JP3000901B2 - 高所作業構台 - Google Patents

高所作業構台

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JP3000901B2
JP3000901B2 JP7240665A JP24066595A JP3000901B2 JP 3000901 B2 JP3000901 B2 JP 3000901B2 JP 7240665 A JP7240665 A JP 7240665A JP 24066595 A JP24066595 A JP 24066595A JP 3000901 B2 JP3000901 B2 JP 3000901B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主として、LP
GやLNG等の低温貯蔵タンクの屋根部等の高所の構築
施工に用いられる高所作業構台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】LPG(liquefied petroleum gas =液
化石油ガス)やLNG(liquefied natural gas =液化
天然ガス)等の低温貯蔵タンクの屋根および側壁の内側
には、超低温の前記ガスに耐えるメンブレン(特殊材質
金属)および保冷材が複数枚張り付けられている。この
ような低温貯蔵タンクにおいて、特に、その屋根部は全
体として略半球形状を有している多面体構造であり、溶
接等を伴うメンブレンの張り付け施工は作業者の頭上で
の作業となり、困難なものであった。
【0003】このような、タンクの屋根部の施工作業
は、タンクの屋根部(メンブレンおよび保冷材等の資材
を張り付ける前の鋼製またはコンクリート製の状態)を
タンクの底部に下ろし、タンク底部から数メートルの高
さの前記屋根部の内側(天井部)に対して、高所作業車
により作業者および資材、機材を下方から昇降して実施
している。このようにして施工された屋根部(資材張り
付け完了)は、所定のクレーンによってタンク底部から
数十メートルの高さの屋根の位置まで吊り上げられ、タ
ンクの屋根が構築される。低温貯蔵タンクの大きさは、
大容量タンクの場合、高さ50〜60m、直径70m程
度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにメンブレンの張り付け作業は、タンク底部から数
メートルの高さの高所作業となり、しかも、作業者の頭
上における溶接等の作業を伴う難作業であるため効率が
悪いといった問題がある。
【0005】また、このような高所作業に使用される従
来の高所作業車は、伸縮自在の脚を有するエックス型や
ダブルエックス型が主流であり、揺れが大きく、メンブ
レンの張り付け位置の精密な位置調整が必要な屋根部施
工作業の大きな障害になっていた。また、前記の高所作
業車は持ち上げ可能な重量も大きくなく、作業者および
資材、機材を乗せての高所での施工作業には不向きであ
るといった問題がある。このようなことから、所定の重
量を搭載して昇降および傾斜可能であり、揺れること無
く、効率的に作業を実施することができる高所作業構台
の開発が望まれているが、未だ提案されていない。
【0006】従って、この発明の目的は、LPGやLN
G等の低温貯蔵タンクの屋根部の施工において、高所ま
で作業者、資材および機材を乗せて昇降可能で揺れが無
く、そして、作業者の頭上での作業を効率的且つ安全に
実施することができる、高所作業構台を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
4本の鉛直の支柱および複数の水平の受梁によって直方
体または立方体形状に構成された枠体からなる架台と、
前記架台内に昇降可能に設けられた作業床と、前記作業
床の上に設けられた、物体を上方に持ち上げるための昇
降アームを有する反力作業台とからなり、前記支柱は主
支柱と前記主支柱内に嵌挿されたスライド支柱とからな
り且つ前記支柱は前記スライド支柱を前記主支柱内で昇
降させるための流体シリンダを有しており、前記主支柱
の前記作業床側には長手方向にスリットが設けられてお
り、前記作業床が前記スリットを通った連結枠によって
前記スライド支柱に接続されており、前記作業床は前記
スライド支柱の昇降により昇降自在であることに特徴を
有するものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記スライド支柱の各々の動きを強制的に
同調させるための同調機構を有することに特徴を有する
ものである。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の発明において、前記主支柱の各々に嵌挿されたス
ライド支柱のうちの前方側の2本の昇降を同調させ、後
方側の2本の昇降を同調させ、前方側の2本のスライド
支柱の昇降と後方側の2本のスライド支柱の昇降とを別
々に制御することにより、前記作業床を前方側または後
方側に傾斜可能であることに特徴を有するものである。
【0010】請求項4記載の発明は、4本の鉛直の支柱
および複数の水平の受梁によって直方体または立方体形
状に構成された枠体からなる架台と、前記架台内に昇降
可能に設けられた作業床と、前記作業床の上に設けられ
た、物体を上方に持ち上げるための昇降アームを有する
反力作業台とからなり、前方側の2本の前記支柱間にわ
たって設けられた前記受梁上および後方側の2本の前記
支柱間にわたって設けられた前記受梁上には流体シリン
ダが設けられ、前記作業床が前記流体シリンダに取付け
られており、前記作業床は前記流体シリンダにより昇降
自在であることに特徴を有するものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、前方側の2本の支柱間に設けられた流体シ
リンダの昇降と、前記後方側の2本の支柱間に設けられ
た流体シリンダの昇降とを別々に制御することにより、
前記作業床を前方側または後方側に傾斜可能であること
に特徴を有するものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1から5の
いずれか1つに記載の発明において、前記作業床の前方
側および後方側には、ポール状のリミットスイッチが設
けられ、前記リミットスイッチの上端と被接触体との接
触により、前記作業床の動作が、前方側、後方側に自動
的に傾斜および停止することに特徴を有するものであ
る。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1から6の
いずれか1つに記載の発明において、前記反力作業台
は、基作業台と、前記基作業台の上に設けられた、前記
基作業台上でX方向に移動自在のX方向移動台と、前記
X方向移動台の上に設けられた、前記X方向移動台上で
前記X方向移動台の移動方向と直交方向に移動自在のY
方向移動台とからなり、前記昇降アームは前記Y方向移
動台上に複数設けられ、前記基作業台、前記X方向移動
台および前記Y方向移動台によって、前記昇降アームに
よって持ち上げられた物体の位置を制御することに特徴
を有するものである。
【0014】請求項8記載の発明は、請求項1から7の
いずれか1つに記載の発明において、前記4本の支柱の
下端部に流体シリンダを備えるアウトリガーを配設して
前記架台を床面から持ち上げ可能とし、前記アウトリガ
ーによって前記架台を保持して前記架台の安定度を強化
することに特徴を有するものである。
【0015】請求項9記載の発明は、請求項1から8の
いずれか1つに記載の発明において、前記架台を設けた
床面にレールを載置し、前記架台に少なくとも4機の車
輪を設けて前記レール上を走行可能とすることに特徴を
有するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、この発明を図面を参照しな
がら説明する。
【0017】図1はこの発明の高所作業構台の一実施態
様を示す概略斜視図、図2は高所作業構台を反力作業台
を省いた状態で前方および後方側から示す図、図3は側
面図、図4は部分平面図、図5は図4の支柱部分を示す
拡大断面図、図6は高所作業構台の反力作業台を示す正
面図、図7は側面図、図8は平面図、図9、図11はこ
の発明によるタンク屋根部施工状況を示す概略断面図、
図10は反力作業台の作用を説明する側面図である。
【0018】図9、図11に示すように、本実施の形態
で示すこの発明の高所作業構台Aは、工事施工時に、
温貯蔵タンク1のタンク底部1b上タンク屋根部1a
に対して、その下方から、メンブレンを張り付け施工す
るための装置である。施工作業は、構台Aを使用してタ
