JP3001321B2 - 竪型噴流メッキ装置 - Google Patents
竪型噴流メッキ装置Info
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- JP3001321B2 JP3001321B2 JP4041723A JP4172392A JP3001321B2 JP 3001321 B2 JP3001321 B2 JP 3001321B2 JP 4041723 A JP4041723 A JP 4041723A JP 4172392 A JP4172392 A JP 4172392A JP 3001321 B2 JP3001321 B2 JP 3001321B2
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- electrolytic cell
- electrolyte
- supply nozzle
- liquid supply
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属帯の竪型噴流メッ
キ装置に関するものである。
キ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストリップに電解メッキを施す竪型メッ
キ装置は、高い電流密度でメッキを行うための技術、例
えば、特公平03−35395号公報記載の提案の場
合、図6に示す通り、ストリップ2と電極5,5′間に
電解液を供給し、ストリップと電解液との間に撹拌効果
を与え、高い電流密度を得る方法が提案されている。
キ装置は、高い電流密度でメッキを行うための技術、例
えば、特公平03−35395号公報記載の提案の場
合、図6に示す通り、ストリップ2と電極5,5′間に
電解液を供給し、ストリップと電解液との間に撹拌効果
を与え、高い電流密度を得る方法が提案されている。
【0003】詳述すれば、電極5,5′間にストリップ
2を走行させて電解メッキを施す際に、電極5,5′の
一端側に給液ノズル4,4′を配設し、電極5,5′に
対して給液ノズル4,4′の反対勝手の位置に電解液排
出装置10,10′をそれぞれ配設したことを特徴とし
ており、給液ノズル4への電解液の供給はそれぞれ独立
している。
2を走行させて電解メッキを施す際に、電極5,5′の
一端側に給液ノズル4,4′を配設し、電極5,5′に
対して給液ノズル4,4′の反対勝手の位置に電解液排
出装置10,10′をそれぞれ配設したことを特徴とし
ており、給液ノズル4への電解液の供給はそれぞれ独立
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特公平03−3539
5号公報で提案されているメッキ装置では、確かに高電
流密度電解が可能となったが次のような問題がある。電
解液を電極へ給液する給液ノズル部への、電解液の液量
は上記電解液の撹拌効果を得るためには相当量の液量を
必要とする。このため、給液量の増大は電解液を給液す
るポンプ、電解液を貯溜する貯溜タンクおよび配管等の
増大を招き電解液量の増大となるばかりか、設備コスト
的に得策でない。一般に貯溜タンクの容量は供給液量の
2〜4倍は必要とされており、また、配管ボリュームも
供給液量に比例して増大する。このような従来技術の問
題点に鑑み、本発明の目的は、電解液の量を減少させ、
装置の簡素化を図った竪型噴流メッキ装置を提供するこ
とにある。
5号公報で提案されているメッキ装置では、確かに高電
流密度電解が可能となったが次のような問題がある。電
解液を電極へ給液する給液ノズル部への、電解液の液量
は上記電解液の撹拌効果を得るためには相当量の液量を
必要とする。このため、給液量の増大は電解液を給液す
るポンプ、電解液を貯溜する貯溜タンクおよび配管等の
増大を招き電解液量の増大となるばかりか、設備コスト
的に得策でない。一般に貯溜タンクの容量は供給液量の
2〜4倍は必要とされており、また、配管ボリュームも
供給液量に比例して増大する。このような従来技術の問
題点に鑑み、本発明の目的は、電解液の量を減少させ、
装置の簡素化を図った竪型噴流メッキ装置を提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定の間隔を
置いて対向して配設した電極5,5′間にストリップ2
を走行させて電解メッキを行う、2つの電解槽からなる
少なくとも1組の竪型噴流メッキ装置を設け、一方の電
解槽下部に1次給液ノズル4を配設し、その電解槽の上
部に中継電解液溜り8を配設し、他方の電解槽の上部に
2次給液ノズルを配設し、その電解槽の下部に電解液排
出装置10を配設するとともに前記一方の電解槽上部に
設けた中継電解液溜り8と他方の電解槽上部に設けた2
次給液ノズル9とを連通する連通管8−3を設けたこと
を特徴とする竪型噴流メッキ装置である。
置いて対向して配設した電極5,5′間にストリップ2
