JP2009005156A - 通信システム、受信装置及び同期検出方法 - Google Patents

通信システム、受信装置及び同期検出方法 Download PDF

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Abstract

【課題】断続的な複数の周波数帯域に渡って、有効な周波数検出を高速に実現する。
【解決手段】複数の断続的な周波数帯域(チャネルバンド)に渡って有効周波数の同期検出を行う場合で、且つ、有効周波数の存在確率が高い周波数から低い周波数へ優先順位をつけて有効周波数検出を行う際、複数のチャネルバンドに渡って優先順位の高い周波数を全て同期検出した後に、優先順位の低い周波数を同期検出する事によって、同期検出を高速化する。
【選択図】図2(a)

Description

本発明は、情報を送受信するための有効な周波数を複数の候補周波数の中から検出する通信システム、受信装置及び同期検出方法に関する。
従来より、携帯端末等の移動局を用いた通信システムにおいては、基地局から移動局へ送信される下り信号の周波数として複数の周波数が定義される。そして、これら複数の周波数の中から1つ、あるいは複数が選択され、選択された周波数を用いて下り信号が送信される。
図18(a)は、従来の周波数領域検索であるバンドサーチを説明するために周波数領域を模式的に示す図である。
例えば、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)方式の規格である3GPP(3rd Generation Partnership Project)においては、図18(a)に示すように、2110MHzから2170MHzの間の両端の2.5MHzを除いた周波数領域にて200kHz間隔でラスター(Raster)と呼ばれる276個の周波数が設定される。そして、設定された周波数の中から有効周波数が選択され、選択された有効周波数を中心とする送信帯域を用いて下り信号が送信される。なお、ラスターは、システムの送信帯域の中に中心周波数を配置する最小単位として定義されている。
また、移動局は、電源投入時あるいは圏外検出時に、候補となる周波数から有効周波数を検出し、さらに基地局との間にて同期を確立する。この有効周波数を検出する処理はバンドサーチ処理と呼ばれている。有効周波数の検出には、同期信号と呼ばれる既知の信号を用いる場合がある。このバンドサーチ処理を高速化する方法として、隣接する複数の周波数をブロック化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、3GPPのRelease7では、オペレータが所有する周波数帯域内で、狭帯域から広帯域まで複数の送信帯域幅(1.25,2.5,5,10,15,20MHz)を設定可能とすることが検討されている(例えば、非特許文献1 7.1.1章参照)。
さらに、このような複数の帯域幅を設定可能なシステムに関して、複数の帯域幅の中心周波数を一致させ、且つその中心周波数はラスターの整数倍とし、同期信号(SCH:Synchronization channel)を中心の帯域に配置することが提案されている(例えば、非特許文献2参照。)。
さらに、従来法として、通信に利用する周波数に優先順位が付けられているシステムがある。優先順位が高い周波数は、有効周波数の検出確率が高い周波数であるため、優先順位の高い周波数から順次検出試行する事で有効周波数検出を早める事が出来る(例えば、特許文献2及び3参照。)。
一方で、3GPPのRelease7、3GPP Long Term Evolution(LTE)、WiMAXも含めて近年、マルチパス耐性の優れたOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)/OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)が移動通信で用いられる傾向にある。その際、サブキャリア間隔などのパラメータはフェージング耐性を考慮して設定されるため、サブキャリア間隔がラスターの整数倍にならないこともあり、バンドサーチ処理や同期処理の簡略化が困難となる。
さらに、3GPPのRelease7及びLTEでは、断続的な周波数帯であるチャネルバンドが多く定義されている。これは、国によってサービスの提供できる周波数帯が異なるためである。国際ローミングにおいては、端末はこれら多数のチャネルバンドを対象にバンドサーチを行う必要があり、演算時間と消費電力とが大きくなる問題がある(例えば、非特許文献3参照。)。
図18(b)は、従来法による複数チャネルバンドのバンドサーチの一例を示す図である。
図18(b)に示すように従来法による複数チャネルバンドのバンドサーチにおいては、まず、チャネルバンド1のサーチ帯域を200kHz間隔でバンドサーチし、検出しないと次にチャネルバンド2を200kHz間隔でバンドサーチする。
特開2003−244083号公報 特許第2814782号公報 特開昭63−158926号公報 3GPP TR 25.814.V1.1.1 (2006-2) Physical Layer Aspects for Evolved UTRA (Release 7) 3GPP R1-060311 SCH Structure and Cell Search Method for E-UTRA Downlink 3GPP TR 25.104.V7.6.0 (2007-3) Base Station (BS) radio transmission and reception (FDD) (Release 7) 5章
しかしながら、上述した方法においては、設定された多数の候補周波数について有効波の有無を順次検索しているため、有効周波数を検出するバンドサーチ処理に要する時間が長くなってしまうという問題点がある。
また、多数の周波数について有効波の有無を順次検索するのに演算量が多く必要であり、さらに伝送方式としてOFDMを用いる場合、サブキャリア間隔がラスターの整数倍でないと、候補となる周波数ごとの演算において中間結果などを相互に参照できないため、演算量を削減できず、それにより、バンドサーチ処理に要する消費電力が大きくなってしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、複数チャネルバンドの検出においても有効な周波数検出処理を高速に実現することができる通信システム、受信装置及び同期検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
同期確立するための同期信号を送信する送信装置と、前記同期信号を検出する事によって同期確立する受信装置とを有してなる通信システムにおいて、
前記受信装置は、断続的な複数の周波数帯域に渡って、前記同期信号の検出を、有効周波数の存在確率の高い周波数から低い周波数へ順次移行して試行することを特徴とする。
以上説明したように本発明においては、断続的な複数の周波数帯域に渡って、同期信号の検出の試行を行う場合、受信装置にて、同期信号の検出の試行を行う周波数を複数の周波数帯域のそれぞれの有効周波数の存在確率の高い周波数の同期信号を検出した後に、順次、有効周波数の存在確率の低い周波数の同期信号を検出することによって、複数の周波数帯域に渡って有効な周波数検出処理を高速に実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。
