JP2998530B2 - 電磁石駆動装置 - Google Patents
電磁石駆動装置Info
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- JP2998530B2 JP2998530B2 JP30051393A JP30051393A JP2998530B2 JP 2998530 B2 JP2998530 B2 JP 2998530B2 JP 30051393 A JP30051393 A JP 30051393A JP 30051393 A JP30051393 A JP 30051393A JP 2998530 B2 JP2998530 B2 JP 2998530B2
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- input terminal
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁リレーやコンタク
タ等に使用される電磁石の駆動装置に関するものであ
る。
タ等に使用される電磁石の駆動装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、電磁リレーやコンタクタ等に使
用される電磁石Mg のコイルには、図9に示すように、
入力電源電圧Vinを制御回路を介して印加され、制御回
路の構成に応じて電磁石Mg が駆動されて、接点Sが開
閉されるようになっている。
用される電磁石Mg のコイルには、図9に示すように、
入力電源電圧Vinを制御回路を介して印加され、制御回
路の構成に応じて電磁石Mg が駆動されて、接点Sが開
閉されるようになっている。
【0003】従来、その制御回路の構成として、図10に
示すものが存在する。このものは、電圧検知部1、基準
電圧発生部2、タイマー回路3、パルス制御回路4、回
生回路5、トランジスタ6、電源回路部7等を備えてな
っている。
示すものが存在する。このものは、電圧検知部1、基準
電圧発生部2、タイマー回路3、パルス制御回路4、回
生回路5、トランジスタ6、電源回路部7等を備えてな
っている。
【0004】電圧検知部1は、電圧比較器Aを有し、こ
の電圧比較器Aは、図12に示すように、その(+) 入力に
は入力電源電圧Vinを抵抗R1 及びR2 にて抵抗分圧し
Vinに応じて変化する入力端子電圧Vaが印加され、こ
の入力端子電圧Vaが(-) 入力に印加される基準電圧発
生部2で発生した基準電圧Vref を越えると、電圧比較
器Aの出力信号Vout は、図13に示すように、Lowレベ
ルからHigh レベルへ変化する。
の電圧比較器Aは、図12に示すように、その(+) 入力に
は入力電源電圧Vinを抵抗R1 及びR2 にて抵抗分圧し
Vinに応じて変化する入力端子電圧Vaが印加され、こ
の入力端子電圧Vaが(-) 入力に印加される基準電圧発
生部2で発生した基準電圧Vref を越えると、電圧比較
器Aの出力信号Vout は、図13に示すように、Lowレベ
ルからHigh レベルへ変化する。
【0005】また、電圧検知部1の他の例として、図14
に示すように、電圧比較器Aの(+)入力端子にコンデン
サC0 を並列接続したものもある。この場合、入力端子
電圧Vaは、図15に示すように、コンデンサC0 により
上昇が図13よりも遅れることになる。
に示すように、電圧比較器Aの(+)入力端子にコンデン
サC0 を並列接続したものもある。この場合、入力端子
電圧Vaは、図15に示すように、コンデンサC0 により
上昇が図13よりも遅れることになる。
【0006】そして、図11に示すように、入力電源電圧
Vinがゼロレベルから上昇し始めて定格電圧(例えば12
V)に到達し、その後下降して再びゼロレベルになるよ
う変化した場合、まずゼロレベルから上昇する際、入力
電源電圧Vinが第1しきい値V1 を越えたとき入力端子
電圧Vaが基準電圧Vref を越えて出力信号Vout はL
owレベルからHigh レベルへ変化して電磁石駆動信号を
出力し、また定格電圧から下降する際、入力電源電圧V
inが第1しきい値V1 以下に設定された第2しきい値V
2 を下回るとき入力端子電圧Vaが基準電圧Vref を下
回って出力信号Vout はHigh レベルからLowレベルへ
変化して電磁石駆動信号を停止する。この第1しきい値
V1 及び第2しきい値V2 は、抵抗R1,R2 及び電圧比
較器Aの入出力間に接続されたヒステリシス抵抗Rh 等
にて適宜設定される。
Vinがゼロレベルから上昇し始めて定格電圧(例えば12
V)に到達し、その後下降して再びゼロレベルになるよ
う変化した場合、まずゼロレベルから上昇する際、入力
電源電圧Vinが第1しきい値V1 を越えたとき入力端子
電圧Vaが基準電圧Vref を越えて出力信号Vout はL
owレベルからHigh レベルへ変化して電磁石駆動信号を
出力し、また定格電圧から下降する際、入力電源電圧V
inが第1しきい値V1 以下に設定された第2しきい値V
2 を下回るとき入力端子電圧Vaが基準電圧Vref を下
回って出力信号Vout はHigh レベルからLowレベルへ
変化して電磁石駆動信号を停止する。この第1しきい値
V1 及び第2しきい値V2 は、抵抗R1,R2 及び電圧比
較器Aの入出力間に接続されたヒステリシス抵抗Rh 等
にて適宜設定される。
【0007】タイマー回路3は、電圧比較器Aつまり電
圧検知部1の出力信号Vout の電磁石駆動信号がトリガ
となって連動して電磁石の投入動作に必要な所定時間幅
t のパルス出力Vt を発生し、パルス制御回路4は、所
