JP2998163B2 - 受信制御回路 - Google Patents

受信制御回路

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JP2998163B2
JP2998163B2 JP2762290A JP2762290A JP2998163B2 JP 2998163 B2 JP2998163 B2 JP 2998163B2 JP 2762290 A JP2762290 A JP 2762290A JP 2762290 A JP2762290 A JP 2762290A JP 2998163 B2 JP2998163 B2 JP 2998163B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、受信制御回路に関し、特に同期式データ通
信方式における同期信号キャラクタ検索を行なう受信制
御回路に関する。
〔従来の技術〕
同期式データ通信方式においては、周知のように、同
期信号キャラクタと通信内容を符号化したデータ列から
なる受信データの受信処理は、第6図(a)に示すよう
に、受信制御装置とデータ処理装置から構成されるシス
テムで行っている。第6図(b)は、同期式データ通信
方式に用いられるデータ列の一例を示す。ここで、
SYN0,SYN1,…SYN7は同期信号キャラクタである。また、
B10,B11,…B17は同期信号キャラクタに続くデータ列の
うち、最初の分割処理すべきデータを示している。
このデータ列の受信制御回路においては、同期信号キ
ャラクタを検索し、これを検出した後の直列データ列を
並列データに変換し、順次、データ処理装置へ送出す
る。
従来の同期式データ通信方式における受信制御回路の
一例を第7図に示す。
第7図を参照すると、従来のこの種の受信制御回路
は、受信シフトレジスタ1と、同期検出部2と、並列シ
フトレジスタ3および同期キャラクタ格納レジスタ4と
から構成されていた。
受信シフトレジスタ1は、端子TDから入力される受信
クロック信号に同期して、遅延動作を行なう周知のフリ
ップフロップFF11〜18からなる8ビットのシフトレジス
タであり、端子TDに印加されるデータ列を、受信クロッ
ク信号に同期して順次読込むものである。
同期検出部2は、8ビットの比較器21と、RSフリップ
フロップ22と、Dフリップフロップ23と、カウンタ24お
よびANDゲート25とから構成されていた。
比較器21は、受信シフトレジスタ1を構成する8個の
各フリップフロップの出力(符号)と、同期キャラクタ
シフトレジスタ4を構成する8個の各フリップフロップ
の出力(符号)とを、ビット毎に比較する8ビット長デ
ータ比較器である。両者の出力符号が一致した場合、論
理値「1」を出力し、不一値の場合は論理値「0」を出
力する。
RSフリップフロップ22は、端子TEから入力される同期
検出状態設定命令(EH)をセット(S)入力とし、比較
器21の出力をリセット(R)入力とするものである。こ
こで同期検出状態設定命令EHは、データ処理装置より発
行される信号で、これにより、受信制御回路の同期検出
動作が初期化され、新たに一連のデータ列を受信する体
勢が整う。
Dフリップフロップ23は、RSフリップフロップ22のQ
出力を、端子TCからの受信クロック信号の1クロック分
遅延させるためのものである。
カウンタ24は、Dフリップフロップ23の出力をリセッ
ト入力とし、受信クロック信号を計数する3ビット長の
カウンタである。
ANDゲート25は、カウンタ24の出力Q1、Q2およびQ3を
入力とするANDゲートであり、カウンタ24の計数値が
7、すなわちQ1〜Q3が「1」となるときに「1」を出力
する。
並列シフトレジスタ3は、8個のフリップフロップFF
31〜38から構成され、受信シフトレジスタ16のフリップ
フロップFF11〜18のそれぞれ対応する出力が入力されて
いて、ANDゲート25の出力が「1」のとき、読込み、す
なわち、内容のシフトを行なう。
同期キャラクタ格納レジスタ4は、8個のフリップフ