本形態は図1に示すように、送信装置である送信機1と、送信機1と通信を行う受信装置である受信機2とから構成されている。さらに、送信機1は、同期信号生成部3と、同期信号送信部4とから構成されている。また、受信機2は、同期信号検出部5と、周波数制御部6とから構成されている。同期信号生成部3は、送信機1と受信機2との間にて同期をとるための同期信号を生成する。同期信号送信部4は、同期信号生成部3にて生成された同期信号を受信機2へ送信する。周波数制御部6は、送信機1から送信された同期信号を検出するための周波数を同期信号検出部5へ出力する。同期信号検出部5は、周波数制御部6から出力された周波数を用いて同期信号を検出し、その検出結果を周波数制御部6へ通知する。
図2(a)は、図1に示した形態における同期チャネルの並列バンドサーチを説明するためのフローチャートである。
これは、有効周波数の存在確率に基づいて優先順位1〜Iの周波数を設定している場合において、断続的な複数の周波数帯域であるチャネルバンドの、チャネルバンド1からHをバンドサーチする例である。このとき、有効周波数の存在確率に基づいて優先順位1〜Iの周波数を設定しているが、各チャネルバンドにおける優先順位1〜Iの周波数の合計は、各チャネルバンドにおける有効周波数が存在し得る全周波数の個数に等しい。
まず、ステップS51にて、変数iが初期値である0に設定され、ステップS52にて、変数hが初期値である0に設定される。そして、ステップS53にて、チャネルバンド1内の優先順位1の周波数のバンドサーチ(同期検出試行)が行われる。ここで有効周波数が検出された場合、処理は終了するが、付加的な機能としてステップS64でチャネルバンド(h+1)を特定する事もできる。
一方、ステップS53にて有効周波数が検出されない場合、H個の全てのチャネルバンドで優先順位1の周波数のバンドサーチが終了したかどうかがステップS54にて判断される。終了していないと判断された場合、ステップS55にて次のチャネルバンドに移り、上述したステップS53のチャネルバンド2の優先順位1のバンドサーチを行う。
一方、ステップS54でH個全てのチャネルバンドの優先順位1の周波数のバンドサーチが終了したと判断されると、I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了したかどうかがステップS56にて判断される。I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了していないと判断されると、ステップS57にて次の優先順位に移り、上述したステップS52にて、変数hが初期値である0に設定され、ステップS53でチャネルバンド1内の優先順位2の周波数のバンドサーチを行う。
一方、ステップS56でI個全ての優先順位の周波数のバンドサーチが終了したと判断されると、全チャネルバンド内に有効周波数が存在しないと判断される。
また、ステップS64にて特定したチャネルバンド情報を利用して、チャネルバンドを固定してその中で、より詳細に全優先順位の全優先順位の周波数のバンドサーチを行う事や、予め記憶しているチャネルバンド情報と地域情報の関連から国などの地域情報を特定することもできる。
図2(b)は、図2(a)の応用例を示すフローチャートである。
ステップS51〜S55及びステップS64の動作は図2(a)と同じである。
ステップS54にてH個全てのチャネルバンドの優先順位1の周波数のバンドサーチが終了したと判断されると、I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了したかどうかがステップS56にて判断される。I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了していないと判断されると、ステップS58にて次の優先順位2に移る。このときh=H−1なので、ステップS59にてチャネルバンドH内の優先順位2の周波数のバンドサーチが行われる。ここで有効周波数が検出された場合、ステップS65にてチャネルバンド(h+1)が特定され、処理は終了する。
一方、ステップS59にて有効周波数が検出されない場合、H個の全てのチャネルバンドで優先順位2の周波数のバンドサーチが終了したかどうかがステップS60にて判断される。H個の全てのチャネルバンドで優先順位2の周波数のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS61にてhを1減らして次のチャネルバンドに移り、ステップS59でチャネルバンドH−1の優先順位2の周波数のバンドサーチが行われる。
一方、ステップS60でH個全てのチャネルバンドの優先順位2の周波数のバンドサーチが終了したと判断されると、I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了したかどうかがステップS62にて判断される。I個全ての優先順位の有効周波数のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS63にて次の優先順位3に移る。このときh=0なので、ステップS53ではチャネルバンド1内の優先順位3の周波数のバンドサーチが行われる。
一方、ステップS62でI個全ての優先順位の周波数のバンドサーチが終了したと判断されると、全チャネルバンド内に有効周波数が存在しないと判断される。
この方法においては、図2(b)では、(a)と比較してhの初期化を度々行わないことから検出試行するチャネルバンドの変更頻度が少ないという利点がある。
また、ステップS64もしくはステップS65にて特定したチャネルバンド情報を利用して、チャネルバンドを固定してその中で、より詳細に全優先順位の周波数のバンドサーチを行う事や、予め記憶しているチャネルバンド情報と地域情報の関連から国などの地域情報を特定することもできる。
図3は、本発明の一形態として図1に示した形態におけるチャネルバンド1とチャネルバンド2の並列サーチを説明するために周波数領域を模式的に示す図である。このとき、優先順位のあるバンドサーチの一例として、段階バンドサーチ法を用いている。
図3に示すように、受信機2の周波数制御部6は、同期信号の検出を行うための候補周波数を、チャネルバンド1とチャネルバンド2内で粗く間引いたものから間引かないものへ順次段階的に切り替えながら出力し、チャネルバンド1とチャネルバンド2の間の周波数帯はバンドサーチしない。
図3において、(a)は同期検出の第1段階目で試行を行う優先順位の高い候補周波数を示し、以降、(b)は第2段階目、(c)は第3段階目の候補周波数を示す。段階が進み優先順位が低くなるほど候補周波数の間隔は狭くなる。
チャネルバンド1とチャネルバンド2の間の周波数帯はバンドサーチしない。
送信機1においては、受信機2の周波数制御部6が出力する周波数の早い段階のものに同期信号を乗せるように同期信号送信部4の送信周波数が設定される。それによって、早い段階の有効周波数存在確率を上げる。
また、送信機1の同期信号生成部3にて生成される同期信号は、時間軸上で同じパターンを繰り返すものか、または送受信間で既知の信号であれば良い。また、受信機2の同期信号検出部5は、同期信号が時間軸上で同じパターンが繰り返される場合、遅延検波により検出し、同期信号が既知のパターンであれば同期検波により検出を試みる。また、同期信号およびその検出部の構成は、本発明の効果を限定するものではなく、どのような方法であってもかまわない。
また、特許公開2003−244083号公報に記載されているように、サーチ周波数帯域を複数のブロックに分けて電力検出を行い、電力検出された帯域に絞って本発明の方法でバンドサーチ処理を行っても良い。
