JP3000377B2 - 研磨布紙 - Google Patents

研磨布紙

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JP3000377B2
JP3000377B2 JP2169395A JP16939590A JP3000377B2 JP 3000377 B2 JP3000377 B2 JP 3000377B2 JP 2169395 A JP2169395 A JP 2169395A JP 16939590 A JP16939590 A JP 16939590A JP 3000377 B2 JP3000377 B2 JP 3000377B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B24GRINDING; POLISHING
    • B24DTOOLS FOR GRINDING, BUFFING OR SHARPENING
    • B24D11/00Constructional features of flexible abrasive materials; Special features in the manufacture of such materials
    • B24D11/001Manufacture of flexible abrasive materials
    • B24D11/005Making abrasive webs

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は研磨布紙に関し、詳しくは金属の研削に適
した研磨布紙に関する。
(従来技術) 従来、この種の研磨布紙は布,紙等の基材上に主とし
てアランダム系砥粒もしくは炭化珪素系砥粒(以下一般
砥粒ともいう)を最密充填に近い状態でランダムに固着
して構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の研磨布紙で金属の材料(以下ワ
ークとも言う)を研削しようとすると、上記のように砥
粒が最密充填に近い状態であるためワークの作用面に加
える法線力(押付力)を大きくせねばならない。ところ
が、このように法線力を大きくして研削を行なうと、砥
粒の切れ刃が早期に磨滅,磨耗して研磨布紙がワークの
作用面を上すべりし、このため研削力が著しく低下して
ワークの加工精度が悪くなり、寸法不良等を招いてい
た。また、研磨布紙がワークの作用面を上すべりするこ
とから発熱による目詰まりを生じ、さらにはワークに焼
けが生ずる欠点を有していた。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決するため本発明の研磨布紙は、粒径約
5〜約400μmの主としてアランダム系もしくは炭化珪
素系砥粒を、単位面積あたりの粒数が、一層で最密充填
できる単位面積あたりの粒数の約7〜約35%で基材上に
ドット状または線状の粒子塊で固着し、ドット状の場合
の各粒子塊を構成する砥粒数は2〜1900の範囲に設定
し、線状の粒子塊では、その線の幅は砥粒径の2倍以上
60倍以下に設定したことである。
(作用) 本発明の研磨布紙では粒径約5〜約400μmの主とし
てアランダム系もしくは炭化珪素系砥粒すなわち一般砥
粒が、単位面積あたりの粒数が最密充填での粒数の約7
〜約35%で固着されており、粒数をこのような範囲に設
定したことにより砥粒の切れ刃の早期の磨耗,磨滅を伴
うことなく、金属の研削に要求される砥粒一個あたりの
法線力を大きくできるので研削力が向上し、しかも発熱
による目詰まりを防止できるのでワークの加工精度が向
上し、さらには熱によるワークの焼けを防止できる。
又、ワークに対する接線抵抗が小さくなるので砥粒の基
材からの離脱を防止できる。さらに砥粒をドット状また
は線状の粒子塊で固着し、ドット状の場合の各粒子塊を
構成する砥粒数は2〜1900の範囲に設定し、線状の粒子
塊では、その線の幅は砥粒径の2倍以上60倍以下に設定
したことにより、単位面積あたりの粒子数を容易かつ正
確に設定できるので、研磨布紙を容易かつ安価に製造で
き、さらには砥粒を基材上で均一にムラなく分散させる
ことができるので、精度良い研削を行なうことができ
る。
(実施例) 次に本発明の実施例を図面を参照して説明する。
まず本発明の第1実施例による研磨布紙を第1図を参
照して説明する。
第1図中1は布紙等の基材で、この基材1の上面には
複数の主としてアランダム系もしくは炭化珪素系砥粒
(一般砥粒)からなるドット状の粒子塊2〜2が固着さ
れている。粒子塊2〜2は互いに等間隔で配置されてお
り、これらを構成する個々の砥粒の粒径及び100cm2あた
りの個数は以下の第1表の組合わせから選択されてい
る。
ここで、各粒径での砥粒個数(個/100cm2)の最少値
と最大値は一層で最密充填した場合の砥粒個数(個/100
cm2)の7%及び35%にそれぞれ対応している。
第1図は粒径160μm,粒子数770個/100cm2の一般砥粒
を基材上にドット状態で固着した状態を倍率×4.5で撮
影した写真を図化したもので、この場合の各粒子塊を構
成する砥粒数は平均9.5個である。
尚、一般砥粒としては上記表に示した以外にも、5〜
400μmの粒径のものであれば如何なる粒径のものも利
用でき、その砥粒個数(個/100cm2)は先に述べたよう
に、一層で最密充填した場合の7%及び35%の範囲とさ
れる。
又、本実施例のようにドット状態で配置する場合の各
粒子塊2を構成する砥粒の数は少なくとも2以上であ
り、粒径に応じて下記の第2表のように最高数を選択す
るのが好ましい。
本実施例の研磨布紙は粒径5〜400μmの主としてア
ランダム系もしくは炭化珪素系砥粒(一般砥粒)を単位
面積あたりの粒数が一層での最密充填での粒数の7%及
び35%で基材1に固着したので、砥粒の切れ刃の早期の
磨耗,磨滅を伴うことなく、金属の研削に要求される砥
粒一粒子あたりの法線力を大きくできるので研削力が向
上し、しかも発熱による研磨布紙の目詰まりが防止でき
