JP3001105U - 分割型バッテリ溶接機 - Google Patents
分割型バッテリ溶接機Info
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- JP3001105U JP3001105U JP1994002030U JP203094U JP3001105U JP 3001105 U JP3001105 U JP 3001105U JP 1994002030 U JP1994002030 U JP 1994002030U JP 203094 U JP203094 U JP 203094U JP 3001105 U JP3001105 U JP 3001105U
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- JP
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- battery
- case
- welding
- upper case
- lower case
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- Expired - Lifetime
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- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 バッテリ溶接機を上段と下段に分割し溶接機
の移動を容易にする。 【構成】 溶接用電力等を供給するバッテリ71、溶接
電流を制御する溶接用制御装置75、バッテリ71及び
バッテリ79を充電する充電装置77、溶接電流を切り
換える抵抗器73、並びに上段ケース13内部及び下段
ケース15内部を冷却する冷却手段47を配設してある
上段ケース13と、溶接用電力等を供給するバッテリ7
9を配設してある下段ケース15とを二つに分割可能な
箱体に形成すると共に、この上段ケース13及び下段ケ
ース15の当接部67、30に係合部材69を介在せし
め、バッテリ71とバッテリ79とを関連接続する着脱
可能な雌雄コネクタ81を設けてなる。
の移動を容易にする。 【構成】 溶接用電力等を供給するバッテリ71、溶接
電流を制御する溶接用制御装置75、バッテリ71及び
バッテリ79を充電する充電装置77、溶接電流を切り
換える抵抗器73、並びに上段ケース13内部及び下段
ケース15内部を冷却する冷却手段47を配設してある
上段ケース13と、溶接用電力等を供給するバッテリ7
9を配設してある下段ケース15とを二つに分割可能な
箱体に形成すると共に、この上段ケース13及び下段ケ
ース15の当接部67、30に係合部材69を介在せし
め、バッテリ71とバッテリ79とを関連接続する着脱
可能な雌雄コネクタ81を設けてなる。
Description
【0001】
本考案は、上段と下段に分割可能な分割型バッテリ溶接機に関する。
【0002】
従来、バッテリ溶接機は一体的に形成されたケースの内部にバッテリ等を備え て構成されている。この従来のバッテリ溶接機は、主に、小溶接電流から大溶接 電流まで供給できる容量の大きなバッテリを備えており、一般に軽量鉄骨の住宅 等の建築現場などで、溶接作業に頻繁に移動して使用されている。
【0003】
しかしながら、軽量鉄骨の住宅等の建築の溶接作業は、薄い鋼板等を溶接する ための小溶接電流を使用する溶接作業が大部分を占めており、この溶接作業のた めに、大容量のバッテリを備えた重量の大きいバッテリ溶接機を頻繁に移動して 使用することは、煩雑であり溶接作業の能率を著しく低下させるものであった。
【0004】 本考案は、このような従来のバッテリ溶接機の問題点に着目してなされたもの で、小溶接電流を使用した溶接を行う場合、溶接機を容易に移動できて溶接作業 性を向上できる大きな容量のバッテリを備えた分割型バッテリ溶接機の提供を目 的とする。
【0005】
上記目的を達成するために本考案は、溶接用電力等を供給するバッテリ(71 )、溶接電流を制御する溶接用制御装置(75)、前記バッテリ(71)及びバ ッテリ(79)を充電する充電装置(77)、溶接電流を切り換える抵抗器(7 3)、並びに上段ケース(13)内部及び下段ケース(15)内部を冷却する冷 却手段(47)を配設してある前記上段ケース(13)と、溶接用電力等を供給 するバッテリ(79)を配設してある前記下段ケース(15)とを二つに分割可 能な箱体に形成すると共に、この上段ケース(13)及び前記下段ケース(15 )の当接部(67)、(30)に係合部材(69)を介在せしめ、前記バッテリ (71)と前記バッテリ(79)とを関連接続する着脱可能な雌雄コネクタ(8 1)を設けてなることを特徴とする。
