JP2997480B2 - 抗生物質ge2270 - Google Patents

抗生物質ge2270

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バイオサーチ・イタリア・ソチエタ・ペル・アチオニ
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗生物質GE 2270と命名された新規な抗生物
質、それの付加塩類、それの薬学的組成物、および特に
それらに敏感な微生物が関与する感染症の治療における
薬物としてのそれらの使用に関するものである。
本発明を要約すれば、本発明は抗生物質GE 2270と命
名された新規な抗生物質、それの付加塩類、それの薬学
的組成物、および特にそれらに敏感な微生物が関与する
感染症の治療における薬物としてのそれらの使用に関す
るものである。
本発明の化合物類は、例えば家禽類、豚、反芻動物類
などの如き動物類の成長促進剤としても活性である。
本発明の他の目的は、プラノビスポラ・ロセアATCC
53773の菌糸体またはそれのGE 2270生成用変種もしく
は変異体を培養し、そして本発明の抗生物質を菌糸体お
よび/または発酵ブロスから単離することからなる抗生
物質GE 2270の製造方法である。
プラノビスポラ・ロセアATCC 53773は土壌試料から
単離されそして1988年6月14日に米国、メリーランド
州、MD 20852、ロックヴィル、パークローン、12301の
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATC
C)にブダペスト条約の条項下で貯蔵されている。
この菌株は受け入れ番号ATCC 53733として認可され
ている。
抗生物質GE 2270の製造は、それを製造することので
きるプラノビスポラ菌株すなわちプラノビスポラ・ロセ
アATCC 53733、またはそれの抗生物質GE 2270生成用
変種もしくは変異体を好気性条件下で炭素、窒素および
無機塩類の同化可能な原料を含有している水性の栄養素
媒体中で培養することにより、実施される。発酵技術で
一般的に使用されている多くの栄養素媒体を使用できる
が、ある種の媒体が好適である。好適な炭素原料は、グ
ルコース、マンノース、ガラクトース、澱粉、トウモロ
コシミールなどである。好適な窒素原料は、アンモニ
ア、硝酸塩類、大豆ミール、ペプトン、肉エキス、酵母
エキス、トリプトン、アミノ酸類などである。培養媒体
中に加えることのできる無機塩類には、ナトリウム、カ
リウム、鉄、亜鉛、コバルト、マグネシウム、カルシウ
ム、アンモニウム、塩化物、炭酸塩、硫酸塩、燐酸塩、
硝酸塩などのイオンを生成可能な一般的可溶性塩類が包
含される。
一般的に、抗生物質−生成用菌株は振盪フラスコ中で
予備培養され、そして次に実質的な量の抗生物質を製造
するために培養物を使用してジャー発酵器に接種させ
る。予備培養用に使用される媒体はそれより大規模の発
酵用に使用されるものと同一であってもよいが、他の媒
体を使用することもできる。抗生物質GE 2270生成用菌
株は20〜40℃の間の、好適には24〜35℃の間の、温度に
おいて成長可能である。
発酵中に、ブロスまたは菌糸体抽出試料を例えば生検
定またはTLCもしくはHPLC工程により抗生物質活性を試
験することにより、抗生物質の生成を監視することがで
きる。
例えば枯草菌および黄色ブドウ球菌の如き抗生物質GE
2270に敏感な微生物を試験微生物として使用できる。
生検定は簡便には寒天板上で寒天拡散方法により行われ
る。抗生物質活性の最大生成は一般的に発酵から2日目
〜5日目の間に起きる。
抗生物質GE 2270は、菌株プラノビスポラ・ロセアAT
CC 53733またはそれの抗生物質GE 2270生成用変異体
もしくは変種を培養することにより製造され、そしてそ
れは主として菌糸体中で見いだされる。
本出願の開示では、本発明の化合物類をそれらの生化
学的または生物学的性質に関して取り扱う時には、「抗
生物質GE 2270」は一般的に発酵工程の終了時に回収さ
れる抗生物質GE 2270複合体(実施例2参照)並びにそ
れの主成分である抗生物質GE 2270ファクターAをさし
ていると考えられる。
プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の生態学的特性 プラノビスポラ・ロセアATCC 53733は、ほとんどの
標準的媒体上でよく成長する。植物性の菌糸体は長くそ
して不規則的に分枝鎖化されたフィラメント(0.5〜1.0
マイクロメートル)を生成して寒天に浸透しそしてそれ
の表面上で密に成長する。菌糸体は、液体中または固体
媒体中で、未分割のまま残る。それの色はほとんどの試
験媒体上で薄いさんご色からピンクさんご色の範囲であ
る。空気菌糸体が存在している時には、それは白−ピン
ク色を有する。胞子嚢が単独でまたは空気菌糸体の菌糸
と共に群状で生成し、そしてそれらは約6.0〜8.0ミクロ
ンの長さおよび1.0〜1.2ミクロンの幅である。それらは
菌糸に短い胞子嚢柄(1.0〜2.0マイクロメートルの長
さ)により結合されている。縦の一対の紡錘状直線胞子
(3.0〜3.5×1.0〜1.2マイクロメートル)が各胞子嚢中
に生成する。胞子嚢中では、胞子は横隔壁により分離さ
れている。胞子嚢包から解放された後に、胞子は周毛性
鞭毛により運動性になる。
プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の培養特性 培養特性の試験のために、プラノビスポラ・ロセアAT
CC 53733を、シャーリング(Shirling)およびゴット
リーブ(Gottlieb)により示唆されている種々の標準媒
体(シャーリングE.B.およびゴットリーブD.、1966−ス
トレプトマイセス種の同定方法(Method for character
ization of Streptomyces species)−ザ・ジャーナル
・オブ・インターナショナル・システマティック・バク
テリオロジイ(Int.J.Syst.Bacteriol)、16、313−34
0)上で、ワクスマン(Waksman)が推奨している5、6
種の媒体(ワクスマン,S.A.、1961−放線菌症(The Act
inomycetes)、ザ・ウィリアムス・アンド・ウィルキン
ス・カンパニイ、バルチモア、巻、328−334)を添加
して、培養した。
必要な時には、色測定はメルツ(Maerz)およびポー
ル(Paul)の方法(メルツA.およびM.レア・ポール、19
50、ア・ディクショナリイ・オブ・カラー(A Dictiona
ry of Color)、2版、マックグロウ−ヒル・ブック・
カンパニイ・インコーポレーテッド、ニューヨーク)に
より行われた。
有機体の種々の炭素原料の使用可能性は、シャーリン
グおよびゴットリーブが記載している方法により研究さ
れた。
培養および生理学的特性並びに炭素原料利用性を、表
I、II、III中に報告する。
表I中の表示値は、28℃における2週間の培養後に得
られたものである。
この試験用には媒体番号8を使用し、そして28−30℃
における2週間の培養後に結果を評価した。
温度敏感性 最適成長温度は、28℃〜37℃の範囲である。15℃およ
び50℃においては成長は観察されず、20℃においては適
度の成長は観察されなかった。
老化特性 細胞壁分析: 細胞壁中に存在しているアミノ酸類の分析は、ベッカ
ー(Becker)他が記している方法(「加水分解された全
細胞の濾紙クロマトグラフィーによるノカルジアおよび
ストレプトマイセスの間の急速判別(Rapid differenti
ation between Nocardia and Streptomyces by paper c
hromatography of whole cell hydrolyzated)」、アプ
ライド・マイクロバイオロジイ(Appl.Microbiol.)、1
2、421−423、1964)により行われた。
加水分解された全細胞の分析では、メソ−ジアミノピ
メリン酸の存在がわかった。
カワモト(Kawamoto)他の方法(カワモトI.、O.テツ
オ(Tetsuo)、およびN.タカシ(Takashi)、「ミクロ
モノスポラ・オリヴォアステロスポリア、ミクロモノス
ポラ・サガミエンシスおよび関連有機体の細胞壁組成
(Cell wall composition of Micromonospora olivoast
erosporia,Micromonospora sagamiensis and related o
rganism)」、ザ・ジャーナル・オブ・バクテリオロジ
イ(J.of Bacteriol.)、146、527−534、1981)に従い
得られた純粋な細胞壁調合物の分析では、グリシンは見
いだされなかった。
全細胞の糖パターン: 加水分解された全細胞中の糖含有量の分析は、レケヴ
ァリアー(Lechevalier)M.P.の方法(「臨床的重要性
のある好気性菌である放線菌の同定(Identification o
f aerobe actinomycetes of clinical importanc
e)」、ザ・ジャーナル・オブ・ラボラトリイ・クリニ
カル・メデイスン(J.Lab.Clin.Med.)により、スタネ
ック(Staneck)J.L.およびG.D.ロバーツ(Roberts)が
記している薄層クロマトグラフィーセルロースシート
(「薄層クロマトグラフィーによる好気性の放線菌の簡
単な同定方法(Simplified approach to identificatio
n of aerobic actinomycetes by thin layer chromatog
raphy)」、アプライド・マイクロバイオロジイ(Appl.
