JP2998127B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2998127B2
JP2998127B2 JP23849597A JP23849597A JP2998127B2 JP 2998127 B2 JP2998127 B2 JP 2998127B2 JP 23849597 A JP23849597 A JP 23849597A JP 23849597 A JP23849597 A JP 23849597A JP 2998127 B2 JP2998127 B2 JP 2998127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像機器やコンピ
ュータなどの情報機器のディスプレイとして有用な液晶
表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図15は、従来の液晶表示装置を示したも
ので、信号線11と走査線12はマトリクス状に配置され、
その信号線11と走査線12の交点を画素電極13としてい
る。信号線11と走査線12と画素電極13からなる液晶パネ
ルは、信号線駆動回路14と走査線駆動回路15により駆動
される。信号線駆動回路14と走査線駆動回路15の駆動電
圧は液晶駆動電源回路20と演算増幅器21から構成される
信号線駆動電圧発生回路から供給される。信号線駆動回
路14,走査線駆動回路15,液晶駆動電源回路20は制御回
路16により制御される。
【0003】走査線駆動回路15は走査線12を順次に走査
し、選択した走査線12に対してVxHまたはVxLの駆
動電圧を与え、非選択の走査線12に対して動作基準電圧
VMを与える。信号線駆動回路14は制御回路16の制御信
号に対応して、第1の走査パルスとしてVyH,VyLの
信号線駆動電圧で信号線11を駆動する。以上のようにし
て液晶パネルを駆動する。
【0004】Vinは液晶表示装置の電源電圧を表し、通
常3V〜5.5Vの範囲である。液晶駆動電源回路20はVx
出力回路とVop出力回路からなる。Vx出力回路は走査
線駆動回路20の駆動電圧であるVxHとVxLを出力す
る。Vx出力回路には出力電圧をオン・オフさせるON
/OFF制御信号を入力するON/OFF端子と、Vx
HとVxLの電圧を可変して液晶表示装置のコントラス
トを最適にする制御信号を入力するVcont端子とが設け
られている。Vcont端子には0〜3Vの直流電圧が入力
される。ON/OFF制御信号は、表示データとは独立
して、液晶表示装置の表示を制御するもので、表示させ
る場合を表示オン、表示させない場合を表示オフと略す
るが、制御回路16から出力され、信号線駆動回路14と走
査線駆動回路15にも入力される。
【0005】表示オフでは、ON/OFF制御信号によ
り、信号線駆動回路14と走査線駆動回路15はVMを出力
し、液晶駆動電源回路20はVxHとVxLをオフにする。
このように表示オフのために、信号線駆動回路14にはV
Mを出力するアナログスイッチが必要である。図16に信
号線駆動回路14の構成図を示す。ここで、31はデータラ
ッチである。30は出力回路であり、VyH,VyL,VM
の3値より1値を選択するために、3個のアナログスイ
ッチから構成されている。
【0006】Vop出力回路はVop+とVop-の電圧を出力
し、演算増幅器21の電源と液晶パネルの動作点を定める
動作基準電圧VMの電源としている。なお、電源回路の
入出力電圧を端子と同一符号で表記することにする。V
MはVop+と分圧抵抗Ra,Rb,Rcで定まり、(数1)で
表される。
【0007】
【数1】 VM=(Vop+)×(Rb+Ra)/(Ra+Rb+Rc) 図15に示すように、Vop+と分圧抵抗から得られる電圧
を演算増幅器21によるボルテージフォロワーに入力しそ
の出力をVMとしている。
【0008】信号線駆動電圧VyLはVop+と分圧抵抗R
a,Rb,Rcで定まり、(数2)で表される。
【0009】
【数2】VyL=(Vop+)×(Rc)/(Ra+Rb+Rc) 信号線駆動電圧がVxHとVyHの2値からなる場合に
は、通常VyL=0Vとするが、画質改善のためのクロ
ストーク補正電圧を信号線駆動電圧に加えて、4値以上
の信号線駆動電圧から構成される場合、VyLは0Vと
はしない。(数2)はこの補正電圧を信号線駆動電圧に加
えた場合である。(但し、これ以降、本発明の説明を簡
略にするため、補正電圧に関するものは省略する)ま
た、走査線駆動電圧と信号線駆動電圧との関係が(数3)
を満たすときに液晶パネルが有する最高のコントラスト
を得ることができる。
【0010】
【数3】VxH−VM=a(VM−VyL) ここで、aはバイアス比であり、駆動方法によって異な
る。(数3)にVyL=0を代入すれば、VxH=(a+1)
VMを得る。したがって、VxHが変化する場合には(数
3)を満たすように、VM,VyH,VyLも変化させる
必要がある。液晶表示装置は周囲の温度や明るさ等の変
化に最適のコントラストとなるように、Vcontによって
走査線駆動電圧を変化させるが、VMとVyLは(数
1),(数2)で定まり一定であり、(数3)を満たさな
い。実際には、Vcontによる走査線駆動電圧の変化範囲
