JP4108008B2 - 通信端末 - Google Patents

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    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の移動通信システムのうち1つを介して外部端末と通信することができる通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、PDCやPHSやGSMやUMTSなどといった様々な移動通信システムによる携帯端末の通信サービスが提供されている。それぞれの移動通信システムは通信費用、通話品質、通信速度などで異なる特性をもち、使用者は個々に応じた移動通信システムを選択できるようになっている。
【0003】
これらの移動通信システムは各々通信方式が異なるが、1つの端末で複数の移動通信システムを利用できるような移動通信端末が提案され、利用されるようになってきた。
例えば、2つの互いに異なる移動通信システムを利用することができ、受信待ち受けをどちらの移動通信システムとするかを自動選択または手動選択する手段を有し、自動選択の場合には、常に消費電力が少なくて済む特定の移動通信システムを優先して選択するようにしている移動通信端末が、下記特許文献1で開示されている。
【0004】
【特許文献1】
第3135832号特許公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の移動通信端末は、自動で移動通信システムを選択する場合、常に消費電力が少なくて済む特定の移動通信システムを優先して選択するため、省エネルギーや経済性に優れている。
しかしながら、このような移動通信端末においては、例えば消費電力が大きくて通信速度が速い移動通信システムは、常に優先して選ばれなくなってしまう。このように、自動で通信システムを選択した時に、使用者が望まない移動通信システムが選ばれる場合があり、その度毎に使用者は手動で望む移動通信システムに切り替える必要があるため、使用者にとって操作が煩わしいという問題がある。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、自動で移動通信システムを選択する場合に、常に特定の移動通信システムが優先して選択されるのではなくすること及び、使用者が望む移動通信システムを予測してそれを優先して選択する移動通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明における通信端末は、複数の移動通信システムの1つを介して外部端末と通信する通信端末であって、外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報を反映して移動通信システムを選択するシステム選択手段と、前記システム選択手段によって選択された移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係る移動通信端末を図面を参照しながら説明する。以下に説明する実施の形態では、第1の移動通信システムとしてGSM(Global System for Mobile Communications)、第2の移動通信システムとしてUMTS(Universal Mobile Telecommunications System)がそれぞれ用いられるものとする。
【0010】
<構成>
図1は本発明に係る移動通信端末100と移動通信システムとの関係を示す図である。図1において、無線基地局101と無線基地局104はGSMによる通信を中継するGSMの無線基地局、無線基地局102と無線基地局103はUMTSによる通信を中継するUMTSの無線基地局を示す。移動通信端末位置管理局106は、移動通信端末100の位置、及びどの移動通信システムを利用しているのか等についての情報を一元管理する機能を有する。移動通信端末100は何れかの移動通信システムを選択し、その移動通信システムの無線基地局を通して、移動通信端末位置管理局106に位置登録することによって、その移動通信システムを介した通信の待ち受けが可能な状態になる。
【0011】
位置登録とは、移動通信端末100が現在いる無線ゾーン(位置登録エリア)を移動通信端末位置管理局106に知らせることである。移動端末が位置登録エリアを超えて別の位置登録エリアに移動したときに、または電源を投入したときに移動端末が位置登録動作を行うので、ユーザは位置登録エリアを意識する必要はない。移動通信端末100が例えばGSM無線基地局101を含む位置登録エリアに位置登録している場合、移動通信端末100に通信を試みる外部の通信端末107は公衆回線105を通じて移動通信端末位置管理局106に問い合わせを行う。移動通信端末位置管理局106は移動通信端末100が位置登録をしている移動通信システムの種類と位置情報をもとに、移動通信端末100が位置登録をしているGSMの無線基地局101に移動通信端末100の呼び出しをさせる。そして移動通信端末100が呼び出しに応じることにより移動通信端末100と外部の通信端末107との通信が成立する。
【0012】
図2は本発明に係る移動通信端末100の構成を示すブロック図である。この移動通信端末100は、共通アンテナ201、GSM無線部202、UMTS無線部203、電界強度測定部204、制御部205、スピーカー206、マイクロフォン207、入力部208、表示部209、記憶部210、電源電圧検知部211から構成されている。
【0013】
共通アンテナ201は、GSM無線部202及びUMTS無線部203からの各電気信号を電磁波に変換して移動通信端末100の外部に放出する機能を有する。また、この共通アンテナ201は、図1の101〜104に示すGSM無線基地局及びUMTS無線基地局からの電磁波を受信して電気信号に変換する機能を有する。変換された電気信号は、GSM無線部202またはUMTS無線部203に伝送される。GSM無線部202及びUMTS無線部203は共通アンテナ201から供給された電気信号を復調して受信データとして制御部205に送出する機能を有する。GSM無線部202及びUMTS無線部203はさらに制御部205からの送信データを変調して共通アンテナ201に送出する機能を有する。
