JP2995764B2 - 画像記憶装置 - Google Patents

画像記憶装置

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JP2995764B2
JP2995764B2 JP1300791A JP30079189A JP2995764B2 JP 2995764 B2 JP2995764 B2 JP 2995764B2 JP 1300791 A JP1300791 A JP 1300791A JP 30079189 A JP30079189 A JP 30079189A JP 2995764 B2 JP2995764 B2 JP 2995764B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、画像データを読取って記憶させ、必要に
応じてこれを表示出力あるいは印字出力させる画像記憶
装置に関する。
[従来の技術] 従来より、イメージスキャナを用いて文書等の画像デ
ータを読取り、読取った画像データに対してインデック
スデータを付してメモリや磁気ディスク等の記憶手段に
複数記憶させておき、必要に応じてインデックスデータ
を指定入力することにより任意の画像データを検索して
読出し、表示出力あるいは印刷出力する画像記憶装置が
考えられている。この種の画像記憶装置では、複数の画
像データを記憶できるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかして、上記画像データはデータの多少にかかわら
ず空白領域も含めてそのまま記憶されるようになってい
るものであり、例えば読取ったデータが空白の場合に
は、値「0」のビットが記憶され、有効画像、すなわ
ち、黒字印刷等がなされている場合には値「1」のビッ
トが記憶されるものである。データを呼出す際には記憶
手段に記憶された「0」及び「1」からなる画像データ
をそのまま呼び出して表示あるいは印字出力するように
なっている。
上記のように画像データをそのまま記憶してしまう
と、記憶に要する画像のデータ量が多くなり、記憶手段
の記憶容量は限度があるために、限られた枚数分のデー
タしか記憶させることができない。
そこで、1枚の画像データ中の有効な画像部分のみを
カーソル等で領域指定し、その指定領域の画像データの
みを記憶させるようにすることも考えられる。
しかしながら、この場合、画像データ中に有効画像部
分が多数ある場合や、領域が複雑な形状となる際にはそ
の領域指定の操作が面倒なものとなり、操作が煩わし
い。
この発明は上記のような実情に鑑みてなされたもの
で、画像データを記憶する記憶手段の容量を有効に利用
し、よりたくさんの画像データを記憶させることを可能
とすると共に、画像データ中の必要な有効画像部分の領
域指定を簡単に行なうことが可能な画像記憶装置を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] この発明は、例えばイメージスキャナ等によって画像
データの読取りを行ない、読取った1枚の画像データ中
の文字単位での有効画像データブロックとその位置情報
を検出した後、有効画像データブロックの複数行に跨が
った文字列の統合を含んだ統合を指定して有効画像デー
タ及び位置情報を変更設定し、変更設定された各有効画
像データとその位置情報とを記憶手段に書込み記憶させ
るようにしたもので、画像データを記憶するメモリの容
量を有効に利用してよりたくさんの画像データを記憶さ
せると共に、画像データ中の必要な有効画像部分の領域
指定を簡単に行なうことができる。
[実施例] 以下この発明を名刺ファイル装置に適応した場合の一
実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図はその外観構成を示すもので、11が
本体ケースである。この本体ケース11は、上ケース11a
と下ケース11bとが接続されて一体となり、折り畳んだ
時に手に持てる程度の大きさとなるもので、第1図はそ
の開いた状態を示すものである。本体ケース11の上ケー
ス11a内側には、読取った画像データや後述するインデ
ックスデータ等を表示するドットマトリックスによる液
晶表示パネル12、電源のON/OFFを行なう電源キー13、2
接点スライドスイッチによる「登録」モードと「検索」
モードとを切換えるためのモード切換スイッチ14、種々
の指示を実行させるための実行キー15が備えられる。ま
た、下ケース11bの内側には、領域指定のためのカーソ
ルキー16a(図では「▼」と示す)、16b(図では「」
と示す)を含むインデックスデータ等を入力するための
文字/数値キー16、項目の入力及び指定のための「社
章」キー、「氏名」キー、「会社」キー、「住所」キ
ー、「TEL(電話番号)」キー及び「その他」キーから
なる項目キー17が備えられる。さらに、上ケース11aの
側面部には、その一方に名刺の画像データを読取るため
の読取り部18が、他方の読取りを指示する読取りスイッ
チ19が設けられる。読取り部18は、その詳細は説明しな
いが、例えば名刺の幅の長さに対応して8〜16ドット/m
mの読取り画素を有する後述するラインセンサ、光源、
及び読取移動速度から読取りタイミング信号を生成する
エンコーダ等から構成されるもので、第2図に示すよう
に上ケース11aと下ケース11bとを折り畳み、読取り部18
を読取り対象である名刺20上面の一端部に当接して立て
た状態で、読取りスイッチ19を押したまま名刺20上を矢
印Aに示す方向に走査することにより名刺20上に印刷さ
れた画像データが読取られることとなる。
次に第3図により上記本体ケース11内に設けられる電
子回路の構成について説明する。同図で、電源キー13、
モード切換スイッチ14、実行キー15、文字/数値キー1
6、項目キー17及び読取りスイッチ19からなるキー入力
部21でのキー操作によるキー入力信号はすべてCPUで構