では、実用的に問題となるほどコントラストが低下する
ことはないため、(数1),(数2)で定まるVM,Vy
L,VyHを用いることができる。しかし、高速液晶を
用いた場合や高品位の液晶表示装置では問題となる。
【0011】VyLはVMと同様に、演算増幅器21によ
るボルテージフォロワーの出力である。また、液晶パネ
ルの駆動は、VMを基準として駆動電圧の極性を交互に
反転させる交流駆動をするから、VyHとVyLは(数
4)、VxHとVxLは(数5)を満たさねばならない。
【0012】
【数4】VyH−VM=VyL−VM
【0013】
【数5】VxH−VM=VM−VxL また、通常用いる電圧は、VxHが26〜35V位、VMが
1.5〜2.5V位の範囲である。図15に示すようにVyHは
VMとVyLより、演算増幅器21による非反転増幅器か
ら得ている。R6とR7は演算増幅器21の帰還抵抗であ
り、R6=2×R7である。コンデンサーC5,C6,C7
はVM,VyH,VyLの駆動電圧を安定にする安定化コ
ンデンサーである。
【0014】VxHとVxLが(数5)を満たさない場合に
は、画面にフリッカーやビートが発生し画質を劣化さ
せ、液晶パネルの寿命が短くなる等の問題が生じる。実
用的には、VMを基準としたVxHとVxLのトラッキン
グエラーをδVxとして、(数6)を満たせば問題がな
い。
【0015】
【数6】VxH+VxL−2VM=δVx |δVx|≦0.1V 図15に示すように、液晶駆動電源回路20にはVMを入力
する端子はなく、液晶駆動電源回路20に内蔵される基準
電圧VpMをVMと同値にプリセットし、(数6)を満た
すVxHとVxLを出力する構成である。したがって、
(数7)の走査線駆動電圧が液晶駆動電源回路20より出力
される。
【0016】
【数7】VxH+VxL−2VpM=δVx VM=VpMであれば、(数5)を満たすが、Vop+の変
動、Ra,Rb,RcのばらつきおよびVpMの変動がある
ために、VM=VpMを満たすことは大変に困難であ
り、信号線駆動電圧VyHと信号線駆動電圧VyLの動作
基準電圧と走査線駆動電圧VxHと走査線駆動電圧VxL
の動作基準電圧を同値にできない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、基準電圧VpMを内蔵する液晶駆動電源
回路20には動作基準電圧入力端子がないために、信号線
駆動電圧の動作基準電圧VMを走査線駆動電圧の動作基
準電圧として使用できない。VMとVpMの差を、VM
−VpM=△/2とすれば、(数7)より(数8)を得る。
【0018】
【数8】VxH+VxL−2VM=δVx−△ (数8)のδVx−△の走査線駆動電圧のトラッキングエ
ラーを±0.1V以内にすることは部品のばらつき、周囲
温度、Vop+の変動等により非常に困難である。δVx−
△を±0.1V以内とする液晶駆動電源回路は非常に高価
である。
【0019】また、VpMは液晶駆動電源回路にプリセ
ットされるために、液晶パネルの仕様変更等でVMの値
を変更する場合に液晶駆動電源回路20を再設計する必要
があり、開発コストと時間を要し、簡単にVMの値を変
更できない。
【0020】また、ON/OFF制御信号により、表示
をオフにさせる場合、この表示オフ機能だけのために信
号線駆動回路14にVMを選択して出力するアナログスイ
ッチが必要であり、液晶表示装置のコストがアップす
る。
【0021】また、液晶パネルは周囲温度によりコント
ラストが変化するために、動作温度範囲で最適のコント
ラストを得るには、Vcontによる走査線駆動電圧の可変
範囲を大きくする必要があり、最適コントラストに設定
しにくい。
【0022】また、走査線駆動電圧が変化した場合に、
(数3)を満たすことができず、バイアス比aが変化す
る。
【0023】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、信号線駆動電圧と走査線駆動
電圧の動作基準電圧を同値とし、動作基準電圧を液晶駆
動電源回路にフィードバックすることで、走査線駆動電
圧のトラッキングエラーを最小とし、動作基準電圧VM
を簡単に設定でき、液晶パネルの温度特性を補正する走
査線駆動電圧を出力し、表示オンオフ制御を簡単にし、
低コストで画質と信頼性を格段に向上させる液晶表示装
置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の発明は、複数の信号線と
複数の走査線とをマトリクス状に配置し、その交点に配
置した画素電極間に液晶層を設けた液晶パネルと、前記
信号線を駆動する信号線駆動回路と、前記走査線を駆動
する走査線駆動回路と、駆動電圧を供給する演算増幅器
および液晶駆動電源回路と、前記信号線駆動回路、走査
線駆動回路および液晶駆動電源回路を制御する制御回路
とを備えた液晶表示装置であって、前記液晶駆動電源回
路に動作基準電圧入力端子を設け、前記液晶駆動電源回
路の出力電圧である走査線駆動電圧から液晶パネルの動
作点を定める動作基準電圧を作り、この動作基準電圧を
前記液晶駆動電源回路の前記動作基準電圧入力端子にフ
ィードバックすることを特徴とするものであり、信号線
駆動電圧と走査線駆動電圧の動作基準電圧を同値とし
て、動作基準電圧の設定と変更が簡単にでき、走査線駆
