JP3001092U - 焼きいも釜付き石油またはガスファンヒーター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 暖房器具の石油またはガスファンヒーターの
燃焼ガスで、焼きいもなどを手軽に、かつ暖房のついで
につくる。 【構成】 暖房器具の石油またはガスファンヒーター内
部に金属、セラミックなどで作られた釜を設け、石油ま
たはガスファンヒーターの燃焼ガスでこの釜を加熱、も
っていもやトウモロコシなどを調理する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、暖房器具の石油またはガスファンヒーターに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、石油またはガスファンヒーターは部屋を暖房する機能はあるが、それに 付加して昔の石炭ストーブのようにヤカンでお湯をわかしたり、いもやトウモロ コシを焼いたりする機能はない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたとおり、従来の石油またはガスファンヒーターはいもやト ウモロコシを焼いたりする機能がなかったのでこの機能を付加する。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案では石油またはガスファンヒーターの燃焼 部分から出る高温ガスが当たる部分に金属、セラミックなどで作られた釜を設け 、この釜ごと加熱することにより、この釜の中に入れたいもやトウモロコシが調 理されるようにした。

【０００５】

【実施例】

実施例について、図面を参照して説明する。 図１および図２において、１は金属、セラミックなどで作られた釜である。こ の釜は、６のアームによって石油またはガスファンヒーターの内部に固定されて いる。この釜に調理するものを入れるため、上でも横でもよいが、２の出し入れ 用の扉を設ける。また、この釜自体にも調理するものを出し入れするためのフタ を設ける。また加熱し過ぎによるトラブルを防ぐため、調理時間にあわせて燃焼 をストップさせる３のタイマーを設ける必要がある。

【０００６】 ４は石油またはガスファンヒーターの燃焼部分であるが、ここから出る高温の 燃焼ガスは居住室を暖めるために、石油またはガスファンヒーターの外部に排出 されるが、この熱の一部が１の釜を加熱し、この釜に入れたいもやトウモロコシ を加熱調理し、それから居住室に排出される。石油またはガスファンヒーターか ら排出される暖房用の熱エネルギーは、途中で加熱調理に使用されるが、ほとん どエネルギーの損失はない。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【０００８】 すなわち、１の釜にいもやトウモロコシをを入れるだけで、手軽にかつほとん どエネルギーのロスなく調理できる。

【０００９】 請求項１の密閉した釜にすれば、いもやトウモロコシを蒸し焼きにし、におい がうつることもない。

【００１０】 請求項２の網目状または格子状の釜にすれば、いもやトウモロコシが直接加熱 される。請求項１と２の密閉した釜と網目状または格子状の釜を着脱可能にし、 必要に応じて交換できるようにしてもよい。

【００１１】 更に、この考案を製品化した場合の最大のメリットは、消費者の遊び心を満足 せしめることと、他の石油またはガスファンヒーターに対する差別化である。石 油またはガスファンヒーターは、現在機能的にはどの会社のものでも大同小異で あるので、かかる差別化は、セールスポイントとしてすぐれている。遊び心を満 足せしめる、他の同種製品に対して差別化できる製品でないと、爆発的な売れ行 きは見込めない。

【図面の簡単な説明】

【図１】焼きいも釜付き石油またはガスファンヒーター
の正面図である。

【図２】焼きいも釜付き石油またはガスファンヒーター
の側面図である。

【符号の説明】

１、釜 ２、フタ ３、タイマー ４、燃焼部分 ５、温風吹出口 ６、アーム

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 石油またはガスファンヒーターの内部に
   金属、セラミックなどで作られた釜を設け、燃焼部分か
   ら出る高温ガスを利用し、この釜が加熱されることによ
   り、この釜の中に入れたいもやトウモロコシがこの釜の
   熱を吸収することにより、調理されることを特長とする
   石油またはガスファンヒーター。
2. 【請求項２】 請求項１の釜を網目状または格子状と
   し、石油またはガスファンヒーターの燃焼室から出る高
   温ガスでこの釜に入れたいもやトウモロコシが直接調理
   されることを特長とする石油またはガスファンヒータ
   ー。