Microbiol.)、28、226−231、1974)を使用して、下記
の溶媒系:酢酸エチル−ピリジン−水(100:35:25容量
/容量)を用いて、実施された。
得られた結果は、マジュロース(3−O−メチル−D
−ガラクトース)の存在並びにアラビノースおよびガラ
クトースの不存在を示していた。
菌株プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の同定 この菌株は、下記の形態学的および化学的特性のた
め、プラノビスポラ属に指定されそしてプラノビスポラ
・ロセアと分類された: a)細胞壁(細胞壁化学型III)中のメソ−ジアミノピ
メリン酸の存在およびグリシンの不存在 b)加水分解された全細胞(全細胞糖パターンB)中の
マジュロースの存在 c)空気菌糸体上での一対の運動性胞子を含有している
長い円筒状の胞子嚢の生成 d)植物性菌糸体のピンク色。
上記で報告されているプラノビスポラ・ロセアATCC
53733の形態学的特性は、J.E.チエマン(Thieman)他が
「放線菌目(The Actinomycetales)」、ザ・ジェナ・
インターナショナル・シンポジウム・オン・タクソン、
1968年9月、H.プラウサー・ジェナ(Prauser,Jena)編
集中に記載しているプラノビスポラ・ロセアの菌株のも
のと実質的に違いはない。それはアメリカン・タイプ・
カルチャー・コレクションに受け入れ番号23866として
受理され貯蔵されている。この菌株に関しては抗生物質
の製造は記載されていなかった。
他の微生物の如く、GE 2270生成用菌株の特性は変位
を受ける。例えば、菌株の人工的な変種および変異体は
紫外線、X線、高周波、放射線の如き種々の公知の変異
誘発物質、並びに亜硝酸、N−メチル−N′−ニトロ−
N−ニトロソグアニジンなどの如き化学物質を用いる処
理により、得られる。プラノビスポラ属の種類に属して
おりそして抗生物質GE 2270を生成する全ての天然およ
び人工的変種並びに変異体は本発明の目的用には菌株プ
ラノビスポラ・ロセアATCC 53733と同等であると考え
られ、そしてそれらは本発明の範囲内に含まれる。
上記の如く、抗生物質GE 2270は一般的には生成用菌
株の菌糸体中で主として見いだされるが、少量の物質は
発酵ブロス中でも見いだされる。
生成用菌株の菌糸体または発酵ブロスからの抗生物質
GE 2270の回収は、例えば溶媒を用いる抽出、非溶媒の
添加もしくは溶液のpH変化による沈澱、分配クロマトグ
ラフィー、逆相分配クロマトグラフィー、イオン交換ク
ロマトグラフィー、分子除外クロマトグラフィーなどの
如きそれ自体は公知の技術に従い実施される。
本発明の抗生物質を菌糸体から回収するための好適な
工程は、濾過または遠心された菌糸体を水−混和性有機
溶媒を用いて抽出し、抽出物を濃縮し、そして粗製抗生
物質を任意に沈澱剤を添加してもよい沈澱により、水−
不混和性有機溶媒を用いる水性残渣の抽出により、また
は吸着クロマトグラフィーおよびその後の吸収マトリッ
クスからの希望する生成物の溶離により、回収すること
からなっている。
本発明の抗生物質を発酵ブロスから回収するための好
適な工程は、水−混和性有機溶媒を用いて抽出し、その
後、濃縮された抽出物をできれば沈澱剤を添加する沈澱
により、またはそれの水性残渣を水−不混和性有機溶媒
を用いて、抽出することからなっている。或は、発酵ブ
ロスを吸着マトリックスと接触させ、その後、極性溶離
混合物を用いて溶離することもできる。このクロマトグ
ラフィー工程は、ブロス自体に対してではなく発酵ブロ
スから得られる濃縮抽出物に適用することもできる。
本出願で使用されている「水−混和性溶媒」という語
は、当技術でこの語に対して最近与えられている意味を
有するものであり、そしてそれは使用条件下で水とかな
り広い濃度範囲で混和性である溶媒を示している。
菌糸体物質からの本発明の抗生物質の抽出で使用でき
る水−混和性有機溶媒の例は、低級アルカノール類、例
えば(C1−C3)アルカノール類、例えばメタノール、エ
タノールおよびプロパノール;フェニル(C1−C3)アル
カノール類、例えばベンジルアルコール;低級ケトン
類、例えば(C3−C4)ケトン類、例えばアセトンおよび
エチルメチルケトン;環式エーテル類、例えばジオキサ
ンおよびテトラヒドロフラン;グリコール類およびそれ
らの部分的エーテル化生成物、例えばエチレングリコー
ル、プロピレングリコールおよびエチレングリコールモ
ノメチルエーテル;低級アミド類、例えばジメチルホル
ムアミドおよびジエチルホルムアミド、である。
本出願で使用されている「水−不飽和性溶媒」という
語は、当技術でこの語に対して最近与えられている意味
を有するものであり、そしてそれは使用条件下で意図す
る用途に適しているかなり広い濃度範囲で水とわずかに
混和性であるかまたは実質的に不混和性である溶媒を示
している。
発酵ブロスからの本発明の抗生物質の抽出で使用でき
る水−不混和性有機溶媒の例は、線状、分枝鎖状もしく
は環式であることのできる一般的な炭化水素溶媒類、例
えばヘキサンまたはシクロヘキサン;ハロゲン化された
炭化水素類、例えばクロロホルム、四塩化炭素、ジクロ
ロエタン、フルオロブロモエタン、ジブロモエタン、ト
リクロロプロパン、クロロトリフルオロオクタンなど;
芳香族炭化水素類、例えばトルエン、キシレンなど;炭
素数が少なくとも4のエステル類、例えば酢酸エチル、
酢酸プロピル、酪酸エチルなど;線状、分枝鎖状もしく
は環式であることのできる炭素数が少なくとも4のアル
カノール類、例えばブタノール、1−ペンタノール、2
−ペンタノール、3−ペンタノール、1−ヘキサノー
ル、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、3,3−ジメ
チル−1−ブタノール、4−メチル−1−ペンタノー
ル、3−メチル−1−ペンタノール、2,2−ジメチル−
3−ペンタノール、2,4−ジメチル−3−ペンタノー
ル、4,4−ジメチル−2−ペンタノール、5−メチル−
2−ヘキサノール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノー
ル、5−メチル−1−ヘキサノール、2−エチル−1−
ヘキサノール、2−メチル−3−ヘキサノール、1−オ
クタノール、2−オクタノール、シクロペンタノール、
2−シクロペンチルエタノール、3−シクロペンチル−
1−プロパノール、シクロヘキサノール、シクロヘプタ
ノール、シクロオクタノール、2,3−ジメチルシクロヘ
キサノール、4−エチルシクロヘキサノール、シクロオ
クチルメタノール、6−メチル−5−ヘプテン−2−オ