成される制御部22に送られる。制御部22はキー入力部21
からの信号に従って他の各回路の動作制御を行なうもの
であり、動作制御のためのマイクロプログラムを記憶し
たROM23のROMアドレス指定部24をアドレス指定してROM2
3から該マイクロプログラムを読込む一方、各種データ
を記憶するRAM25に対してアドレス指定により入出力を
行なう。また制御部22は、読取制御部26に読取り制御指
令を、表示制御部27に表示データを出力する。読取制御
部26は、制御部22の指令に応じて第1図に示した読取り
部18のラインセンサ28に駆動信号を送出し、対象となる
画像データを読取らせる。このとき制御部22は、読取り
部18内に設けられた白色光源のランプ29を同時に点灯駆
動するもので、ラインセンサ28で読取られた画像データ
は読取制御部26を介して制御部22に取込まれ、RAM25に
記憶される。上記表示制御部37は、制御部22から送られ
てきた表示データをもとに表示駆動信号を得、この表示
駆動信号により上記液晶表示パネル12からなる表示部30
を駆動制御して画像データ等を表示出力させる。
上記RAM25は、第4図に示すように表示データ記憶部2
5a、画像データ記憶部25b、インデックス記憶部25c、ワ
ークエリア25d及び画像データ一時記憶部25eから構成さ
れる。表示データ記憶部25aは読取った1枚の名刺の画
像データの全ビットマップに対応した数のビットメモリ
を少なくとも有し、表示部30に表示する表示データを記
憶する領域であり、画像データ記憶部25bは後述するブ
ロック化された有効画像領域の画像データを複数枚分記
憶する領域である。インデックス記憶部25cは、画像デ
ータ記憶部25bに記憶される画像データに対応して文字
/数値キー16により入力設定されるインデックスデータ
を記憶するインデックスデータ記憶部Ia、ブロック化さ
れた各有効画像ブロックのコーナー4点が読取った全体
の画像データのうちのどの位置にあるかを示す位置情報
であるところの座標データを記憶する複数の座標データ
記憶部Ic、この座標データ記憶部Icで指定される画像ブ
ロックが画像データ記憶部25b上のどのアドレス位置に
記憶されているかを記憶する複数のアドレス記憶部Ib及
び上記座標データ記憶部Icで指定される画像ブロックの
項目データを記憶する複数の項目データ記憶部Idを1組
とした複数組の領域からなり、そのそれぞれの組に番号
「I0」「I1」「I2」…が順番に付される。また、ワーク
エリア25dは画像データのブロック化のためのYaレジス
タ、Ybレジスタ、Xaレジスタ、Xbレジスタ、Ycレジス
タ、Xcレジスタ、Fフラグレジスタ、項目検索のための
Mレジスタ等からなる。画像データ一時記憶部25eは、
画像データをブロック化する際に一時的に記憶させてお
く領域であり、読取った1枚の名刺の画像データの全ビ
ットマップに対応した数のビットメモリを少なくとも有
している。
次いで上記実施例の動作について説明する。
ここでは、第12図に示すような名刺20の画像を読取っ
て登録し、その後に検索して出力させる場合を例示して
説明するものとする。
第5図は制御部22による総合的な動作内容のフローチ
ャートを示すものであり、その当初にはステップA01に
示すように第1図に示したモード切換スイッチ14の操作
位置が「登録」「検索」のいずれのモード設定位置とな
っているかを判断する。
「登録」モードの位置となっている場合には次にステ
ップA02に進み、実際に画像データの読取りを行なう。
これは、上記第2図に示すように読取り部18を読取り対
象である名刺20面に当接し、読取りスイッチ19を押した
ままの状態で名刺20上を例えば長手方向に走査するもの
で、名刺20の画像データはランプ29に照明されて1ライ
ン単位でラインセンサ28によって読取られ、読取制御部
26を介して順次制御部22に送られる。制御部22では、順
次送られてくるライン単位の画像データを一旦RAM25の
表示データ記憶部25a及び画像データ一時記憶部25eに保
持し、表示データ記憶部25aの保持内容を表示データと
して順次表示制御部27に送出し、表示部30で表示させ
る。1枚分の名刺20の全画像データを表示データ記憶部
25a及び画像データ一時記憶部25eに保持した後、読取り
スイッチ19の押圧を停止すると制御部22はステップA03
に示すように画像データ一時記憶部25eに保持されてい
る画像データ中の空白領域を除いた有効画像領域、すな
わち、有効な画像ブロック部分の座標を検出して画像デ
ータ記憶部25bに記憶する。
このブロック座標の検出記憶は表示レジスタ25aに記
憶されている画像データのビットマップにより画像デー
タのある行を検出するデータ有行の検出処理と、そのデ
ータ有行中のデータ有列の検出処理及び記憶の2つの処
理によってなされる。すなわち、表示レジスタ25aに記
憶されている画像データは空白ビットが「0」、黒画素
(印刷あり)が「1」で記憶されている。
しかして、表示レジスタ25aのビットマップの横方向
の座標をx0,x1,x2,x3,…、縦方向の座標y0,y1,y2,y3,…
とした場合に、同一のy座標を有する横方向を行、同一
のx座標を有する縦方向を列として、各行に少なくとも
1つの画素データ「1」を有しているか否かを始めのデ
ータ有行の検出処理で判断するもので、その処理手段は
第6図に示すようになる。
すなわち、第6図はこのデータ有行検出の詳細な処理
内容を示すもので、処理の初めにはステップB01で初期
化として制御部22がRAM25のワークエリア25dのYaレジス
タ、Ybレジスタ、Xaレジスタ、Xbレジスタ、Ycレジス
タ、Xcレジスタ及びFフラグレジスタを共にクリアして
「0」とする。次いでステップB02でx座標方向のサー
チレジスタとなるXcレジスタの内容を「+1」更新設定
して「1」とし、続くステップB03でこのXcレジスタの
内容に指示される表示レジスタ25aのビットマップ上の
座標x1が最終列であるか否か判断される。