ロップFF41〜48からなる8ビットのシフトレジスタで、
同期信号キャラクタである8ビット長の符号を格納して
ある。
第8図は、第7図に示す従来の受信制御回路の動作タ
イムチャートである。
次に、第7図および第8図を参照して、従来の受信制
御回路の動作について説明する。
ここで、一例として、同期信号キャラクタは、最上位
のビット(MSB)から最下位のビット(LSB)まで011001
10と8ビット長の符号化がされているものとする。そし
て、この符号が同期キャラクタ格納レジスタ4に格納さ
れているものとする。
時刻T0のとき、前述の同期検出状態設定命令EHが発行
され、端子TEから入力される。これは、受信シフトレジ
スタ1の各フリップフロップFF11〜18のS入力に印加さ
れ、これらの出力を「1」に初期化する。同時に、RSフ
リップフロップ22のS入力にも印加されるので、この出
力Qも、「1」に初期化される。
時刻T1以降、端子TDから入力される受信データは、端
子TCより入力される受信クロック信号に同期して、受信
シフトレジスタ1に読込まれる。前述のように、受信シ
フトレジスタ1の出力は、比較器21に印加され、ここ
で、同期キャラクタ格納レジスタ4からの同期信号キャ
ラクタと比較照合される。
本例では、第8図に示すように、時刻T12のとき、受
信シフトレジスタ1の内容が同期信号キャラクタと一致
するので、比較器21は、「1」を出力し、RSフリップフ
ロップ22のR入力に印加され、これをリセットしてQ出
力を「0」とする。
RSフリップフロップ22のQ出力「0」は、Dフリップ
フロップ23のR入力に印加され、1クロック分遅れて、
すなわち、時刻T13に出力「0」をカウンタ24のR入力
に印加しこれをリセットする。したがって、カウンタ24
は、時刻13から受信クロック信号の計数を開始する。
時刻T20にカウンタ22の計数値は、「7」に達し、出
力Q1〜Q3は、それぞれ「1」となるので、ANDゲート25
より「1」が出力される。この時刻T20における、受信
シフトレジスタ1の内容は、第1のデータ列、B17,B16,
…B10であり、ANDゲート25の「1」出力により、並列シ
フトレジスタ3に、この第1のデータ列が、シフトされ
る。以後カウンタ24の計数値が7になる時刻毎に、受信
シフトレジスタ1の内容が、並列シフトレジスタ3にシ
フトされる。
以上は、全て、順調に推移した場合であるが、ここで
示した従来の受信制御回路では、同期信号キャラクタが
誤検出される可能性が存在する。これは、同期信号キャ
ラクタの符号内容、受信シフトレジスタ1の初期値、お
よび、受信データの内容の組合せにより、本来無意味な
データ列であるのに、正規の同期信号キャラクタを検出
したと誤認する可能性があるからである。
一例として、同期信号キャラクタが、00111111(MSB
→LSB)であるとする。この場合の従来例の受信制御回
路の動作タイムチャートを第9図に示す。
時刻T0において、同期検出状態設定命令が発行される
と、受信シフトレジスタ1が初期化され、8ビットの全
桁が1となる。時刻T1以降は、受信シフトレジスタ1
は、受信クロック信号に同期して、受信データを順次読
込む。ここで、時刻T1,T2における受信データのそれぞ
れがたまたま「0」であるとすると、時刻T3における受
信シフトレジスタ1の内容は、00111111、すなわち同期
信号キャラクタと同符号となる。
この結果、時刻T3において比較器21は、これを同期信
号キャラクタであると判定し、「1」を出力して、RSフ
リップフロップ22をリセットし、以降、前述の正規の場
合と同様のプロセスで、T4から受信データの並列シフト
レジスタへの読込みが開始される。
しかし、第1のデータ読込み時刻T10をとりあげる
と、受信シフトレジスタ1の内容は、本来のデータ列B
17,…B10のかわりに、00111110という受信データとして
は、全く無意味なものとなっている。当然、時刻T11以
降に、並列シフトレジスタ3に読込まれる受信データ