定周期にてトランジスタ6を駆動するパルス信号Vp を
発生し、そのパルス信号Vp のデューティ比をタイマー
回路3のパルス出力Vt に連動して変化させることによ
りコイル電流Iを電磁石Mg の投入時と保持時との間で
所定の値に切り換え制御する。
圧検知部1の出力信号Vout の電磁石駆動信号がトリガ
となって連動して電磁石の投入動作に必要な所定時間幅
t のパルス出力Vt を発生し、パルス制御回路4は、所
定周期にてトランジスタ6を駆動するパルス信号Vp を
発生し、そのパルス信号Vp のデューティ比をタイマー
回路3のパルス出力Vt に連動して変化させることによ
りコイル電流Iを電磁石Mg の投入時と保持時との間で
所定の値に切り換え制御する。
【0008】トランジスタ6は、電界効果型であって、
パルス制御回路4のパルス信号Vpにより駆動されてオ
ンオフし、コイル電流Iはオン状態では入力電源から供
給された電流が流れ、オフ状態では回生回路5のフライ
ホイールダイオードDi を通って回生電流が流れる。
パルス制御回路4のパルス信号Vpにより駆動されてオ
ンオフし、コイル電流Iはオン状態では入力電源から供
給された電流が流れ、オフ状態では回生回路5のフライ
ホイールダイオードDi を通って回生電流が流れる。
【0009】電源回路部7は、所定の回路に安定な電圧
VDを出力し、各回路図中にて矢示している部分に供給
される。
VDを出力し、各回路図中にて矢示している部分に供給
される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁石
駆動装置にあっては、電圧検知部1は、入力電源電圧V
inに応じて変化する入力端子電圧Vaを基準電圧Vref
と比較する電圧比較器Aでもって、入力電源電圧Vinが
第1しきい値V1 を越えたとき電磁石駆動信号を出力
し、入力電源電圧Vinが第2しきい値V2 を下回るとき
電磁石駆動信号を停止するので、その電磁石Mg に応じ
て第1しきい値V1 、第2しきい値V2 、基準電圧Vre
f を適宜設定すれば、無駄に電力を消費せずに駆動でき
る。
駆動装置にあっては、電圧検知部1は、入力電源電圧V
inに応じて変化する入力端子電圧Vaを基準電圧Vref
と比較する電圧比較器Aでもって、入力電源電圧Vinが
第1しきい値V1 を越えたとき電磁石駆動信号を出力
し、入力電源電圧Vinが第2しきい値V2 を下回るとき
電磁石駆動信号を停止するので、その電磁石Mg に応じ
て第1しきい値V1 、第2しきい値V2 、基準電圧Vre
f を適宜設定すれば、無駄に電力を消費せずに駆動でき
る。
【0011】しかしながら、図12に示す電圧検知部1に
あっては、入力電源電圧Vinが図16に示すように急峻に
立ち上がる場合、あるいは図17に示すように入力オフ時
でも入力電源電圧Vinが完全にゼロレベルまで落ちずに
残留電圧がある場合には、電圧比較器Aの入力端子電圧
Vaが基準電圧Vref と交差できず、その結果電圧比較
器Aの出力信号Vout がLowレベルからHigh レベルへ
変化せずに、タイマー回路3へのトリガ信号とはならな
いために、電磁石駆動装置全体が動作不能になったり、
電磁石が投入不可といった事態になる可能性がある。
あっては、入力電源電圧Vinが図16に示すように急峻に
立ち上がる場合、あるいは図17に示すように入力オフ時
でも入力電源電圧Vinが完全にゼロレベルまで落ちずに
残留電圧がある場合には、電圧比較器Aの入力端子電圧
Vaが基準電圧Vref と交差できず、その結果電圧比較
器Aの出力信号Vout がLowレベルからHigh レベルへ
変化せずに、タイマー回路3へのトリガ信号とはならな
いために、電磁石駆動装置全体が動作不能になったり、
電磁石が投入不可といった事態になる可能性がある。
【0012】なお、ここで言うオフ時残留電圧とは、周
辺コンピュータ機器の接続等により電源投入オフ時でも
最大約1〜2V程度電圧が浮く状態を言う。
辺コンピュータ機器の接続等により電源投入オフ時でも
最大約1〜2V程度電圧が浮く状態を言う。
【0013】一方、図14に示す電圧検知部1にあって
は、入力電源電圧Vinが図16に示すように急峻に立ち上
がる場合でも、電圧比較器Aの(+) 入力端子にコンデン
サC0を並列接続したことにより、電圧比較器Aの入力
端子電圧Vaは上昇を遅らせることができるので、確実
に基準電圧Vref との交差を実現できるものである。
は、入力電源電圧Vinが図16に示すように急峻に立ち上
がる場合でも、電圧比較器Aの(+) 入力端子にコンデン
サC0を並列接続したことにより、電圧比較器Aの入力
端子電圧Vaは上昇を遅らせることができるので、確実
に基準電圧Vref との交差を実現できるものである。
【0014】しかし、このものにあっても、前述したオ
フ時残留電圧に対しては、残留電圧により前記コンデン
サC0 がある程度充電されて入力端子電圧Vaを上昇さ
せているために、コンデンサC0 で上昇を遅らせること
による効果は少なく、結果としてタイマー回路3へのト
リガ信号とはならない事態が発生する。
フ時残留電圧に対しては、残留電圧により前記コンデン
サC0 がある程度充電されて入力端子電圧Vaを上昇さ
せているために、コンデンサC0 で上昇を遅らせること
による効果は少なく、結果としてタイマー回路3へのト
リガ信号とはならない事態が発生する。
【0015】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので
あって、その目的とするところは、入力電源電圧の投入
状態に影響されずに確実に電磁石駆動信号を出力するこ
とができる電磁石駆動装置を提供することにある。
