JP3002277U - Frp製矢板 - Google Patents

Frp製矢板

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JP3002277U
JP3002277U JP1994002542U JP254294U JP3002277U JP 3002277 U JP3002277 U JP 3002277U JP 1994002542 U JP1994002542 U JP 1994002542U JP 254294 U JP254294 U JP 254294U JP 3002277 U JP3002277 U JP 3002277U
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JP
Japan
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sheet pile
frame member
reinforcing frame
sheet
frp
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Application number
JP1994002542U
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English (en)
Inventor
宏之 高畠
Original Assignee
有限会社山本圭商店
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 矢板を、軽量で、錆びず、取扱いが容易なも
のにする。 【構成】 FRP製の矢板本体と、矢板本体の全周縁に
設けられたステンレス製の補強枠部材を備えている。ま
た、補強枠部材は、溝形をなし、矢板本体の周縁部に嵌
め被せられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ガス管や水道管等の埋設工事、土止め工事、建築現場の仮囲い等に 用いられるFRP製矢板に関する。
【0002】
【従来の技術】
土止め工事においては、一般に、鋼製の矢板(シートパイル)が広く使用され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
鋼製矢板は、重いため、運搬や取扱いが面倒である他、幅が広いと重量が重く なり過ぎるために、通常200mm程度に制限される。そのため、例えば土止め 工事において多数の鋼製矢板を打ち込む必要があり、作業性が悪いという問題が ある。また、鋼製矢板は、基本的に錆びるという欠点がある。
【0004】 本考案の目的は、軽量で、錆びず、取扱いが容易なFRP製矢板を提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の矢板は、FRP製の矢板本体と、矢板本体の全周縁に設けられたステ ンレス製の補強枠部材を備えている。
【0006】 また、補強枠部材は、溝形をなし、矢板本体の周縁部に嵌め被せられている。
【0007】
【作用】
本考案の矢板は、その矢板本体をFRP製としたことにより、大幅に軽量化さ れ、また矢板本体の周縁の補強枠部材もステンレス製であるため、矢板全体とし て錆びや腐食を生じない。
【0008】 更に、本考案の矢板は、ステンレス製の補強枠部材を矢板本体の全周縁に設け たことにより、矢板の強度が高められ、特に、矢板を打ち込む際における端部の 破損や矢板全体の捩じれが防止される。
【0009】
【実施例】
本考案の実施例を図面をしたがって説明する。
【0010】 矢板は、FRP製の矢板本体(1) と、矢板本体(1) の全周縁に設けられたステ ンレス製の補強枠部材(2) (3) (4) を備えている。
【0011】 FRP製の矢板本体(1) は、通常、ハンドレイアップ成形法によって製造され る。具体的には、図5に示すように、所定形状のオープンモールド用成形型(M) 上に、2枚のガラスマット(5a)(5b)と、両ガラスマット(5a)(5b)間に介在される ガラスクロス(6) と、必要に応じて上側のガラスマット(5a)上に積層されるサー フェイスマット(7) とが配される。そして、上記各マットに溶融樹脂が含浸され る。また、樹脂材料には、顔料を適宜混入することにより、矢板本体(1) に着色 が施される。
【0012】 上記ハンドレイアップ成形法は金型の変更が容易であるが、本考案はこれに限 定されず、いわゆる引抜き法を用いることもある。
【0013】 補強枠部材には、矢板本体(1) の両端部にそれぞれ設けられる第1補強枠部材 (2) と、矢板本体(1) の起立縁(1a)に設けられる第2補強枠部材(3) と、矢板本 体(1) のV形縁(1b)に設けられる第3補強枠部材(4) がある。
