JPS60163839A - アルケニルコハク酸塩の製造方法 - Google Patents

アルケニルコハク酸塩の製造方法

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JPS60163839A
JPS60163839A JP1826284A JP1826284A JPS60163839A JP S60163839 A JPS60163839 A JP S60163839A JP 1826284 A JP1826284 A JP 1826284A JP 1826284 A JP1826284 A JP 1826284A JP S60163839 A JPS60163839 A JP S60163839A
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JP
Japan
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acid
aqueous solution
agent
hydrolyzing
alkenyl
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Akio Kimura
昭雄 木村
Yoshinobu Ishikawa
善信 石川
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Kao Corp
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアルケニルコノ蔦り酸無水物をアルカリ水溶液
で加水分解してアルケニルコノ)り酸塩を製造する方法
に関するものである。さら2に時しくは、アルケニルコ
ノ1り#!無水mVアルカリ水溶液で加水分解してアル
ケニルコノ1り酸基を製造する際に、キレート剤を務加
することにより色相の経日変化の少ない保存安定性の良
好なアルケニルコハク酸塩を製造する方法に関1−るも
のである。
アルケニルコハク酸塩は界面活性剤として有用な化合物
であり、洗浄剤、ヘアーリンス剤や製紙用サイズ剤、高
分子改責剤等々のイ■々の相違にオU用されている。
従来、アルケニルコハク酸塩水溶液の製ノ貨方法として
は、オレフィンと無水マレイン酸を160〜250℃テ
反応させてアルケニルコハク酸無水物を製造したのち、
(i)アルケニルコハクば無水物と水の混合液にアルカ
リ水溶液を攪拌しながら加える方法、あるいは■アルケ
ニルコハク酸無水物を脂肪族アルコールでエステル化し
たのちアルカリ水溶液でケン化中相1−る方法(%開昭
55−157247号公報参I@)が知られている。
しかし、アルケニルコハク酸無水物と水の混合液にカル
ボキシル基と当菫のアルカリ水浴液を加えて得られたア
ルケニルコハク酸塩水溶液は、常温における保存中に製
品の色相劣化が起り黄色から褐色へと着色度が増すとい
う曵象が生じ、この着色がアルクニルコハクffmの種
々の用途において、商品価値を着しく低下せしめ、実用
上の障害となっていた。
この様な色相劣化を防ぐ方法としては、製品を窒素雰囲
気下に保存する方法が考えられるが。
空気雰囲気下に保存するのに較べ多少の効果はあるもの
の満足出来るものではない。又、一般に酸化防止剤とし
て利用されるフェノール系安定剤、BHT或いはBHA
を添加しても全く効果がなかった。また、反応で得られ
たアルケニルコハク酸無水物を高真空下に蒸留したのち
、水と混合してアルカリ水溶液で中和して得られたアル
ケニルコハク酸塩水溶液は無色ないし淡黄色であり、か
つ色相劣化の少ない優れた製品であるが、収車の低下や
製造工程が緊線になるなど工業的には不利となる。さら
に特開昭55−167247号公報によるアルコールと
のエステルなケン化する方法で得られたアルケニルコハ
ク酸塩水溶液は色相劣化の少ない製品であるが、水浴液
中にケン化分解により生じたアルコールを含有すること
になり、アルコール除去工程もしくはアルコール含有が
許容される用途に限定されるという欠点が存在する。
そこで本発明者らは工業的に簡易な方法でアルケニルコ
ハク酸塩水溶液の保存時における色相劣化を防ぐ方法を
見出すべく鋭意研究した結果1本発明に到達した。即ち
、本発明はアルケニルコハク酸無水物をアルカリ水溶液
で加水分解してアルケニルコハクM111aiを製造す
る際に、キレート剤を添加することを%鑓とする色相の
経口変化の少ない保存安定性の良好なアルケニルコハク
酸塩の製造方法を提供するものである。
本発明におけるキレート剤としてはオキシカルボン酸、
アイノカルボンば、ポリカルボン酸。
ポリリン酸またはこれらの塩等が有効であり、オキシカ
ルボン酸類としては例えはクエン酸、酒石酸、グリコー
ル酸、グルコン酸などがあり。
またアゼノカルボン#R@とじては例えはエチレンジア
ゼン四酢酸、ニトリロ三酢酸、ヒドロキシエチルエチレ
ンジアミン三酢酸、ジエチレントリアミン五酢敵などが
あり、またポリカルボン酸類としては例えばジグリコー
ル酸がある。
キレート剤の添加量はアルケニルコハク酸塩水溶液中の
成度がo、o o s〜5重蓋%、好ましくは0.01
〜1直蓋%となる童である。
これらのキレート剤はそれぞれ単独で添加しても有効で
あるが二種類あるいは二種類以上を混用しても有効であ
る。これらのキレート剤の添加量が0.005%未満で
は目的とする効果が充分に期待できず、また3%を越え
るとコストの上昇および製品の品質低下の問題が生じて
くるので好ましくない。
本発明に係るアルケニルコハク酸塩の製造に用いられる
アルケニルコハク酸無水物はオレフィンと無水マレイン
酸とを反応させ反応生成物から未反応物を除いて得られ
る。ここで用いられるオレフィンとしては直鎖オレフィ
ンでも側鎖オレフィンでもより、またアルファオレフィ
ンでも内部オレフィンでもよい。また単一オレフィンで
も混合オレフィンでもよい。オレフィンの炭素数は4〜
30、好ましくは6へ24である。上述のオレフィンと
無水マレイン酸ヲ反応せしめるに際し、オレフィンと無
水マレイン酸の反応のモル比は特に限定されないが、過