動電圧の変化に対してバイアス比が一定であり、駆動電
圧のトラッキングエラーを最小にし、液晶表示装置の画
質と信頼性の向上を低コストで実現できるという作用を
有する。
【0025】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
複数の信号線と複数の走査線とをマトリクス状に配置
し、その交点に配置した画素電極間に液晶層を設けた液
晶パネルと、前記信号線を駆動する信号線駆動回路と、
前記走査線を駆動する走査線駆動回路と、駆動電圧を供
給する演算増幅器および液晶駆動電源回路と、前記信号
線駆動回路、走査線駆動回路および液晶駆動電源回路を
制御する制御回路とを備えた液晶表示装置であって、前
記液晶駆動電源回路に動作基準電圧入力端子を設け、液
晶駆動電源回路の出力である前記演算増幅器の電源から
液晶パネルの動作点を定める動作基準電圧を作り、この
動作基準電圧を前記液晶駆動電源回路の動作基準電圧入
力端子にフィードバックすることを特徴とするものであ
り、信号線駆動電圧と走査線駆動電圧の動作基準電圧を
同値として、動作基準電圧の設定と変更が簡単にでき、
駆動電圧のトラッキングエラーを最小にし、液晶表示装
置の画質と信頼性の向上を低コストで実現できるという
作用を有する。
【0026】本発明の請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、走査線駆動電圧
VxHおよびVxLを出力する液晶駆動電源回路におい
て、動作基準電圧をVMとし、VxH+VxL−2VM=
δVxとして、|δVx|≦±0.1Vとするものであり、
走査線駆動電圧のトラッキングエラーを実用的に無視で
きる値とする作用を有する。
【0027】本発明の請求項4に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、液晶駆動電源回
路に温度補正端子を設け、前記温度補正端子と走査線駆
動電圧出力端子間にサーミスタと抵抗の直列回路を挿入
して、液晶パネルの温度特性を補正する走査線駆動電圧
を出力することを特徴とするものであり、周囲温度によ
るコントラストの低下を低減し、液晶表示装置の画質を
向上させる作用を有する。
【0028】本発明の請求項5に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、液晶駆動電源回
路に走査線駆動電圧設定端子を設け、前記走査線駆動電
圧設定端子と接地間に抵抗を挿入することにより、所定
の走査線駆動電圧を得ることを特徴とするものであり、
容易に駆動電圧を最適値に設定できるという作用を有す
る。
【0029】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、走査線駆動電圧
あるいは演算増幅器の電源電圧から基準電圧を2種類作
り、一方を液晶駆動電源回路の動作基準電圧入力端子に
入力し、他方を液晶パネルの動作基準電圧とすることを
特徴とするものであり、走査線駆動電圧のトラッキング
エラーを最小にできるという作用を有する。
【0030】本発明の請求項7に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、液晶駆動電源回
路にコントラスト調整端子を設け、前記コントラスト調
整端子に入力する制御電圧により、走査線駆動電圧を可
変し、液晶パネルのコントラストを最適にすることを特
徴とするものであり、液晶表示装置の使用状況に応じた
最適なコントラストを設定できるという作用を有する。
【0031】本発明の請求項8に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、液晶駆動電源回
路の動作基準電圧入力端子に積分回路を設けたことを特
徴とするものであり、動作基準電圧に重畳するノイズを
除去する作用を有する。
【0032】本発明の請求項9に記載の発明は、請求項
8記載の発明であって、液晶駆動電源回路の動作基準電
圧入力端子に設けた積分回路の時定数を1ms以上とする
ものであり、積分回路の時定数を定めることができると
いう作用を有する。
【0033】本発明の請求項10に記載の発明は、請求項
1記載の発明であって、走査線駆動電圧をオン・オフさ
せるON/OFF制御信号を入力するON/OFF端子
を液晶駆動電源回路に設けたことを特徴とするものであ
り、液晶表示装置の表示オンオフを容易に低コストで実
現できるという作用を有する。
【0034】本発明の請求項11に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、走査線駆動電圧
と演算増幅器の電源を同時にオン・オフさせるON/O
FF制御信号を入力するON/OFF端子を液晶駆動電
源回路に設けたことを特徴とするものであり、液晶表示
装置の表示のオン・オフを容易に低コストで実現できる
という作用を有する。
【0035】本発明の請求項12に記載の発明は、請求項
10または請求項11記載の発明であって、信号線駆動回路
の出力回路が複数の信号線駆動電圧から一つの信号線駆
動電圧を選択して出力するアナログスイッチのみから構
成され、動作基準電圧を選択して出力するアナログスイ
