JP3001260B2 - 水不溶性シリケートによって安定化された漂白粒状物を含有する粒状洗剤 - Google Patents

水不溶性シリケートによって安定化された漂白粒状物を含有する粒状洗剤

Info

Publication number
JP3001260B2
JP3001260B2 JP7504676A JP50467694A JP3001260B2 JP 3001260 B2 JP3001260 B2 JP 3001260B2 JP 7504676 A JP7504676 A JP 7504676A JP 50467694 A JP50467694 A JP 50467694A JP 3001260 B2 JP3001260 B2 JP 3001260B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
detergent composition
composition according
clay
granular detergent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP7504676A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09500169A (ja
Inventor
マルセル ベルリ,ジェラール
ギブソン,マルコム
スコット パーク,ジョン
リチャード シェリントン、ポール
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=8215371&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3001260(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JPH09500169A publication Critical patent/JPH09500169A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3001260B2 publication Critical patent/JP3001260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3942Inorganic per-compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D17/00Detergent materials or soaps characterised by their shape or physical properties
    • C11D17/0039Coated compositions or coated components in the compositions, (micro)capsules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/04Water-soluble compounds
    • C11D3/08Silicates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • C11D3/1253Layer silicates, e.g. talcum, kaolin, clay, bentonite, smectite, montmorillonite, hectorite or attapulgite
    • C11D3/126Layer silicates, e.g. talcum, kaolin, clay, bentonite, smectite, montmorillonite, hectorite or attapulgite in solid compositions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/02Inorganic compounds ; Elemental compounds
    • C11D3/12Water-insoluble compounds
    • C11D3/124Silicon containing, e.g. silica, silex, quartz or glass beads
    • C11D3/1246Silicates, e.g. diatomaceous earth
    • C11D3/128Aluminium silicates, e.g. zeolites
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/39Organic or inorganic per-compounds
    • C11D3/3945Organic per-compounds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、洗剤組成物における或る漂白剤の改善され
た安定性に関する。詳細には、本発明は、ペルカーボネ
ート漂白剤粒子の改善された安定性に関する。
背景技術 ペルカーボネート漂白剤は、現在、これまで洗剤組成
物で常用されているペルボレート漂白剤の代替品として
提案されている。過炭酸ナトリウムは、水に容易に溶解
し、重量効率的であり且つ有効酸素を放出した後に洗浄
目的に有用な炭酸イオン源を与えるので、洗剤組成物で
使用するのに魅力的なペルハイドレートである。しかし
ながら、1つの問題は、ペルカーボネートがベルボレー
トより粒状洗剤中で余り安定ではないことである。特
に、この安定性問題は、水不溶性シリケート、例えば、
アルミノシリケートおよび/または粘土が組成物に存在
する時により顕著である。
アルミノシリケートおよび粘土は、粒状洗剤の普通の
成分である。或るアルミノシリケートは、硬水に存在す
るカルシウム、マグネシウムなどの金属イオンと複合化
する能力のため最も普通に使用されており且つ或る粘土
は、柔軟性を布帛に付与する能力のため使用されてい
る。しかしながら、これらの成分における重金属イオン
の存在は、回避できない。
粘土を含む粒状洗剤成分が、従来技術で提案されてい
る。
1982年4月8日公告の英国特許第2 121 843号明細
書は、シリケートを粘土粒子用バインダーとして使用す
ることを記載している。1989年11月2日公告のEP−A第
340 004号明細書は、陰イオン界面活性剤を粘土粒子用
バインダーとして使用することを記載しており且つシリ
ケートを加えて使用できることも示唆している。このよ
うな粒子をペルボレートを含む漂白組成物で使用するこ
とが、開示されている。
しかしながら、どれもペルカーボネート漂白剤と関連
づれられる安定性問題について述べておらず、この問題