【0014】
電界強度測定部204は、GSM無線部202又はUMTS無線部203のどちらか1つを通じて電波を受信し、GSMまたはUMTSの受信電波の電界強度(RSSI(Received Signal Strength Indicator))を測定し、制御部205に測定値を伝える機能を有する。電源電圧検知部211は電源の電圧を測定し、制御部205に測定値を伝える機能を有する。スピーカー206は、制御部205からの音声信号に基づいて受信された音声を発生する。マイクロフォン207は、送信する音声を電気信号に変換し制御部205に供給する。入力部208には、例えば電源を投入するための電源スイッチ、ダイアル番号を入力するためのテンキー等が設けられている。入力部208は使用者が上記テンキー等を用いて入力した操作情報を制御部205に伝送する機能を有する。表示部209は、例えばLCD(液晶ディスプレイ)で構成され、制御部205が、日付、時刻、受信された電界強度、ダイアル番号、その他種々のメッセージを表示する機能を有する。
【0015】
記憶部210は、制御部205で実行されるプログラムやデータを記憶するメモリ群であり、不揮発性メモリの領域と、揮発性メモリの領域で構成される。
記憶部210に記憶されているデータには後で詳しく説明する次のデータが含まれる。それらは、通信システム選択モードデータと、通信システム選択基準データと所定電圧データと、低電圧時優先システムデータと、通信接続履歴選択データとである。これらのデータが記憶されている領域は記憶部210のうち、移動通信端末100の電源がオフにされても、データが消滅してしまうことのない不揮発性メモリの領域である。
【0016】
制御部205は、記憶部210に記憶されたプログラム及び、入力部208から取得した操作情報に従って処理を行うことにより、移動通信端末100の各部を制御する機能を有する。また、制御部205は電界強度測定部204から信号を取得して電界強度を判定する機能と、電源電圧検知部から信号を取得し電源電圧を判定する機能を有する。この制御部205は、例えばマイクロプロセッサ(CPU)で構成することができる。
【0017】
<データ>
以下、記憶部210に格納される通信システム選択モードデータについて説明する。
図6は通信システム選択モードデータの構成及び内容例を示す図である。通信システム選択モードデータ600は、移動通信端末100を位置登録させる移動通信システムをどのように選択するかを示すデータであり、移動通信端末100が自動で選択する自動モード、GSMに固定して選択するGSM固定モード及び、UMTSに固定して選択するUMTS固定モードの常に何れか一つのモードに設定されているものとする。図6の現在の選択モード602のように例えば1は設定されていることを表し、0は設定されていないことを表す。これらは、使用者が入力部208を用いて設定することが可能であり、その設定動作は後で詳しく説明する。図6の例では、現在の選択モードは自動選択モードに設定していることを示している。
【0018】
以下、記憶部210に格納される所定電圧値データについて説明する。
図7は所定電圧データの構成と内容例を示す図である。後述するように、制御部205は電源電圧値と所定電圧値700とを比較して、移動通信システムの選択処理を行う。図7の例では所定電圧値が1.8(V)であることを示している。以下、記憶部210に格納される低電圧時優先システムデータについて説明する。
【0019】
低電圧時優先システムデータは、電源電圧値が所定電圧値700よりも小さい場合に制御部205が優先して選択する特定の移動通信システムを示しており、このデータは工場出荷時に設定されるか、あるいは使用者が入力部208を用いて設定することが可能であり、使用者による設定動作は後で詳しく説明する。なお、本実施例では当該移動通信システムはGSMに設定されているとする。
【0020】
以下、記憶部210に格納される通信システム選択基準データについて説明する。
図8は通信システム選択基準データの構成及び内容例を示す図である。通信システム選択基準データ800は、通信システム名801と選択順802と接続履歴(時間)803と接続履歴(回数)804の集合である。
【0021】
移動通信システム名801は移動通信端末100が利用することができる移動通信システムを表すデータである。選択順802は移動通信システム名801毎に対応付けた順位を表すデータで、自動モードの場合に制御部205が移動通信端末100を位置登録させる移動通信システムを選択する際の基準の1つとなる。
【0022】
接続履歴(時間)803は、移動通信端末100が移動通信システムを介して通信接続する毎に蓄積されるデータで、通信システム名801で示される移動通信システムにどれだけの時間通信接続したかを示すデータである。接続履歴(回数)804は、移動通信端末100が移動通信システムを介して通信接続する毎に蓄積されるデータで、通信システム名801で示される移動通信システムに何度通信接続したかを示すデータである。ここで、選択順802は、接続履歴(時間)803又は接続履歴(回数)804に基づいて決定される選択順位である。
【0023】
図8に示す例では、UMTSの選択順は1であり、接続履歴(時間)803は10時間25分30秒で、接続履歴(回数)804は262回でありさらに、GSMの選択順は2であり、接続履歴(時間)803は2時間36分57秒で、接続履歴(回数)804は430回であることを示している。これら通信接続履歴データが蓄積される動作は後で詳しく説明する。
【0024】
以下記憶部210に格納される通信接続履歴選択データについて説明する。
