JP3001514U - 飼育ケース - Google Patents
飼育ケースInfo
- Publication number
- JP3001514U JP3001514U JP1994002700U JP270094U JP3001514U JP 3001514 U JP3001514 U JP 3001514U JP 1994002700 U JP1994002700 U JP 1994002700U JP 270094 U JP270094 U JP 270094U JP 3001514 U JP3001514 U JP 3001514U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container body
- partition plate
- opening
- engaging
- side surfaces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Housing For Livestock And Birds (AREA)
- Farming Of Fish And Shellfish (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 仕切板を使用しない場合であっても、内部の
観察がしやすい飼育ケースを提供する。 【構成】 容器体1と容器体1の開口部10より差し入
れる仕切板2と開口部10に嵌合する嵌合体3とを備え
ている。直方体形状の容器体1の前後側面12,13の
開口部10側に、相対向する通気孔16を複数個開成す
る。そして、容器体1の底面11と前側面12,13と
が交わる対向した角部に、一対の各係合凸部17,18
を設け、通気孔16,・・・に対応する部位に配置す
る。仕切板2の短辺を形成する両縁の隅に、係合部1
9,19を形成する。容器体1から仕切板2外して使用
しても、通気孔16,・・・と係合凸部17(18),
・・・と間の観察領域には障害物が存在しないので、前
記観察領域での透視性は確保され、内部の様子は観察し
やすい。
観察がしやすい飼育ケースを提供する。 【構成】 容器体1と容器体1の開口部10より差し入
れる仕切板2と開口部10に嵌合する嵌合体3とを備え
ている。直方体形状の容器体1の前後側面12,13の
開口部10側に、相対向する通気孔16を複数個開成す
る。そして、容器体1の底面11と前側面12,13と
が交わる対向した角部に、一対の各係合凸部17,18
を設け、通気孔16,・・・に対応する部位に配置す
る。仕切板2の短辺を形成する両縁の隅に、係合部1
9,19を形成する。容器体1から仕切板2外して使用
しても、通気孔16,・・・と係合凸部17(18),
・・・と間の観察領域には障害物が存在しないので、前
記観察領域での透視性は確保され、内部の様子は観察し
やすい。
Description
【0001】
本考案は、昆虫などを収容して飼育するための飼育ケースに関する。
【0002】
従来の飼育ケース(実開平1−94052号公報参照)は、図3に示すように 、透明のプラスチック製であり、断面長方形状で上面が開口した容器体1と、該 容器体1の内部を複数の部屋に区切る仕切板2と、前記容器体上面の開口部に嵌 合する嵌合体3とからなる。前記容器体1を形成する相対向する内側面には、前 記開口部側から底部側の全面に亙って、上下に延在する一対の突出部4,4が、 複数箇所に形成されており、対をなす突出部4,4間には仕切溝5が形成されて いる。また、仕切溝5の幅は前記仕切板2の厚みに対応した幅に設定されており 、前記仕切板2を前記仕切溝5へ差し込むことが可能な構成になっている。
【0003】 一方、前記嵌合体3は、前記開口部に嵌合可能な形状に形成されており、中央 部には上方に膨出した膨出部6が形成されている。該膨出部6の側面には、長方 形状の複数の空気穴7,・・・が設けられている。
【0004】 前記飼育ケースにより、異種類の昆虫を飼育する際には、仕切板2を前記仕切 溝5に差し込み、前記容器体1の内部を前記仕切板2により2部屋に区切る。そ して、異種類の昆虫を、前記仕切板2により区切られた各部屋に分けて収容する 。このように、1つの飼育ケースにより複数の昆虫を飼育することができる。
【0005】
しかしながら、従来の飼育ケースにおいては、同種類の昆虫を飼育する場合に は、各部屋を区切る仕切板2は不要となる。しかしながら、前記容器体1の内部 には上下に延在する突出部4,4が形成されており、飼育されている昆虫を観察 する際に邪魔になってしまう。