以下に、図1に示した通信システムにおける同期検出方法について説明する。
図4は、図1に示した通信システムの受信機2における段階バンドサーチ法における同期検出方法を説明するためのフローチャートである。
チャネルバンド1とチャネルバンド2を並列サーチする場合の例を示す。このとき、優先順位のあるバンドサーチの一例として、段階バンドサーチ法を用いている。
ここで、BSS_UE(k)を第k+1段階のバンドサーチにおける受信側周波数変更量(バンドサーチステップ)とし、表1に示すように定義する。
Figure 2009005156
まず、ステップS1にて変数kが初期値である0に設定され、チャネルバンド1において、BSS_UE(0)幅の優先順位の高い受信側候補周波数に対して同期検出がステップS2にて行われる。有効周波数が検出されたかどうかがステップS3にて判断され、検出された場合、処理は終了する。
一方、有効周波数が検出されない場合、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の受信側候補周波数がチャネルバンド1内に存在するかどうかがステップS4にて判断される。つまり、簡単な例を挙げて具体的に説明すると、有効周波数の同期検出を行うサーチ周波数帯域が、2000MHz〜2005MHzである場合、最初に同期検出を行った候補周波数が2003.2MHzであるとすると、BSS_UE(0)幅は3.2MHzであるため、次の候補周波数が2006.4MHzとなり、周波数帯域を超えてしまい、次の候補周波数が存在しないこととなる。なお、ここで挙げた例は、説明の便宜上、設定した値を使用しており、現実に用いられる値ではない。
ステップS4にて、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の候補周波数が存在すると判断された場合、次の候補周波数がステップS5にて設定され、ステップS2の同期検出が行われる。
また、ステップS4にて、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の候補周波数が存在しないと判断された場合、つまり、チャネルバンド1において、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる有効周波数の検出処理が終了したと判断された場合、次に、チャネルバンド2に移る。
チャネルバンド2において、BSS_UE(0)幅の受信側候補周波数に対して同期検出がステップS6にて行われる。そして、有効周波数が検出されたかどうかがステップS7にて判断される。有効周波数が検出された場合、処理は終了する。
一方、有効周波数が検出されない場合、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の受信側候補周波数がチャネルバンド2内に存在するかどうかがステップS8にて判断される。
ステップS8にて、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の候補周波数が存在すると判断された場合、次の候補周波数がステップS9にて設定され、ステップS6の同期検出が行われる。
また、ステップS8にて、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる次の候補周波数が存在しないと判断された場合、つまり、チャネルバンド2において、BSS_UE(0)幅のバンドサーチによる有効周波数の検出処理が終了したと判断された場合、全てのチャネルバンドにおける第1段階のバンドサーチが終了したので、全ての段階のバンドサーチが終了したかどうか、BSS_UE(0)の値とラスターの値とがステップS10にて比較される。ここでラスターの値は、200kHzとする。また、BSS_UE(k)の値は、ラスターの値の整数倍となっている。
BSS_UE(0)の値がラスターの値よりも大きな値であるため、ステップS11にてk=k+1とし、次段階であるBSS_UE(1)についてステップ2からBSS_UE(0)における処理と同様の処理が行われる。
いずれかのBSS_UE(k)において有効周波数が検出されない限り、BSS_UE(k)の値がラスターの値以下になるまでステップS2〜S9の処理が行われる。図3にて説明したように、受信側周波数変更量を大きな値から小さな値へ、つまり、候補周波数を既定の周波数帯域の内で粗く間引いたものから間引かないものへ順次段階的に切り替えながら、チャネルバンド1及びチャネルバンド2内の同期検出が行われることとなる。BSS_UE(k)の値がラスターの値以下になっても有効周波数が検出されない場合は、チャネルバンド1及びチャネルバンド2内に有効周波数が存在しないと判断される。
図5は、図4に示したフローチャートの破線で示す各チャネルバンドの第k段階バンドサーチをさらに具体化したフローチャートである。
ここで、同期信号の帯域幅をSCH_BWとする。また、有効周波数を検出する各チャネルバンドのサーチ周波数帯域の下限周波数をf_Lとし、上限周波数をf_Hとする。また、図5に示したF,G,Jは、チャネルバンド1の場合は、図4に示したA,B,Cの矢印とそれぞれ一致し、また、チャネルバンド2の場合はC,D,Eの矢印とそれぞれ一致する。
まず、図5にはないが、図4のステップS1において、式1に示すように、変数kが初期値である0に設定され、最大バンドサーチステップBSS_UE(0)から同期検出が開始される。
Figure 2009005156
各チャネルバンドの第k+1段階のバンドサーチはFから始まり、ステップS22にて式2を用いてNtmpが計算される。ここで[]は[]内の値の小数点以下を切り捨てるものとする。
Figure 2009005156
そして、ステップS23にて式3によって、(f_L+SCH_BW/2)と(Ntmp×BSS_UE(k))とが比較される。
Figure 2009005156
ステップS23にて、(f_L+SCH_BW/2)と(Ntmp×BSS_UE(k))とが等しくはないと判断された場合、ステップS24にて式4の計算が行われる。
Figure 2009005156
ここで、式2、式3及び式4の計算の結果、式2の[]内に少数点以下の値が存在する場合、切り上げる動作を行う。
そして、式5によって、(f_H−SCH_BW/2)と(Ntmp×BSS_UE(k))とが比較され、バンドサーチを行う候補周波数が、f_Hに対してSCH_BW/2の余裕を持つ値以下かどうかがステップS25にて判断される。
Figure 2009005156
また、ステップS23にて、(f_L+SCH_BW/2)と(Ntmp×BSS_UE(k))とが等しいと判断された場合は、ステップS24の処理は行われず、ステップS25の処理が行われる。
ステップS25にて、(Ntmp×BSS_UE(k))が(f_H−SCH_BW/2)以下であると判断された場合、ステップS26にて式6にしたがって候補周波数f(k,Ntmp)が計算される。
Figure 2009005156
そして、式6にしたがって計算された候補周波数f(k,Ntmp)に対してステップS27にて同期検出が行われ、同期が検出されたかどうかがステップS28にて判断され、検出された場合、バンドサーチ処理は終了する。
一方、ステップS28にて同期が検出されなかった場合は、ステップS29にて式7にしたがってNtmpの値を1増加させ、再度ステップS25の処理が行われる。
Figure 2009005156
