JP3000904U - 整髪具 - Google Patents
整髪具Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 静電気が発生し易い液状体を使用した場合で
もスムースにブラッシングを行うことができ、液状体を
毛髪に満遍なく塗布できる整髪具を提供する。 【構成】 ブラシ本体2と、導電性の静電気防止材7
と、液状体が滲み出す含浸シート体6と、を備える。含
浸シート体6をブラシ本体2の植毛面部5に張設する。
ブラシ本体2の植毛面部5と含浸シート体6との間に、
静電気防止材7を介在させる。含浸シート体6に小窓部
13…を貫設して、その小窓部13…から静電気防止材7を
露出させる。静電気防止材7の露出面側をケバ立たせ
る。液状体をシリコーン系液体とする。
もスムースにブラッシングを行うことができ、液状体を
毛髪に満遍なく塗布できる整髪具を提供する。 【構成】 ブラシ本体2と、導電性の静電気防止材7
と、液状体が滲み出す含浸シート体6と、を備える。含
浸シート体6をブラシ本体2の植毛面部5に張設する。
ブラシ本体2の植毛面部5と含浸シート体6との間に、
静電気防止材7を介在させる。含浸シート体6に小窓部
13…を貫設して、その小窓部13…から静電気防止材7を
露出させる。静電気防止材7の露出面側をケバ立たせ
る。液状体をシリコーン系液体とする。
Description
【0001】
本考案は、整髪具に関する。
【0002】
従来、シリコーン、枝毛防止剤、白髪染剤、ヘアーリキッド等の整髪料、養毛 剤、育毛剤、紫外線カット剤、艶出し剤、保湿剤(コラーゲン)、消臭剤又はコ ーティング剤等の液状体が滲み出す含浸シート体を、植毛面に有する整髪具が知 られていた。
【0003】
しかし、上述のような従来の整髪具では、含浸シート体に含浸した液状体の種 類によっては静電気が発生し易いものがあり、そのような液状体を使用した場合 、スムースにブラッシングできないという不具合が生じていた。
【0004】 そこで、本考案は、上述の問題を解決して、静電気が発生し易い液状体を使用 した場合でもスムースにブラッシングを行うことができ、液状体を毛髪に満遍な く塗布できる整髪具を提供することを目的とする。
【0005】
本考案に係る整髪具は、液状体が滲み出す含浸シート体をブラシ本体の植毛面 部に張設すると共に、該植毛面部と上記含浸シート体との間に、導電性の静電気 防止材を介在させ、上記含浸シート体に小窓部を貫設して、該小窓部から上記静 電気防止材を露出させたものである。また、液状体がシリコーン系液体である。
【0006】 また、液状体が滲み出す含浸シート体をブラシ本体の植毛面部に張設すると共 に、該含浸シート体の一部に、導電性の静電気防止材を付設したものである。ま た、液状体がシリコーン系液体である。
【0007】
本考案の整髪具で毛髪のブラッシングを行うと、含浸シート体が毛髪に接触し て毛髪に液状体が付着する。また、含浸シート体の小窓部にて静電気防止材が毛 髪に接触するため、ブラッシングの際に静電気が発生してもその静電気は静電気 防止材によって空中へ放電されて除去される(コロナ放電)。液状体がシリコー ン系液体の場合は、静電気が特に発生し易いが、その場合でも静電気防止材によ り静電気が確実に除去される。
【0008】 含浸シート体の一部に導電性の静電気防止材を付設したものでは、上記の場合 と同様に、ブラッシングの際に静電気が発生してもその静電気はコロナ放電にて 直ちに除去される。
【0009】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0010】 図1は、本考案に係る整髪具の一実施例を示す。2は複数本のブラシ毛1…を 有するブラシ本体であり、このブラシ本体2は、把持部3と、その把持部3に連 設されたブラシ取付部4と、を有する。ブラシ取付部4は、ブラシ毛1…が植設 される植毛面部5を有する。
【0011】 しかして、図2の拡大断面図で示すように、ブラシ本体2のブラシ取付部4は 、取付基部8と、その取付基部8に固着されると共にブラシ毛1…が一体に形成 されるブラシ毛形成部9とから成り、該ブラシ毛形成部9の植毛面部5上に静電 気防止材7と含浸シート体6が順次積層状に取付けられる。つまり、液状体が滲 み出す含浸シート体6をブラシ本体2の植毛面部5に張設すると共に、その植毛 面部5と含浸シート体6との間に、導電性の静電気防止材7を介在させる。これ を言い換えれば、含浸シート体6の一部に、導電性の静電気防止材7を付設する 。
【0012】 ここで、液状体とは毛髪や頭皮等に塗布するためのものであり、シリコーン系 液体が使用されている。つまり、液状体はシリコーン系液体である。また、含浸 シート体6は、上記液状体を含浸し得ると共に含浸した液状体が滲み出すような 素材からなり、具体的には、多孔性の樹脂であるポアフロン(住友電気工業製) が使用される。この含浸シート体6に上記液状体(シリコーン系液体)が予め含 浸される。