最終列ではないと判断されると、次にステップB09に
進んでy座標方向のサーチレジスタとなるYcレジスタの
内容「0」とXcレジスタの内容に指示される表示レジス
タ25aのビットマップ上の座標(x1,y0)に画像データが
有るか否か、すなわち、黒画素データ「1」が有るか否
かを判断する。ないと判断された場合は再度ステップ02
に戻り、Xcレジスタの内容を「+1」更新設定した後に
ステップB03,B09の処理を繰返す。
データがないままにXcレジスタの内容が表示レジスタ
25aのビットマップ上の最終列を示す値となると、これ
がステップB03で判断されてステップB04に進む。
ステップB04では、Fフラグレジスタにデータ有りを
示すFフラグ「1」が設定してあるか否かを判断する。
設定されておらず「0」であると判断されると、次にス
テップB07に進んでYcレジスタの内容を「+1」更新設
定する。続くステップB08でXcレジスタの内容をクリア
して「0」とし、再び上記ステップB02に至る。
こうしてYcレジスタの値を更新し、次の行を指定した
状態で再びステップB02からの処理を繰返し実行する。
第13図は上記第12図に示した名刺20の画像データのデ
ータの有る部分のブロック座標を示すものである。同図
で名刺20のサイズを縦55mm×横90mmとし、上記ラインセ
ンサ28による分解能を16ドット/mmとした場合、表示レ
ジスタ25aに記憶される名刺画像データ全体のビットマ
ップは880×1440ドットとなる。したがって、この名刺
画像データに対してYcレジスタの取り得る最終行を示す
値は「879」、Xcレジスタの取り得る最終列を示す値は
「1339」となる。
この名刺画像データの場合、Ycレジスタの内容が「12
8」となった時点で最初のデータの有る行が検出され、
ステップB09からステップB10に至る。
ステップB10では、上記Fフラグレジスタが「0」と
なっているか否かを判断する。「0」であると判断され
ると次にステップB11に進んでYcレジスタの内容「128」
をYaレジスタ(Ya1レジスタ)に入力設定する。その
後、ステップB12でFフラグレジスタにあらためてデー
タ有りを示すFフラグ「1」を設定し、ステップB07でY
cレジスタの内容を「+1」更新設定して「129」とした
後、続くステップB08でXcレジスタの内容をクリアして
「0」とし、ステップB09に至る。そして、ステップB09
でYcレジスタの内容が最終行を示す値「1339」ではない
と判断されると、再び上記ステップB02に至る。
以後、Ycレジスタの順次更新設定されて「240」とな
るまでの間、ステップB02,B03を介してステップB09でデ
ータ有りと判断された時点で、次にステップB10でFフ
ラグレジスタが「0」ではなく「1」であると判断さ
れ、ステップB07〜B09を介してステップB02に戻るとい
う処理を繰返す。
Ycレジスタが「241」となり、Xcレジスタの内容を順
次設定しながらステップB02,B03,B09の処理を繰返し、
データがないままにXcレジスタの内容が最終列を示す値
「1339」となると、ステップB03でこれが判断され、次
にステップB04に進む。ステップB04でFフラグレジスタ
にデータ有りを示すFフラグ「1」が設定してあると判
断されると、次にステップB05に進んでYcレジスタの内
容から「−1」した値、すなわちデータが連続して有っ
た最後の行を示す値「240」をYbレジスタ(Yb1レジス
タ)に入力設定する。その後、ステップB06でFフラグ
レジスタにあらためてデータなしを示す値「0」を設定
し、ステップB07でYcレジスタの内容を「+1」更新設
定して「242」とした後、続くステップB08でXcレジスタ
の内容をクリアして「0」とし、ステップB09に至る。
そして、ステップB09でYcレジスタの内容が最終行を示
す値「1339」ではないと判断されると、再び上記ステッ
プB02に至る。
以後、上記と同様にしてデータが連続して有る場合に
その最初と最後の行を示す値「320」と「400」、「48
0」と「640」、・・・を順次Yaレジスタ(Ya2レジスタ,
Ya3レジスタ,・・)とYbレジスタ(Yb2レジスタ,Yb3レ
ジスタ,・・)に組にして入力設定していく。
そして、Ycレジスタの内容が「879」となった時点で
これが最終行を示す値であるとステップB09で判断さ
れ、以上でこの第6図によるデータの有る行の検出処理
を終了する。
データの有る行の検出処理を終えると、続いてこのデ
ータ有りの行におけるデータの有る列の検出処理が行わ
れる。
第7図はこのデータ有列検出の処理内容を示すもの
で、処理の初めにはステップC01で初期化として制御部2
2がRAM25のワークエリア25dのYcレジスタ、Xcレジスタ
及びFフラグレジスタを共にクリアして「0」とする。
次いでステップC02で一旦Yaレジスタ(Ya1レジスタ)に
保持された値「128」を「−1」して「127」としてYcレ
ジスタに入力設定した後、ステップC03でこのYcレジス
タの値を「+1」して再びデータのある始めの行を示す
値「128」に設定する。そして、ステップC04でYcレジス
タの値がYbレジスタ(Yb1レジスタ)に保持されるデー
タのある終りの行を示す値「240」を越えていないと判
断された後、ステップC11でy座標方向のサーチレジス
タとなるYcレジスタの内容「128」とXcレジスタの内容
「0」に指示される表示レジスタ25aのビットマップ上
の座標(x0,y128)に画像データが有るか否かを判断す
る。ないと判断された場合は再度ステップC03に戻り、Y
cレジスタの内容を「+1」更新設定した後にステップC
04,C11の処理を繰返す。
データがないままにYcレジスタの内容がYbレジスタの
値を越えてしまうと、これがステップC04で判断されて
ステップC05に進む。
ステップC05では、Fフラグレジスタにデータ有りを
示すFフラグ「1」が設定してあるか否かを判断する。