通信接続履歴選択データはこれら接続履歴(時間)803と接続履歴(回数)804のどちらを根拠にするかを示すデータであるが、後述するように、制御部205は通信接続履歴(時間)803と接続履歴(回数)804のどちらか一方を根拠に選択順802を決定する。このデータは、工場出荷時に設定されるか、あるいは使用者が入力部208を用いて設定することが可能であり、使用者による設定動作は後で詳しく説明する。
【0025】
<動作>
次に、上記のように構成される移動通信端末100の動作を説明する。
図3は移動通信端末100の全体的動作を示すフローチャートである。まず電源が投入され、使用者が、入力部208の設定キーを押下するなどして、通信システムの選択方法に係る設定を行うための指示を発した場合(ステップS300でYES)、制御部205は通信システム選択方法の設定(ステップS301)に処理を移す。ただしここで指示が発せられなかった場合は(ステップS300でNO)、制御部205は処理を後述のステップS302に移す。
【0026】
ここで、通信システム選択方法の設定の処理(ステップS301)について図を用いて詳しく説明しておく。図13は制御部205が行う通信システム選択方法の設定の処理を示すフローチャートである。
通信システム選択方法の設定の処理で、制御部205はまず通信システム選択モードデータ600の設定を行うためのGUI(Graphical User Interface)を表示部209にさせるべく処理を行い(ステップS501)、使用者はその結果表示される画面の指示に従って、入力部208の設定キーを押下するなどして設定を行う。この設定を行う際の表示例を図9に示す。
【0027】
表示画面900は表示部209の表示内容の一例である。この表示画面900は、通信システム選択モード601とそれらのうちの何れか1つを選択するためのラジオボタンを表示する表示部位901を持ち、使用者はラジオボタンを何れか1つ選択することによって、選択したモードに対応する現在の選択モード602を1に設定することが可能である。同図では、自動選択に設定した例を示している。
【0028】
ここの設定で使用者が選択モードを自動選択に設定せずに、GSM、UMTSの何れかの固定モードに設定した場合は(ステップS502でNO)、制御部205は通信システム選択方法の設定を終える。また、使用者が自動選択に設定した場合は(ステップS502でYES)、次に制御部205は処理をステップS503に移す。
【0029】
ステップS503で制御部205は、低電圧時優先システムデータの設定を行うためのGUIを表示部209に表示させるべく処理を行い、次に使用者はその結果表示される画面の指示に従って、入力部208の設定キーを押下するなどして設定を行う。この設定を行う際の表示例を図10に示す。
表示画面1000は表示部209の表示内容の一例である。この表示画面1000は、本通信端末で利用可能な通信システムとそれらのうちの何れか1つを選択するためのラジオボタンを表示する表示部位1001を持ち、使用者はラジオボタンを何れか1つ選択することによって、低電圧時優先システムデータを設定することが可能である。同図では、GSMに設定した例を示している。低電圧時優先システムデータの設定が終了すると制御部205は次にステップS504に処理を移す。
【0030】
ステップS504で制御部205は、通信接続履歴選択データの設定を行うためのGUIを表示部209に表示させるべく処理を行い、次に使用者はその結果表示される画面の指示に従って、入力部208の設定キーを押下するなどして設定を行う。この設定を行う際の表示例を図11に示す。
表示画面1100は表示部209の表示内容の一例である。この表示画面1100は、通信システムの選択の基準として用いる接続履歴の情報である、接続履歴(時間)803および接続履歴(回数)804、とそれらのうちの何れか1つを選択するためのラジオボタンを表示する表示部位1101を持ち、使用者はラジオボタンを何れか1つ選択することによって、通信接続履歴選択データを設定することが可能である。同図では、接続履歴(回数)804に設定した例を示している。
【0031】
通信接続履歴選択データの設定(S504)が終了すると制御部205は通信システム選択方法の設定を終了し処理をステップS302に移す。
次に、移動通信端末100の全体的動作を再び図3を用いて説明する。
通信システム選択方法の設定を終了すると制御部205は記憶部210に保存されている通信システム選択モードデータ600を読み込み、現在どのモードに設定されているかを判断する(ステップS302)。自動選択モードでなければ(ステップS302でNO)、制御部205は電界強度測定部204より信号を受け付け現在の選択モード602で指定した移動通信システムの電界強度(RSSI)を判定する。
【0032】
指定した移動通信システムの電界強度が、所定値n[V/m]以下であれば(ステップS303でNO)、制御部205は現在の選択モード602で指定した移動通信システムの電界強度が通信接続するのに十分でないことを表示部209に表示し使用者に告知して(ステップS304)、処理をステップS300に戻す。ここで、電界強度の所定値n[V/m]とは、この値以上であれば安定的に通信接続が出来ると予め定められた電界強度である。電界強度が所定値n[V/m]以上であれば(ステップS303でYES)、制御部205はステップS306に処理を移す。ステップS302にて、自動選択モードの場合(ステップS302でYES)、制御部205はステップS305に処理を移す。
ここで、通信システム選択処理(ステップS305)の詳しい動作を図4を用いて説明しておく。
【0033】
まず制御部205は記憶部210に記憶されている所定電圧値700を読み込む。さらに、制御部205は電源電圧検知部211より信号を受け付け電源電圧値を取得する。そして取得した電源電圧値と前記所定電圧値と比較する(ステップS400)。ここで、電源電圧値が、前記所定電圧値よりも小さい場合(ステップS400でYES)、制御部205は前記低電圧時優先システムデータを記憶部210から読み込み、設定された特定の移動通信システムを優先して選択することを表示部209に表示し使用者に告知する(ステップS401)。
