JP3001788B2 - 打ち抜き性の良好なＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びにそれから成る電子銃プレス打ち抜き加工部品 - Google Patents
打ち抜き性の良好なＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びにそれから成る電子銃プレス打ち抜き加工部品Info
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- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電子銃部品に使用され
る非磁性ステンレス鋼において、打ち抜き性を向上させ
たＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びに電子銃プレス打ち抜き
加工部品に関する。
る非磁性ステンレス鋼において、打ち抜き性を向上させ
たＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びに電子銃プレス打ち抜き
加工部品に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、受像管などに用いられる電子銃
部品は、板厚０．０５〜０．５ｍｍ程度の非磁性ステン
レス鋼であるＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金を、プレス打ち抜
き加工により所定形状に打ち抜くことにより完成させる
が、靱性が高いことから打ち抜き加工時にバリが発生し
易い。
部品は、板厚０．０５〜０．５ｍｍ程度の非磁性ステン
レス鋼であるＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金を、プレス打ち抜
き加工により所定形状に打ち抜くことにより完成させる
が、靱性が高いことから打ち抜き加工時にバリが発生し
易い。
【０００３】打ち抜き加工時に発生するバリは、安定し
た品質と高精度、高温、高電圧に対する耐久性を必要と
する電子銃部品の部品特性に悪影響を与え、最悪の場
合、致命的欠陥となる場合がある。例えば、高電圧によ
る微少なバリからの異常放電による電子銃の耐電圧の低
下といった問題が挙げられる。
た品質と高精度、高温、高電圧に対する耐久性を必要と
する電子銃部品の部品特性に悪影響を与え、最悪の場
合、致命的欠陥となる場合がある。例えば、高電圧によ
る微少なバリからの異常放電による電子銃の耐電圧の低
下といった問題が挙げられる。
【０００４】また、近年のブラウン管の大画面化、高品
質化に伴い、電子銃部品にプレス打ち抜き加工によって
開ける孔径は、板厚と同等またはそれ以下と微細にな
り、従来では問題とならなかった、孔周辺部に発生する
微小なバリも重大な問題となってきているため、ますま
す電子銃部品に発生するバリ低減への要求は厳しくなっ
ている。
質化に伴い、電子銃部品にプレス打ち抜き加工によって
開ける孔径は、板厚と同等またはそれ以下と微細にな
り、従来では問題とならなかった、孔周辺部に発生する
微小なバリも重大な問題となってきているため、ますま
す電子銃部品に発生するバリ低減への要求は厳しくなっ
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、プレス打ち抜
き加工により所定の形状にする際に発生する微小なバリ
は、プレス条件や合金の機械的特性を変化させてもその
発生を防止できず、ますます厳しくなっているバリ低減
への要求を満たすことができないのが現状である。その
ため、プレス打ち抜き加工時のバリの発生が少なく、打
ち抜き性良好な電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金の
開発が強く望まれている。本発明の課題は打ち抜き性の
良好な電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金の開発であ
る。
き加工により所定の形状にする際に発生する微小なバリ
は、プレス条件や合金の機械的特性を変化させてもその
発生を防止できず、ますます厳しくなっているバリ低減
への要求を満たすことができないのが現状である。その
ため、プレス打ち抜き加工時のバリの発生が少なく、打
ち抜き性良好な電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金の
開発が強く望まれている。本発明の課題は打ち抜き性の
良好な電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金の開発であ
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】かかる問題に対処すべく
研究を重ねた結果、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金において、
合金中に含まれるＳ量を重量パーセントで０．００１５
〜０．００５０％、好ましくは０．００１５〜０．００
３０％と規定することによって、熱間加工性及び耐食性
を阻害することなく、打ち抜き性を著しく向上させ、打
ち抜き時のバリの発生を抑制できることが判明した。合
金中に適正量のＳを含め、ＳまたはＳ化合物を粒界また
は粒内に均一に分散させることによって、合金に適度な
脆さが生じ、プレス加工などに際して打ち抜き性が向上
し、打ち抜き時のバリの発生を有効に抑制することがで