ール、1−ノナノール、2−ノナノール、1−デカノー
ル、2−デカノールおよび3−デカノール;直鎖もしく
は分枝鎖状のアルキルエーテル類およびそれらの混合
物、例えば石油エーテル、エチルエーテル、プロピルエ
ーテル、ブチルエーテルなど;並びにそれらの混合物類
または官能性誘導体類である。
当技術で公知の如く、相分離は塩析により改良でき
る。
抽出後に実質的な量の有機溶媒を含有している水相を
回収する時には、水をそこから共沸蒸留することが簡便
である。一般的に、これには水との最少量の共沸混合物
を生成可能な溶媒を加え、その後、必要に応じて沈澱剤
を加えて希望する生成物を沈澱させることが必要であ
る。水との最少量の共沸混合物を生成可能な有機溶媒の
代表例は、n−ブタノール、ベンゼン、トルエン、ブチ
ルエーテル、四塩化炭素、クロロホルム、シクロヘキサ
ン、2,5−ジメチルフラン、ヘキサンおよびm−キシレ
ンであり、好適な溶媒はn−ブタノールである。
沈澱剤の例は、石油エーテル、低級アルキルエーテル
類、例えばエチルエーテル、プロピルエーテルおよびブ
チルエーテル、並びに低級アルキルケトン類、例えばア
セトン、である。
本発明の抗生物質の回収において簡便に使用できるク
ロマトグラフィーシステムの例は、ポリスチレンまたは
混合ポリスチレン−ジビニルベンゼン樹脂、例えばアン
ベルライトXAD2もしくはXAD4(ローム・アンド・ハー
ス)、S112(ダウ・ケミカル・カンパニイ)およびダイ
アイオンHP20(ミツビシ)、アクリル系樹脂、例えばXA
D7またはXAD8(ローム・アンド・ハース)、一般に1〜
5の範囲の孔容量(m/g)、1〜100の範囲の表面積
(m2/g)、0.15〜0.50の範囲の見掛け密度(g/m)、1
00〜3000の範囲の平均孔直径(オングストローム単位)
および粒子寸法の少なくとも40%が300マイクロメート
ルより小さいような粒子寸法分布を有するポリカプロラ
クタム類、ナイロン類および架橋結合されたポリビニル
ピロリドン類の如きポリアミド類、例えばポリアミド−
CC6、ポリアミド−SC6、ポリアミド−CC6.6、ポリアミ
ド−CC6ACおよびポリアミド−SC6AC(マチェレイ−ナゲ
ル・アンド・カンパニイ、西ドイツ)、ポリビニルピロ
リドン樹脂PVP−CL(アルドリッヒ・ヘミイ・GmbH・ア
ンド・カンパニイ・KG、西ドイツ)、ポリアミド樹脂PA
400(M.ウールム・AG、西ドイツ)、並びに炭素であ
る。
ポリスチレンまたはアクリル系樹脂の場合に好適な溶
離剤は例えば上記で報告されている如き水−混和性溶媒
の極性溶媒混合物であり、ポリアミド樹脂の場合に好適
な溶離剤は例えば上記のものの如き水−混和性溶媒の水
性混合物であるが、炭素用の好適な溶離剤は例えばアセ
トンの如き低級ケトンまたは例えばメタノールの如き低
級アルコールである。
抗生物質GE 2270の粗製調合物の精製は公知の技術の
どれを用いて行ってもよいが、好適にはクロマトグラフ
ィー工程により行われる。
これらのクロマトグラフィー工程の例は回収段階に関
して上記で報告されているものであり、そしてそれらに
はハロゲン化された炭化水素類、エーテル類、上記の型
の高級ケトン類などの溶媒の混合物からなる有機溶離相
を用いる例えばシリカゲル、アルミナ、フロリシルなど
の如き静止相上のクロマトグラフィー、または種々の官
能性誘導化作用を有しておりそして上記の型の水−混和
性溶媒の水性混合物を用いて溶離させるシラン化シリカ
ゲル上での逆相クロマトグラフィーが包含される。
簡便には、いわゆる立体除外クロマトグラフィー技術
も使用できて良好な精製結果を与える。特に、ほとんど
のヒドロキシル基がアルキル化されている多孔性が調節
されている架橋結合されたデキストラン類、例えばセフ
ァデックスLH−20(ファーマシア・ファイン・ケミカル
ス,Ab)、がこの技術でよく使用される。
当技術で一般的なように、例えば紫外線または微生物
留保段階を含んでいてもよい濾紙ディスクの如き生検査
または敏感性微生物上での寒天拡散検査またはTLCもし
くはHPLC工程などの種々に分析工程により、製造並びに
回収および精製段階を監視することができる。
好適なHPLC技術は、シラン化シリカゲル、例えば均一
な直径を有するC−18アルキル基で官能化されたシリカ
ゲル(例えば5マイクロメートル・ウルトラスフェアOD
Sアルテックス、ベックマン・カンパニイ)の多孔性球
状粒子を有するカラム、C−18アルキル基で官能化され
たシリカゲルであるプレ−カラム(例えばRP18ブラウン
リー・ラボラトリイス)および水性の緩衝溶液中の例え
ば上記のものの如き極性の水混和性溶媒の線状勾配混合
物である溶離剤を使用する逆相HPLCにより代表される。
最も好適な溶離剤は溶離剤B中の45%〜70%の線状勾配
の溶離剤Aにより代表され、ここで溶離剤Bはアセトニ
トリル/水性緩衝液の混合物、pH5−7、10:90であり、
そして溶離剤Aはアセトニトリル/水性緩衝液の混合
物、pH5−7、70:30である。
抗生物質GE 2270ファクターAの生理化学的特性: A)添付図面の第1図に示されている下記の最大吸収を
示す、紫外線吸収スペクトル: ▲E1% 1cm▼ ラムダ最大(n
m) 0.1M HC 245(肩) 310 0.1M KOH 245(肩) 313 燐酸塩緩衝液pH7.4 245(肩) 314 メタノール 244(肩) 265 310 B)添付図面の第2図に示されている下記の最大吸収
(cm-1)を示す、赤外線スペクトル(ヌジョールマ
ル): 3700−3060、3060−2660(ヌジョール)、1650、1590−
1490、1490−1420(ヌジョール)、1375(ヌジョー
ル)、1310、1245、1210、1165、1090、1060、1020、97
0、930、840、810、750、720(ヌジョール)、700 このスペクトルの主要な官能基赤外線吸収帯は下記の
如く分布することができる:ν(cm-1) 指定 3600−3100 νNH、νOH 1650 アミドI(νC=0) 1545 複素環式νC=CおよびνC=N 1525、1495 アミドII(δNH) 1250、1205 芳香族δCH 870 複素環式γCH 745、700 芳香族γCH C)添付図面の第3図に示されているDMSO−d6(ヘキサ
ジュートロジメチルスルホキシド)中で内部標準(0.00
ppm)としてTMSを使用して記録された500MHzにおける下
記の信号群(ppm)を示す1H−NMRスペクトル;各信号に
関するプロトン数はかっこ内に報告されている: 9.02(1)、8.68(1)、8.70(1)、8.57(1)、8.