ンクの底部1bから数メートル上方の高さでタンク屋根
部1aの裏側(天井部)に対して、タンク中央部または
縁部(側壁1c)から順次移動して、あるいは、タンク
中央部または縁部(側壁1c)から構台Aを2台使用し
て実施される。
【0019】高所作業構台Aは、支柱2と受梁5とによ
り直方体(または立方体)に構成された枠体からなる架
台20と、架台20内に昇降および傾動可能に設けられ
た作業床7と、作業床7の上に設けられた反力作業台3
とからなっている。
【0020】架台20は、矩形に形成された下部受梁5
aと、下部受梁5aによる矩形の枠体の4角部に各々鉛
直に立設された4本の支柱2と、4本の支柱2の中間部
および上部においてそれぞれ設けられた中間部受梁5
b、上部受梁5cとからなる枠体によって構成されてい
る。
【0021】前方側支柱2a、2b間、後方側支柱2、
2間の下部受梁5aには、レール走行用の車輪19が2
機ずつ合計4機設けられている。車輪19の作用によ
り、構台Aは、レール15に沿って前後、左右および円
方向に移動可能となっている。車輪19は溝付のため、
レール15としては人力で持ち運び自由な帯鋼を使用す
る。また、構台Aは人力でも移動可能の大きさ・重量な
ら動力を有しないが、必要により走行モータを取付ける
ことが可能である。
【0022】支柱2の各々の下端部には、構台Aを支持
するアウトリガー4が設けられている。このアウトリガ
ー4は、着脱可能な油圧シリンダ4aを備え、この油圧
シリンダ4aの昇降作用により、構台Aの固定および揺
れ防止、並びに、支柱2の各々の位置においての構台A
の微小な昇降が可能であり、傾斜修正、水平状態維持が
可能である。更に、アウトリガー4により、レール15
に車輪19を乗せるときに構台Aを持ち上げれば、レー
ル長さは必要最小限の長さ(通常5000mm程度)し
か必要としない。即ち、方向転換するときは、アウトリ
ガー4により構台Aを持ち上げ、レールの位置を変え、
それに合わせて車輪19を回転し、アウトリガー4によ
り構台Aをレールに下ろせば、容易に方向転換できる。
更に、最初のレールに次のレールを継ぎ足したら、前記
最初のレールを移動して前記次のレールに継ぎ足せば、
レールは最小限の数および長さしか必要としない。ま
た、繰り返し使用できるように、レールは,タンク底部
1aの床面上に載置してあるだけである。本実施態様の
アウトリガー4は、油圧シリンダ4aのストロークが1
50mm程度であるが、油圧シリンダの取替(アウトリ
ガーの取替)により1500mm程度までストロークが
実現可能である。
【0023】また、図12に示すように、架台20の下
部中央に車輪27による全方向駆動機構を設け、この全
方向駆動機構により構台Aを全方向に走行可能としても
よい。図12に示すように、車輪27は、架台20に設
けた取付フレーム28に、回転台(ターンテーブル)2
9によって設けられた走行モータ30により走行する。
この場合、レールは不要である。
【0024】架台20を構成する4本の支柱2の各々は
角管形状を有する主支柱22と、その内部に嵌挿されて
いるスライド支柱23とからなっている。スライド支柱
23の各々は、主支柱22の各々に配設された油圧シリ
ンダ18の作用により、主支柱22内を昇降自在であ
り、上昇したスライド支柱23の上部は主支柱22の上
端から突出するようになっている。スライド支柱23
は、同調機構14により前方側の支柱2aと2bとのス
ライド量を同調させ、後方側の残りの2本の支柱2と2
とのスライド量を同調させることにより円滑に動作す
る。
【0025】各主支柱22の内側には、長手方向に鉛直
のスリット22aが設けられている。スライド支柱23
には各々連結枠16が設けられ、連結枠16はスリット
22aを通って、作業床7の面の4箇所と接続・固定
されている。このようにスライド支柱23と接続された
作業床7は、主支柱22内を昇降するスライド支柱23
の作用により昇降自在であり、このスライド量を制御す
ることにより昇降可能である。また、前方側の支柱2a
と2b間には上部の受梁が設けられていないため、前方
側においては、作業床7は中間部の受梁5bの近くまで
降下可能であり前方側に傾斜自在である。勿論、後方側
にも同様に傾斜可能である。図3において、7aは上昇
した作業床、7bは傾斜した作業床を示している。更
に、スライド支柱と作業床の接続部は、同調バルブおよ
