものであ
る。本発明の第2の目的は、製造コストが安く、保守の
容易な画像記録装置を提供するものである。 〔構  成〕 本発明の第1の画像記録装置は、基体表面に着色剤を含
み通電により架橋構造が変化して流動性の変化するイン
ク層を塗工し、そのインク層に画像信号に従って電極か
ら直流電流を通電した後、該インク層と該転写材とを接
触させ流動性のインクを転写せしめるようにしたもので
あって、陽極及び陰極の両者を該インク層表面に配置さ
せ、それら電極間の該インク層に通電することにより該
インク層の流動性を変化させるようにしたことを特徴と
している。 本発明の第2の画像記録装置は、基体表面に着色剤を含
み通電により架橋構造が変化して流動性の変化するイン
ク層を塗工し、そのインク層に画像信号に従って電極か
ら直流電流を通電した後,該インク層と被転写材とを接
触させ流動性のインクを転写せしめるようにしたもので
あって,陽極及び陰極の両者が該インク層表面に配置さ
れているときには、少なくなくともその陰極のインク層
に接するところを白金、金、ロジウムから選ばれる金属
又はその金属のメッキで形成し、一方、陽極が該インク
層表面に配置され、かつ陰極が該基体と兼用されている
ときは,少なくともその基体のインク層に接するところ
を白金,金、ロジウムから選ばれる金属又はその金属の
メッキで形成し、それら電極間の該インク層に通電する
ことにより該インク層の流動性を変化せしめるようにし
たことを特徴としている。 ちなみに、本発明者らは、インク層に通電を行ない、陽
極近傍のインク層を流動状態として、これをボンド紙、
コピー用紙等の.普通紙に直接転写することのできる記
録装置についていろいろ研究・検討を行なったところ、
本発明装置で使用される「着色剤を含み通電により架橋
構造が変化して流動性の変化するインク層Jも通電によ
り陰極で水素ガスを発生するという現象は認められ、そ
の上に立って、敢えて、■インクとして着色剤を含み通
電により架橋構造が変化、して流動性が変化するような
性質のものを使用し、かつ,■前記特定されたインク層
に通電するのに際して陽極及び陰極をともにインク層表
面に配置させるか、陰極の少なくともインク層に接する
ところを白金、金及びロジウムから選ばれる金属又はそ
の金属メッキで形成するかすれば陰極で発生する水素の
影響を極力少なくでき,良質の画像記録が得られること
を確めた。 なお、陰極から水素が発生する現象は、通電によるイン
ク層中での電気化学反応が生じるためであって、それに
より陰極は劣化しやすいという不都合も生じるが,陰極
に白金,金,又はロジウムをインク層に接する部分に用
いればそうした劣化も防止される。本発明はこれに基づ
いてなされたものである。 以下に,本発明装置を添付の図面に従がいながらさらに
詳細に説明する。 第1図及び第2図は本発明装置の代表的な二例の全体を
示した概略図である。図中、5は基体12の表面にイン
ク層(通電により架橋構造が変化することにより流動性
が変化するインク層)13を有するインク層(ゲル状層
)保持ベルトである(第2図). 基体12は基本的には、導電性であっても絶縁性であっ
てもかまわない.但し、前記第1の本発明装置(第1図
)においては、■陽極6からインク層l3を通して陰極
7へ電流が流れ、基体12には電流が流れないように,
基体12を絶縁性とするか、或いは、■基体12が導電
性であっても、基体12には回路が継がらないように、
フロートの状態とするか又はインク層12の厚さを厚く
して実質的に基体12には電流が流れないのと同じよう
な手段が採られる必要がある。これに対して、前記第2
の本発明装置(第2図)においては、基体12は導電性
部材で構成されている必要がある。 従って,基体12が絶縁性であればポリエステル、ポリ
カーボネート,ポリイミド、セルロースアセテート、ニ
トロセルロース、紙などの高電気抵抗を有するフィルム
の使用が有利である。 そL2て、基体12が絶縁性のものでは,インク層13
との接着性を改良するために、表面をサンドブラスト法
等によって粗面としたり、シリカゲル、ZnO.タルク
、クレー、Tie2等の顔料を基体中に分散せしめて粗
面化したものであってもよい。また、接着性を改良する
ためにインク層13と接する面に中間層を設けたもので
も良い。 更にまた、ニッケル等の金属基体表面に高電気抵抗のポ
リアクリル酸エステル、ポリウレタン、ボリアミド,フ
ェノール樹脂を塗布したものも使用できる.通電を行な
うための電極間距離が基体上のインク層13の厚みに対
して小さければ、基体12は金属等の導電性材料で構成
することもできる。 また、基体12が導電性であれば(第2図)前記ニッケ
ル等の金属が用いられ、必要により、その表面は粗面化
される. インク層13は着色剤を含み通電により架橋構造が変化
して流動性が変化する物質(!!t水性高分子の溶液を
架橋させたゲル状物質に着色剤が分散されたインク)に
より構成されるものである。 ここでの親水性高分子(水溶性高分子化合物)としては