あって、その目的とするところは、入力電源電圧の投入
状態に影響されずに確実に電磁石駆動信号を出力するこ
とができる電磁石駆動装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、請求項1記載のものは、入力電源電圧に応じて
変化する入力端子電圧を基準電圧と比較する電圧比較器
でもって、入力電源電圧が第1しきい値を越えたとき電
磁石駆動信号を出力し、入力電源電圧が第1しきい値以
下に設定された第2しきい値を下回るとき電磁石駆動信
号を停止する電圧検知部を備えた電磁石駆動装置におい
て、入力電源電圧が第1しきい値以下に設定された第3
しきい値を越えるまで電圧比較器の入力端子電圧を強制
的に短絡接地するクランプ回路を設けた構成になってい
る。
ために、請求項1記載のものは、入力電源電圧に応じて
変化する入力端子電圧を基準電圧と比較する電圧比較器
でもって、入力電源電圧が第1しきい値を越えたとき電
磁石駆動信号を出力し、入力電源電圧が第1しきい値以
下に設定された第2しきい値を下回るとき電磁石駆動信
号を停止する電圧検知部を備えた電磁石駆動装置におい
て、入力電源電圧が第1しきい値以下に設定された第3
しきい値を越えるまで電圧比較器の入力端子電圧を強制
的に短絡接地するクランプ回路を設けた構成になってい
る。
【0017】請求項2記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記第3しきい値が、前記第2しきい値以
下に設定されてなる構成になっている。
のにおいて、前記第3しきい値が、前記第2しきい値以
下に設定されてなる構成になっている。
【0018】請求項3記載のものは、請求項1記載のも
のにおいて、前記クランプ回路は、前記電圧比較器の入
力端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチと、入力端
子電圧を第2の基準電圧と比較して前記スイッチの駆動
信号を出力する第2の電圧比較器と、を有し、前記第2
の電圧比較器の入力端子電圧が、入力電源電圧を安定化
した電源回路部から供給されてなる構成になっている。
のにおいて、前記クランプ回路は、前記電圧比較器の入
力端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチと、入力端
子電圧を第2の基準電圧と比較して前記スイッチの駆動
信号を出力する第2の電圧比較器と、を有し、前記第2
の電圧比較器の入力端子電圧が、入力電源電圧を安定化
した電源回路部から供給されてなる構成になっている。
【0019】
【作用】請求項1記載のものによれば、入力電源電圧が
ゼロレベルから第1しきい値以下に設定された第3しき
い値に至るまでの領域では、電圧比較器の入力端子電圧
はクランプ回路でもって強制的に短絡接地されるから、
入力電源電圧が急峻に立ち上がる場合やオフ時残留電圧
を残した状態から投入された場合でも、電圧比較器の入
力端子電圧は基準電圧よりも低くなって第1しきい値を
越えるときに基準電圧と必ず交差するので、確実に電磁
石駆動信号を出力する。
ゼロレベルから第1しきい値以下に設定された第3しき
い値に至るまでの領域では、電圧比較器の入力端子電圧
はクランプ回路でもって強制的に短絡接地されるから、
入力電源電圧が急峻に立ち上がる場合やオフ時残留電圧
を残した状態から投入された場合でも、電圧比較器の入
力端子電圧は基準電圧よりも低くなって第1しきい値を
越えるときに基準電圧と必ず交差するので、確実に電磁
石駆動信号を出力する。
【0020】請求項2記載のものによれば、第3しきい
値は第2しきい値以下に設定されているから、入力電源
電圧が定格電圧から下降する際、クランプ回路が第3し
きい値以下において電圧比較器の入力端子電圧を強制的
に短絡接地して電圧検知部から電磁石の強制オフ信号を
発生しても、それよりも以前の時点において入力電源電
圧が第2しきい値を下回って電圧検知部により電磁石駆
動信号を停止されて電磁石がオフ状態になるので、その
オフ動作は支障なく行なわれる。
値は第2しきい値以下に設定されているから、入力電源
電圧が定格電圧から下降する際、クランプ回路が第3し
きい値以下において電圧比較器の入力端子電圧を強制的
に短絡接地して電圧検知部から電磁石の強制オフ信号を
発生しても、それよりも以前の時点において入力電源電
圧が第2しきい値を下回って電圧検知部により電磁石駆
動信号を停止されて電磁石がオフ状態になるので、その
オフ動作は支障なく行なわれる。
【0021】請求項3記載のものによれば、電圧比較器
の入力端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチへの駆
動信号を出力する第2の電圧比較器は、第2の基準電圧
と比較する入力端子電圧が、入力電源電圧から直接供給
されずに、入力電源電圧を安定化した電源回路部から供
給されるから、外来サージやノイズが入力電源に重畳さ
れてもスイッチへ確実な駆動信号を出力する。
の入力端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチへの駆
動信号を出力する第2の電圧比較器は、第2の基準電圧
と比較する入力端子電圧が、入力電源電圧から直接供給
されずに、入力電源電圧を安定化した電源回路部から供
給されるから、外来サージやノイズが入力電源に重畳さ
れてもスイッチへ確実な駆動信号を出力する。
【0022】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図6に基づい
て説明する。なお、その基本構成は図9及び図10に示す
