JP3001540B1 - 無線選択呼び出し受信機及びその受信周波数サーチ制御方法 - Google Patents

無線選択呼び出し受信機及びその受信周波数サーチ制御方法

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JP3001540B1
JP3001540B1 JP10307204A JP30720498A JP3001540B1 JP 3001540 B1 JP3001540 B1 JP 3001540B1 JP 10307204 A JP10307204 A JP 10307204A JP 30720498 A JP30720498 A JP 30720498A JP 3001540 B1 JP3001540 B1 JP 3001540B1
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】 特別な設定動作を必要とせずに、周波数サー
チ時間を短くして消費電力の低減、迅速な同期確立を行
う。 【解決手段】 記憶部105は各エリアに対応した複数
の周波数を格納している。同期周波数格納部112は、
サンプリング時刻において同期確立していた回数をサン
プリング時刻とともに各周波数毎にそれぞれ格納する。
受信周波数制御部110は、周波数サーチが開始された
際に、周波数サーチが開始された時刻であるサーチ開始
時刻に最も近いサンプリング時刻において同期確立して
いた回数の多い周波数の順に周波数サーチを行う。した
がって、特別な設定動作を必要とせずに、周波数サーチ
に必要な時間を短く抑える。そのため、呼び出しを逃す
可能性を小さくし、周波数サーチに必要な無駄な消費電
力を抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるページャ
またはポケットベルと呼ばれる無線選択呼び出し受信機
に関し、特に無線選択呼び出し受信機における受信周波
数サーチ制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無線選択呼び出し受信機は、特定
の1つの周波数の信号を受信して、その信号に自己の呼
出しID番号が含まれている場合には、自機宛てのメッ
セージの受信があったことを通知するとともにそのメッ
セージの表示を行なっていた。しかし、この従来の無線
選択呼び出し受信機では、サービスを受けることができ
るエリアは1つに限られていため、使用している周波数
が異なる他のエリアではサービスを受けることはできな
かった。
【0003】そこで、複数のエリアをまたがってサービ
スを受けることができるマルチエリアサービスが開始さ
れた。そして、このマルチエリアサービスを受けるため
の無線選択呼び出し受信機では複数の周波数の中から現
在位置しているエリアにおいて使用されている周波数を
探し出し、その周波数の信号の受信を行なわなければな
らない。そのため、この無線選択呼び出し受信機では、
複数の登録周波数を順にサーチすることにより現在位置
しているエリアにおいて受信することができる送信信号
の検索を行なっている。
【0004】しかし、マルチエリアサービスの無線選択
呼び出し受信機では、登録周波数の数に比例してサーチ
が一巡する間隔が長くなる為、登録されるサーチ周波数
の数が多くなればなるほど、サーチ後半に位置する周波
数にてサービスしているエリアでの同期信号の検出が遅
れ、同期確立状態へ移行する為の時間が長く必要とな
る。これは、自受信機への呼び出しを逃してしまう危険
性が大きくなってしまう。また、サーチ時間が長くなる
ほどサーチのための電力消費が増大してしまうことにも
なる。
【0005】このような問題を解決するために、特開平
7−122975では、サーチが不要である周波数を予
めスキップ周波数としてスキップメモリに登録し、サー
チが行われる際にはこのスキップ周波数がサーチされな
いようにすることで、サーチの効率化、サーチ時間の短
縮化を図っている。しかし、この従来の無線選択呼び出
し受信機では、予めスキップメモリにスキップ周波数を
登録しなければならず、登録の煩わしさが問題となる。
【0006】更に特開平6−244777号公報に記載
された従来の無線選択呼び出し受信機では、1回目のサ
ーチサイクルにおいて検出された電界強度に基いて2回
目のサーチサイクルにおけるサーチの順序を再指定する
ことにより、効率的なサーチを行うようにしている。し
かし、このその効果は1回目のサーチサイクルにて受信
