JP3001939B2 - 離型用シリコーン組成物 - Google Patents
離型用シリコーン組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は離型用シリコーン組成物に関するものであ
り、さらに詳しくは液状シリコーンの硬化物を作成する
場合に、型と液状シリコーンの硬化物とを容易に離型さ
せることができる離型用シリコーン組成物に関する。
り、さらに詳しくは液状シリコーンの硬化物を作成する
場合に、型と液状シリコーンの硬化物とを容易に離型さ
せることができる離型用シリコーン組成物に関する。
従来、液状シリコーンを硬化させて硬化物を作成する
場合に、型として金型を使用することが多かった。しか
し、最近は製品寿命や多品種の少量生産といった生産サ
イクルのために金型以外の型を使用する機会が増えてお
り、プラスチックなども型の材料として使用されてい
る。特にシートの成形ではコストダウンのためや大面積
シートを作成するためにシート作成用型としてプラスチ
ックフィルムを使用し、このプラスチックフィルムに液
状シリコーンを挟み込み液状シリコーンの硬化後、プラ
スチックフィルムと離型することにより、シリコーンシ
ートを作成する方法などがとられるようになった。この
方法でシート作成用型として使用されるプラスチックフ
ィルムは、一般的には硬化後のシリコーンシートとの離
型性の良いポリエチレンやポリエチレンテレフタレート
などのプラスチックフィルムが用いられている。
場合に、型として金型を使用することが多かった。しか
し、最近は製品寿命や多品種の少量生産といった生産サ
イクルのために金型以外の型を使用する機会が増えてお
り、プラスチックなども型の材料として使用されてい
る。特にシートの成形ではコストダウンのためや大面積
シートを作成するためにシート作成用型としてプラスチ
ックフィルムを使用し、このプラスチックフィルムに液
状シリコーンを挟み込み液状シリコーンの硬化後、プラ
スチックフィルムと離型することにより、シリコーンシ
ートを作成する方法などがとられるようになった。この
方法でシート作成用型として使用されるプラスチックフ
ィルムは、一般的には硬化後のシリコーンシートとの離
型性の良いポリエチレンやポリエチレンテレフタレート
などのプラスチックフィルムが用いられている。
しかし、ある種のシリコーンにおいては、これらプラ
スチック製の型と液状シリコーンの硬化物との密着が強
固なために、使用できる液状シリコーンが限定されると
いった問題点がある。
スチック製の型と液状シリコーンの硬化物との密着が強
固なために、使用できる液状シリコーンが限定されると
いった問題点がある。
そこで、型にあらかじめ硬化皮膜を形成させ、この硬
化皮膜の上で液状シリコーンを硬化させてこの硬化皮膜
と共に液状シリコーンの硬化物を、型から離型するとい
った方法も試みられているが、硬化皮膜と型との密着が
強固なため、型と液状シリコーンの硬化物との離型は未
だに不十分である。
化皮膜の上で液状シリコーンを硬化させてこの硬化皮膜
と共に液状シリコーンの硬化物を、型から離型するとい
った方法も試みられているが、硬化皮膜と型との密着が
強固なため、型と液状シリコーンの硬化物との離型は未
だに不十分である。
本発明はこのような問題点を解決するためのものであ
る。すなわち、どのようなタイプの液状シリコーンでも
硬化させて硬化物を作成した後、型と液状シリコーンの
硬化物を容易に離型させることのできる硬化皮膜を形成
する離型用シリコーン組成物を提供することを目的とす
る。
る。すなわち、どのようなタイプの液状シリコーンでも
硬化させて硬化物を作成した後、型と液状シリコーンの
硬化物を容易に離型させることのできる硬化皮膜を形成
する離型用シリコーン組成物を提供することを目的とす
る。
本発明者らは、型と液状シリコーンの硬化物との離型
が容易に行なえるような離型用シリコーン組成物を得る
べく種々検討した結果、架橋剤であるポリオルガノハイ
ドロジェンシロキサンをある種類に限定することによ
り、型と液状シリコーンの硬化物との離型を容易にする
硬化皮膜を形成する離型用シリコーン組成物が得られる
事を見出し、本発明を完成するに至った。
が容易に行なえるような離型用シリコーン組成物を得る
べく種々検討した結果、架橋剤であるポリオルガノハイ
ドロジェンシロキサンをある種類に限定することによ
り、型と液状シリコーンの硬化物との離型を容易にする
硬化皮膜を形成する離型用シリコーン組成物が得られる
事を見出し、本発明を完成するに至った。
即ち本発明は、 (A)1分子中に少なくとも2個のアルケニル基を含む
ポリオルガノシロキサン 100重量部 (B)1分子中に少なくとも2個のSiH基を含む一般式
(I) (式中、R1は置換又は非置換の互いに同一または相異な
る一価の炭化水素基、R2はH又は、置換又は非置換の互
いに同一又は相異なる一価の炭化水素基、l,m,n,pはそ
れぞれ0以上で、 0≦1/(l+m+n+p)≦0.7 を満足する数を示す。) で表されるポリオルガノハイドロジェンシロキサン 0.1