従来例のものと同じであり、実質的に同じ機能を有する
部材には従来例と同じ符号を付し、従来例と相違する電
圧検知部1について詳述する。
て説明する。なお、その基本構成は図9及び図10に示す
従来例のものと同じであり、実質的に同じ機能を有する
部材には従来例と同じ符号を付し、従来例と相違する電
圧検知部1について詳述する。
【0023】この電圧検知部1は、図1に示すように、
図12に示す従来例と同じ電圧比較器Aを有し、すなわ
ち、その(+) 入力には入力電源電圧Vinを抵抗R1 及び
R2 にて抵抗分圧しVinに応じて変化する入力端子電圧
Vaが印加され、この入力端子電圧Vaが(-) 入力に印
加される基準電圧発生部2で発生した基準電圧Vref を
越えると、電圧比較器Aの出力信号Vout は、Lowレベ
ルからHigh レベルへ変化するとともに、その電圧比較
器Aの(+) 入力端子にクランプ回路10が並列接続されて
いる。
図12に示す従来例と同じ電圧比較器Aを有し、すなわ
ち、その(+) 入力には入力電源電圧Vinを抵抗R1 及び
R2 にて抵抗分圧しVinに応じて変化する入力端子電圧
Vaが印加され、この入力端子電圧Vaが(-) 入力に印
加される基準電圧発生部2で発生した基準電圧Vref を
越えると、電圧比較器Aの出力信号Vout は、Lowレベ
ルからHigh レベルへ変化するとともに、その電圧比較
器Aの(+) 入力端子にクランプ回路10が並列接続されて
いる。
【0024】このクランプ回路10は、図2に示すよう
に、第2の電圧比較器Bを有し、その入力部では第2の
基準電圧Vg が(+) 入力端子に、入力電源電圧Vinに比
例する電源比例電圧Vc が(-) 入力端子にそれぞれ印加
され、第2の電圧比較器Bの出力信号Vb は電源比例電
圧Vc が第2の基準電圧Vg を越えるまでHigh レベル
であって、スイッチ11をオン状態にすることによって、
電圧比較器Aの入力端子電圧Vaを強制的に短絡接地す
る。
に、第2の電圧比較器Bを有し、その入力部では第2の
基準電圧Vg が(+) 入力端子に、入力電源電圧Vinに比
例する電源比例電圧Vc が(-) 入力端子にそれぞれ印加
され、第2の電圧比較器Bの出力信号Vb は電源比例電
圧Vc が第2の基準電圧Vg を越えるまでHigh レベル
であって、スイッチ11をオン状態にすることによって、
電圧比較器Aの入力端子電圧Vaを強制的に短絡接地す
る。
【0025】さらに、このクランプ回路10の具体例を示
したのが図3である。スイッチ11として電界効果トラン
ジスタを使用し、第2の電圧比較器Bの(+) 入力端子に
は抵抗R5 と第2の基準電圧Vg を与える定電圧ダイオ
ードVz とが接続され、(-)入力端子には抵抗R3 と抵
抗R4 とが接続され、さらに抵抗R4 にはコンデンサC
1 が接続され、それらの共通の入力源として入力電源電
圧Vinが供給されている。
したのが図3である。スイッチ11として電界効果トラン
ジスタを使用し、第2の電圧比較器Bの(+) 入力端子に
は抵抗R5 と第2の基準電圧Vg を与える定電圧ダイオ
ードVz とが接続され、(-)入力端子には抵抗R3 と抵
抗R4 とが接続され、さらに抵抗R4 にはコンデンサC
1 が接続され、それらの共通の入力源として入力電源電
圧Vinが供給されている。
【0026】第2の電圧比較器Bの(-) 入力端子に与え
られる電源比例電圧Vc は、Vc =Vin×R4/ (R3+R
4)×( 1−1/exp(t/τ) )であって、入力電源電圧Vin
の投入直後t=0 ではVc=0Vであり、コンデンサC1 充電
後にVc =Vin×R4/ (R3+R4)で抵抗分圧したものと
なる。ここで時定数τはτ=C1 ×R3 で得られる。そ
して入力電源電圧Vinが第3しきい値V3 のときVc =
第2の基準電圧Vg となるよう設定される。
られる電源比例電圧Vc は、Vc =Vin×R4/ (R3+R
4)×( 1−1/exp(t/τ) )であって、入力電源電圧Vin
の投入直後t=0 ではVc=0Vであり、コンデンサC1 充電
後にVc =Vin×R4/ (R3+R4)で抵抗分圧したものと
なる。ここで時定数τはτ=C1 ×R3 で得られる。そ
して入力電源電圧Vinが第3しきい値V3 のときVc =
第2の基準電圧Vg となるよう設定される。
【0027】図4において、入力電源電圧Vinがゼロレ
ベルから上昇して行ったとき、第1しきい値V1 以下に
設定された第3しきい値V3 以下ではVc ≦Vg であ
り、第2の電圧比較器Bの出力信号Vb はHigh レベル
で出力されて電界効果トランジスタのスイッチ11のベー
ス信号として印加され、スイッチ11は動作し、電圧比較
器Aの(+) 入力端子電圧Vaは強制的に接地短絡され、
つまりクランプ回路10として動作する。その結果、電圧
比較器Aは、(+) 入力端子電圧Vaが(-) 入力に印加さ
れる基準電圧Vref よりも確実に低くなる。
ベルから上昇して行ったとき、第1しきい値V1 以下に
設定された第3しきい値V3 以下ではVc ≦Vg であ
り、第2の電圧比較器Bの出力信号Vb はHigh レベル
で出力されて電界効果トランジスタのスイッチ11のベー
ス信号として印加され、スイッチ11は動作し、電圧比較
器Aの(+) 入力端子電圧Vaは強制的に接地短絡され、
つまりクランプ回路10として動作する。その結果、電圧
比較器Aは、(+) 入力端子電圧Vaが(-) 入力に印加さ
れる基準電圧Vref よりも確実に低くなる。
【0028】次いで、入力電源電圧Vinが第3しきい値
V3 を越えて第1しきい値V1 になるまでの領域つまり