ロー力ストビーンガムやグーアガム.ペクチン等の多糖
類およびカラギーナン等の電解質多糖類,また,ポリビ
ニルアルコール等の水酸基を有する合成高分子化合物が
挙げられる。 これら親水性高分子を架橋するホウ酸イオンは,ホウ酸
、ホウ砂などのホウ酸イオン源化合物を水に溶解するこ
とにより得られる。 インクの調製に際して、親水性高分子は単独あるいは複
数組み合わせて用いられるが、その含有率はインクの分
子量や溶液粘度に関係するが、通常1重量%から20重
量%用いることが好ましい.一方,親水性高分子を架橋
するホウ酸イオンの添加量は、少なくともインク層13
が常温ではゲル融点に達しない非流動性を保つのに必要
な量で使用される.具体的には、ホウ酸イオン源となる
ホウ酸、ホウ砂などの添加量としては該親水性高分子の
架橋可能な水酸基数に対して4分の1当量以上の量を添
加することが好ましく,ホウ酸イオン量によりゲルの架
橋密度が高まりゲルの強度が高まる.ホウ酸を用いる場
合は同時にアルカリ水酸化物の添加を行なうことにより
ゲル化が有効に行なえる。 インク層13には着色剤が含まれる.着色剤としてはカ
ラーインデックスに酸性染料、直接染料、塩基性染料と
して記載されているような水溶性染料を用いることも出
来るが、このような染料を用いると僅かに水分が被転写
体に転写されても染料も同時に転写されるため地肌が汚
れ易く、特に中間転写体のごときものを用いることなく
,第1図及び第2図に示したように、直接インク層13
と記録紙2とを接触せしめるような本発明装置において
はその傾向が著しくなる.従って、着色剤としては顔料
、油溶性染料,分散性染料等水に不用なものを用いるこ
とが好ましい.これらの着色剤の例としてはカーボンブ
ラック、四三酸化鉄,チタンブランク,チタンイエロー
、モリブデン赤、ジンククロメート等の無機顔料、フタ
ロシアニンブルー、ブリリアントカーミンレーキ,パー
マネントレッドレーキ、オーラミンレーキ、ローダミン
レーキ、メチルバイオレットレーキ,キノリンイエロー
レーキ,マラカイトグリーンレーキ、イソインドリノン
、キナクリドン、ペリノンオレンジ、ペリレンスカーレ
ット,ペリレンマルーン等の有機顔料を挙げることが出
来る。油性染料、分散性染料についてはカラーインデッ
クス(TheSociety of Dyers an
d Colourists 1971)を参照し、色調
に優れたもの、耐光性に優れたもの、耐熱性に優れたも
の等を要求に応じて選定することが出来る。これらの着
色剤はインク層の0.2〜20重量%となるように添加
することが好ましい。 インク層13の形成液調製は液体媒体として主に水を用
いることが出来るが、インク層13からの水分の蒸発を
防止したり、インク層の流動性をコントロールしたりす
るために、エチレングリコール、ジ゛エチレングリコー
ル、テトラエチレングリコール,ポリエチレングリコー
ル、プロピレングリコール,ジプロピレングリコール、
グリセリン等の多価アルコール類;ジエチレングリコー
ルモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチ
ルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル等
前記多価アルコールのエーテル類;N−メチル−2−ビ
ロリドン、1,3−ジメチルイミダゾリジノン等を用い
ることが出来る。 更に、着色剤の分散性を良好にするため等の理由でカチ
オン系、アニオン系又はノニオン系の界面活性剤を添加
することが出来る.具体的には、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類
、ポリオキシエチレンアルキルソルビタンエステル類,
ポリオキシエチレンアルキルアミン類、グリセリン脂肪
酸エステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類、プロピレ
ングリコール脂肪酸エステル類、ボリオキシエチレング
リコール脂肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤;
アルキル硫酸塩類,ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸
類、アルキルベンゼンスルフォン酸塩類、N−アシルア
ミノ酸塩類、アルキルスルホコハク酸塩類,アルキルリ
ン酸塩類等の陰イオン型界面活性剤;ベンガルコニウム
塩のごとき第4級アミン類等の陽イオン型界面活性剤;
パーフルオロアルキルリン酸エステル類、バーフルオロ
アルキルカルボン酸塩類,バーフルオロアルキルベタイ
ン類等のフッ素系界面活性剤等を挙げることが出来る6 更に,インク層13には必要に応じて,防腐剤、粘度調
整剤、表面張力調整剤、紫外線吸収剤、■調整剤等を添
加することが出来る。 さて、第1図において、6は電極(陽極)であり,この