50(1)、8.43(1)、8.37(1)、8.26(1)、8.25
(1)、7.4−7.20(9)、6.96(2)、6.02(1)、
5.30−5.18(3)、5.01(1)、4.97(2)、4.80
(1)、4.56(1)、4.30(1)、4.26(1)、3.98
(1)、3.81(1)、3.79(1)、3.38(3)、2.72
(1)、2.58(3)、2.48(3)、2.16(1)、2.13
(1)、1.96(2)、1.88(1)、1.34(1)、0.87
(3)、0.84(3) D)添付図面の第3図に報告されているDMSO−d6中で内
部標準(0.00ppm)としてTMSを使用して記録された125M
Hzにおける下記の信号群(ppm)を示す13C−NMRスペク
トル;Qは第四級炭素原子またはC=O基を意味する: 173.69,Q、171.10,Q、169.83,Q、169.51,Q、 168.45,Q、168.26,Q、167.84,Q、165.68,Q、 164.75,Q、161.40,Q、161.23,Q、160.46,Q、 160.29,Q、159.35,Q、153.42,Q、150.31,Q、 150.11,Q、149.41,Q、146.93,Q、144.73,Q、 143.75,Q、142.10,Q、141.78,Q、141.33,CH、 140.97,Q、139.53,Q、128.68,CH、127.99,2[CH]、 127.67,Q、127.67,CH、126.88,CH、126.76,2[CH]、 123.17,CH、118.66,CH、116.42,CH、73.81,CH、 69.41,CH2、67.97,CH、67.36,CH2、60.12,CH、 58.63,CH3、58.24,CH、55.41,CH、48.15,CH、 47.03,CH2、41.19,CH2、37.60,CH2、34.06,CH、 29.76,CH2、25.85,CH3、24.28,CH2、18.49,CH3、 17.98,CH3、11.99,CH3 E)下記の条件下で逆相HPLCにより分析された時の14.9
分の保持時間(Rt): カラム:ウルトラスフェアODS(逆相シラン化シリカゲ
ル;5マイクロメートル)アルテックス(ベックマン)、
4.6mm(内径)×250mm プレ−カラム:ブラウンリー・ラボス・RP18(オクタデ
シルシランシリカゲル;5マイクロメートル) 溶離剤A:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
トリウム70:30(容量/容量)、 溶離剤B:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
トリウム10:90(容量/容量)、 溶離方式:溶離剤B中の溶離剤Aの線状勾配、45%〜70
%、20分 流速:1.8m/分 紫外線検出器:254nm 内部標準:クロラムフェニコール(Rt=3.7分) F)試料をあらかじめ約140℃において不活性雰囲気下
で乾燥した後の、下記の組成を示す元素分析:炭素、水
素、窒素、硫黄 G)ジクロロメタン:メタノール9:1(容量/容量)、
シリカゲル板(シリカゲル60F254、メルク・カンパニ
イ)、可視;紫外線254nm、ヨウ素蒸気を伴う黄色点を
使用するクロマトグラフィーシステム、または最少量の
デヴィス媒体上で枯草菌ATCC6633、内部標準:クロロア
ンフェニコール(Rf 0.56)を使用するバイオオートグ
ラフィーにおける、0.37のRf値 H)m/z1290.3±0.1ダルトンにおけるプロトン化分子イ
オンの最低の質量同位体を示すFAB−MS分析。クラトスM
S−50二重焦点質量分析計を用いて下記の実験条件下で
分析すると、スペクトルの800m/z質量単位(同位体ピー
クは数えない)以上の全ての他のピークは分子イオンの
20%以下であった:6Kvにおけるキセノン急速原子衝撃;
グリセロールマトリックス;正のイオン化方式 I)下記の実験条件下で下記の天然アミノ酸類:グリシ
ン、(L)プロリンおよび(L)セリン:の存在を示す
塩酸加水分解酵素のアミノ酸分析: 試料を1%のフェノールを含有している6N HCの存
在下で20時間にわたり105℃で加水分解し、そして次に
下記の如き二階段で誘導化する: a)無水プロパノール中での2M HCを用いてカルボン
酸官能基のn−プロピルエステル類の製造(90℃、1時
間)、およびその後の窒素下での乾燥、 b)室温における1時間にわたる無水ペンタフルオロプ
ロピオン酸/無水ジクロロメタン、1/9(容量/容量)
を用いる遊離アミノ基からアミド類への転化、およびそ
の後の窒素下での乾燥;このようにして得られた誘導化
された残渣をジクロロメタン中に溶解させ、そしてHP59
85Bシステムを使用する下記の条件下でのGC−MSにより
分析する: カラム:キラールn−プロピオニル−L−バリンt−ブ
チルアミドポリシロキサンでコーテイングされた融解シ
リカ毛管カラム(25m×0.2mm内径、C.G.C.アナリティッ
ク)、温度プログラム:80℃で4分、次に4℃/分。
L)イオン化検査 メチルセロソルブ/水中での0.1N HCおよび0.1N
NaOHを用いる滴定によりイオン化可能官能基は検出され
ない。弱塩基性官能基は非−水系媒体(酢酸)中での0.
1N HCO4を用いる滴定により現れない。
M)比旋光度 ▲[アルファ]20 D▼=プログラム140.8、無水エタノ
ール、約5g/の濃度。
本発明の化合物類の抗微生物剤活性を一連の試験管内
での標準試験により示すことができる。
クロストリジウム・ジフィシル、プロピオニバクテリ
ウム・アクネスおよびバクテロイデス・フラギルスに対
するMICは、寒天希釈(接種物104CFU)により測定され
た。他の微生物に対するMICは、マイクロブロス希釈
(接種物104〜105CFU/m)により測定された。ウレア
プラズマ・ウレアリチクムに対する接種物は約104変色
単位/mであった。培養時間は、淋菌、カタル球菌、イ
ンフルエンザ菌、C.ジフィシル、P.アクネスおよびB.フ
ラギリス(48時間)以外は、18−24時間であった。カン
ジダ・アルビカンス(30℃)以外の全ての有機体は約37
℃で培養した。嫌気性菌である淋菌およびインフルエン
ザ菌は5%CO2雰囲気下で嫌気性気体混合物中で培養し
た。使用した媒体は、イソ−センシテスト・ブロス(オ
キソイド)(ブドウ球菌、ストレプトコッカス・フェカ
ーリス、ストレプトコッカス・フェシウム、大腸菌、シ
ュードモナス・オーレオファシエンス、プロテウス・ブ
ルガリス、肺炎棹菌)、トッド−ヒューイット・ブロス
(ジフコ)(他のストレプトコッカス類)、GC基剤ブロ
ス(ジフコ)+1%イソヴィタレックスBBL(淋菌)、
ブレーン・ハート・インフュージョン・ブロス(ジフ
コ)+1%補足剤C(ジフコ)(インフルエンザ菌)、
ミューラー−ヒントン・ブロス(BBL)(カタル球
菌)、AC媒体(ジフコ)(ウェルシュ菌)、ウィルキン
ス−チャルグレン寒天(オキソイド)(他の嫌気性菌
類)(T.D.ウィルキンス(Wilkins)およびS.チャルグ
レン(Chalgren)、アンチマイクロバイアル・エージェ
ンツ・ケモセラピイ(Antimicrob.Ag.Chemother.)、1
0、926、1976)、U.ウレアリチカム用のエヴァンス・ア
ンド・テイラー−ロビンソン・ブロス(ジフコ)および
補足剤、酵母窒素ブロス(ジフコ)(カンジダ・アルビ
カンス)である。
数種の微生物に対する最少抑制濃度(MIC、マイクロ
グラム/m)を下表IVに報告する。
抗生物質GE 2270の活性は、エンテロコッカス類の臨
床単離物に対する試験管内実験でも確認された。
表Vにこれらの実験の結果を報告する。
臨床的に単離されたコアグラーゼ−陰性スパフィロコ
ッカス類に対する試験管内試験の一部に関する結果を下
表IVに報告する。
抗生物質GE 2270の抗微生物分野活性には、下表VII
に報告されている試験管内実験結果に示されているよう
な嫌気性菌も包含される。
P.アクネスに対する活性も11個の臨床的に単離された
菌株を含む試験管内実験で確認され、それらの結果を以
下に報告する。
エンテロコッカス・フェーカリスに対する抗バクテリア
剤活性 撹拌せずに37℃で培養された100mのエルレンマイヤ
ー・フラスコ中の10mのトッド−ヒューイット・ブロ
ス中で時間−死滅曲線を製作した。エンテロコッカス・
フェーカリス菌株L149の対数的に成長する培養物を1.4
×107CFU/mで接種した。
対照用抗生物質(テイコプラニン、8mg/)は感染バ
クテリアの99%を48時間で死滅させたが、抗生物質GE
2270ファクターA(0.13mg/)は2時間以内にバクテ
リアの99.8%を、そしてこの投与量では48時間以内にま
たは4mg/では24時間以内に99.99%を死滅させた。
エンテロコッカス・フェーカリスに対するこの活性
は、グルコペプチド系抗生物質に耐性のある菌株にも及
んだ。
ガルドネレラ・ヴァギナリスに対する活性 13個のG.ヴァギナリスの臨床的単離物をカスマン寒天
上で5%の兎ブロスおよび0.15%の溶解した兎の血液を
用いて試験した(接種物、約104CFU)。抗生物質GE 22
70ファクターAのMICは2−4mg/の範囲であり、MIC50
は2mg/であった。培養は嫌気性気体混合物中で37℃に
おいて48時間行われた。
ハツカネズミ中の実験的敗血症 本発明の化合物類の抗微生物剤活性は、ハツカネズミ
中の実験的敗血症でも確認された。
8匹の雌雄両方のCDIハツカネズミ群(チャールス・