設定されておらず「0」であると判断されると、次にス
テップC08に進んでXcレジスタの内容を「+1」更新設
定する。続くステップC09で上記ステップC02と同じく一
旦Yaレジスタ(Ya1レジスタ)に保持された値「128」を
「−1」して「127」としてYcレジスタに入力設定した
後、ステップC10でXcレジスタの内容が最終列を示す値
「1339」ではないと判断されてから、再度ステップC03
でこのYcレジスタの値を「+1」して再びデータのある
始めの行を示す値「128」に設定する。
こうしてXcレジスタの値を更新し、次の列を指定した
状態で再びステップC03からの処理を繰返し実行する。
この名刺画像データの場合、Xcレジスタの内容が「8
0」となった時点で最初のデータの有る行が検出され、
ステップC11からステップC12に至る。
ステップC12では、上記Fフラグレジスタが「0」と
なっているか否かを判断する。「0」であると判断され
ると次にステップC13に進んでXcレジスタの内容「80」
をXaレジスタ(Xa1レジスタ)に入力設定する。その
後、ステップC14でFフラグレジスタにあらためてデー
タ有りを示すFフラグ「1」を設定し、ステップC08でX
cレジスタの内容を「+1」更新設定して「81」とした
後、続くステップC09で一旦Yaレジスタ(Ya1レジスタ)
に保持された値「128」を「−1」して「127」としてYc
レジスタに入力設定した後、ステップC10でXcレジスタ
の内容が最終列を示す値「1339」ではないと判断されて
から、再度ステップC03でこのYcレジスタの値を「+
1」して再びデータのある始めの行を示す値「128」に
設定する。
以後、Xcレジスタが順次更新設定されて「144」とな
るまでの間、ステップC03,C04を介してステップC11でデ
ータ有りと判断された時点で、次にステップC12でFフ
ラグレジスタが「0」ではなく「1」であると判断さ
れ、ステップC08〜C10を介してステップC03に戻るとい
う処理を繰返す。
Ycレジスタが「145」となり、Ycレジスタの内容を順
次設定しながらステップC02,C03,C09の処理を繰返し、
データがないままにXbレジスタ(Yb1レジスタ)に保持
されるデータのある終りの行を示す値「240」を越えた
と判断されると、ステップC04でこれが判断され、次に
ステップC05に進む。ステップC05でFフラグレジスタに
データ有りを示すFフラグ「1」が設定してあると判断
されると、次にステップC06に進んでXcレジスタの内容
から「−1」した値、すなわちデータが連続して有った
最後の列を示す値「144」をXbレジスタ(Xb1レジスタ)
に入力設定する。その後、ステップC06でFフラグレジ
スタにあらためてデータなしを示す値「0」を設定し、
ステップC08でXcレジスタの内容を「+1」更新設定し
て「146」とした後、続くステップC09でYaレジスタ(Ya
1レジスタ)に保持された値「128」を「−1」して「12
7」としてYcレジスタに入力設定した後、ステップC10に
至る。そして、ステップC10でXcレジスタの内容が最終
列を示す値「1339」ではないと判断されると、再び上記
ステップC03に至る。
以後、上記と同様にしてデータが連続して有る場合に
その最初と最後の列を示す値「208」と「272」、「32
0」と「384」を順次Xaレジスタ(Xa1レジスタ)とXbレ
ジスタ(Xb1レジスタ)に組にして入力設定していく。
そして、Xcレジスタの内容が「1339」となった時点で
これが最終列を示す値であるとステップC09で判断さ
れ、以上で第13図の第1行目の文字列「ABC」に対す
る、第9図のYa1レジスタ、Yb1レジスタとXa1レジス
タ、Xb1レジスタの処理を終えたこととなり、以後、ス
テップC15に示すように第13図の第2行目以降のデータ
有行に対しても、上記と同様の処理を繰返して実行す
る。そして、上記第6図で検出したすべてのデータ有行
に対してデータ有列の検出を終えた時点でこの第7図に
よるデータの有る列の検出処理を終了する。
こうしてワークエリア25dのYaレジスタ、Ybレジスタ
とXaレジスタ、Xbレジスタに記憶された各行領域の座標
データと各列領域の座標データとを組合わせることによ
りブロック領域の座標データが検出可能となるものであ
る。例えば第9図のYa1レジスタ、Yb1レジスタの行領域
の座標データ「y128」「y240」とXa1レジスタ、Xb1レジ
スタの列領域の座標データ「x80」「x144」により (y128,x80)、(y128,x144)、 (y240,x80)、(y240,x144) の座標で示される4点をコーナーとした画像ブロックと
して検出される。
第10図は上記第9図で示した座標データから得られる
ブロック領域の座標データの組を示すものであり、これ
ら4点を1組とした座標データがブロックの数に対応し
た組分だけワークエリア25dに記憶設定される。
このデータ有り列の検出を終えた時点でブロック座標
の検出も終えたこととなるので、ブロック指定と項目入
力を促すように表示部30で表示される画像データ中の最
初のブロックを点滅させた後、次には第5図でステップ
A04に進み、上記有効画像ブロックの指定入力と項目入
力の処理が行われる。
第8図はこのブロック指定及び項目入力の処理内容を
詳細に示すものであり、ブロックが点滅表示された状態
で文字/数値キー16の図示しない送りキー及びカーソル
キー16a,16bと項目キー17のいずれかが操作された場合
に実行される処理である。
例えば第13図に示す画像データの最初のブロック
「A」Bが点滅表示された状態で文字/数値キー16中の
右方向へのカーソル移動を指示するカーソルキー(図で
は「」と示す)16bを操作すると、その操作によって
この処理が実行され、まずステップD01に示すように操
作されたキーが文字/数値キー16中の図示しない送りキ
ーであるか否か判断される。この送りキーはブロックの