V3 <Vin≦V1 ではVc >Vg であり、第2の電圧比
較器Bの出力信号Vb は停止してLowレベルになる。そ
うすると、スイッチ11も停止し、電圧比較器Aの(+) 入
力端子電圧Vaは接地短絡から開放され、つまりクラン
プ回路10から切り離されることによって、抵抗R1,R2
による抵抗分圧にてVa=Vin×R2/ (R1+R2)が与え
られる。
V3 を越えて第1しきい値V1 になるまでの領域つまり
V3 <Vin≦V1 ではVc >Vg であり、第2の電圧比
較器Bの出力信号Vb は停止してLowレベルになる。そ
うすると、スイッチ11も停止し、電圧比較器Aの(+) 入
力端子電圧Vaは接地短絡から開放され、つまりクラン
プ回路10から切り離されることによって、抵抗R1,R2
による抵抗分圧にてVa=Vin×R2/ (R1+R2)が与え
られる。
【0029】さらに、入力電源電圧Vinが第1しきい値
V1 を越えたとき、電圧比較器Aは、前述したように入
力端子電圧Vaが基準電圧Vref よりも低くなっている
から、入力端子電圧Vaが基準電圧Vref に対して低い
方から高い方へ越えるよう交差することによって出力信
号Vout がLowレベルからHigh レベルへ変化して電磁
石駆動信号を出力する。
V1 を越えたとき、電圧比較器Aは、前述したように入
力端子電圧Vaが基準電圧Vref よりも低くなっている
から、入力端子電圧Vaが基準電圧Vref に対して低い
方から高い方へ越えるよう交差することによって出力信
号Vout がLowレベルからHigh レベルへ変化して電磁
石駆動信号を出力する。
【0030】次いで、図5に示すように、入力電源電圧
Vinが定格電圧(例えば12V)に到達した後に再びゼロ
レベルになるよう下降して行き、第1しきい値V1 以下
に設定された第2しきい値V2 を下回るとき、入力端子
電圧Vaが基準電圧Vref を下回って出力信号Vout は
High レベルからLowレベルへ変化して電磁石駆動信号
を停止する。
Vinが定格電圧(例えば12V)に到達した後に再びゼロ
レベルになるよう下降して行き、第1しきい値V1 以下
に設定された第2しきい値V2 を下回るとき、入力端子
電圧Vaが基準電圧Vref を下回って出力信号Vout は
High レベルからLowレベルへ変化して電磁石駆動信号
を停止する。
【0031】さらに、入力電源電圧Vinが第2しきい値
V2 以下に設定された第3しきい値V3 以下になると、
前述したクランプ回路10が動作することによって入力端
子電圧Vaは強制的に接地短絡される。
V2 以下に設定された第3しきい値V3 以下になると、
前述したクランプ回路10が動作することによって入力端
子電圧Vaは強制的に接地短絡される。
【0032】ここで、抵抗値R1 〜R5 の値は消費電力
の点から低くならずに数10kΩ程度が適当であり、また
第2の基準電圧Vg となる定電圧ダイオードVz の電圧
は入力電圧許容範囲を考慮し3〜5V程度がよい。
の点から低くならずに数10kΩ程度が適当であり、また
第2の基準電圧Vg となる定電圧ダイオードVz の電圧
は入力電圧許容範囲を考慮し3〜5V程度がよい。
【0033】また、第1及び第2しきい値V1,V2 の設
定は、抵抗R1,R2 及び電圧比較器Aの入出力間に接続
されたヒステリシス抵抗Rh 等にて設定される。
定は、抵抗R1,R2 及び電圧比較器Aの入出力間に接続
されたヒステリシス抵抗Rh 等にて設定される。
【0034】また、各図に矢印で示す、例えば電圧比較
器Aの出力等に接続される電圧VDは、図10に示す電源
回路部7から供給されるものであり、その電源回路部7
では、図6に示すように、入力電源電圧Vinを定電圧回
路7a、定電流回路7b、15μF程度の容量を有する安定化
コンデンサC2 を通して安定化した電圧VDを出力する
構成になっている。
器Aの出力等に接続される電圧VDは、図10に示す電源
回路部7から供給されるものであり、その電源回路部7
では、図6に示すように、入力電源電圧Vinを定電圧回
路7a、定電流回路7b、15μF程度の容量を有する安定化
コンデンサC2 を通して安定化した電圧VDを出力する
構成になっている。
【0035】そして、上記したように、入力電源電圧V
inがゼロレベルから上昇し始めて定格電圧に到達し、そ
の後下降して再びゼロレベルになるよう変化した場合、
電圧比較器Aの入力端子電圧Va及び出力信号Vout が
変化するのに伴って、従来例と同様の図10に示す基本構
成において、図5に示すように、タイマー回路3は、出
力信号Vout の電磁石駆動信号がトリガとなって連動し
て電磁石の投入動作に必要な所定時間幅t のパルス出力
Vt を発生し、パルス制御回路4は、所定周期にてトラ
ンジスタ6を駆動するパルス信号Vp を発生し、そのパ
ルス信号Vp のデューティ比をタイマー回路3のパルス
出力Vt に連動して変化させることによりコイル電流I
を電磁石Mg の投入時と保持時との間で所定の値に切り
換え制御する。
inがゼロレベルから上昇し始めて定格電圧に到達し、そ
の後下降して再びゼロレベルになるよう変化した場合、
電圧比較器Aの入力端子電圧Va及び出力信号Vout が
変化するのに伴って、従来例と同様の図10に示す基本構
成において、図5に示すように、タイマー回路3は、出
力信号Vout の電磁石駆動信号がトリガとなって連動し
て電磁石の投入動作に必要な所定時間幅t のパルス出力
Vt を発生し、パルス制御回路4は、所定周期にてトラ
ンジスタ6を駆動するパルス信号Vp を発生し、そのパ
ルス信号Vp のデューティ比をタイマー回路3のパルス