ッチを有しないことを特徴とするものであり、信号線駆
動回路のアナログスイッチ数を減少させ、表示装置のコ
ストダウンを実現できるという作用を有する。
【0036】本発明の請求項13に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、走査線駆動電圧
または演算増幅器の電源電圧のいずれかの電圧をVと
し、前記電圧Vの出力端子と接地間に抵抗R1と抵抗R2
による直列抵抗を挿入し、V×R1/(R1+R2)をボル
テージフォロワーの入力とし、前記ボルテージフォロワ
ーの出力電圧を動作基準電圧とすることを特徴とするも
のであり、精度が高く安定した動作基準電圧を簡易な方
法で得ることができるという作用を有する。
【0037】本発明の請求項14に記載の発明は、請求項
13記載の発明であって、抵抗R1と抵抗R2の直列抵抗値
を1MΩ以上とすることを特徴とするものであり、抵抗
R1と抵抗R2による消費電力を実用上無視できる値にで
きるという作用を有する。
【0038】本発明の請求項15に記載の発明は、請求項
1または請求項2記載の発明であって、走査線駆動電圧
または演算増幅器の電源電圧のいずれかの電圧をVと
し、前記電圧Vの出力端子と接地間に抵抗R1と抵抗R2
と抵抗R3による直列抵抗を挿入し、V×(R1+R2)/
(R1+R2+R3)とV×R2/(R1+R2+R3)を夫々の
ボルテージフォロワーの入力とし、前記ボルテージフォ
ロワーの夫々の出力電圧を動作基準電圧と信号線駆動電
圧とすることを特徴とするものであり、精度が高く安定
した動作基準電圧と信号線駆動電圧を簡易な方法で得る
ことができるという作用を有する。
【0039】さらに、本発明の請求項16に記載の発明
は、請求項15記載の発明であって、抵抗R1と抵抗R2と
抵抗R3の直列抵抗値を1MΩ以上とすることを特徴と
するものであり、抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3による消
費電力を実用上無視できる値にすることができるという
作用を有する。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照しながら詳細に説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1における
液晶表示装置の構成を示したもので、図15の従来例と同
一部分には同一の符号を付してあり、また、17は液晶パ
ネルの動作点を定める動作基準電圧入力端子VMを設け
た液晶駆動電源回路である。
【0041】図1において、11は信号線、12は走査線
で、マトリクス状に配置されている。13は信号線11と走
査線12の交点に配置された画素電極である。画素電極間
には液晶層が設けられ、液晶パネルが構成される。18は
信号線11を駆動する信号線駆動回路、15は走査線12を駆
動する走査線駆動回路である。16は信号線駆動回路18,
走査線駆動回路15,液晶駆動電源回路17を制御する制御
回路である。
【0042】走査線駆動回路15は走査線12を順次に走査
し、選択した走査線12に対してVxHまたはVxLの駆動
電圧を与え、非選択の走査線12に対して動作基準電圧V
Mを与える。信号線駆動回路18は制御回路16の制御信号
に対応して、第1の走査パルスとしてVyH,VyLの信
号線駆動電圧で信号線11を駆動する。以上のようにして
液晶パネルを駆動する。
【0043】Vinは液晶表示装置の電源電圧を表し、通
常3V〜5.5Vの範囲である。液晶駆動電源回路17はVx
出力回路とVop出力回路からなる。Vx出力回路は走査
線駆動回路15の駆動電圧であるVxHとVxLを出力す
る。Vop出力回路はVop+とVop-の電圧を出力し、演算
増幅器21の電源としている。なお、電源回路の入出力電
圧を端子と同一符号で表記することにする。
【0044】液晶駆動電源回路17のON/OFF端子
は、Vx出力回路とVop出力回路の出力電圧をオン・オ
フさせるON/OFF制御信号を入力する端子であり、
ON/OFF制御信号は制御回路16より出力される。V
M端子は液晶パネルの動作基準電圧VMの入力端子、V
contは0〜3Vの直流電圧により、VxHとVxLの電圧
値を可変する制御信号の入力端子である。FB端子はV
xHとの間に抵抗R5とサーミスタTHの直列回路を挿入
することにより、液晶パネルの温度特性を補正する走査
線駆動電圧VxHと走査線駆動電圧VxLを得るための温
度補正端子であり、TS端子は室温において、所定のV
contを入力した場合に、TSと接地間に抵抗R4を挿入
することにより、最適コントラストに走査線駆動電圧V
xHと走査線駆動電圧VxLを設定するプリセット端子で
ある。以上のように、従来の液晶表示装置の液晶駆動電
源回路20に比べて、VM,TS,FB端子が増設され、
ON/OFF端子により全出力電圧がオン・オフでき
る。
【0045】以上のような機能を有する液晶駆動電源回
路17の走査線駆動電圧VxHを抵抗R1,R2,R3により
分圧して演算増幅器21のボルテージフォロワーにより、
動作基準電圧VMと信号線駆動電圧VyLを得る。VyL
とVMを演算増幅器21による利得2の非反転増幅器に入
力しVyHを得ている。VM,VyH,VyLは(数3)を
