JP3000499U - コンクリート基礎の鉄筋構造 - Google Patents
コンクリート基礎の鉄筋構造Info
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- JP3000499U JP3000499U JP1994000231U JP23194U JP3000499U JP 3000499 U JP3000499 U JP 3000499U JP 1994000231 U JP1994000231 U JP 1994000231U JP 23194 U JP23194 U JP 23194U JP 3000499 U JP3000499 U JP 3000499U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 垂直部を水平部の所定位置の上に配置し易く
する。 【構成】 左右に並列した前後方向鉄筋2と前後に並列
した左右方向鉄筋3,5を固定した水平部1の上に、上
下に並列した前後方向鉄筋7と前後に並列した上下方向
鉄筋8を固定した垂直部6を配置し、水平部1に垂直部
6下端を回転可能に連結し、垂直部6を転倒して水平部
1に重合するコンクリート基礎鉄筋構造において、水平
部1の左右方向鉄筋は、垂直部連結位置4を逆U字形状
またはU字形状に屈曲した鉄筋3と非屈曲の鉄筋5を交
互に配置し、垂直部6下端の前後方向鉄筋7は、水平部
1の左右方向鉄筋3の逆U字形状部4またはU字形状部
に嵌合して水平部1の左右方向鉄筋3と左右方向鉄筋5
の間に回転可能に挿通した。
する。 【構成】 左右に並列した前後方向鉄筋2と前後に並列
した左右方向鉄筋3,5を固定した水平部1の上に、上
下に並列した前後方向鉄筋7と前後に並列した上下方向
鉄筋8を固定した垂直部6を配置し、水平部1に垂直部
6下端を回転可能に連結し、垂直部6を転倒して水平部
1に重合するコンクリート基礎鉄筋構造において、水平
部1の左右方向鉄筋は、垂直部連結位置4を逆U字形状
またはU字形状に屈曲した鉄筋3と非屈曲の鉄筋5を交
互に配置し、垂直部6下端の前後方向鉄筋7は、水平部
1の左右方向鉄筋3の逆U字形状部4またはU字形状部
に嵌合して水平部1の左右方向鉄筋3と左右方向鉄筋5
の間に回転可能に挿通した。
Description
【0001】
本考案は、鉄筋コンクリート製の布基礎のようなコンクリート基礎の鉄筋構造 に関する。
【0002】
鉄筋コンクリート製の布基礎Fは、図6に鎖線で示すように、縦断面が逆T字 形状の長く連続した基礎である。
【0003】 その鉄筋構造は、図6に実線で示すように、縦断面が逆T字形状の長く連続し た構造である。帯板状の水平部1の上に帯板状の垂直部6を配置し、水平部1の 中央位置に垂直部6の下端を連結している。
【0004】 水平部1は、図6に示すように、2本の長い鉄筋2を左右に並列して前後方向 に配列し、両前後方向鉄筋2の下側に多数の短い鉄筋3,5を前後に並列して左 右方向に配列し、各左右方向鉄筋3,5の両端をそれぞれ両前後方向鉄筋2に溶 接して固定している。左右方向鉄筋3,5は、中央位置で二つ折にした山形状の 鉄筋3と、直線状の鉄筋5を1本ずつ交互に配置している。
【0005】 垂直部6は、図6に示すように、3本の長い鉄筋7を上下に並列して前後方向 に配列し、3本の前後方向鉄筋7の一側に多数の短い鉄筋8を前後に並列して上 下方向に配列し、各上下方向鉄筋8の両端と中央部をそれぞれ3本の前後方向鉄 筋7に溶接して固定している。
【0006】 垂直部6の下端の前後方向鉄筋7は、図6に示すように、水平部1の山形状の 左右方向鉄筋3の折曲中央位置下側に挿通すると共に、水平部1の直線状の左右 方向鉄筋5の中央位置上側に挿通し、山形状の左右方向鉄筋3と直線状の左右方 向鉄筋5の間で回転可能である。垂直部6は、図7に示すように、下端の左右方 向鉄筋7を中心として一側側に転倒して水平部1に重合する。
【0007】 このような鉄筋構造は、工場で製作した後に保管する際や布基礎施工現場に運 搬する際には、図7に示すように、垂直部6を一側側に転倒して水平部1に重合 し、保管や運搬に便利な一枚の板状にする。
【0008】 このように嵩を減らして運搬した鉄筋構造は、布基礎施工現場において、水平 部1を水平に配置し、垂直部6を起立して水平部1の中央位置の上に垂直に配置 する。
【0009】
ところが、上記のようなコンクリート基礎の鉄筋構造においては、垂直部6の 下端の前後方向鉄筋7は、図7に示すように、水平部1のなだらかな山形状の左 右方向鉄筋3と直線状の左右方向鉄筋5の間の扁平三角形状の隙間に配置され、 中央位置から左右方向に移動可能な範囲が広いので、基礎施工現場において、垂 直部6を起立して水平部1の中央位置の上に垂直に配置する際、位置を決め難く 、多くの手間が掛る。