【0013】 また、図2と図3に示すように、静電気防止材7は、導電性の帯状板材の一部 をケバ立たせたものであり、そのケバ立たせた面が、毛髪接触面10とされる。な お、静電気防止材7の材質としては、例えば、1価の銅イオンを吸着せしめたア クリル系プラスチックプレート内に金属銅を還元析出して成るものを用いる。又 は、ポリエステルエラストマー等の合成樹脂材にカーボンを配合した導電性樹脂 が使用される。また、導電性の金属も使用可能であるが、毛髪を傷つけない点で 導電性樹脂の方が好ましい。
【0014】 また、図2と図4に示すように、含浸シート体6は、図外のブラシ毛1…が挿 通される小孔部12…を有すると共に、上記静電気防止材7の毛髪接触面10を外部 に露出させる複数の小窓部13…を有する。つまり、含浸シート体に小窓部13…を 貫設して、小窓部13…から静電気防止材7を露出させる。小窓部13…は含浸シー ト体6の中央に、長手方向に1列に配設される。
【0015】 しかして、図1にもどって、静電気防止材7は、ブラシ本体2の植毛面部5の 中央部に長手方向に沿って配設され、含浸シート体6の小窓部13…から毛髪接触 面10が露出する。このように構成したため、この整髪具にて頭髪等の毛髪のブラ ッシングを行うと、含浸シート体6が毛髪に接触し、液状体───即ちシリコー ン系液体───が毛髪に付着する。
【0016】 ところで、シリコーン系液体は静電気の発生を促す性質を有するため、ブラシ 毛1…と毛髪との摩擦により、該ブラシ毛1…と毛髪が帯電し易い。しかし、毛 髪は含浸シート体6の小窓部13…にて静電気防止材7の毛髪接触面10…に接触乃 至近接するうえ、毛髪接触面10…がケバ立っているため、毛髪と静電気防止材7 との間にコロナ放電が効率的に発生し、毛髪に生じた帯電をスムースに緩和でき る。
【0017】 この整髪具によれば、ブラッシングをスムースに行うことができると共に、含 浸シート体6に含浸された液状体(シリコーン系液体)を毛髪に満遍なく塗布で きる。これにより、枝毛防止や紫外線による毛髪の傷み防止等の効果が得られる 。
【0018】 なお、ブラシ本体2としては、図2に示した構造のもの以外にも、ブラシ取付 部4の取付基部8と毛形成部9を一体化させたものとするも自由である。また、 ブリッスルを1本乃至複数本ずつ取付基部8に植設しても良い。
【0019】 次に、図5は、含浸シート体6と静電気防止材7の変形例を示す。含浸シート 体6は、左右両端縁近傍に長手方向に沿って複数の小窓部13…を有する。また、 この含浸シート体6の小窓部13…に沿って破線で示すような2枚の帯板状の静電 気防止材7,7が配設される。
【0020】 しかして、この含浸シート体6と静電気防止材7,7を使用すれば、ブラッシ ングの際に毛髪が静電気防止材7,7に接触乃至近接する面積を大きくすること ができ、一層効率よく静電気を除去できる。
【0021】 また、図6は本考案の整髪具の他の実施例を示す。静電気防止材7,7は、1 価の銅イオンを吸着せしめたアクリル系繊維内に金属銅を還元析出して成る多数 の繊維を紡糸した多数の糸条の一端を、縫着して連結することによりフレンヂ状 (帯状)に構成されたものから成る。ブラシ本体2の植毛面部5には、含浸シー ト体6の小窓部13に対応する小突起20…が突設される。この小突起20の上端面は 、傾斜状とされている。
【0022】 図7に示すように、含浸シート体6は、左右両端縁近傍に沿って複数の円形の 小窓部13…を有する。また、その小窓部13…に対して、千鳥状の位置にブラシ毛 挿通用の小孔部12…が貫設される。該小孔部12…は、含浸シート体6の他の部分 にも、まんべんなく配設される。
【0023】 しかして、図6にもどって、フレンヂ状の静電気防止材7,7の縫着された一 端側が含浸シート体6と植毛面部5との間に挟持されると共に、該静電気防止材 のケバ立った先端側が小突起20に押されて含浸シート体6の小窓部13を通って外 部に突出する。これにより、ブラッシングの際に静電気防止材7,7の先端が毛 髪に接触乃至近接するため、効率よく静電気を除去できる。
【0024】 なお、本考案の整髪具の含浸シート体6に含浸する液状体としては、上記シリ コーン系液体以外にも用途に応じて種々のものを使用でき、例えば、白髪染剤、 ヘアーリキッド等の整髪料、養毛剤、育毛剤、紫外線カット剤、艶出し剤、紫外 線カット剤、枝毛防止剤、消臭剤、保湿剤(コラーゲン)、コーティング剤等を 使用するも自由である。また、含浸シート体6の材質としては、前記ポアフロン 以外にも、スポンジ、不織布、織布、又は、多孔質のウレタン等の樹脂等として もよい。