【0034】
この表示例を図5に示す。表示画面500は表示部209の表示内容の一例である。この表示画面は、制御部205が現在選択している移動通信システム名を表示する表示部位501を持ち、さらに、電源電圧値が前記所定電圧値よりも小さい場合(ステップS400でYES)に制御部205がGSMを優先して選択する旨を表示する表示部位502を持つ。この図の表示例では、現在電源電圧値が所定電圧値よりも小さいためにGSMが優先されて、GSMが選択されていることを示している。
【0035】
さて、制御部205は画面表示(ステップS401)の次に処理をステップS402に移す。ここで制御部205は電界強度測定部204より信号を受け付け前記低電圧時優先システムデータに設定されたGSMの電界強度(RSSI)を判定する。GSMの電界強度が所定値n[V/m]より大きければ(ステップS402でYES)、制御部205はGSMを選択し(ステップS403)て、さらにGSMを選択していること表示部位501に表示し、通信システム選択処理を終える。
【0036】
ステップS402でGSMの電界強度が所定値n[V/m]以下であれば(ステップS402でNO)、制御部205は、次にUMTSの電界強度を、電界強度測定部204から得る。UMTSの電界強度が所定値n[V/m]より大きければ(ステップS404でYES)、制御部205はUMTSを選択し(ステップS405)て、さらにUMTSを選択していることを表示部位501に表示し、通信システム選択処理を終える。ここでUMTSの電界強度が所定値n[V/m]以下であれば(ステップS404でNO)、制御部205はGSMとUMTS双方の移動通信システムの電界強度が通信接続するのに十分でないことを表示部209に表示し使用者に告知し(ステップS406)、処理をS302に戻す。
【0037】
さて、ステップS400で電源電圧値が所定の電圧値700以上の場合、制御部205は処理をステップS407に移す。制御部205はまず記憶部210に格納されている通信システム選択基準データ800を読み込む。該データを読み込み後、選択順802が1位の移動通信システムを選択して、その移動通信システムの電界強度(RSSI)を判定する(ステップS407)。そこで電界強度が所定値n[V/m]より大きければ(ステップS407でYES)、制御部205は選択順802が1位の通信システムを選択し(ステップS405)て、さらにその移動通信システムを選択していること表示部位501に表示し、通信システム選択処理を終える。
【0038】
ステップS409で選択順802が1位の移動通信システムの電界強度が所定値n[V/m]以下であれば(ステップS409でNO)、次に制御部205は、次に選択順802が2位の移動通信システムの電界強度(RSSI)を、電界強度測定部204から得る。そこで電界強度が所定値n[V/m]より大きければ(ステップS409でYES)、制御部205は選択順802が2位の移動通信システムを選択し(ステップS410)て、さらにその移動通信システムを選択していることを表示部位501に表示し、通信システム選択処理を終える。ここで選択順802が2位の移動通信システムの電界強度が所定値n[V/m]以下であれば(ステップS409でNO)、制御部205はGSMとUMTS双方の移動通信システムの電界強度が通信接続するのに十分でない旨を表示部209に表示して使用者に告知し(ステップS411)、処理をS302に戻す。
【0039】
さて、制御部205は通信システム選択処理(ステップS305)で移動通信システムを選択した後、処理をステップS306に移す。S306で制御部205は位置登録動作を行う。位置登録動作では、制御部205はまず選択した移動通信システムに対応する無線部(GSM無線部202またはUMTS無線部203のどちらか一方)を選択する。選択した後、該無線部及び共通アンテナ201を介して、選択した移動通信システムの位置登録エリア内の無線基地局に対して位置登録するための信号を送信する。信号を送信した後、無線基地局から登録完了の信号を受け取って、位置登録動作が完了する。該無線基地局からの信号には、位置登録した位置登録エリアを特定するコードが含まれており、制御部205は記憶部210にこの位置コードを記憶しておく。
【0040】
位置登録動作完了の後、制御部205は待ち受け状態に入る(ステップS307)。待ち受け状態では、ある一定の時間間隔、例えば1、2秒毎に位置登録した位置登録エリア内の無線基地局から送信される一斉呼び出しチャンネル(PCH)を受信する。これにより、この移動通信端末100は選択した移動通信システムでの使用が可能になる。
【0041】
無線基地局は移動通信端末100への報知チャネル(BCC)信号の中に、その無線基地局の位置登録エリアを特定する位置コードを報知している。ここで制御部205は、待ち受け状態にあるときに、記憶部210に記録した現在位置登録している位置登録エリアの位置コードと上記無線基地局が報知する位置コードを比較し、これらが互いに異なる場合(ステップS308でYES)に、または一定時間、例えば1分毎に制御部205が所定電圧値700と電源電圧値を比較し、電源電圧値が所定電圧値700より低い場合に、位置登録の必要がありと判断して処理をステップS302に戻す。
【0042】
待ち受け状態にある移動通信端末100は、従来技術である無線基地局からの着呼または使用者の発呼動作(ステップS309)を経て、外部の通信端末と通信接続を行う(ステップS310)。その後通信が切断(ステップS311)した後、制御部205は接続履歴の登録ステップ(ステップS312)に処理を移す。ここで制御部205は、通信開始から通信切断までの通信時間と移動通信システム名を記憶部210に記憶するものとする。
【0043】