リバー、平均体重18−22g)に黄色ブドウ球菌ATCC 196
36を腹腔内感染させた。0.5mの5%の細菌学的ムチン
(ジフコ)中に懸濁させて抗微生物剤抗原投与(106
の細胞/ハツカネズミ)を行った。5%のジメチルホル
ムアミドおよび10%のクレモフォルREL(ポリエトキシ
ル化されたヒマシ油)を含有している殺菌性水溶液中で
の感染直後に、試験化合物を腹腔内に一回投与した。
7日目にスペアマン・アンド・ケルベル方法により各
投与量毎に生存動物の百分率からED50を計算した。その
値は1.13mg/kgであった。
鼠中の実験的心内膜炎 体重が約200gの雄のCD鼠(チャールス・リバー)中で
心内膜炎を誘発させた。ポリエチレンカテーテル(PP.2
5ポルテックス)を大動脈弁を通して右頸動脈を介して
左心室に挿入し、そして絹結紮糸で固定した。カテーテ
ルの正確な位置は圧力変換器付きの記録用増幅器(ヒュ
ーレット・パッカード・モデル7782A)を使用して調節
した。2日後に、鼠に104CFUの黄色ブドウ球菌を含有し
ている0.5mの食塩水の静脈注射により感染させた。処
置は感染後16時間に開始されて5日間行われた。ポリプ
ロピレングリコール:クレモフォルEL:5%グルコース
(10:20:70)中で可溶化された抗生物質GE 2270ファク
ターAを1日2回20mg/kgの割合で静脈内投与した。生
存している鼠を処置から6日目に殺し、そしてそれらの
心臓を取り出した。治療の終了前に死んだ動物は解剖
し、そしてそれの心臓を取り出した。各心臓の重量を計
り、そして均質化した。均質物を連続的に希釈し、そし
てトッド−ヒューウィット寒天の上に置いて、バクテリ
ア負荷を測定した。血液中のバクテリア滴定は常に心臓
負荷より少なくとも1000倍低いため、全心臓均質物中の
血液の存在は結果に影響を与えなかった。データをシェ
ッフェの複数比較試験により統計学的に分析した。感染
後40時間以内に死んだ鼠は統計学的分析から除外され
た。この実験の結果を以下に報告する。
急性毒性 ハツカネズミ中で実施された急性毒性試験によると、
抗生物質GE 2270ファクターAに対するLD50は静脈内投
与では100mg/kg以上であり、そして該動物種類中で腹腔
内投与では500mg/kg以上であることが示された。
本発明の化合物類は、それらの性質を考慮すると、人
間または動物の処置用薬物の製造において活性成分とし
て使用することができる。
特に抗生物質GE 2270ファクターAは、主としてグラ
ム陽性バクテリア並びにグラム陽性およびグラム陰性嫌
気性菌類に対して活性である抗微生物剤である。それは
メチシリン、アミノグリコシド類またはグリコペプチド
抗生物質類と交差耐性なしに黄色ブドウ球菌による心内
膜炎において非常に活性であることが見いだされた。
従って、本発明の抗生物質の主な治療上の指定はそれ
に敏感な微生物の存在に関連している感染症の処置であ
る。
「処置」という語は、予防、治療および治癒を含んで
いる。
この処置を受ける患者は、霊長類、特に人間、並びに
他の哺乳動物、例えば馬、牛、豚および羊、並びに家禽
類および一般的なペットを包含している罹患動物であ
る。
本発明の化合物はそのままでまたは薬学的に許容可能
な担体と混合して投与でき、そして例えばペニシリン
類、セファロスポリン類、アミノグリコシド類およびグ
リコペプチド類の如き他の抗微生物剤と一緒に投与する
こともできる。従って複合治療においては、最初に投与
されたものの治療効果が次の投与時に完全に消失してい
ないような方法による活性化合物の連続的、同時および
別個の投与が包含される。
好適な薬学的調合物は、もとのままのまたは傷ついた
皮膚もしくは粘膜上への局所的投与に適している調合物
により代表される。そのような調合物の例は、粉末、軟
膏、クリームおよびローションである。これらの調合物
中の賦形薬は、一般的な薬学的に許容可能な賦形薬、例
えば油性軟膏基剤(例えばセチルエステルワックス、オ
レイン酸、オリーブ油、パラフィン、鯨ろう、澱粉グリ
セライト)、吸収剤軟膏基剤(例えば無水ラノリン、親
水性鉱油)、乳化軟膏基剤(例えばセチルアルコール、
グリセリルモノステアレート、ラノリン、ステアリン
酸)、水溶性軟膏基剤(例えばグリコールエーテル類、
並びにポリエチレングリコール類、ポリ(オキシ−1,2
−エタンジイル)−アルファ−ヒドロ−オメガ−ヒドロ
キシ−オクタデカノエート、ポリソルベート類およびポ
リエチレングリコールモノ−ステアレート類などのそれ
らの誘導体類)である。
これらの調合物は例えば防腐剤の如き他の公知の賦形
薬も含有でき、そしてそれらは例えばレミントンス・フ
ァーマシュチカル・サイエンセス(Remington's Pharma
ceutical Sciences)、17版、1985、マック・パブリッ
シング・カンパニイの如き参考文献中に報告されている
当技術で公知の方法で製造される。
本発明の化合物は、例えば上記の如き参考文献中に報
告されているそれ自体は当技術で公知の工程に従い非経
口的投与に適する調合物に調合することもできる。
例えば、本発明の化合物をポリプロピレングリコール
またはジメチルアセトアミドの如き可溶化剤およびポリ
オキシエチレンソルビタンモノ−オレエートまたはポリ
エトキシル化されたヒマシ油の如き表面活性剤と共に注
射用の殺菌水中で調合することができる。
非経口的投与用の典型的な調合物の例は、1mの最終
的調合物用に10mgの抗生物質GE 2270ファクターA、10
−20%のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンヒマシ油誘導体またはポリオキ
シエチレン水素化ヒマシ油誘導体であることのできる表
面活性剤、並びに0−20%の、そして好適には10−20%
の可溶化剤、例えばプロピレングリコール、ジメチルア
セトアミド、ジメチルホルムアミド、ターシャリー−ブ
チル−N−ヒドロキシカルバメート、1,2−、1,3−もし
くは1,4−ブタンジオール、エチルオレエート、テトラ
ヒドロフルフリール−ポリエチレン−グリコール200、
ジメチルイソソルバイド、ベンジルアルコールなどを含
有している。好適な可溶化剤はプロピレングリコールで
ある。
ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステルは市販
されており、そしてそれらの一部は商品名「ツイーン」
として販売されている。それらは「ポリソルベート類」
という非専売名でも知られている。それらの例は、ポリ
ソルベート20、21、40、60、61、65、80、81および85で
ある。本発明の調合物中で使用するのに好適なものは、
ポリソルベート80(ソルビタンモノ−9−オクタデカノ
エート、ポリ(オキシ−1,2−エタンジイル)誘導体
類)である。
ポリオキシエチレンヒマシ油およびポリオキシエチレ
ン水素化ヒマシ油も市販されている。それらの一部は
「クレモフォル」という商品名で販売されている。その
ような化合物類の例は、クレモフォルEL(ポリエトキシ
ル化されたヒマシ油)、クレモフォルRH40(ポリエトキ
シル化された水素化ヒマシ油)、クレモフォルRH60(PE
G60水素化ヒマシ油)またはエマルフォルEL−719(ポリ
オキシエチル化された植物油)として知られているもの
である。
好適には、注射用調合物は7±0.5の範囲のpHを有し
ていなければならない。必要に応じて、調合物のpHを適
当な緩衝剤を用いて調節することが推奨される。簡便に
は、トリス(すなわちトリヒドロキシメチルアミノメタ
ン)または燐酸塩を緩衝剤として使用できる。
非経口的投与用の好適な調合物は下記の賦形薬を含有
している:クレモフォルREL(ポリオキシル35ヒマシ油U
SP/NF)20%、プロピレングリコール5−20%、好適に
は10−20%。
一般的には、活性成分を有機溶媒中に溶解させ、次に
撹拌しながら表面活性成分を加え、そして最後に注射用
の殺菌水で希釈して希望する容量にすることにより、こ
れらの調合物は製造できる。
例えば防腐剤または安定剤の如き他の賦形薬は、当技
術で公知の如くして加えることができる。
非経口的調合物の一例を以下に記す。
抗生物質GE 2270ファクターA 10 mg PEG 40ヒマシ油(クレモフォルEL) 0.2m プロピレングリコール 0.2m パラヒドロキシ安息香酸メチル 0.5 mg パラヒドロキシ安息香酸プロピル 0.05mg 注射用の水 1mにするのに充分な量。
また、活性成分を使用前に再調合するための親液性化
粉末状に製造することもできる。
活性成分および例えばポリエチレングリコール60水素
化ヒマシ油の如き表面活性剤を含有している混合物から
出発して親液性化物質を製造する場合には、簡便には有
機溶媒を添加せず水性媒体だけを用いてそれを再調合す
ることができる。
任意に、必要に応じて一般的な親液性化助剤を加えて
粉末状の親液性化物質を得ることもできる。
好適には、本発明の抗生物質に敏感な微生物が関与す
る感染の処置においてはこれらの全ての調合物は静脈内
投与用に使用される。
胃腸管中の嫌気性菌の存在による偽膜大腸炎または他
の病気の処置においては、有効投与量の本発明の化合物
を例えばカプセル、錠剤または水性懸濁液の如き適当な
薬学的形状で経口的に投与することができる。
活性成分の投与量は、患者の型、年令および症状、投
与用に選択された個々の活性成分および調合物、並びに
投与計画などの多くの要素に依存している。
一般的に、抗微生物剤有効投与量は一回の単位投与形