るのでワークの加工精度が向上し、さらには熱によるワ
ークの焼けを防止できる。又、ワークに対する接線抵抗
が小さくなるので、砥粒の基材1からの離脱を防止でき
る。
さらに、本実施例において、一般砥粒は基材1に対し
ドット状の粒子塊2〜2をなして固着されており、この
ようなドット状の粒子塊2〜2は基材1に接着剤を治具
を用いて対応するドット状に塗布し、これに一般砥粒を
重力又は静電気を利用して接着させる方法、もしくは基
材1の全面に接着剤を塗布し、これに一般砥粒を重力又
は静電気を利用してドット状に接着させる方法、或いは
基材1に接着剤と一般砥粒を混ぜたものをドット状に塗
布する等の方法により固着できる。このため、粒子塊2
〜2の相互間隔及び粒子塊2自体の寸法を非常に小さな
寸法で精度良く設定できるので、単位面積あたりの粒子
数の設定が容易となり、又、粒子塊2〜2が基材1上に
均一にムラなく分散した状態を容易に得ることができる
ので、精度良い研削を行なうことができる。
尚、実際作業にあたっては、ワークの種類(材質,硬
度,結晶構造等)及び研削条件等に応じて、上記粒子径
及び粒子数のうち最適なものが選択される。
又、本実施例の研磨布紙はシート状,ディスク状,ベ
ルト状等如何なる形態のものであっても良い。
次に本発明の第2及び第3実施例の研磨布紙を第2図
及び第3図をそれぞれ参照して説明する。尚、これらの
実施例は一般砥粒の配置が異なることを除き、上記第1
実施例と同様であり、砥粒の粒径及び単位面積あたりの
粒子数は第1実施例と同様に設定されている。
本発明の第2実施例を示す第2図において、一般砥粒
は互いに連続する蜂の巣形状をなした線状の粒子塊2Aを
なして基材1上に固着されている。
第2図は粒径260μm,粒子数970個/100cm2の一般砥粒
を蜂の巣形状の線状の粒子塊をなして固着した状態を倍
率×4.5で撮影した写真を図化したもので、この場合の
粒子塊の線の幅は4mmである。
又、本発明の第3実施例を示す第3図において、一般
砥粒は互いに平行な複数の線状の粒子塊2B〜2Bをなして
基材1上に固着されている。第3図は粒径260μm,粒子
数1090個/100cm2の一般砥粒を互いに平行な複数の線状
の粒子塊をなして基材に固着した状態を倍率×4.5で撮
影した写真を図化したもので、この場合の各粒子塊の線
の幅は4.5mmである。
又、以上の第2及び第3実施例の粒子塊2A,2Bのよう
な線状の粒子塊では、その線の幅は粒径の2倍以上60倍
以下に設定される。例えばJIS粒度#400の砥粒を用いた
場合、その粒径は約40μmであるので、線の幅は80μm
〜2,400μmの範囲に設定される。
尚、粒子塊2A及び粒子塊2B〜2Bは上記第1実施例の粒
子塊2と同様な方法で基材1に固着できる。
(発明の効果) 本発明の研磨布紙では砥粒の切れ刃の早期の磨耗,磨
滅を伴うことなく、金属の研削に要求される砥粒一個あ
たりの法線力を大きくできるので研削力が向上し、しか
も発熱による目詰まりを防止できるのでワークの加工精
度が向上し、さらには熱によるワークの焼けを防止でき
る。又、ワークに対する接線抵抗が小さくなるので砥粒
の基材からの離脱を防止できる。さらに砥粒をドット状
または線状の粒子塊で固着し、ドット状の場合の各粒子
塊を構成する砥粒数は2〜1900の範囲に設定し、線状の
粒子塊では、その線の幅は砥粒径の2倍以上60倍以下に
設定したことにより、単位面積あたりの粒子数を容易か
つ正確に設定できるので、上記各効果を有する研磨布紙
を容易かつ安価に製造でき、さらには砥粒を基材上に均
一にムラなく分散させることができるので、精度良い研
削を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例による研磨布紙の一部を示
す平面図、第2図は本発明の第2実施例による研磨布紙
の一部を示す平面図、第3図は本発明の第3実施例によ
る研磨布紙の一部を示す平面図である。 1……基材 2,2A,2B……粒子塊

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒径約5〜約400μmの主としてアランダ
    ム系もしくは炭化珪素系砥粒を、単位面積あたりの粒数
    が、一層で最密充填できる単位面積あたりの粒数の約7
    〜約35%で基材上にドット状または線状の粒子塊で固着
    し、ドット状の場合の各粒子塊を構成する砥粒数は2〜
    1900の範囲に設定し、線状の粒子塊では、その線の幅は
    砥粒径の2倍以上60倍以下に設定したことを特徴とする
    研磨布紙。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9630297B2 (en) 2011-12-29 2017-04-25 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
US10245704B2 (en) 2010-07-02 2019-04-02 3M Innovative Properties Company Coated abrasive articles
KR20230020231A (ko) 2021-08-03 2023-02-10 엘지전자 주식회사 식기세척기
KR20230020232A (ko) 2021-08-03 2023-02-10 엘지전자 주식회사 식기세척기

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US9630297B2 (en) 2011-12-29 2017-04-25 3M Innovative Properties Company Coated abrasive article and method of making the same
KR20230020231A (ko) 2021-08-03 2023-02-10 엘지전자 주식회사 식기세척기
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