JP3000939B2 - 蛍光表示管 - Google Patents

蛍光表示管

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JP3000939B2 JP20829096A JP20829096A JP3000939B2 JP 3000939 B2 JP3000939 B2 JP 3000939B2 JP 20829096 A JP20829096 A JP 20829096A JP 20829096 A JP20829096 A JP 20829096A JP 3000939 B2 JP3000939 B2 JP 3000939B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高密度で輝度むら
の少ない均一な明るさの発光によりグラフィック等の各
種表示を行う蛍光表示管に関する。
【0002】
【従来の技術】高密度で輝度むらの少ない均一な明るさ
の発光が得られる蛍光表示管として、アノードマルチマ
トリクス方式が4重マトリクスによる蛍光表示管が知ら
れている。この4重マトリクスの蛍光表示管は、表面に
蛍光体の被着形成されたアノードが1行複数個で複数行
に渡ってマトリクス状に配設されている。アノードの各
行毎には、4本のアノード接続端子が設けられている。
【0003】各行におけるアノードは、それぞれ4番目
毎に位置するアノードが共通のアノード接続端子に配線
接続されている。アノード上には、アノードの2列毎に
グリッドが対向して配設されている。グリッド上には、
電子を放出するフィラメントが対向して配設されてい
る。
【0004】図5はこの種の4重マトリクスの蛍光表示
管におけるアノードの接続構成を示す図、図6は図5の
接続構成による配線図を示している。尚、図5及び図6
はアノードの接続構成として、アノード1行に注目した
場合を模式的に示したものである。
【0005】図5において、2列目のアノードA2 及び
このアノードA2 と共通接続されるアノードA2a、3列
目のアノードA3 及びこのアノードA3 と共通接続され
るアノードA3aは、アノード接続端子AT1-2 ,AT1-
3 への正電圧の印加により同時に点灯され、このとき、
他のアノードが接続されたアノード接続端子には負電圧
が印加され点灯しない。
【0006】又、1列目のアノードA1 及びこのアノー
ドA1 と共通接続されるアノードA1a、4列目のアノー
ドA4 及びこのアノードA4 と共通接続されるアノード
A4aは、アノード接続端子AT1-1 ,AT1-4 への正電
圧の印加により同時に点灯され、このとき、他のアノー
ドが接続されたアノード接続端子には負電圧が印加され
点灯しない。
【0007】上記構成においては、アノードA2 ,A2a
を点灯するためのアノード接続端子AT1-2 の配線パタ
ーンと、アノードA3 ,A3aを点灯するためのアノード
接続端子AT1-3 の配線パターンとの間には、これらの
アノード接続端子AT1-2 ,AT1-3 に正電圧を印加し
たときに非点灯状態にあるアノードA1 ,A1aのアノー
ド接続端子AT1-1 の配線パターンが介在している。
【0008】又、アノードA1 ,A1aを点灯するための
アノード接続端子AT1-1 の配線パターンと、アノード
A4 ,A4aを点灯するためのアノード接続端子AT1-4
の配線パターンとの間には、これらのアノード接続端子
AT1-1 ,AT1-4 に正電圧を印加したときに非点灯状
態にあるアノードA3 ,A3aのアノード接続端子AT1-
3 の配線パターンが介在している。
【0009】このように、図5に示す接続構成では、点
灯状態にあるアノード(図5の例ではA1 ,A1a,A4
,A4a)が接続されたアノード接続端子(図5の例で
はAT1-1 ,AT1-4 )の配線パターン間に、非点灯状
態にあるアノード(図5の例ではA2 ,A2a,A3 ,A
3a)が接続されたアノード接続端子(図5の例ではAT
1-2 ,AT1-3 )の配線パターンが配設されている。す
なわち、正電圧が印加されたときのアノード接続端子の
配線パターンと、負電圧が印加されたときのアノード接
続端子の配線パターンとが交互に配設されている。
【0010】そして、上記の如く1枚のグリッドで2列
のアノードをカバーするように配線接続された4重アノ
ードマトリクス蛍光表示管では、隣り合った2枚のグリ
ッドに対して常時正電圧が印加されるようにグリッドG
を走査し、正電圧が印加された2枚のグリッドに対応し
た4個のアノードの中央に位置する2個のアノードに正