も、無意味である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の同期式データ通信方式用の受信制御回
路は、同期検出状態設計命令を発行しても、同期信号キ
ャラクタの内容、受信シフトレジスタの初期値およびあ
る瞬間における受信データの内容との組合せによって、
この受信データを、正規の同期信号キャラクタであると
誤検出することがしばしばあるという欠点があった。そ
の結果、前述のある瞬間の時刻を以て、同期状態が成立
したものとして、受信データ列を並列データに変換し、
データ処理装置への送出を開始する。しかし、これに続
くデータは、通信内容としては全く無意味なものである
ことは、いうまでもない。
この誤同期を除去するため、データ処理装置において
は、本来の通信データの処理機能の他に、受信データの
有効データ長や内容を確認する目的で、受信したデータ
をそのまま送信側に返送し、異常の有無を点検する等の
余分な処理機能を必要とする欠点があった。その結果、
通信所要時間の増大、データ処理時間の増大、さらに、
装置の複雑化、設備費用の増大等が生じるという問題が
あった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の受信制御回路は、直列のデイジタル符号列か
らなる同期式データ通信方式の受信データに含まれる同
期信号キャラクタを検索し、前記同期信号キャラクタを
検出した後は、前記受信データを予め定められた長さに
分割し、並列データに変換する受信制御回路において、 前記受信制御回路に対する同期検出動作を設定する同
期検出状態設定命令信号によって、予め定められた数値
に初期設定され、前記受信制御回路の動作を同期的に行
わせるための受信クロック信号に同期して直列受信デー
タを順次読み込み記憶する前記同期信号キャラクタの符
号長と等しい桁数のシフトレジスタを有する第一の記憶
手段と、 前記同期値号キャラクタの符号を記憶する第二の記憶
手段と、 前記第一の記憶手段の記憶内容と前記第二の記憶手段
の記憶内容を比較し、一致した場合はその旨を示す出力
を発する符号比較手段と、 前記同期検出状態設定命令信号を印加された時刻よ
り、少くとも前記同期信号キャラクタの符号長の期間、
前記符号比較手段の動作を無効にする同期検出禁止手段
とを備え、 前記同期検出禁止手段が、前記同期検出状態設定命令
信号によりリセットされ、前記シフトレジスタの最下位
桁の出力を印加されてこれを前記受信クロック信号の1
クロック分遅延させる遅延手段と、 前記同期検出状態設定命令信号によりリセットされ、
前記遅延手段の出力の反転信号でセットされるデータラ
ッチ手段と、 前記データラッチ手段の出力と前記符号比較手段の出
力との論理積をとる論理積ゲートとを備えるものであ
る。
〔実施例〕
次に、本発明について図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第一の実施例を示す回路図であ
る。
対象とする受信制御回路は、一例として、現在広く使
われている。同期信号キャラクタが8ビットのシステム
用のものをとりあげる。
第1図において、本実施例の受信制御回路は、受信シ
フトレジスタ1と、同期検出部2と、並列シフトレジス
タ3および同期キャラクタ格納レジスタ4とから構成さ
れる。
以上の構成要素のうち、受信シフトレジスタ1を構成
するフリップフロップ11は、従来例におけるS入力に代
ってR入力に同期検出状態設定命令が印加されること
と、同期検出部2の構成および機能以外のものは、前述
の従来の技術の例で示したものと共通部分であり、説明
が重複するのでここでは省略する。
同期検出部2は、前述の従来の技術の例で示したもの
と共通部分である、8ビットの比較器21と、RSフリップ
フロップ22と、Dフリップフロップ23と、カウンタ24お
よびANDゲート25に加えて、Dフリップフロップ26と、
インバータ27と、RSフリップフロップ28と、ANDゲート2
9から構成されている。
Dフリップフロップ26は、受信シフトレジスタ1の最