周波数が決定出来なかった2回目以降の場合を目的とし
ている。また、受信電界強度は場所によって異なること
から、1回目と2回目以降のサーチサイクルでは状況が
変化している場合もある。さらに、1回目と2回目以降
のサーチサイクルを一組みとしたサーチサイクルを毎回
行うこととなり効率的とは言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の無線選
択呼び出し受信機では、下記のような問題点があった。 (1)サーチ不要な周波数を予め登録する方法では、ス
キップ周波数を登録するための操作が必要となる (2)1回目のサーチサイクルにおいて検出された受信
電界強度を用いて2回目のサーチサイクルにおけるサー
チ順序を変更する法では、受信電界強度は場所によって
異なるため効果的ではなく、さらにサーチ時間が長くな
るため効率的ではない。
【0008】本発明の目的は、周波数登録等の操作を必
要とせず且つ効率的に周波数サーチを行うことができる
無線選択呼び出し受信機及び周波数サーチ制御方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の無線選択呼び出し受信機は、サービスを受
けることができる各エリアに対応した複数の周波数を格
納している記憶手段と、前記格納手段に格納されている
複数の周波数を順次サーチすることにより現在位置して
いるエリアで受信することができる周波数を検索する受
信周波数制御手段とを有する無線選択呼び出し受信機に
おいて、時刻をカウントする計時手段と、予め定められ
た時刻であるサンプリング時刻において同期確立してい
た回数を該サンプリング時刻とともに各周波数毎にそれ
ぞれ格納する同期周波数格納手段とを有し、前記受信周
波数制御手段は、周波数サーチが開始された際に、前記
複数のサンプリング時刻のうち、周波数サーチが開始さ
れた時刻であるサーチ開始時刻に最も近いサンプリング
時刻において同期確立していた回数の多い周波数の順に
周波数サーチを行うことを特徴とする本発明は、サービ
スを受けることができるあるエリアにおいて周波数サー
チが開始された場合に、受信周波数制御手段は、同期周
波数情報格納手段において格納されているサンプリング
時刻とそのときに同期確立していた各周波数毎の回数の
データに基づき、サーチ開始時刻において受信機が最も
同期確立する確率が高いと予想される周波数から順に周
波数サーチを行うようにしたものである。
【0010】したがって、ユーザによる特別な設定動作
を必要とせずに、周波数サーチの早い段階にて同期確立
動作を可能とし、周波数サーチに必要な時間を短く抑え
られる。さらに、迅速な同期確立動作は、受信機の使用
勝手を向上させるのみでなく、自受信機への呼び出しを
逃す可能性を小さくし、周波数サーチに必要な無駄な消
費電力を抑えることができる。
【0011】また、本発明の他の無線選択呼び出し受信
機は、前記受信周波数制御手段は、周波数サーチが開始
された際に、前記複数のサンプリング時刻のうち、周波
数サーチが開始された時刻であるサーチ開始時刻に最も
近い第1のサンプリング時刻および2番目に近い第2の
サンプリング時刻におけるそれぞれの同期確立回数に、
前記サーチ開始時刻と前記第1および第2のサンプリン
グ時刻との時間差分に反比例する重み付けをそれぞれ与
えた後の前記同期確立回数の和の値が多い周波数の順に
周波数サーチを行うことを特徴とする。
【0012】本発明は、サーチ開始時刻から最も近いサ
ンプリング時刻における同期確立回数のみではなく、最
も近いサンプリング時刻と次に近いサンプリング時刻に
おける同期確立回数に、サーチ開始時刻とそれぞれのサ
ンプリング時刻との時間差分に反比例する重み付けを与
えた後の同期確立回数の和の値が多い周波数の順に周波
数サーチを行うようにしたものである。したがって、時
刻と同期確立回数との関係においてより精度の高い順序
で周波数サーチ制御を行うことができる。
【0013】また、本発明の他の無線選択呼び出し受信
機は、前記受信周波数制御手段は、周波数サーチが開始
された際に、前記複数のサンプリング時刻のうち、周波
数サーチが開始された時刻であるサーチ開始時刻に最も
近い第1のサンプリング時刻および2番目に近い第2の
サンプリング時刻におけるそれぞれの同期確立回数の和
の値が多い周波数の順に周波数サーチを行うことを特徴
とする。
【0014】本発明は、サーチ開始時刻から最も近いサ
ンプリング時刻における同期確立回数のみではなく、最
