JP3002465U - 自転車用雨よけ合羽 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車乗車時における雨よけ、風よけに有効
で着脱が容易、確実に実施できる雨よけ合羽を提供する 【構成】 ポンチョ形状を有する一体化された雨よけ合
羽において帽子縁部に軟棒を裏張りし、自転車本体に係
止される挟持具が短い棒で本体前方裏面に係属された構
成とする

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は自転車乗車時における雨よけ、風よけとして使用される折りたたみ収 納容易な雨よけ合羽に関するものである

【０００２】

【従来の技術】

従来、自転車乗車時の雨よけ、風よけ具としては合羽上下やポンチョタイプの ものなどが使用されてきた。さらに実願昭６２−８２２１６号においてはフード 付きタイプで裾部分に挟持具を吊紐により係属させたものが示されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これらには以下のような欠点があった。 例えば、挟持具が吊紐により本体に係属されているため自転車への固定位置の不 安定さや着脱のしにくさがあげられる。さらに顔が出る部分のひさしによる雨よ け具合や顔に合わなかった場合の調節がきかないといった点があげられる。また 折りただんで収納し、次に使用する場合にはひさし部分がしわになったりすると いう欠点があった。 本考案は上記のような欠点を鑑みてなされたもので着脱を容易にし、雨よけ具 合とさらには顔へのフィッティング具合も調節できる自転車用の雨よけ合羽を提 供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するためにポンチョ形状に一体化された自転車用雨合 羽において配置される挟持具を短い棒につながれた構造で摺動可能で本体に係属 させたもので、帽子縁部においては弾力性のある変形可能な軟棒を裏張りした構 成とする。

【０００５】

【作用】 上記の構成によれば、帽子縁部の軟棒の曲げ具合を調節することにより帽子の 縁部分にアーチ型を呈することができる。挟持具は短い棒により係属されている ため安定して買い物カゴに固定することが可能である。また着脱時も挟持具は一 定方向を保たれるため確実容易に取扱い、使用ができるようになる。

【０００６】

【実施例】

以下、本案の実施例について図面に基づいて説明する。 実施例１ 図１は本考案の一実施例である自転車用雨よけ合羽の斜視図で、雨よけ合羽本 体１に頭部フード２を設け、その縁のひさし部分３を柔軟なプラスチックチュー ブ４を芯材として裏張り使用したものである。 本体１の前部の裏側にはちょうど挟持具５、例えばクリップが短い棒６で合羽 本体１に係属されている。これにより自転車に乗車時において、雨よけ合羽本体 １を着用して自転車の買い物カゴあるいはハンドルにはさみ込んで着脱出来るよ うになる。さらに、この挟持具５は開閉操作がしやすいように手前側に押さえ部 ７が位置するように配置してある。 形状の特徴としては、自転車の買物カゴやあるいはハンドルを覆うに充分に本 体の前面側が後面に対して大きく余裕のある形状、寸法となっている。 図２に挟持具の本体前部裏側への係属状態の詳細についての斜視図を示す。雨 よけ合羽本体の前方裏側１３の裾部１４近傍に一部を開口させた筒状の袋１０を ヒートシール１１により融着することによって固定されている。この袋１０には 挟持具５が短い棒６に摺動可能に一体化され、短い棒６の一部を開口部１２へ挿 入させることにより係属されている。挟持具５はバネ８により挟持力を有してい る。この押さえ部７を押すことにより嵌合部９をひらいて、自転車前部の買物か ごやハンドルに取りつけることができる。

【０００７】

【考案の効果】

本考案に従えば、雨合羽本体のひさし縁部分に柔軟チューブを裏張りしている ため、そのチューブの曲げ具合を調節することにより雨や風を防ぐことが容易で ある。 また収納時も折りたたみが簡単でコンパクトにまとめることが可能となる。さ らにひろげた場合においては、特にひさし部分でしわが残らないといった効果が ある。 本体の裾部分には短い棒を接続一体化した挟持具、例えばクリップが設置され ているので自転車の前側カゴあるいはハンドル部分に巻き込んで挟み込むことが できる。また、この短い棒によって雨合羽本体に係属されているため、挟持具の 位置が安定する。さらには挟持具の押さえ部分を手前側としているため、その結 果着脱が容易となっている。 またこれらの改善によって、雨よけ合羽本体は風によりはためく事がなくなり 、したがって本考案による雨よけ合羽を着用した人は雨による濡れを極力抑える 事ができる。

【０００８】

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例１の自転車用雨よけ合羽の斜視図であ
る。

【図２】実施例１における自転車用雨よけ合羽の挟持具
の本体への係属状態を示した斜視図である。

【符号の説明】

１：雨よけ合羽本体 ２：頭部フード ３：ひさし部分 ４：プラスチックチューブ ５：挟持具 ６：短い棒 ７：押さえ部 ８：バネ ９：嵌合部 １０：筒状の袋 １１：ヒートシール １２：開口部 １３：本体裏側 １４：本体裾部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車本体に留めるための係止具を帽子
   付き雨よけ合羽本体前方裏面の適宜箇所に設けたことを
   特徴とする自転車用雨よけ合羽
2. 【請求項２】 本体の前面が後面に対して、自転車本体
   の前部買物カゴもしくはハンドルを覆うに充分大きくと
   った形状としたことを特徴とする請求項１の自転車用雨
   よけ合羽
3. 【請求項３】 帽子の縁部分に沿って弾力性をもった軟
   棒を裏貼りしたことを特徴とする請求項１の自転車用雨
   よけ合羽
4. 【請求項４】 該挟持部が雨よけ合羽本体に短い棒を介
   して固定されたことを特徴とする請求項１の自転車用雨
   よけ合羽