〜150重量部 (但し、(A)成分の1分子中のアルケニル基と(B)
成分の1分子中のSiH基の和は5以上である。) (C)付加反応触媒 からなることを特徴とする、シート作成用のプラスチッ
クフィルム製型と液状シリコーンの硬化物との離型を容
易に行うための硬化皮膜として用いる離型用シリコーン
組成物に関するものである。
ポリオルガノシロキサン 100重量部 (B)1分子中に少なくとも2個のSiH基を含む一般式
(I) (式中、R1は置換又は非置換の互いに同一または相異な
る一価の炭化水素基、R2はH又は、置換又は非置換の互
いに同一又は相異なる一価の炭化水素基、l,m,n,pはそ
れぞれ0以上で、 0≦1/(l+m+n+p)≦0.7 を満足する数を示す。) で表されるポリオルガノハイドロジェンシロキサン 0.1
〜150重量部 (但し、(A)成分の1分子中のアルケニル基と(B)
成分の1分子中のSiH基の和は5以上である。) (C)付加反応触媒 からなることを特徴とする、シート作成用のプラスチッ
クフィルム製型と液状シリコーンの硬化物との離型を容
易に行うための硬化皮膜として用いる離型用シリコーン
組成物に関するものである。
本発明において、(A)成分のポリオルガノシロキサ
ンは、ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に
少なくとも2個有するもので、直鎖状でも分岐状でもよ
く、またこれらの混合物であってもよい。アルケニル基
の例としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基などを
挙げることができる。アルケニル基以外のケイ素原子に
結合した有機基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基等のアルキル
基;フェニル基のようなアリール基;β−フェニルエチ
ル基、β−フェニルプロピル基のようなアラルキル基
や、クロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基
等の1価の置換の炭化水素基等が示されるが、合成がし
やすく硬化後に良好な物性を保つ点でメチル基であるこ
とが最も好ましい。
ンは、ケイ素原子に結合したアルケニル基を1分子中に
少なくとも2個有するもので、直鎖状でも分岐状でもよ
く、またこれらの混合物であってもよい。アルケニル基
の例としては、ビニル基、アリル基、ブテニル基などを
挙げることができる。アルケニル基以外のケイ素原子に
結合した有機基としては、メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ヘキシル基、ドデシル基等のアルキル
基;フェニル基のようなアリール基;β−フェニルエチ
ル基、β−フェニルプロピル基のようなアラルキル基
や、クロロメチル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基
等の1価の置換の炭化水素基等が示されるが、合成がし
やすく硬化後に良好な物性を保つ点でメチル基であるこ
とが最も好ましい。
(A)成分のポリオルガノシロキサンのケイ素原子に
結合するアルケニル基は、ポリオルガノシロキサンの分
子鎖の末端または中間のいずれに存在してもよく、また
その両方に存在してもよいが、硬化後の皮膜が優れた機
械的強度を有するためには少なくとも末端に位置してい
ることが好ましい。
結合するアルケニル基は、ポリオルガノシロキサンの分
子鎖の末端または中間のいずれに存在してもよく、また
その両方に存在してもよいが、硬化後の皮膜が優れた機
械的強度を有するためには少なくとも末端に位置してい
ることが好ましい。
本発明における一般式(I)で表される(B)成分の
ポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、(A)成分
のポリオルガノシロキサンと架橋反応して硬化皮膜を形
成するもので、(A)成分の1分子中のアルケニル基と
(B)成分の1分子中のSiH基の和が5以上であること
が必要である。この値が5末端であると硬化皮膜が得ら
れない。又、(B)成分のポリオルガノハイドロジェン
シロキサンにおいて、水素原子以外のケイ素原子に結合
した有機基R1、R2としては、(A)成分におけるものと
同じものが示されるが、合成の容易さと良好な物性をも
つ皮膜を得られることから、メチル基であることが好ま
しい。
ポリオルガノハイドロジェンシロキサンは、(A)成分
のポリオルガノシロキサンと架橋反応して硬化皮膜を形
成するもので、(A)成分の1分子中のアルケニル基と
(B)成分の1分子中のSiH基の和が5以上であること
が必要である。この値が5末端であると硬化皮膜が得ら
れない。又、(B)成分のポリオルガノハイドロジェン
シロキサンにおいて、水素原子以外のケイ素原子に結合
した有機基R1、R2としては、(A)成分におけるものと
同じものが示されるが、合成の容易さと良好な物性をも
つ皮膜を得られることから、メチル基であることが好ま
しい。