も近いサンプリング時刻と次に近いサンプリング時刻に
おける同期確立回数の和の値が多い周波数の順に周波数
サーチを行うようにしたものである。したがって、時刻
と同期確立回数との関係においてより精度の高い順序で
周波数サーチ制御を行うことができるとともに計算工程
の負荷を低減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。
【0016】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の無線選択呼び出し受信機の構成を示すブロッ
ク図である。
【0017】本実施形態の無線選択呼び出し受信機は、
アンテナ101と、復調部102と、デコーダ103
と、基準発振子104と、記憶部105と、ドライバ1
06と、通報部107と、リアルタイムクロックカウン
ト部(以下RTCと略す)108と、同期制御部109
と、受信周波数制御部110と、ローカル周波数発生部
111と、同期周波数情報格納部112とから構成され
ている。
【0018】復調部102は、アンテナ101において
受信された無線信号11を増幅した後に復調して復調信
号12として出力する。
【0019】デコーダ103は、基準発振子104によ
り生成された基準クロック13と、復調信号12とから
データサンプリング用の再生クロックを生成し、復調信
号12をデコードする。更にデコーダ103は、同期確
立後に記憶部105に格納されている呼び出しID番号
と復調データに含まれている呼び出しID番号が一致す
るか否かを判定し、一致した場合には付随するメッセー
ジデータを切り出すとともに、ドライバ106を制御し
て通報手段107にて自機宛メッセージの受信があった
事を通知する。
【0020】ここで同期確立とは、自受信機宛に呼び出
しがあった場合に、その呼び出し信号の受信が可能であ
るように受信周波数が確定出来ている状態をいう。
【0021】記憶部105は、EEPROM(Elec
trical Erasable& Programa
ble Read only Memory)等の書き
換え可能な不揮発性メモリから構成され、受信機の呼び
出しID番号、エリアを識別するためのエリア識別情
報、そしてサーチ対象となる複数の周波数が格納され
る。
【0022】通報部107は、LCD、スピーカ、LE
D等により構成され、ドライバ106により駆動され
る。
【0023】リアルタイムクロックカウント手段(以下
RTC)108は、基準発振子104の基準クロック1
3を基にして、少なくとも時と分をカウントする。
【0024】同期制御部109は、記憶部105に格納
されているエリア識別情報とデコーダ103からの復調
されたエリア識別情報とを比較する。そして、同期制御
部109は、両者が一致する場合には受信すべきエリア
と判断し、呼び出し可能な同期確立状態が成立した旨を
受信周波数制御部110に通知する。不一致である場合
には、受信すべきエリアではないと判断し、周波数サー
チ状態を継続する。
【0025】ここで、同期制御部109によりエリア識
別情報が予め記憶されているエリア識別情報と一致した
場合のみ受信を行なっているのは、全てのエリアにおい
て使用される周波数が異なっているわけではなく、周波
数の有効利用を図るため同一の周波数が距離が離れた異
なるエリアにおいて使用されている場合があるからであ
る。このことにより、本来ばらばサービスを受けること
ができないようなエリアに無線選択呼び出し受信機の使
用者が移動したような場合でも、誤動作を防ぐことがで
きる。
【0026】受信周波数制御部110は記憶部105に
格納される登録周波数からサーチしようとする周波数を
一つ選択して、ローカル周波数発生部111に指定す
る。
【0027】ローカル周波数発生部111は、受信周波
数制御部110により指定された周波数の信号が復調部
102で復調されるようなローカル周波数信号を発生さ
せ復調部102に供給する。
【0028】同期周波数情報格納部112は、RTC1
08の時刻情報とそのときに同期確立していた周波数情
報が格納されている。同期周波数情報格納部112にお
ける格納内容の一例を図2に示す。
【0029】図2においてF1〜Fn(nは1以上の整
数)は、受信機に登録されている全周波数であり、一例
として周波数の種類が6の時について記載している。0
0:00〜23:00は時刻を示し、表内の数字はその
上部に示される時刻にどの周波数で何回同期確立してい
たかをカウント開始からの積算値で示す。