【0010】 本考案の目的は、上記のような従来の課題を解決することである。
【0011】
本考案は、左右に並列した複数本の前後方向鉄筋と前後に並列した複数本の左 右方向鉄筋を固定した水平部の上に、上下に並列した複数本の前後方向鉄筋と前 後に並列した複数本の上下方向鉄筋を固定した垂直部を配置し、水平部に垂直部 の下端を回転可能に連結し、垂直部を転倒して水平部に重合する構成にしたコン クリート基礎の鉄筋構造において、 水平部の左右方向鉄筋は、垂直部を連結する位置を逆U字形状またはU字形状 に屈曲した鉄筋と、屈曲していない鉄筋を1本または数本ずつ交互に配置し、 垂直部の下端の前後方向鉄筋は、水平部の屈曲した左右方向鉄筋の逆U字形状 部またはU字形状部に嵌合して、水平部の屈曲した左右方向鉄筋と、屈曲してい ない左右方向鉄筋の間に回転可能に挿通したことを特徴とする鉄筋構造である。
【0012】
本考案においては、水平部の垂直部連結位置に連結した垂直部の下端の前後方 向鉄筋は、水平部の屈曲した左右方向鉄筋と屈曲していない左右方向鉄筋の間に 配置され、水平部の屈曲した左右方向鉄筋の逆U字形状部またはU字形状部に嵌 合しているので、垂直部連結位置から左右方向に移動可能な範囲が狭い。
【0013】
本考案においては、水平部の垂直部連結位置に連結した垂直部の下端の前後方 向鉄筋は、垂直部連結位置から左右方向に移動可能な範囲が狭いので、垂直部を 起立して水平部の垂直部連結位置の上に垂直に配置する際、位置を決め易く、多 くの手間が掛らない。
【0014】
<第1実施例(図1〜図4参照)> 本例の鉄筋構造は、図1と図2に示すように、縦断面が逆Tの字形状の長く連 続した鉄筋コンクリート製布基礎F用のものであり、縦断面が逆Tの字形状の長 く連続した構造である。帯板状の水平部1の上に帯板状の垂直部6を配置し、水 平部1の中央位置4に垂直部6の下端を連結している。
【0015】 水平部1は、図1〜図3に示すように、2本の長い鉄筋2を左右に並列して前 後方向に配列し、両前後方向鉄筋2の下側に多数の短い鉄筋3,5を前後に並列 して左右方向に配列し、各左右方向鉄筋3,5の両端をそれぞれ両前後方向鉄筋 2に溶接して固定している。左右方向鉄筋3,5は、垂直部6を連結する中央位 置4を逆U字形状に屈曲した鉄筋3と、屈曲していない直線状の鉄筋5を1本ず つ交互に配置している。
【0016】 垂直部6は、図1〜図3に示すように、3本の長い鉄筋7を上下に並列して前 後方向に配列し、3本の前後方向鉄筋7の左側に多数の短い鉄筋8を前後に並列 して上下方向に配列し、各上下方向鉄筋8の両端と中央部をそれぞれ3本の前後 方向鉄筋7に溶接して固定している。
【0017】 垂直部6の下端の前後方向鉄筋7は、図3に示すように、水平部1の左右方向 鉄筋3の逆U字形状部4に嵌合して、水平部1の屈曲した左右方向鉄筋3と直線 状の左右方向鉄筋5の間に回転可能に挿通している。垂直部6は、図4に示すよ うに、下端の左右方向鉄筋7を中心として右側に転倒して水平部1に重合する。
【0018】 本例の鉄筋構造は、工場で製作した後に保管する際や布基礎施工現場に運搬す る際には、図4に示すように、垂直部6を右側に転倒して水平部1に重合し、一 枚の板状にする。
【0019】 このようにして運搬した鉄筋構造は、布基礎施工現場において、水平部1を水 平に配置し、垂直部6を起立して水平部1の中央位置4の上に垂直に配置する。
【0020】 本例の鉄筋構造においては、垂直部6の下端の前後方向鉄筋7は、水平部1の 左右方向鉄筋3の逆U字形状部4に嵌合していて、水平部1の中央位置4から左 右方向にほとんど移動しないので、垂直部6は、起立すると、そのまま水平部1 の中央位置4の上に配置される。
【0021】 <第2実施例(図5参照)> 本例の鉄筋構造は、図5に示すように、縦断面がL字形状の長く連続した鉄筋 コンクリート製布基礎f用のものであり、縦断面がL字形状の長く連続した構造 である。帯板状の水平部1の上に帯板状の垂直部6を配置し、水平部1の左端位 置4に垂直部6の下端を連結している。
【0022】 水平部1は、前例におけるのと同様に、左右に並列した2本の長い前後方向鉄 筋2と前後に並列した多数の短い左右方向鉄筋3,5を固定している。左右方向 鉄筋3,5は、図5に示すように、垂直部6を連結する左端位置4を逆U字形状 に屈曲した鉄筋3と、屈曲していない直線状の鉄筋5を1本ずつ交互に配置して いる。
【0023】 垂直部6は、前例におけるのと同様に、上下に並列した3本の長い前後方向鉄 筋7と前後に並列した多数の短い上下方向鉄筋8を固定している。
【0024】 垂直部6の下端の前後方向鉄筋7は、図5に示すように、水平部1の左右方向 鉄筋3の逆U字形状部4に嵌合して、水平部1の左右方向鉄筋3と左右方向鉄筋 5の間に回転可能に挿通している。垂直部6は、下端の左右方向鉄筋7を中心と して右側に転倒して水平部1に重合する。