剰に使用する原料は反応後に蒸留工程で回収され、一般
に再使用も可能である。
本発明においてアルケニルコハク酸無水物の加水分解に
用いられるアルカリとしては、周期律表第■族a亜族の
アルカリ金属の水酸化物、例えばNaOH4? K O
Hが好ましい。
本発明は以上開示した手段により、アルケニルコハク酸
塩の着色を無からしめ、且つ色相が経日的に変化するこ
との無いようにし、このようにしたことによりアルケニ
ルコハク酸塩を従来用い得なかった用途にも用いること
を可能にしたのである。
以下笑施例により、本発明を更に具体的に説明する。
実施例1 ジイソブチレン22.4kjと無水マレイン酸9.81
 kgを5uslJj耐圧反応榴に仕込み、窒素ガスで
充分に置換した後温度200℃で6時間反応した。反応
終了後減圧下に未反応物であるジインブチレンと無水マ
レイン酸を留去して黄色のインオクテニル無水コハク酸
2o、2kyを得た。このインオクテニル無水コハク酸
の油脂分析による離化価は542 (Kotun4)/
&)であシ、又色相はカードナー5であった。
11の四ツ目フラスコに上記の・インオクテニル無水コ
ハク[207&と水2969、およびキレ−1・剤とし
てクエン酸ソーダ211を仕込み、窒素ガス雰囲気下で
48%苛性ソーダ167Iを温度50〜80℃で自加し
て加水分解中和した。苛性ソーダ6加終了後の−は8.
7であった。
さらにこの中和物を温FKso〜90℃で2時間攪拌し
て熟成した。
色相安定性試験結果を表1に示す。
実m例2 1!の四ツ目フラスコに実施例1で得たインオクテニル
無水コハクM!2071と水2961゜およびキレート
剤としてトリポリリン酸ソーダ1.09を仕込み、画素
ガス雰囲気下で48%苛性ソーダ167gを温度50〜
80’Cで添加して加水分解中和した。苛性ソーダ銑加
終了佐の田は8.8であった。さらにこの中和物を温度
80〜90℃で2時間ft件して熟成した。
色相安定性試験結果を表1に示す。
実施例5 1−eの四ツ目フラスコに実施例1で得たインオクテニ
ル無水コハク酸2oylと水296Iを仕込み、窒素ガ
ス雰囲気下で48%苛性ソーダ175gを温度50〜8
0℃で瘉加して加水分解中和した。苛性ソーダ臨加終了
後の川は13.4であった。この中和物にキレート剤と
してクエン酸2gを添加した。さらにこの中和物を温度
80〜90℃で2時rilj攪件して熟成した後に50
°B@ 硫酸で−18,7に調整して、インオクテニル
コハク酸ソーダ水溶液を得た。
色相安定性試験結果を表1に示す。
実施例4 1!の四ツ目フラスコに実施例1で得たインオクテニル
無水コハク酸207#、水229を仕込み温[90〜1
20℃で加水分解した。この加水分解物に水274gを
加えた後關素ガス雰囲気下で48%苛性ソーダ1671
を温度80〜90℃で添加して中和した。この中和物に
キレート剤としてジグリコール酸2gを添加し、実施例
3と同様に熟成してインオクテニ、4コハク酸ソーダ水
溶液を得た。
色相安定性試験結果な表1に示す。
比較例1 実施例1においてクエン酸ソーダを使用しなかった他は
実施例1と同様に行った。
色相安定性試験結果を表1に示す。
比較例2 実施例4においてジグリコール酸を使用しなかった他は
実施例4と同様に行った。
色相安定性試験結果を表1に示す。
く色相安定性試験方法〉 400 mlのガラスびんに試料2009を仕込み、温
度55℃で6ケ月間保存してその色相変化(ムPHA)
を観察した。結果を表1に示す。
出願人代理人 古 谷 馨

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルケニルコハク酸無水物をアルカリ水溶液で加水
    分解してアルケニルコノ1り酸塩を製造する際に、キレ
    ート剤馨ゐ加することン特徴とするアルケニルコハク#
    i墳の製造方法。 2 キレート剤がオキシカルボン酸、アずノカルボン酸
    、ポリカルボン酸、ポリリンatたはこれらの塩である
    特許請求の範曲論1項記載のアルケニルコノhり酸塩の
    製造方法。
JP1826284A 1984-02-06 1984-02-06 アルケニルコハク酸塩の製造方法 Granted JPS60163839A (ja)

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JP1826284A JPS60163839A (ja) 1984-02-06 1984-02-06 アルケニルコハク酸塩の製造方法

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JPS60163839A true JPS60163839A (ja) 1985-08-26
JPH041735B2 JPH041735B2 (ja) 1992-01-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0317005A2 (en) * 1987-11-13 1989-05-24 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Process for the preparation of a substituted succinic anhydride

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0317005A2 (en) * 1987-11-13 1989-05-24 Shell Internationale Researchmaatschappij B.V. Process for the preparation of a substituted succinic anhydride

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JPH041735B2 (ja) 1992-01-14

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