満たし、VMとVyLは(数9)で定まる。
【0046】
【数9】VM=(VxH)×(R2+R3)/(R1+R2+R3) VyL=(VxH)×(R3)/(R1+R2+R3) (数9)に示すように、本発明によれば、走査線駆動電圧
からVM,VyL,VyHを得るため、(数3)のバイアス
比aは、走査線駆動電圧が変化しても常に一定であり、
常に液晶パネルが有する最高のコントラストを得ること
ができる。
【0047】本発明では、このようにして得られるVM
を液晶駆動電源回路17のVM端子にフィードバックする
と共に走査線駆動回路15に入力し、(数5)を満たす走査
線駆動電圧VxHと走査線駆動電圧VxLを得ている。図
2(a)に画像信号に対応する信号線駆動電圧VyH,Vy
Lと動作基準電圧VMの関係を示す信号線駆動電圧波形
を示す。1Hは1水平走査時間を表す。図2(b)には走
査線駆動電圧VxH,VxLとVMの関係を示す走査線駆
動電圧波形を示している。1Vは1垂直走査時間であ
る。図2(a),図2(b)に示すように駆動電圧はVMを基
準として交流駆動をする。図3に液晶駆動電源回路17の
構成図を示す。図3に示すVop出力回路とVx出力回路
はスイッチング電源であり、VxH−VM=VxL−VM
+δVxを満たす精度の高いトラッキングレギュレータ
からVx出力回路は構成され、|δVx|は−10℃から60
℃の動作温度範囲で0.1V以下の性能を有する。また、
サーミスタによる温度補正、VcontによるVxHとVxL
の可変をした場合でも、常に(数5)を満たす。このよう
に、本発明によれば、走査線駆動電圧のトラッキングエ
ラーによる画質の低下、信頼性の低下は無視できる。図
4に入力電圧Vin=3.3Vと5Vの場合について、δVx
の温度特性の一例を示すが、|δVx|≦0.1Vを十分に
満たしている。
【0048】VM端子には抵抗R6とコンデンサーC8に
よる積分回路が挿入される。この積分回路はVMに重畳
するノイズを除去しVx出力回路が安定に動作するため
に挿入する。図5はVMに重畳するノイズが積分回路に
より除去されることを示している。重畳するノイズは図
5のように鋭いピークを持つスパイク状のパルスで、液
晶パネルを交流駆動する際に必ず発生するため、積分回
路は必要不可欠である。さらに、本発明では積分回路の
時定数を1ms以上として、ノイズを完全に除去できるよ
うにしている。
【0049】ON/OFF端子により液晶駆動電源回路
17の全出力を制御できるために、表示オフの場合には、
VxH,VxL,VyH,VyL,VMがすべて0Vにな
り、液晶パネルの信号線11と走査線12は0Vになる。し
たがって、従来の信号線駆動回路14の構成において必要
であった、VMを選択するアナログスイッチを不要にで
きる。図6に示すように信号線駆動回路18にはVM端子
はない。図6の40は出力回路、41はデータラッチを示
す。このように本発明では信号線駆動回路のアナログス
イッチ数を減らすことができるために、信号線駆動回路
のコストダウンができる。さらに、信号線駆動回路18と
液晶駆動電源回路17間の配線を簡単にできる。
【0050】図7は本発明の走査線駆動電圧による液晶
パネルの温度特性の補正の一例を示した図である。温度
により液晶パネルの透過率が変わり、温度によって、最
適な透過率、即ち、最適なコントラストを得られるよう
に走査線駆動電圧を変化させねばならない。図7の破線
は液晶パネルが最適なコントラストとなる走査線駆動電
圧であり、実線は液晶駆動電源回路17のFB端子に抵抗
R5とサーミスタを挿入して、走査線駆動電圧に液晶パ
ネルの温度特性の補正をしたものである。このように、
本発明を用いれば、高精度で液晶パネルの温度補正がで
き、液晶表示装置の動作温度範囲内において、常に適正
コントラストの表示が可能になる。
【0051】液晶駆動電源回路17にコントラスト調整端
子Vcontを設け、制御電圧により液晶表示装置のコント
ラストを最適な状態に設定することができる。図8はV
contの制御電圧に対する走査線駆動電圧VxHの変化を
示したものである。
【0052】図1では、液晶駆動電源回路のVop出力回
路はVop+とVop-の2出力としているが、これに限定さ
れるものではない。Vop+のみ、Vop-のみ、あるいは、
3出力以上でも良い。
【0053】以上のように、本実施の形態1によれば、
液晶駆動電源回路17に動作基準電圧入力端子を設けるこ
とにより、液晶表示装置の周囲温度、周囲の明るさ等の
使用条件が変化しても、常に一定のバイアス比で、トラ
ッキングエラー最小の駆動電圧で液晶パネルを駆動で
き、かつ最適なコントラストを容易に得ることができ、
動作基準電圧と駆動電圧の設定と変更が簡単に低コスト
でできる等、高画質と高信頼性の液晶表示装置を低コス
トで実現することができる。
【0054】(実施の形態2)図1の回路において、液晶
駆動電源回路17のON/OFF端子をVx出力回路のみ
に設ける構成でも良い。図9は本発明の実施の形態2を
示したものである。液晶駆動電源回路50のVx出力回路
にのみON/OFF端子を設けている。動作基準電圧V
Mと信号線駆動電圧は走査線駆動電圧から得ているため
に、走査線駆動電圧がON/OFF制御によりオフにな
った場合には、VxHとVxLは0Vとなり、したがっ