また、ステップS25にて、(Ntmp×BSS_UE(k))が(f_H−SCH_BW/2)よりも大きな値であると判断された場合は、Jに抜けて、次のチャネルバンドもしくは図4のステップS10に出力される、ステップS11において、kの値が更新され再度ステップS22の処理を行う。
図6は、図5に示したフローチャートを用いて説明した段階バンドサーチ処理を模式化した図である。ここでは、簡単のため1つのチャネルバンドのサーチ帯域の検出について詳細に述べている。
図6(a)は、段階バンドサーチ処理の1段階目において同期検出が行われる候補周波数を示す。1段階目は、サーチ周波数帯域(f_L〜f_H)の上限と下限とにそれぞれSCH_BW/2の余裕を持った範囲内に存在する候補周波数f(0,0)とf(0,1)との同期検出が行われる。この時、f(0,1)とf(0,0)の差はBSS_UE(0)である。
図6(b)は、段階バンドサーチ処理の2段階目において同期検出が行われる候補周波数を示す。2段階目では、BSS_UE(1)分、離れた候補周波数はサーチ周波数帯域内に、f(1,0)〜f(1,3)の4個が存在するが、破線矢印で示すf(1,1)及びf(1,3)は1段階目で既に同期検出を試み、検出されなかった周波数のため、再度同期検出処理は行われない。
同様に、図6(c)は、段階バンドサーチ処理の3段階目において同期検出が行われる候補周波数を示す。3段階目では、BSS_UE(2)分、離れた候補周波数はサーチ周波数帯域内に、f(2,0)〜f(2,7)の8個が存在するが、破線矢印で示すf(2,0)、f(2,2)、f(2,4)、f(2,6)は1段階目及び2段階目で既に同期検出を試み、検出されなかった周波数のため、再度同期検出処理は行われない。
同様に、図6(d)は、段階バンドサーチ処理の5段階目において同期検出が行われる候補周波数を示す。このとき、BSS_UE(4)はRasterと等しいため、従来と同様にラスターの精度でバンドサーチをすべて実行することができる。
ここでは、簡単のため1つのチャネルバンドのサーチ帯域の検出について述べた。複数のチャネルバンドにまたがる場合は、図3に示すように、第1段階のチャネルバンド1内の候補周波数(#1,#2)を同期検出した後、第1段階のチャネルバンド2内の候補周波数(#3,#4)を同期検出する。次に第2段階のチャネルバンド1内の候補周波数(#5,#6)を同期検出した後、第2段階のチャネルバンド2内の候補周波数(#7,#8)を同期検出する。次に第3段階のチャネルバンド1内の候補周波数(#9,#10,#11,#12)を同期検出した後、第3段階のチャネルバンド2内の候補周波数(#13,#14,#15,#16)を同期検出する。
図7(a)は、図2(a)に示したフローチャートに段階バンドサーチ法を用いる場合を説明するためのフローチャートである。段階バンドサーチ法において、早い段階のバンドサーチは、有効周波数の存在確率が高いため、図2(a)における優先順位iを段階kに置き換えると等価になる。チャネルバンド1からHをバンドサーチする例である。
まず、ステップS71にて変数kが初期値である0に設定され、ステップS52にて変数hが初期値である0に設定される。そして、ステップS72にてチャネルバンド1内の第1段階のバンドサーチが行われる。ここで有効周波数が検出された場合、ステップS64にてチャネルバンド(h+1)が特定され、処理は終了する。
ここでステップS72の詳細内容は、図5と同じである。図5に示したF,G,Jは、図7(a)に示した矢印L,M,Nに当たる。
一方、有効周波数が検出されない場合、H個の全てのチャネルバンドで第1段階のバンドサーチが終了したかどうかがステップS54にて判断される。個の全てのチャネルバンドで第1段階のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS55にて次のチャネルバンドに移り、ステップS72でチャネルバンド2の第1段階のバンドサーチを行う。
一方、ステップS54でH個全てのチャネルバンドの第1段階のバンドサーチが終了したと判断されると、最大段階数であるK個全ての段階のバンドサーチが終了したかどうかステップS73にてが判断される。K個全ての段階のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS74にて次の段階に移る。そして、ステップS52にて、変数hが初期値である0に設定され、ステップS72でチャネルバンド1内の第2段階のバンドサーチを行う。最大段階数Kは、例えば、表1の例では5である。
一方、ステップS73でK個全ての段階のバンドサーチが終了したと判断されると、全チャネルバンド内に有効周波数が存在しないと判断される。
また、図2(b)にて説明したステップS65にて特定したチャネルバンド情報を利用して、チャネルバンドを固定してその中で、より詳細に全段階のバンドサーチを行う事や、予め記憶しているチャネルバンド情報と地域情報の関連から国などの地域情報を特定することもできる。
図7(b)は、図7(a)の応用例を示すフローチャートである。
ステップS71、ステップS52、ステップS72、ステップS64、ステップS54及びステップS55の動作は図7(a)と同じである。また、図5示したF,G,Jは、図7(b)に示した矢印P,Q,Rに当たる。
ステップS73で最大段階数であるK個全ての段階のバンドサーチが終了したかどうかが判断される。K個全ての段階のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS76にて第2段階に移る。ここでh=H−1なので、ステップS77にてチャネルバンドH内の第2段階のバンドサーチが行われる。ここで有効周波数が検出された場合、ステップS65にてチャネルバンド(h+1)が特定され、処理は終了する。
ここでステップS77の詳細内容は、図5と同じである。図5示したF,G,Jは、図7(b)に示した矢印T,U,Wに当たる。
一方、有効周波数が検出されない場合、ステップS60でH個の全てのチャネルバンドで第2段階のバンドサーチが終了したかどうかが判断される。H個の全てのチャネルバンドで第2段階のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS61で1減算して、次のチャネルバンドに移り、ステップS77でチャネルバンドH−1の第2段階のバンドサーチが行われる。
一方、ステップS60でH個全てのチャネルバンドの第2段階のバンドサーチが終了したと判断されると、ステップS78で最大段階数であるK個全ての段階のバンドサーチが終了したかどうかが判断される。K個全ての段階のバンドサーチが終了していないと判断された場合、ステップS79で次の段階に移る。このとき、h=0なので、ステップS72ではチャネルバンド1内の第3段階のバンドサーチが行われる。
一方、ステップS78でK個全ての段階のバンドサーチが終了したと判断されると、全チャネルバンド内に有効周波数が存在しないと判断される。
この方法においては、図7(b)はhの初期化を度々行わないことから検出試行するチャネルバンドの変更回数が少ないという利点がある。
また、ステップS64もしくはステップS65にて特定したチャネルバンド情報を利用して、チャネルバンドを固定してその中で、より詳細に全段階のバンドサーチを行う事や、予め記憶しているチャネルバンド情報と地域情報の関連から国などの地域情報を特定することもできる。
図8は、図1に示した通信システムの送信機1における段階バンドサーチ法における同期信号の送信周波数を決定する手順を説明するためのフローチャートである。
