JP2999370B2 - 空調機器の制御装置 - Google Patents

空調機器の制御装置

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JP2999370B2
JP2999370B2 JP6134440A JP13444094A JP2999370B2 JP 2999370 B2 JP2999370 B2 JP 2999370B2 JP 6134440 A JP6134440 A JP 6134440A JP 13444094 A JP13444094 A JP 13444094A JP 2999370 B2 JP2999370 B2 JP 2999370B2
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diode
voltage
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capacitor
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周次 守尾
俊彦 佐々木
哲夫 桧山
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Azbil Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調機器の制御装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭や農業用ハウス等で使用
されている温度や湿度を一定に保つ空調機器の制御にお
いては、温度検出器などの周囲の状態を検出する検出器
の出力に従ったON−OFF制御が広く用いられてい
る。このような空調機器の制御装置は電気式のものと機
械式のものとに大別される。
【0003】図3は、電気式制御装置31と負荷2およ
び電源1との接続関係を示す回路図である。図3に示す
ように従来の電気式制御装置31には、制御装置を作動
させるための2本の電力供給線と負荷を制御するための
2本の制御線が接続されている。
【0004】図4は、機械式制御装置41の構成を示し
た図である。ダイヤフラム42の内には液体が入ってい
て、この液体の体積が温度の変化に伴って変化すること
によりスイッチ44の開閉が行なわれる。43は設定温
度を調整するための温度設定ネジである。このような機
械式制御装置は電源1および負荷と2本の制御線によっ
て接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような従来の空
調機器の制御装置には以下のような問題点があった。先
ず、機械的制御装置では精度に限界があり、さらにヒス
テリシスを自由に調整することができない。一方電気式
制御装置では、電力供給線と制御線の接続位置を誤まる
と制御装置が破損する虞れがある。さらに空調機器の設
置場所と制御装置の設置場所との距離が長い場合には、
制御装置に接続される電線が4本であるために、その配
線作業に多大の労力を必要とする。
【0006】本発明の目的は、誤配線による破損の虞れ
がなく、また、配線の作業性を向上させることができる
とともに、従来の機械式制御装置との互換性を有する高
精度な2線式の空調機器の制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
わる空調機器の制御装置は、負荷への交流電力の供給を
制御するリレー接点と直列接続された電圧発生手段と、
その電圧発生手段に発生する交流電圧を整流するダイオ
ードブリッジ回路と、ダイオードブリッジ回路の出力端
間に接続されたコンデンサと、前記リレー接点が開状態
のときコンデンサを充電するダイオードおよび抵抗器か
らなるコンデンサの充電手段とを具備するものである。
【0008】請求項2記載の発明に係わる空調機器の制
御装置は、負荷への交流電力の供給を制御するリレー接
点と直列接続された電圧発生手段と、その電圧発生手段
に発生する交流電圧を倍電圧整流する2つのダイオード
と2つのコンデンサからなる倍電圧整流手段と、前記リ
レー接点が開状態のとき倍電圧整流手段内のコンデンサ
を充電する2つのダイオードと1つの抵抗器とからなる
コンデンサの充電手段を具備するものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明における空調機器の制御装
置は、空調機器の制御を行なう周囲状態検出手段および
リレー駆動手段に対して、リレー接点が閉状態のときに
は、ダイオードブリッジ回路から電力が供給され、リレ
ー接点が開状態のときには充電手段によって充電されて
いるコンデンサから電力が供給される。
【0010】請求項2記載の発明における空調機器の制
御装置は、空調機器の制御を行なう周囲状態検出手段お
よびリレー駆動手段に対して、リレー接点が閉状態のと
きには、倍電圧整流手段から電力が供給され、リレー接
点が開状態のときには充電手段によって充電されている
倍電圧整流手段内のコンデンサから電力が供給される。
【0011】
【実施例】実施例1. 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。図
1は本発明の実施例1の構成を示す回路図である。図1
において、1は交流電源、2は負荷(空調機器)、3は
複数個のダイオードを逆並列接続した電圧発生回路、4
はダイオードブリッジ回路、5は温度検出回路でありサ
ーミスタ6、温度設定用の可変抵抗器7、抵抗器8、抵
抗器9およびコンパレータ10によって構成され、全体
として周囲の状態を検出する周囲状態検出手段を構成し
いる。11はリレー駆動用のトランジスタ、12はリ
レー巻線、13はリレー接点である。また、Cは平滑コ
ンデンサであり、Rは充電抵抗器、Dはダイオードであ
る。
【0012】ここで本実施例においては、略3V位の電
圧で動作する低電圧ドライブリレーが使用されている。
従って平滑コンデンサCの端子間電圧は常時略3V程度
あればよく、電圧発生回路3内のダイオードの個数およ
び充電抵抗器Rの抵抗値は、このコンデンサCの端子間
電圧に基づいて定められている。このように定めた場
合、交流電源1がAC100Vであるときには充電抵抗
器Rを流れる充電電流は1mA以下となり、この微小電
流によっては負荷は動作せずOFF状態を維持する。
【0013】次に以上のように構成された本実施例の動
作について説明する。先ず、負荷1が停止状態(OFF
状態)のときには、リレー接点13は開いており、充電
抵抗器Rを介して充電電流がコンデンサCに流れ込んで
コンデンサCは充電される。このコンデンサCの端子間
電圧を用いて温度検出回路5は温度の検出を行なう。そ
して温度が所定値を越えるとコンパレータ10の出力が
“H”レベルになりトランジスタ11がON状態にな
る。このときリレー巻線12およびトランジスタ11に
リレーを瞬時駆動するに必要な電流がコンデンサCから
流れるためリレー接点13が閉じて負荷1は運転を開始
する。
【0014】負荷1が運転状態になると、その負荷電流
が電圧発生回路3を流れるため、この電圧発生回路3に
発生する交流電圧を整流するダイオードブリッジ回路4
から平滑コンデンサCを介して温度検出回路5およびリ
レー巻線12に電力が供給される。そして、この状態は
温度が変化してコンパレータ10の出力が“L”レベル
になりリレー接点13が開状態になるまで維持される。
【0015】以上のようにして本実施例は電源1および
負荷2との接続線が2本であるにも拘わらず、常に高精
度で負荷の制御を行なうことができる。
【0016】実施例2. 次に本発明の実施例2について説明する。図2は本発明
の実施例2の構成を示す回路図であり、図1と同一符号
のものは同一のものを示している。また、ダイオードD
1,D2とコンデンサC1,C2は倍電圧整流回路を構
成しており、ダイオードD3、およびD4はリレー接点
13が開状態のときにコンデンサC1およびC2を充電
するためのダイオードである。
【0017】以上のように構成された本実施例2におい
ては、リレー接点13が開いているときには、コンデン
サC1およびC2は充電抵抗器RおよびダイオードD
3,D4によって構成される充電回路によって充電され
ている。このコンデンサC1およびC2の端子間電圧に
よって温度検出回路5は作動する。
【0018】そして温度検出回路5の出力が“H”レベ
ルになるとトランジスタ11がON状態になる。このと
きリレー巻線12およびトランジスタ11にコンデンサ
C1,C2の放電電流が流れてリレー接点13が閉じ、
負荷2が運転を開始する。負荷2が運転を開始すると、
負荷電流が電圧発生回路3を流れるために、倍電圧整流
回路から温度検出回路5およびリレー巻線12に電力が
供給され負荷2の運転状態が維持される。
【0019】本実施例2ではダイオードD1,D2およ
びコンデンサC1,C2からなる倍電圧整流回路を用い
ているために、先に説明した実施例に比して電圧発生回
路3で発生させる電圧値を小さくすることができる。従
って電圧発生回路3を構成するダイオードの個数を低減
させることができて装置のコストを低減させることがで
きる。さらに整流時におけるダイオードでの電圧降下が
先に説明した実施例の半分になるため装置の効率を高く
することができる。
【0020】なお、以上2つの実施例1,2においては
温度制御装置について説明したが、温度検出回路5を従
来の湿度検出回路に変更すれば、この2つの実施例は湿
度制御装置として使用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように請求項1,2の発明
によれば、整流回路の出力側に設けられたコンデンサを
空調機器の停止時において充電する充電手段が設けられ
ているために、電源および負荷との接続線が2本です
み、誤配線の虞れがなく、配線作業の簡易化が図れると
ともに、精度の悪い機械式制御装置と容易に交換するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成を示す回路図である。
【図2】本発明の実施例2の構成を示す回路図である。
【図3】従来の電気式制御装置の接続関係を示す回路図
である。
【図4】従来の機械式制御装置の構成を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
1 交流電源 2 負荷 3 電圧発生回路 4 ダイオードブリッジ回路 5 温度検出回路 11 トランジスタ 12 リレー巻線 13 リレー接点 R 抵抗器 C,C1,C2 コンデンサ D,D1〜D4 ダイオード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 11/02 103