び機械的同調機構14を有しており、作業床7が傾斜す
ることによりスライド支柱23に対する角度が変化した
場合には、前記機構により対応するようになっている。
【0026】また、作業床7の連結枠16が取り付けら
れている部分に支柱2の長手方向に補強板24が設けら
れており、図2で示す左右のシリンダー18の同調不良
により作業床7が左右に傾いたときには、剛性を確保す
るために斜梁(材)を入れたり、主シリンダーによる昇
降不足が生じた場合には、作業床7を上部に取付替えを
するようになっている。
【0027】本実施態様では、作業床7は、1作動で最
大2300mm(シリンダストローク)程度まで水平状
態での動作可能であり、更に、前方側の受梁5bまでス
トローク可能であることから、支柱2の高さまでのシリ
ンダーストロークを使用すれば約30°の角度まで前方
および後方に向けて傾斜可能である。
【0028】作業床7は、スイッチ操作により、油圧シ
リンダ18を4機同調したスライド支柱23の動作によ
る昇降または油圧シリンダ18を前後2機単位で同調し
た動作による傾斜が前記の同調バルブおよび機械的同調
機構14によって容易に可能である。なお、本実施態様
では、作業床7は、幅2450mm×長さ5500mm
の寸法で構成された。また、作業床7には、縁部全周に
わたり手摺11が設けられており、作業員の安全が図ら
れている。また、前方部および後方部の手摺は傾斜自在
の手摺11aとすることも可能となっており、手摺11
aは傾斜角度に係わらず鉛直に角度設定が可能である。
17は傾斜角度用手摺11aに設けたスライド扉であ
る。
【0029】反力作業台3は、固定の基作業台8と、基
作業台8の上に設けられた、X方向移動台10およびそ
の上のY方向移動台9と、Y方向移動台9上に取り付け
られた6本の反力用昇降アーム6とからなっている。Y
方向移動台9は構台Aの左右方向(Y方向とする)へ移
動可能であり、X方向移動台10は、Y方向と直交方向
(X方向とする)に移動可能である。9a、10aはY
方向移動台9、X方向移動台10の駆動シリンダであ
る。作業床7、基作業台8、X方向移動台10およびY
方向移動台9は、単なる所定厚みを有する平板状の金属
板体によって構成してもよいが、枠体および前記枠体間
に張設されたエキスパンドメタルにより籠上に構成した
ほうが、軽量化の点で有利である。本実施態様において
も、エキスパンド部26に示すように、この構成が採用
されている。
【0030】昇降アーム6は、Y方向移動台9上に、前
方部、中間部および後方部の各々に2本ずつ、合計6
本、スライドベース6dによってY方向移動台9に対し
て鉛直に設けられており、昇降アーム6の各々はそれぞ
れに設けられた昇降アーム用油圧シリンダ6aの作用に
より昇降自在となっている。昇降アーム6は、各油圧シ
リンダ6aの連動または単独動が可能であり、この昇降
アーム6の動作と、前記に述べたY方向移動台9、X方
向移動台10の動作とにより、昇降アーム6は、平面上
でY軸・X軸方向に、そして、前記平面と鉛直方向(Z
軸方向)に移動可能であるため、基作業台8上で、前記
三軸方向、即ち、上下、前後、左右、前左右、後左右、
円移動が自在に可能である。
【0031】昇降アーム6の各々の先端には、メンブレ
ン13の山型部に当接可能な形状に構成されたブラケッ
ト6bが設けられている。このブラケット6bは油圧シ
リンダー6aに対してリングボール6cの作用によって
角度が可変であり、メンブレンの山型部に当接される。
例えば、図10に示すように、低温貯蔵タンクの屋根部
1aは多面体であるがゆえに、周縁部になるほど傾斜の
変化が大きくなるが、各昇降アーム6のブラケットの角
度が可変なため、昇降アーム6によって押す角度も、ア
ーム相互で可変であり、屋根部1aの傾斜に合わせてメ
ンブレン13を傾斜させることができる。このとき作業
床7も傾斜させる。昇降アーム6によってメンブレン1
3を屋根に押え付けた後は、仮溶接(手溶接)によりメ
ンブレン13が仮止めされる。その後本溶接も実施され
る。メンブレンの押付けには全体として数百kg位の力
が必要であるが状況に応じてシリンダ油圧力を調整すれ
ばそれ以上のものにも対応できることは言うまでもな
い。
【0032】反力作業台3上にペンダントスイッチ(図
示せず)を設け、反力作業台3上の作業員が操作するこ
とにより、作業床7および反力作業台3の動作を制御す
