JP2996273B2 - 曲率を有するトンネル内への配管用管体の構造 - Google Patents

曲率を有するトンネル内への配管用管体の構造

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JP2996273B2 JP5292865A JP29286593A JP2996273B2 JP 2996273 B2 JP2996273 B2 JP 2996273B2 JP 5292865 A JP5292865 A JP 5292865A JP 29286593 A JP29286593 A JP 29286593A JP 2996273 B2 JP2996273 B2 JP 2996273B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば下水道配管など
としてトンネル内の湾曲部に敷設される埋設管に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の配管用の樹脂製の管体と
しては、図5に示すように、挿口31を有する第1の直管
32と、受口33を有する第2の直管34とをトンネル内の湾
曲部35の曲率に合わせてへの字形に接続していた。すな
わち、図6に示すように管材37を斜めに切断して第1の
直管32と第2の直管34とに分割した後、図7に示すよう
に第2の直管34(または第1の直管32)を反転させて、
第1の直管32の切断面と第2の直管34の切断面とを接合
していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、管材37の切断および接合などの加工作業
に労力を要し、また、湾曲部35の種々の曲率に対応した
ものを個別的に加工し製作する必要があるため、注文に
在庫品で迅速に対応することは困難であった。また、他
の方法として、上記のように管材37を加工するのではな
く、曲げ角度を有する芯金上に材料を巻付けて、曲がっ
た樹脂管を直接に成形することも可能であるが、口径お
よび屈曲角度ごとに芯金が必要となり、その設備に多大
なコストを要した。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、トン
ネル内の湾曲部の種々の曲率に容易に対応し得、かつ低
コストで製作し得る配管用管体を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明における曲率を有するトンネル内への配管用管
体の構造は、一端に挿口を有する直管と、他端に受口を
有するカラーとを設け、上記カラーは、上記直管の他端
が嵌め込まれる第1の円環部と、上記受口が設けられた
第2の円環部とで構成され、上記第1の円環部と上記直
管とを同一軸心にするとともに、上記第2の円環部の軸
心を上記直管の軸心に対してトンネル内の湾曲部の曲率
に合わせて屈曲させ、上記第2の円環部の軸心に対する
第2の円環部の他端面の角度を直角にし、かつ、上記直
管の軸心に対する直管の両端面の角度を直角にしたもの
である。
【0006】
【作用】上記構成によると、予め種々の曲率に合わせて
屈曲させたカラーを在庫しておき、在庫の中から、指定
された曲率のカラーを選んで、このカラーの一端に直管
の他端を嵌め込んで接合する。これにより、注文に応じ
た曲率の配管用管体を容易かつ迅速に製作することがで
きる。さらに、種々の曲率を有する配管用管体を製作す
る場合でも、直管を共通部品として使用することができ
るため生産コストを低減できる。
【0007】また、上記直管の軸心に対して直管の両端
面を直角に形成しているため、直管の両端をストレート
に形成すればよく、直管端部の形成が容易に行える。さ
らには、第2の円環部の軸心に対する第2の円環部の他
端面(受口側端面)の角度を直角にしているため、第2
の円環部他端(受口側端)の形成が容易に行える。ま
た、一方の管体の第2の円環部に他方の管体の直管を挿
入して接合する場合、一方の管体の第2の円環部の受口
に、軸心に対して一端面(挿口側端面)が直角に形成さ
れた他方の管体の直管を挿入して接合することができ
る。したがって、他方の管体の直管の一端(挿口側端)
をストレートに形成すればよく、他方の管体の直管の一
端(挿口側端)の形成が容易に行える。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4に基づ
いて説明する。図1,図2に示すように、トンネル内の
湾曲部1には、複数の管体2からなる下水用配管3が敷
設されている。これら各管体2は、一端に挿口4を有す
るFRPM製の直管5と、他端に受口6を有するFRP
M製の湾曲部用カラー7とからなる。そして、図2に示
すように、隣り合う管体2の挿口4と受口6とが互いに
接合されている。また、上記直管5の他端は湾曲部用カ
ラー7の一端に嵌め込み可能に形成され、湾曲部用カラ
ー7の他端側は上記湾曲部1の曲率に合わせて屈曲され
ている。
【0009】すなわち、図1に示すように、湾曲部用カ
ラー7は、直管5の他端が嵌め込まれる第1の円環部7
aと、受口6を有する第2の円環部7bとからなる。上
記第1の円環部7aの他端は屈曲角度Aに応じて傾斜し
ており、第2の円環部7bは第1の円環部7aの他端に
接合されている。これにより、湾曲部用カラー7の第2
の円環部7bは直管5に対して屈曲角度Aで屈曲してい
る。尚、上記第1の円環部7aと直管5とは同一軸心に
接合され、上記第2の円環部7bの軸心Bは上記直管5