【0030】例えば00:00時点には、カウントを開
始してから周波数F1で9回、周波数F5で1回、その
他の周波数では同期確立していなかった事を示す。同期
周波数情報格納部112への書き込みは、RTC108
のタイミングを基に受信周波数制御部110が行う。
【0031】次に、本実施形態の動作について図3、図
4を参照して詳細に説明する。
【0032】図3は受信周波数制御部110の書き込み
に関する動作を示すフローチャートである。
【0033】無線選択呼び出し受信機の電源オン操作
後、RTC108を監視し、あらかじめ定められたサン
プリング時刻となるまで待機する(ステップ301)。
サンプリング時刻は、本実施形態では例えば毎時0分と
した。サンプリング時刻検出で、同期制御部109から
同期状態を読み出す(ステップ302)。読み出した同
期状態が同期確立状態であれば(ステップ303)、現
在ローカル周波数発生部111に設定している周波数を
確認し(ステップ304)、同期周波数情報格納部11
2の今回のサンプリング時刻00:00において、今回
確認した周波数に該当する箇所に格納されている値に1
を加算する(ステップ305)。読み出した同期状態が
同期確立状態でないならば、次回のサンプリング時刻ま
で待機する。
【0034】次に、本実施形態の受信周波数制御部11
0の動作を図4のフローチャートを用いて説明する。
【0035】使用者により電源がオンとされると、無線
選択呼び出し受信機は周波数サーチを開始する。周波数
サーチ開始時刻としてRTC108から現在時刻を読み
出す(ステップ401)。読み出した現在時刻に最も近
いサンプリング時刻を同期周波数情報格納部112より
選択決定する(ステップ402)。例えば現在時刻が午
前08:40であった場合には、図2に示すサンプリン
グ時刻から午前09:00が決定される。
【0036】決定したサンプリング時刻に格納される同
期確立回数を同期周波数情報格納部112から読み出
し、最も大きな値が格納されている周波数情報をローカ
ル周波数発生部111に設定する(ステップ403)。
図2に示す例では周波数F1の情報を設定する。もし、
同じ同期確立回数の周波数が複数存在した場合には記憶
部105に登録された順に設定しても構わない。
【0037】同期制御部109にて、記憶部105に格
納されるエリア識別情報と受信したエリア識別情報が一
致し同期確立の通知があった場合(ステップ404)
は、同期確立したと判断して本周波数に固定し周波数サ
ーチを完了する(ステップ405)。同期制御部109
から同期確立の通知が無い場合で且つ全周波数サーチ終
了でない場合(ステップ406)は、次候補周波数のサ
ーチへ移行する。
【0038】同期周波数情報格納部112を読み出し、
前述のサンプリング時刻において第2番目に同期確立の
多い周波数をローカル周波数発生部111に設定する
(ステップ407)。図2に示す例では周波数F3を設
定する。第2番目の周波数についても第1番目と同様に
周波数サーチを行い、同期確立出来なかった場合には前
述のサンプリング時刻において第3番目に同期確立の多
い周波数をローカル周波数発生部111に設定する。
【0039】このようにして、サーチ開始時刻に最も近
いサンプリング時刻に格納される同期確立回数が多い周
波数から順次サーチされるように序列する。n個の全て
の登録周波数を一巡したにも関わらず、同期確立出来な
かった場合(ステップ406)には、現在時刻を再取得
してステップ401からの動作を同期確立できるまで繰
り返す。
【0040】本実施形態による無線選択呼び出し受信機
あるいは周波数サーチ制御方法は、受信可能エリアにお
いて周波数サーチを開始した場合に、受信機が蓄積して
きた時刻データとそのときに同期確立していた周波数情
報のデータに基づき、サーチ開始時刻において受信機が
最も同期確立する確率が高いと予想される周波数から順
に周波数サーチを行う。
【0041】このことにより受信機使用者による特別な
設定動作を必要とせずに、周波数サーチの早い段階にて
同期確立動作を可能とし、周波数サーチに必要な時間を
短く抑えられる。迅速な同期確立動作は、受信機の使用
勝手を向上させるのみでなく、自受信機への呼び出しを
逃す可能性を小さくし、周波数サーチに必要な無駄な消
費電力を抑えることができる。
【0042】サービスエリアが都道府県単位となってい
るような場合を用いて具体的に説明すると、例えば、自
宅が神奈川県内にあり職場が東京都内にある人では、