【0006】 なお上述のカッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、何ら本考 案の構成を限定するものではない。
【0007】
下段ケース当接部に上段ケース当接部を当接し係合部材を係合して下段ケース に上段ケースを固定すると共に、雌雄コネクタを接続すると、分割型バッテリ溶 接機を組み立てることができる。 逆に、組み立てられた分割型バッテリ溶接機の雌雄コネクタを分離すると共に 、係合部材を外すと、分割型バッテリ溶接機を上段ケースと下段ケースに分離し て、上段ケースのみを移動することができる。
【0008】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1〜図3は本考案に係る分割型バッテリ溶接機の一実施例を示す。図1〜図 3において本実施例の分割型バッテリ溶接機(以下「溶接機」という)11のケ ースは上段ケース13と下段ケース15に分割される。
【0009】 上段ケース13は、前後壁17,19、左右外側壁21,23および上壁25 により囲まれて下方を開口した箱体に形成される。 上段ケース13の内部には、図3に示すように、左右外側壁21,23と所定 の間隔をもって前後壁17,19を連絡した左右内側壁27,29を設ける。さ らに、この左右内側壁27,29の前部27a,29aは上壁25から上段ケー ス13の下部まで延び形成され、左右内側壁27,29の中央部27b,29b は上壁25から左右内側壁27,29の前部27a,29aよりも更に下方へ上 段ケース13の下端(開口面)30近くまで延び形成され、そして左右内側壁2 7,29の後部27c,29cは上壁25から後壁19中央部まで延び形成され る。従って、左右内側壁27,29の前部27a,29aと中央部27b,29 b、および中央部27b,29bと後部27c,29cのそれぞれの境には段部 31,33を形成している。
【0010】 さらに、左右内側壁27,29の前部27a,29a下端、段部31、中央部 27b,29b下端、段部33、および後部27c,29c下端に下部仕切り壁 35を設け、前後壁17,19、左右内側壁27,29、上壁25および下部仕 切り壁35により周囲を仕切られた制御室37を形成する。従って、この制御室 37の形成により、左右外側壁21,23と左右内側壁27,29との間に下方 を開口したスペースS1 ,S2 、左右内側壁27,29前部27a,29aの下 端に設けられた下部仕切り壁35の下方にスペースS1 ,S2 に連通すると共に 下方を開口したスペースS3 、および左右内側壁27,29後部27c,29c の下端に設けられた下部仕切り壁35の下方にスペースS1 ,S2 に連通すると 共に下方を開口したスペースS4 がそれぞれ当然に形成されている。
【0011】 上段ケース13の前壁17には、スペースS3 に貫通した給気孔39を設け、 また、後壁19にはスペースS4 に貫通した給気孔43と制御室37に貫通した 排気孔45を設ける。
【0012】 さらに、左右内側壁27,29の中央部27b,29bには、制御室37外部 から制御室37内部へ送風する冷却手段としての冷却用ファン47を設ける。
【0013】 下段ケース15は、前後壁49,51、左右側壁53,55および底壁57に より囲まれて上方を開口した箱体に形成し、前後壁49,51および左右側壁5 3,55にはそれぞれ給気孔59,61,63,65(図示せず)を設ける。 そして、下段ケース15の上端(当接部)67に上段ケース13の下端(当接 部)30を当接して安定した状態で上段ケース13を下段ケース15に支持でき るようにしてある。
【0014】 さらに、図2に示すように、上段ケース13の前後壁17,19当接部30と 下段ケース15前後壁49,51の当接部67とにそれぞれ介在して係合部材と しての留め具69を設ける。
【0015】 上段ケース13内部のスペースS4 には、上段ケース13に支持された小溶接 電流等を供給するバッテリ71(例えば密閉型バッテリを3個)を備え、上段ケ ース13内部の制御室37には、溶接電流を制御する溶接制御装置としてのDC リアクトル75、前記バッテリ71及び後述するバッテリ79を充電する充電装 置77、並びに大溶接電流から小溶接電流(又は小溶接電流から大溶接電流)に 溶接電流を切り換える抵抗器73を冷却ファン47から送られる空気の流れに接 触する位置にそれぞれ備えており、この上段ケース13を含む溶接機11の上段 のみで、小溶接電流(例えば定格溶接電流120A以下)を供給して薄い鋼板等 の溶接ができるようにしてある。
