JP3001342U - 吸引式電動バリカン - Google Patents

吸引式電動バリカン

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JP3001342U
JP3001342U JP1994002506U JP250694U JP3001342U JP 3001342 U JP3001342 U JP 3001342U JP 1994002506 U JP1994002506 U JP 1994002506U JP 250694 U JP250694 U JP 250694U JP 3001342 U JP3001342 U JP 3001342U
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四郎 手塚
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四郎 手塚
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電動バリカンにおいて、刈られたヘア−の周
囲への飛散を防止する。 【構成】 電動バリカン本体1の表裏両壁1aの下部に
前記電動バリカン本体1の底部1bを表裏連通する隧道
4を設けた突出段差3を設ける。そして、その突出段差
3面に密合する筒状ケ−ス2を被設することにより、刈
歯5の表裏両側に上部から前記隧道4に至る吸引空間S
を形成させると共に前記隧道4には外部排出口6を設け
て該排出口6に集塵器8の吸引管9を接続して構成され
る。前記筒状ケ−ス2は、ヘア−の長さ調節杆、櫛状ガ
イド、挟持手段等の態様の交換が可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、髪の毛(ヘア−)をカット調髪するためのハンディタイプの電動バ リカンに関する。
【0002】
【従来の技術】
ヘア−が長くなると散髪をしたくなる。極く簡単なカットの場合、美容院や理 容院へわざわざ行くのは経済的ではないので、自宅でハサミ、バリカンやレザ− カット具などで済ますことができる。この自己流でカットする場合、ヘア−の長 さをキチンと整える技術がないのでトラ刈りになりやすく又ヘア−が飛散して後 の掃除が厄介であり自宅でのヘア−のカットも容易ではない。 そのため、結局美容院や理容院行きとなる。
【0003】 そこで、簡単なカットは自宅で容易にできるようにハンディタイプの電動バリ カンが提供されている。 しかし、駆動刈歯でカットされたヘア−は周囲に飛散してしまう。この飛散し たヘア−の掃除は細かいだけに大変面倒で厄介であった。また電動バリカン自体 を随時掃除することも衛生上欠かせない仕事であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記実情に鑑みてなされたもので、自宅で容易に長さを切りそろえ でき、また、カットされたヘア−の飛散を防止できる衛生的で使いやすいハンデ ィタイプの電動バリカンを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の吸引式電動バリカンは、電動バリカン本 体1の表裏両壁1aの下部に前記電動バリカン本体1の底部1bを表裏連通する 隧道4を設けた突出段差3を設ける。 そして、その突出段差3面に密合する筒状ケ−ス2を被設することにより、刈 歯5の表裏両側に上部から前記隧道4に至る吸引空間Sを形成させると共に前記 隧道4には外部排出口6を設けて該排出口6に集塵器8の吸引管9を接続して構 成されるものである。
【0006】 また、前記筒状ケ−ス2には各種態様が可能であり、その態様としては、刈歯 5の表裏両側に沿って狭窄開口部11を形成したもの、その側壁2aにヘア−カ ットの長さ調節杆12を出没自在に設けたもの、筒状ケ−ス2の表裏側上縁に、 電動バリカン本体1の刈歯5を覆う櫛状ガイド13を形成したもの、筒状ケ−ス 2の表裏のいずれか一側の上縁に電動バリカン本体1の刈歯5を覆う櫛状ガイド 13を形成したもの、そして前記櫛状ガイド13にヘア−の挟持手段15を設け たものがある。
【0007】
【作用】
本考案は上記のようなので、集塵器8の稼働によりカットされたヘア−が外に 飛散することなく殆ど刈歯5両側の吸引空間Sから排出口6、吸引管9を通過し て集塵器8のヘア−収納袋内に集められる。