受信機2ではバンドサーチを行うときに、同期信号検出を試行する周波数を、段階的にステップサイズを変えて決定するものとする。一方、送信機1では、複数のバンドサーチステップのうち、同期信号を送信する周波数fp_s1を、システムの送信帯域内(fL_s1〜fH_s1)に同期信号の帯域(SCH_BW)を確保しながら、バンドサーチステップが最大になるように決定する。
まず、周波数を最も粗く間引いた状態となるような最大バンドサーチステップがステップ31にて設定される。設定されたバンドサーチステップを用いて所定の式によって同期信号を挿入する同期信号周波数が送信側候補周波数として計算される。計算された送信側候補周波数で同期信号を送信可能かどうか、つまり当該送信側候補周波数がシステム周波数帯域内に存在するかどうかがステップ32にて判断される。
送信可能でないと判断された場合、ステップ33にて順次段階的にバンドサーチステップを小さな値に設定して、つまり間引かないものに変更する。変更されたバンドサーチステップを用いて再度送信側候補周波数が計算される。計算された送信側候補周波数で同期信号が送信可能かが判断され、送信可能であると判断された場合に、ステップ34にて当該送信側候補周波数が同期信号周波数として決定される。
このようにして、送信側の同期信号周波数をできるだけ大きなバンドサーチステップの整数倍に設定する事によって、小さなkのBSS_BS(k)の整数倍の周波数の有効周波数の存在確率を上げて、優先順位の高い周波数とすることができる。
図9は、図1に示した通信システムの送信機1における段階バンドサーチ法における同期信号の送信周波数を決定する手順について、他の決定方法を説明するためのフローチャートである。
ここで、BSS_tmpは、最大送信側周波数変更量である最大バンドサーチステップBSS_s1を求める変数であると定義する。
まず、バンドサーチステップの最小値が設定される。すなわち、ラスターの値Rasterがバンドサーチステップの初期値として、ステップ41にて式8のように設定される。
Figure 2009005156
このとき、ラスターが定義されていない場合は、予め設定されたバンドサーチステップの最小値が設定される。
そして、ステップ42にて、式9を用いてNL_tmpが計算される。ここで[]は[]内の値の小数点以下を切り捨てるものとする。
Figure 2009005156
そして、ステップ43にて、式10によって、(fL_s1)と(NL_tmp×BSS_tmp)とが比較される。
Figure 2009005156
ステップ43にて、(fL_s1)と(NL_tmp×BSS_tmp)とが等しくはないと判断された場合、ステップ44にて式11の計算が行われる。
Figure 2009005156
ここで、式9、式10及び式11の計算の結果、式9の[]内の除算に少数点以下に値が存在する場合、その値を切り上げる動作が行われる。
そして、ステップ45にて式12にしたがって、変数NH_tmpが計算される。また、ステップ43にて、fL_s1と(NL_tmp×BSS_tmp)とが等しいと判断された場合は、ステップ44の処理は行われず、ステップ45の処理が行われる。
Figure 2009005156
その後、ステップ46にて式13によって、NL_tmpとNH_tmpとが比較される。
Figure 2009005156
NL_tmpとNH_tmpとが等しくはないと判断された場合、BSS_tmpは最大値に達していないため、ステップ47にて式14にしたがってバンドサーチステップBSS_tmpの値が大きな値に計算される。そして、再度ステップ42〜45の処理が行われる。
Figure 2009005156
一方、NL_tmpとNH_tmpとが等しいと判断された場合は、BSS_tmpは最大値に達しているため、式15、式16、及び式17にしたがって同期信号を送信する周波数fp_s1がステップ48にて決定される。
Figure 2009005156
Figure 2009005156
Figure 2009005156
このように、送信側における同期信号を送信する周波数の決定は、バンドサーチステップを大きい値から小さい値に変更するか、小さい値から大きい値に変更するかに関わらず求めることが出来る。
図10は、段階バンドサーチ法における同期信号の周波数領域での配置を模式的に示す図である。ここでは、OFDM信号を想定している。
図10(a)では、システムの送信帯域TBW_s1=5MHzであり、301個のサブキャリアから成るOFDM信号を送信するものとする。また、fc_s1はシステムs1の中心周波数である。また、同期信号SCHの帯域SCH_BWは1.25MHzとし、同期信号の中心周波数fp_s1はシステムの中心周波数fc_s1とは独立に設定可能であるものとする。
このとき、TBW_s1はSCH_BWよりも大きいため、ラスターが十分小さな値である場合、図8あるいは図9のフローチャートを用いて説明した処理において、大きなBSS_s1を選択できる。
以下に、具体的な数値の例を挙げて説明する。
具体例として、fL_s1=2130.9MHz、fc_s1=2133.4MHz、fH_s1=2135.9MHz、Raster=200kHz、バンドサーチステップの最大値を6.4MHz、及び、サブキャリア間隔Δf=15kHzとする。ここでは、図8に示したフローチャートに従い、バンドサーチステップの最大値から順次バンドサーチステップを小さくして説明する。
まず、最大のバンドサーチステップ6.4MHzにおいて、送信帯域内にSCH_BWの余裕を取った帯域2131.525MHz〜2135.275MHz間に、バンドサーチステップ6.4MHzの整数倍となる同期信号周波数が存在するかどうかが判断される。ここでは、バンドサーチステップ6.4MHzの整数倍となる同期信号周波数は存在しない。
そのため、バンドサーチステップを次段階の3.2MHzとし、帯域2131.525MHz〜2135.275MHz間に、バンドサーチステップ3.2MHzの整数倍となる同期信号周波数が存在するかどうかが判断される。このとき、候補として、2134.4MHzが存在する。
しかし、2134.4MHzは、fc_s1との差が1MHzであり、Δfである15kHzで割り切れない。これは、この周波数がサブキャリア周波数でないことを意味するため、同期信号を配置するサブキャリアがシステムのサブキャリア周波数と一致しなくなるため、fp_s1に設定することが不適切であると判断され、さらに、バンドサーチステップを次段階の1.6MHzとする。帯域2131.525MHz〜2135.275MHz間に、バンドサーチステップ1.6MHzの整数倍となる同期信号周波数は、2132.8MHzと,2134.4MHzとの2つの候補が存在する。
ここで、2132.8MHzはfc_s1との差が600kHzであり、Δfで割り切れるため、同期信号を配置するサブキャリアはシステムのサブキャリア周波数と一致すると判断され、fp_s1=2132.8MHzとされる。このとき、fp_s1はサブキャリア番号111である。
次に、図10(b)では、システムの送信帯域TBW_s2=1.25MHzであり、75個のサブキャリアから成るOFDM信号を送信するものとする。また、fc_s2はシステムs2の中心周波数である。また、同期信号SCHの帯域SCH_BWは1.25MHzとする。
例えば、図9に示したフローチャートを用いて説明した処理においては、TBW_s2=SCH_BWのため、BSS_s2=Rasterとなり、fp_s2=fc_s2となる。
以上の説明においては、式6及び式17において、同期信号の周波数をバンドサーチステップの整数倍としたが、バンドサーチステップの整数倍にオフセットを加算して式18及び式19としてもよい。
Figure 2009005156