【0014】 第1補強枠部材(2) は、図3に示すように、同一幅の両側壁(2a)(2b)および両 側壁間に設けられた中間壁(2c)からなり、両側壁(2a)(2b)にはリベット(8) を挿 入する透孔(9) が所要箇所に設けられ、両側壁(2a)(2b)および中間壁(2c)により 溝部(2d)が形成されている。そして、矢板本体(1) の端部は、第1補強枠部材(2 ) の溝部(2d)に挿入され、透孔(9) から打ち込まれたリベット(8) により固定さ れている。この場合、リベット(8) の上面は、両側壁(2a)(2b)の表面と面一の状 態とされる。
【0015】 第2補強枠部材(3) は、図4に示すように、同一幅の両側壁(3a)(3b)および両 側壁間に設けられた中間壁(3c)からなり、これら各壁により形成される溝部(3d) に起立縁(1a)が挿着されている。また、第2補強枠部材(3) の両端は各第1補強 枠部材(2) の一端部に溶接されている(図1参照)。
【0016】 第3補強枠部材(4) は、図4に示すように、外側壁(4a)および該外側壁よりも 長い内側壁(4b)並びにこれら側壁間に設けられた中間壁(4c)からなり、これら各 壁により形成される溝部(4d)にV形縁(1b)が挿着されている。また、第3補強枠 部材(4) の両端は、各第1補強枠部材(2) の一端部に溶接されている(図1参照 )。
【0017】 矢板本体(1) の一端寄りには、懸吊用孔(10)が形成され、該懸吊用孔の周縁は 鋼板(11)により強化されている。
【0018】 本実施例の矢板は、長さ2000mm、幅400mmとされているが、通常、 長さは2000〜3000mm、幅は400〜500mmの範囲が好ましい。
【0019】 矢板は、鋼製のものと同様に、ドロップハンマ等で地中に打ち込むことができ る。隣合う矢板同士は、図2に示すように、一方の矢板のV形縁(1b)の内側に他 方の矢板の起立縁(1a)が嵌め合わされることにより、連結される。この場合、一 方の矢板の山形縁(1b)における第3補強枠部材(4) の内側壁(4b)が長く延成され ているので、他方の矢板の起立縁(1a)における第2補強枠部材(3) が一方の矢板 のV形縁(1b)に当接して該部を傷めるおそれがない。そして、矢板同士は、必要 な土止め箇所に上記の要領で順次打ち込まれる。
【0020】
【考案の効果】
本考案の矢板は、その矢板本体がFRP製であって、軽量であるため、運搬や 取扱いが容易である。又これに伴って、従来の矢板のように、幅が200mm程 度に制限されることがなく、より広い幅にすることできる。そのため、打ち込む 矢板の枚数が従来より削減でき、これが軽量による取扱い易さと相俟って作業の 能率を大幅に向上させることができる。
【0021】 また、本考案の矢板は、矢板本体の周縁の補強枠部材もステンレス製であるた め、矢板全体として、錆びを生じず、腐食も防止される。
【0022】 更に、本考案の矢板は、ステンレス製の補強枠部材を矢板本体の全周縁に設け たことにより、矢板の強度が高められ、特に、矢板を打ち込む際における端部の 破損や矢板全体の捩じれが有効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る矢板の斜視図である。
【図2】本考案に係る矢板同士の連結状態を示す側面図
である。
【図3】本考案の矢板における第1補強枠部材の取り付
け状態を示す拡大断面図である。
【図4】矢板同士の連結状態を示す拡大断面図である。
【図5】本考案の矢板の製造方法を示す断面図である。
【符号の説明】
(1) 矢板本体 (2) 第1補強枠部材 (3) 第2補強枠部材 (4) 第3補強枠部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FRP製の矢板本体(1) と、矢板本体
    (1) の全周縁に設けられたステンレス製の補強枠部材
    (2) (3) (4) を備えている矢板。
  2. 【請求項2】 補強枠部材(2) (3) (4) が溝形をなし、
    矢板本体(1) の周縁部に嵌め被せられている請求項1記
    載の矢板。
JP1994002542U 1994-03-23 1994-03-23 Frp製矢板 Expired - Lifetime JP3002277U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013241753A (ja) * 2012-05-18 2013-12-05 Dic Corp 繊維強化プラスチック製矢板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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