また、一般式(I)において、l,m,nおよびpはそれ
ぞれ0以上の数であり、 0≦1/(l+m+n+p)≦0.7 の関係を満足することが必要である。好ましくは、0≦
1/(l+m+n+p)≦0.5である。
ぞれ0以上の数であり、 0≦1/(l+m+n+p)≦0.7 の関係を満足することが必要である。好ましくは、0≦
1/(l+m+n+p)≦0.5である。
1/(l+m+n+p)の値が0.7を越えると型に塗工
した場合の密着力が増し、型との剥離性が劣る。(B)
成分は、(A)成分100重量部に対して0.1〜150重量部
の範囲で使用する。0.1重量部未満だと硬化に必要な十
分な架橋反応が行われず、得られる離型用シリコーン組
成物の硬化性が低下し、150重量部を越えると離型用シ
リコーン組成物の硬化後得られる硬化皮膜が脆くなり平
滑な硬化皮膜が得られなくなる。
した場合の密着力が増し、型との剥離性が劣る。(B)
成分は、(A)成分100重量部に対して0.1〜150重量部
の範囲で使用する。0.1重量部未満だと硬化に必要な十
分な架橋反応が行われず、得られる離型用シリコーン組
成物の硬化性が低下し、150重量部を越えると離型用シ
リコーン組成物の硬化後得られる硬化皮膜が脆くなり平
滑な硬化皮膜が得られなくなる。
(C)成分は付加反応用触媒であり、白金系触媒等が
好ましく使用される。又、その配合量は一般に用いられ
る触媒量でよく、硬化皮膜形成時の硬化速度の点から常
温常圧下では(A)成分100重量部に対して1〜300ppm
の範囲で通常使用される。
好ましく使用される。又、その配合量は一般に用いられ
る触媒量でよく、硬化皮膜形成時の硬化速度の点から常
温常圧下では(A)成分100重量部に対して1〜300ppm
の範囲で通常使用される。
本発明の離型用シリコーン組成物の(A)成分、
(B)成分および(C)成分はそれぞれ1種でも、2種
以上の混合物であっても良い。
(B)成分および(C)成分はそれぞれ1種でも、2種
以上の混合物であっても良い。
本発明の組成物には、必要に応じ、本発明の機能を損
なわない範囲で、紫外線硬化剤、反応遅延剤、色素等を
添加してもよい。
なわない範囲で、紫外線硬化剤、反応遅延剤、色素等を
添加してもよい。
本発明の離型用シリコーン組成物は、組成物の粘度が
低い場合はそのまま基材に塗布して使用してもよいが、
塗布や処理する際の作業性の点から、一般に溶剤に溶解
し使用される。この場合の溶剤としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタン、ヘキ
サン等の脂肪族炭化水素;パークロロエチレン等のハロ
ゲン化炭化水素や、酢酸エチル、メチルエチルケトン等
が示される。
低い場合はそのまま基材に塗布して使用してもよいが、
塗布や処理する際の作業性の点から、一般に溶剤に溶解
し使用される。この場合の溶剤としては、ベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;ヘプタン、ヘキ
サン等の脂肪族炭化水素;パークロロエチレン等のハロ
ゲン化炭化水素や、酢酸エチル、メチルエチルケトン等
が示される。
本発明の離型用シリコーン組成物を硬化させた後に得
られる硬化皮膜は、あらかじめ型の型取面に形成させて
おくことにより、液状シリコーンの硬化物に硬化皮膜が
密着し、型と液状シリコーンの硬化物を容易に離型させ
ることができる。液状シリコーンの硬化物の表面も任意
のものを得ることができる。また、離型硬化皮膜がシリ
コーン組成物であることにより、液状シリコーンの種類
を選ばずに効果を得られる。
られる硬化皮膜は、あらかじめ型の型取面に形成させて
おくことにより、液状シリコーンの硬化物に硬化皮膜が
密着し、型と液状シリコーンの硬化物を容易に離型させ
ることができる。液状シリコーンの硬化物の表面も任意
のものを得ることができる。また、離型硬化皮膜がシリ
コーン組成物であることにより、液状シリコーンの種類
を選ばずに効果を得られる。
以下において、実施例及び比較例を掲げ、本発明を更
に詳しく説明する。
に詳しく説明する。
離型性の評価方法 型の型取面に実施例および比較例で調製した離型用シ
リコーン組成物を0.8g/m2(固形分)の量で塗布し、100
℃で30秒加熱硬化させ離型硬化皮膜を形成した。この上
に各種の液状シリコーンを3mm厚に塗工し、4日後に15c
m×5cmの大きさにカットして、180℃方向の剥離力を測
定し、硬化皮膜の離型性を評価した。
リコーン組成物を0.8g/m2(固形分)の量で塗布し、100
℃で30秒加熱硬化させ離型硬化皮膜を形成した。この上
に各種の液状シリコーンを3mm厚に塗工し、4日後に15c
m×5cmの大きさにカットして、180℃方向の剥離力を測
定し、硬化皮膜の離型性を評価した。
液状シリコーンの調製 A−1の調製 両末端がジメチルヒドロキシシリル基で閉塞され、残
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が10000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200(煙霧質
