JP3001599U - 保温食器用浸漬槽 - Google Patents
保温食器用浸漬槽Info
- Publication number
- JP3001599U JP3001599U JP1994001449U JP144994U JP3001599U JP 3001599 U JP3001599 U JP 3001599U JP 1994001449 U JP1994001449 U JP 1994001449U JP 144994 U JP144994 U JP 144994U JP 3001599 U JP3001599 U JP 3001599U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- tank
- immersion tank
- insulating
- immersion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 洗浄液よりも見かけ比重の小さい保温食器を
洗浄液の中に沈めて予備洗浄を行う移動が可能で保温食
器の投入及び取り出しが容易な浸漬槽を提供する。 【構成】 下面が浸漬槽(1)の上面より下方に位置す
る穴の明いた押え蓋(3)を固定具(4)により浸漬槽
(1)に固定し、浸漬槽(1)に取り付け台(8)を介
してキャスタ(2)を設ける。
洗浄液の中に沈めて予備洗浄を行う移動が可能で保温食
器の投入及び取り出しが容易な浸漬槽を提供する。 【構成】 下面が浸漬槽(1)の上面より下方に位置す
る穴の明いた押え蓋(3)を固定具(4)により浸漬槽
(1)に固定し、浸漬槽(1)に取り付け台(8)を介
してキャスタ(2)を設ける。
Description
【0001】
本考案は、学校や病院等の集団給食において、食物を適温に保つために用いる 保温食器を使用後洗浄するに際し、前もって洗浄液に浸漬して予備洗浄を行うた めに用いる保温食器用浸漬槽に関する。
【0002】
従来、集団給食等で食器を洗浄する場合、汚れを落し易くするため、予備洗浄 を行ったのち普通洗浄を行っている。予備洗浄としては、洗剤を温水または水に 溶解して作った洗浄液を入れた浸漬槽等に食器を入れ、洗浄液中にしばらく沈め て行っている。
【0003】
しかし、食物を適温に保つために用いる保温食器は、保温力を上げる目的で、 二重構造に形成され、二重構造の内部は中空または比重の小さい発泡材等の断熱 材が充填されている。そのため、このような保温食器は、見かけ比重が洗浄液よ りも小さくなり、洗浄液の入った浸漬槽に入れると沈まないで浮き上がってしま う。このため浸漬による予備洗浄が充分行われなくなり、保温食器に付着した汚 れが落ちにくくなって洗浄に時間を要したり、洗浄が不完全になる欠点があった 。
【0004】 他方、保温食器は、普通の食器に比べて容積が大きくかさばり、普通の食器用 の浸漬槽では容積が不足するので、所定の時間内で洗浄作用を終了させるために は、補助の浸漬槽又は他の場所の浸漬槽を使って時間短縮を図る必要がある。そ の普通の浸漬槽は、定置型であるため、他の場所の浸漬槽を使用する場合には、 保温食器を浸漬槽から出して他の洗浄場所まで移動させなければならない不便が ある。
【0005】 本考案は、洗浄液よりも見かけ比重が小さい保温食器を洗浄液の中に沈めて予 備洗浄を行うと共に、移動が可能で、更に保温食器の投入及び取り出しが容易な 保温食器用浸漬槽を提供することを目的としている。
【0006】
本考案によれば、底部に排水栓を備えた浸漬槽の上面を覆う押え蓋の穴を形成 した下面を前記浸漬槽の上面より下方に位置させると共に、該押え蓋を前記浸漬 槽に固定する固定具を設けている。
【0007】 更に本考案によれば、浸漬槽の底部にキャスタを付設している。
【0008】 また本考案によれば、浸漬槽とキャスタとの間に取り付け台を介装している。
【0009】 また、排水栓にキャップ栓を用いている。
【0010】 また、排水栓にバルブ栓を用いている。
【0011】 上記キャスタのサイズは、特に限られるものではないが、コストと外観上から 直径125〜250mmのものが望ましい。
【0012】 また、取り付け台の高さは、キャスタのサイズと共に、床面から浸漬槽の床面 までの高さを、200〜400mm、好ましくは250〜300mmにするもの が望ましい。
【0013】
上記のように構成された保温食器用浸漬槽においては、予備洗浄に際し、排水 栓を閉じ、洗浄液を浸漬槽の容量の半分程度入れたのち、保温食器を投入して押 え蓋をかぶせ、固定具で浸漬槽に固定して洗浄液を入れる。これにより保温食器 は、押え蓋の下面で浮き上がるのを阻止され、完全に洗浄液中に浸漬される。