の軸心Cに対して上記屈曲角度Aで屈曲されている。ま
た、上記第2の円環部7bの軸心Bに対する第2の円環
部7bの他端面9の角度が直角に構成され、かつ、上記
直管5の軸心Cに対する直管5の両端面10の角度が直角
に構成さ れている。
【0010】また、図3に示すように、トンネル内の真
直部11に敷設される下水用配管3も複数の管体12からな
り、これら管体12は、直管5と、真っ直ぐに形成された
真直部用カラー13とからなる。この真直部用カラー13
は、上記湾曲部用カラー7と同様に、他端に受口6を有
している。以下、上記構成における作用を説明する。
【0011】予め種々の曲率に合わせて屈曲させた湾曲
部用カラー7を製作して在庫しておき、在庫の中から、
指定された曲率の湾曲部用カラー7を選んで、この湾曲
部用カラー7の一端に直管5の他端を嵌め込んで接着剤
などで接合する。これにより、注文に応じた曲率の管体
2を容易かつ迅速に製作することができ、図4に示すよ
うに、種々の曲率を有する管体2を製作する場合でも、
直管5を共通部品として使用することができるため生産
コストを低減できる。
【0012】また、上記直管5の軸心Cに対して直管5
の両端面10を直角に形成しているため、直管5の両端を
ストレートに形成すればよく、直管5の両端の形成が容
易に行える。さらには、第2の円環部7bの軸心Bに対
する第2の円環部7bの他端面9の角度を直角にしてい
るため、第2の円環部7bの他端(受口6側の端)の形
成が容易に行える。また、図2に示すように一方の管体
2の第2の円環部7bに他方の管体2の直管5を挿入し
て接合する場合、一方の管体2の第2の円環部7bの受
口6に、軸心Cに対して一端面10が直角に形成された他
方の管体2の直管5を挿入して接合することができる。
したがって、他方の管体2の直管5の一端(挿口4側の
端)をストレートに形成すればよく、容易に形成するこ
とができる。
【0013】さらに、真直部用カラー13の一端に直管5
の他端を嵌め込んで接着剤などで接合することにより、
真直部11に敷設される管体12も容易かつ迅速に製作する
ことができる。このように、トンネル内の湾曲部1に敷
設される管体2と真直部11に敷設される管体12とを製作
する場合でも、直管5を共通部品として使用することが
できるため、両管体2,12が同工程で生産可能となる。
したがって、生産コストを低減できる。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、直管の他
端を第1の円環部に嵌め込み可能に形成し、第2の円環
部の軸心を上記直管の軸心に対してトンネル内の湾曲部
の曲率に合わせて屈曲させたことにより、予め種々の曲
率に合わせて屈曲させたカラーを在庫しておき、在庫の
中から、指定された曲率のカラーを選んで、このカラー
第1の円環部に直管の他端を嵌め込んで接合する。こ
れにより、注文に応じた曲率の配管用管体を容易かつ迅
速に製作することができ、製作コストも低減できる。さ
らに、種々の曲率を有する配管用管体を製作する場合で
も、直管を共通部品として使用することができるため生
産コストを低減できる。
【0015】また、上記直管の軸心に対して直管の両端
面を直角に形成しているため、直管の両端をストレート
に形成すればよく、直管端部の形成が容易に行える。さ
らには、第2の円環部の軸心に対する第2の円環部の他
端面(受口側端面)の角度を直角にしているため、第2
の円環部他端(受口側端)の形成が容易に行える。ま
た、一方の管体の第2の円環部に他方の管体の直管を挿
入して接合する場合、一方の管体の第2の円環部の受口
に、軸心に対して一端面(挿口側端面)が直角に形成さ
れた他方の管体の直管を挿入して接合することができ
る。したがって、他方の管体の直管の一端(挿口側端)
をストレートに形成すればよく、他方の管体の直管の一
端(挿口側端)の形成が容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における配管用管体の断面図
である。
【図2】トンネル内の湾曲部に配設された配管用管体の
平面図である。
【図3】トンネル内の真直部に配設された配管用管体の
平面図である。
【図4】配管用管体の製作方法を示す図である。
【図5】従来例において、トンネル内の湾曲部に配設さ
れた配管用管体の一部切欠き平面図である。
【図6】従来例における配管用管体の製作方法を示す図
である。
【図7】従来例における配管用管体の製作方法を示す図
である。
【符号の説明】
1 湾曲部 2 管体 4 挿口 5 直管 6 受口 7 湾曲部用カラー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に挿口を有する直管と、他端に受口
    を有するカラーとを設け、上記カラーは、上記直管の他端が嵌め込まれる第1の円
    環部と、上記受口が設けられた第2の円環部とで構成さ
    れ、 上記第1の円環部と上記直管とを同一軸心にするととも
    に、上記第2の円環部の軸心を上記直管の軸心に対して
    トンネル内の湾曲部の曲率に合わせて屈曲させ、上記第
    2の円環部の軸心に対する第2の円環部の他端面の角度
    を直角にし、かつ、上記直管の軸心に対する直管の両端
    面の角度を直角にした ことを特徴とする曲率を有するト
    ンネル内への配管用管体の構造。
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