終桁であるFF18の出力を、受信クロック信号の1クロッ
ク分だけ遅延させるものであり、同期検出状態設定命令
EHでリセットされると、初期化状態である「1」を出力
する。
インバータ27は、Dフリップフロップ26の出力を反転
させるインバータである。
RSフリップフロップ28は、インバータ27の出力をセッ
ト入力(S)に、同期検出状態設定命令をリセット入力
(R)に、それぞれ印加される。同期検出状態設定命令
によりリセットされると初期化状態となり、そのQ出力
は「0」となる。
ANDゲート29は、比較器21の出力と、RSフリップフロ
ップ28の出力とを入力とするANDゲートである。
同期検出部2の上記以外の構成要素は、前述の従来の
技術の例で示したものと共通部分であり、説明が重複す
るのでここでは省略する。
次に、本実施例の動作について説明する。
第2図は、第1図で示す本実施例の受信制御回路のタ
イムチャートである。
ここで、一例として、従来の技術における問題点を示
すために用いた、同期信号キャラクタ00111111(LSB→M
SB)を、対比のため、再び用いている。
時刻T0において、端子TEから入力される同期検出状態
設定命令EHが発行されると、受信シフトレジスタ1のフ
リップフロップFF11のR入力に印加されこの出力を
「0」に、FF12〜18のS入力に印加されこれらの出力を
「1」に初期化する。同時に、Dフリップフロップ26の
R入力、RSフリップフロップ28のR入力、およびRSフリ
ップフロップ22のS入力にも印加されるので、これらの
出力も、それぞれ「1」に初期化される。
時刻T1以降、端子TDから入力される受信データは、端
子TCより入力される受信クロック信号に同期して、受信
シフトレジスタ1に読込まれる。前述のように、受信シ
フトレジスタ1の出力は、比較器21に印加され、ここ
で、同期キャラクタ格納レジスタ4からの同期信号キャ
ラクタと比較照合される。
本例では、第2図に示すように、時刻T1のとき、受信
シフトレジスタ1の内容が、同期信号キャラクタと一致
するので、比較器21は、「1」を出力する。
しかし、時刻T0からT6までの期間、受信シフトレジス
タ1の最終桁FF18の出力は、第2図から明かなように、
「1」のままである。したがって、Dフリップフロップ
26の出力は、1クロック分遅れて時刻T0からT7まで
「1」、インバータ27の出力は「0」であり、したがっ
てRSフリップフロップ28の出力は「0」を保持している
ので、ANDゲート29の出力は、比較器21が「1」を出力
した時刻T1においては「0」である。
前述のように、RSフリップフロップ22は、同期検出状
態設定命令EHにより、時刻T0にセットされており、その
Q出力は「1」を保ち、したがって、Dフリップフロッ
プ23の出力も、1クロック分遅れて、時刻T1以降「1」
を保持する。したがって、カウンタ24は、リセット状態
を継続している。
時刻T7において、受信シフトレジスタ1の最初の桁で
あるフリップフロップ11の初期値「0」が、Dフリップ
フロップ26より出力され、インバータ27で反転されて
「1」となって、RSフリップフロップ28をセットし、
「1」を出力する。
以上の状態で推移して、時刻T12に達すると、受信シ
フトレジスタ1の内容は、再び00111111(MSB→LSB)と
なるので、本例の同期信号キャラクタと一致し、したが
って、比較器21は、「1」を出力する。前述のように、
この時刻T12においては、RSフリップフロップ28の出力
は、「1」であり、したがって、ANDゲート29は、両信
号のANDが成立して、「1」を出力する。これは、同期
信号キャラクタの検出がなされたことを意味する。
このANDゲート29の出力「1」は、RSフリップフロッ
プ22のR入力に印加され、これをリセットしてQ出力を
「0」とする。
この結果、1クロック分遅れた時刻T13以降は、Dフ
リップフロップ23が「0」を出力するので、カウンタ24
はリセットが解除され、端子TCから印加される受信クロ