【0006】 本考案は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、仕切板を使用 しない場合であっても、内部の観察がしやすい飼育ケースを提供することを目的 とする。
【0007】
前記課題を解決するために、本考案の請求項1の構成における飼育ケースにあ っては、透明性を有する容器体と、該容器体の開口部より差し入れられ、前記容 器体の内部空間を分割する仕切板とからなり、前記容器体の開口部側と前記開口 部に対向する底部側とに、前記仕切板を位置決めする夫々独立した第1位置決め 部と第2位置決め部とを設けた。
【0008】 請求項2の構成にあっては、底面と該底面に連設する側面とからなる透明性を 有した容器体と、該容器体の開口部より差し入れられ、前記容器体の内部空間を 分割する仕切板とからなり、前記側面の前記開口部側に相対向するスリットを形 成し、前記底面の前記各スリットに対応した部位に、前記仕切板の厚みに対応す る間隔を有した一対の係合凸部を形成し、前記仕切板に前記スリットに係合可能 な係合片を設けた飼育ケースにある。
【0009】 請求項3の構成においては、底面と該底面に連設する側面とからなる透明性を 有した容器体と、該容器体の開口部より差し入れられ、前記容器体の内部空間を 分割する仕切板とを備え、前記容器体の相対向する前記側面の開口部側に、複数 の通気孔を開口縁に沿って配列し、前記底面に前記仕切板の厚みに対応する間隔 を有した一対の係合凸部を形成し、前記仕切板に前記通気孔と係合可能な係合部 を設けた飼育ケースにある。
【0010】 また、対となる前記係合凸部を、前記底面と前記側面とが交わる角部に設けた 飼育ケースにある。
【0011】
前記構成において、請求項1記載の構成にあっては、容器体に仕切板を差し入 れて使用する際には、開口部側と底部側に設けられた第1位置決め部、第2位置 決め部により仕切板は位置決めされ、仕切板の移動は規制される。また、前記容 器体から仕切板を外した場合には、各位置決め部が、容器体の開口部側と底部側 に夫々独立して設けられているので、容器体の前記開口部側と前記底部側との間 の観察領域には内部を観察するときに障害となる物が存在せず、前記観察領域の 全域にわたり透視性が確保される。
【0012】 請求項2の構成にあっては、容器体の内部空間を仕切板によって分割する際に は、仕切板を容器体の開口部より差し入れる。すると、差し入れられた仕切板は 、底面側の一対の係合凸部により挟まれ横方向の移動が規制される。一方、前記 仕切板の係合片は、容器体の開口部側のスリットに挿入されて容器体に係合され るので、仕切板の位置決めはより強力に行われる。また、前記容器体から仕切板 を外して使用する場合には、容器体の前記スリットと前記係合凸部との間の側面 には、障害物が存在しないため、透視性は損なわれない。
【0013】 請求項3の構成においては、仕切板を容器体の底面の一対の係合凸部により挟 み、仕切板に設けられた係合部を、容器体の開口部側に設けられた通気孔に係合 させる。このように、仕切板は、容器体に設けられた通気孔を利用して、位置決 めが行われる。また、前記通気孔と前記係合凸部との間には障害物が存在せず、 透視性も確保される。
【0014】 また、対となる前記係合凸部を角部に設けたので、底面の中央部分は、凹凸の ない平面となる。
【0015】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。図1に示すように、本考案 に係る飼育ケースは、合成樹脂製であって、透明性を有した容器体1と、該容器 体1の開口部10より差し入れられ、容器体1の内部空間を分割する仕切板2と 、容器体1の前記開口部10に嵌合する嵌合体3とにより構成されている。
【0016】 前記容器体1は、長方形状の底面11と、該底面11の長辺に連設する薄板状 の前後側面12,13と、前記底面11の短辺に連設する薄板状の左右側面14 ,15とにより直方体形状に形成されており、上面に前記各側面12,13,1 4,15に包囲された開口部10が形成されている。前記前後側面12,13の 開口部10側には、上下方向に長辺を有した長方形状の通気孔16が開口縁1a に沿って複数個開成されており、前記通気孔16、・・・の短辺は、前記仕切板 2の厚みに対応した幅に設定されている。また、前記前側面12の通気孔16, ・・・と前記後側面13の通気孔16,・・・同士は、夫々対向する箇所に配列 されている。