Figure 2009005156
式18及び式19に伴い、図5に示したフローチャートを用いて説明した処理における式2は式20に、また式3は式21に、また式5は式22に、式6を式19に置き換えられる。
Figure 2009005156
Figure 2009005156
Figure 2009005156
図11は、3GPPのLTEにおける一般的なサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。
図11に示すように、3GPPのLTEでは、受信機のDC(Direct Current:直流)成分カットの簡易構成のために、システム帯域の中心周波数のサブキャリアは、DCサブキャリアという通常のサブキャリアとは異なるサブキャリアを定義する。定義されたサブキャリアにおいては、データ送信しない。システムs3は、通常のデータ送信サブキャリア133,135,139,141と、そのシステム帯域TBW_s3の中心周波数fc_s3のデータを送信しないDCサブキャリア134,140とから構成されている。また、帯域SCH_BWの同期信号のサブキャリア130,132,136,138を所定の同期信号挿入周期で挿入し、その中心周波数領域131,137は同期信号を送信しない領域となる。
図12は、段階バンドサーチ法におけるサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。
図12に示すように、システムs4は、通常のデータ送信サブキャリア145,147,151,153と、そのシステム帯域TBW_s4の中心周波数fc_s4のデータを送信しないDCサブキャリア146,152とから構成されている。また、中心周波数fc_s4からずらした同期信号のサブキャリア142,144,148,150を所定の同期信号挿入周期で挿入し、その中心周波数fp_s4の中心周波数領域143,149であるサブキャリアはDCサブキャリア146,152と同様に同期信号を送信しない。
また、サブキャリア間隔と受信機との関係において、DCサブキャリアを設けることが不要なシステムでは、システムの中心周波数fcにデータを含まないための構成は、中心周波数fcをサブキャリア間の周波数に設定することで実現することができる。
図13は、DCサブキャリアを設けることが不要なシステムにおける段階バンドサーチ法を用いた場合のサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。
図13に示すように、システムs5は、通常のデータ送信サブキャリア157,159,163,165から構成され、そのシステム帯域TBW_s5の中心周波数fc_s5は、データ通信サブキャリア157,163とデータ通信サブキャリア159,165との間の周波数領域158,164となる。また、中心周波数fc_s5からずらした同期信号のサブキャリア154,156,160,162を所定の同期信号挿入周期で挿入し、その中心周波数fp_s5がそれぞれ同期信号のサブキャリア154,160と同期信号のサブキャリア156,162との間の周波数領域155,161となる。
図14は、DCサブキャリアが設けられたシステムにおける同期信号送信時の周波数軸上のサブキャリアを模式化した図である。
図14に示すように同期信号は、同期信号を含むサブキャリア170,172と、DCサブキャリア171とから構成されている。DCサブキャリア171は、同期信号の中心周波数fpに配置され同期信号を含まない。
また、DCサブキャリアを設けることが不要なシステムにおいては、同期信号の中心周波数fpに同期信号を含まないための構成は、fpを同期信号を含むサブキャリア間の周波数に設定することで実現することができる。
図15は、DCサブキャリアを設けることが不要なシステムにおける同期信号送信時の周波数軸上のサブキャリアを模式化した図である。
図15に示すように同期信号は、同期信号を含むサブキャリア173,174から構成されている。そして、同期信号の中心周波数fpを同期信号を含むサブキャリア173と同期信号を含むサブキャリア174との間の周波数になるように設定する。
図16は、段階バンドサーチ法の通信システムを無線通信方式を用いた無線通信システムに適用した場合の一形態を示す図である。
本形態は図16に示すように、基地局101と、移動局112とから構成されている。基地局101と、移動局112との間にて、電波111が送受信され、通信が実現されている。
さらに基地局101は、ネットワーク通信部102と、無線変調部103と、同期信号挿入部104と、同期信号発生部105と、基地局無線部109と、基地局アンテナ110とから構成されている。
また、移動局112は、移動局アンテナ113と、移動局無線部114と、バンドサーチステップ発生部115と、バンドサーチステップ変更部116と、同期周波数候補計算部117と、同期検出部118と、無線復調部119と、復号部120と、出力部121とから構成されている。
ネットワーク通信部102は、ネットワークから受けた信号を受信する。無線変調部103は、ネットワーク通信部102にて受信された信号に対して、例えばOFDM通信を行うためIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)もしくはFFT(Fast Fourier Transform)などの変調を行う。同期信号発生部105は、移動局112との間にて同期をとるために時間軸上で同じパターンを繰り返す遅延検波可能な信号、もしくは同期検波可能な既知信号である同期信号を発生する。同期信号挿入部104は、移動局112ができるだけ大きなバンドサーチステップで同期信号を検出できる周波数を中心として同期信号発生部105にて発生された同期信号を挿入する。基地局無線部109は、発信器や増幅器を含み、同期信号挿入部104の出力信号を基地局アンテナ110から電波111として送信する。
移動局無線部114は、受信器や増幅器を含み、基地局アンテナ110から発信された電波111を移動局アンテナ113を介して受信する。バンドサーチステップ発生部115は、複数のバンドサーチステップを記憶もしくは生成して発生する。バンドサーチステップ変更部116は、複数のバンドサーチステップから1つのバンドサーチステップを選択する。このとき、最初は大きな値を、そして順次段階的に小さな値を選択する。同期信号周波数候補計算部117は、バンドサーチステップ変更部116にて選択されたバンドサーチステップから所定の計算式を用いて同期信号の候補周波数を計算する。同期検出部118は、その候補周波数に同期信号があるかどうかを遅延検波もしくは同期検波によって検出する。無線復調部119は、同期検出部118にて同期が検出されたタイミングを用いて、OFDM復調のためのFFTもしくはIFFT等を行う。復号部120は、無線復調部119にて復調された信号を復号する。出力部121は、復号部120にて復号された信号を、表示もしくはスピーカからの音声出力などを行う。
ここで、同期検出部118にて同期検出が失敗すると、同期信号周波数候補計算部117によって、先と同じバンドサーチステップから所定の式に従って次の候補周波数が指定され、同期検出部118にて再び同期検出が行われる。
サーチ帯域内に、同じバンドサーチステップから計算される候補周波数が存在しなくなると、バンドサーチステップ変更部116にて、次のバンドサーチステップが選択され、同期信号周波数候補計算部117にて、新しいバンドサーチステップから所定の式に従って候補周波数が指定され、同期検出部118にて再び同期検出が行われる。