状で使用される。
例えば一日に2〜6回の如き繰り返し適用/投与が一
般的に好適である。有効投与量は一般的に0.5−50mg/kg
の体重/日である。
好適な局所用調合物は、1%〜10%の本発明の化合物
を含有している軟膏である。
いずれにしても、処方する医師が当該症状の当該患者
に対する最適投与量を決めることができるであろう。
人間および動物の治療における薬物としての使用の他
に、本発明の化合物は動物の成長促進剤としても使用で
きる。
この目的のためには、本発明の化合物を適当な飼料中
にいれて経口的に投与する。正確な使用濃度は、通常量
の飼料が消費される時に成長促進有効量の活性剤を供給
するのに必要な濃度である。
本発明の活性化合物の飼料への添加は好適には、有効
量の活性化合物を含有している適当な飼料予備混合物を
製造しそしてこの予備混合物を完全配合飼料中に加える
ことにより、行われる。
一方、活性成分を含有している中間濃縮物または飼料
補足剤を飼料中に配合することもできる。そのような予
備混合物および完全配合飼料の製造および投与方法は参
考文献中に記載されている(例えば「アプライド・アニ
マル・ヌートリッション(Applied Animal Nutritio
n)」、W.H.フリードマン・アンド・カンパニイ、サン
フランシスコ、米国、1969または「ライブストック・フ
ィーズ・アンド・フィーディッグ(Livestock Feeds an
d Feeding)」、O・アンド・B・ブックス、コルヴァ
リス、オレゴン、米国、1977)。
図面の簡単な記載 第1図は、抗生物質GE 2270ファクターAの紫外線ス
ペクトルを報告している。記号および使用した溶媒の間
の照応を以下に記す: −−−−は、CH3OH中での検査を示す。
● は、0.1N HC中での検査を示す。
■ は、pH7.4の燐酸塩緩衝液中での検査を示す。
▲ は、0.1N KOH中での検査を示す。
第2図は、抗生物質GE 2270ファクターAの赤外線吸
収スペクトル(ヌジョールマル)を表わしている。
第3図は、DMSO−d6中で500MHzにおいて測定された抗
生物質GE 2270ファクターAの1H−NMRを表わしてい
る。
第4図は、DMSO−d6中で125MHzにおいて測定された抗
生物質GE 2270ファクターAの13C−NMRを表わしてい
る。
下記の実施例は本発明をさらに説明するためのもので
あり、そして本発明を何ら限定しようとするものではな
い。
実施例1 抗生物質GE 2270の製造 プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の培養物をオー
トミール寒天斜面上で28−30℃において2週間にわたり
成長させ、そして次に100mの下記の組成の種媒体を含
有している500mのフラスコに接種するために使用し
た: 澱粉 20g/ ポリペプトン 5g/ 酵母エキス 3g/ 牛肉エキス 2g/ 大豆ミール 2g/ 炭酸カルシウム 1g/ 蒸留水 100mにするのに充分な量 (殺菌前にpH7.0に調節されている)。
フラスコを回転振盪器(200rpm)上で28−30℃におい
て92時間培養した。次に得られた培養物を使用して4リ
ットルの同じ媒体を含有しているジャー発酵器に接種
し、そして培養物を28−30℃において撹拌(約900rpm)
および通気(毎分約1標準リットルの空気/容量)しな
がら48時間培養した。
得られたブロスを50リットルの下記の製造用媒体を含
有している発酵器に移し、そして28−30℃において約72
時間培養した: 澱粉 20 g/ ペプトン 2.5g/ 加水分解去れたカゼイン 2.5g/ 酵母エキス 3 g/ 牛肉エキス 2 g/ 大豆ミール 2 g/ 炭酸カルシウム 1 g/ 蒸留水 100mにするのに充分な量 (殺菌前にpH7.0に調節されている)。
最少量のディヴィス媒体上で成長した枯草菌ATCC 53
733を使用する濾紙ディスク寒天評価試験により、抗生
物質の製造を監視した。35℃における一夜の培養語に、
抑制部分を評価した。
実施例2 抗生物質GE 2270の回収 上記で得られた発酵物質(50リットル)を採取しそし
てフィルター助剤(クラルセル)の存在下で濾過にかけ
た。
少量は濾液から回収することもできたが、抗生物質GE
2270は主として菌糸体中で見いだされた。
a)濾液を約pH7.0に調節し、そして酢酸エチル(50リ
ットル)で抽出した。有機相を遠心により分離し、そし
て減圧下で少量に濃縮した。得られた油状残渣を次に石
油エーテルで処理して、粗製の抗生物質GE 2270を沈澱
させ、それを濾過により集め、そして乾燥した。415mg
の粗製抗生物質GE 2270複合体が得られた。
b)菌糸体を20リットルのメタノールで2回抽出し、そ
して一緒にした抽出物を減圧下で濃縮して水性残渣を与
え、それを酢酸エチルで2回抽出した。石油エーテルの
添加により、粗製の抗生物質GE 2270(6.06g)を濃縮
された有機相から沈澱させた。
実施例3 抗生物質GE 2270ファクターAの精製 上記の工程に従い菌糸体から得られた粗製物(3g)を
テトラヒドロフラン中に溶解させ、そして減圧下でシリ
カゲル(230−400メッシュ)の存在下で濃縮した。得ら
れた固体残渣を集め、そして塩化メチレン(CH2C
中で製造された300gのシリカゲル(230−400メッシュ)
を含有しているクロマトグラフィーカラムに適用した。
カラムを最初は塩化メチレン(2リットル)でそして次
に1.5リットルの下記の比の塩化メチレンとメタノール
の混合物で展色させた: 98/2、96/4、94/6、92/8、90/10および88/12(容量/
容量)。
留分類を集め、枯草菌に対してTLC、HPLCによりまた
は微生物学的に分析し、そしてそれらの抗生物質含有量
に従い貯蔵した。
純粋な抗生物質GE 2270ファクターAを含有している
貯蔵留分類(HPLC保持時間:14.9分、上記の物理化学的
データのE点を参照のこと)を減圧下で濃縮して油状残
渣を与え、それをテトラヒドロフランを用いて可溶化し
た。石油エーテルの添加により、この溶液から抗生物質
GE 2270ファクターA(600mg)が沈澱した。
実施例4 上記のクロマトグラフィーシステムにより分離された
がそれを不純物形で含有している(HPLC)別の留分類か
ら、別の部分の抗生物質GE 2270ファクターAが得られ
た。これらの留分類も上記の如く貯蔵し、濃縮しそして
処理して、固体を得た。この抗生物質GE 2270ファクタ
ーAの粗製調合物を下記の工程に従いHPLCにより精製し
た。
この沈澱の一部(6mg)をアセトニトリル:水、1:1
(容量/容量)中に溶解させ、そしてシラン化シリカゲ
ルカラム(リクロソルブRP18、7マイクロメートル、25
0×10mm、メルク、ダルムスタッド)を備えたHPLCクロ
マトグラフィーシステム中に注入した。
B中の50%〜85%のAである溶液AとBとの線状勾配
混合物を用いて20分間にわたり約4m/分の流速で溶離
を行った。溶液AはpH6に調節されているアセトニトリ
ルと18mM燐酸ナトリウム緩衝液との70/30(容量/容
量)混合物であり、溶液BはpH6に調節されているアセ
トニトリルと18mM燐酸ナトリウム緩衝液との10/90(容
量/容量)混合物であった。
カラムをパーキン・エルマーLC85紫外線検出器に330n
mのところで連結した。均質な内容物を有する11回の連
続的クロマトグラフィー実験の留分類を一緒にし、そし
て減圧下で濃縮してアセトニトリルを除去し、それによ
り抗生物質GE 2270ファクターAを含有している分離さ
れた残存溶液を得た。これらの溶液を等容量の酢酸エチ
ルで2回抽出し、そして石油エーテルの添加による濃縮
有機相からの沈澱により抗生物質が得られた。濾過によ
り回収しそして乾燥すると、27mgの抗生物質GE 2270フ
ァクターAが得られた。
本発明の主なる特徴および態様は以下のとおりであ
る。
1.下記の特性を有する、非−塩形の抗生物質GE 2270フ
ァクターA: A)下記の最大吸収を示す、紫外線吸収スペクトル: ▲E1% 1cm▼ ラムダ最大(n
m) 0.1M HC 245(肩) 310 0.1M KOH 245(肩) 313 燐酸塩緩衝液pH7.4 245(肩) 314 メタノール 244(肩) 265 310 B)下記の最大吸収(cm-1)を示す、赤外線スペクトル
(ヌジョールマル): 3700−3060、3060−2660(ヌジョール)、1650、1590−
1490、1490−1420(ヌジョール)、1375(ヌジョー
ル)、1310、1245、1210、1165、1090、1060、1020、97
0、930、840、810、750、720(ヌジョール)、700 このスペクトルの主要な官能基赤外線吸収帯は下記の
如く分布することができる:ν(cm-1) 指定 3600−3100 νNH、νOH 1650 アミドI(νC=0) 1545 複素環式νC=CおよびνC=N 1525、1495 アミドII(δNH) 1250、1205 芳香族δCH 870 複素環式γCH 745、700 芳香族γCH C)DMSO−d6(ヘキサジュートロジメチルスルホキシ
ド)中で内部標準(0.00ppm)としてTMSを使用して記録
された500MHzにおける下記の信号群(ppm)を示す1H−N
MRスペクトル;各信号に関するプロトン数はかっこ内に
報告されている: 9.02(1)、8.68(1)、8.70(1)、8.57(1)、8.