て、VM,VyH,VyLも0Vになる。
【0055】液晶駆動電源回路50のVop出力回路に市販
される標準的なスイッチングレギュレータを用いること
ができる場合には、図9の構成は有用であり、図1と全
く同様の効果がある。
【0056】(実施の形態3)図1の回路において、動作
基準電圧VMと信号線駆動電圧をVop+から得る構成で
も良い。反射型液晶表示装置や通常の液晶表示装置に適
するが、高速液晶を用いる高品位の液晶表示装置には不
適である。
【0057】図10は本発明の実施の形態3を示すもので
ある。この場合には、VMとVyLは(数10)より求めら
れる。
【0058】
【数10】 VM=(Vop+)×(R2+R3)/(R1+R2+R3) VyL=(Vop+)×(R3)/(R1+R2+R3) この場合は、バイアス比が走査線駆動電圧の変化に対し
て一定ではないが、それ以外は、図1と全く同様の効果
がある。ただし、液晶駆動電源回路17のVop出力回路
にON/OFF端子を省略することはできない。
【0059】(実施の形態4)図1の回路を変更して、液
晶パネルの動作基準電圧VMとは僅かに異なる電圧VM
Mを液晶駆動電源回路17のVM端子にフィードバック
し、走査線駆動電圧のトラッキングエラーを最小とする
調整回路を有する構成でも良い。図11は本発明の実施の
形態4を示したものである。
【0060】図11の構成では、液晶駆動電源回路17は
(数11)の走査線駆動電圧を出力する。
【0061】
【数11】VxH+VxL−2VMM=δVx VMとVMMは抵抗R1a,R2a,R3a,R7aと可変抵抗
VR1により定められ、VMMはVR1により調整でき
る。ここで、VM−VMM=△Vとすれば、(数11)より
(数12)を得る。
【0062】
【数12】VxH+VxL−2VM=δVx−2△V したがって、(数12)のδVx−2△V=0とすればトラ
ッキングエラーのない走査線駆動電圧が得られる。δV
x−2△Vを直接測定することはできないため、可変抵
抗VR1を調整して、目視によりフリッカー最小レベル
を求めるか、フリッカーを電気的に検出して最小のレベ
ルを求める。
【0063】図11の回路を変更して、図10と同じくVM
とVyLを演算増幅器の電源より得る構成でもよい。但
し、走査線駆動電圧の変化に対してバイアス比は変わ
る。
【0064】(実施の形態5)図1の回路において、V
yL=0Vとした構成でも良い。図12は本発明の実施の
形態5を示したものである。図12ではVyL=0Vとす
ることにより、信号線駆動回路18と動作基準電圧VM端
子間の配線が簡略化でき、コストダウンができる。ま
た、動作基準電圧VMはVxH×R1a/(R1b+R2b)で
定められる。抵抗R1aと抵抗R1bの直列抵抗値を1MΩ
以上とすれば抵抗による電力損失は微少にできる。Vy
L=0Vは信号線駆動電圧にクロストークを補正する補
正電圧を必要としない場合、即ち、信号線駆動電圧がV
HとVLのみの場合に非常に有効である。
【0065】(実施の形態6)図12の回路において、液晶
駆動電源回路17のVx出力回路のみにON/OFF制御
を設け、VMに入力端子を有する信号線駆動回路14を用
いた構成でも良い。図13は本発明の実施の形態6を示し
たものである。図13では、液晶駆動電源回路50のVx出
力回路のみにON/OFF端子を設けて、従来技術のV
M端子を有する信号線駆動回路14を用いる。Vop出力回
路を安価で標準的なスイッチング電源を使用できる場
合、特にVop-=0Vの場合には非常に有効である。液
晶駆動電源回路50はVop出力回路にON/OFF端子を
有しないこと以外は、液晶駆動電源回路17と同様であ
る。
【0066】(実施の形態7)図12の回路において、液晶
駆動電源回路17のVop出力より動作基準電圧を得る構成
でも良い。図14は本発明の実施の形態7を示したもので
ある。図12と同様に、信号線駆動電圧にクロストークを
補正する補償電圧を必要としない場合には非常に有効で
あるが、走査線駆動電圧の変化によってバイアス比は変
わる。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1,2および請求項
3に記載の発明によれば、液晶駆動電源回路に動作基準
電圧入力端子を設けることにより、信号線および走査線
駆動電圧の動作基準電圧を同値として、動作基準電圧の
設定と変更が容易にでき、走査線駆動電圧のトラッキン
グエラーが実用的には無視できるものとして、液晶表示
装置の画質と信頼性の向上を低コストで実現できる。特
に請求項1記載の発明によれば、走査線駆動電圧の変化
に対してバイアス比が一定にでき、液晶パネルの有する
最高のコントラストを常に得ることができる。
【0068】請求項4および請求項5に記載の発明によ
れば、液晶駆動電源回路に温度補正端子と電圧設定端子
を設け、サーミスタにより液晶パネルの温度特性を補正
できる走査線駆動電圧を得ることができると共に、コン
トラストが最適となる走査駆動電圧を容易に設定でき、
温度によるコントラストの低下を最小限にすることがで
きる。
【0069】請求項6に記載の発明によれば、走査線駆
動電圧から動作基準電圧と液晶駆動電源回路にフィード
バックする電圧とを別々に得ることにより、トラッキン