接続履歴の登録ステップ(ステップS312)で、制御部205はまず通信システム選択基準データ800を記憶部210から読み込む。制御部205は読み込んだ通信システム選択基準データ800のうち、通信切断後に記憶部210に記憶した移動通信システム名に対応する接続履歴(時間)803に今回の通信接続時間を加算し、さらに接続履歴(回数)804に1を加算する。
【0044】
次に、制御部205は通信接続履歴選択データを読み込む。ここで該データが累積の通信接続時間を用いることを示している場合、制御部205はGSMとUMTSの接続履歴(時間)803を比較して、接続履歴(時間)803が長い方の移動通信システムの選択順を1、他方を選択順2と決定して通信システム選択基準データを更新する。一方通信接続履歴選択データが累積の通信接続回数を用いることを示している場合、制御部205はGSMとUMTSの接続履歴(回数)804を比較して、接続履歴(回数)804が多い方の移動通信システムの選択順を1、他方を選択順2と決定して通信システム選択基準データを更新する。
【0045】
なお、接続履歴(時間)803及び接続履歴(回数)804のデータは、使用者が入力部208を通じて初期化命令を入力し制御部205が0に更新することが可能であるとする。
上記接続履歴の登録ステップ(S312)が終了すると、制御部205は待ち受け状態(ステップS307)に処理を戻す。
【0046】
以下、図6〜図8に示したデータを記憶部210に格納していると仮定した移動通信端末100の動作を説明する。
ここでさらに、移動通信端末100の電源電圧値は1.9(V)であり、移動通信端末100が使用されている場所でのGSM、UMTSどちらの電界強度も通信に十分な強度を持っていると仮定する。
【0047】
まず、電源が投入されると、制御部205は通信システム選択モードデータ600を参照し、ここで仮定しているように制御部205は現在の選択モード602が自動選択であることを判定する。次にステップS305へ移り、通信システム選択処理(ステップS400)を始める。まず制御部205は記憶部210に記憶されている所定電圧データの所定電圧値700を読み込み1.8(V)の値を得る。さらに、制御部205は電源電圧検知部211から電源電圧値を読み込み1.9(V)の値を得る。この場合電源電圧値が所定電圧値以上のため、制御部205はステップS407に処理を移す。
【0048】
次に制御部205は通信システム選択基準データ800を読み込み、該データよりUMTSが選択順1であり、GSMが選択順2であることを得る。そこで、制御部205は選択順1であるUMTSの電界強度を判定する。ここでは電界強度が十分に強いと仮定しているので、制御部205はUMTSを選択し、表示部501にUMTSを選択中であることを表示(ステップS408)して通信システム選択処理を終える。
【0049】
次に制御部205はステップS306で、UMTS無線部203を通じて、UMTSの無線基地局に位置登録のための信号を送信し位置登録を行う。次に制御部205はUMTSで待ち受け状態(ステップS307)に移行し、移動通信端末100はUMTSを介して着呼または発呼が可能になる。次に制御部205は着呼または発呼(ステップS309)を経て、通話状態(ステップS310)に移行した後、通話後、通話は切断される(ステップS311)。ここで通信接続時間は10分間と仮定すると、次に制御部205は接続履歴の登録ステップ(S312)で、通信システム選択基準データ800のUMTSの接続履歴(時間)803を10h35m30sに更新しUMTSの接続履歴(回数)を263に更新する。
【0050】
次に、制御部205は通信接続履歴選択データを読み込む。ここで該データが累積の通信接続時間を用いることを示している場合、制御部205はGSMとUMTSの接続履歴(時間)803を比較する。ここでは、UMTSでの接続履歴(時間)803がGSMでの接続履歴(時間)803よりも多いため、制御部205は選択順1がUMTS、選択順2がGSMと決定して通信システム選択基準データを更新する。一方通信接続履歴選択データが累積の通信接続回数を用いることを示している場合、制御部205はGSMとUMTSの接続履歴(回数)804を比較する。ここでは、GSMでの接続履歴(回数)804がUMTSでの接続履歴(回数)804よりも多いため、制御部205は選択順1がGSM、選択順2がUMTSと決定して通信システム選択基準データを更新する。次に制御部205は待ち受け状態(S307)に処理を移す。
【0051】
さてここで移動通信端末100が、移動をおこない位置登録をしている位置登録エリアから、異なる位置登録エリアに移り、さらに電源電圧が1.7(V)であり、さらに移動通信端末100が使用されている場所でのGSM、UMTSどちらの電界強度も通信に十分な強度を持っていると仮定して動作を説明する。
異なる位置登録エリアからの位置コードを受け取った制御部205は位置登録の必要があると判定し(ステップS308でYES)処理をステップS302へ移す。再び制御部205は通信システム選択モードの現在の選択モード602が自動選択であることを判定し、次にステップS305へ処理を移し、通信システム選択処理を始める(ステップS400)。ここでは所定電圧値が1.8(V)であり、電源電圧値が1.7(V)であると仮定しているので、制御部205は処理をステップS401へ移す。ここで制御部205は低電圧時優先システムデータを読み込み、図5に示すように表示部位502に、低電圧のためGSM優先中であることを表示する。
【0052】
次に、制御部205はGSMの電界強度を判定する。ここでは電界強度が十分に強いと仮定しているので、制御部205はGSMを選択し、表示部位501にGSMを選択中であることを表示して(ステップS403)通信システム選択処理(ステップS305)を終える。次に制御部205はステップS306で、GSM無線部202を通じて、GSMの無線基地局に位置登録のための信号を送信し位置登録を行う。次に制御部205はGSMで待ち受け状態(ステップS307)に処理を移行して、移動通信端末100はGSMを介しての発呼及び着呼が可能な状態になる。