ック信号を計数し始める。時刻T20に、カウンタ24の計
数値が7に達し、Q1,Q2,Q3は「1」となり、ANDゲート2
5においてANDが成立して、「1」を出力する。この時刻
T20における、受信シフトレジスタ1の内容は、第1の
データ列、B17,B16,…B10であり、ANDゲート25の「1」
出力により、並列シフトレジスタ3に、この第1のデー
タ列が、シフトされる。以後カウンタ24の計数値7にな
る時刻毎に、受信シフトレジスタ1の内容が、並列シフ
トレジスタ3にシフトされる。
以上の説明より明らかなように、本実施例によれば、
受信シフトレジスタ1の最終桁FF18の出力を、Dフリッ
プフロップ26、インバータ27、RSフリップフロップ28、
およびANDゲート29からなる論理回路によって監視する
ことにより、受信シフトレジスタ1の内容が、全部シフ
トされたことを検出後、同期信号キャラクタの検索を行
なう。
以上、本実施例では、特定の同期信号キャラクタ、た
とえば、8ビットの特定符号を対象とするものを例とし
て取上げたが、他の応用例、たとえば、16ビットの同期
信号キャラクタ等の場合も、本発明の主旨を逸脱しない
限り適用できることは勿論である。
また、受信シフトレジスタ等、構成要素についても、
たとえば、フリップフロップを用いる代りにRAM等、ま
た、Dフリップフロップの代りにJKフリップフロップ等
様々な変形が考えられるが、本発明の主旨を逸脱しない
限り適用できることは勿論である。
次に、本発明の第二の実施例について説明する。
第3図は、本発明の第二の実施例を示す回路図であ
る。第3図において、受信シフトレジスタ1、並列シフ
トレジスタ3、および同期キャラクタ格納レジスタ4
は、細部を除き、第1図の第一の実施例と共通である。
ここで、受信シフトレジスタ1の最初の桁フリップフロ
ップFF11は、第一の例におけるR入力に代ってS入力に
同期検出状態設定命令が印加されている。
同期検出部2においても、比較器21、RSフリップフロ
ップ22、Dフリップフロップ23、カウンタ24、ANDゲー
ト25、RSフリップフロップ28、およびANDゲート29は、
細部を除き、第1図の第一の実施例と共通である。した
がって、ここでは、第一の実施例と異なる部分につい
て、重点的に説明することにして重複を省くことにす
る。
同期検出部2は、以上のほか、カウンタ30、ANDゲー
ト31、Dフリップフロップ32から構成されている。
カウンタ30は、同期検出状態設定命令が、R入力に印
加され、端子TCから入力される受信クロック信号を計数
する3ビット長のカウンタである。
ANDゲート31は、カウンタ30の出力Q1,Q2,Q3のANDをと
るANDゲートであり、これらQ1〜Q3全部の出力が、
「1」となるとき、すなわち、カウンタ30の計数値が7
に達したとき「1」を出力する。
Dフリップフロップ32は、ANDゲート31の出力を1ク
ロック分遅らすDフリップフロップである。
次に、本実施例の動作について説明する。
第4図は、第3図で示す本実施例の受信制御回路のタ
イムチャートである。
ここで、一例として、第一の実施例と同様に、従来の
技術における問題点を示すために用いた、同期信号キャ
ラクタ00111111(LSB→MSB)を、対比のため、再び用い
ている。
時刻T0において、端子TEから入力される同期検出状態
設定命令EHが発行されると、受信シフトレジスタ1のFF
11〜18のS入力に印加され、これら8ビットの全桁の出
力を「1」に初期化する。同時に、カウンタ30のR入
力、RSフリップフロップ28のR入力、およびRSフリップ
フロップ22のS入力にも印加されるので、これらの出力
も、それぞれ「1」に初期化される。
時刻T1以降、端子TDから入力される受信データは、端
子TCより入力される受信クロック信号に同期して、受信
シフトレジスタ1に読込まれる。前述のように、受信シ
フトレジスタ1の出力は、比較器21に印加され、ここ
で、同期キャラクタ格納レジスタ4からの同期信号キャ
ラクタと比較照合される。