点滅位置をただ単に移動させるためのもので、ここでは
判断結果はNOであり、次ぎにステップD03に進む。ステ
ップD03では、操作されたキーが文字/数値キー16中の
カーソルキー16aであるか否か判断されるもので、ここ
でも判断結果はNOとなり、次にステップD05に進む。そ
して、ステップD05で操作されたキーがカーソルキー16b
であると判断されると、次にステップD06に進む。ステ
ップD06では、カーソルキー16bの操作に伴って、始めに
点滅していた文字「A」のブロックとその右方向に隣接
する文字「B」のブロックとを改めて1つのブロックと
して、ワークエリア25dに記憶している座標データを変
更設定するもので、この場合、文字「A」のブロックの
コーナー4点の座標は (y128,x80)、(y128,x144)、 (y240,x80)、(y240,x144) であり、文字「B」のブロックのコーナー4点の座標は (y128,x208)、(y128,x272)、 (y240,x208)、(y240,x272) であるため、変更設定後の文字「AB」のブロックのコー
ナー4点の座標は (y128,x80)、(y128,x272)、 (y240,x80)、(y240,x272) となる。また、この座標データの変更に伴い、ブロック
の点滅位置も改めて変更され、1つになった文字「AB」
のブロックが点滅表示され、以上でこの第8図の処理を
終了する。
その後、再度カーソルキー16bを操作することにより
この第8図の処理が実行され、上記と同様の処理内容に
より、文字「ABC」が1つのブロックとしてその座標デ
ータの変更設定が行われる。
次に文字/数値キー16中の送りキーを操作すると、そ
のキー操作がステップD01により判断され、次にステッ
プD02に至る。ステップD02では、次のブロックを指定す
るべく点滅表示の位置を移動させるもので、ここではそ
れまで文字「ABC」のブロックが点滅表示されていたの
で、次は文字「開」のブロックが点滅表示されることと
なり、以上でこの処理を終了する。
その後、カーソルキー16b及び送りキーを適宜操作す
ることにより、上記と同様の処理が繰返し実行され、画
像データ中の有効画像ブロックは第14図に示すように統
合される。また、ワークエリア25d内の画像ブロックの
座標データは上記第8図の処理により第11図に示す如く
変更設定される。
また、上記ステップD03で操作されたキーがカーソル
キー16aによるものであると判断された場合は、次にス
テップD04に進み、点滅表示されていたブロックとその
下方向に隣接するブロックとを改めて1つのブロックと
して、ワークエリア25dに記憶している座標データを変
更設定する。この座標データの変更に伴い、ブロックの
点滅位置も改めて変更され、1つになったブロックが点
滅表示されて、以上でこの第8図の処理を終了する。
第15図はこのカーソルキー16aをも用いた他の名刺画
像のブロック統合を例示するものである。同図で第3番
目のブロックは、住所である「東京都・・・3−2−
1」なる文字列をカーソルキー16bによってブロック指
定し、統合させる一方、その下方にある郵便番号「〒18
9」なる文字列も住所に関するデータなので同様にカー
ソルキー16bによってブロック指定し、統合させる。そ
の後、再度「東京都・・・3−2−1」を送りキーの操
作によって選択し、点滅表示させた状態で、カーソルキ
ー16aを操作することにより、これら2つの文字列のブ
ロックを統合させるようにしたものである。この場合、
この第3番目のブロックの座標データはステップD04の
処理により図中でP1〜P6で示される6点に変更設定され
る。
こうして統合のためのブロック指定を行った後に、各
ブロックに対する項目データの入力設定を行なう。
項目データの入力設定は送りキーにより該当ブロック
を指定した上で項目キー17のいずれかを操作することに
よりなされるものである。
ここでは、送りキーによって始めのブロックである文
字「ABC」の位置を点滅表示させた状態で、まず項目キ
ー17の「会社」キーを操作する。このキー操作によって
再び第8図の処理が実行され、ステップD01,D03,D05で
それぞれ送りキー、カーソルキー16a,16bによるキー操
作ではないと判断された後、ステップD07に示すように
操作された項目キー17が「社章」キーであるか否か判断
される。ここでは判断結果はNOとなり、次にステップD0
9に進んで操作された項目キー17が「氏名」キーである
か否か判断される。ここでも判断結果はNOとなり、次に
ステップD11に進んで操作された項目キー17が「会社」
キーであるか否か判断される。「会社」キーであると判
断されると、次にステップD12に進んで、この始めのブ
ロックの座標データが記憶されているワークエリア25d
の座標データと対応する位置に、後述する格納処理でイ
ンデックス記憶部25cの項目データ記憶部Idに格納すべ
き項目データとして、「会社」を示す項目データ「3」
を入力設定する。その後、現在点滅表示されている始め
のブロックに代えて次の2番目ブロック、すなわち文字
列「開発本部開発室」のブロックを点滅表示させ、その
項目データの入力を促してこの処理を終了する。
次に第2番目のブロック「開発本部開発室」が点滅表
示されている状態で項目キー17の「その他」キーを操作
すると、その操作によって第8図の処理が行われる。こ
こでは、まずステップD01,D03,D05,D07,D09,D11のそれ
ぞれで操作されたキー17が送りキー、カーソルキー16a,
16b、「社章」キー、「氏名」キー、「会社」キーのい
ずれでもないと判断された後、ステップD13に進んで操
作されたキーが項目キー17の「住所」キーであるか否か
判断される。判断結果はNOとなり、次にステップD15に
進んで操作されたキーが項目キー17の「TEL」キーであ
るか否か判断される。ここでも判断結果がNOとなると、
残るキーは項目キー17の「その他」キーのみであるの