【0017】 また、前記容器体1の底面11と前側面12とが交わる角部には、両側面11 ,12に連設する三角形板状の第1係合凸部17が2枚を1組として形成されて おり、各第1係合凸部17,17は、前記仕切板2の厚み対応する間隔Aをおい て配置されている。また、底面11と後側面13とが交わる角部にも、両側面1 1,13に連設する三角形板状の第2係合凸部18が2枚を1組として形成され ており、各第2係合凸部18,18は、前記間隔Aをおいて配置されている。こ れらの対となる第1係合凸部17,17と第2係合凸部18,18とは、互いが 対向するように、前記底面11の長辺を等間隔に分割する位置に2カ所に設けら れており、前記通気孔16,・・・に対応する部位に配置されている。
【0018】 一方、前記仕切板2は、前記容器体1の縦断面に対応した長方形の板状であり 、短辺を形成する両縁の隅には、係合部19,19が一体的に形成されている。 また、仕切板2には、両長辺を形成する縁部に沿って配列された複数の連通穴2 0,・・・が穿設されている。
【0019】 前記嵌合体3は、前記開口部に嵌合可能な長方形状に形成されており、中央部 には上方に膨出した膨出部6が形成されている。該膨出部6の中央部には、長方 形状の覗き窓21を開設して蓋体22によって開閉自在に閉止させるようにして いる。
【0020】 以上の構成からなる本実施例において、飼育ケースにより異種類の昆虫を飼育 する際には、容器体1の開口部10より仕切板2を差し込み、容器体1の内部を 仕切板2によって2部屋に区切る。このとき、図2に示すように、仕切板2の一 端側が、容器体1の角部に設けられた第1係合凸部17,17によって挟まれ位 置決めされる。また、前記仕切板2の他端側は、前記係合部19,19が通気孔 16,16に挿入されて位置決めされる。このように、前記仕切板2は、四隅が 通気孔16,16と第1係合凸部17,18とにより位置決めされているので、 仕切板2の移動は規制される。また、仕切板2の係合部19,19は、通気孔1 6,16に挿入されているため、上下方向の動きも規制される。したがって、容 器体に差し入れられた前記仕切板2は容器体1から外れにくくなる。また、通気 孔16,16の有効利用も行える。そして、異種類の昆虫を、前記仕切板2によ り区切られた各部屋に分けて収容して前記開口部10に嵌合体3を嵌合させる。 このように、異種類の昆虫を1つの飼育ケースにより飼育することができる。
【0021】 一方、同種類の昆虫を1つの部屋で飼育したい場合には、前記仕切板2を容器 体1から取り出して昆虫を収容する。そして、収容された昆虫を、容器体1の前 記各側面12,13,14,15より観察する。横長の前後側面12,13より 内部の様子を観察する場合であっても、通気孔16,・・・と前記係合凸部17 (18),・・・と間の観察領域には障害物が存在しないので、前記観察領域で の透視性は確保されている。また、前記係合凸部17(18),・・・は角部に 設けてあるので、底面11の中央部分は凹凸のない平面となる。よって、前記底 面11の中央部の透視性も確保されている。したがって、容器体1の各側面12 ,13,14,15、さらには、底面11のいずれの方向からも内部の様子が観 察しやすい飼育ケースとなる。
【0022】 また、前記容器体1の内部を掃除する際には、前記係合凸部17(18),・ ・・が角部に設けてあり、底面の中央部分は平面であるため、底面11の拭き取 りや掃除が容易にできる。また、前記係合凸部17(18),・・・は、三角形 状に形成されているので、底面11を拭きとる際に布などがひっかかることも無 い。
【0023】 なお、本実施例における容器体1は直方体形状に形成されているが、半球状に 形成しても良い。また、仕切板2を位置決めするために、容器体1に通気孔16 や係合凸部17(18)を形成したが、対となる凸部を仕切板2を挟むように形 成したり、前記開口縁部1aに至るスリットを切り欠いて形成してもても良い。 加えて、底面11に前記仕切板2が差し込み可能な溝を形成しても観察のしやす い飼育ケースとなり得る。
【0024】
以上説明したように本考案の請求項1記載の構成にあっては、仕切板を使用し ない場合に、容器体の周面に外部からの観察を妨げる不要な障害物を形成するこ となく観察領域の透視性を確保し、しかも、容器体に仕切板を差し入れて使用す る際には、従来どうりに、仕切板の移動を規制することができる。よって、容器 体の周面から内部の様子が観察しやすい飼育ケースとなり得る。
【0025】 請求項2の構成においては、請求項1と同様の効果に加えて、容器体のスリッ トに仕切板の係合片を挿入して仕切板の位置決めを行うため、容器体と仕切板と はより強固に固定される。したがって、容器体に固定された前記仕切板は外れに くくなる。
【0026】 請求項3の構成では、請求項2の効果に加え、容器体に設けられた通気孔を利 用して仕切板を固定するため、仕切板の横方向の移動を規制するとともに、上下 方向の移動も規制することができる。よって、容器体に固定された仕切板はさら に外れにくくなる。また、容器体の側面に通気孔を設けることにより、通気孔の 有効利用ができ、従来のように、容器体の開口部に嵌合する嵌合体に通気孔を設 ける必要も無くなる。