出力Vt に連動して変化させることによりコイル電流I
を電磁石Mg の投入時と保持時との間で所定の値に切り
換え制御する。
【0036】かかる電磁石駆動装置にあっては、入力電
源電圧Vinがゼロレベルから第1しきい値V1 以下に設
定された第3しきい値V3 に至るまでの領域では、電圧
比較器Aの入力端子電圧Vaはクランプ回路10でもって
強制的に短絡接地されるから、入力電源電圧Vinが急峻
に立ち上がる場合やオフ時残留電圧を残した状態から投
入された場合でも、電圧比較器Aの入力端子電圧Vaは
基準電圧Vref よりも低くなって第1しきい値V1 を越
えるときに基準電圧Vref と必ず交差するので、確実に
電磁石駆動信号を出力できる。
源電圧Vinがゼロレベルから第1しきい値V1 以下に設
定された第3しきい値V3 に至るまでの領域では、電圧
比較器Aの入力端子電圧Vaはクランプ回路10でもって
強制的に短絡接地されるから、入力電源電圧Vinが急峻
に立ち上がる場合やオフ時残留電圧を残した状態から投
入された場合でも、電圧比較器Aの入力端子電圧Vaは
基準電圧Vref よりも低くなって第1しきい値V1 を越
えるときに基準電圧Vref と必ず交差するので、確実に
電磁石駆動信号を出力できる。
【0037】また、第3しきい値V3 は第2しきい値V
2 以下に設定されているから、入力電源電圧Vinが定格
電圧から下降する際、クランプ回路10が第3しきい値V
3 以下において電圧比較器Aの入力端子電圧Vaを強制
的に短絡接地して電圧検知部1から電磁石の強制オフ信
号を発生しても、それよりも以前の時点において入力電
源電圧Vinが第2しきい値V2 を下回って電圧検知部1
により電磁石駆動信号を停止されて電磁石がオフ状態に
なるので、そのオフ動作を支障なく行うことができると
ともに、このときのクランプ回路10の動作は、外見上何
ら動作に影響するものではない。
2 以下に設定されているから、入力電源電圧Vinが定格
電圧から下降する際、クランプ回路10が第3しきい値V
3 以下において電圧比較器Aの入力端子電圧Vaを強制
的に短絡接地して電圧検知部1から電磁石の強制オフ信
号を発生しても、それよりも以前の時点において入力電
源電圧Vinが第2しきい値V2 を下回って電圧検知部1
により電磁石駆動信号を停止されて電磁石がオフ状態に
なるので、そのオフ動作を支障なく行うことができると
ともに、このときのクランプ回路10の動作は、外見上何
ら動作に影響するものではない。
【0038】また、図3に一点鎖線により囲んで示すよ
うに、第2の電圧比較器Bの(-) 入力端子にコンデンサ
C1 が並列に接続されているから、コンデンサC1 の充
電に要する時間だけスイッチ11の動作を遅らせることに
より基準電圧Vref の立ち上がりを待って電圧比較器A
の(+) 入力端子電圧Vaを立ち上げるので、入力電源電
圧Vinが急峻に立ち上がる場合において、さらに確実に
動作させることができる。従って、このコンデンサC1
は、入力電源電圧Vinの立ち上がりが比較的緩やかな場
合は、必ずしも接続しなくてもよい。
うに、第2の電圧比較器Bの(-) 入力端子にコンデンサ
C1 が並列に接続されているから、コンデンサC1 の充
電に要する時間だけスイッチ11の動作を遅らせることに
より基準電圧Vref の立ち上がりを待って電圧比較器A
の(+) 入力端子電圧Vaを立ち上げるので、入力電源電
圧Vinが急峻に立ち上がる場合において、さらに確実に
動作させることができる。従って、このコンデンサC1
は、入力電源電圧Vinの立ち上がりが比較的緩やかな場
合は、必ずしも接続しなくてもよい。
【0039】次に、第2実施例を図7及び図8に基づい
て説明する。なお、第1実施例と基本的に同じ機能を有
するものには同じ符号を付し、第1実施例と相違すると
ころのみ述べる。
て説明する。なお、第1実施例と基本的に同じ機能を有
するものには同じ符号を付し、第1実施例と相違すると
ころのみ述べる。
【0040】すなわち、クランプ回路10における第2の
電圧比較器Bは、その入力端子電圧に供給される入力源
が、第1実施例では入力電源電圧Vinであるのに対し、
本実施例では、図6に示す電源回路部7から出力される
入力電源電圧Vinを安定化した電圧VDとなっている。
また、第2の電圧比較器Bの(-) 入力端子には第1実施
例に存在したコンデンサC1 は接続されていない。
電圧比較器Bは、その入力端子電圧に供給される入力源
が、第1実施例では入力電源電圧Vinであるのに対し、
本実施例では、図6に示す電源回路部7から出力される
入力電源電圧Vinを安定化した電圧VDとなっている。
また、第2の電圧比較器Bの(-) 入力端子には第1実施
例に存在したコンデンサC1 は接続されていない。
【0041】そうすると、第2の電圧比較器Bの(-) 入
力端子に与えられる電源比例電圧Vc は、Vc =VD×
R4/ (R3+R4)であり、図8に示すように,入力電源電
圧Vinが第3しきい値V3 にて電圧VDはVD1 とな
り、このときVc =Vg になるよう設定されている。そ
して入力電源電圧Vinがゼロレベルから上昇して行った
とき、第3しきい値V3 以下ではVc ≦Vg であり、第
2の電圧比較器Bの出力信号Vb はHigh レベルで出力
されてスイッチ11が動作し、電圧比較器Aの(+)入力端
子電圧Vaは強制的に接地短絡され、以降第1実施例と
同様にして、電圧検知部1により電磁石駆動信号が出力
される。
力端子に与えられる電源比例電圧Vc は、Vc =VD×
R4/ (R3+R4)であり、図8に示すように,入力電源電
圧Vinが第3しきい値V3 にて電圧VDはVD1 とな
