JP2998667B2 - アミンオキシドの製造方法 - Google Patents

アミンオキシドの製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脂肪族第3アミンと過
酸化水素とから変換率の高いアミンオキシドを得る製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】脂肪族第3アミンのアミンオキシドは洗
浄力および起泡安定性に優れており、さらには低皮膚刺
激性であることから界面活性剤としてシャンプー、台所
用洗剤などに使用されている。この場合未反応脂肪族第
3アミンの存在はアミンオキシドの洗浄効果、色相、に
おい、皮膚刺激性などに悪影響を与えるため、脂肪族第
3アミンのアミンオキシドへの変換率は99%以上のも
のが好ましい。しかし変換率を上げようと過酸化水素を
多量に反応させると過酸化水素が残存してしまい、洗浄
効果が下がるうえ、皮膚刺激性が高くなるため、過酸化
水素の残存量としては0.1重量%以下が望まれてい
る。そのため第3アミンの変換率を上げ、且つ過酸化水
素の残存量が少ない製品が必要である。これまで脂肪族
第3アミンに対してできるだけ少ない量(理論量の1.
0〜1.1倍モル量)の過酸化水素を用いて酸化させ、
酸化を促進させる添加剤を加えて反応を行う製造方法が
提案されている。
【0003】例えば特公昭41−14089号公報では
キレート剤であるジエチレントリアミンペンタ酢酸また
はその塩の存在下で行う方法、特公昭42−11042
号公報ではピロリン酸ナトリウムおよび重炭酸ナトリウ
ムを添加して行う方法、特開昭55−28968号公報
では炭酸塩または重炭酸塩とキレート剤を添加する方
法、特公昭60−55060号公報ではクエン酸などの
多塩基酸又はその塩を添加する方法などが開示されてい
る。しかしこれらの方法はいずれも過酸化水素の過剰率
をできるだけ少なくして反応させようとするものである
ので、炭化水素基の炭素数が大きくなり親油性が高くな
ると過酸化水素との親和性が低下してアミンオキシド変
換率が低下する。また、炭化水素基が分岐している場合
または炭化水素基にエチレンオキシドが付加されている
場合は、立体障害により過酸化水素と窒素原子との接触
機会が減るために変換率が低下する。このため、炭化水
素基の炭素数が大きくかつ分岐している場合は、従来技
術では変換率の高いアミンオキシドを得ることができな
かった。
【0004】また反応しにくいアミンをアミンオキシド
にするときには大過剰の過酸化水素で反応させ、余分の
過酸化水素を水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどの
アルカリによって分解させ、その後使用したアルカリを
鉱酸もしくは有機酸で中和する方法がある(J.Soc.Cosm
et.Chem.Jpn.28(1),57-65(1994))。しかしこの方法で
は中和塩が残存してしまい、製品の色相安定性が悪く、
特に熱あるいは光によって着色が著しくなり、洗浄剤な
どの配合成分として使用するには問題となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、炭化水素基
の炭素数の大きいものや分岐している炭化水素基を有す
る脂肪族第3アミンから容易に変換率の高いアミンオキ
シドを得ることができ、さらに残存する未反応脂肪族第
3アミンおよび過酸化水素をほとんど含有しないため、
保存安定性および色相安定性ともに良好なアミンオキシ
ドを得ることのできる製造方法を提供することを目的と
する。
【0006】すなわち本発明は、式(I)で示される脂
肪族第3アミンに1.2〜3倍モルの過剰の過酸化水素
を反応させたのち、アルカリ土類金属酸化物またはアル
カリ土類金属水酸化物を含有する吸着剤を添加して処理
することを特徴とする式(III)のアミンオキシドの製
造方法である。
【0007】
【化3】
【0008】(R1は炭素数12〜36の炭化水素基、
2およびR3はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル
基またはヒドロキシプロピル基、nは0〜11であ
る。)
【0009】
【化4】
【0010】(R1は炭素数12〜36の炭化水素基、
2およびR3はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル
基またはヒドロキシプロピル基、nは0〜11であ
る。)
【0011】
【発明の実施の形態】式(I)で示される脂肪族第3ア
ミンにおいてR1は炭素数12〜36の直鎖または分岐
の炭化水素基であり、ドデシル基、トリデシル基、テト
ラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、イソパ
ルミチル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、イソス
テアリル基、エイコシル基、ドコシル基、トリコシル
基、テトラコシル基、ヘキサコシル基、オクタコシル
基、トリアコンチル基、ドトリアコンチル基、2−ヘキ
シルデシル基、2−(3−メチルヘキシル)−7−メチ
ルデシル基、2−オクチルドデシル基、2−デシルテト
ラデシル基、2−ウンデシルペンタデシル基などのアル
キル基、オレイル基、リノール基などのアルケニル基、
さらにこれらの混合物であるヤシ油アルキル基、牛脂ア
ルキル基、硬化牛脂アルキル基などが挙げられる。炭素
数が11以下もしくは37以上ではアミンオキシドとし
て十分な界面活性能力を得られない。
【0012】式(II)で示される脂肪族第3アミンに
おいてR4は炭素数12〜36の分岐の炭化水素基であ
り、2−ヘキシルデシル基、2−(3−メチルヘキシ
ル)−7−メチルデシル基、2−オクチルドデシル基、
2−デシルテトラデシル基、2−ウンデシルペンタデシ
ル基などが挙げられる。式(I)および(II)のR1
(OCH2CH2nは前記の炭化水素基をもつアルコー
ルにエチレンオキシドを11モルまで付加させた脂肪族
ポリオキシエチレンエーテル基であり、12モル以上付
加すると十分な界面活性効果が得られない。式(II)
で明示される脂肪族第3アミンにおいて、R4が炭素数
12〜36の分岐の炭化水素基の場合、本発明の効果が
より顕著に表れる。
【0013】過酸化水素は、20〜90%水溶液のもの
が工業的に入手可能であり、いずれの濃度のものでも使
用できるが、一般的に入手しやすい35%前後のものが
よい。過酸化水素の使用量は、脂肪族第3アミンの1.
2〜3倍モル、好ましくは1.3〜2倍モル、特に好ま
しくは1.4〜1.9倍モルである。1.2倍モル未満
であると反応速度が遅くなり、変換率の高いアミンオキ
シドが得られない。3モル倍を超えるとその後の過剰の
過酸化水素の除去時の危険性が大きくなるため好ましく
ない。
【0014】本発明の反応を行う際の溶媒としては、メ
タノール、エタノール、イソプロパノールなどの水溶性
溶媒が使用できるが、水溶液またはこれらの混合溶液で
反応を行うこともできる。反応温度としては50℃〜8
0℃が適当である。
【0015】吸着剤としては活性白土、合成ゼオライ
ト、活性炭、活性アルミナ、シリガゲル、マグネシアな
どがあり、アルカリ土類金属酸化物やアルカリ土類金属
水酸化物を含有するものが好ましい。アルカリ土類金属
酸化物、アルカリ土類金属水酸化物としては、酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化バリウム、水酸化マグ
ネシウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムなどが例
示される。これらの化合物を含有する吸着剤の市販品と
しては、キョーワード100、キョーワード300、キ
ョーワード500、キョーワード1000、キョーワー
ド2000(協和化学工業(株)製)、トミックスAD
100、トミックスAD300、トミックスAD50
0、トミックスAD600、トミックスAD800(冨
田製薬(株)製)、エードプラスSP、エードプラスM
L―50D(水澤化学工業(株)製)などを例示するこ
とができる。
【0016】吸着剤を使用した過酸化水素を除去すると
きの処理温度は30℃〜70℃、好ましくは40〜60
℃である。30℃未満では過酸化水素が除去されにく
く、70℃を超えるとアミンオキシドの脱酸素反応や着
色の原因となる。使用量としては、脂肪族第3アミンの
2〜25重量%が適当である。2重量%未満では過酸化
水素の除去に時間がかかりまた製品の着色の原因とな
る。さらにこれらの処理後、用いた吸着剤を濾過または
遠心分離などにより除去する。25重量%を超えるとそ
れ以上の効果の向上も期待できず、得られるアミンオキ
シドの収率も下がる。反応の際に用いた溶媒が不必要な
場合には、吸着剤を用いた処理を行ったのち、減圧下で
脱溶剤を行って高濃度のアミンオキシドを得ることもで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明の製造方法により、脂肪族第3ア
ミンから、炭化水素基の炭素数が大きいものや分岐して
いる炭化水素基を有するものについても、容易に変換率
の高いアミンオキシドを得ることができ、得られたアミ
ンオキシドは保存安定性および色相安定性ともに良好で
ある。
【0018】
【実施例】次に実施例および比較例を挙げて本発明を説