【0025】 その他の点は、前例におけるのと同様である。
【図1】本考案の第1実施例のコンクリート基礎の鉄筋
構造の正面図である。
構造の正面図である。
【図2】同例のコンクリート基礎の鉄筋構造の右側面図
である。
である。
【図3】図2のA−A線断面拡大図である。
【図4】同例のコンクリート基礎の鉄筋構造の垂直部を
転倒した状態を示す縦断拡大正面図である。
転倒した状態を示す縦断拡大正面図である。
【図5】第2実施例のコンクリート基礎の鉄筋構造の縦
断正面図である。
断正面図である。
【図6】従来例のコンクリート基礎の鉄筋構造の斜視図
である。
である。
【図7】同例のコンクリート基礎の鉄筋構造の垂直部を
転倒した状態を示す縦断拡大正面図である。
転倒した状態を示す縦断拡大正面図である。
F,f 鉄筋コンクリート製布基礎 1 水平部 2 前後方向鉄筋 3,5 左右方向鉄筋 4 中央位置,左端位置,逆U字形状部 6 垂直部 7 前後方向鉄筋 8 上下方向鉄筋
Claims (2)
- 【請求項1】 左右に並列した複数本の前後方向鉄筋と
前後に並列した複数本の左右方向鉄筋を固定した水平部
の上に、上下に並列した複数本の前後方向鉄筋と前後に
並列した複数本の上下方向鉄筋を固定した垂直部を配置
し、水平部に垂直部の下端を回転可能に連結し、垂直部
を転倒して水平部に重合する構成にしたコンクリート基
礎の鉄筋構造において、 水平部の左右方向鉄筋は、垂直部を連結する位置を逆U
字形状またはU字形状に屈曲した鉄筋と、屈曲していな
い鉄筋を1本または数本ずつ交互に配置し、 垂直部の下端の前後方向鉄筋は、水平部の屈曲した左右
方向鉄筋の逆U字形状部またはU字形状部に嵌合して、
水平部の屈曲した左右方向鉄筋と、屈曲していない左右
方向鉄筋の間に回転可能に挿通したことを特徴とする鉄
筋構造。 - 【請求項2】 請求項1に記載のコンクリート基礎の鉄
筋構造において、 縦断面が逆T字形状またはL字形状の長く連続した鉄筋
構造であり、 水平部は、前後方向鉄筋が左右方向鉄筋より長く、垂直
部連結位置が左右方向鉄筋の中央位置または端位置であ
り、垂直部は、前後方向鉄筋が上下方向鉄筋より長いこ
とを特徴とする鉄筋構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000231U JP3000499U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート基礎の鉄筋構造 |
TW84100430A TW266244B (en) | 1994-01-28 | 1995-01-17 | Steel skeleton for concrete base |
CN 95101607 CN1109941A (zh) | 1994-01-28 | 1995-01-28 | 混凝土基体用钢架 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994000231U JP3000499U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート基礎の鉄筋構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3000499U true JP3000499U (ja) | 1994-08-09 |
Family
ID=43136505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994000231U Expired - Lifetime JP3000499U (ja) | 1994-01-28 | 1994-01-28 | コンクリート基礎の鉄筋構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3000499U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0332589U (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-29 |
-
1994
- 1994-01-28 JP JP1994000231U patent/JP3000499U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0332589U (ja) * | 1989-08-03 | 1991-03-29 |
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