JP3000202B2 - シグナルゲージ - Google Patents

シグナルゲージ

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JP3000202B2
JP3000202B2 JP18264896A JP18264896A JP3000202B2 JP 3000202 B2 JP3000202 B2 JP 3000202B2 JP 18264896 A JP18264896 A JP 18264896A JP 18264896 A JP18264896 A JP 18264896A JP 3000202 B2 JP3000202 B2 JP 3000202B2
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品の形状寸法な
どを自動計測するシグナルゲージの関する。
【0002】
【従来の技術】同一出願人より出願された特願平4−3
59704号(特公平7−81809号)の発明を更に
改良した発明である。
【0003】図6および図7は上記特願平4−3597
04号(特公平7−81809号)の図1および図2に
相当し、図6は2つの回路のスイッチ機構を有するシグ
ナルゲージの正面断面図を示しており、図7は図6のA
−B断面を示している。61はハウシング、62は測定
軸で、測定軸62はハウジング61の右端部の軸受と、
左側内部に固定された軸受板63の軸受とで摺動自在に
軸受されている。測定軸62には絶縁体よりなるスイッ
チ本体64が固定されており、スイッチ本体64には測
定軸62の対称位置に測定軸62の軸心に平行する2個
の穴65a、65bが穿かれており、それぞれ、その左
端部には導電線が図6の紙面で垂直方向に打ち込まれて
固定接点66a,66bを形成し、更に穴65a、65
bには、それぞれボール67a、67bが摺動自在に嵌
合し、更にボールばね68a、68bを圧縮状態で挿入
した上で導電性材料よりなる蓋69がスイッチ本体64
に固定されている。
【0004】ハウジング61の左端部には調整部本体7
0が固定され、調整部本体70のめねじ71a、71b
には、それぞれ調整軸72a,72bがねじ込まれ、調
整軸72a,72bの右端部は絶縁筒73a、73bを
介して調整ピン74a,74bが固定されており、ボー
ル67a,67bに対向している。なお、図7におい
て、75a、75bは蓋69と軸受板63間に設けたボ
ール67a、67bの導通用の圧縮コイルばねであり、
76a、76bはスイッチ本体64と軸受板63間に設
けた固定接点66a、66bの導通用の圧縮コイルばね
である。
【0005】次に動作を説明すると、図6において、移
動する被測定物に測定軸62が接触して、測定軸62が
圧縮コイルばね75a、75bおよび76a、76bの
圧力に反して図6で左方に変位すれば、測定軸62と共
にスイッチ本体64も右方に移動し、ボール67aが調
整ピン74aで押されて、固定接点66aより離間した
瞬間に第一の回路が断たれて第一のOFF信号を出力す
る。更に、測定軸62、すなわちスイッチ本体64が左
方に移動し、ボール67bが調整ピン74bに押され
て、固定接点66bより離間した瞬間に第二の回路が断
たれて第二のOFF信号を出力する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記構成において、ボ
ール67aの穴65aへの嵌合に隙間が多いと、ボール
67aが固定接点66aに当接する位置が繰り返される
度に微少ではあるが変化し、ボール67aが調整ピン7
4aで押されて、固定接点66aより離間する位置も変
化するので、第一のOFF信号が出力する位置精度が低
下する。このために、ボール67aの穴65aへの嵌合
は隙間を極力少なくする必要があるが、熱変形や経年変
化でボール67の動きが悪化するおそれがあった。ボー
ル67bと穴65bとの関係でも上記と全く同様の課題
を有した。
【0007】また、穴65aの穿たれるスイッチ本体6
4の材料は通常合成樹脂が使用されるので、使用回数が
増大するとボール67aとの摩耗による穴径の拡大も上
記と同じ理由により第一のOFF信号が出力する位置精
度が低下する要因となった。ボール67bと穴65bと
の関係でも上記と全く同様の課題を有した。
【0008】更にまた、上記構成ではボール67a、6
7bの導通用圧縮コイルばね75a、75bおよび固定
接点66a、66bの導通用圧縮コイルばね76a、7
6bと、圧縮コイルのばね数が多く必要のために、限
られたハウジング断面積内で更に回路数を増加すること
が困難であった。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本シグナルゲージは、ハウジングに設けた軸受によ
り摺動自在に軸受され、上記ハウジングの一端より突出