を解決する方法を示唆してはいない。
1992年4月16日公告のWO第92/6163号明細書は、ペル
カーボネート安定性問題が主としてペルカーボネートの
分解を触媒する重金属イオンの存在から生ずることを示
唆し且つこのようなイオンを限定すること並びに水分を
制御して漂白剤の触媒された分解を抑制することを提案
している。その出願は、ペルカーボネートを保護層(シ
リケートを含めて)で被覆し、キレート化剤を組成物に
加えて重金属イオンを固定する可能性も述べている。し
かしながら、或る漂白剤を含む組成物を処方するより大
きい融通性を与えるためにアルミノシリケートおよび/
または粘土を含有する処方物中のペルカーボネート安定
性の改善を可能にするであろう更なる改善は、依然とし
て捜し求められている。
アルミノシリケート/粘土粒子中の水溶性シリケート
の存在がペルカーボネート安定性を大幅に改善すること
が今や見出された。この開発は、増大された量の粘土を
有する組成物を処方する可能性、および以前可能であっ
た量より多量の水分を有する製品を調製する可能性を含
めて多数の利点を提供する。
発明の開示 本発明は、或る漂白剤を含む粒状洗剤組成物の安定性
の改善に関する。本発明の組成物は、 (i)マグネシウム、アルミニウムまたはこれらのもの
の混合物を含む水不溶性シリケートおよび水溶性シリケ
ートを含んでなる粒状成分、および (ii)アルカリ金属過炭酸塩、ペルオキシ酸、ペルイミ
ド酸(perimidic acid)またはこれらのものの組み合わ
せからなる群から選ばれる漂白剤を含んでなる粒状成分
を含有してなる。
発明を実施するための最良の形態 本発明は、 (i)マグネシウム、アルミニウムまたはこれらのもの
の混合物を含む水不溶性シリケートおよび水溶性シリケ
ートを含んでなる粒状成分、および (ii)アルカリ金属過炭酸塩、ペルオキシ酸、ペルイミ
ド酸またはこれらのものの組み合わせからなる群から選
ばれる漂白剤を含んでなる粒状成分 を含有してなることを特徴とする粒状洗剤組成物に関す
る。
本発明は、詳細には、天然起源のアルミノシリケート
および粘土に関する。その理由は、これらの鉱物がしば
しば鉄、銅、マンガンなどの重金属イオンを含むからで
ある。
好ましい態様においては、本発明は、スメクタイト型
の粘土、例えば、ヘクトライト型のトリ八面体鉱物、ま
たはモンモリロナイト型のジ八面体鉱物を含む。更に、
粘土は、陽イオンまたはアミノ有機化合物の添加によっ
て変性してもよい。好ましくは、本発明のこの態様にお
いては、粒状洗剤組成物は、粒状洗剤組成物の少なくと
も5重量%の量の粘土含むであろう。
水溶性シリケートは、好ましくは、SiO2対Na2Oの比率
2.0:1から3.3:1を有する。
本発明の別の態様においては、水溶性シリケートは、
部分的に粘土を含む粒状成分に加え、部分的に組成物の
残部と乾式混合してもよい。この態様における水溶性シ
リケートの乾式混合部分は、粒状洗剤組成物の10重量%
未満を占めるべきである。
本発明の別の態様においては、アルカリ金属過炭酸塩
は、粒状形を有し、粒状物の外面は実質上被覆して漂白
剤の安定性に更に改善する。好ましくは、アルカリ金属
過炭酸塩粒子の被覆物は、シリケート2重量%未満を含
む。
本発明の最も好ましい態様においては、粒状洗剤組成
物は、ゼオライト少なくとも12重量%およびアミノカル
ボキシレート、アミノホスホネート、多官能置換芳香族
キレート化剤、またはこれらのものの混合物の群から選
ばれるキレート化剤のいずれか1重量%未満を含む。
前記の各種の成分は、今やより詳細に記載する。
本発明の粒状組成物は、先ず、水不溶性シリケートお
よび水溶性シリケートからなる成分を含む(この成分は
以下「シリケート成分」と記載する)。
本発明の水不溶性シリケートとしては、未変性または
有機的に変性されていてもよい粘土が挙げられる。有機
的に変性されていない粘土は、少なくとも50meq/粘土10
0g、好ましくは少なくとも60meq/粘土100gのイオン交換
容量を有する膨張性三層粘土、即ち、アルミノシリケー
トおよびケイ酸マグネシウムと記載できる。有機的に変
性された粘土の場合の出発粘土は、同様に記載できる。
粘土を記載するために使用する「膨張性」なる用語は、
水との接触時に膨潤されるか膨張される層状粘土構造の
能力に関係する。ここで使用する三層膨張性粘土は、地
質学的にスメクタイトと分類される物質である。
外層中の所定数のケイ素−酸素原子に対して中心層中
の八面体金属−酸素配列の数に基づいて広く弁別できる
2種の別個の種類のスメクタイト型粘土がある。粘土鉱
物のより完全な説明は、H・ファン・オルフェンによる
「粘土コロイド化学(Clay Colloid Chemistry)」、ジ
ョン・ウィリー・エンド・サンズ(インターサイエンス
・パブリッシャーズ)、ニューヨーク、1963年、第6
章、特に第66頁〜第69頁に与えられている。
スメクタイト(またはモンモリロン石群鉱物)粘土の
群としては、下記のトリ八面体鉱物:タルク、ヘクトラ
イト、サポナイト、ソーコナイト、バーミキュル石、お
よび下記のジ八面体鉱物:プロフィライト、モンモリロ
ナイト、ボルコンスコアイト、およびノントロン石が挙
げられる。
これらの組成物で使用する粘土は、陽イオン対イオ
ン、例えば、陽子、ナトリウムイオン、カリウムイオ
ン、カルシウムイオン、およびリチウムイオンを含有す
る。粘土を、主としてまたは排他的に吸収される1つの
陽イオンに基づいて区別することが通例である。例え
ば、ナトリウム粘土は、吸収された陽イオンが主として
ナトリウムであるものである。このような吸収陽イオン
は、水溶液に存在する陽イオンとの交換反応中に包含さ
れるようになることがある。スメクタイト型粘土を包含
する典型的交換反応は、次式によって表現される: スメクタイト粘土(Na)+NH4OH⇒スメクタイト粘土(NH4+NaOH 前記平衡反応においては、アンモニウムイオン1当量
がナトリウム1当量と置換するので、陽イオン交換容量
(時々「塩基交換容量」と呼ばれる)を粘土100g当たり
のミリ当量(meq/100g)によって測定することが通例で
ある。粘土の陽イオン交換容量は、グリムショー、「粘
土の化学および物理(The Chemistry and Physics of C
lays)」、第264頁〜第265頁インターサイエンス(197
1)に詳述の数種の方法により、例えば、電気透析法に
より、アンモニウムイオンと交換した後滴定する方法に
より、またはメチレンブルー法により測定できる。粘土
物質の陽イオン交換容量は、粘土の膨張性、粘土の電荷
(少なくとも一部分格子構造によって決定される)など
の因子に関係する。粘土のイオン交換容量は、約2meq/
カオリナイト100gから約150meq/100gの範囲内で広く変