で、操作されたキーがこの「その他」キーであると認識
され、次にステップD17に進んで、この第2番目のブロ
ックの座標データが記憶されているワークエリア25dの
座標データと対応する位置に、後述する格納処理でイン
デックス記憶部25cの項目データ記憶部Idに格納すべき
項目データとして、「その他」を示す項目データ「6」
を入力設定する。その後、現在点滅表示されている第2
番目のブロックに代えて次の第3番目ブロック、すなわ
ち文字列「室長」のブロックを点滅表示させ、その項目
データの入力を促してこの処理を終了する。
第3番目のブロック「室長」が点滅表示されている状
態で項目キー17の「その他」キーを操作すると、その操
作によって再び上記と同様の処理が実行され、この第3
番目のブロックの座標データが記憶されているワークエ
リア25dの座標データと対応する位置に、後述する格納
処理でインデックス記憶部25cの項目データ記憶部Idに
格納すべき項目データとして、「その他」を示す項目デ
ータ「6」が入力設定された後、現在点滅表示されてい
る第3番目のブロックに代えて次の第4番目ブロック、
すなわち文字列「伊藤一郎」のブロックを点滅表示さ
せ、その項目データの入力を促してこの処理を終了す
る。
第4番目のブロック「伊藤一郎」が点滅表示されてい
る状態で項目キー17の「氏名」キーを操作すると、その
操作によって第8図の処理が行われる。ここでは、ステ
ップD01,D03,D05,D07を介してステップD09で操作された
キー17が項目キー17の「氏名」キーであると判断され、
次にステップD10に進んで、この第4番目のブロックの
座標データが記憶されているワークエリア25dの座標デ
ータと対応する位置に、後述する格納処理でインデック
ス記憶部25cの項目データ記憶部Idに格納すべき項目デ
ータとして、「その他」を示す項目データ「2」を入力
設定する。その後、現在点滅表示されている第4番目の
ブロックに代えて次の第5番目ブロック、すなわち文字
列 「TEL 03(525)1112」 のブロックを点滅表示させ、その項目データの入力を促
してこの処理を終了する。
そして、この第5番目のブロックが点滅表示されてい
る状態で項目キー17の「TEL」キーを操作すると、その
操作によって第8図の処理が行われる。ここでは、ステ
ップD01,D03,D05,D07,D09,D11,D13を介してステップD15
で操作されたキー17が項目キー17の「TEL」キーである
と判断され、次にステップD16に進んで、この第5番目
のブロックの座標データが記憶されているワークエリア
25dの座標データと対応する位置に、後述する格納処理
でインデックス記憶部25cの項目データ記憶部Idに格納
すべき項目データとして、「TEL」を示す項目データ
「5」を入力設定する。その後、現在点滅表示されてい
る第5番目のブロックが最後のブロックであることを判
断すると、この第8図の処理を終える。
なお、上記ステップD01で操作されたキーが項目キー1
7の「社章」キーであると判断された場合はそのブロッ
クの座標データが記憶されているワークエリア25dの座
標データと対応する位置に項目データとして「社章」を
示す項目データ「1」が、また、上記ステップD13で操
作されたキーが項目キー17の「住所」キーであると判断
された場合はそのブロックの座標データが記憶されてい
るワークエリア25dの座標データと対応する位置に項目
データとして「住所」を示す項目データ「4」がそれぞ
れ入力設定される。
以上、第8図の処理により最後のブロックに項目デー
タを設定し終えた時点で第8図の処理を終了すると同時
に第5図のステップA04の処理を終了し、次にステップA
05に至る。
ステップA05ではキー入力部21の文字/数値キー16に
よるインデックスデータの入力を待機する。インデック
スデータの入力がなされたら、そのインデックスデータ
を表示データ記憶部25a及び画像データ一時記憶部25eの
所定位置、すなわち、画像データの記憶領域とは異なる
記憶領域に一旦保持し、表示データ記憶部25aの内容を
もって表示部30に表示させる。次にステップA06での実
行キー15の操作による登録の確認指示を待機する。実行
キー15が操作されると、次にステップA07に進んで、表
示データ記憶部25aに保持される画像データ中の上記有
効ブロックの座標データで規定される領域内のデータの
みを画像データ記憶部25bに転送して記憶させると共
に、インデックス記憶部25cの該当領域の座標データ記
憶部Icに上記ワークエリア25dの座標データが、項目デ
ータ記憶部Idに上記第8図による項目データが、アドレ
ス記憶部Ibに上記画像データ記憶部25b上のアドレスが
設定されると共に、画像データ一時記憶部25eに保持さ
れるインデックスデータもインデックスデータ記憶部Ia
に記憶設定される。
以上に示した登録処理により1枚の名刺の画像データ
が画像データ記憶部25bに記憶され、その画像データ記
憶部25b上のアドレス及び表示時の座標データ、項目デ
ータがインデックスデータと共にインデックス記憶部25
cの1つ、例えば領域I0に記憶される。以後、名刺画像
を読取る毎に、その画像データはそれぞれ画像データ記
憶部25bに記憶され、そのインデックスデータ、画像デ
ータ記憶部25b上のアドレス及び表示時の座標データ、
項目データが、領域I1,I2,I3,…に記憶される。
次いでRAM25に記憶された多数の画像データの中から
任意の画像データを検索する場合の処理について示す。
検索を行なう方法としては4つの方法があり、1つは従
来通りインデックスデータを入力する方法、1つはただ
単に文字/数値キー16に設けられるシーケンシャルキー
(図示せず)を操作する方法、1つは上記項目キー17の
いずれかのキーにより特定の項目を指定した上で上記シ
ーケンシャルキーを操作する方法、もう1つは上記項目
キー17のいずれかのキーにより特定の項目を指定して複
数の画像データ中の同一項目データをシリアル番号と共