図16に示した形態において、無線変調部103及び無線復調部119は、OFDM以外にも、MC−CDMA(Multi-Carrier Code Division Multiple Access)やFDMA(Frequency Division Multiple Access)などの通信方式であってもよい。また、無線通信方式以外に有線通信方式であっても良い。
図17は、図16に示した形態のうち破線で示した部分について、他の構成を用いた場合の形態を示す図である。
図17(a)に示すように本形態は、図16に示した形態のうち破線で示した部分と比べて、移動局無線部122と、同期信号周波数候補計算部123と、同期検出部126との構成が異なっている。
同期信号周波数候補計算部123は、スーパーヘテロダインやダイレクトコンバージョンで構成される移動局無線部122の発振器を制御し、同期信号候補周波数が、ベースバンド周波数(=0Hz)、もしくは一定の中間周波数となって同期検出部126に入るように制御する。
すなわち、第n段階目の同期信号候補周波数をfpch_c(n)とし、また、このタイミングnの移動局無線部122におけるダウンコンバージョンによって指定する無線部周波数をfradio(n)とすると、fpch_c(n)は式23に示すようになる。ただし、この場合、移動局無線部122から同期検出部126へのデータ遅延は考慮していない。
Figure 2009005156
また、図6(a)〜(d)に示した関数f(k,Ntmp)との関係は、式24、式25、式26、及び、式27のようになる。
Figure 2009005156
Figure 2009005156
Figure 2009005156
Figure 2009005156
従って、f(k,Ntmp)と同様に、fpch_c(n)を中心とした信号が同期検出部126に入力される。同期検出部126は、常に同じ0Hzもしくは、中間周波数を中心として同期検出を行う。
また、図17(b)に示すように本形態は、図16に示した形態のうち破線で示した部分と比べて、移動局無線部124の構成が異なっている。
移動機無線部124において、タイミングnにおける周波数のダウンコンバージョンによって指定する無線部周波数をfradio(n)とし、また、同期検出部118でデジタルで指定するデジタル周波数をfdig(n)とすると、それらの関係は式28のようになる。ただし、この場合、移動局無線部124から同期検出部118へのデータ遅延は考慮していない。
Figure 2009005156
移動局無線部124に指定する無線部周波数fradio(n)はアナログであるため、それを変更すると周波数安定に時間を要するため、頻繁に変更すると時間がかかる。
一方、同期検出部118によるデジタル周波数fdig(n)の指定方法は、一般的には、受信信号にsin,cos信号を掛ける方法がある。また、遅延検波を用いる場合は、受信信号を通すフィルタを変更する方法を用いることができる。レプリカ信号を用いて同期検波する場合は、レプリカ生成における周波数軸から時間軸への変換(IFFT,FFT)において、周波数軸でシフトさせて変換して一致を検出する方法がある。このときの同期検出は、既知信号との一致を検出する。または、既知信号からIFFTやFFT等を用いて計算されたレプリカ信号との一致を検出する。そして、周波数軸上でシフトした複数の信号から複数のレプリカ信号を生成し、生成されたレプリカ信号を記憶して用いても良い。
この際、複数の予め演算されて記憶されたレプリカを用いて行うには記憶容量が問題になる。
そのため、デジタル周波数のみの変更で対応可能な範囲をΔfdigとすると、計算されたfpch_c(n)が、式29を満たす場合は、同期検出部のみを制御して周波数を指定する。また、満たさない場合は、移動局無線部124を制御、もしくは、移動局無線部124と同期検出部118との双方を制御して周波数を指定する方法を用いることができる。
Figure 2009005156
以上説明したように本発明においては、断続的な複数の周波数帯域(複数のチャネルバンドと呼ぶ)にまたがって同期信号の検出の試行を行う場合、システム周波数帯域内にて同期をとるための同期信号を送信装置から送信し、受信装置にて、同期信号の検出の試行を行う周波数を複数のチャネルバンドのそれぞれの優先順位の高い周波数の同期信号を検出した後に、順次、優先順位の低い周波数の同期信号を検出することによって、複数のチャネルバンドにまたがって有効な周波数検出処理を高速に実現することができる。
本発明の通信システムの実施の一形態を示す図である。 図1に示した形態における同期チャネルの並列バンドサーチを説明するためのフローチャートである。 図2(a)の応用例を示すフローチャートである。 図1に示した形態における同期チャネルの段階的サーチを説明するために第1段階目の周波数領域を模式的に示す図である。 図1に示した形態における同期チャネルの段階的サーチを説明するために第2段階目の周波数領域を模式的に示す図である。 図1に示した形態における同期チャネルの段階的サーチを説明するために第3段階目の周波数領域を模式的に示す図である。 図1に示した通信システムの受信機における段階バンドサーチ法における同期検出方法を説明するためのフローチャートである。 図4に示したフローチャートをさらに具体化したフローチャートである。 図5に示したフローチャートを用いて説明した段階バンドサーチ処理の1段階目の処理を模式化した図である。 図5に示したフローチャートを用いて説明した段階バンドサーチ処理の2段階目の処理を模式化した図である。 図5に示したフローチャートを用いて説明した段階バンドサーチ処理の3段階目の処理を模式化した図である。 図5に示したフローチャートを用いて説明した段階バンドサーチ処理の5段階目の処理を模式化した図である。 図2(a)に示したフローチャートに段階バンドサーチ法を用いる場合を説明するためのフローチャートである。 図7(a)の応用例を示すフローチャートである。 図1に示した通信システムの送信機における段階バンドサーチ法における同期信号の送信周波数を決定する手順を説明するためのフローチャートである。 図1に示した通信システムの送信機における段階バンドサーチ法における同期信号の送信周波数を決定する手順について、他の決定方法を説明するためのフローチャートである。 段階バンドサーチ法における同期信号の周波数領域での配置を送信帯域がTBW_s1=5MHzであり、301個のサブキャリアから成るOFDM信号を送信するシステムにおいて模式的に示す図である。 段階バンドサーチ法における同期信号の周波数領域での配置を送信帯域がTBW_s2=1.25MHzであり、705個のサブキャリアから成るOFDM信号を送信するシステムにおいて模式的に示す図である。 3GPPのLTEにおける一般的なサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。 段階バンドサーチ法におけるサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。 DCサブキャリアを設けることが不要なシステムにおける段階バンドサーチ法を用いた場合のサブキャリアの時間領域及び周波数領域を模式化した図である。 DCサブキャリアが設けられたシステムにおける同期信号送信時の周波数軸上のサブキャリアを模式化した図である。 DCサブキャリアを設けることが不要なシステムにおける同期信号送信時の周波数軸上のサブキャリアを模式化した図である。 段階バンドサーチ法の通信システムを無線通信方式を用いた無線通信システムに適用した場合の一形態を示す図である。 図16に示した形態のうち破線で示した部分について、他の構成を用いた場合の第1の形態を示す図である。 図16に示した形態のうち破線で示した部分について、他の構成を用いた場合の第2の形態を示す図である。 従来の周波数領域検索であるバンドサーチを説明するために周波数領域を模式的に示す図である。 従来法による複数チャネルバンドのバンドサーチの一例を示す図である。