きる。従来からの電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金
においては、Ｓは熱間加工性及び耐食性を劣化させるこ
とと関連して認識されただけであり、０．００１５〜
０．００５０％、好ましくは０．００１５〜０．００３
０％と規定することによって、打ち抜き性を著しく向上
させるとは予想外の知見であった。
研究を重ねた結果、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金において、
合金中に含まれるＳ量を重量パーセントで０．００１５
〜０．００５０％、好ましくは０．００１５〜０．００
３０％と規定することによって、熱間加工性及び耐食性
を阻害することなく、打ち抜き性を著しく向上させ、打
ち抜き時のバリの発生を抑制できることが判明した。合
金中に適正量のＳを含め、ＳまたはＳ化合物を粒界また
は粒内に均一に分散させることによって、合金に適度な
脆さが生じ、プレス加工などに際して打ち抜き性が向上
し、打ち抜き時のバリの発生を有効に抑制することがで
きる。従来からの電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金
においては、Ｓは熱間加工性及び耐食性を劣化させるこ
とと関連して認識されただけであり、０．００１５〜
０．００５０％、好ましくは０．００１５〜０．００３
０％と規定することによって、打ち抜き性を著しく向上
させるとは予想外の知見であった。
【０００７】この知見に基づいて、本発明は、重量パー
セントで、Ｃｒ：１５〜２０％、Ｎｉ：９〜１５％及び
Ｓ：０．００１５〜０．００５０％、好ましくは０．０
０１５〜０．００３０％を含有し、残部Ｆｅ及び不可避
的不純物からなり、ＳまたはＳ化合物を粒界または粒内
に均一に分散させた、打ち抜き性の良好な、電子銃部品
用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金を提供する。また、本発明
は、重量パーセントで、Ｃｒ：１５〜２０％、Ｎｉ：９
〜１５％及びＳ：０．００１５〜０．００５０％、好ま
しくは０．００１５〜０．００３０％を含有し、残部Ｆ
ｅ及び不可避的不純物からなり、ＳまたはＳ化合物を粒
界または粒内に均一に分散させた、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系
合金から成る電子銃プレス打ち抜き加工部品をも提供す
る。
セントで、Ｃｒ：１５〜２０％、Ｎｉ：９〜１５％及び
Ｓ：０．００１５〜０．００５０％、好ましくは０．０
０１５〜０．００３０％を含有し、残部Ｆｅ及び不可避
的不純物からなり、ＳまたはＳ化合物を粒界または粒内
に均一に分散させた、打ち抜き性の良好な、電子銃部品
用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金を提供する。また、本発明
は、重量パーセントで、Ｃｒ：１５〜２０％、Ｎｉ：９
〜１５％及びＳ：０．００１５〜０．００５０％、好ま
しくは０．００１５〜０．００３０％を含有し、残部Ｆ
ｅ及び不可避的不純物からなり、ＳまたはＳ化合物を粒
界または粒内に均一に分散させた、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系
合金から成る電子銃プレス打ち抜き加工部品をも提供す
る。
【０００８】
【作用】本発明の電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金
の組成限定理由を以下に説明する： Ｃｒ：電子銃用部品としては非磁性ということが要求さ
れる。通常、非磁性であるためには透磁率が１．００５
以下であることが要求されており、これを満たすために
はＣｒ量を適正範囲に調整することが必要である。よっ
てその成分範囲を１５〜２０％とする。Ｎｉ：Ｎｉが９
％より少ないと磁性が高くなりすぎる上に、加工性を阻
害する。また１５％より多く含有する場合も、加工性が
阻害されるうえに原価高となる。よってその成分範囲を
９〜１５％とする。Ｓ：Ｓが０．００１５％より少ない
と、バリの発生を抑制するという本発明の効果が十分に
得られない。また０．００５０％より多いと、熱間加工
性及び耐食性を劣化させる。よってその成分範囲を０．
００１５〜０．００５０％、好ましくは０．００１５〜
０．００３０％とする。合金中に適正量のＳを含め、Ｓ
またはＳ化合物を粒界または粒内に均一に分散させるこ
とによって、合金に適度な脆さが生じ、プレス加工など
に際して打ち抜き性が向上し、打ち抜き時のバリの発生
を有効に抑制することができる。
の組成限定理由を以下に説明する： Ｃｒ：電子銃用部品としては非磁性ということが要求さ
れる。通常、非磁性であるためには透磁率が１．００５
以下であることが要求されており、これを満たすために
はＣｒ量を適正範囲に調整することが必要である。よっ
てその成分範囲を１５〜２０％とする。Ｎｉ：Ｎｉが９
％より少ないと磁性が高くなりすぎる上に、加工性を阻
害する。また１５％より多く含有する場合も、加工性が
阻害されるうえに原価高となる。よってその成分範囲を
９〜１５％とする。Ｓ：Ｓが０．００１５％より少ない
と、バリの発生を抑制するという本発明の効果が十分に
得られない。また０．００５０％より多いと、熱間加工
性及び耐食性を劣化させる。よってその成分範囲を０．
００１５〜０．００５０％、好ましくは０．００１５〜
０．００３０％とする。合金中に適正量のＳを含め、Ｓ
またはＳ化合物を粒界または粒内に均一に分散させるこ