する方向に付勢された測定軸と、上記ハウジング内に上
記測定軸と一体的に設けたスイッチ本体と、上記スイッ
チ本体に上記測定軸と平行に少なくとも一つの貫通穴を
穿ち、上記貫通穴の上記測定軸の突出側と反対側の端部
に固定され、上記貫通穴にゆるく挿入された可動接点と
なるボールを3点で接触支持する手段を備えた3点支持
環と、上記貫通穴内に、上記ボールと、上記ボールを上
記3点支持環に接触させる押圧手段を挿入して上記貫通
穴の測定軸の突出側の端部を覆う手段と、上記ハウジン
グの上記測定軸の突出側と反対側の壁部の内側より突出
して上記3点支持環の中心穴を貫通して上記ボールに対
向する固定接点軸とを設け、上記測定軸が付勢に抗して
上記スイッチ本体とともに上記ハウジング内に変位する
と、上記3点支持環の3点支持手段で支持されている上
記ボールに上記固定接点軸の先端が接触してON信号を
送出するようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】実施例について図面を参照して説
明すると、図1は2つの回路のスイッチ機構を有する場
合のシグナルゲージの正面断面図を示し、図2は図1の
A−Bで断面にした側面図を示している。図1、図2に
おいて、1は第1のハウシング、2は測定軸で、第1の
ハウジング1の右端部の軸受と、第1のハウジング1の
左側内部に固定された軸受板3の軸受で摺動自在に軸受
されている。測定軸2には絶縁体よりなるスイッチ本体
4が固定されており、スイッチ本体4には測定軸2の対
称位置に測定軸2の軸心に平行する2個の穴5a、5b
が穿たれており、それぞれその左端部には図3で示す3
点支持環6が圧入されている。
【0011】閃3(a)は上記3点支持環6の正面断面
の拡大図を、(b)はその側面図を示しており、3点支
持環6は例えば合成樹脂よりなる環6aに、環6aの幅
のほぼ中央部に環6aの中心線とほぼ平行に3本の金属
ピン6c1、6c2、6c3が突出するように植えられ
ている。上記3本のピンの先端部を結ぶ三角形(必ずし
も正三角形の必要はない)は絶縁リング6aの胴付面6
dとほぼ平行である。
【0012】再び図1に戻ると、更に穴5a、5bに
は、それぞれ可動接点となるボール7a、7bが隙間が
あるようにゆるく挿入され、更にボールばね8a、8b
を圧縮状態で挿入した上で導電性材料よりなる蓋9がス
イッチ本体4の右端に固定されている。ボール7aがボ
ールばね8aに押されて環6aに植えられた3本のピン
6c1、6c2、6c3の先端部に接触する場合は、球
体の3点接触の原理で球体は必ず同一位置に保持され、
ボール7aの中心と測定軸2の先端との測定軸心方向の
距離は測定を繰り返しても常に一定である。同様に、ボ
ール7bの中心と測定軸2の先端との測定軸中心方向の
距離は測定を繰り返しても常に一定である。
【0013】ハウジング1の左端部には第2のハウジン
グ10が固定され、第2のハウジング10のめねじ11
a、11bには、それぞれ調整軸12a,12bがねじ
込まれ、調整軸12a,12bの右端部は絶縁筒13
a、13bを介して固定接点軸14a,14bが固定さ
れており、ボール7a,7bに対向している。なお、調
整軸12a,12bの左端の小穴は、調整するためのハ
ンドルを挿入する穴であって、調整軸12a,12bを
回すことによって、予め固定接点軸14a、14bの先
端のボール7a、7bに対向する距離を調整する。
【0014】15は軸受板3に固定された電導リングで
あって、図4にその詳細を示す。図4(a)は導電リン
グ15の正面断面の拡大図を、(b)はその側面図を示
しており、良伝導材料よりなる導電リング15の一端部
15aの内径を可動接点14aあるいは4bより少し
小さい穴径とし、かつ外径を薄肉になるようにして、摺
り割り15b、15cを設け、可動接点軸14a,14
bに挿入して可動接点軸14a,14bが接触しながら
回転、かつ摺動できるようにしてある。図4のようにリ
ード線16a(16b)がそれぞれの電導リング15の
フランジ面にはんだ付けされ、図には表わしてないが第
二のハウジング10を貫通して外部に導かれている。
【0015】図5は図2のC−D断面図であって、スイ
ッチ本体4には測定軸2の中心とほぼ平行に更に二対の
貫通穴21a、21bが開けられており、それぞれ圧縮
コイルばね22a、22bが納められ、圧縮コイルばね
22a、22bの右端は導電性の蓋9に接し、その少な
くとも一方、例えば22bの左端は非導電性の軸受板3
に植えられたばね受けピン23で受けられている。ばね
受けピン23にはリード線24が接続されて第2のハウ
ジング10を貫通して外部に導かれている。もう一方の
圧縮コイルばね22aの左端は非導電性の軸受板3に当
接しているのみである。上記圧縮コイルばね2aおよ
び2bは測定軸2を図1、図5で右方に摺動する力、
すなわち測定軸2に測定圧を与えている。
【0016】なお、図には表わしてないが、スイッチ本