る作業者の作業は容易且つ効率的なものとなり、メンブ
レン施工は高所の現場(タンク屋根部1a)に接近した
正確な作業となる。
【0033】反力作業台3の前方側および後方側には、
ポール状のリミットスイッチ12a、12bが、それぞ
れ、鉛直に設けられている。このリミットスイッチ12
a、12bは上面衝突防止機構を構成し、リミットスイ
ッチ12a、12bの上端に被接触物体、即ち、タンク
屋根部1aが接触したときは、作業床7の動作が停止す
るようになっている。また、上面衝突防止機構12a、
12bは、作業床7の前後の両方の箇所に取り付けてあ
るため、自動傾斜角度設定機構と兼用になる。
【0034】作業床7は架台20から、反力作業台3は
作業床7から、それぞれ、着脱可能となっており、必要
によりそれぞれの目的に応じた機構を備えるものに取替
えが可能な構造となっている。
【0035】また、図2に示すように、前方側の支柱2
a、2b間の上部受梁5cおよび後方側の支柱2、2間
の上部受梁5cの各々に油圧シリンダ31を設け、シリ
ンダ31上に、前方側にはローラ33を、後方側にはピ
ン32を設け、油圧シリンダ31にピン32またはロー
ラ33を介して作業床7を取付け、油圧シリンダ31に
よって作業床7を昇降自在とし、油圧シリンダ31のス
ライド量を制御することにより、作業床7を、平行状態
での昇降や前後の傾斜が可能であるように構成してもよ
い。また、図1〜図8で示した高所作業構台Aに、この
機構を、更に組み合わせることも可能である。図2は、
この組み合わせた状態を示し、図面の左半部は後方側か
ら、図面の右半部は前方側からそれぞれ高所作業構台A
を矢視した図である。これにより、作業床7の最高高さ
の増加および昇降スピードの増加が可能となる。
【0036】このような高所作業構台Aの駆動源は、1
台の油圧ユニット25により全てを作動させることが可
能な機構となっている。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、低温貯蔵タンクの屋根部の施工などの、作業員の頭
上で行なわれる困難な作業を、容易且つ効率的に実施す
ることができ、かくして、工業上有用な効果がもたらさ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の高所作業構台の一実施態様を示す概
略斜視図である。
【図2】この発明の高所作業構台を反力作業台を省いた
状態で前方および後方側から示す図である。
【図3】この発明の高所作業構台を反力作業台を省いた
状態で示す側面図である。
【図4】この発明の高所作業構台を反力作業台を省いた
状態で示す部分平面図である。
【図5】図4の支柱部分を示す拡大断面図である。
【図6】この発明の高所作業構台の反力作業台を示す正
面図である。
【図7】この発明の高所作業構台の反力作業台を示す側
面図である。
【図8】この発明の高所作業構台の反力作業台を示す平
面図である。
【図9】この発明によるタンク屋根部の施工状況を示す
概略断面図である。
【図10】この発明の高所作業構台の反力作業台の作用
を説明する側面図である。
【図11】この発明によるタンク屋根部の施工状況を示
す概略断面図である。
【図12】この発明の高所作業構台の全方向駆動機構を
示す概略断面図である。
【符号の説明】
A 高所作業構台 1 低温貯蔵タンク 1a タンク屋根部 1b タンク底部 1c タンク側壁 2 支柱 2a、2b 前方側支柱 20 架台 22 主支柱 22a スリット 23 スライド支柱 3 反力作業台 4 アウトリガー 4a アウトリガー用油圧シリンダ 5 受梁 5a 下部の受梁 5b 前方側の受梁 6 昇降アーム 6a 昇降アーム用油圧シリンダ 6b ブラケット 6c リングボール 6d スライドベース 7、7a、7b 作業床 8 基作業台 9 Y方向移動台 10 X方向移動台 11 手摺 11a 傾斜角度用手摺 12a、12b リミットスイッチ 13 メンブレン 14 同調機構 15 レール 16 連結枠 17 スライド扉 18 油圧シリンダ 19 車輪 24 補強板 25 油圧ユニット 26 エキスパンド部 27 走行車輪 28 取付フレーム 29 回転台(ターンテーブル) 30 走行モータ 31 油圧シリンダ 32 ピン 33 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 1/22 E04G 27/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4本の鉛直の支柱および複数の水平の受