化し、或るスメクタイト粘土の場合には、それ以上であ
る。
本発明の好ましい態様においては、スメクタイト粘土
は、粘土/アルミノシリケート成分に存在する。ナトリ
ウム粘土、カリウム粘土、リチウム粘土、マグネシウム
粘土、カルシウム粘土を使用してもよい。
好ましいスメクタイト粘土は、ナトリウムモンモリロ
ナイト、カリウムモンモリロナイト、ナトリウムヘクト
ライトおよびカリウムヘクトライトである。ここで使用
する粘土は、約1μmまでの粒径範囲を有する。
ここで使用する粘土はいずれも、天然であっても、ま
たは合成的に誘導してもよい。しかしながら、本発明
は、天然鉱物に存在する一般に多量の重金属イオンのた
め天然粘土を使用する時に特に有用であることが見出さ
れた。
前記粘土に加えて、または前記粘土の代わりに、本発
明で使用してもよい別の群の水不溶性シリケートは、後
述する。
一例は、式 Naz〔(AlO2・(SiO2〕・xH2O (式中、zおよびyは少なくとも約6であり、z対yの
モル比は約1.0〜約0.4であり、zは約10〜約264であ
る) の結晶性アルミノシリケートイオン交換物質である。こ
こで有用な無定形水和アルミノシリケート物質は、実験
式 Mz(zAlO2・ySiO2) (式中、Mはナトリウム、カリウム、アンモニウムまた
は置換アンモニウムであり、zは約0.5〜約2であり、
yは1である) を有する(前記物質はCaCO3硬度少なくとも約50mg当量
/無水アルミノシリケートgのマグネシウムイオン交換
容量を有する)。粒径約1〜10μmを有する水和ナトリ
ウムゼオライトAが、好ましい。
本発明のアルミノシリケートイオン交換ビルダー物質
は、水和形であり、結晶性ならば水約1.5〜約35重量
%、好ましくは5〜22重量%、より好ましくは10〜15重
量%を含有し、無定形ならば潜在的に一層多量の水を含
有する。結晶性アルミノシリケートイオン交換物質は、
粒径約0.1μm〜約10μmによって更に特徴づけられ
る。無定形物質は、しばしば、より小さく、例えば、約
0.01μm以下である。好ましいイオン交換物質は、粒径
約0.2μm〜約4μmを有する。ここで「粒径」なる用
語は、通常の分析技術、例えば、走査型電子顕微鏡を利
用する顕微鏡測定により測定する時の所定のイオン交換
物質の平均粒径(重量)を意味する。本発明の結晶性ア
ルミノシリケートイオン交換物質は、通常、CaCO3水硬
度少なくとも約200mg当量/アルミノシリケートg(無
水基準で計算)であり、一般に約300mg当量/g〜約352mg
当量/gの範囲内であるカルシウムイオン交換容量によっ
て更に特徴づけられる。本発明のアルミノシリケートイ
オン交換物質は、Ca++少なくとも約2グレン/ガロン/
分/g/ガロン(アルミノシリケート;無水基準)、一般
に約2グレン/ガロン/分/g/ガロン〜約6グレン/ガ
ロン/分/g/ガロン(カルシウムイオン硬度基準)の範
囲内であるカルシウムイオン交換速度によってなお更に
特徴づけられる。ビルダー目的に最適のアルミノシリケ
ートは、カルシウムイオン交換速度少なくとも約4グレ
ン/ガロン/分/g/ガロンを示す。
無定形アルミノシリケートイオン交換物質は、通常、
Mg++交換容量少なくとも約50mg当量CaCO3/g(Mg++12mg/
g)およびMg++交換速度少なくとも約1グレン/ガロン
/分/g/ガロンを有する。無定形物質は、Cu放射線(1.5
4オングストローム単位)によって調べる時には観察可
能な回折図を示さない。
本発明の実施で有用なアルミノシリケートイオン交換
物質は、市販されている。本発明で有用なアルミノシリ
ケートは、構造が結晶性または無定形であることがで
き、天然産アルミノシリケートであることができ、また
は合成的に誘導できる。アルミノシリケートイオン交換
物質の製法は、1976年10月12日発行のクルメル等の米国
特許第3,985,669号明細書(ここに参考文献として編
入)に論じられている。ここで有用な好ましい合成結晶
性アルミノシリケートイオン交換物質は、ゼオライト
A、ゼオライトB、ゼオライトM、ゼオライトPおよび
ゼオライトXなる呼称で入手できる。特に好ましい態様
においては、結晶性アルミノシリケートイオン交換物質
は、式 Na12〔(AlO212(SiO2)12〕・xH2O (式中、xは約20〜約30、特に約27である)を有し且つ
粒径一般に約5μm以下を有する。
本発明の必須の特徴は、粘土/アルミノシリケートと
同じ粒子中の水溶性シリケートの存在である。
本発明で使用するのに好適である水溶性シリケート
は、無定形または層状であってもよい。
このようなシリケートは、構造中のSiO2対Na2Oの比率
によって特徴づけてもよい。本発明においては、この比
率は、典型的には、3.3:1から2.0:1、好ましくは3.3:1
から2.4:1、より好ましくは3.3:1から2.8:1、最も好ま
しくは3.3:1から3.0:1であってもよい。
結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、一般式 NaMSixO2x+1・yH2O (式中、mはナトリウムまたは水素であり、xは1.9〜
4の数であり、yは0〜20の数である) を有する。この種の結晶性層状ケイ酸ナトリウムは、EP
−A第164 514号明細書に開示されており且つそれらの
製法は、DE−A第34 17 649号明細書およびDE−A第3
7 42 043号明細書に開示されている。本発明の目的
で、前記一般式中のxは、2、3または4の値を有し、
好ましくは2である。より好ましくは、Mはナトリウム
であり、yは0であり、この式の好ましい例はα−、β
−、γおよびδ形のNa2Si2O5からなる。これらの物質
は、ドイツのヘキストAGからそれぞれNaSKS−5、NaSKS
−7、NaSKS−11およびNaSKS−6として入手できる。最
も好ましい物質は、δ−Na2Si2O5、NaSKS−6である。
本発明の漂白組成物を使用した洗濯洗剤組成物は、好
ましくは、組成物の1〜40重量%、より好ましくは1〜
20重量%の無定形シリケートまたは結晶性層状シリケー
トを含む。
完成組成物に存在する水溶性シリケートは、部分的に
粘土/アルミノシリケート成分に加え且つ部分的に或る
他の手段によって組成物の残部に加えてもよい。このよ
うな手段としては、シリケート粒子の乾式混合が挙げら
れる。好適なシリケート粒子は、噴霧乾燥によって調製
してもよい(別の加工ルートは当業者に明らかである
が)。更に、洗剤処方の当業者は、組成物の各種の成分
で使用するために異なる種類のシリケートを選ぶであろ
う。例えば、層状シリケートおよび/または低比率シリ
ケートは、乾式添加してもよい一方、高比率シリケート
は、同じ組成物の粘土/アルミノシリケート成分で使用
するために選んでもよい。
本発明のシリケート成分は、水溶性シリケート25重量