明する。%は重量%を意味する。 実施例1 四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2−デシルテトラ
デシルアミン(表1の化合物A)281g(1モル)、
エタノール150gを仕込み、撹拌し70℃に保ちなが
ら35%過酸化水素水溶液164g(1.7モル)を2
時間で滴下し、5時間反応を続けた。その後50℃に温
度を下げ、キョーワード2000を55g添加して2時
間撹拌した後キョーワード2000を濾過により除去し
た。残存過酸化水素、アミンオキシド変換率および色相
安定性は下記の方法で測定を行った。結果を表2に示
す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】残存過酸化水素の測定 共栓付き三角フラスコに試料約1gを正しく秤り取り、
クロロホルム10mlを加えて完全に溶解させた。次に
氷酢酸15mlを加え共栓をしたのちよく振り混ぜてフ
ラスコ全体を遮光し、ヨウ化カリウムのメタノール飽和
溶液2mlを加えて常温で暗所に30分間放置し、蒸留
水30mlを加えて遊離したヨウ素を水層に移行させ
て、水層が無色になるまで0.01Nチオ硫酸ナトリウ
ム標準液で滴定した。並行して空試験を行った。下記式
で残存過酸化水素(%)を算出した。
【0022】
【数1】
【0023】アミンオキシド変換率の測定 試料約0.5gをビーカーに正しく秤取り、これにエタ
ノール70mlを加えて溶かしたのち、電差滴定により
アミン価(A)を求めた。また、別のビーカーに試料約
0.5gを正しく秤取り、これにエタノール70mlお
よびヨウ化メチル3mlを加えて溶かし、50℃で15
分間加温した後、電位差滴定でアミン価(B)を求め
た。下記式でアミンオキシド変換率(%)を算出した。
【0024】
【数2】
【0025】
【数3】
【0026】色相安定性の測定 得られたアミンオキシドを50℃に保存し、10日目と
30日目の色相をJIS K−1557 6.2に準じ
て測定した。実施例、比較例での測定方法は実施例1の
方法を用いた。
【0027】実施例2 四つ口フラスコにN,N−ジメチルオクタデシルアミン
(表1の化合物B)295g(1モル)およびエタノー
ル150gを仕込み、撹拌し70℃に保ちながら35%
過酸化水素水溶液164g(1.7モル)を3時間で滴
下し、5時間反応を続けた。50℃に温度を下げ、キョ
ーワード2000を45g添加し、2時間撹拌した後、
キョーワード2000を濾過により除去した。
【0028】実施例3 四つ口フラスコにN,N−ジメチルドデシルアミン(表
1の化合物C)213g(1モル)を仕込み、撹拌し7
0℃に保ちながら35%過酸化水素水溶液39g(0.
4モル)を2時間で滴下し、3時間反応を続けた。その
後水650g添加し、70℃に保ちながら35%過酸化
水素水溶液97g(1モル)を2時間で滴下し、5時間
反応を続けた。50℃に温度を下げ、トミックスAD1
00を23g添加し、2時間撹拌した後、トミックスA
D100を濾過により除去した。
【0029】実施例4 四つ口フラスコにN,N−ジヒドロキシエチルオクタデ
シルアミン(表1の化合物D)357g(1モル)およ
びエタノール150gを仕込み、撹拌し70℃に保ちな
がら35%過酸化水素水溶液164g(1.7モル)を
3時間で滴下し、5時間反応を行った。50℃に温度を
下げ、キョーワード2000を50g添加し、2時間撹
拌した後、キョーワード2000を濾過により除去し
た。
【0030】実施例5 四つ口フラスコにN,N−ジメチルドデシルエトキシ
(3モル)アミン(表1の化合物E)345g(1モ
ル)およびエタノール150gを仕込み、撹拌し70℃
に保ちながら35%過酸化水素水溶液136g(1.4
モル)を3時間で滴下し、5時間反応を続けた。50℃
に温度を下げ、キョーワード2000を50g添加し、
2時間撹拌した後キョーワード2000を濾過により除
去した。
【0031】実施例6 四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2−ヘキシルデシ
ルアミン(表1の化合物F)269g(1モル)および
エタノール150gを仕込み、撹拌し70℃に保ちなが
ら35%過酸化水素水溶液164g(1.7モル)を3
時間で滴下し、5時間反応を続けた。50℃に温度を下
げ、キョーワード2000を50g添加し、2時間撹拌
した後キョーワード2000を濾過により除去した。
【0032】比較例1 実施例1で使用した原料を用いて特公昭60―5506
0号公報の方法によりアミンオキシドを製造した。四つ
口フラスコにN,N−ジメチル−2−デシルテトラデシ
ルアミン281g(1モル)、クエン酸ジナトリウム塩