【0027】 また、対となる前記係合凸部を角部に設け、底面の中央部分を平面にすること により、底面側からの観察もしやすくなる。さらに、底面が汚れた場合には、底 面には平坦な部分が多いため、底面の拭き取りや掃除も容易に行うことができる 。
【図1】本考案の一実施例を示す分解斜視図である。
【図2】図1のB−B断面に仕切板が差し入れられた状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図3】従来例の飼育ケースの側面を示す要部断面図で
ある。
ある。
1 容器体 1a 開口縁 2 仕切板 10 開口部 11 底面 12 前側面 13 後側面 16 通気孔 17 第1係合凸部 18 第2係合凸部 19 係合部 A 間隔
Claims (4)
- 【請求項1】 透明性を有する容器体と、該容器体の開
口部より差し入れられ、前記容器体の内部空間を分割す
る仕切板とからなる飼育ケースにおいて、 前記容器体の開口部側と前記開口部に対向する底部側と
に、前記仕切板を位置決めする夫々独立した第1位置決
め部と第2位置決め部とを設けたことを特徴とする飼育
ケース。 - 【請求項2】 底面と該底面に連設する側面とからなる
透明性を有した容器体と、該容器体の開口部より差し入
れられ、前記容器体の内部空間を分割する仕切板とから
なる飼育ケースにおいて、 前記側面の前記開口部側に相対向するスリットを形成
し、前記底面の前記各スリットに対応した部位に、前記
仕切板の厚みに対応する間隔を有した一対の係合凸部を
形成し、前記仕切板に前記スリットに係合可能な係合片
を設けたことを特徴とする飼育ケース。 - 【請求項3】 底面と該底面に連設する側面とからなる
透明性を有した容器体と、該容器体の開口部より差し入
れられ、前記容器体の内部空間を分割する仕切板とから
なる飼育ケースにおいて、 前記容器体の相対向する前記側面の開口部側に、複数の
通気孔を開口縁に沿って配列し、前記底面に前記仕切板
の厚みに対応する間隔を有した一対の係合凸部を形成
し、前記仕切板に前記通気孔と係合可能な係合部を設け
たことを特徴とする飼育ケース。 - 【請求項4】 対となる前記係合凸部を、前記底面と前
記側面とが交わる角部に設けたことを特徴とする請求項
3記載の飼育ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002700U JP3001514U (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 飼育ケース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002700U JP3001514U (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 飼育ケース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001514U true JP3001514U (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=43137490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002700U Expired - Lifetime JP3001514U (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | 飼育ケース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001514U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102718184B1 (ko) | 2021-07-09 | 2024-10-17 | 박봉화 | 두부 폐기물을 처리하는 곤충사육장치 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP1994002700U patent/JP3001514U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102718184B1 (ko) | 2021-07-09 | 2024-10-17 | 박봉화 | 두부 폐기물을 처리하는 곤충사육장치 |
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