%未満、好ましくは3〜15重量%を含むことが好まし
い。乾式添加水溶性シリケートを使用する時には、完成
組成物の10重量%未満が乾式添加水溶性シリケートであ
ることが好ましい。
本発明の粒状組成物は、アルカリ金属過炭酸塩、ペル
オキシ酸、ペルイミド酸またはこれらのものの組み合わ
せからなる群から選ばれる漂白剤を含む粒状成分を更に
含む(この成分は以下「漂白成分」と記載する)。
ペルカーボネートは、一般に、性状が固体であり且つ
粒状であろう。それは、追加の保護なしに粒状洗剤組成
物に加えてもよい。しかしながら、このような粒状組成
物は、粒状製品中でペルカーボネートにより良い貯蔵安
定性を与える被覆形の物質を利用してもよい。
過炭酸のナトリウム塩が、本発明で使用するのに好ま
しい。過炭酸ナトリウムは、2Na2CO3・3H2O2に対応する
式を有する付加化合物であり且つ結晶性固体として市販
されている。大抵の市販の物質は、製造プロセス時に配
合される少量の重金属イオン封鎖剤、例えば、EDTA、1
−ヒドロキシエチリデン1,1−ジホスホン酸(HEDP)ま
たはアミノホスホネートを包含する。本発明の目的で、
ペルカーボネートは、追加の保護なしに洗剤組成物に配
合してもよいが、本発明の好ましい態様は、被覆形の物
質を利用する。好適な被覆物質としては、アルカリ金属
およびアルカリ土類金属の炭酸塩および硫酸塩または塩
化物が挙げられる。最も好ましい被覆物質は、アルカリ
金属硫酸塩および炭酸塩の混合塩からなる。このような
被覆物は、被覆法と一緒に1977年3月9日にインテロッ
クスに付与された英国特許第1,466,799号明細書に既述
されている。混合塩被覆物質対ペルカーボネートの重量
比は、1:200から1:4、より好ましくは1:100から1:10、
最も好ましくは1:50から1:20である。好ましくは、混合
塩は、一般式 Na2SO4・n・Na2CO3(式中、nは0.1〜
3であり、好ましくはnは0.3〜1.0であり、最も好まし
くはnは0.2〜0.5である)を有する硫酸ナトリウムと炭
酸ナトリウムからなる。
別の好適な被覆物質は、ペルカーボネートの2重量%
未満のシリケート固体の量を与えるために水溶液として
供給される、SiO2:Na2O比1.6:1から3.4:1、好ましくは
2.8:1のケイ酸ナトリウムである。ケイ酸マグネシウム
も、被覆物に配合できる。
本発明の組成物を利用する漂白法を少なくとも一部分
約60℃以下の温度で行う場合には、本発明の組成物は、
低温漂白により適している漂白剤を含有してもよい。こ
れらとしては、例えば、予備生成有機過酸およびペルイ
ミド酸が挙げられるであろう。
下記のものは、本発明で有用である予備生成ペルオキ
シ酸またはペルイミド酸の例である。
DPDA:1,12−ジペルオキシドデカンジオン酸 ペルオキシ安息香酸および環置換ペルオキシ安息香酸 モノペルオキシフタル酸(マグネシウム塩、6水和物) ジペルオキシブラシル酸 任意成分 前記成分に加えて、本発明の組成物は、洗剤組成物で
有用であることがある他の任意成分も包含してもよい。
このような任意成分は、以下により詳細に記載する。
界面活性剤 界面活性剤は、陰イオン界面活性剤、双性界面活性
剤、両性界面活性剤、陽イオン界面活性剤、およびそれ
らの混合物からなる群から選ばれる。陰イオン界面活性
剤が好ましい。ここで有用な界面活性剤は、1972年5月
23日発行のノリスの米国特許第3,664,961号明細書およ
び1975年12月30日発行のローリン等の米国特許第3,919,
678号明細書に記載されている。有用な陽イオン界面活
性剤としては、1980年9月16日発行のコックレルの米国
特許第4,222,905号明細書および1980年12月16日発行の
マーフィーの米国特許第4,239,659号明細書に記載のも
のも挙げられる。しかしながら、陽イオン界面活性剤
は、一般に、本発明のアルミノシリケート物質と余り相
容性ではないので、好ましくは少しでもあるならば本組
成物で少量で使用される。下記のものは、本組成物で有
用な界面活性剤の代表例である。
高級脂肪酸の水溶性塩、即ち、「石鹸」は、本組成物
で有用な陰イオン界面活性剤である。この種の界面活性
剤としては、アルカリ金属石鹸、例えば、炭素数約8〜
約24、好ましくは炭素数約12〜約18の高級脂肪酸のナト
リウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルキル
アンモニウム塩が挙げられる。石鹸は、油脂の直接ケン
化により、または遊離脂肪酸の中和により生成できる。
ヤシ油およびタローに由来する脂肪酸の混合物のナトリ
ウム塩およびカリウム塩、即ち、ナトリウムまたはカリ
ウムのタロー石鹸およびココナツ石鹸が、特に有用であ
る。
また、有用な陰イオン界面活性剤としては、分子構造
中に炭素数約10〜約20のアルキル基およびスルホン酸エ
ステル基または硫酸エステル基を有する有機硫酸反応生
成物の水溶性塩、好ましくはアルカリ金属塩、アンモニ
ウム塩およびアルキロールアンモニウム塩が挙げられる
(「アルキル」なる用語にはアシル基のアルキル部分が
包含される)。この群の合成界面活性剤の例は、アルキ
ル硫酸ナトリウムおよびアルキル硫酸カリウム、特に高
級アルコール(C8〜C18炭素原子)、例えば、タローま
たはヤシ油のグリセリドを還元することにより生成され
たものを硫酸化することによって得られるもの;および
アルキル基が直鎖または分枝鎖配置に約9〜約15個の炭
素原子を有するアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
およびアルキルベンゼンスルホン酸カリウム、例えば、
米国特許第2,220,099号明細書および第2,477,383号明細
書に記載の種類のものである。
本発明の他の陰イオン界面活性剤は、アルキルグリセ
リルエーテルスルホン酸ナトリウム、特にタローおよび
ヤシ油に由来する高級アルコールのエーテル;ヤシ油脂
肪酸モノグリセリドスルホン酸ナトリウムおよびヤシ油
脂肪酸モノグリセリド硫酸ナトリウム;1分子当たり約1
〜約10単位のエチレンオキシドを含有し且つアルキル基
が約8〜約12個の炭素原子を有するアルキルフェノール
エチレンオキシドエーテル硫酸のナトリウム塩またはカ
リウム塩;および1分子当たり約1〜約10単位のエチレ
ンオキシドを含有し且つアルキル基が約10〜約20個の炭
素原子を有するアルキルエチレンオキシドエーテル硫酸
のナトリウム塩またはカリウム塩である。
ここで有用な他の陰イオン界面活性剤としては、脂肪
酸基中に約6〜20個の炭素原子を有し且つエステル基中
に約1〜10個の炭素原子を有するα−スルホン化脂肪酸
のエステルの水溶性塩;アシル基中に約2〜9個の炭素
原子を有し且つアルカン部分中に約9〜約23個の炭素原