1.3gおよびエタノール150gを仕込み、70℃に
保ちながら35%過酸化水素水溶液106g(1.1モ
ル)を3時間で滴下し、5時間反応を続けた。
【0033】比較例2 実施例1で使用した原料アミンを用いて特公昭41―1
4089号公報の方法によりアミンオキシドを製造し
た。四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2−デシルテ
トラデシルアミン281g(1モル)、ジエチレントリ
アミンペンタ酢酸1.3gおよびエタノール150gを
仕込み、70℃に保ちながら35%過酸化水素水溶液1
06g(1.1モル)を3時間で滴下し、5時間反応を
続けた。
【0034】比較例3 実施例1で使用した原料アミンを用いてJ.Soc.Cosmet.C
hem.Jpn.28(1),57-65(1994)の方法によりアミンオキシ
ドを製造した。四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2
−デシルテトラデシルアミン281g(1モル)および
エタノール150gを仕込み、70℃に保ちながら35
%過酸化水素水溶液164g(1.7モル)を3時間で
滴下し、5時間反応を行った。50℃に温度を下げ、3
0%水酸化ナトリウム水溶液3.0gを添加した。3時
間後36%塩酸1.86ml加えて中和し、濾過して中
和塩を除去した。
【0035】比較例4 実施例3で使用した原料アミンを用いてJ.Soc.Cosmet.C
hem.Jpn.28(1),57-65(1994)の方法によりアミンオキシ
ドを製造した。四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2
−ドデシルデシルアミン213g(1モル)を仕込み、
70℃に保ちながら35%過酸化水素水溶液39g
(0.4モル)を2時間で滴下し、3時間反応を行っ
た。その後、水650gを添加し、70℃に保ちながら
35%過酸化水素水溶液67g(0.7モル)を2時間
で滴下し、5時間反応を行った。50℃に温度を下げ、
30%水酸化ナトリウム水溶液5.0gを添加した。3
時間後36%塩酸3.1ml加えて中和した。
【0036】比較例5 実施例4で使用した原料アミンを用いて特公昭41−1
4089号公報の方法によりアミンオキシドを製造し
た。四つ口フラスコにN,N−ジヒドロキシエチルドデ
シルアミン(表1の化合物D)357g(1モル)およ
びジエチレントリアミンペンタ酢酸1.3gを仕込み、
撹拌し70℃に保ちながら35%過酸化水素水溶液39
g(0.4モル)を2時間で滴下し、3時間反応を行っ
た。その後水550gを添加し、70℃に保ちながら3
5%過酸化水素水溶液106g(1.1モル)を2時間
で滴下し、5時間反応を続けた。
【0037】比較例6 実施例6で使用した原料アミンを用いて特公昭41−1
4089号公報の方法によりアミンオキシドを製造し
た。四つ口フラスコにN,N−ジメチル−2−ヘキシル
デシルアミン(表1の化合物F)269g(1モル)、
ジエチレントリアミンペンタ酢酸1.3gおよびエタノ
ール150gを仕込み、撹拌し70℃に保ちながら35
%過酸化水素水溶液106g(1.1モル)を3時間で
滴下し、5時間反応を続けた。
【0038】実施例2〜比較例3の結果を表2に併記し
た。表2より、実施例1と比較して、比較例1〜3で得
られたアミンオキシドはアミンオキシド変換率が小さ
く、比較例3は色相安定性が劣っている。同じ原料アミ
ンを用いた実施例3と比較例3、実施例4と比較例4を
比較すると比較例の方が色相安定性は劣っていた。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の式(I)で示される脂肪族第3アミ
    ンに1.2〜3倍モル過剰の過酸化水素を反応させたの
    ち、アルカリ土類金属酸化物またはアルカリ土類金属水
    酸化物を含有する吸着剤を添加して処理することを特徴
    とするアミンオキシドの製造方法。 【化1】 (R1は炭素数12〜36の炭化水素基、R2およびR3
    はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基またはヒド
    ロキシプロピル基、nは0〜11である。)
  2. 【請求項2】脂肪族第3アミンが下記の式(II)で示
    される請求項1記載のアミンオキシドの製造方法。 【化2】 (R4は炭素数12〜36の分岐の炭化水素基、R2およ
    びR3はメチル基、エチル基、ヒドロキシエチル基また
    はヒドロキシプロピル基、nは0〜11である。)
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