符号の説明
1 送信機
2 受信機
3 同期信号生成部
4 同期信号送信部
5 同期信号検出部
6 周波数制御部
101 基地局
102 ネットワーク通信部
103 無線変調部
104 同期信号挿入部
105 同期信号発生部
109 基地局無線部
110 基地局アンテナ
111 電波
112 移動局
113 移動局アンテナ
114,122,124 移動局無線部
115 バンドサーチステップ発生部
116 バンドサーチステップ変更部
117,123 同期信号周波数候補計算部
118,126 同期検出部
119 無線復調部
120 復号部
121 出力部
130,132,136,138,142,144,148,150,154,156,160,162 同期信号のサブキャリア
133,135,139,141,145,147,151,153,157,159,163,165 データ送信サブキャリア
131,137,134,140,143,149,146,152,171 DCサブキャリア
155,158,161,164 周波数領域
170,172,173,174 同期信号を含むサブキャリア

Claims (14)

  1. 同期確立するための同期信号を送信する送信装置と、前記同期信号を検出する事によって同期確立する受信装置とを有してなる通信システムにおいて、
    前記受信装置は、断続的な複数の周波数帯域に渡って、前記同期信号の検出を、有効周波数の存在確率の高い周波数から低い周波数へ順次移行して試行することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムにおいて、
    前記受信装置は、断続的な複数の周波数帯域に渡って、前記同期信号の検出の試行を行う間隔を粗く間引いたものから間引かないものへ順次切り替え、
    前記送信装置は、前記同期信号を前記受信装置の粗く間引いた間隔にて送信するように設定することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載の通信システムにおいて、
    前記同期は周波数同期であり、前記同期確立は、有効な通信周波数の検出であり、
    前記受信装置は、予め設定された周波数変更量を大きな値から小さな値へ順次段階的に切り替えて、前記周波数変更量に基づいて前記同期信号を検出するための受信側候補周波数を計算し、前記計算された受信側候補周波数を用いて前記同期信号を検出し、
    前記送信装置は、前記通信システムの通信を行うシステム帯域幅に基づいて計算された
    できるだけ大きな前記周波数変更量に基づいて前記同期信号を送信するための周波数の候補となる送信側候補周波数を計算し、前記送信側候補周波数が前記システム周波数帯域内に存在する場合、前記送信側候補周波数を前記同期信号を送信するための同期信号周波数として決定することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記受信装置は、前記受信側周波数変更量の整数倍にオフセットを加算して前記受信側候補周波数とし、
    前記送信装置は、前記送信側周波数変更量の整数倍にオフセットを加算して前記送信側候補周波数とすることを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムにおいて、
    前記受信装置は、前記オフセットを0とし、
    前記送信装置は、前記オフセットを0とすることを特徴とする通信システム。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、前記同期信号として既知信号を送信し、
    前記受信装置は、前記受信側候補周波数と、前記既知信号との一致、または前記既知信号からIFFTもしくはFFTを用いて計算されたレプリカ信号との一致を検出し、前記計算されたレプリカ信号を記憶することを特徴とする通信システム。
  7. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、前記同期信号として同じパターンを繰り返す信号を送信し、
    前記受信装置は、遅延検波により前記同期信号を検出することを特徴とする通信システム。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記送信装置は、前記送信側周波数変更量を前記システム帯域の中心周波数の最小配置単位の整数倍に設定することを特徴とする通信システム。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信システムにおいて、
    前記受信装置は、前記受信側周波数変更量を前記システム帯域の中心周波数の最小配置単位の整数倍に設定することを特徴とする通信システム。
  10. 送信装置から送信された同期信号を受信する受信装置であって、
    断続的な複数の周波数帯域に渡って、予め設定された受信側周波数変更量を大きな値から小さな値へ順次段階的に切り替えて、前記受信側周波数変更量に基づいて前記同期信号を検出するための受信側候補周波数を計算し、前記計算された受信側候補周波数を用いて前記同期信号を検出する受信装置。
  11. 請求項10に記載の受信装置において、
    前記受信側周波数変更量の整数倍にオフセットを加算して前記受信側候補周波数とすることを特徴とする受信装置。
  12. 請求項11に記載の受信装置において、
    前記オフセットを0とすることを特徴とする受信装置。
  13. システム周波数帯域内にて同期をとるための同期信号を送信する送信装置と、前記システム周波数帯域内で前記同期信号を検出する受信装置とを有してなる通信システムにおける同期検出方法であって、
    前記受信装置が、断続的な複数の周波数帯域に渡って、前記同期信号の検出の試行を行う間隔を粗く間引いたものから間引かないものへ順次切り替える処理と、
    前記送信装置が、前記同期信号を前記受信装置の粗く間引いた間隔にて検出されるように送信設定する処理とを有する同期検出方法。
  14. 請求項13に記載の同期検出方法において、
    前記受信装置が、断続的な複数の周波数帯域に渡って、予め設定された周波数変更量を大きな値から小さな値へ順次段階的に切り替える処理と、
    前記受信装置が、前記受信側周波数変更量に基づいて前記同期信号を検出するための受信側候補周波数を計算する処理と、
    前記受信装置が、前記計算された受信側候補周波数を用いて前記同期信号を検出する処理と、
    前記送信装置が、前記同期信号の帯域幅に基づいて計算されたできるだけ大きな前記周波数変更量に基づいて前記同期信号を送信するための周波数の候補となる送信側候補周波数を計算する処理と、
    前記送信装置が、前記送信側候補周波数が前記システム周波数帯域内に存在する場合、前記送信側候補周波数を前記同期信号を送信するための同期信号周波数として決定する処理と、
    前記送信装置が、前記同期信号周波数を用いて前記同期信号を前記受信装置へ送信する処理とを有する同期検出方法。
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