子を有する2−アシルオキシアルカン−1−スルホン酸
の水溶性塩;アルキル基中に約10〜20個の炭素原子を有
し且つエチレンオキシド約1〜30モルを有するアルキル
エーテルサルフェート;約12〜24個の炭素原子を有する
オレフィンスルホン酸の水溶性塩;およびアルキル基中
に約1〜3個の炭素原子を有し且つアルカン部分中に約
8〜約20個の炭素原子を有するβ−アルキルオキシアル
カンスルホネートが挙げられる。
炭素数10〜20のアルキル基を含有する脂肪酸メチルエ
ステルのスルホン化生成物も好ましい。C16〜18メチル
エステルスルホネート(MES)が、好ましい。
水溶性非イオン界面活性剤も、本発明の組成物で二次
界面活性剤として有用である。このような非イオン物質
としては、アルキレンオキシド基(性状が親水性)と性
状が脂肪酸またはアルキル芳香族であってもよい有機疎
水性化合物との縮合によって生成される化合物が挙げら
れる。特定の疎水基と縮合されるポリオキシアルキレン
基の長さは、親水性エレメントと疎水性エレメントとの
間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成する
ように容易に調節できる。
好適な非イオン界面活性剤としては、アルキルフェノ
ールのポリエチレンオキシド縮合物、例えば、直鎖また
は分枝鎖装置のいずれかに約6〜16個の炭素原子を有す
るアルキル基を有するアルキルフェノールとアルキルフ
ェノール1モル当たり約4〜25モルのエチレンオキシド
との縮合物が挙げられる。
好ましい非イオン界面活性剤は、直鎖または分枝配置
のいずれかに8〜22個の炭素原子を有する脂肪族アルコ
ールとアルコール1モル当たり4〜25モルのエチレンオ
キシドとの水溶性縮合物である。炭素数約9〜15のアル
キル基を有するアルコールとアルコール1モル当たり約
4〜25モルのエチレンオキシドとの縮合物、およびプロ
ピレングリコールとエチレンオキシドとの縮合物が、特
に好ましい。
他の有用な非イオン界面活性剤は、グルコースなどの
天然の更新可能な源をベースとする。アルキルポリグル
コシド(APG)、好ましくは10〜20個の炭素原子および
平均1〜4個のグルコース基を含有するもの。炭素数10
〜20のアルキル基を含有するポリヒドロキシ脂肪酸アミ
ドをベースとする非イオン界面活性剤、例えば、タロー
N−メチルグルカミンも、有用である。
半極性非イオン洗剤界面活性剤としては、炭素数約10
〜80のアルキル部分1個および炭素数1〜約3のアルキ
ル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ばれ
る部分2個を含有する水溶性アミンオキシド;炭素数約
10〜18のアルキル部分1個および炭素数約1〜3のアル
キル基およびヒドロキシアルキル基からなる群から選ば
れる部分2個を含有する水溶性ホスフィンオキシド;お
よび炭素数約10〜18のアルキル部分1個および炭素数約
1〜3のアルキルおよびヒドロキシアルキル部分からな
る群から選ばれる部分1個を含有する水溶性スルホキシ
ドが挙げられる。
両性界面活性剤としては、脂肪族部分が直鎖または分
枝であることができ、脂肪族置換基の1つが約8〜18個
の炭素原子を有し、且つ少なくとも1つの脂肪族置換基
が陰イオン水溶化基を含有する脂肪族第二級および第三
級アミンの誘導体または複素環式第二級および第三級ア
ミンの脂肪族誘導体が挙げられる。
双性洗剤界面活性剤としては、脂肪族置換基の1つが
約8〜18個の炭素原子を有する脂肪族第四級アンモニウ
ム、ホスホニウムおよびスルホニウム化合物の誘導体が
挙げられる。
ここで特に好ましい界面活性剤としては、タローアル
キルサルフェート;ココナツアルキルグリセリルエーテ
ルスルホネート;アルキル部分が約14〜18個の炭素原子
を有し且つ平均エトキシ化度が約1〜4であるアルキル
エーテルサルフェート;炭素数約14〜16のオレフィンス
ルホネートまたはパラフィンスルホネート;アルキル基
が約11〜16個の炭素原子を有するアルキルジメチルアミ
ンオキシド;アルキル基が約14〜18個の炭素原子を有す
るアルキルジメチルアンモニオプロパンスルホネートお
よびアルキルジメチルアンモニオヒドロキシプロパンス
ルホネート;炭素数約12〜18の高級脂肪酸の石鹸;C9〜C
15アルコールとエチレンオキシド約3〜8モルとの縮合
物、およびそれらの混合物が挙げられる。
有用な陽イオン界面活性剤としては、式 R4R5R6R7N+
X-(式中、R4は炭素数10〜20、好ましくは12〜18のアル
キルであり、R5、R6およびR7は各々C1〜C7アルキル、好
ましくはメチルであり;X-は陰イオン、例えば、クロリ
ドである)の水溶性第四級アンモニウム化合物が挙げら
れる。このようなトリメチルアンモニウム化合物の例と
しては、C12〜14アルキルトリメチルアンモニウムクロ
リドおよびココアルキルトリメチルアンモニウムメトサ
ルフェートが挙げられる。
ここで使用するのに好ましい特定の界面活性剤として
は、α−オレフィンスルホネート;C11〜C13アルキルベ
ンゼンスルホン酸トリエタノールアンモニウム;アルキ
ルサルフェート(タロー、ココナツ、パーム、合成起
源、例えば、C45など);アルキル硫酸ナトリウム;メ
チルエステルスルホネート;ココナツアルキルグリセリ
ルエーテルスルホン酸ナトリウム;タローアルコールと
エチレンオキシド約4モルとの硫酸化縮合物のナトリウ
ム塩;ココナツ脂肪アルコールとエチレンオキシド約6
モルとの縮合物;タロー脂肪アルコールとエチレンオキ
シド約11モルとの縮合物;炭素数約14〜約15の脂肪アル
コールとエチレンオキシド約7モルとの縮合物;C12〜C
13脂肪アルコールとエチレンオキシド約3モルとの縮合
物;3−(N,N−ジメチル−N−ココナツアルキルアンモ
ニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホネート;3
−(N,N−ジメチル−N−ココナツアルキルアンモニ
オ)−プロパン−1−スルホネート;6−(N−ドデシル
ベンジル−N,N−ジメチルアンモニオ)ヘキサノエー
ト;ドデシルジメチルアミンオキシド;ココナツアルキ
ルジメチルアミンオキシド;およびココナツ脂肪酸およ
びタロー脂肪酸の水溶性ナトリウム塩およびカリウム塩
が挙げられる。
洗浄性ビルダー いかなる相容性ビルダーまたはビルダーの組み合わせ
または粉末も、本発明の方法および組成物で使用でき
る。
本発明の洗剤組成物は、ここに詳細に既に記載したア
ルミノシリケートを含有できる。
本発明の粒状洗剤は、溶液中pH 7以上を有する中性
塩またはアルカリ性塩を含有でき、且つ性状は有機また
は無機のいずれかであることができる。ビルダー塩は、
所望の密度および嵩を本発明の洗剤粒状物に与えるのを
助長する。塩の若干は不溶性であるが、それらの多く