【0016】 下段ケース15の内部には、大溶接電流(例えば定格電流170A)を供給す る場合、上段ケース13のバッテリ71の溶接電流に加えて溶接電流を供給する バッテリ79(例えば密閉型バッテリ79を6個)を備えている。さらに、上段 ケース13と下段ケース15の後壁19,51には、図2に示すように、着脱可 能な雌雄コネクタ81を介して上段ケース13のバッテリ71と下段ケース15 のバッテリ79とを関連接続している。 なお、上段ケース13と下段ケース15が組み立てられた状態の溶接機11は 小溶接電流も供給できるようにしてもよい。 また、上段ケース13を含む上段のみを、又は上段ケース13と下段ケース1 5が組み立てられた状態の溶接機11を長時間に渡って使用する場合には、バッ テリ71を、又はバッテリ71と79をそれぞれ充電しながら使用できるように してある。
【0017】 このような構成においては、下段ケース15の上端(当接部)67に上段ケー ス13の下端(当接部)30を当接し留め具69を係合して下段ケース15に上 段ケース13を固定すると共に、雌雄コネクタ81を接続すると、溶接機11を 組み立てることができる。 逆に、組み立てられた溶接機11の留め具69を外すと共に雌雄コネクタ81 を分離すると、溶接機11を上段ケース15と下段ケース13に分離することが できる。 このため、本実施例の溶接機11を使用して小溶接電流(定格溶接電流120 A)を使用する溶接作業を行う場合には、上段ケース13を下段ケース15から 分離して上段ケース13のみで溶接作業ができるので、溶接機を頻繁に移動して 小溶接電流を使用する溶接作業では、下段ケース13と上段ケース15により組 み立てられた溶接機11全体を移動することなく上段ケース15のみを移動すれ ばよいので、移動する重量が減少して溶接機の移動が極めて容易となり、溶接作 業性を向上することができる。
【0018】 次に、溶接機11のケース内部の冷却について説明する。 下段ケース15と上段ケース13を組み立てて、即ち溶接機11を組み立てて 使用する場合には、冷却ファン47の作動により、下段ケース15内部と制御室 37外周囲の上段ケース13内部のスペースS1 ,S2 ,S3 ,S4 は負圧とな り、外気が給気孔59,61,63,65から下段ケース15内部に流入すると 共に、給気孔39,43から各スペースS3 ,S4 に流入する。この流入した外 気は、スペースS1 ,S2 を通り、冷却ファン47に流入し、さらに冷却ファン 47により圧縮されて制御室37内に送られ、制御室37内を通って排気孔45 から溶接機11の外部に流出する。 このとき、下段ケース15内部の流動する外気はバッテリ79に接触して冷却 し、スペースS4 の流動する外気はバッテリ71に接触して冷却し、さらに制御 室37内部の流動する外気は、溶接制御装置75、充電装置77,抵抗器73に 接触して冷却することができる。
【0019】 また、下段ケース15から上段ケース13を分離して上段ケース13のみを使 用して溶接する場合には、冷却ファン47の作動により制御室37外周囲の上段 ケース3内部のスペースS1 ,S2 ,S3 ,S4 は負圧となり、外気が給気孔3 9,43から各スペースS3 ,S4 に流入する。更に、この流入した外気は、上 述した溶接機11を組み立てて使用する場合と同様に、スペースS1 ,S2 を通 り、冷却ファン47に流入し、さらに冷却ファン47により圧縮されて制御室3 7内に送られ、制御室37内を通って排気孔45から溶接機11の外部に流出す る。 このとき、スペースS4 の流動する外気は、バッテリ71に接触して冷却し、 さらに制御室37内部の流動する外気は、溶接制御装置75、充電装置77、抵 抗器73に接触して冷却することができる。
【0020】 なお、下段ケース15の上端67と上段ケース13の下端30の適宜箇所にパ ッキング等の介在物(図示せず)を挟み込み、上段ケース13と下段ケース15 の当接部30、67に隙間を設け、この隙間から上段ケース13内部に外気を吸 入するようにしてもよい。
【0021】 さらに、本実施例では上段ケース13の下端30と下段ケース15の上端67 に当接部30、67を設けて、下段ケース15の上端67に上段ケース13の下 端30を当接するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば下段ケ ース15の前後壁49,51及び左右側壁53,55の外面にその上端67から 突出した枠などの係止部を設け、この枠の内側に上段ケース13の下端部を嵌入 し下段ケース15の上端67に上段ケース13の下端30を当接して下段ケース 15に上段ケース13を係止することもできる。 このようにすると、留め具69を係合する前において、下段ケース15の上端 67に上段ケース13の下端30を当接した際に、上段ケース13が下段ケース 15からずれ動くのを防止でき、前述したような単に上段ケース13の下端30 と下段ケース15の上端67に当接部30、67のみを設けた場合よりも、下段 ケース15の上端67に上段ケース13の下端30を更に安定支持することがで きる。