に表示させ、あらためてそのシリアル番号を指定する方
法である。
始めのインデックスデータを入力する通常の方法とし
ては、まず上記モード切換スイッチ14を「検索」モード
に設定した上で、所望する画像データのインデックスデ
ータを文字/数値キー16によりキー入力する。このキー
入力により再び上記第5図の処理が実行されるもので、
その当初にステップA01でモードが「検索」モードであ
ると判断されると、続くステップA08で入力されたイン
デックスデータをRAM25の画像データ一時記憶部25eに一
時保持する。続くステップA09で実行キー15が操作され
るのを待機した後、インデックス記憶部25cの各領域I0,
I1,I2,…のインデックスデータ記憶部Iaの中から一致す
るインデックスデータを記憶したものを順に検索する。
そして、ステップA10で一致したものがあったか否かを
判断するもので、あった場合には次にステップA11に進
み、そのインデックスデータに対応する有効ブロックの
座標データをインデックス記憶部25cから読出し、ま
た、アドレス記憶部Ibに従って画像データを画像データ
記憶部25bから読出し、座標データ記憶部Icに記憶され
る座標データに従って読出させた画像データを表示デー
タ記憶部25aに元の位置となるように記憶させ、これを
表示部30で表示出力させて処理を終了する。
また、上記ステップA09で入力したインデックスデー
タと一致するインデックスデータを有する画像データが
ないと判断された場合は、次にステップA12に進み、一
致するデータがなかったことを示すエラー表示を表示部
30で行なわせ、処理を終了する。
次に2番目の文字/数値キー16に設けられるシーケン
シャルキーのみを操作して検索する方法について説明す
る。
上記モード切換スイッチ14が「検索」モードに設定さ
れている状態でシーケンシャルキーのみを操作すると、
ステップA01で「検索」モードであると判断された後、
ステップA15で操作されたキーがシーケンシャルキーに
よるものであると認識され、次にステップA16に至る。
ステップA16では、RAM25のワークエリア25dのMフラグ
レジスタが「0」であるか否かを判断する。このMフラ
グレジスタは項目キー17による項目の指定がなされてい
る際にその項目データが設定されるもので、ここでは項
目指定がなされていないために「0」であるので判断結
果はYESとなり、次にステップA17に進む。
ステップA17では、インデックス記憶部25の各領域I0,
I1,I2,…にそれぞれ記憶されている座標データ記憶部Ic
及び項目データ記憶部Idにより、統一したフォーマット
で個々の全画像データを順次シーケンシャルに表示し、
以上でこの処理を終える。この場合、表示される各画像
データはそれぞれ項目データに応じて統一したフォーマ
ットで表示されるため、シーケンシャルキーを順次操作
していくことにより、どの画像データにおいても表示部
30画面の同一位置に同一項目のデータが表示されること
になり、ユーザは視線を移動させることなく、所望の画
像データの検索を行なうことができるようになる。
続いて第3番目の項目キー17のいずれかのキーにより
特定の項目を指定した上でシーケンシャルキーを操作す
る検索の方法について説明する。
上記モード切換スイッチ14が「検索」モードに設定さ
れている状態で項目キー17のいずれかを操作すると、ス
テップA01で「検索」モードであると判断された後、ス
テップA13で項目キー17による入力であると認識され、
次にステップA14に至る。ステップA14では、RAM25のワ
ークエリア25dのMフラグレジスタに操作された項目キ
ー17のいずれかに対応した項目データが入力設定され、
これでこの処理を終える。その設定内容は上記第9図に
よる処理とほぼ同様であり、「社章」キーならば
「1」、「氏名」キーならば「2」、「会社」キーなら
ば「3」、「住所」キーならば「4」、「TEL」キーな
らば「5」、「その他」キーならば「6」となる。
こうして項目の設定を終えた後に文字/数値キー16の
シーケンシャルキイを操作すると、その操作により第5
図のステップA01でモード切換スイッチ14が「検索」モ
ードであると判断された後、ステップA15で操作された
キーがシーケンシャルキーによるものであると認識さ
れ、次にステップA16に至る。ステップA16では、RAM25
のワークエリア25dのMフラグレジスタが「0」である
か否かを判断する。ここではMフラグレジスタに上記ス
テップA14の処理により「1」〜「6」のいずれかの項
目データが設定されているために判断結果はNOとなり、
次にステップA18に進む。
ステップA18では、ワークエリア25dのMフラグレジス
タの内容により指定された項目を判別する。続くステッ
プA19でその判別結果に従ってRAM25のインデックス記憶
部25cの各領域I0,I1,I2,…にそれぞれ記憶されている項
目データ記憶部Idを検索し、一致する項目データに対応
したアドレスをアドレス記憶部Ibから読出す。そして、
読出したアドレスにより所望の項目の画像データブロッ
クを画像データ記憶部25bから複数読出し、番号を付し
て表示部30に表示させてこの処理を終える。
最後に、上記項目キー17のいずれかのキーにより特定
の項目を指定して複数の画像データ中の同一項目データ
をシリアル番号と共に表示させ、あらためてそのシリア
ル番号を指定する方法について説明する。
上記項目キー17のいずれかのキーにより特定の項目を
指定すると、そのキー操作により第5図のステップA01
で「検索」モードであると判断された後、ステップA13
で操作されたキーが項目キー17によるものであると認識
され、次にステップA16に至る。ステップA15では、RAM2
5のワークエリア25dのMレジスタに操作された項目キー
17のいずれかに対応した項目データが入力設定され、こ
れでこの処理を終える。
こうして項目の設定を終えた後に実行キー15を操作す