電圧を印加し、他のアノードには負電圧を印加してい
る。これにより、所望の行におけるアノードの所望位置
のアノードを選択的に発光している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の4重マトリクスの蛍光表示管では、前述したよう
に、正電圧が印加されたときのアノード接続端子の配線
パターンと、負電圧が印加されたときのアノード接続端
子の配線パターンとが交互に配設され、同時に点灯する
アノードのアノード接続端子への配線接続が1本おきに
行われていた。このため、アノード接続端子に正電圧を
印加してあるアノードを点灯したとき、両隣りに位置す
るアノード接続端子の配線パターンとの間に配線間容量
が生じ、その配線間容量に電流が充電されるという現象
が起こる。
【0012】さらに説明すると、図6に示すように、ア
ノード接続端子AT1-1 ,AT1-4に正電圧を印加した
場合、このアノード接続端子AT1-1 ,AT1-4 と負電
圧が印加されるアノード接続端子AT1-2 ,AT1-3 の
配線パターンとの間、すなわち、全てのアノード接続端
子AT1-1 ,AT1-2 ,AT1-3 ,AT1-4 の配線パタ
ーン間に配線間容量Cが生じ、各配線間容量Cに電流が
充電されることになる。
【0013】この各配線間容量Cに充電される電流は、
蛍光表示管の発光に寄与するものではなく、そのときの
ピーク電流の影響により、アノード接続端子AT1-1 ,
AT1-2 ,AT1-3 ,AT1-4 に電圧を供給するための
ICからなる駆動回路の発熱を大きくさせていた。
【0014】そして、駆動回路からみた配線間容量は、
小型の蛍光表示管では各アノード接続端子の配線パター
ンも短く小さいため、駆動回路の発熱に影響する程の容
量ではなかったが、表示管の大型化に伴い、各アノード
接続端子の配線パターンも長くなるため、従来の小型品
と比較して増加する傾向にあった。
【0015】したがって、蛍光表示管を大型化させた場
合、従来によるアノードの接続構成では、所定の行にお
いて隣接する2列のアノードを点灯させた際に、全ての
アノード接続端子の配線パターン間に配線間容量が生じ
て電流が充電され、駆動回路からみた配線間容量も大き
く、この充電電流のピーク電流の影響により、駆動回路
の発熱を大きくさせ、駆動回路に熱損失を与えるという
問題があった。
【0016】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、駆動回路からみた配線間容量を低減して充電
電流を小さくでき、駆動回路の熱損失を低減することが
できる蛍光表示管を提供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、表面に蛍光体が被着形成され、
1行複数個で複数行に渡ってマトリクス状に配設された
アノードと、各行のアノードのそれぞれ4番目毎に位置
するアノードが配線パターンにより共通接続される4本
のアノード接続端子と、前記アノードの2列のアノード
毎に対向して配設されたグリッドと、該グリッドに対向
配設されたフィラメントとを備えた蛍光表示管におい
て、同時に点灯するアノードが接続されるアノード接続
端子の配線パターンを隣り合わせにして各行のアノード
毎の配線がなされていることを特徴とする。
【0018】請求項2の発明は、表面に蛍光体が被着形
成され、1行複数個で複数行に渡ってマトリクス状に配
設されたアノードと、各行のアノードの4番目毎に位置
するアノードが配線パターンにより共通接続される4本
のアノード接続端子と、前記アノードの2列のアノード
毎に対向して配設されたグリッドと、該グリッドに対向
配設されたフィラメントとを備えた蛍光表示管におい
て、隣り合う行のアノード間におけるアノード接続端子
の配線パターンが対称となるように、同時に点灯するア
ノードが接続されるアノード接続端子の配線パターンを
隣り合わせにして各行のアノード毎の配線がなされてい
ることを特徴とする。
【0019】本発明の蛍光表示管では、従来の配線パタ
ーンによる配線構成と比較して、駆動回路からみた配線
間容量が小さくなる。これにより、配線間容量による充
電電流が小さくなり、駆動回路の熱損失を低減すること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施の形態に
よる蛍光表示管のアノードの接続構成を示す図、図2は
図1の接続構成における配線図、図3は本発明の第2実
施の形態による蛍光表示管のアノードの接続構成を示す
図、図4は図3の接続構成における配線図である。尚、