を走行させて電解メッキを行う、2つの電解槽からなる
少なくとも1組の竪型噴流メッキ装置を設け、一方の電
解槽下部に1次給液ノズル4を配設し、その電解槽の上
部に中継電解液溜り8を配設し、他方の電解槽の上部に
2次給液ノズルを配設し、その電解槽の下部に電解液排
出装置10を配設するとともに前記一方の電解槽上部に
設けた中継電解液溜り8と他方の電解槽上部に設けた2
次給液ノズル9とを連通する連通管8−3を設けたこと
を特徴とする竪型噴流メッキ装置である。
【0006】
【作用】このようにすれば、従来2つの電解槽に個別に
供給していた電解液を同じ電解液で2つの電解槽に供給
できるので、電解液の量が半分で済む。そして、その電
解液を貯溜する貯溜タンクの容量も半分でよく、その他
電解液供給配管も大幅に簡素化される。
供給していた電解液を同じ電解液で2つの電解槽に供給
できるので、電解液の量が半分で済む。そして、その電
解液を貯溜する貯溜タンクの容量も半分でよく、その他
電解液供給配管も大幅に簡素化される。
【0007】
【実施例】以下、実施例にしたがって説明をする。な
お、本発明がこの実施例に限定されないことは言うまで
もない。図1,図2および図3に示すように、ストリッ
プ2はコンダクターロール3,3′により、陰極に通電
される。1次給液ノズル4は、電極5の下部に配設し、
電解液を給液し撹拌効果を与える。1次給液ノズル4下
部に設置された液シール6は電解液が系外へ流失するの
を防止する。
お、本発明がこの実施例に限定されないことは言うまで
もない。図1,図2および図3に示すように、ストリッ
プ2はコンダクターロール3,3′により、陰極に通電
される。1次給液ノズル4は、電極5の下部に配設し、
電解液を給液し撹拌効果を与える。1次給液ノズル4下
部に設置された液シール6は電解液が系外へ流失するの
を防止する。
【0008】液シール6は2本のロールでストリップ2
を挟み付けてシールする方法、ゴム状の板をスリップに
押し当ててシールする方法等がある。要は、電解液を効
率よく電極5へ供給できるものであれば良い。また、電
極5,5′の幅方向の両側面にはサイドシール7,7′
を配設させ電極幅方向への電解液の流失を防止する。中
継電解液溜り8は電極5を通過してきた電解液を2次給
液ノズル9へ中継させるもので、ストリップ2と相対し
た仕切壁8−1、液溜8−2および連通管8−3とで構
成し、仕切壁8−1には有数の穴つきとし、液溜8−2
の底部に連通管8−3への取り出しノズル8−4を設け
る。
を挟み付けてシールする方法、ゴム状の板をスリップに
押し当ててシールする方法等がある。要は、電解液を効
率よく電極5へ供給できるものであれば良い。また、電
極5,5′の幅方向の両側面にはサイドシール7,7′
を配設させ電極幅方向への電解液の流失を防止する。中
継電解液溜り8は電極5を通過してきた電解液を2次給
液ノズル9へ中継させるもので、ストリップ2と相対し
た仕切壁8−1、液溜8−2および連通管8−3とで構
成し、仕切壁8−1には有数の穴つきとし、液溜8−2
の底部に連通管8−3への取り出しノズル8−4を設け
る。
【0009】図4および図5に示すように、2次給液ノ
ズル9は液受け9−1および仕切壁9−2とで構成し、
液受け9−1は前記連通管8−3の一端が接続してい
る。仕切壁9−2の頂上はノコギリ状の形状とし、液面
の波立ちを防止する。さらに、仕切壁9−2には有数の
穴つきとし、穴の数はストリップ幅方向に対し中央より
端部に向かって密とすることによって、ストリップに対
しA面およびB面の流量が均等に流れるようにしてい
る。
ズル9は液受け9−1および仕切壁9−2とで構成し、
液受け9−1は前記連通管8−3の一端が接続してい
る。仕切壁9−2の頂上はノコギリ状の形状とし、液面
の波立ちを防止する。さらに、仕切壁9−2には有数の
穴つきとし、穴の数はストリップ幅方向に対し中央より
端部に向かって密とすることによって、ストリップに対
しA面およびB面の流量が均等に流れるようにしてい
る。
【0010】また、電解液排出装置10は排出仕切壁1
0−1および排出シール10−2で構成し、電解液を系
外へ排出するものである。仕切壁9−2は有数の穴つき
構造とした方が好ましい。排出シール10−2は2本の
ロールを挟み付ける方法、ゴム状の板でシールさせる方
法等で要は、電解液が下部よりの空気の巻き込みを防止
できるものであれば良い。
0−1および排出シール10−2で構成し、電解液を系
外へ排出するものである。仕切壁9−2は有数の穴つき
構造とした方が好ましい。排出シール10−2は2本の
ロールを挟み付ける方法、ゴム状の板でシールさせる方
法等で要は、電解液が下部よりの空気の巻き込みを防止
できるものであれば良い。
【0011】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果がある。
竪型噴流メッキ装置において、最低限の電解液の流量で