ると、その操作によりRAM25のインデックス記憶部25cの
各領域I0,I1,I2,…にそれぞれ記憶されている項目デー
タ記憶部Idを検索し、一致する項目データに対応したア
ドレスを各アドレス記憶部Ibから読出す。そして、読出
したアドレスにより所望の項目の画像データブロックを
画像データ記憶部25bから複数読出し、番号を付して表
示部30に表示させてこの処理を終える。したがって、表
示部30には指定した項目の画像データのみが番号と共に
特定数だけ表示される。
第16図は項目キー17のうちから「氏名」キーを選択指
定した上で実行キー15を操作した際の表示例を示すもの
である。このように、指定した項目の画像データのみが
番号と共に特定数、例えば「3」だけ表示部30に表示さ
れる。
ここで、表示部30に表示されている「氏名」データの
中から所望の画像データを選択し、その番号を文字/数
値キー16でキー入力すると、そのキー入力により再び第
5図の処理が実行され、ステップA01を介してステップA
20に至り、そのキー入力が数値キーによるものであると
認識された後、ステップA21で数値入力の確認のための
実行キー15の操作を待機する。そして、実行キー15が操
作された時点で次にステップA22に移り、番号が指定さ
れた「氏名」データに対応する全画像データがインデッ
クス記憶部25cの内容により画像データ記憶部25bから読
出され、表示部30に表示されて、この処理を終了する。
なお、上記実施例では画像データとして名刺の画像を
読込んで記憶し、これを表示出力させる例を示したが、
名刺画像に限ることなく、他のいかなる画像であっても
同様の処理により記憶可能なことは言うまでもない。
また、上記実施例では画像読取りにラインセンサを用
いたが、全画像データを同時に読み取るドットマトリッ
クスタイプのフルセンサを用いてもよいことは勿論であ
り、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形及び応用
が可能である。
さらに、上記実施例では、表示データ記憶部25aのビ
ット内容をそのまま表示部30で表示させるようにした
が、例えば、表示部30のドット表示数を表示部30のビッ
ト内容の半分にしておき、表示データ記憶部25aの内容
を1行、1列おきに表示させ、表示された内容が読みに
くい場合には、表示データ記憶部25aのビット内容全て
を例えば表示切換等により表示させるようにしてもよい
ものである。すなわち、この場合には拡大表示が可能と
なるものである。
[発明の効果] 以上詳記した如くこの発明によれば、例えばイメージ
スキャナ等によって画像データの読取りを行ない、読取
った1枚の画像データ中の文字単位での有効画像ブロッ
クとその位置情報を検出した後、有効画像データブロッ
クの複数行に跨がった文字列の統合を含んだ統合を指定
して有効画像データ及び位置情報を変更設定し、変更設
定された各有効画像データとその位置情報とを記憶手段
に書込み記憶させるようにしたので、画像データ中の必
要な有効画像部分の領域指定を簡単に行なうことがで
き、画像データを記憶するメモリの内容を有効に利用し
てよりたくさんの画像データを記憶させることが可能な
画像記憶装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示すものであり、第1図は
外観構成を示す平面図、第2図は画像読込み時の外観構
成を示す側面図、第3図は電子回路の構成を示すブロッ
ク図、第4図は第3図のRAMの領域構成を示す図、第5
図はデータ処理全体の内容を示すフローチャート、第6
図は第5図のブロック検出の際のデータ有行の検出処理
の内容を示すフローチャート、第7図は第5図のブロッ
ク検出の際のデータ有列の検出処理の内容を示すフロー
チャート、第8図は第5図のブロック指定及び項目入力
の処理内容を示すフローチャート、第9図及び第10図は
読取った画像データ中の有効ブロックの座標データを示
す図、第11図はブロック指定により統合された画像ブロ
ックの座標データを示す図、第12図は読取る画像データ
を例示する図、第13図は第12図の画像データ中の有効画
像ブロックを例示する図、第14図はブロック指定により
統合された画像データ中の有効画像ブロックを例示する
図、第15図は画像データ中のブロックの統合指定を例示
する図、第16図は項目入力による検索で得られる画像デ
ータの表示状態を例示する図である。 11……本体ケース、11a……上ケース、11b……下ケー
ス、12……液晶表示パネル、13……電源キー、14……モ
ード切換スイッチ、15……実行キー、16……文字/数値
キー、16a,16b……カーソルキー、17……項目キー、18
……読取り部、19……読取りスイッチ、20……名刺、21
……キー入力部、22……制御部、23……ROM、24……ROM
アドレス指定部、25……RAM、25a……表示データ記憶
部、25b……画像データ記憶部、25c……インデックス記
憶部、25d……ワークエリア、25e……画像データ一時記
憶部、26……読取制御部、27……表示制御部、28……ラ
インセンサ、29……ランプ、30……表示部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像データの読取りを行なう画像読取手段
    と、 この画像読取手段で得られた画像データ中の文字単位で
    の有効画像データ部分の位置情報を得る位置情報検出手
    段と、 この位置情報検出手段で得られた有効画像データ部分の
    統合を指定する指定手段と、 この指定手段の指定に従って統合された上記有効画像デ
    ータの位置情報を設定する設定手段と、 この設定手段で得られた位置情報位置情報及び統合され
    た有効画像データを記憶する記憶手段と を具備したことを特徴とする画像記憶装置。
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