本例では、第4図に示すように、時刻T4のとき、受信
シフトレジスタ1の内容が、同期信号キャラクタと一致
するので、比較器21は、「1」を出力する。
一方、カウンタ30は、時刻T1より、受信クロック信号
の計数を開始し、時刻T8に、その計数値が7に達して、
出力Q1〜Q3が「1」となる。その結果、ANDゲート31
は、ANDが成立して「1」を出力し、次にDフリップフ
ロップ32で、1クロック分遅れて時刻T9に、RSフリップ
フロップ28をセットして、これ以降「1」が出力され
る。
したがって、比較器21が最初に「1」を出力する時刻
T4には、RSフリップフロップ28の出力は、同期検出状態
設定命令でリセットされた状態である「0」のままであ
り、ANDゲート29におけるANDは成立せず、その出力は
「0」となる。
以上の状態で推移して、時刻T12に達すると、受信シ
フトレジスタ1の内容は、再び00111111(MSB→LSB)と
なるので、本例の同期信号キャラクタと一致し、したが
って、比較器21は、「1」を出力する。前述のように、
この時刻T12においては、RSフリップフロップ28の出力
は、「1」であり、したがって、ANDゲート29は、両信
号のANDが成立して、「1」を出力する。これは、同期
信号キャラクタの検出がなされたことを意味する。
以下、第一の実施例と同様のプロセスで、時刻T13か
ら、受信データの並列シフトレジスタ3への読込みが開
始される。
以上の説明より明かなように、本実施例によれば、同
期検出状態設定命令を発行した時刻より、受信クロック
信号を、同期信号キャラクタのビット数(本実施例では
8ビット)に等しい数だけカウンタ30、ANDゲート31お
よびDフリップフロップ32により計数する。その間、同
期信号キャラクタの検出を禁止することにより、受信シ
フトレジスタ1の内容が全部シフトされ、誤検出の可能
性が無くなった後、同期信号キャラクタの検索を行な
う。
以上、本実施例では、特定の同期信号キャラクタ、た
とえば、8ビットの特定符号を対象とするものを例とし
て取上げたが、他の応用例、たとえば、16ビットの同期
信号キャラクタ等の場合も、本発明の主旨を逸脱しない
限り適用できることは勿論である。
また、受信シフトレジスタ等、構成要素についても、
たとえば、Dフリップフロップの代りにJKフリップフロ
ップ等様々な変形が考えられるが、本発明の主旨を逸脱
しない限り適用できることは勿論である。
次に、本発明の第三の実施例について説明する。
第5図は、本発明の第三の実施例を示す回路図であ
る。第5図において、受信シフトレジスタ1、同期検出
部2、並列シフトレジスタ3、および同期キャラクタ格
納レジスタ4は、細部を除き第1図の第一の実施例と共
通である。
ここで、受信シフトレジスタ1の全部の桁のフリップ
フロップFF11〜FF18は、第一の例におけるRおよびS入
力に代ってR入力のみに初期設定信号が印加されてい
る。
本実施例では、初期設定信号として、同期検出状態設
定命令信号に代り、データ処理装置から発行させる、受
信開始命令信号と受信停止命令信号の組合せを用いる。
このため、受信開始命令信号でセットされ、受信停止
命令でリセットされるRSフリップフロップ5と、受信ク
ロック信号を1クロック分遅延させるDフリップフロッ
プ6が、第一の実施例の回路に追加されている。
したがって、Dフリップフロップ6の出力が他の実施
例における同期検出状態設定命令に代る初期設定命令信
号として機能する。
以上のほかは、まったく第1図に示す第一の実施例と
同様であり、説明が重複するので細部については省略す
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、受信シフトレジ
スタの初期値が、全て、シフトされたことを検出した
後、受信データ中の同期信号キャラクタの検索を実行す
る。したがって、前述の受信シフトレジスタの初期値、
同期信号キャラクタの内容および、ある瞬間の受信デー
タとの組合せにより発生する、同期信号キャラクタの誤
検出の防止が、可能となるという効果がある。その結