とによって、合金に適度な脆さが生じ、プレス加工など
に際して打ち抜き性が向上し、打ち抜き時のバリの発生
を有効に抑制することができる。
【０００９】本発明の電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系
合金は、例えば下記のようにして製造される。まず上述
した各含有成分の組成比を満足させた合金成分を溶解、
鋳造し、ついで熱間鍛造または圧延を施した後、冷間圧
延と焼鈍を繰り返して所定の厚さに仕上げる。そして、
得られた板材をプレスなどの打ち抜き加工により電子銃
部品としての所定形状に仕上げる。なお、本発明におい
て原料中にＳが不純物として含まれている場合には、そ
の不純物としてのＳの量も含めて、適宜の脱硫操作によ
り上記含有量の範囲内になるように調節する。原料中に
Ｓが不純物として含まれていない場合には、Ｓを上記の
範囲となるように添加する。いずれにせよ、このよう
に、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金に上記範囲内で少量のＳを
含有させ、このＳまたはＳ化合物を粒界または粒内に均
一に分散させることによって、合金に適度な脆さを生ぜ
しめ、プレス加工などに際して打ち抜き性のみが向上
し、打ち抜き時のバリの発生が有効に抑制される。
合金は、例えば下記のようにして製造される。まず上述
した各含有成分の組成比を満足させた合金成分を溶解、
鋳造し、ついで熱間鍛造または圧延を施した後、冷間圧
延と焼鈍を繰り返して所定の厚さに仕上げる。そして、
得られた板材をプレスなどの打ち抜き加工により電子銃
部品としての所定形状に仕上げる。なお、本発明におい
て原料中にＳが不純物として含まれている場合には、そ
の不純物としてのＳの量も含めて、適宜の脱硫操作によ
り上記含有量の範囲内になるように調節する。原料中に
Ｓが不純物として含まれていない場合には、Ｓを上記の
範囲となるように添加する。いずれにせよ、このよう
に、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金に上記範囲内で少量のＳを
含有させ、このＳまたはＳ化合物を粒界または粒内に均
一に分散させることによって、合金に適度な脆さを生ぜ
しめ、プレス加工などに際して打ち抜き性のみが向上
し、打ち抜き時のバリの発生が有効に抑制される。
【００１０】
【実施例】表１に示す組成の合金成分をそれぞれ溶解し
てインゴットに鋳造し、ついで熱間圧延を施した後、冷
間圧延と焼鈍を繰り返して板厚０．４ｍｍの焼鈍材を製
造した。Ｎｏ．１〜４が本発明合金である。Ｎｏ．５及
び６が比較合金である。結晶粒度は全てＧＳ Ｎｏ．
９．０に調整した。
てインゴットに鋳造し、ついで熱間圧延を施した後、冷
間圧延と焼鈍を繰り返して板厚０．４ｍｍの焼鈍材を製
造した。Ｎｏ．１〜４が本発明合金である。Ｎｏ．５及
び６が比較合金である。結晶粒度は全てＧＳ Ｎｏ．
９．０に調整した。
【００１１】そして、これらの材料の打ち抜き性を調べ
るために直径０．４ｍｍφの孔をプレス加工によってそ
れぞれ１０個開け、その際に発生したバリの最大厚さ、
高さ及び孔壁面の破断面比率を測定し、表１に併記し
た。また、図１に孔をプレス加工した材料のバリ側から
観察した孔の表面写真を示す。（ａ）は本発明合金Ｎ
ｏ．１でありそして（ｂ）は比較合金Ｎｏ．５である。
なお、バリ厚さとは写真上で観察されるバリの孔外周か
らの距離（突出長さ）である。
るために直径０．４ｍｍφの孔をプレス加工によってそ
れぞれ１０個開け、その際に発生したバリの最大厚さ、
高さ及び孔壁面の破断面比率を測定し、表１に併記し
た。また、図１に孔をプレス加工した材料のバリ側から
観察した孔の表面写真を示す。（ａ）は本発明合金Ｎ
ｏ．１でありそして（ｂ）は比較合金Ｎｏ．５である。
なお、バリ厚さとは写真上で観察されるバリの孔外周か
らの距離（突出長さ）である。
【００１２】
【表１】
【００１３】この表１及び写真１より明らかなように、
比較合金に比べ本発明合金はいずれもバリの最大厚さ及
び高さが小さく、打ち抜き加工時のバリ発生が著しく抑
制されている。さらに、比較合金に比べ本発明合金はい
ずれも破断面比率が高く、打ち抜き性が向上している。
ここで、「破断面比率（％）」とは、（破断面長さ／板
厚）×１００により定義される。
比較合金に比べ本発明合金はいずれもバリの最大厚さ及
び高さが小さく、打ち抜き加工時のバリ発生が著しく抑
制されている。さらに、比較合金に比べ本発明合金はい
ずれも破断面比率が高く、打ち抜き性が向上している。
ここで、「破断面比率（％）」とは、（破断面長さ／板
厚）×１００により定義される。
【００１４】
【発明の効果】以上のように、本発明の電子銃部品用Ｆ
ｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金は、打ち抜き性を著しく向上さ
せ、打ち抜き時のバリの発生を抑制し、例えば、高電圧
による微少なバリからの異常放電による電子銃の耐電圧
の低下といった問題を解消し、優れた部品特性を得るこ
とができる。近年のブラウン管の大画面化、高品質化に
伴い従来では問題とならなかった、孔周辺部に発生する
微小なバリも重大な問題となっているが、電子銃部品に
発生するバリ低減への今後の厳しい要求に対応すること
ができる。
ｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金は、打ち抜き性を著しく向上さ
せ、打ち抜き時のバリの発生を抑制し、例えば、高電圧