グエラー最小の走査線駆動電圧を得ることができる。
【0070】請求項7に記載の発明によれば、液晶駆動
電源回路にコントラスト調整端子を設けて、コントラス
ト調整端子の制御電圧により、極めて容易に液晶表示装
置のコントラストを常に最適な状態とすることができ
る。
【0071】請求項8および請求項9に記載の発明によ
れば、液晶駆動電源回路の動作基準電圧入力端子に積分
回路を挿入し積分回路の時定数を定めることができ、容
易に動作基準電圧に重畳するノイズを除去でき、液晶駆
動電源回路が安定した動作をすることができる。
【0072】請求項10,11および請求項12に記載の発明
によれば、液晶駆動電源回路にオン・オフする制御端子
を設けたことにより、信号線駆動回路のアナログスイッ
チ数を減らすことができ、液晶表示装置の表示のオン・
オフを容易に低コストで構成できる。
【0073】請求項13および請求項14に記載の発明によ
れば、走査線駆動電圧あるいは演算増幅器の電源の何れ
かから抵抗と演算増幅器により容易に精度の高い動作基
準電圧を微少電力で得ることができる。
【0074】請求項15および請求項16に記載の発明によ
れば、走査線駆動電圧あるいは演算増幅器の電源の何れ
かから抵抗と演算増幅器により、容易に精度の高い動作
基準電圧と信号線駆動電圧を微小電力で得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における液晶表示装置の
回路構成図である。
【図2】(a)は信号線駆動電圧波形の一例を示す図であ
る。(b)は走査線駆動電圧波形の一例を示す図である。
【図3】液晶駆動電源回路17の構成図である。
【図4】トラッキングエラーδVxの温度特性を示す図
である。
【図5】動作基準電圧VMに重畳するノイズと積分回路
によりノイズが除去される様子を示す図である。
【図6】信号線駆動回路18の構成図である。
【図7】液晶パネルの温度特性と温度補正された走査線
駆動電圧を示す図である。
【図8】Vcont制御電圧に対する走査線駆動電圧VxH
の変化を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2における液晶表示装置の
回路構成図である。
【図10】本発明の実施の形態3における液晶表示装置
の回路構成図である。
【図11】本発明の実施の形態4における液晶表示装置
の回路構成図である。
【図12】本発明の実施の形態5における液晶表示装置
の回路構成図である。
【図13】本発明の実施の形態6における液晶表示装置
の回路構成図である。
【図14】本発明の実施の形態7における液晶表示装置
の回路構成図である。
【図15】従来例における液晶表示装置の回路構成図で
ある。
【図16】信号線駆動回路14の構成図である。
【符号の説明】
11…信号線、 12…走査線、 13…画素電極、 14,18
…信号線駆動回路、 15…走査線駆動回路、 16…制御
回路、 17,50…液晶駆動電源回路、 21…演算増幅
器、 40…信号線駆動回路18の出力回路、 41…信号線
駆動回路18のデータラッチ、 VM…動作基準電圧(入
力端子)、 VxH,VxL…走査線駆動電圧(出力端
子)、 Vop+,Vop-…演算増幅器の電源電圧、 FB
…温度補正端子、TS…走査線駆動電圧設定端子、 V
cont…コントラスト調整端子、 TH…サーミスタ。
フロントページの続き (72)発明者 松浪 將仁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−34939(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02F 1/133 G09G 3/36

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の信号線と複数の走査線とをマトリ
    クス状に配置し、その交点に配置した画素電極間に液晶
    層を設けた液晶パネルと、前記信号線を駆動する信号線
    駆動回路と、前記走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    駆動電圧を供給する演算増幅器および液晶駆動電源回路
    と、前記信号線駆動回路、前記走査線駆動回路および前
    記液晶駆動電源回路を制御する制御回路とを備えた液晶
    表示装置であって、 前記液晶駆動電源回路に動作基準電圧入力端子を設け、
    前記液晶駆動電源回路の出力電圧である走査線駆動電圧
    から液晶パネルの動作点を定める動作基準電圧を作り、
    この動作基準電圧を前記液晶駆動電源回路の前記動作基
    準電圧入力端子にフィードバックすることを特徴とする
    液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 複数の信号線と複数の走査線とをマトリ
    クス状に配置し、その交点に配置した画素電極間に液晶
    層を設けた液晶パネルと、前記信号線を駆動する信号線
    駆動回路と、前記走査線を駆動する走査線駆動回路と、
    駆動電圧を供給する演算増幅器および液晶駆動電源回路
    と、前記信号線駆動回路、前記走査線駆動回路および前