図1及び図3はアノードの接続構成として、アノード2
行に注目した場合を模式的に示したものである。
【0021】以下に説明する各実施の形態の蛍光表示管
は、アノードAが1行複数個で複数行、言い換えれば1
列複数個で複数列に渡り、それぞれ所定の距離を隔てて
マトリクス状に配設されている。アノードAは、表面に
蛍光体が被着されてドット状に形成され、不図示のフィ
ラメントからの電子の射突により発光する表示ドットを
構成している。
【0022】アノードAの各行毎には、4本のアノード
接続端子AT(AT1-1 ,AT1-2,AT1-3 ,AT1-4
,AT2-1 ,AT2-2 ,AT2-3 .AT2-4 ,…,A
Tn-1 ,ATn-2 ,ATn-3 .ATn-4 (n はアノード
の行数))が設けられている。
【0023】アノード接続端子ATは不図示のICから
なる駆動回路の出力端子に接続され、駆動回路から所定
の駆動電圧がアノード接続端子ATに印加される。尚、
駆動回路に接続されるアノード接続端子ATの数は、駆
動回路の出力端子のビット数によって決まる。
【0024】例えば駆動回路の出力端子のビット数が3
2ビットであれば、1行分のアノードの配線に4本のア
ノード接続端子が必要なので、1つの駆動回路にはアノ
ード8行分のアノード接続端子が接続されることにな
る。
【0025】各行におけるアノードAは、それぞれ4番
目毎に位置するアノードが配線パターンを介してアノー
ド接続端子に共通接続されている。アノードA上には、
アノードAの2列毎にグリッドG(G1,G2,G3,
…,Gn)が対向して配設されている。グリッドG上に
は、電子を放出するフィラメント(不図示)が対向して
配設されている。
【0026】この蛍光表示管では、隣り合った2枚のグ
リッドに対して常時正電圧が印加されるようにグリッド
Gを走査し、正電圧が印加された2枚のグリッドに対応
した4個のアノードの中央に位置する2個のアノードに
正電圧を印加し、他のアノードには負電圧を印加してい
る。これにより、所望の行におけるアノードAの所望位
置のアノードを選択的に発光している。
【0027】このように、グリッド間の境界に位置する
アノードが発光する際には、常時隣り合った2枚のグリ
ッドに正電圧が印加される。これにより、点灯するアノ
ードの蛍光体に射突する電子は、負電位状態にあるグリ
ッドの影響を受けることなく、アノードに到達する。そ
の結果、選択されていない負電位のグリッドによる電子
の蹴られ現象による字かけや発光漏れを防止して均一な
輝度が得られ、グラフィック等の所望の各種表示を行う
ことができる。
【0028】(第1実施の形態)この第1実施の形態の
蛍光表示管では、図1に示す配線パターンがアノードA
の1行毎に順次繰り返されている。すなわち、各行にお
ける各アノードAは、同時に点灯するアノードが接続さ
れるアノード接続端子ATの配線パターンが隣り合わせ
になるように配線されている。
【0029】図1において、アノードA2 ,A2aとA3
,A3a、アノードA1 ,A1aとA4,A4aが同時に点灯
するものとし、アノードの1行目について注目すれば、
アノードA2 ,A2aとA3 ,A3aのアノード配線端子A
T1-2 ,AT1-3 、アノードA1 ,A1aとA4 ,A4aの
アノード配線端子AT1-1 ,AT1-4 の配線パターンが
それぞれ隣り合わせになるようにアノードA2 ,A2aと
A3 ,A3a、アノードA1 ,A1aとA4 ,A4aの配線が
なされている。
【0030】さらに説明すると、1番目のアノード接続
端子AT1-2 には、2列目のアノードA2 から4つおき
に1行目の各列のアノードA2aが配線パターンを介して
接続される。2番目のアノード接続端子AT1-3 には、
3列目のアノードA3 から4つおきに1行目の各列のア
ノードA3aが配線パターンを介して接続される。3番目
のアノード接続端子AT1-1 には、1列目のアノードA
1 から4つおきに1行目の各列のアノードA1aが配線パ
ターンを介して接続される。4番目のアノード接続端子
AT1-4 には、4列目のアノードA4 から4つおきに1
行目の各列のアノードA4aが配線パターンを介して接続
される。以下、2行目以降のアノードAについてもアノ
ード1行毎に同様の配線接続がなされる。
【0031】上記構成による第1実施の形態の蛍光表示
管において、1行目の1,4列目のアノードA1 ,A4
と共通接続された5,6列目のアノードA4 ,A1aを点
灯する場合には、アノード接続端子AT1-1 ,AT1-4
にそれぞれ正電圧を印加し、その他のアノード接続端子