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に対して負荷である空調機器と
    直列接続されたリレー接点および電圧発生手段の直列回
    路と、前記電圧発生手段から出力される交流電圧を整流
    するダイオードブリッジ回路と、該ダイオードブリッジ
    回路の正側および負側の端子の間に接続されたコンデン
    サと、前記ダイオードブリッジの前記正側の端子と前記
    リレー接点および前記負荷の接続点との間に設けられた
    抵抗器およびダイオードの直列回路からなる前記コンデ
    ンサの充電手段と、周囲の状態を検出するセンサを有
    し、前記コンデンサの両端間に接続された周囲状態検出
    手段と、前記コンデンサの両端間に接続され、前記周囲
    状態検出手段の出力に従って前記リレー接点の開閉を行
    なうリレー駆動回路とを具備した空調機器の制御装置。
  2. 【請求項2】 交流電源に対して負荷である空調機器と
    直列接続されたリレ接点および電圧発生手段の直列回路
    と、前記電圧発生手段の一端にアノードが接続された第
    1のダイオードと、前記電圧発生手段の前記一端にカソ
    ードが接続された第2のダイオードと、前記第1のダイ
    オードのカソードと前記第2のダイオードのアノードと
    の間に直列接続された第1および第2のコンデンサとを
    有し、該第1および第2のコンデンサの接続点が前記電
    圧発生手段の他端に接続され、当該第1および第2のコ
    ンデンサの直列回路の端子間から直流電圧を出力する倍
    電圧整流手段と、前記負荷および前記リレー設定の接続
    点に一端が接続された抵抗器と、該抵抗器の他端にアノ
    ードが接続された第3のダイオードと、前記抵抗器の前
    記他端にカソードが接続された第4のダイオードとを有
    し、前記第3のダイオードのカソードが前記倍電圧整流
    手段の正側の出力端に、前記第4のダイオードのアノー
    ドが前記倍電圧整流手段の負側の出力端にそれぞれ接続
    された前記第1および第2のコンデンサの充電手段と、
    周囲の状態を検出するセンサを有し、前記倍電圧整流手
    段の出力端間に接続された周囲状態検出手段と、前記倍
    電圧整流手段の出力端間に接続され、前記周囲状態検出
    手段の出力に従って前記リレー接点の開閉を行なうリレ
    ー駆動回路とを具備した空調機器の制御装置。
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