電極には画像信号に従ったパルス電圧4が印加されるが
,電極6はイシク層保持ベルト5上のインク層13と接
触するように配置されている.20は他の電極(陰極=
帰路電極)であり、この電極もインク層13と接触する
ように配置されている。電極20は常時アース電位に保
たれるようになっている。従って,第1図に示した本発
明装置にあっては、既述のようにインク層13を担持し
ている基体12がアースされ電極一基体間に電流が流れ
るのではなく,インク層l3の表面近傍を電極6から電
極20へ電流が流れることになる。 これに対し、第2図に示した本発明装置においては、基
体12自体が陰極としての役目を果たしているため、電
流は陰極6からインク層13をとおして基体12へと流
れることになる。但し、この場合,陰極(基体12)か
ら水素の発生を極力抑制するするために.基体12の少
なくともインク層13側は白金、金、ロジウムから選ば
れる金属が、メッキ、真空蒸着,スパッタ、イオンブレ
ーテイングなどの方法により設けられてい机 電流密度は電極6とインク層13との接触点においてイ
ンク層13の他の部分より著しく大きくなることになり
、前記接触点近傍のインク層のみが流動性の変化を受

づる。 2は記録紙であり、送りローラー10及びldにより転
写部に搬送され,送りロー・ラー18及び1bによって
転写部から排出される。この間、記録紙2は記録紙押え
板7とインク層13との間の微小な間隙に挿入され、流
動性変化を受けたインク層13ど接触する。この接触に
より流動性の高い部分(インク)は、インク層l3から
記録紙2へ転写されるため,ここに画像が形成される.
3はヒーターであり、基体l2の背面に接するように又
は近接して配置され、転写後のインク層13を加熱する
ことにより通電がなされたところ、なされなかったとこ
ろにより生じたインク層1つの凹凸を溶融により平滑化
するものである。 本発明でのイン先引3は加熱によっても流動性が変化す
る特性を有している。ヒーター3の代りに転写後のイン
ク層13を加熱する手段として、転写直後の位置であっ
てインク層13側に加熱ランプなどが取付けられていて
もよい。 14の破線で囲まれた部分はインク供給部であり,通常
、インク塗布ローラ10はインク層保持ベルト5から離
れた位置にあるが、或る程度の数の複写物が形成されて
インク層保持ベルト・5のインク層13の厚さが薄くな
った時にインク塗布ローラ10が図示されていないヒー
ター・一により加熱され,インク層保持ベル1−5に圧
接する位置に移動するように工夫されている、,ゲル状
インク9はローラ10により加熱されて流動化しベルト
5に塗布される。図中、9aはゲル状イソク9の収納器
、11は受皿、18はスクイズロー ラである。収納器
9a内のゲル状インク9の頂部には重しが乗せられて圧
力が加えられているのが望ましい4 陽極6及び陰極20について更に詳細に説明を加えれば
次のとおりである。 第4図は画像信号印加電極6の構造を示している。15
a, 15bは導電性部材16を保持する部材であり,
これらはポリテトラフルオロエチレン等の低臨界界面張
力を有する材質で形成するか、表面をパーフルオロオク
タノールボリメタアクリル酸エステルのような撲水剤で
加]l L/た絶縁性部材で構成することが好ましい。 16は導電体であり,ニッケル、銅、ステンレス、金白
金等の金属や炭素、SnO,等を用いることができる。 第5図に示した電極20は第1図に示した装置における
帰路電極であって、インク層13を乱さないように接す
ることができるような構造になっていればよく、導電性
部材21で構成されている。導電性部材としては鉄,ア
ルミニウム,銅、ニッケル、炭素、Sn02等が用いる
ことができる。 これらの材質で陰極20が形成されている場合、陰極2
0の接するインク層13から水素が発生するが、この水
素はそのまますぐに拡散消失するため記録に不都合を及
ぼすことはない。しかし、二二での陰極20のインク層
l3に接ずると二ろの表面22に金,白金、ロジウム等
又はこれらをメッキしたものを用いれば、水素の発生が
阻止できるので一層有利である(第5図).陽極6と陰
極20との距離が離れると電極間の抵抗が大きくなって
駆動電圧が高くなることから、陽極6と陰極20極とを
一体化して距離を近づ番づるようにしても良い。 第2図に示した装置では、先に触れたとおり、基体12
のインク層13に接するところは白金、金、ロジウムか
ら選ばれる金属で形成さt′17゛ている必要があり、
これを帰路電極として採用する。基体12の全体が導電
性であればこれを帰路電極とすることができ、更に、基
体12及び基体移動ローラ8a及び/又は8bが導電性
であればilll性である基体移動ロー58a又は8b
を帰路電極とすることもできる。このような構成を採用
したことにより、電流が陽極一インク層一帰路電極と流
れても、インク層に接す・る帰路電極には白金、金ロジ
ウムから選ばれる金属が接しているのでインク層からの