にはそれぞれ負電圧を印加する。そして、常時隣り合っ
た2枚のグリッドに正電圧が印加されるようにグリッド
Gを走査する。
【0032】そして、グリッドG2,G3に正電圧が印
加されると、フィラメントから放出された電子は、正電
圧が印加されたグリッドG2,G3を通過し、正電圧が
印加されたアノード接続端子AT1-1 とAT1-4 に接続
された1行目の5,6列目のアノードA4 ,A1aの蛍光
体に射突して発光し、ドット表示を行う。
【0033】その際、電位の等しいアノード接続端子
(AT1-2 とAT1-3 ,AT1-1 とAT1-4 ,AT2-2
とAT2-3 ,AT2-1 とAT2-4 …)の配線パターン間
における配線間容量は充電をしないので、全てのアノー
ド接続端子ATの配線パターン間における配線間容量で
充電されることはない。
【0034】この第1実施の形態の蛍光表示管によれ
ば、各行のアノードAは、同時に点灯するアノードの配
線パターンが隣り合わせに配置されるように配線接続さ
れている。したがって、各行のアノード接続端子におい
て、同電位のアノード接続端子間の配線間容量、すなわ
ち、正電圧が印加されるアノード接続端子間の配線間容
量、及び負電圧が印加されるアノード接続端子間の配線
間容量は充電しない。このため、図2に示すように、配
線間容量による充電は、1本おきのアノード接続端子間
の配線間容量だけに止まる。その結果、駆動回路からみ
た配線間容量が従来に比べて低減する。そして、配線間
容量が低減することで充電電流が小さくなり、駆動回路
の熱損失を低減することができる。
【0035】(第2実施の形態)この第2実施の形態の
蛍光表示管では、図3に示す配線パターンがアノードA
の2行間隔で繰り返されている。すなわち、2行目のア
ノードの配線パターンが1行目のアノードの配線パター
ンと対称になるように配線接続されている。
【0036】さらに説明すると、アノードの1行目につ
いて注目すれば、その配線接続は図1と同一であり、1
番目のアノード接続端子AT1-2 には、2列目のアノー
ドA2 から4つおきに各列のアノードA2aが配線パター
ンを介して接続される。2番目のアノード接続端子AT
1-3 には、3列目のアノードA3 から4つおきに各列の
アノードA3aが配線パターンを介して接続される。3番
目のアノード接続端子AT1-1 には、1列目のアノード
A1 から4つおきに各列のアノードA1aが配線パターン
を介して接続される。4番目のアノード接続端子AT1-
4 には、4列目のアノードA4 から4つおきに各列のア
ノードA4aが配線パターンを介して接続される。
【0037】又、アノードの2行目について注目すれ
ば、その配線接続はアノードの1行目と対称となってお
り、5番目のアノード接続端子AT2-4 には、4列目の
アノードA4 から4つおきに各列のアノードA4aが配線
パターンを介して接続される。6番目のアノード接続端
子AT2-1 には、1列目のアノードA1 から4つおきに
各列のアノードA1aが配線パターンを介して接続され
る。7番目のアノード接続端子AT2-3 には、3列目の
アノードA3 から4つおきに各列のアノードA3aが配線
パターンを介して接続される。8番目のアノード接続端
子AT2-2 には、2列目のアノードA2 から4つおきに
各列のアノードA2aが配線パターンを介して接続され
る。以下、3行目以降のアノードについてもアノード2
行間隔で同様の配線接続がなされる。
【0038】上記構成による第2実施の形態の蛍光表示
管において、1,2行目の1,4列目のアノードA1 ,
A4 と共通接続された5,6列目のアノードA4 ,A1a
を点灯する場合には、アノード接続端子AT1-1 ,AT
1-4 にそれぞれ正電圧を印加し、その他のアノード接続
端子にはそれぞれ負電圧を印加する。そして、常時隣り
合った2枚のグリッドに正電圧が印加されるようにグリ
ッドGを走査する。
【0039】そして、グリッドG2,G3に正電圧が印
加されると、フィラメントから放出された電子は、正電
圧が印加されたグリッドG2,G3を通過し、正電圧が
印加されたアノード接続端子AT1-1 ,AT1-4 に接続
された1,2行目の5,6列目のアノードA4 ,A1aの
蛍光体に射突して発光し、ドット表示を行う。
【0040】その際、電位の等しいアノード接続端子の
配線パターン間における配線間容量は充電をしないの
で、全てのアノード接続端子の配線パターン間における
配線間容量で充電されることはない。
【0041】この第2実施の形態の蛍光表示管によれ
ば、アノードを2行単位で点灯する場合、同時に点灯す