9:00〜20:00の時間は東京都に該当するエリア
の周波数の同期確立回数が最も多くなり、逆にそれ以外
の時間は神奈川県に該当するエリアの周波数の同期確立
回数が最も多くなる。そのため、本実施形態における無
線選択呼び出し受信機は、9:00〜20:00の時間
は東京都に該当するエリアの周波数を最初に受信し、同
期確立ができない場合には神奈川県に該当するエリアの
周波数を次に受信する。そして、9:00〜20:00
以外の時間は神奈川県に該当するエリアの周波数を最初
に受信し、同期確立ができない場合には東京都に該当す
るエリアの周波数を次に受信するようになる。そのた
め、サーチに必要な時間を最小限に抑えることができ迅
速な同期確立が行なえるとともに呼び出しを逃してしま
う確立を小さくすることができる。
【0043】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態の無線選択呼び出し受信機について説明する。
図5は本実施形態の無線選択呼び出し受信機における受
信周波数制御部の動作を示すフローチャートである。
【0044】上記第1の実施形態では、サーチ開始時刻
に最も近いサンプリング時刻に格納されている同期確立
回数が多い周波数から順次サーチされるようにしていた
が、本実施形態では、サーチ開始時刻から最も近いサン
プリング時刻からのみではなく、サーチ開始時刻に最も
近いサンプリング時刻及び2番目に近いサンプリング時
刻のそれぞれの同期確立回数に、サーチ開始時刻とそれ
ぞれのサンプリング時刻との時間差分に反比例する重み
付けを与えた後のそれぞれの同期確立回数の和が多い周
波数の順にサーチを行うようにしたものである。
【0045】本実施形態では、第1の実施形態と同期周
波数情報格納部112の内容は同じであるが、受信周波
数制御部におけるサーチ周波数の序列付け方法が異な
る。具体的には、本実施形態は、第1の実施形態に対し
て、図4のステップ403及びステップ407の処理に
相当するステップおいて下記に示す式1を使用すること
が異なっている。 (│ts−t2│×D1n)+(│ts−t1│×D2n)……(1) ここで、tsは周波数サーチ開始時刻を示し、t1はts
に最も近いサンプリング時刻を示し、t2はtsに2番目
に近いサンプリング時刻を示し、D1n、D2nはそれぞれ
サンプリング時刻t1、t2における周波数Fnの同期確
立回数を示している。
【0046】図5において、周波数サーチ開始時刻ts
に最も近い2点のサンプリング時刻を決定し(ステップ
502)、各々のサンプリング時刻t1、t2における同
期確立回数D1n、D2nについて、それぞれサンプリング
時刻からの時間差|ts−t2|及び|ts−t1|によっ
て重み付けを施した後の和を算出する(ステップ50
3)。そして、その和が大きい順に周波数サーチを行う
(ステップ504〜ステップ507)。
【0047】第1の実施形態に比較して、サンプルデー
タ量は同じながら、時刻と同期確立周波数との関係にお
いてより精度の高い周波数サーチ順序の決定が可能とな
る。 (第3の実施形態)次に、本発明の第3の実施形態の無
線選択呼び出し受信機について説明する。本実施形態
は、サンプリング時刻に最も近い2点の時刻を決定する
までは上記第2の実施形態と同じであるが、周波数サー
チ順序を決定する際の値として、式1を使用せずに下記
の式2を使用するところが異なる。 D1n+D2n……(2) 図6は本実施形態の無線選択呼び出し受信機における受
信周波数制御部の動作を示すフローチャートである。
【0048】本実施形態では、決定した2点のサンプリ
ング時刻におけるサンプル値の加算を行い、その和が大
きい順に周波数サーチを行う。受信周波数制御部が式1
の代わりにこの式2を用いる以外は、本実施形態の動作
は図5に示したフローチャートの動作と同一のため、本
実施形態の動作フローチャートの説明は省略する。図6
におけるステップ601〜607は、それぞれ図5にお
けるステップ501〜507に対応していて、ステップ
503における式1がステップ603において式2とな
っている以外は全く同様の処理となっている。
【0049】本実施形態では、第2の実施形態に比較し
て、時刻と受信周波数との関係における精度は弱冠落ち
るが、計算行程の負荷が低減され、且つ第1の実施形態
に比較して精度の高いスキャン順序の決定が可能であ
る。
【0050】尚、上記第2及び第3の実施形態とも、式
1、式2におけるサンプリング時刻の選択は当然2点に