による微少なバリからの異常放電による電子銃の耐電圧
の低下といった問題を解消し、優れた部品特性を得るこ
とができる。近年のブラウン管の大画面化、高品質化に
伴い従来では問題とならなかった、孔周辺部に発生する
微小なバリも重大な問題となっているが、電子銃部品に
発生するバリ低減への今後の厳しい要求に対応すること
ができる。
【図１】孔をプレス加工した材料のバリ側から観察した
孔周辺部の金属組織写真を示し（倍率：１００倍）、
（ａ）は本発明合金Ｎｏ．１でありそして（ｂ）は比較
合金Ｎｏ．５である。
孔周辺部の金属組織写真を示し（倍率：１００倍）、
（ａ）は本発明合金Ｎｏ．１でありそして（ｂ）は比較
合金Ｎｏ．５である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−131360（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−130348（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−118809（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) C22C 38/00 302 C22C 38/40
Claims (4)
- 【請求項１】 重量パーセントで、Ｃｒ：１５〜２０
％、Ｎｉ：９〜１５％及びＳ：０．００１５〜０．００
５０％を含有し、残部Ｆｅ及び不可避的不純物からな
り、ＳまたはＳ化合物を粒界または粒内に均一に分散さ
せた、打ち抜き性の良好な、電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−
Ｎｉ系合金。 - 【請求項２】 Ｓを０．００１５〜０．００３０％含有
する請求項１の電子銃部品用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金。 - 【請求項３】 重量パーセントで、Ｃｒ：１５〜２０
％、Ｎｉ：９〜１５％及びＳ：０．００１５〜０．００
５０％を含有し、残部Ｆｅ及び不可避的不純物からな
り、ＳまたはＳ化合物を粒界または粒内に均一に分散さ
せた、Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金から成る電子銃プレス打
ち抜き加工部品。 - 【請求項４】 Ｓを０．００１５〜０．００３０％含有
するＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金から成る請求項３の電子銃
プレス打ち抜き加工部品。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6336866A JP3001788B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 打ち抜き性の良好なＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びにそれから成る電子銃プレス打ち抜き加工部品 |
| TW084112931A TW296455B (ja) | 1994-12-27 | 1995-12-05 | |
| CN95120459A CN1053710C (zh) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | 具有改进冲压性的铁－铬－镍合金 |
| KR1019950058803A KR100193289B1 (ko) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | 펀칭가공성이 양호한 fe-cr-ni 계 합금 |
| US08/579,010 US5849420A (en) | 1994-12-27 | 1995-12-27 | Punched electron gun part of a Fe-Cr-Ni alloy |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6336866A JP3001788B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 打ち抜き性の良好なＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びにそれから成る電子銃プレス打ち抜き加工部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08176751A JPH08176751A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3001788B2 true JP3001788B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=18303378
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6336866A Expired - Fee Related JP3001788B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | 打ち抜き性の良好なＦｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金並びにそれから成る電子銃プレス打ち抜き加工部品 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5849420A (ja) |