【0014】 この状態でしばらく放置すると、洗浄液の働きで保温食器の表面に付着した汚れ が落ち易くなる。そこで、排水栓を開いて洗浄液を排出したのち、固定具を外し て押え蓋を外し、保温食器を浸漬槽から取り出して通常の洗浄工程に移す。次い で、予備洗浄の終った浸漬槽に押え蓋と固定具を入れ、所定の場所に移して次の 使用に備える。
【0015】
以下図面を参照して本考案の実施例を説明する。
【0016】 図1及び図2において、保温食器用浸漬槽は、上方開口の浸漬槽1と、その浸 漬槽1の底部に取り付け台8を介して取り付けられた4個のキャスタ2と、浸漬 槽1の底面に設けられた排水栓すなわちひも5aを備えたキャップ栓5と、浸漬 槽1の上部開口を覆う押え蓋3と、その押え蓋3を浸漬槽1の開口縁部に固定す る4個の固定具4とからなっている。
【0017】 前記浸漬槽1は、内容量が例えば100〜1000リットルのもので、天然繊 維、合成樹脂、金属、木材等の任意の材料で形成されている。この浸漬槽1に入 れる洗浄液は、洗剤を温水または水の中に所定濃度に溶解したものが用いられる 。
【0018】 前記キャスタ2には、直径が例えば125〜250mmのものが用いられ、取 り付け台8の高さと協働して浸漬槽1の底面の床からの高さを、保温食器6の投 入、取り出しが容易なように、例えば250〜300mm程度に調整できるよう になっている。
【0019】 前記押え蓋3は、下面が浸漬槽1の内方に突出され、保温食器6が通過できな い穴が形成された材料すなわち板体、網体、格子体(図示の例では格子体)で形 成されている。
【0020】 また、前記固定具4は、U字状に形成され、押え蓋3を浸漬槽1の開口縁部に 挟持固定するようになっている。この固定具には、錠体を用いることができる。
【0021】 なお、固定具4は押え蓋3にひんじ連結し、回動によって浸漬槽1に挟持する ようにしてもよい。
【0022】 次に、作用を説明する。
【0023】 先ず図3に示すように、キャップ栓5を閉じ、浸漬槽1に内容量の半分程度の 洗浄液Aを入れる。
【0024】 次いで図1に示すように、保温食器6を浸漬槽1の中に投入したのち、押え蓋 3を浸漬槽1にかぶせ、固定具4で固定する。
【0025】 次いで図4に示すように、浸漬槽1の中に洗浄液Aを、液面が押え蓋3の底面 の若干上になるまで入れる。すると、保温食器6は浮力により浮き上がろうとす るが、押え蓋3により浮き上がるのが阻止され完全に洗浄液Aの中に浸漬される 。
【0026】 この状態でしばらく放置すると、洗浄液の働きにより保温食器6の表面に付着し た汚れが落ち易くなる。
【0027】 次いで図5に示すように、ひも5aを引っ張りキャップ栓5を外して洗浄液A を排出したのち、固定具4を外して押え蓋3を外し、保温食器6を浸漬槽1から 取り出して予備洗浄を終了する。そこで、予備洗浄の終った保温食器6を通常の 洗浄工程に移送する。
【0028】 この予備洗浄が終った浸漬槽1に、押え蓋3と固定具4とを入れ、キャスタ2 により所定の場所に移動して次の使用に備える。
【0029】 図6は本考案の別の実施例を示し、浸漬槽1Aの排水弁にバルブ栓7を用い、 他を図1と同様に構成した例である。(注※他の図面は省略しました、御審議下 さい)
【0030】
本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を奏する。
【0031】 (1) 洗浄液よりも見かけ比重の小さい保温食器を、洗浄液に浸漬して予備 洗浄を行うことができる。
【0032】 (2) 主浸漬槽に対し補助の浸漬槽として移動し、保温食器を運ぶ必要をな くすことができる。
【0033】 (3) 浸漬槽への保温食器の投入及び取り出しを容易にすることができる。
【図1】本発明の一実施例を示す一部を断面で示した分
解側面図。
解側面図。
【図2】図1の上面図。
【図3】準備状態を示す側面図。
【図4】保温食器の浸漬状態を示す側面図。
【図5】洗浄液の排出状態を示す側面図。
【図6】本考案の別の実施例を示す図1に相当する図
面。
面。
A・・・洗浄液 1、1A・・・浸漬槽 2・・・キャスタ 3・・・押え蓋 4・・・固定具 5・・・キャップ栓 5a・・・ひも 6・・・保温食器 7・・・バルブ栓 8・・・取り付け台
Claims (5)
- 【請求項1】 底部に排水栓を備えた浸漬槽の上面を覆
う押え蓋の穴を形成した下面を前記浸漬槽の上面より下
方に位置させると共に、該押え蓋を前記浸漬槽に固定す
る固定具を設けたことを特徴とする保温食器用浸漬槽。 - 【請求項2】 浸漬槽の底部にキャスタを付設したこと