【0008】 また、前記筒状ケ−ス2の態様によって、刈歯5の表裏両側に沿って狭窄開口 部11を形成すると電動バリカン本体1のヘア−カット角度を大きくとれる。 さらに、筒状ケ−ス2の側壁2aにヘア−カットの長さ調節杆12を出没自在 に設けると、調節杆12の一方を長く出せば漸増状態にカットでき、また両方を 長く出せばその長さに揃えてカットできる。 また、筒状ケ−ス2の表裏側又は表裏のいずれか一側の上縁に電動バリカン本 体1の刈歯5を覆う櫛状ガイド13を形成すると、肌が直接刈歯5に接触するこ とを避けられる。そして、前記櫛状ガイド13にヘア−の挟持手段15を設ける と、ヘア−を一旦押えて寸法を確定してカットすることができる。
【0009】
【実施例】 以下本考案の実施例を図によって説明すると、 図1及び図2に示すように、本考案の吸引式電動バリカンは、電動バリカン 本体1の表裏両壁1aの下部に前記電動バリカン本体1の底部1bを表裏連通す る隧道4を設けた突出段差3を設ける。 そして、前記突出段差3面に密合する筒状ケ−ス2を刈歯5を露出させて被設 することにより、刈歯5の表裏両側に上部から前記隧道4に至る吸引空間Sを形 成させると共に前記隧道4には外部排出口6を設ける。 この排出口6に図2の(ロ)に示す集塵器8の吸引管9を接続する。
【0010】 前記集塵器8は、図2の(ロ)に示す電気掃除機Cを吸引管9で排出口6に接 続した態様を示したが、別の態様として、刈歯5を駆動する電動バリカン本体1 内の駆動モ−タと連結したファンの回転により減圧吸引し、操作スィッチ10に よって駆動モ−タを操作する専用吸引装置を連設しても良い。 前記吸込管9は蛇腹式ビニ−ルパイプ等の吸引減圧による潰れが起こらない強 度を有する軽量なものが好ましい。
【0011】 前記筒状ケ−ス2については、態様が各種可能である。 図3に示すように、刈歯5の表裏両側に沿って狭窄開口部11を形成するもの 、また、その側壁2aにヘア−の長さ調節杆12を出没自在に設けるもの、図4 と図5に示すように、筒状ケ−ス2の表裏側又は表裏のいずれか一側の上縁に電 動バリカン本体1の刈歯5を覆う櫛状ガイド13を形成するものができる。この 櫛状ガイド13は、図6に示すように、刈歯5を覆うように湾曲させた櫛状ガイ ド14にすることもできる。 さらに、図7に示すように、刈歯5の裏側を覆う前記櫛状ガイド13にヘア− の挟持手段15を設ることもできる。
【0012】 図7に示すヘア−の挟持手段15は、上部に挟持爪を下部に操作杆取付け片を 形成するフック16をその中間で櫛状ガイド13の基部の裏側に設けた枢着部1 8に夫々枢着し、各操作杆取付け片に接続させた操作杆17を往復させることに よって、櫛状ガイド13の櫛歯の隙間に挟持爪を出没させる。 その各フック16の下部の操作杆取付け片は、直接操作杆17に掛止すると、 櫛歯の隙間ごとのヘア−Hの挟持本数のばらつきによって、櫛歯の隙間にヘア− が少ない場合は押えられないものが出てくるので、それを防ぐためにフック16 の操作杆取付け片の夫々にバネ22を介して操作杆17に繋げる。 図7の(イ)は、フック16が開いた状態である。(ロ)は、操作杆17を押 して異なる本数のヘア−Hが挟持され櫛状ガイド13の隙間に押え付けられた状 態を示す。 操作杆17には操作杆バネ19を填めて一方向(図7の左方向)に押すだけで 操作できるようにする。
【0013】
【使用法】
まず、集塵器8の吸込管9を排出口6に接続しておく。そして、電動バリカン 本体1に、筒状ケ−ス2を被せる。 電気掃除機Cを利用する場合には、先に電気掃除機Cのスイッチを入れて吸引 開始する。 そして、操作スィッチ10によりバリカンの刈歯5を作動させる。 その状態でヘア−を刈る。カットされた細かいヘア−は刈歯5両面に開口状態 の吸引空間Sに吸込まれ、隧道4を通過して吸引管9から集塵器8のヘア−収納 袋7に溜まる。 ヘア−収納袋7が満杯になったら、外して捨てる。そして新たにヘア−収納袋 7にのスペア−を装着する。 使用して汚れたら筒状ケ−ス2を外して刷毛などで吸引空間Sを掃除する。