| JP (1) | JP3001788B2 (ja) |
| KR (1) | KR100193289B1 (ja) |
| CN (1) | CN1053710C (ja) |
| TW (1) | TW296455B (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11106873A (ja) * | 1997-09-30 | 1999-04-20 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 電子銃電極用合金 |
| JP2001164342A (ja) | 1999-09-28 | 2001-06-19 | Nippon Mining & Metals Co Ltd | 電子銃電極用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金および電子銃電極用Ｆｅ−Ｃｒ−Ｎｉ系合金板 |
| CN109355547B (zh) * | 2018-10-16 | 2020-10-09 | 中北大学 | 一种C70-TiC增强高品质不锈钢及其制备方法 |
Family Cites Families (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52117224A (en) * | 1976-03-30 | 1977-10-01 | Nippon Steel Corp | Austenite stainless steel with excellent stress corrosion cracking res istance in water of high temperature and pressure |
| JPS5456018A (en) * | 1977-10-12 | 1979-05-04 | Sumitomo Metal Ind Ltd | Austenitic steel with superior oxidation resistance for high temperature use |
| DE3108588A1 (de) * | 1981-03-06 | 1982-09-23 | Georg Fischer AG, 8201 Schaffhausen | "chromstahlgussstueck" |
| JPS5871360A (ja) * | 1981-10-23 | 1983-04-28 | Nippon Steel Corp | 耐食性ならびに加工性のすぐれたオ−ステナイト系ステンレス鋼とその鋼板の製造方法 |
| US4836976A (en) * | 1987-04-20 | 1989-06-06 | General Electric Company | Light water reactor cores with increased resistance to stress corrosion cracking |
| JP2815169B2 (ja) * | 1989-03-18 | 1998-10-27 | 株式会社日立製作所 | インライン型電子銃 |
| JP2574917B2 (ja) * | 1990-03-14 | 1997-01-22 | 株式会社日立製作所 | 耐応力腐食割れ性に優れたオーステナイト鋼及びその用途 |
| US5569334A (en) * | 1992-12-08 | 1996-10-29 | Hitachi Metals, Ltd. | Stainless steel member for semiconductor fabrication equipment and surface treatment method therefor |
-
1994
- 1994-12-27 JP JP6336866A patent/JP3001788B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-12-05 TW TW084112931A patent/TW296455B/zh not_active IP Right Cessation
- 1995-12-27 CN CN95120459A patent/CN1053710C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1995-12-27 KR KR1019950058803A patent/KR100193289B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-12-27 US US08/579,010 patent/US5849420A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1053710C (zh) | 2000-06-21 |
| CN1147023A (zh) | 1997-04-09 |
| KR100193289B1 (ko) | 1999-06-15 |
| TW296455B (ja) | 1997-01-21 |
| JPH08176751A (ja) | 1996-07-09 |
| US5849420A (en) | 1998-12-15 |
| KR960023183A (ko) | 1996-07-18 |
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