制限されるのもではなく、3点以上に拡張した場合にも
同様に適用することができる。
【0051】更に、上記第1、第2、第3の実施形態と
も、サンプリング時刻は図2に示すように1時間間隔あ
るいは等間隔である必要はなく、たとえば、比較的無線
選択呼び出し受信機の移動が少ないと考えられる深夜時
間帯などをサンプリング時刻に含めなければ、同期周波
数情報格納部112の記憶容量を低減させることも可能
である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、受信機
使用者による特別な設定動作を必要とせずに、周波数サ
ーチの早い段階にて同期確立動作を可能として、周波数
サーチに必要な時間を短く抑えられる。そのため、自受
信機への呼び出しを逃す可能性を小さくし、周波数サー
チに必要な無駄な消費電力を抑えることができるという
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の無線選択呼び出し受
信機の構成を示すブロック図である。
【図2】同期周波数情報格納部112における格納内容
を示す図である。
【図3】受信周波数制御部110の書き込みに関する動
作を示すフローチャートである。
【図4】受信周波数制御部110のサーチ動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態の無線選択呼び出し受
信機における受信周波数制御部のサーチ動作を示すフロ
ーチャートである。
【図6】本発明の第3の実施形態の無線選択呼び出し受
信機における受信周波数制御部のサーチ動作を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
11 無線信号 12 復調信号 13 基準クロック 101 アンテナ 102 復調部 103 デコーダ 104 基準発振子 105 記憶部 106 ドライバ 107 通報部 108 リアルタイムクロックカウント部(RTC) 109 同期制御部 110 受信周波数制御部 111 ローカル周波数発生部 301〜305 ステップ 401〜407 ステップ 501〜507 ステップ 601〜607 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 113 H04Q 7/06 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納している記憶手段と、前
    記格納手段に格納されている複数の周波数を順次サーチ
    することにより現在位置しているエリアで受信すること
    ができる周波数を検索する受信周波数制御手段とを有す
    る無線選択呼び出し受信機において、 時刻をカウントする計時手段と、予め定められた時刻で
    あるサンプリング時刻において同期確立していた回数を
    該サンプリング時刻とともに各周波数毎にそれぞれ格納
    する同期周波数格納手段とを有し、 前記受信周波数制御手段は、周波数サーチが開始された
    際に、前記複数のサンプリング時刻のうち、周波数サー
    チが開始された時刻であるサーチ開始時刻に最も近いサ
    ンプリング時刻において同期確立していた回数の多い周
    波数の順に周波数サーチを行うことを特徴とする無線選
    択呼び出し受信機。
  2. 【請求項2】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納している記憶手段と、前
    記格納手段に格納されている複数の周波数を順次サーチ
    することにより現在位置しているエリアで受信すること
    ができる周波数を検索する受信周波数制御手段とを有す
    る無線選択呼び出し受信機において、 時刻をカウントする計時手段と、予め定められた時刻で
    あるサンプリング時刻において同期確立していた回数を
    該サンプリング時刻とともに各周波数毎にそれぞれ格納
    する同期周波数格納手段とを有し、 前記受信周波数制御手段は、周波数サーチが開始された
    際に、前記複数のサンプリング時刻のうち、周波数サー
    チが開始された時刻であるサーチ開始時刻に最も近い第
    1のサンプリング時刻および2番目に近い第2のサンプ
    リング時刻におけるそれぞれの同期確立回数に、前記サ
    ーチ開始時刻と前記第1および第2のサンプリング時刻
    との時間差分に反比例する重み付けをそれぞれ与えた後