を特徴とする請求項1記載の保温食器用浸漬槽。 - 【請求項3】 浸漬槽とキャスタとの間に取り付け台を
介装したことを特徴とする請求項2記載の保温食器用浸
漬槽。 - 【請求項4】 排水栓にキャップ栓を用いたことを特徴
とする請求項1ないし請求項3記載の保温食器用浸漬
槽。 - 【請求項5】 排水栓にバルブ栓を用いたことを特徴と
する請求項1ないし請求項記載の保温食器用浸漬槽。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001449U JP3001599U (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 保温食器用浸漬槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001449U JP3001599U (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 保温食器用浸漬槽 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001599U true JP3001599U (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=43137576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994001449U Expired - Lifetime JP3001599U (ja) | 1994-03-02 | 1994-03-02 | 保温食器用浸漬槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001599U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013156141A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Toppan Printing Co Ltd | 溶出物試験液作製装置および溶出物試験液作製方法 |
-
1994
- 1994-03-02 JP JP1994001449U patent/JP3001599U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013156141A (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-15 | Toppan Printing Co Ltd | 溶出物試験液作製装置および溶出物試験液作製方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3001599U (ja) | 保温食器用浸漬槽 | |
JP2000139803A (ja) | 食器洗浄機 | |
CN219292237U (zh) | 一种超声波清洗机 | |
JPS6217003Y2 (ja) | ||
JPH0445588U (ja) | ||
JPH09192031A (ja) | 回転式水切りざる及びその回転式水切りざるを固定する受け皿 | |
JPH08299201A (ja) | 白米濯ぎ洗い器具 | |
CN212939459U (zh) | 一种排水效果好的独立式清洗盆 | |
JP3020149U (ja) | 家庭用押し漬け器 | |
JPS5839109Y2 (ja) | 含水固形体の水切り兼保存用具 | |
JP2751282B2 (ja) | 洗浄装置付き流し台 | |
JPH10179432A (ja) | 鍋の蓋置き台 | |
JPS6239163Y2 (ja) | ||
JP3011306U (ja) | まな板漂白殺菌装置 | |
KR860003138Y1 (ko) | 씽크(Sink) 대용 접시꽂이 받침망 | |
JPS582294Y2 (ja) | 流し台 | |
JP3045360U (ja) | 食器洗浄用容器 | |
JPH0719407Y2 (ja) | まな板洗浄器具 | |
JPS63280128A (ja) | 野菜等の流し洗い装置 | |
JP3008514U (ja) | 豆腐の水切り具 | |
JPH0318281U (ja) | ||
JPH0733240U (ja) | 洗米器 | |
KR900000935Y1 (ko) | 주방용기 세트 | |
KR950005961Y1 (ko) | 식기 건조대 | |
KR960001959Y1 (ko) | 개량 수저통 |