    記液晶駆動電源回路を制御する制御回路とを備えた液晶
    表示装置であって、 前記液晶駆動電源回路に動作基準電圧入力端子を設け、
    前記液晶駆動電源回路の出力である前記演算増幅器の電
    源電圧から液晶パネルの動作点を定める動作基準電圧を
    作り、この動作基準電圧を前記液晶駆動電源回路の前記
    動作基準電圧入力端子にフィードバックすることを特徴
    とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 走査線駆動電圧VxHおよびVxLを出力
    する液晶駆動電源回路において、動作基準電圧をVMと
    し、VxH+VxL−2VM=δVxとして、|δVx|≦
    ±0.1Vとすることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 液晶駆動電源回路に温度補正端子を設
    け、前記温度補正端子と走査線駆動電圧出力端子間にサ
    ーミスタと抵抗の直列回路を挿入して、液晶パネルの温
    度特性を補正する走査線駆動電圧を出力することを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 液晶駆動電源回路に走査線駆動電圧設定
    端子を設け、前記走査線駆動電圧設定端子と接地間に抵
    抗を挿入することにより、所定の走査線駆動電圧を得る
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の液晶表
    示装置。
  6. 【請求項6】 走査線駆動電圧あるいは演算増幅器の電
    源電圧から基準電圧を2種類作り、一方を液晶駆動電源
    回路の動作基準電圧入力端子に入力し、他方を液晶パネ
    ルの動作基準電圧とすることを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 液晶駆動電源回路にコントラスト調整端
    子を設け、前記コントラスト調整端子に入力する制御信
    号電圧により、走査線駆動電圧を可変し、液晶パネルの
    コントラストを最適にすることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 液晶駆動電源回路の動作基準電圧入力端
    子に積分回路を設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 液晶駆動電源回路の動作基準電圧入力端
    子に設けた積分回路の時定数を1ms以上とすることを特
    徴とする請求項8記載の液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 走査線駆動電圧をオン・オフさせるO
    N/OFF制御信号を入力するON/OFF端子を液晶
    駆動電源回路に設けたことを特徴とする請求項1記載の
    液晶表示装置。
  11. 【請求項11】 走査線駆動電圧と演算増幅器の電源電
    圧を同時にオン・オフさせるON/OFF制御信号を入
    力するON/OFF端子を液晶駆動電源回路に設けたこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の液晶表示
    装置。
  12. 【請求項12】 信号線駆動回路の出力回路が複数の信
    号線駆動電圧から一つの信号線駆動電圧を選択して出力
    するアナログスイッチのみから構成され、動作基準電圧
    を選択して出力するアナログスイッチを有しないことを
    特徴とする請求項10または請求項11記載の液晶表示装
    置。
  13. 【請求項13】 走査線駆動電圧または演算増幅器の電
    源電圧のいずれかの電圧をVとし、前記電圧Vの出力端
    子と接地間に抵抗R1と抵抗R2による直列抵抗を挿入
    し、V×R1/(R1+R2)をボルテージフォロワーの入
    力とし、前記ボルテージフォロワーの出力電圧を動作基
    準電圧とすることを特徴とする請求項1または請求項2
    記載の液晶表示装置。
  14. 【請求項14】 抵抗R1と抵抗R2の直列抵抗値を1M
    Ω以上とすることを特徴とする請求項13記載の液晶表示
    装置。
  15. 【請求項15】 走査線駆動電圧または演算増幅器の電
    源電圧のいずれかのを電圧をVとし、前記電圧Vの出力
    端子と接地間に抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3による直列
    抵抗を挿入し、V×(R1+R2)/(R1+R2+R3)とV
    ×R3/(R1+R2+R3)を夫々のボルテージフォロワー
    の入力とし、前記ボルテージフォロワーの夫々の出力電
    圧を動作基準電圧と信号線駆動電圧とすることを特徴と
    する請求項1または請求項2記載の液晶表示装置。
  16. 【請求項16】 抵抗R1と抵抗R2と抵抗R3の直列抵
    抗値を1MΩ以上とすることを特徴とする請求項15記載
    の液晶表示装置。
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