体4が回転しないように、図1に於て第1のハウジング
1の右端内面に絶縁体を介して回り止め軸を固定し、そ
の軸に蓋9の溝がはめ合うようにしてある。
【0017】次に動作を説明すると、図1において、移
動する被測定物に測定軸2が接触して、測定軸2が上記
圧縮コイルばね22a、22bの圧力に反して左方に変
位すれば、測定軸2と共にスイッチ本体4も左方に移動
し、ボール7aが固定接点軸14aに接触した瞬間に、
リード線16a、導電リング15、固定接点軸14a、
ボール7a、ボールばね8a、蓋9、圧縮コイルばね2
2b、ばね受けピン23、リード線24よりなる第一の
回路がONされて第一のON信号を出力する。
【0018】更に、測定軸2、すなわちスイッチ本体4
が左方に移動し、ボール7bが固定接点軸14bに接触
した瞬間に、リード線16b、導電リング15、固定接
点軸14b、ボール7b、ボールばね8b、蓋9、圧縮
コイルばね22b、ばね受けピン23、リード線24よ
りなる第二の回路がONされて第二のON信号を出力す
る。上記の場合、蓋9よりリード線24に至る信号回路
は、上記第一の回路と上記第二の回路とで共通に使用し
ている。
【0019】上記の実施例は2つの回路のスイッチ機構
を有する場合であったが、1つの回路の場合は勿論、更
に多くの回路のスイッチ機構を有するシグナルゲージが
要求されても、リード線16n、導電リング15、固定
接点軸14n、ボール7n、ボールばね8nよりなる第
nの回路を増設すればよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を有す
る。
【0021】ボールがボールばねに押されて3点支持環
に植えられた3本のピンの先端部に接触する場合は、球
体の3点接触の原理で球体は必ず同一位置に保持される
ので、ボールの中心と測定軸の先端との測定軸心方向の
距離は測定を繰り返しても常に一定であるために極めて
位置精度の高いシグナルゲージが得られる。
【0022】また、ボールが挿入される穴の寸法精度も
真円度精度も、特に高精度を必要としないので、穴が熱
変形や経年変化で変形してもボールの動きが悪化するこ
とがない。
【0023】また、ボールの挿入される穴の穿たれるス
イッチ本体は合成樹脂を使用するため、使用回数が増大
するための摩耗による穴径の拡大があっても、信号位置
精度の低下が発生しないので、耐久性が極めてよい。
【0024】また、従来例のような固定接点軸用の導通
用圧縮コイルばねが、固定接点軸と同軸の導通リングに
置き換わることができるために、スイッチ本体に設けら
れる圧縮コイルばねの数が少なくて済むので、限られた
ハウジング断面積内で回路数を増加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シグナルゲージの正面断面図である。
【図2】図1のA−Bで断面にした側面図である。
【図3】(a)は3点支持環の正面断面の拡大図、
(b)は側面図である。
【図4】(a)は導電リングの正面断面の拡大図、
(b)はその側面図である。
【図5】図2のC−Dで断面にした正面図である。
【図6】従来のシグナルゲージの正面断面図である。
【図7】図6のA−Bで断面にした側面図である。
【符号の説明】 1 第1のハウジング 2 測定軸 3 軸受板 4 スイッチ本体 6 3点支持環 7a、7b ボール 9 蓋 10 第2のハウジング 14a、14b 固定接点軸 15 導電リング

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに設けた軸受により摺動自在
    に軸受され、上記ハウジングの一端より突出する方向に
    付勢された測定軸と、上記ハウジング内に上記測定軸と
    一体的に設けたスイッチ本体と、上記スイッチ本体に上
    記測定軸と平行に少なくとも一つの貫通穴を穿ち、上記
    貫通穴の上記測定軸の突出側と反対側の端部に固定さ
    れ、上記貫通穴にゆるく挿入された可動接点となるボー
    ルを3点で接触支持する手段を備えた3点支持環と、上
    記貫通穴内に、上記ボールと、上記ボールを上記3点支
    持環に接触させる押圧手段を挿入して上記貫通穴の測定
    軸の突出側の端部を覆う手段と、上記ハウジングの上記
    測定軸の突出側と反対側の壁部の内側より突出して上記
    3点支持環の中心穴を貫通して上記ボールに対向する固
    定接点軸とを設け、上記測定軸が付勢に抗して上記スイ
    ッチ本体とともに上記ハウジング内に変位すると、上記
    3点支持環の3点支持手段で支持されている上記ボール
    に上記固定接点軸の先端が接触してON信号を送出する
    ようにしたことを特徴とするシグナルゲージ。
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