50(1)、8.43(1)、8.37(1)、8.26(1)、8.25
(1)、7.4−7.20(9)、6.96(2)、6.02(1)、
5.30−5.18(3)、5.01(1)、4.97(2)、4.80
(1)、4.56(1)、4.30(1)、4.26(1)、3.98
(1)、3.81(1)、3.79(1)、3.38(3)、2.72
(1)、2.58(3)、2.48(3)、2.16(1)、2.13
(1)、1.96(2)、1.88(1)、1.34(1)、0.87
(3)、0.84(3) D)DMSO−d6中で内部標準(0.00ppm)としてTMSを使用
して記録された125MHzにおける下記の信号群(ppm)を
示す13C−NMRスペクトル;Qは第四級炭素原子またはC=
O基を意味する: 173.69,Q、171.10,Q、169.83,Q、169.51,Q、 168.45,Q、168.26,Q、167.84,Q、165.68,Q、 164.75,Q、161.40,Q、161.23,Q、160.46,Q、 160.29,Q、159.35,Q、153.42,Q、150.31,Q、 150.11,Q、149.41,Q、146.93,Q、144.73,Q、 143.75,Q、142.10,Q、141.78,Q、141.33,CH、 140.97,Q、139.53,Q、128.68,CH、127.99,2[CH]、 127.67,Q、127.67,CH、126.88,CH、126.76,2[CH]、 123.17,CH、118.66,CH、116.42,CH、73.81,CH、 69.41,CH2、67.97,CH、67.36,CH2、60.12,CH、 58.63,CH3、58.24,CH、55.41,CH、48.15,CH、 47.03,CH2、41.19,CH2、37.60,CH2、34.06,CH、 29.76,CH2、25.85,CH3、24.28,CH2、18.49,CH3、 17.98,CH3、11.99,CH3 E)下記の条件下で逆相HPLCにより分析されたときの1
4.9分の保持時間(Rt): カラム:ウルトラスフェアODS(逆相シラン化シリカゲ
ル;5マイクロメートル)アルテックス(ベックマン)、
4.6mm(内径)×250mm プレ−カラム:ブラウンリー・ラボス・RP18(オクタデ
シルシランシリカゲル;5マイクロメートル) 溶離剤A:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
トリウム70:30(容量/容量)、 溶離剤B:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
トリウム10:90(容量/容量)、 溶離方式:溶離剤B中の溶離剤Aの線状勾配、45%〜70
%、20分 流速:1.8m/分 紫外線検出器:254nm 内部標準:クロラムフェニコール(Rt=3.7分) F)試料をあらかじめ約140℃において不活性雰囲気下
で乾燥した後の、下記の組成を示す元素分析:炭素、水
素、窒素、硫黄 G)ジクロロメタン:メタノール9:1(容量/容量)、
シリカゲル板(シリカゲル60F254、メルク・カンパニ
イ)、可視;紫外線254nm、ヨウ素蒸気を伴う黄色点を
使用するクロマトグラフィーシステム、または最少量の
デヴィス媒体上で枯草菌ATCC6633、内部標準:クロロラ
ムフェニコール(Rf 0.56)を使用するバイオオートグ
ラフィーにおける、0.37のRf値 H)m/z1290.3±0.1ダルトンにおけるプロトン化分子イ
オンの最低の質量同位体を示すFAB−MS分析。クラトスM
S−50二重焦点質量分析計を用いて下記の実験条件下で
分析すると、スペクトルの800m/z質量単位(同位体ピー
クは数えない)以上の全ての他のピークは分子イオンの
20%以下であった:6Kvにおけるキセノン急速原子衝撃;
グリセロールマトリックス;正のイオン化方式 I)下記の実験条件下で下記の天然アミノ酸類:グリシ
ン、(L)プロリンおよび(L)セリン:の存在を示す
塩酸加水分解酵素のアミノ酸分析: 試料を1%のフェノールを含有している6N HCの存
在下で20時間にわたり105℃で加水分解し、そして次に
下記の如き二階段で誘導化する: a)無水プロパノール中での2M HCを用いてカルボン
酸官能基のn−プロピルエステル類の製造(90℃、1時
間)、およびその後の窒素下での乾燥、 b)室温における1時間にわたる無水ペンタフルオロプ
ロピオン酸/無水ジクロロメタン、1/9(容量/容量)
を用いる遊離アミノ基からアミド類への転化、およびそ
の後の窒素下での乾燥;このようにして得られた誘導化
された残渣をジクロロメタン中に溶解させ、そしてHP59
85Bシステムを使用する下記の条件下でのGC−MSにより
分析する: カラム:キラールn−プロピオニル−L−バリンt−ブ
チルアミドポリシロキサンでコーテイングされた融解シ
リカ毛管カラム(25m×0.2mm内径、C.G.C.アナリティッ
ク)、温度プログラム:80℃で4分、次に4℃/分。
L)イオン化検査 メチルセロソルブ/水中での0.1N HCおよび0.1N
NaOHを用いる滴定によりイオン化可能官能基は検出され
ない。弱塩基性官能基は非−水系媒体(酢酸)中での0.