水素の発生は極力防止され、良質の記録が得られる。 次に実施例及び比較例を示す。 実施例1 厚さ約100μ冨のベルト状ポリイミドフィルムの表面
をサンドブラスト法により粗面化した基体の表面に下記
の非流動性ゲル状インク層を熱溶解して塗布した。 ポリビニルアルコール溶液(A)の調製純 水    
            残量上記の組成物を60℃で
加温し、攪拌溶解し、放冷後、10μIのテフロンフィ
ルターで濾過し,ポリビニルアルコール水溶液(A)を
調製した。 顔料分散液(B)の調製 カーボンブラック(平均粒径約帆5μII1)10重量
%エチレングリコール          40重量%
ホウ酸(和光純薬社製、特級試薬)    2重量%純
 水                 残量上記組成
でボールミルで20時間分散し,遠心分離器にて粗大粒
子を除き10μ層テフロンフィルターで濾別し顔料分散
液(B)を作製した.(A)液を60℃で加温攪拌しな
がら(B)液を加え、放冷し,ゲル状物質を得た。得ら
れたゲルを、水洗を繰り返し、吸引濾過し,濾液が濁ら
なくなるまで繰り返し、十分に過剰の溶媒を除去して非
流動性の黒色ゲル状インクを得た。 前記基体を第1図のような装置に取りつけて、ベルトの
外周速50ms/secで駆動した.第3図および第4
図に示したような電極をそれぞれインク層に接するよう
に設けた。陰極には銅の表面に白金を真空蒸着法により
設けたものを使用した. このような装置において、インク給供ローラーからイン
クを給供することなしにベルトが連続して15周するよ
うな印字を行なった。得られた画像は1周目と】5周目
でほとんど変化がなく安定した印字が可能であった. 比較例1 ベルト状ステンレス(基体)を用意し、実施例1で使用
したインクを同様に塗布した.第1図の電極20を取り
はずし、基体が常時アース電位となるようにし、また、
陰極の白金は省略した.実施例1と同様に印字したとこ
ろ、ベルトが約8周した時点から除々に画像ぬけや地肌
汚れの異常が生じた。 実施例2 比較例1のベルト状ステンレス(基体)に白金メッキを
ほどこして、実施例1で使用したインクを同様に塗布し
た.このものを第1図に示した装置に取り付け比較例1
と同様に印字したところ、ベルトが連続15周しても実
施例1と同様な安定した画像が得られた. [効果] 本発明装置によれば下記のような効果がもたらされる. (1)第1図に示した装置では陰極での形状、材質など
を自由に選択でき、また、その交換も容易である.基体
に非導電性材料も使用できる. (2)第1図、第2図で示した装置で陰極に白金、金、
ロジウムなどを使用すれば通電時の水素の発生が抑制で
きる。また、陰極自体の劣化も防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明装置の代表的な二例の概略図
である.第3図は基体表面にインク層が塗工されている
状態を表わした図である。 第4図は陽極の斜視図である。第5図は第1図における
陰極の斜視図である. 2・・・記録紙           3・・・ヒータ
ー5・・・インク層(ゲル状)保持ベルト  6,7・
・・電 極8a,8b・・・基体移動ローラ 10・・・インク塗布ローラ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基体表面に着色剤を含み通電により架橋構造が変化
    して流動性の変化するインク層を塗工し、そのインク層
    に画像信号に従って電極から直流電流を通電した後、該
    インク層と被転写材とを接触させ流動性のインクを転写
    せしめるようにしたものであって、陽極及び陰極の両者
    を該インク層表面に配置させ、それら電極間の該インク
    層に通電することにより該インク層の流動性を変化せし
    めるようにしたことを特徴とする画像記録装置。 2、基体表面に着色剤を含み通電により架橋構造が変化
    して流動性の変化するインク層を塗工し、そのインク層
    に画像信号に従って電極から直流電流を通電した後、該
    インク層と被転写材とを接触させ流動性のインクを転写
    せしめるようにしたものであって、陽極及び陰極の両者
    が該インク層表面に配置されているときには、少なくな
    くともその陰極のインク層に接するところを白金、金、
    ロジウムから選ばれる金属又はその金属のメッキで形成
    し、一方、陽極が該インク層表面に配置され、かつ陰極
    が該基体と兼用されているときは、少なくともその基体
    のインク層に接するところを白金、金、ロジウムから選
    ばれる金属又はその金属のメッキで形成し、それら電極
    間の該インク層に通電することにより該インク層の流動
    性を変化せしめるようにしたことを特徴とする画像記録
    装置。
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