JP3002162U - お茶席のおけいこ用前当 - Google Patents
お茶席のおけいこ用前当Info
- Publication number
- JP3002162U JP3002162U JP1994004410U JP441094U JP3002162U JP 3002162 U JP3002162 U JP 3002162U JP 1994004410 U JP1994004410 U JP 1994004410U JP 441094 U JP441094 U JP 441094U JP 3002162 U JP3002162 U JP 3002162U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cloth
- wearer
- strip
- straps
- wear
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- Expired - Lifetime
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- Outerwear In General, And Traditional Japanese Garments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】身長の高低にかかわらず、何れの着用者にもぴ
ったり合い、且つ、着用者の左右何れの腰にも帛紗を着
けることのできる前当の提供にある。 【構成】正面視して、不正三角状の左右対称をなす左の
身頃布2と右の身頃布3とが、各襟すじ2a,3aを互
いに交差せしめて重ね合わされ、該重合部5の中央に懐
部6が形成され、重合部5の下辺縁7に沿って、両端に
金属環9,10が設けられた帯条8が縫着され、該帯条
8の両端寄りには左右の帛紗掛け11,12が取着さ
れ、前記両身頃布2,3の各頂部には100cm前後の
襷紐13,14が設けられているところにある。 【効果】襷紐13,14の長さが100cm前後あるの
で、身長の高い着用者であっても、背中の中央で襷紐1
3,14の端部を結ぶことができる。また、帯条8の両
端寄りには、左右の帛紗掛け11,12が取着されてい
るので、着用者は、帛紗Fを左右何れの腰にも着けるこ
とができる。
ったり合い、且つ、着用者の左右何れの腰にも帛紗を着
けることのできる前当の提供にある。 【構成】正面視して、不正三角状の左右対称をなす左の
身頃布2と右の身頃布3とが、各襟すじ2a,3aを互
いに交差せしめて重ね合わされ、該重合部5の中央に懐
部6が形成され、重合部5の下辺縁7に沿って、両端に
金属環9,10が設けられた帯条8が縫着され、該帯条
8の両端寄りには左右の帛紗掛け11,12が取着さ
れ、前記両身頃布2,3の各頂部には100cm前後の
襷紐13,14が設けられているところにある。 【効果】襷紐13,14の長さが100cm前後あるの
で、身長の高い着用者であっても、背中の中央で襷紐1
3,14の端部を結ぶことができる。また、帯条8の両
端寄りには、左右の帛紗掛け11,12が取着されてい
るので、着用者は、帛紗Fを左右何れの腰にも着けるこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は、お茶席のおけいこにおいて、洋服の上から着用する前当に関する。
【0002】
お茶席のおけいこにおいては、和服を着用して礼儀作法を修習するのが本来の 姿である。しかし、最近では、一般の人の多くが、普段洋服で生活している。そ こで、これらの一般の人が、洋服の上から着用できる前当の開発が望まれるとこ ろである。 ところで、お茶席の礼儀作法を修習しようとする者は、女性だけでなく男性も いる。また、最近では、外国人が日本の伝統の一つであるお茶席の礼儀作法に興 味を持ち、これを修習しようとする者も多い。しかし、女性と男性では、身長差 がかなりある。まして、欧米の外国人は、平均して身長が日本人よりも高い。そ こで、このような身長差が大幅にある人々を対象とする前当の開発を、本考案者 は案出することにした。
【0003】 また、お茶席の礼儀作法には、本勝手手前及び逆勝手手前がある。この両手前 には、違いの一つに、帛紗の掛け位置がある。本勝手手前の場合は、帛紗を着用 者の左腰に着ける作法であり、逆勝手手前の場合は、帛紗を右腰に着ける作法で ある。このような手前の違いに対応することができる前当も、本考案者は案出す ることにした。
【0004】
本考案は、前記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、着用者の身長の 高低にかかわらず、何れの着用者にもぴったり合い、且つ、着用者の左右何れの 腰にも帛紗を着けることができる前当の提供を目的とする。 而して、本考案が採用した手段は、正面視して、不正三角状の左右対称をなす 左の身頃布と右の身頃布とが、各襟すじを互いに交差せしめて重ね合わされ、該 重合部の中央に懐部が形成され、重合部の下辺縁に沿って、両端に金属環が設け られた帯条が縫着され、該帯条の両端寄りには左右の帛紗掛けが取着され、前記 両身頃布の各頂部には100cm前後の襷紐が設けられているところにある。
【0005】
本考案に係る前当の着用手順は、着用者が両身頃布の襟すじの交差箇所を、洋 服の第2釦付近にあてがい、両襷紐を背中の方へ回してクロスさせ、左の襷紐を 帯条の右の金属環に通し、右の襷紐を帯条の左の金属環に通し、両襷紐の端部を 背中の中央で結んで完了する。そこで、本考案に係る前当よれば、襷紐の長さは 100cm前後あるので、身長の高い着用者であっても、両襷紐の端部を背中の 中央で結ぶことができる。 また、左右の帛紗掛けが帯条の両端寄りに取着されているので、着用者は、帛 紗を左右何れの腰にも着けることができる。
【0006】