【0053】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は、上述の実施の形態に限定されないのは勿論であり、以下のような場合も本発明に含まれる。(1)上記実施の形態においては、GSM及びUMTSといった2つの移動通信システムに適応可能な移動通信端末について説明したが、移動通信システムは上記に限定されない。例えば、GSMとPHSでもよいし、PDCとPHSでもよい。また2つではなく3つ以上の移動通信システムに適応可能な移動通信端末にも適用可能である。
【0054】
(2)上記実施の形態においては、図3及び図4に示すように電源電圧値が所定電圧値700よりも低い場合(ステップS400でYES)にも、接続履歴の登録(ステップS312)を行うとしたが、これに代えて電源電圧値が所定電圧値よりも低い場合(ステップS400でYES)は接続履歴の登録(ステップS312)を行わなくてもよい。つまり、消費電力軽減のために自動選択された移動通信システムは電源電圧値に制限されて選択されたものなので、必ずしも使用者の好みを反映しているとはいえない。このような必ずしも使用者の好みを反映しているとはいえない通信接続履歴情報を残さないでおくことにより、使用者の好みをより的確に反映して履歴情報を蓄積することができる。
【0055】
(3)上記実施の形態においては、電源電圧値を反映した移動通信システムの選択処理と、通信接続履歴情報を反映した移動通信システムの選択処理を併せた例を示したが、通信システムの選択処理はこれらの処理のうちどちらか1つの選択処理だけを行ってもよい。
すなわち、電源電圧値を反映した移動通信システムの選択処理だけの場合は、ステップS312で接続履歴(時間)803または接続履歴(回数)804を根拠にした選択順802の更新をおこなわない。その更新をおこなわない代わりに、選択順802を使用者が入力部208を通して更新できてもよいし、制御部205が何らかのパラメータをもとに更新してもよい。一方、通信接続履歴情報を反映した移動通信システムの選択処理だけの場合は、図4で示す通信システム選択処理がステップS407からおこなわれる。
【0056】
このようにどちらか一つの選択処理を行うか、あるいは本実施の形態で示したように双方の選択処理を行うかの設定は、使用者が入力部208を通じて設定することが可能であり、その設定動作を以下に説明する。
使用者が、上記の設定を行うためのコマンドを入力部208の設定キーを押下するなどして入力すると、制御部205は設定を行うためのGUIを表示部209にさせるべく処理を行い、次に使用者はその結果表示される画面の指示に従って、入力部208の設定キーを押下するなどして設定を行うことができる。この設定を行う際の表示例を図12に示す。
【0057】
表示画面1200は表示部209の表示内容の一例である。この表示画面1200は、電源電圧値、接続履歴、及び電源電圧値と接続履歴のうち何れか1つを選択するためのラジオボタンを表示する表示部位1201を持ち、使用者はラジオボタンを何れか1つ選択することによって、制御部205がどの選択処理を行うかの設定をすることが可能である。同図では、電源電圧値を反映した移動通信システムの選択処理と、通信接続履歴情報を反映した移動通信システムの選択処理の双方を行うように設定した例を示している。
【0058】
(4)上記実施の形態においては、図3に示すように、通信システム選択方法の設定(ステップS301)は、電源投入後、使用者による設定の指示がある場合に(ステップS300でYES)行われるとしたが、通信システム選択方法の設定の処理が行われるタイミングはここに限定されない。例えば待ち受け状態時(ステップS307)に使用者による設定の指示がある場合にも行ってよい。
【0059】
(5)上記実施の形態においては、図4に示すように電源電圧値が所定電圧値700よりも低い時(ステップS400でYES)に、GSMの電界強度が十分な場合は必ずGSMが選択されることを示したが、さらにUMTSの電界強度も十分な場合はGSMの選択回数を超えない範囲でUMTSが選択されてもよい。ただし、この場合は、電源電圧値が所定電圧値700よりも低い時(ステップS400でYES)にどちらの移動通信システムを何度選択したかを、制御部205が記憶部210に記録しているものとする。
【0060】
(6)上記実施の形態においては、図4に示すように電源電圧値が所定電圧値700以上の時(ステップS400でNO)に、選択順1の移動通信システムの電界強度が十分な場合は必ず選択順1の移動通信システムが選択されることを示したが、さらに選択順2の移動通信システムの電界強度も十分な場合は選択順1の移動通信システムの選択回数を超えない範囲で選択順2の移動通信システムが選択されてもよい。ただし、選択順1の移動通信システム、または選択順2の移動通信システムのどちらを何度選択したかを、制御部205が記憶部210に記録しているものとする。
【0061】
(7)本発明は、上記に示す方法であるとしてもよい。また、これらの方法をコンピュータにより実現するコンピュータプログラムであるとしてもよいし、前記コンピュータプログラムからなるデジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、前記コンピュータプログラム又は前記デジタル信号を、電気通信回線、無線又は有線通信回線、インターネットを代表とするネットワーク等を経由して伝送するものとしてもよい。
【0062】
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリとを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムに従って動作するとしてもよい。