【0014】 前記筒状ケ−ス2の態様によって各種の機能が実行される。 刈歯5の表裏両側に沿って狭窄開口部11を形成すると電動バリカン本体1の カット角度を大きくとれるので、電動バリカンを寝せて使用する。 さらに、筒状ケ−ス2側壁2aにヘア−のカット長さ調節杆12を出没自在に 設けると、調節杆12の一方を長く出せば揉み上げ部分や生え際の長さを漸増状 態にカットでき、また両方を長く出せばその長さに揃えてカットできる。 刈歯5を覆う櫛状ガイド13を設けると、直接肌に刈歯5に接触することを避 けられるので、肌に押しつけても安全である。 そして、前髪などを切り揃える場合、前記櫛状ガイド13にヘア−の挟持手段 15を設けると、操作杆17を押してヘア−を一旦櫛状ガイド13に押え付け切 り揃え長さを確認してカットできる。
【0015】
【考案の効果】
刈られた細かいヘア−は外に殆ど飛散することなくそのまま隧道4から吸い込 まれて集塵器8のヘア−収納袋7に溜められる。またその廃棄処理もスペア−交 換方式としてヘア−収納袋7ごと捨てれば良いので極めて容易となる。 筒状ケ−ス2を外せば、刷毛などで吸引空間S内を掃除できるので衛生的であ る。つまり一貫して衛生的に処理される。 このために、洗面所、風呂場、居間等場所を選ばず髪の飛散と清掃の煩わしさ を心配することなく調髪ができるようになった。 また、前記筒状ケ−ス2を替えれば、正確な長さ調節、切り揃えなどのでき、 揉み上げ部分や生え際の長さも思うようにカットできる。 さらに、櫛状ガイド13を設ければ、刈歯5を肌に直接押しつけても安全であ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の斜視図。
【図2】(イ)が図1のA−A線縦断側面図、(ロ)が
集塵器を示す略図。
【図3】筒状ケ−ス2部分の別の態様の斜視図。
【図4】筒状ケ−ス2部分の別の態様の斜視図。
【図5】筒状ケ−ス2部分の別の態様の斜視図。
【図6】筒状ケ−ス2部分の別の態様の斜視図。
【図7】ヘア−の挟持手段15を備えた態様の筒状ケ−
ス2を示す部分拡大正面図。
【符合の説明】
1 電動バリカン本体 1a 電動バリカン本体1の表裏両壁 1b 電動バリカン本体1の底部 2 筒状ケ−ス 2a 筒状ケ−スの側壁 3 突出段差 4 隧道 5 刈歯 6 排出口 7 ヘア−収納袋 8 集塵器 9 吸引管 10 操作スィッチ 11 狭窄開口部 12 長さ調節杆 13 櫛状ガイド 14 櫛状ガイド 15 ヘア−の挟持手段 16 フック 17 操作杆 18 枢着部 19 操作杆バネ 20 長さ調節櫛 21 長さ調節杆受けガイド 22 バネ C 電気掃除機 S 吸引空間

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動バリカン本体(1)の表裏両壁(1
    a)の下部に前記電動バリカン本体(1)の底部(1
    b)を表裏連通する隧道(4)を設けた突出段差(3)
    を設け、該突出段差(3)面に密合する筒状ケ−ス
    (2)を被設することにより、刈歯(5)の表裏両側に
    上部から前記隧道(4)に至る吸引空間Sを形成させる
    と共に前記隧道(4)には外部排出口(6)を設けて該
    排出口(6)に集塵器(8)の吸引管(9)を接続して
    成る吸引式電動バリカン。
  2. 【請求項2】 筒状ケ−ス(2)が、刈歯(5)の表裏
    両側に沿って狭窄開口部(11)を形成して成る請求項
    1の吸引式電動バリカン。
  3. 【請求項3】 筒状ケ−ス(2)が、その側壁(2a)
    にヘア−カットの長さ調節杆(12)を出没自在に設け
    て成る請求項1または2の吸引式電動バリカン。
  4. 【請求項4】 筒状ケ−ス(2)の表裏側上縁に、電動
    バリカン本体(1)の刈歯(5)を覆う櫛状ガイド(1
    3)を形成して成る請求項1乃至3のうちいずれか一項
    記載の吸引式電動バリカン。
  5. 【請求項5】 筒状ケ−ス(2)の表裏のいずれか一側
    の上縁に、電動バリカン本体(1)の刈歯(5)を覆う
    櫛状ガイド(13)を形成して成る請求項1乃至3のう
    ちいずれか一項記載の吸引式電動バリカン。
  6. 【請求項6】 櫛状ガイド(13)にヘア−の挟持手段
    (15)を設けて成る請求項1乃至5のうちいずれか一
    項記載の吸引式電動バリカン。
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