り、このときVc =Vg になるよう設定されている。そ
して入力電源電圧Vinがゼロレベルから上昇して行った
とき、第3しきい値V3 以下ではVc ≦Vg であり、第
2の電圧比較器Bの出力信号Vb はHigh レベルで出力
されてスイッチ11が動作し、電圧比較器Aの(+)入力端
子電圧Vaは強制的に接地短絡され、以降第1実施例と
同様にして、電圧検知部1により電磁石駆動信号が出力
される。
【0042】かかる電磁石駆動装置にあっては、電圧比
較器Aの入力端子電圧Vaを強制的に短絡接地するスイ
ッチ11への駆動信号を出力する第2の電圧比較器Bは、
第2の基準電圧Vg と比較する入力端子電圧Vc が、入
力電源電圧Vinから直接供給されずに、入力電源電圧V
inを定電圧回路7a、定電流回路7b、安定化コンデンサC
2 を通して安定化した電圧VDを電源回路部7から供給
されるから、外来サージやノイズが入力電源に重畳され
てもスイッチ11へ確実な駆動信号を出力することがで
き、第1実施例の効果をさらに確実に奏するものとな
る。
較器Aの入力端子電圧Vaを強制的に短絡接地するスイ
ッチ11への駆動信号を出力する第2の電圧比較器Bは、
第2の基準電圧Vg と比較する入力端子電圧Vc が、入
力電源電圧Vinから直接供給されずに、入力電源電圧V
inを定電圧回路7a、定電流回路7b、安定化コンデンサC
2 を通して安定化した電圧VDを電源回路部7から供給
されるから、外来サージやノイズが入力電源に重畳され
てもスイッチ11へ確実な駆動信号を出力することがで
き、第1実施例の効果をさらに確実に奏するものとな
る。
【0043】また、電圧VDの立ち上がりは、安定化コ
ンデンサC2 の容量が15μF 程度であり、充放電に数m
s必要であるから、第1実施例で示したコンデンサC1
と同様に、スイッチ11の動作を遅らせることになって入
力電源電圧Vinが急峻に立ち上がる場合において確実に
動作させることができる効果も奏する。
ンデンサC2 の容量が15μF 程度であり、充放電に数m
s必要であるから、第1実施例で示したコンデンサC1
と同様に、スイッチ11の動作を遅らせることになって入
力電源電圧Vinが急峻に立ち上がる場合において確実に
動作させることができる効果も奏する。
【0044】なお、第1及び第2実施例のいずれの場合
も、電圧検知部1は、図10に示すように、タイマー回路
3、パルス制御回路4、トランジスタ6、回生回路5等
と供に、電磁石を駆動するための図9に示す制御回路を
構成しているが、その制御回路は、電圧検知部1から確
実に出力される本実施例の電磁石駆動信号でもって電磁
石を駆動できるものであれば、図10に示す構成に限るも
のではない。
も、電圧検知部1は、図10に示すように、タイマー回路
3、パルス制御回路4、トランジスタ6、回生回路5等
と供に、電磁石を駆動するための図9に示す制御回路を
構成しているが、その制御回路は、電圧検知部1から確
実に出力される本実施例の電磁石駆動信号でもって電磁
石を駆動できるものであれば、図10に示す構成に限るも
のではない。
【0045】
【発明の効果】請求項1記載のものは、入力電源電圧が
ゼロレベルから第1しきい値以下に設定された第3しき
い値に至るまでの領域では、電圧比較器の入力端子電圧
はクランプ回路でもって強制的に短絡接地されるから、
入力電源電圧が急峻に立ち上がる場合やオフ時残留電圧
を残した状態から投入された場合でも、電圧比較器の入
力端子電圧は基準電圧よりも低くなって第1しきい値を
越えるときに基準電圧と必ず交差するので、確実に電磁
石駆動信号を出力することができる。
ゼロレベルから第1しきい値以下に設定された第3しき
い値に至るまでの領域では、電圧比較器の入力端子電圧
はクランプ回路でもって強制的に短絡接地されるから、
入力電源電圧が急峻に立ち上がる場合やオフ時残留電圧
を残した状態から投入された場合でも、電圧比較器の入
力端子電圧は基準電圧よりも低くなって第1しきい値を
越えるときに基準電圧と必ず交差するので、確実に電磁
石駆動信号を出力することができる。
【0046】請求項2記載のものは、第3しきい値は第
2しきい値以下に設定されているから、入力電源電圧が
定格電圧から下降する際、クランプ回路が第3しきい値
以下において電圧比較器の入力端子電圧を強制的に短絡
接地して電圧検知部から電磁石の強制オフ信号を発生し
ても、それよりも以前の時点において入力電源電圧が第
2しきい値を下回って電圧検知部により電磁石駆動信号
を停止されて電磁石がオフ状態になるので、そのオフ動
作は支障なく行なわれる。
2しきい値以下に設定されているから、入力電源電圧が
定格電圧から下降する際、クランプ回路が第3しきい値
以下において電圧比較器の入力端子電圧を強制的に短絡
接地して電圧検知部から電磁石の強制オフ信号を発生し
ても、それよりも以前の時点において入力電源電圧が第
2しきい値を下回って電圧検知部により電磁石駆動信号
を停止されて電磁石がオフ状態になるので、そのオフ動
作は支障なく行なわれる。
【0047】請求項3記載のものは、電圧比較器の入力
端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチへの駆動信号
を出力する第2の電圧比較器は、第2の基準電圧と比較
する入力端子電圧が、入力電源電圧から直接供給されず
に、入力電源電圧を安定化した電源回路部から供給され
るから、外来サージやノイズが入力電源に重畳されても
スイッチへ確実な駆動信号を出力する。
端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチへの駆動信号