また、前記プログラム又は前記デジタル信号を前記記録媒体に記録して移送することにより、又は前記プログラム又は前記デジタル信号を前記ネットワーク等を経由して移送することにより、独立した他のコンピュータシステムにより実施するとしてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明に係る通信端末は、複数の移動通信システムの1つを介して外部端末と通信する通信端末であって、外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報を反映して移動通信システムを選択するシステム選択手段と、前記システム選択手段によって選択された移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えることを特徴とする。
【0067】
これにより使用者が移動通信システムを選択する際の指向を、使用者の通信接続履歴情報という側面から捕らえて、それに従った移動通信システムの選択をして使用者に提供することが可能になる。通信接続履歴情報は使用者が好んでよく選択する移動通信システムを反映していると考えられるので、次に使用者がどの移動通信システムを選択するかを予測するための大きな手がかりの1つとなる。すなわち、使用者がどの移動通信システムを好むかを使用者の通信接続履歴情報に基づいて予測し、その移動通信システムを自動で選択することにより、使用者が、好まない移動通信システムが自動で選ばれたため好む移動通信システムに手動で切り替えて位置登録しなければいけないという煩雑な操作を、出来るだけ省き効率よく使用することができる。
【0068】
ここで前記システム選択手段は前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報から移動通信システム毎の通信回数を計数し前記通信回数が最大の移動通信システムを優先して選択すること特徴とすることとしてもよい。
これにより、使用者が移動通信システムを選択する際の指向を、使用者の通信接続履歴情報のうち、通信回数という側面から捕らえて、それに従った移動通信システムの選択をして使用者に提供することが可能になる。通信回数が最も多い移動通信システムは使用者が最も好んで何度も選択する移動通信システムを反映していると考えられるので、次に使用者がどの移動通信システムを選択するかを予測するための大きな手がかりの1つとなる。すなわち、使用者がどの移動通信システムを好むかを通信回数に基づいて予測し、その移動通信システムを自動で選択することにより、使用者が、好まない移動通信システムが自動で選ばれたため好む移動通信システムに手動で切り替えて位置登録しなければいけないという煩雑な操作を、出来るだけ省き効率よく使用することができる。
【0069】
また前記履歴蓄積手段によって蓄積される履歴情報は通信時間に係る情報を含むものであって、前記システム選択手段は前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報から移動通信システム毎の累積通信時間を取得し前記累積通信時間が最も長い移動通信システムを優先して選択することを特徴とすることとしてもよい。
【0070】
これにより、使用者が移動通信システムを選択する際の指向を、使用者の通信接続履歴情報のうち、累積通信接続時間という側面から捕らえて、それに従った移動通信システムの選択をして使用者に提供することが可能になる。累積通信接続時間が最も長い移動通信システムは使用者が最も好んで長時間使用する移動通信システムを反映していると考えられるので、次に使用者がどの移動通信システムを選択するかを予測するための大きな手がかりの1つとなる。すなわち、使用者がどの移動通信システムを好むかを累積通信回数に基づいて予測し、その移動通信システムを選択することにより、使用者が、好まない移動通信システムが自動で選ばれたため好む移動通信システムに手動で切り替えて位置登録しなければいけないという煩雑な操作を、出来るだけ省き効率よく使用することができる。
【0071】
また、本発明に係る通信端末は、複数の通信方式が互いに異なる移動通信システムの1つを介して外部端末と通信することができる通信端末であって、前記複数の移動通信システムの各々の通信方式対応して通信するための各々の無線部と、本通信端末を駆動する電源電圧を検知する電圧検知手段と、前記電圧検知手段から得られた電源電圧値を反映していずれの前記無線部を選択するかの処理を行う無線部選択手段と、前記無線部選択手段によって選択された無線部を通じて位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えることを特徴とする。
【0072】
これにより、電源電圧値が大きい時と小さい時で選ぶ無線部を変えることができるようになる。例えば、電源電圧値が小さい時には、消費電力が小さい移動通信システムに対応した無線部を選ぶようにその選択を制限し、一方電源電圧が大きい時には、消費電力が大きいが通信速度が速いような移動通信システムに対応した無線部を選択できるようになる。これにより、常に特定の移動通信システムに対応した無線部が優先して自動選択されることがなくなる。
【0073】
また、本発明に係る通信端末は、複数の通信方式が互いに異なる移動通信システムの1つを介して外部端末と通信することができる通信端末であって、前記複数の移動通信システムの各々の通信方式対応して通信するための各々の無線部と外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る情報を蓄積する履歴蓄積手段と、前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報を反映して前記無線部を選択する処理を行う無線部選択手段と、前記無線部選択手段によって選択された無線部を通じて移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えることを特徴とする。
【0074】