高い電極内流速を得ることが可能となり、電流密度のア
ップに伴い、高能率のメッキが可能となり、メッキ装置
の数を大幅に低減させることができると同時に、電解液
量の減による操業コスト低減および設備コストの低減が
達成できる。
竪型噴流メッキ装置において、最低限の電解液の流量で
高い電極内流速を得ることが可能となり、電流密度のア
ップに伴い、高能率のメッキが可能となり、メッキ装置
の数を大幅に低減させることができると同時に、電解液
量の減による操業コスト低減および設備コストの低減が
達成できる。
【図1】本発明の実施例を示す側部断面図である。
【図2】図1のA−A視図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】2次給液ノズルの説明図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】従来のメッキ装置の側部断面図である。
1 液受け槽 2 ストリップ 3,3′ コンダクターロール 4 1次給液ノズル 5,5′ 電極 6 液シール 7,7′ サイドシール 8 中継電解液溜り 8−1 仕切壁 8−2 液溜 8−3 連通管 8−4 取り出しノズル 9 2次供給ノズル 9−1 液受け 9−2 仕切壁 10 電解液排出装置 10−1 排出仕切壁 10−2 排出シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−171897(JP,A) 特開 昭63−303093(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C25D 7/06
Claims (1)
- 【請求項1】 所定の間隔を置いて対向して配設した電
極間にストリップを走行させて電解メッキを行う、2つ
の電解槽からなる少なくとも1組の竪型噴流メッキ装置
を設け、一方の電解槽下部に1次給液ノズルを配設し、
その電解槽の上部に中継電解液溜りを配設し、他方の電
解槽の上部に2次給液ノズルを配設し、その電解槽の下
部に電解液排出装置を配設するとともに前記一方の電解
槽上部に設けた中継電解液溜りと他方の電解槽上部に設
けた2次給液ノズルとを連通する連通管を設けたことを
特徴とする竪型噴流メッキ装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041723A JP3001321B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 竪型噴流メッキ装置 |
US07/948,180 US5236566A (en) | 1991-09-24 | 1992-09-21 | Vertical type stream plating apparatus |
EP92116194A EP0534368B1 (en) | 1991-09-24 | 1992-09-22 | Vertical type stream plating plating apparatus |
DE69218708T DE69218708T2 (de) | 1991-09-24 | 1992-09-22 | Vertikalströmungsplattiervorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4041723A JP3001321B2 (ja) | 1992-02-27 | 1992-02-27 | 竪型噴流メッキ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05239689A JPH05239689A (ja) | 1993-09-17 |
JP3001321B2 true JP3001321B2 (ja) | 2000-01-24 |
Family
ID=12616343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4041723A Expired - Fee Related JP3001321B2 (ja) | 1991-09-24 | 1992-02-27 | 竪型噴流メッキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001321B2 (ja) |
-
1992
- 1992-02-27 JP JP4041723A patent/JP3001321B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05239689A (ja) | 1993-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19991005 |
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