シリカ、日本アエロジル(株)社製、商品名、以下同
じ)を20重量部添加し、混練し分散させた。さらに、25
℃における粘度が20cPで有効水素量1.6重量%のポリメ
チルハイドロジェンシロキサン20重量部とテトラメチル
テトラビニルシクロシロキサン−塩化白金酸錯体を白金
量として300ppm添加し、室温において手作業で混合し液
状シリコーンA−1を調製した。
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が10000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200(煙霧質
シリカ、日本アエロジル(株)社製、商品名、以下同
じ)を20重量部添加し、混練し分散させた。さらに、25
℃における粘度が20cPで有効水素量1.6重量%のポリメ
チルハイドロジェンシロキサン20重量部とテトラメチル
テトラビニルシクロシロキサン−塩化白金酸錯体を白金
量として300ppm添加し、室温において手作業で混合し液
状シリコーンA−1を調製した。
A−2の調製 両末端がジメチルヒドロキシシリル基で閉塞され、残
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が10000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200を30重量
部添加し、混練し分散させた。さらに、25℃における粘
度が18cPで有効水素量1.0重量%のポリメチルハイドロ
ジェンシロキサン20重量部、両末端がジメチルヒドロキ
シシリル基で閉塞され、ジメチルシロキサン単位の平均
が4つからなる、ポリジメチルシロキサン2重量部及び
テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−塩化白金
酸錯体を白金量として30ppm添加し、室温において手作
業で混合し液状シリコーンA−2を調製した。
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が10000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200を30重量
部添加し、混練し分散させた。さらに、25℃における粘
度が18cPで有効水素量1.0重量%のポリメチルハイドロ
ジェンシロキサン20重量部、両末端がジメチルヒドロキ
シシリル基で閉塞され、ジメチルシロキサン単位の平均
が4つからなる、ポリジメチルシロキサン2重量部及び
テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−塩化白金
酸錯体を白金量として30ppm添加し、室温において手作
業で混合し液状シリコーンA−2を調製した。
A−3の調製 両末端がジメチルヒドロキシシリル基で封鎖され、残
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が30000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200を30重量
部添加し、混練し分散させた。さらに、テトラメトキシ
シラン15重量部とジブチルスズジアセテートを1重量部
添加し、室温において手作業で混合し液状シリコーンA
−3を調製した。
りがジメチルシロキサン単位からなり、25℃における粘
度が30000cPのポリジメチルシロキサン100重量部にポリ
ジメチルシロキサンで処理したアエロジル200を30重量
部添加し、混練し分散させた。さらに、テトラメトキシ
シラン15重量部とジブチルスズジアセテートを1重量部
添加し、室温において手作業で混合し液状シリコーンA
−3を調製した。
実施例1 (A)成分として両末端がジメチルビニルシリル基で
閉塞され、残部がジメチルシロキサン単位98.5モル%と
メチルビニルシロキサン単位1.5モル%からなり、平均
重合度6000のポリメチルビニルシロキサン100重量部
に、(B)成分として平均組成式[(CH3)2HSiO1/2]
8[SiO2]4で示される環状のポリメチルハイドロジェ
ンシロキサン5重量部をトルエン1995重量部に溶解させ
た後、テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−塩
化白金酸錯体を白金量として200ppm添加し、離型用シリ
コーン組成物を調製した。
閉塞され、残部がジメチルシロキサン単位98.5モル%と
メチルビニルシロキサン単位1.5モル%からなり、平均
重合度6000のポリメチルビニルシロキサン100重量部
に、(B)成分として平均組成式[(CH3)2HSiO1/2]
8[SiO2]4で示される環状のポリメチルハイドロジェ
ンシロキサン5重量部をトルエン1995重量部に溶解させ
た後、テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−塩
化白金酸錯体を白金量として200ppm添加し、離型用シリ