【0025】 また、含浸シート体6は、図例では平面視長円形状とされているが、これ以外 にも、ブラシ本体2の植毛面部5の形状に応じて、平面視楕円形、円形、矩形等 の形状とするも自由である。また、小窓部13…の形状は、長円形状及び円形以外 にも、楕円形、矩形、その他種々の形状とするも自由である。
【0026】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0027】 請求項1記載の整髪具によれば、ブラッシングの際に発生する静電気を効率よ く除去することができ、ブラッシングをスムースに行うことができると共に、毛 髪に液状体を無駄なく、かつ、満遍なく塗布することができる。また、製造の際 に静電気防止材7の取付けが簡単となる。
【0028】 請求項2記載の整髪具によれば、液状体が、静電気を発生させ易いシリコーン 系液体であるにもかかわらず、静電気を確実に除去でき、スムースなブラッシン グを確保できる。
【0029】 請求項3記載の整髪具によれば、ブラッシングの際に発生する静電気を効率よ く除去することができ、ブラッシングをスムースに行うことができると共に、毛 髪に液状体を無駄なく、かつ、満遍なく塗布することができる。また、請求項4 記載の整髪具によれば、液状体が、静電気を発生させ易いシリコーン系液体であ るにもかかわらず、静電気を確実に除去でき、スムースなブラッシングを確保で きる。
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】要部拡大断面図である。
【図3】静電気防止材を示す斜視図である。
【図4】含浸シート体を示す平面図である。
【図5】変形例を示す平面図である。
【図6】他の実施例を示す要部断面図である。
【図7】要部平面図である。
2 ブラシ本体 5 植毛面部 6 含浸シート体 7 静電気防止材 13 小窓部
Claims (4)
- 【請求項1】 液状体が滲み出す含浸シート体6をブラ
シ本体2の植毛面部5に張設すると共に、該植毛面部5
と上記含浸シート体6との間に、導電性の静電気防止材
7を介在させ、上記含浸シート体6に小窓部13…を貫設
して、該小窓部13…から上記静電気防止材7を露出させ
たことを特徴とする整髪具。 - 【請求項2】 液状体がシリコーン系液体である請求項
1記載の整髪具。 - 【請求項3】 液状体が滲み出す含浸シート体6をブラ
シ本体2の植毛面部5に張設すると共に、該含浸シート
体6の一部に、導電性の静電気防止材7を付設したこと
を特徴とする整髪具。 - 【請求項4】 液状体がシリコーン系液体である請求項
3記載の整髪具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001774U JP3000904U (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 整髪具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994001774U JP3000904U (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 整髪具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000904U true JP3000904U (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=43136900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994001774U Expired - Lifetime JP3000904U (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 整髪具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000904U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10295432A (ja) * | 1997-04-23 | 1998-11-10 | Matsushita Electric Works Ltd | スチーム発生装置 |
-
1994
- 1994-02-09 JP JP1994001774U patent/JP3000904U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10295432A (ja) * | 1997-04-23 | 1998-11-10 | Matsushita Electric Works Ltd | スチーム発生装置 |
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