JP3001559U - 時計ケース - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 腕時計を置時計として使用する。 【構成】 外箱２の表面の一端部寄りに腕時計５の文字
盤５ａを視認可能な開口部２ａを形成し、腕時計５を保
持する凹部３ａを有する腕時計保持部材３を外箱２の一
端部から外箱２に挿入して腕時計５の文字盤５ａを開口
部２ａに位置させ、腕時計５のベルトが収納される中箱
４を外箱２の裏面に回動可能に設け、中箱４を外箱２の
裏面方向へ回動して外箱２を置時計として立てた際の支
えとする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、時計ケースに関し、詳しくは腕時計を収納して置時計として使用で きる時計ケースに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の時計ケースは、腕時計を収納して蓋を閉じるものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

このため、時計ケースは、時計を使用している間は箪笥の中等にしまわれてい るものであった。また、使用していない腕時計は時計ケースに収納されたままで あった。

【０００４】 そこで本考案は、腕時計を置時計として使用できる時計ケースを提供すること を目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記した目的を達成するため、本考案の時計ケースは、表面一端部寄りに腕時 計の文字盤を視認可能な開口部を、裏面の略中間部から他端部に掛けて中箱の収 納部をそれぞれ形成した外箱と、該外箱の一端部から挿入されて前記文字盤を前 記開口部に位置させる腕時計保持部材と、前記腕時計保持部材側を開口し、かつ 、この開口側を軸支されて前記収納部から外箱の裏面方向へ回動可能に設けられ る中箱とで構成されることを特徴としている。

【０００６】

【作 用】

上記構成によれば、美錠側ベルトを背面へ折返した腕時計を腕時計保持部材に 収め、剣先側ベルトの先端から腕時計保持部材と共に外箱内に挿入し、両ベルト を中箱内に挿入して腕時計の文字盤を外箱の開口部に位置させて腕時計を収納す る。この収納状態で、中箱の他端部を引出して中箱を外箱の裏面方向へ回動し、 外箱の他端部を下にして外箱を立てると、中箱が支えとなって外箱が起立し、開 口部に腕時計の文字盤が表示された置時計となる。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。

【０００８】 時計ケース１は、一端部を開口した矩形の外箱２と、該外箱２の一端部から挿 入される腕時計保持部材３と、外箱２の裏面に回動可能に設けられる中箱４とで 構成されている。

【０００９】 外箱２は、表面の一端部寄りに腕時計５の文字盤５ａを視認可能な開口部２ａ を形成すると共に、裏面の略中間部から他端部に掛けて中箱４の収納部２ｂを形 成している。

【００１０】 腕時計保持部材３は、腕時計５を保持する凹部３ａを有し、該凹部３ａに腕時 計４の１２時側に取付けられる美錠側ベルト４ｂを背面側へ挿通する挿通孔３ｂ を形成しており、該挿通孔３ｂに腕時計５の美錠側ベルト５ｂを挿通して凹部３ ａに腕時計５を保持し、美錠側ベルト５ｂを腕時計５の背面側へ折返して腕時計 ５の剣先側ベルト５ｃと平行にし、剣先側ベルト５ｃの先端から外箱２内に挿入 される。

【００１１】 中箱４は、前記外箱２の収納部２ｂに収納される矩形に形成され、前記腕時計 保持部材３側を開口し、かつ、この開口側を軸支されて前記収納部２ｂから外箱 ２の裏面方向へ回動可能に設けられており、該中箱４内に前記腕時計５の美錠側 ベルト５ｂと剣先側ベルト５ｃが挿入される。

【００１２】 このように構成された時計ケース１は、腕時計保持部材３の挿通孔３ｂに腕時 計５の美錠側ベルト５ｂを挿通して凹部３ａに腕時計５を保持し、美錠側ベルト ５ｂを腕時計５の背面側へ折返して腕時計５の剣先側ベルト５ｃと平行にし、外 箱２の一端部から剣先側ベルト５ｃと美錠側ベルト５ｂを中箱４内に挿入して、 腕時計保持部材３を外箱２に挿入する。

【００１３】 これにより、腕時計５は、文字盤５ａが外箱２の開口部２ａから露出した状態 で時計ケース１内に収納される。そして、この収納状態で、中箱４の他端部を引 出して中箱４を外箱２の裏面方向へ回動し、外箱２の他端部を下にして外箱２を 立てると、中箱４が支えとなって外箱２が起立し、開口部２ａに腕時計５の文字 盤５ａが表示された置時計となる。

【００１４】 したがって、使用していない腕時計５でもこの時計ケース１に収納して置時計 として活用できる。

【００１５】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の時計ケースは、表面一端部寄りに腕時計の文字盤 を視認可能な開口部を、裏面の略中間部から他端部に掛けて中箱の収納部をそれ ぞれ形成した外箱と、該外箱の一端部から挿入されて前記文字盤を前記開口部に 位置させる腕時計保持部材と、前記腕時計保持部材側を開口し、かつ、この開口 側を軸支されて前記収納部から外箱の裏面方向へ回動可能に設けられる中箱とで 構成されており、腕時計保持部材に美錠側ベルトを背面へ折返した腕時計を収め 、剣先側ベルトの先端から腕時計保持部材と共に外箱内に挿入し、両ベルトを中 箱内に挿入して腕時計の文字盤を外箱の開口部に位置させて腕時計を収納する。 この収納状態で、中箱の他端部を引出して中箱を外箱の裏面方向へ回動し、外箱 の他端部を下にして外箱を立てると、中箱が支えとなって外箱が起立し、開口部 に腕時計の文字盤が表示された置時計となる。

【００１６】 したがって、使用していない腕時計をこの時計ケースに収納して置時計として 活用できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の一実施例を示す時計ケースの分解斜
視図である。

【図２】 同じく断面図である。

【図３】 置時計として使用した状態の斜視図である。

【符号の説明】

１…時計ケース、２…外箱、２ａ…開口部、２ｂ…中箱
の収納部、３…腕時計保持部材、４…中箱、５…腕時
計、５ａ…腕時計の文字盤

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 表面一端部寄りに腕時計の文字盤を視認
   可能な開口部を、裏面の略中間部から他端部に掛けて中
   箱の収納部をそれぞれ形成した外箱と、該外箱の一端部
   から挿入されて前記文字盤を前記開口部に位置させる腕
   時計保持部材と、前記腕時計保持部材側を開口し、か
   つ、この開口側を軸支されて前記収納部から外箱の裏面
   方向へ回動可能に設けられる中箱とで構成されることを
   特徴とする時計ケース。