    梁によって直方体または立方体形状に構成された枠体か
    らなる架台と、前記架台内に昇降可能に設けられた作業
    床と、前記作業床の上に設けられた、物体を上方に持ち
    上げるための昇降アームを有する反力作業台とからな
    り、前記支柱は主支柱と前記主支柱内に嵌挿されたスラ
    イド支柱とからなり且つ前記支柱は前記スライド支柱を
    前記主支柱内で昇降させるための流体シリンダを有して
    おり、前記主支柱の前記作業床側には長手方向にスリッ
    トが設けられており、前記作業床が前記スリットを通っ
    た連結枠によって前記スライド支柱に接続されており、
    前記作業床は前記スライド支柱の昇降により昇降自在で
    あることを特徴とする高所作業構台。
  2. 【請求項2】 前記スライド支柱の各々の動きを強制的
    に同調させるための同調機構を有する請求項1記載の高
    所作業構台。
  3. 【請求項3】 前記主支柱の各々に嵌挿されたスライド
    支柱のうちの前方側の2本の昇降を同調させ、後方側の
    2本の昇降を同調させ、前方側の2本のスライド支柱の
    昇降と後方側の2本のスライド支柱の昇降とを別々に制
    御することにより、前記作業床を前方側または後方側に
    傾斜可能である請求項1または2記載の高所作業構台。
  4. 【請求項4】 4本の鉛直の支柱および複数の水平の受
    梁によって直方体または立方体形状に構成された枠体か
    らなる架台と、前記架台内に昇降可能に設けられた作業
    床と、前記作業床の上に設けられた、物体を上方に持ち
    上げるための昇降アームを有する反力作業台とからな
    り、前方側の2本の前記支柱間にわたって設けられた前
    記受梁上および後方側の2本の前記支柱間にわたって設
    けられた前記受梁上には流体シリンダが設けられ、前記
    作業床が前記流体シリンダに取付けられており、前記作
    業床は前記流体シリンダにより昇降自在であることを特
    徴とする高所作業構台。
  5. 【請求項5】 前方側の2本の支柱間に設けられた流体
    シリンダの昇降と、前記後方側の2本の支柱間に設けら
    れた流体シリンダの昇降とを別々に制御することによ
    り、前記作業床を前方側または後方側に傾斜可能である
    請求項4記載の高所作業構台。
  6. 【請求項6】 前記作業床の前方側および後方側には、
    ポール状のリミットスイッチが設けられ、前記リミット
    スイッチの上端と被接触体との接触により、前記作業床
    の動作が、前方側、後方側に自動的に傾斜および停止す
    る請求項1から5のいずれか1つに記載の高所作業構
    台。
  7. 【請求項7】 前記反力作業台は、基作業台と、前記基
    作業台の上に設けられた、前記基作業台上でX方向に移
    動自在のX方向移動台と、前記X方向移動台の上に設け
    られた、前記X方向移動台上で前記X方向移動台の移動
    方向と直交方向に移動自在のY方向移動台とからなり、
    前記昇降アームは前記Y方向移動台上に複数設けられ、
    前記基作業台、前記X方向移動台および前記Y方向移動
    台によって、前記昇降アームによって持ち上げられた物
    体の位置を制御する請求項1から6のいずれか1つに記
    載の高所作業構台。
  8. 【請求項8】 前記4本の支柱の下端部に流体シリンダ
    を備えるアウトリガーを配設して前記架台を床面から持
    ち上げ可能とし、前記アウトリガーによって前記架台を
    保持して前記架台の安定度を強化する請求項1から7の
    いずれか1つに記載の高所作業構台。
  9. 【請求項9】 前記架台を設けた床面にレールを載置
    し、前記架台に少なくとも4機の車輪を設けて前記レー
    ル上を走行可能とする請求項1から8のいずれか1つに
    記載の高所作業構台。
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