は、洗濯液で洗浄性ビルダー物質としても機能する。
中性水溶性塩の例としては、アルカリ金属、アンモニ
ウムまたは置換アンモニウムの塩化物、フッ化物および
硫酸塩が挙げられる。前記のもののアルカリ金属塩、特
にナトリウム塩が、好ましい。硫酸ナトリウムは、典型
的には、洗剤粒状物で使用され且つ特に好ましい塩であ
る。クエン酸および一般にいかなる他の有機酸または無
機酸も、凝集体組成物の残りと化学的に相容性である限
り、本発明の粒状洗剤に配合してもよい。
他の有用な水溶性塩としては、洗浄性ビルダー物質と
して通常既知の化合物が挙げられる。ビルダーは、一般
に、各種の水溶性のアルカリ金属、アンモニウムまたは
置換アンモニウムのリン酸塩、ポリリン酸塩、ホスホン
酸塩、ポリホスホン酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩、ホウ酸
塩、およびポリヒドロキシスルホン酸塩から選ばれる。
前記のもののアルカリ金属塩、特にナトリウム塩が、好
ましい。
無機ホスフェートビルダーの特定例は、ナトリウムお
よびカリウムのトリポリリン酸塩、ピロリン酸塩、重合
度約6〜21を有する高分子メタリン酸塩、およびオルト
リン酸塩である。ポリホスホネートビルダーの例は、エ
チレンジホスホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩、
エタン1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸のナトリウ
ク塩およびカリウム塩、およびエタン1,1,2−トリホス
ホン酸のナトリウム塩およびカリウム塩である。他のリ
ンビルダー化合物は、米国特許第3,159,581号明細書、
第3,213,030号明細書、第3,422,021号明細書、第3,422,
137号明細書、第3,400,176号明細書、および第3,400,14
8号明細書(ここに参考文献として編入)に開示されて
いる。
無リン無機ビルダーの例は、ナトリウムおよびカリウ
ムの炭酸塩、重炭酸塩、セスキ炭酸塩、四ホウ酸塩10水
和物、およびシリケートである(好適なシリケートは前
記した)。
重合体 各種の有機重合体(それらの若干は洗浄力を改善する
ためにビルダーとしても機能することがある)も、有用
である。このような重合体としては、カルボキシル低級
アルキルセルロースナトリウム、低級アルキルセルロー
スナトリウムおよびヒドロキシ低級アルキルセルロース
ナトリウム、例えば、カルボキシメチルセルロースナト
リウム、メチルセルロースナトリウムおよびヒドロキシ
プロピルセルロースナトリウム、ポリビニルアルコール
(若干のポリ酢酸ビニルもしばしば包含)、ポリアクリ
ルアミド、ポリアクリレートおよび各種の共重合体、例
えば、マレイン酸とアクリル酸との共重合体が挙げられ
る。このような重合体の分子量は、広く変化するが、大
部分は2,000〜100,000の範囲内である。
高分子ポリカルボキシレートビルダーは、1967年3月
7日発行のディールの米国特許第3,308,067号明細書に
記載されている。このような物質としては、マレイン
酸、イタコン酸、メサコン酸、フマル酸、アコニット
酸、シトラコン酸、メチレンマロン酸などの脂肪族カル
ボン酸の単独重合体および共重合体の水溶性塩が挙げら
れる。
他の任意成分 洗剤組成物で常用されている他の成分は、本発明の組
成物に配合できる。これらとしては、流動助剤、色斑点
取り剤(color speckles)、漂白剤および漂白活性剤、
増泡剤または抑泡剤、曇り防止剤および耐食剤、汚れ沈
殿防止剤、防汚剤、染料、充填剤、光学増白剤、殺菌
剤、pH調整剤、非ピルダーアルカリ度源、ハイドロトロ
ープ、酵素、酵素安定剤、キレート化剤および香料が挙
げられる。
また、粒状抑泡剤は、本発明に従って混合することに
よって完成組成物に配合してもよい。好ましくは、これ
らの粒子の抑泡活性は、脂肪酸またはシリコーンに基づ
く。
例 下記のシリケート粒子(モンモリロナイト粘土からな
る)は、グリセロールを有するケイ酸ナトリウムの水溶
液(40%)をレジゲ(Loedige)ミキサー中でモンモリ
ロナイト粘土にスプレーオンすることによって調製し
た。
得られた湿潤凝集体を流動床乾燥機中で含水量8%に
乾燥した。
以下に与える%のすべては、完成品組成物の重量基準
である。
例4、5および7〜10においては、例1〜3の凝集粘
土粒子を使用して、粒状過炭酸ナトリウムを更に含む完
成組成物を調製した。
下記の略称を下記の例で使用した。
LAS:C13直鎖アルキルベンゼンスルホネート C16〜18AS:C16〜18アルキルサルフェート C14〜15AS:C14〜15アルキルサルフェート C12〜15AE3S:1モル当たり平均3個のエトキシ基を有
するC12〜15アルキルエーテルサルフェート C14〜15AE7:C14〜15アルキル鎖および1モル当たり
平均7個のエトキシ基を有するエトキシ化非イオン界面
活性剤 C12〜13AE3:C12〜13アルキル鎖および1モル当たり
平均3個のエトキシ基を有するエトキシ化非イオン界面
活性剤 陽イオン界面活性剤:モノアルキル(C13〜15)モノ
エトキシジメチルアンモニウムクロリド SKS−6(商品名):層状シリケート(ヘキストによ
って供給) TAED:N,N,N,N−テトラアセチルエチレンジアミン PEG:分子量4 000 000を有するポリエチレングリコ
ール。
酵素:完成組成物の1.4重量%の量のサビナーゼ(Sav
inase)(4.0KNPU/gの活性を有する)と完成品の0.4重
量%の量のリポラーゼ(lipolase)100 000LU/gの活性
を有する)との混合物。
ペルカーボネート粒子:粒状過炭酸ナトリウム。過炭
酸塩をカーボネートとサルフェートとの混合物(カーボ
ネート:サルフェート比=2.5:1)で被覆した。被覆物
質は、過炭酸塩の2.5重量%の量で使用した。被覆過炭
酸塩の平均粒径は、580μmであった。
例4〜7の各々の試料2kgを密閉カートンに詰め、40
℃および32℃/相対湿度80%で貯蔵した。残るペルカー
ボネート(過酸化水素)を4週間貯蔵後に測定した。例
7は、例6よりかなり不良なペルカーボネート安定性を
示し、このことは粘土粒子の悪影響を反映する。粘土/
シリコーン粒子を含有する例5は、例6に匹敵し且つ例
7よりはるかに良好なペルカーボネート安定性を示す。
例4は、これらの例のうちで最良のペルカーボネート安
定性を示す。
例8〜10の組成物は、良好なペルカーボネート安定性
を示す(密閉カートン中で32℃および相対湿度80%で2
週間貯蔵後の過酸化水素損失20%未満)。