    の前記同期確立回数の和の値が多い周波数の順に周波数
    サーチを行うことを特徴とする無線選択呼び出し受信
    機。
  3. 【請求項3】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納している記憶手段と、前
    記格納手段に格納されている複数の周波数を順次サーチ
    することにより現在位置しているエリアで受信すること
    ができる周波数を検索する受信周波数制御手段とを有す
    る無線選択呼び出し受信機において、 時刻をカウントする計時手段と、予め定められた時刻で
    あるサンプリング時刻において同期確立していた回数を
    該サンプリング時刻とともに各周波数毎にそれぞれ格納
    する同期周波数格納手段とを有し、 前記受信周波数制御手段は、周波数サーチが開始された
    際に、前記複数のサンプリング時刻のうち、周波数サー
    チが開始された時刻であるサーチ開始時刻に最も近い第
    1のサンプリング時刻および2番目に近い第2のサンプ
    リング時刻におけるそれぞれの同期確立回数の和の値が
    多い周波数の順に周波数サーチを行うことを特徴とする
    無線選択呼び出し受信機。
  4. 【請求項4】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納しておき、格納されてい
    る前記複数の周波数を順次サーチすることにより現在位
    置しているエリアで受信することができる周波数を検索
    する無線選択呼び出し受信機の受信周波数サーチ制御方
    法において、 予め定められた時刻であるサンプリング時刻において同
    期確立していた回数を該サンプリング時刻とともに各周
    波数毎にそれぞれ格納しておき、 周波数サーチが開始された際に、前記複数のサンプリン
    グ時刻のうち、周波数サーチが開始された時刻であるサ
    ーチ開始時刻に最も近いサンプリング時刻において同期
    確立していた回数の多い周波数の順に周波数サーチを行
    うことを特徴とする無線選択呼び出し受信機の受信周波
    数サーチ制御方法。
  5. 【請求項5】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納しておき、格納されてい
    る前記複数の周波数を順次サーチすることにより現在位
    置しているエリアで受信することができる周波数を検索
    する無線選択呼び出し受信機の受信周波数サーチ制御方
    法において、 予め定められた時刻であるサンプリング時刻において同
    期確立していた回数を該サンプリング時刻とともに各周
    波数毎にそれぞれ格納しておき、 周波数サーチが開始された際に、前記複数のサンプリン
    グ時刻のうち、周波数サーチが開始された時刻であるサ
    ーチ開始時刻に最も近い第1のサンプリング時刻および
    2番目に近い第2のサンプリング時刻におけるそれぞれ
    の同期確立回数に、前記サーチ開始時刻と前記第1およ
    び第2のサンプリング時刻との時間差分に反比例する重
    み付けをそれぞれ与えた後の前記同期確立回数の和の値
    が多い周波数の順に周波数サーチを行うことを特徴とす
    る無線選択呼び出し受信機の受信周波数サーチ制御方
    法。
  6. 【請求項6】 サービスを受けることができる各エリア
    に対応した複数の周波数を格納しておき、格納されてい
    る前記複数の周波数を順次サーチすることにより現在位
    置しているエリアで受信することができる周波数を検索
    する無線選択呼び出し受信機の受信周波数サーチ制御方
    法において、 予め定められた時刻であるサンプリング時刻において同
    期確立していた回数を該サンプリング時刻とともに各周
    波数毎にそれぞれ格納しておき、 周波数サーチが開始された際に、前記複数のサンプリン
    グ時刻のうち、周波数サーチが開始された時刻であるサ
    ーチ開始時刻に最も近い第1のサンプリング時刻および
    2番目に近い第2のサンプリング時刻におけるそれぞれ
    の同期確立回数の和の値が多い周波数の順に周波数サー
    チを行うことを特徴とする無線選択呼び出し受信機の受
    信周波数サーチ制御方法。
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