を出力する第2の電圧比較器は、第2の基準電圧と比較
する入力端子電圧が、入力電源電圧から直接供給されず
に、入力電源電圧を安定化した電源回路部から供給され
るから、外来サージやノイズが入力電源に重畳されても
スイッチへ確実な駆動信号を出力する。
【図1】本発明の第1実施例を示す電圧検知部の回路図
である。
である。
【図2】同上の概略構成を示す回路図である。
【図3】同上の具体構成を示す回路図である。
【図4】同上の電圧検知部の電圧変化を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図5】同上の全体構成の電圧変化を示すタイムチャー
トである。
トである。
【図6】同上の電源回路部を示す回路図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す電圧検知部の具体構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
【図8】同上の電圧検知部の電圧変化を示すタイムチャ
ートである。
ートである。
【図9】電磁石駆動装置の基本構成を示す回路図であ
る。
る。
【図10】同上の基本構成例を示すブロック図である。
【図11】同上の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図12】従来例の電圧検知部の具体構成を示す回路図で
ある。
ある。
【図13】同上の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図14】他の従来例の電圧検知部の具体構成を示す回路
図である。
図である。
【図15】同上の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図16】従来例において入力電源電圧の立ち上がりが急
峻な場合の電圧変化を示すタイムチャートである。
峻な場合の電圧変化を示すタイムチャートである。
【図17】同上のオフ時に残留電圧がある場合の電圧変化
を示すタイムチャートである。
を示すタイムチャートである。
1 電圧検知部 10 クランプ回路 Vin 入力電源電圧 V1 第1しきい値 V2 第2しきい値 V3 第3しきい値 A 電圧比較器 Va 入力端子電圧 Vref 基準電圧 Vout 電磁石駆動信号 B 第2の電圧比較器 Vc 入力端子電圧 Vg 第2の基準電圧 11 スイッチ Vb スイッチの駆動信号 7 電源回路部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 7/18
Claims (3)
- 【請求項1】 入力電源電圧に応じて変化する入力端子
電圧を基準電圧と比較する電圧比較器でもって、入力電
源電圧が第1しきい値を越えたとき電磁石駆動信号を出
力し、入力電源電圧が第1しきい値以下に設定された第
2しきい値を下回るとき電磁石駆動信号を停止する電圧
検知部を備えた電磁石駆動装置において、 入力電源電圧が第1しきい値以下に設定された第3しき
い値を越えるまで電圧比較器の入力端子電圧を強制的に
短絡接地するクランプ回路を設けたことを特徴とする電
磁石駆動装置。 - 【請求項2】 前記第3しきい値が、前記第2しきい値
以下に設定されてなることを特徴とする請求項1記載の
電磁石駆動装置。 - 【請求項3】 前記クランプ回路は、前記電圧比較器の
入力端子電圧を強制的に短絡接地するスイッチと、入力
端子電圧を第2の基準電圧と比較して前記スイッチの駆
動信号を出力する第2の電圧比較器と、を有し、前記第
2の電圧比較器の入力端子電圧が、入力電源電圧を安定
化した電源回路部から供給されてなることを特徴とする
請求項1記載の電磁石駆動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30051393A JP2998530B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電磁石駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30051393A JP2998530B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電磁石駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153625A JPH07153625A (ja) | 1995-06-16 |
JP2998530B2 true JP2998530B2 (ja) | 2000-01-11 |
Family
ID=17885727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30051393A Expired - Lifetime JP2998530B2 (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 電磁石駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2998530B2 (ja) |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30051393A patent/JP2998530B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07153625A (ja) | 1995-06-16 |
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