これにより、使用者が移動通信システムを選択する際の指向を、使用者の通信接続履歴情報という側面から捕らえて、それに従った移動通信システムに対応する無線部を自動で選択しその無線部を介して本通信端末を位置登録することが可能になる。通信接続履歴情報は使用者が好んでよく選択する移動通信システムを反映していると考えられるので、次に使用者がどの移動通信システムを選択するかを予測するための大きな手がかりとなる。すなわち、使用者がどの移動通信システムを好むかを通信接続履歴情報に基づいて予測し、その移動通信システムの通信方式に対応した無線部を選択することにより、使用者が、好まない移動通信システムに対応する無線部が自動で選ばれ、その無線部を通じで位置登録をされたため、使用者が好む移動通信システムに手動で切り替えて位置登録しなければいけないという煩雑な操作を、出来るだけ省き効率よく使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信端末100と移動通信システムとの関係を示す図である。
【図2】移動通信端末100の構成を示すブロック図である。
【図3】移動通信端末100の電源を投入後の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】図3で示す通信システム選択処理(ステップS305)内部の流れを示すフローチャートである。
【図5】移動通信端末100の表示部の表示画面例を示す図である。
【図6】移動通信端末100の通信システム選択モードデータを示す図である。
【図7】移動通信端末100の所定の電圧値データを示す図である。
【図8】移動通信端末の通信システム選択基準データを示す図である。
【図9】移動通信端末100の表示部の表示画面例を示す図である。
【図10】移動通信端末100の表示部の表示画面例を示す図である。
【図11】移動通信端末100の表示部の表示画面例を示す図である。
【図12】移動通信端末100の表示部の表示画面例を示す図である。
【図13】図3で示す通信システム選択方法の設定(ステップS301)内部の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100 移動通信端末
101 GSMの無線基地局
102 UMTSの無線基地局
103 UMTSの無線基地局
104 GSMの無線基地局
105 公衆通信回線
106 移動通信端末位置管理局
107 通信端末
201 共通アンテナ
202 GSM無線部
203 UMTS無線部
204 電界強度測定部
205 制御部
206 スピーカー
207 マイクロフォン
208 入力部
209 表示部
210 記憶部
211 電源電圧検知部
500 表示画面
501 表示部位
502 表示部位

Claims (6)

  1. 複数の移動通信システムの1つを介して外部端末と通信する通信端末であって、
    外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る履歴情報を蓄積する履歴蓄積手段と、
    前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報の程度に応じて前記移動通信システムを選択するシステム選択手段と、
    前記システム選択手段によって選択された移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えること
    を特徴とする通信端末。
  2. 前記システム選択手段は前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報から移動通信システム毎の通信回数を計数し前記通信回数が最大の移動通信システムを優先して選択すること
    を特徴とする請求項に記載の通信端末。
  3. 前記履歴蓄積手段によって蓄積される履歴情報は通信時間に係る情報を含むものであって、
    前記システム選択手段は前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報から移動通信システム毎の累積通信時間を取得し前記累積通信時間が最も長い移動通信システムを優先して選択すること
    を特徴とする請求項に記載の通信端末。
  4. 前記履歴蓄積手段は、複数種類の前記履歴情報を記憶しており、
    前記システム選択手段は、ユーザにより予め選択された種類の履歴情報を用いて、前記移動通信システムの選択を行うこと
    を特徴とする請求項に記載の通信端末。
  5. CPUを備える通信端末に複数の移動通信システムの1つを介して外部端末と通信させるためのプログラムであって、
    外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る情報を蓄積する履歴蓄積ステップと、
    前記複数の移動通信システムのうち、前記履歴蓄積ステップによって蓄積された前記履歴情報の程度に応じて、前記移動通信システムを選択するシステム選択ステップと、
    前記システム選択ステップによって選択された移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録ステップとを備えること
    を特徴とするプログラム。
  6. 複数の通信方式が互いに異なる移動通信システムの1つを介して外部端末と通信することができる通信端末であって、
    前記複数の移動通信システムの各々の通信方式に対応して通信するための各々の無線部と、
    外部通信端末と通信接続する度毎にどの移動通信システムを介したかに係る情報を蓄積する履歴蓄積手段と、
    前記複数の無線部のうち、前記履歴蓄積手段によって蓄積された前記履歴情報の程度に応じて、前記無線部を選択する処理を行う無線部選択手段と、
    前記無線部選択手段によって選択された無線部を通じて移動通信システムに対し位置登録信号を送信する位置登録手段とを備えること
    を特徴とする通信端末。
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