コーン組成物を調製した。
型として第1表に示す各フィルムを使用し、調製した
上記離型用シリコーン組成物を0.8g/m2(固形分)の量
で塗布し硬化した後、液状シリコーンA−1、A−2、
A−3を3mm厚に塗工し、硬化した後前述の硬化皮膜の
評価方法により離型性を評価した。その結果も第1表に
示す。
上記離型用シリコーン組成物を0.8g/m2(固形分)の量
で塗布し硬化した後、液状シリコーンA−1、A−2、
A−3を3mm厚に塗工し、硬化した後前述の硬化皮膜の
評価方法により離型性を評価した。その結果も第1表に
示す。
実施例2 (A)成分として両末端がジメチルビニルシリル基で
閉塞され、残部がジメチルシロキサン単位97.0モル%と
メチルビニルシロキサン単位3.0モル%からなり、平均
重合度5000のポリメチルビニルシロキサン100重量部
に、(B)成分として平均組成式[(CH3)2HSiO1/2]
10[SiO2]4で示される分岐状のポリメチルハイドロジ
ェンシロキサン5重量部をトルエン1995重量部に溶解さ
せた後、テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−
塩化白金酸錯体を白金量として200ppm添加し、離型用シ
リコーン組成物を調製した。
閉塞され、残部がジメチルシロキサン単位97.0モル%と
メチルビニルシロキサン単位3.0モル%からなり、平均
重合度5000のポリメチルビニルシロキサン100重量部
に、(B)成分として平均組成式[(CH3)2HSiO1/2]
10[SiO2]4で示される分岐状のポリメチルハイドロジ
ェンシロキサン5重量部をトルエン1995重量部に溶解さ
せた後、テトラメチルテトラビニルシクロシロキサン−
塩化白金酸錯体を白金量として200ppm添加し、離型用シ
リコーン組成物を調製した。
実施例1と同様の処理を行い、評価した。その結果も
第1表に示す。
第1表に示す。
実施例3 実施例1の(B)成分の代わりに、平均組成式[(CH
3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]50[CH3HSiO]10で示さ
れる直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン15重
量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリコ
ーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、評
価した。その結果も第1表に示す。
3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]50[CH3HSiO]10で示さ
れる直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン15重
量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリコ
ーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、評
価した。その結果も第1表に示す。
実施例4 実施例1の(B)成分の代わりに、平均組成式[(CH
3)2HSiO1/2]2[(CH3)2SiO]45[CH3HSiO]30で示
される直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5
重量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、
評価した。その結果も第1表に示す。
3)2HSiO1/2]2[(CH3)2SiO]45[CH3HSiO]30で示
される直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5
重量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、
評価した。その結果も第1表に示す。
実施例5 実施例1の(B)成分の代わりに、平均組成式[(CH
3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]60[CH3HSiO]40で示さ
れる直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5重
量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリコ
ーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、評
価した。その結果も第1表に示す。
3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]60[CH3HSiO]40で示さ
れる直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5重