以下に、図を用いて本考案に係る実施例を説明する。 図1に示す如く、前当1は、正面視して、不正三角状の左右対称をなす左の身頃 布2と右の身頃布3とが各襟すじ2a,3aを交差せしめて重ね合わされ、該重 合部5の中央に懐部6が形成されている。両身頃布2,3の布地は、伸縮性を有 するものであってもよい。また、両身頃布2,3の頂部には絞り4が設けられて おり、女性の胸元に沿う形状になされている。そして、重合部5の下辺縁7に沿 って、両端に左右のニッケル製D型環(大きさ30m/m)9,10が設けられ た帯条8が縫着されている。この帯条8は、和服の帯に相当する。帯条8の両端 寄りには、左右の帛紗掛け11,12が縫着されている。左右の帛紗掛け11, 12は、短冊状であり、その両側縁が帯条8に縫着されている。また、左右の身 頃布2,3の各頂部には、長さLが100cm前後の襷紐13,14が縫着され ている。襷紐13,14の長さが、100cm前後と長いのは、身長の高い着用 者であっても、襷紐13,14が背中で結べるようにするためである。
【0007】 つぎに、前当の着用手順を図2の(A)及び(B)を参照して説明する。まず 、前当1の襟すじの交差箇所Aを洋服の第2釦付近にあてがう。この洋服の第2 釦付近は、和服を着用した場合の襟の交差位置に相当する。そして、両襷紐13 ,14を背中の方へ回してクロスさせ、左の襷紐13を右のD型環10に通し、 右の襷紐14を左のD型環9に通し、襟すじ2a,3aがきっちり合わされるよ うに、胴回りを適宜の強さに引き締め、両襷紐13,14の端部を背中の中央で 互いに結び合わせて、前当1の着用を完了する。なお、同図の(A)においては 、帛紗掛け12に帛紗Fが着けられており、懐部6に懐紙Kが納められている状 態を示している。
【0008】 この実施例の場合、襷紐13,14の長さが100cm前後あるので、身長の 高い着用者でも、襷紐13,14を前記着用手順どおりに、樺紐13,14の端 部を背中で結ぶことができる。また、左右の帛紗掛け11,12が縫着されてい るので、着用者は帛紗Fを左右何れの腰にも着けることができる。 本考案に係る前当は、前述の実施例に限定されるものではなく、適宜の変更が 可能である。
【0009】
本考案に係る前当によれば、身長の高低にかかわらず何れの着用者も、自分の 身長に合った前当を着用することができる。従って、和服を着たのと同等の感覚 で、お茶席の礼儀作法の修習に専念することができる。 また、着用者は、帛紗を左右何れの腰にも着けることができるので、本勝手及 び逆勝手の何れの手前にも対応することができる。
【図1】本考案に係る実施例であり、前当の正面図であ
る。
る。
【図2】同実施例を示すものであり、(A)は、前当の
着用状態を正面側から見た斜視図であり、(B)は、前
当の着用状態を背面側から見た斜視図である。
着用状態を正面側から見た斜視図であり、(B)は、前
当の着用状態を背面側から見た斜視図である。
前当…1 左右の身頃布…2,3 左右の襟すじ…
2a,3a 両襟すじの交差箇所…A 絞り…4 重合部…5
懐部…6 下辺縁…7 帯条…8 左右のD型環…9,10
左右の帛紗掛け…11,12 左右の襷紐…13,1
4 帛紗…F 懐紙…K
2a,3a 両襟すじの交差箇所…A 絞り…4 重合部…5
懐部…6 下辺縁…7 帯条…8 左右のD型環…9,10
左右の帛紗掛け…11,12 左右の襷紐…13,1
4 帛紗…F 懐紙…K
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 野溝 早紀子 神戸市垂水区桃山台1丁目2番地の11 (72)考案者 渡辺 令 神戸市須磨区若木町1丁目10−14
Claims (1)
- 【請求項1】 正面視して、不正三角状の左右対称をな
す左の身頃布と右の身頃布とが、各襟すじを互いに交差
せしめて重ね合わされ、該重合部の中央に懐部が形成さ
れ、重合部の下辺縁に沿って、両端に金属環が設けられ
た帯条が縫着され、該帯条の両端寄りには左右の帛紗掛
けが取着され、前記両身頃布の各頂部には100cm前
後の襷紐が設けられていることを特徴とするお茶席のお
けいこ用前当。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004410U JP3002162U (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | お茶席のおけいこ用前当 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994004410U JP3002162U (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | お茶席のおけいこ用前当 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3002162U true JP3002162U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=43138131
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994004410U Expired - Lifetime JP3002162U (ja) | 1994-03-18 | 1994-03-18 | お茶席のおけいこ用前当 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3002162U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05174277A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 制御部一体型ロビーインターホン |
JP2019027004A (ja) * | 2018-10-31 | 2019-02-21 | 株式会社京都とよ國屋 | 茶道用稽古着 |
-
1994
- 1994-03-18 JP JP1994004410U patent/JP3002162U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05174277A (ja) * | 1991-12-24 | 1993-07-13 | Matsushita Electric Works Ltd | 制御部一体型ロビーインターホン |
JP2019027004A (ja) * | 2018-10-31 | 2019-02-21 | 株式会社京都とよ國屋 | 茶道用稽古着 |
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