フロントページの続き (72)発明者 ギブソン,マルコム イギリス国ゲイトシェド、タイン、アン ド、ウェアー、ウッドサイド、ガーデン ス、ダンストン、36 (72)発明者 パーク,ジョン スコット イギリス国ホワイトリー、ベイ、タイ ン、アンド、ウェアー、ブラッドベリ、 プレイス、ニューハートリー、4 (72)発明者 シェリントン、ポール リチャード イギリス国ニューキャッスル、アポン、 タイン、ファーン、アベニュ、ジェスモ ンド、33 (56)参考文献 特開 平4−227693(JP,A) 特開 平2−217313(JP,A) 特開 平1−20298(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C11D 3/12,3/39,3/395

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i)マグネシウム、アルミニウムまたは
    これらのものの混合物を含む水不溶性シリケートおよび
    水溶性シリケートを含んでなる粒状成分、および (ii)漂白剤を含む追加の粒状成分 を含んでなる粒状洗剤組成物であって、前記漂白剤が、
    アルカリ金属過炭酸塩、ペルオキシ酸、ペルイミド酸ま
    たはこれらのものの組み合わせからなる群から選ばれる
    ことを特徴とする、粒状洗剤組成物。
  2. 【請求項2】前記水不溶性シリケートがアルミノシリケ
    ートまたは粘土のいずれかであり且つ天然起源のもので
    ある、請求項1に記載の粒状洗剤組成物。
  3. 【請求項3】前記水不溶性シリケートがスメクタイト型
    の粘土である、請求項1または2のいずれかに記載の粒
    状洗剤組成物。
  4. 【請求項4】前記粘土がヘクトライト型のトリ八面体鉱
    物、またはモンモリロナイト型のジ八面体鉱物である、
    請求項3に記載の粒状洗剤組成物。
  5. 【請求項5】前記粘土が陽イオン化合物またはアミノ有
    機化合物の添加によって変性されてなる、請求項3に記
    載の粒状洗剤組成物。
  6. 【請求項6】前記粘土が前記粒状洗剤組成物の少なくと
    も5重量%を占める、前の請求項のいずれか1項に記載
    の粒状洗剤組成物。
  7. 【請求項7】前記水溶性シリケートがSiO2対Na2Oの比率
    2.0:1から3.3:1を有する、請求項1に記載の粒状洗剤組
    成物。
  8. 【請求項8】前記水溶性シリケートを部分的に前記水不
    溶性シリケートを含む粒状成分に加え、部分的に組成物
    の残部と乾式混合し且つ水溶性シリケートの乾式混合部
    分が粒状洗剤組成物の10重量%未満を占める、請求項1
    に記載の粒状洗剤組成物。
  9. 【請求項9】粒状成分(a)中の水溶性シリケートの量
    が25重量%未満である、前の請求項のいずれか1項に記
    載の粒状洗剤組成物。
  10. 【請求項10】前記アルカリ金属過炭酸塩が粒状形を有
    し、粒状物の外面が実質上被覆されてなる、請求項1に
    記載の粒状洗剤組成物。
  11. 【請求項11】前記アルカリ金属過炭酸塩粒子の前記被
    覆物が過炭酸塩の2重量%以下の量の水溶性シリケート
    を含む、請求項10に記載の粒状洗剤組成物。
  12. 【請求項12】前記粒状洗剤組成物がゼオライト少なく
    とも12重量%およびアミノカルボキシレート、アミノホ
    スホネート、多官能置換芳香族キレート化剤、またはこ
    れらのものの混合物の群から選ばれるキレート化剤のい
    ずれかを1重量%未満含む、前の請求項のいずれか1項
    に記載の粒状洗剤組成物。
JP7504676A 1993-07-14 1994-07-13 水不溶性シリケートによって安定化された漂白粒状物を含有する粒状洗剤 Expired - Lifetime JP3001260B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP93870142A EP0634479B1 (en) 1993-07-14 1993-07-14 Stable detergent compositions comprising bleaching agents
EP93870142.2 1993-07-14
PCT/US1994/007830 WO1995002671A1 (en) 1993-07-14 1994-07-13 Granular detergents containing bleach granules stabilized by a water-insoluble silicate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09500169A JPH09500169A (ja) 1997-01-07
JP3001260B2 true JP3001260B2 (ja) 2000-01-24

Family

ID=8215371

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7504676A Expired - Lifetime JP3001260B2 (ja) 1993-07-14 1994-07-13 水不溶性シリケートによって安定化された漂白粒状物を含有する粒状洗剤

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0634479B1 (ja)
JP (1) JP3001260B2 (ja)
AT (1) ATE187764T1 (ja)
AU (1) AU7360794A (ja)
DE (1) DE69327311T2 (ja)
ES (1) ES2141144T3 (ja)
WO (1) WO1995002671A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB9504442D0 (en) * 1995-03-06 1995-04-26 Brunner Mond & Co Ltd Granular bleach/builder product
DE69634977T3 (de) 1995-03-11 2013-07-25 The Procter & Gamble Company Wasch- und reinigungsmittel enthaltend wasserstoffperoxidquelle und protease
DE19629381A1 (de) * 1996-07-20 1998-01-22 Eilenburger Elektrolyse & Umwelttechnik Gmbh Granulierter Aktivsauerstoffträger
DE19541755A1 (de) * 1995-11-09 1997-05-15 Henkel Kgaa Waschmittel, enthaltend amorphe Alkalisilikate und Peroxybleichmittel