量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリコ
ーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、評
価した。その結果も第1表に示す。
比較例1 型に離型用シリコーン組成物を塗工しないで評価し
た。
た。
比較例2 実施例1の(B)成分の代わりに平均組成式[(C
H3)3SiO1/2]2[CH3HSiO]50で示される直鎖状のポリ
メチルハイドロジェンシロキサン3重量部を添加する以
外は、実施例1と同様の離型用シリコーン組成物を調製
し、実施例1と同様の処理を行い、評価した。その結果
も第1表に示す。
H3)3SiO1/2]2[CH3HSiO]50で示される直鎖状のポリ
メチルハイドロジェンシロキサン3重量部を添加する以
外は、実施例1と同様の離型用シリコーン組成物を調製
し、実施例1と同様の処理を行い、評価した。その結果
も第1表に示す。
比較例3 実施例1の(B)成分の代わりに平均組成式[(C
H3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]15[CH3HSiO]50で示
される直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5
重量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、
評価した。その結果も第1表に示す。
H3)3SiO1/2]2[(CH3)2SiO]15[CH3HSiO]50で示
される直鎖状のポリメチルハイドロジェンシロキサン5
重量部を添加する以外は、実施例1と同様の離型用シリ
コーン組成物を調製し、実施例1と同様の処理を行い、
評価した。その結果も第1表に示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)1分子中に少なくとも2個のアルケ
ニル基を含むポリオルガノシロキサン 100重量部 (B)1分子中に少なくとも2個のSiH基を含む一般式
(I) (式中、R1は置換又は非置換の互いに同一または相異な
る一価の炭化水素基、R2はH又は、置換又は非置換の互
いに同一又は相異なる一価の炭化水素基、l,m,n,pはそ
れぞれ0以上で、 0≦1/(l+m+n+p)≦0.7 を満足する数を示す。) で表されるポリオルガノハイドロジェンシロキサン 0.1
〜150重量部 (但し、成分(A)の1分子中のアルケニル基と成分
(B)の1分子中のSiH基の和は5以上である。) (C)付加反応触媒 からなることを特徴とする、シート作成用のプラスチッ
クフィルム製型と液状シリコーンの硬化物との離型の容
易に行うための硬化皮膜として用いる離型用シリコーン
組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19822690A JP3001939B2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 離型用シリコーン組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19822690A JP3001939B2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 離型用シリコーン組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483610A JPH0483610A (ja) | 1992-03-17 |
JP3001939B2 true JP3001939B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=16387605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19822690A Expired - Lifetime JP3001939B2 (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 離型用シリコーン組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001939B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4645845B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2011-03-09 | 信越化学工業株式会社 | パテ状マスキング材組成物 |
-
1990
- 1990-07-26 JP JP19822690A patent/JP3001939B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0483610A (ja) | 1992-03-17 |
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