果、通信データ処理手順が単純化されることにより、通
信データ処理速度の向上が計れ、したがって、通信要時
間が低減されることともに、装置の簡素化により、設備
費用が低減される等、本発明のもたらす効果は多大であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一の実施例を示す回路図、第2図は
第1図で示した回路の動作タイムチャートを示す図、第
3図は本発明の第二の実施例を示す回路図、第4図は第
3図で示した回路の動作タイムチャートを示す図、第5
図は本発明の第三の実施例を示す回路図、第6図は同期
式データ通信方式における受信処理とデータ列の一例を
示す図、第7図は従来の受信制御回路の一例を示す回路
図、第8図および第9図は第7図で示した回路の動作タ
イムチャートを示す図である。 1……受信シフトレジスタ、2……同期検出部、3……
並列シフトレジスタ、4……同期キャラクタ格納レジス
タ、5……RSフリップフロップ、6……Dフリップフロ
ップ、21……比較器、22……RSフリップフロップ、23…
…Dフリップフロップ、24……カウンタ、25……ANDゲ
ート、26……Dフリップフロップ、27……インバータ、
28……RSフリップフロップ、29……ANDゲート、30……
カウンタ、31……ANDゲート、32……Dフリップフロッ
プ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直列のデイジタル符号列からなる同期式デ
    ータ通信方式の受信データに含まれる同期信号キャラク
    タを検索し、前記同期信号キャラクタを検出した後は、
    前記受信データを予め定められた長さに分割し、並列デ
    ータに変換する受信制御回路において、 前記受信制御回路に対する同期検出動作を設定する同期
    検出状態設定命令信号によって、予め定められた数値に
    初期設定され、前記受信制御回路の動作を同期的に行わ
    せるための受信クロック信号に同期して直列受信データ
    を順次読み込み記憶する前記同期信号キャラクタの符号
    長と等しい桁数のシフトレジスタを有する第一の記憶手
    段と、 前記同期値号キャラクタの符号を記憶する第二の記憶手
    段と、 前記第一の記憶手段の記憶内容と前記第二の記憶手段の
    記憶内容を比較し、一致した場合はその旨を示す出力を
    発する符号比較手段と、 前記同期検出状態設定命令信号を印加された時刻より、
    少くとも前記同期信号キャラクタの符号長の期間、前記
    符号比較手段の動作を無効にする同期検出禁止手段とを
    備え、 前記同期検出禁止手段が、前記同期検出状態設定命令信
    号によりリセットされ、前記シフトレジスタの最下位桁
    の出力を印加されてこれを前記受信クロック信号の1ク
    ロック分遅延させる遅延手段と、 前記同期検出状態設定命令信号によりリセットされ、前
    記遅延手段の出力の反転信号でセットされるデータラッ
    チ手段と、 前記データラッチ手段の出力と前記符号比較手段の出力
    との論理積をとる論理積ゲートとを備えることを特徴と
    する受信制御回路。
  2. 【請求項2】前記同期検出禁止手段は前記同期検出状態
    設定命令信号によりリセットされ、前記受信クロック信
    号の計数を行なう、少くとも前記同期信号キャラクタの
    符号長と等しいカウント長のカウンタを含むことを特徴
    とする請求項1記載の受信制御回路。
  3. 【請求項3】前記受信制御回路に対してデータ処理装置
    から発行される受信開始命令信号、受信停止命令信号を
    記憶する第三の記憶手段を備え、前記第三の制御手段の
    出力信号は前記同期検出状態設定命令信号と同機能の信
    号であることを特倣とする請求項1または2記載の受信
    制御回路。
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