1N HCO4を用いる滴定により現れない。
M)比旋光度 ▲[アルファ]20 D▼=プログラム140.8、無水エタノ
ール、約5g/の濃度。
2.プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の菌糸体または
それのGE 2270生成用変種もしくは変異体からの回収時
に得られる抗生物質である抗生物質GE 2270複合体。
3.プラノビスポラ・ロセアATCC 53733の菌糸体または
それのGE 2270生成用変種もしくは変異体を浸水好気性
条件下で炭素、窒素および無機塩類の同化可能な原料の
存在下で培養し、そして生成した抗生物質をそこから回
収することからなる、上記1または2の化合物の製造方
法。
4.上記1または2の化合物を薬学的に許容可能な担体と
混合して含有している、薬学的組成物。
5.薬品として使用するための、上記1または2の化合
物。
6.抗生物質として使用するための薬物を製造するため
の、上記1または2の化合物の使用。
7.プラノビスポラ・ロセアATCC 53733。
8.好気性条件下で炭素、窒素および無機塩類の同化可能
な原料の存在下で抗生物質GE 2270ファクターAを製造
可能な、プラノビスポラ・ロセアATCC 53733、また
は、プラノビスポラ・ロセアATCC 23866以外の、それ
のGE 2270生成用変種もしくは変異体の生物学的に純粋
な培養物。
【図面の簡単な説明】
第1図は、抗生物質GE 2270ファクターAの紫外線スペ
クトルを示している。 第2図は、抗生物質GE 2270ファクターAの赤外線吸収
スペクトル(ヌジョールマル)を表わしている。 第3図は、DMSO−d6中で500MHzにおいて測定された抗生
物質GE 2270ファクターAの1H−NMRを表わしている。 第4図は、DMSO−d6中で125MHzにおいて測定された抗生
物質GE 2270ファクターAの13C−NMRを表わしている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C12R 1:01) (72)発明者 ニコレツタ・モンタニーニ イタリー国ミラノ20017ロ・ビアカプア ナ 19 (72)発明者 ベス・ピー・ゴールドスタイン イタリー国20121ミラノ・コルソガリバ ルデイ 46 (72)発明者 マウリツイオ・デナーロ イタリー国ミラノ・20090オペラ・スポ ルテイングミラソーレ・34/21 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07G 11/00 C12P 1/06 C12N 1/20 A61K 35/74

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記の特性を有する非塩形の抗生物質GE22
    70ファクターA: A) 下記最大吸収を示す紫外線吸収スペクトル: B) 下記の最大吸収(cm-1)を示す赤外線スペクトル
    (ヌジョール): 3700−3060、3060−2660(ヌジョール)、1650、1590−
    1490、1490−1420(ヌジョール)、1375(ヌジョー
    ル)、1310、1245、1210、1165、1090、1060、1020、97
    0、930、840、810、750、720(ヌジョール)、700 このスペクトルの主な官能基赤外線吸収帯は下記の如く
    分布することができる:ν(cm-1) 帰属 3600−3100 νNH、νOH 1650 アミドI(νC=0) 1545 複素環式νC=CおよびνC=N 1525、1495 アミドII(δNH) 1250、1205 芳香族δCH 870 複素環式γCH 745、700 芳香族γCH C) DMSO−d6(ヘキサジュートロジメチルスルホキシ
    ド)中で内部標準としてTMS(0.00ppm)を使用して記録
    された500MHzにおける下記の信号群(ppm)を示す1H−N
    MRスペクトル;各信号に関するプロトン数はかっこ内に
    記載されている: 9.02(1)、8.68(1)、8.70(1)、8.57(1)、8.
    50(1)、8.43(1)、8.37(1)、8.26(1)、8.25
    (1)、7.4−7.20(9)、6.96(2)、6.02(1)、
    5.30−5.18(3)、5.01(1)、4.97(2)、4.80
    (1)、4.56(1)、4.30(1)、4.26(1)、3.98
    (1)、3.81(1)、3.79(1)、3.38(3)、2.72
    (1)、2.58(3)、2.48(3)、2.16(1)、2.13
    (1)、1.96(2)、1.88(1)、1.34(1)、0.87
    (3)、0.84(3) D) DMSO−d6中で内部標準としてTMS(0.00ppm)を使
    用して記録された125MHzにおける下記の信号群(ppm)
    を示す13C−NMRスペクトル;Qは第四級炭素原子またはC
    =O基を意味する: 173.69,Q;171.10,Q;169.83,Q;169.51;Q;168.45,Q;168.2
    6,Q;167.84,Q;165.68,Q;164.75,Q;161.40;Q;161.23,Q;1
    60.46,Q;160.29,Q;159.35,Q;153.42,Q;150.31,Q;150.1
    1,Q;149.41,Q;146.93,Q;144.73,Q;143.75,Q;142.10,Q;1
    41.78,Q;141.33,CH;140.97,Q;139.53,Q;128.68,CH;127.
    99,2[CH];127.67,Q;127.67,CH;126.88,CH;126.76,2
    [CH];123.17,CH;118.66,CH;116.42,CH;73.81,CH;69.4
    1,CH2;67.97,CH;67.36,CH2;60.12,CH;58.63,CH3;58.24,
    CH;55.41,CH;48.15,CH;47.03,CH2;41.19,CH2;37.60,C
    H2;34.06,CH;29.76,CH2;25.85,CH3;24.28,CH2;18.49,CH
    3;17.98,CH3;11.99,CH3; E) 下記の条件下で逆相HPLCにより分析されたときの
    14.9分の保持時間(Rt): カラム:ウルトラスフェアODS(逆相シラン化シリカゲ
    ル;5マイクロメートル(アルテックス(ベックマン)、
    4.6mm(内径)×250mm プレ−カラム:ブラウンリー・ラボス・RP18(オクタデ
    シルシランシリカゲル;5マイクロメートル) 溶離剤A:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
    トリウム70:30(容量/容量)、 溶離剤B:pH7.0に調節されたアセトニトリル:18mM燐酸ナ
    トリウム10:90(容量/容量)、 溶離方式:溶離剤B中の溶離剤Aの線状勾配、45%〜70
    %、20分で、 流速:1.8m/分 紫外線検出器:254nm 内部標準:クロラムフェニコール(Rt=3.7分) F) 試料をあらかじめ約140℃において不活性雰囲気
    下で乾燥した後の、下記の組成を示す元素分析:炭素、
    水素、窒素、硫黄 G) ジクロロメタン:メタノール9:1(容量/容
    量)、シリカゲル板(シリカゲル60F254、メルク・カン
    パニイ)、可視;紫外線254nm、ヨウ素蒸気を伴う黄色
    点を使用するクロマトグラフィーシステム、または最少
    量のデヴィス媒体上で枯草菌ATCC6633、内部標準:クロ
    ロラムフェニコール(Rf 0.56)を使用するバイオオー
    トグラフィーにおける、0.37のRf値 H) m/z1290.3±0.1ダルトンにおけるプロトン化分子
    イオンの最低の質量同位体を示すFAB−MS分析。クラト
    スMS−50二重焦点質量分析計を用いて下記の実験条件下
    で分析すると、スペクトルの800m/z質量単位(同位体ピ
    ークは数えない)以上の全ての他のピークは分子イオン
    の20%以下であった:6Kvにおけるキセノン急速原子衝
    撃;グリセロールマトリックス;正のイオン化方式 I) 下記の実験条件下で下記の天然アミノ酸類:グリ
    シン、(L)プロリンおよび(L)セリン:の存在を示
    す塩酸加水分解酵素のアミノ酸分析: 試料を1%のフェノールを含有している6N HCの存在
    下で20時間にわたり105℃で加水分解し、そして次に下
    記の如き二階段で誘導化する: a) 無水プロパノール中での2M HCを用いてカルボ
    ン酸官能基のn−プロピルエステル類の製造(90℃、1
    時間)、およびその後の窒素下での乾燥、 b) 室温における1時間にわたる無水ペンタフルオロ
    プロピオン酸/無水ジクロロメタン、1/9(容量/容
    量)を用いる遊離アミノ基からアミド類への転化、およ
    びその後の窒素下での乾燥;このようにして得られた誘
    導化された残渣をジクロロメタン中に溶解させ、そして
    HP5985Bシステムを使用する下記の条件下でのGC−MSに
    より分析する: カラム:キラールn−プロピオニル−L−バリンt−ブ
    チルアミドポリシロキサンでコーテイングされた融解シ
    リカ毛管カラム(25m×0.2mm内径、C.G.C.アナリティッ
    ク)、温度プログラム:80℃で4分、次に4℃/分。 L) イオン化検査 メチルセロソルブ/水中での0.1N HCおよび0.1N NaOH
    を用いる滴定によりイオン化可能官能基は検出されな
    い。弱塩基性官能基は非−水系媒体(酢酸)中での0.1N
    HCO4を用いる滴定により現れない。 M) 比旋光度 ▲[アルファ]20 D▼=+140.8、無水エタノール、約5g
    /の濃度。
  2. 【請求項2】プラノビスポラ・ロセアATCC 53773の菌
    糸体またはそれのGE 2270生産性変種もしくは変異体か
    らの回収時に得られる請求項1に記載の化合物を主成分
    とする抗生物質GE 2270複合体。
  3. 【請求項3】プラノビスポラ・ロセアATCC 53773の菌
    糸体またはそれのGE 2270生産性変種もしくは変異体を
    浸水好気性条件下で炭素、窒素および無機塩類の同化可
    能な原料の存在下で培養し、そして生成した抗生物質を
    そこから回収することからなる、請求項1または2に記
    載の化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の化合物を薬学的
    に許容可能な担体と混合して含有している、抗菌性組成
    物。
  5. 【請求項5】好気性条件下で炭素、窒素および無機塩類
    の同化可能な原料の存在下で請求項1に記載の抗生物質
    GE 2270ファクターAを製造可能な、プラノビスポラ・
    ロセアATCC 53773、または、プラノビスポラ・ロセアA
    TCC 23866以外の、それのGE 2270生成用変種もしくは
    変異体の生物学的に純粋な培養物。
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