る同電位のアノード接続端子の配線パターンを4本隣接
して配置することが可能となる。しかも、各行のアノー
ド接続端子において、同電位のアノード接続端子間の配
線間容量、すなわち、正電圧が印加されるアノード接続
端子間の配線間容量、及び負電圧が印加されるアノード
接続端子間の配線間容量は充電しない。このため、配線
間容量による充電は、正電圧が印加されるアノード接続
端子と負電圧が印加されるアノード接続端子との間の配
線間容量だけに止まる。その結果、駆動回路からみた配
線間容量を第1実施の形態より更に低減することができ
る。これにより、充電電流も更に小さくなり、駆動回路
の熱損失を大幅に低減することができる。
【0042】このように、上述した各実施の形態の蛍光
表示管では、アノード接続端子の配線パターンの変更に
より、駆動回路からみた配線間容量を低減することがで
きる。その結果、配線間容量による充電電流が小さくな
り、駆動回路にかかる損失分が減少して負担を軽減でき
る。そして、蛍光表示管を大型化させた場合でも、従来
の蛍光表示管に比べて駆動回路の発熱を低減させること
ができる。
【0043】尚、図1及び図3に示す接続構成は一例で
あり、同時に点灯するアノードが接続されるアノード接
続端子の配線パターンを隣り合わせにして配線がなされ
る接続構成であれば、他の形態であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、駆動回路からみた配線間容量を低減することが
できる。その結果、配線間容量による充電電流が小さく
なり、駆動回路にかかる損失分が減少して負担を軽減で
きる。そして、蛍光表示管を大型化させた場合でも、従
来の蛍光表示管に比べて駆動回路の発熱を低減させるこ
とができる。さらに、請求項2の発明によれば、同時に
点灯する同電位のアノード接続端子の配線パターンを隣
接して配置することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態による蛍光表示管のア
ノードの接続構成を示す図
【図2】図1の接続構成における配線図
【図3】本発明の第2実施の形態による蛍光表示管のア
ノードの接続構成を示す図
【図4】図3の接続構成における配線図
【図5】従来の蛍光表示管のアノードの接続構成を示す
【図6】図5の接続構成における配線図
【符号の説明】
A(A1 ,A2 ,A3 ,A4 ,A1a ,A2a ,A3a
,A4a)…アノード、AT(AT1-1 ,AT1-2 ,A
T1-3 ,AT1-4 ,AT2-1 ,AT2-2 ,AT2-3 ,A
T2-4 ,…,ATn-4 )…アノード接続端子、G(G
1,G2,G3,…,Gn)…グリッド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−68354(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 31/15

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に蛍光体が被着形成され、1行複数
    個で複数行に渡ってマトリクス状に配設されたアノード
    と、各行のアノードのそれぞれ4番目毎に位置するアノ
    ードが配線パターンにより共通接続される4本のアノー
    ド接続端子と、前記アノードの2列のアノード毎に対向
    して配設されたグリッドと、該グリッドに対向配設され
    たフィラメントとを備えた蛍光表示管において、 同時に点灯するアノードが接続されるアノード接続端子
    の配線パターンを隣り合わせにして各行のアノード毎の
    配線がなされていることを特徴とする蛍光表示管。
  2. 【請求項2】 表面に蛍光体が被着形成され、1行複数
    個で複数行に渡ってマトリクス状に配設されたアノード
    と、各行のアノードの4番目毎に位置するアノードが配
    線パターンにより共通接続される4本のアノード接続端
    子と、前記アノードの2列のアノード毎に対向して配設
    されたグリッドと、該グリッドに対向配設されたフィラ
    メントとを備えた蛍光表示管において、 隣り合う行のアノード間におけるアノード接続端子の配
    線パターンが対称となるように、同時に点灯するアノー
    ドが接続されるアノード接続端子の配線パターンを隣り
    合わせにして各行のアノード毎の配線がなされているこ
    とを特徴とする蛍光表示管。
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