GB9605534D0 (en) * 1996-03-15 1996-05-15 Unilever Plc Detergent compositions
DE19830141A1 (de) 1998-07-06 2000-01-13 Regine Heilbronn Rekombinante Herpesviren für die Erzeugung rekombinanter Adeno-Assoziierter-Viren
WO2000027977A1 (en) * 1998-11-10 2000-05-18 The Procter & Gamble Company Bleaching compositions
US6489282B1 (en) * 1998-11-10 2002-12-03 The Procter & Gamble Company Bleaching compositions
GB2376692A (en) * 2001-06-22 2002-12-24 Reckitt Benckiser Nv Fabric softening laundry tablet

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0021267B1 (en) * 1979-06-18 1982-06-16 PQ Corporation Agglomerated zeolite ion exchanger
GB8829710D0 (en) * 1988-12-20 1989-02-15 Unilever Plc Improved zeolite compositions
US5194176A (en) * 1990-04-06 1993-03-16 Fmc Corporation Peroxygen laundry bleach
GB9007999D0 (en) * 1990-04-09 1990-06-06 Unilever Plc Particulate bleaching detergent composition
JP2918991B2 (ja) * 1990-05-25 1999-07-12 三菱瓦斯化学株式会社 漂白洗浄剤組成物
GB9021761D0 (en) * 1990-10-06 1990-11-21 Procter & Gamble Detergent compositions

Also Published As

Publication number Publication date
EP0634479B1 (en) 1999-12-15
WO1995002671A1 (en) 1995-01-26
JPH09500169A (ja) 1997-01-07
DE69327311D1 (de) 2000-01-20
EP0634479A1 (en) 1995-01-18
AU7360794A (en) 1995-02-13
DE69327311T2 (de) 2000-08-10
ES2141144T3 (es) 2000-03-16
ATE187764T1 (de) 2000-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100406227B1 (ko) 이미노디숙시네이트를포함하는세제및세정제
US4539135A (en) Perfume-containing carrier for laundry compositions
AU613872B2 (en) Nonaqueous liquid automatic dishwashing detergent composition with improved rinse properties and method of use
JP2569002B2 (ja) 洗剤組成物
US5094771A (en) Nonaqueous liquid automatic dishwasher detergent composition
JP2581711B2 (ja) イミダゾリン成分を有する洗剤プラス柔軟剤
IE51137B1 (en) Detergent compositions containing an aluminosilicate detergency builder and an unsaturated fatty acid soap
CA1222356A (en) Fabric softening composition containing surface modified clay
JPH0635596B2 (ja) 洗剤組成物
JP2595052B2 (ja) ヘクトライト粘土布帛柔軟剤を含有する洗剤組成物
US4344871A (en) Spray-dried aluminosilicate detergents containing silicate and metaborate
CA1152846A (en) Detergent compositions
JP3001260B2 (ja) 水不溶性シリケートによって安定化された漂白粒状物を含有する粒状洗剤
JP3615756B2 (ja) 洗剤組成物
JP3009470B2 (ja) 洗剤組成物
CZ288003B6 (cs) Částice mající jádro obsahující peroxysloučeninu, způsob její přípravy a prostředek, který ji obsahuje
JPH09509641A (ja) 水溶性のケイ酸アルカリ化合物を基本とする多物質混合物およびその使用
EP0714976B1 (en) Detergent compositions comprising cationic surfactant and process for making the composition
JPH04342798A (ja) 洗剤組成物
EP0361919B1 (en) A composition for softening fabrics
GB2063289A (en) Low phosphate spray-dried powders
GB2138039A (en) Bleaching and laundering composition free of water-soluble silicates
CA1226503A (en) Bleaching and laundering composition free of water- soluble silicates
JPH06505045A (ja) 洗剤
GB2201172A (en) No phosphate fabric softening and detergent composition