【0022】
以上説明したように本考案の構成によれば、小溶接電流を使用する溶接作業を 行う場合には、上段ケースを下段ケースから分離して上段ケースのみで溶接作業 ができるので、溶接機を頻繁に移動して小溶接電流を使用する溶接作業では、下 段ケースと上段ケースにより組み立てられた溶接機全体を移動することなく上段 ケースのみを移動すればよいので、移動する重量が減少して溶接機の移動が極め て容易となり、溶接作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る分割型バッテリ溶接機の一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】同図の背面図である。
【図3】同図の溶接機の内部の構造を説明する概略斜視
図である。
図である。
11 …… 分割型バッテリ溶接機 13 …… 上段ケース 15 …… 下段ケース 30 …… 当接部(上段ケースの下端) 47 …… 冷却手段(冷却ファン) 67 …… 当接部(下段ケースの上端) 69 …… 係合部材(留め具) 71,79 …… バッテリ 73 …… 抵抗器 75 …… 溶接制御装置(DCリアクトル) 77 …… 充電装置 81 ……雌雄コネクタ
Claims (1)
- 【請求項1】 溶接用電力等を供給するバッテリ(7
1)、溶接電流を制御する溶接用制御装置(75)、前
記バッテリ(71)及びバッテリ(79)を充電する充
電装置(77)、溶接電流を切り換える抵抗器(7
3)、並びに上段ケース(13)内部及び下段ケース
(15)内部を冷却する冷却手段(47)を配設してあ
る前記上段ケース(13)と、溶接用電力等を供給する
バッテリ(79)を配設してある前記下段ケース(1
5)とを二つに分割可能な箱体に形成すると共に、この
上段ケース(13)及び前記下段ケース(15)の当接
部(67)、(30)に係合部材(69)を介在せし
め、前記バッテリ(71)と前記バッテリ(79)とを
関連接続する着脱可能な雌雄コネクタ(81)を設けて
なり、前記上段ケース(13)を前記下段ケース(1
5)から分離離隔し、前記上段ケース(13)単独で溶
接機として使用可能にしたことを特徴とする分割型バッ
テリ溶接機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002030U JP3001105U (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 分割型バッテリ溶接機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994002030U JP3001105U (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 分割型バッテリ溶接機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3001105U true JP3001105U (ja) | 1994-08-23 |
Family
ID=43137096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994002030U Expired - Lifetime JP3001105U (ja) | 1994-02-16 | 1994-02-16 | 分割型バッテリ溶接機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3001105U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015095989A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | 日産自動車株式会社 | 電気エネルギ変換装置及び電力供給システム |
-
1994
- 1994-02-16 JP JP1994002030U patent/JP3001105U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015095989A (ja) * | 2013-11-13 | 2015-05-18 | 日産自動車株式会社 | 電気エネルギ変換装置及び電力供給システム |
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