JP2526043Y2 - 画像データ記憶装置 - Google Patents

画像データ記憶装置

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JP2526043Y2
JP2526043Y2 JP1989117438U JP11743889U JP2526043Y2 JP 2526043 Y2 JP2526043 Y2 JP 2526043Y2 JP 1989117438 U JP1989117438 U JP 1989117438U JP 11743889 U JP11743889 U JP 11743889U JP 2526043 Y2 JP2526043 Y2 JP 2526043Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、画像データを読取って記憶させ、必要に
応じてこれを読出す画像データ記憶装置に関する。
[従来の技術] 一般にパーソナルコンピュータやワードプロセッサ等
において、イメージスキャナを用いて例えば文書などの
画像データを読取り、読取った画像データをインデック
スデータを付してメモリや磁気ディスク等の記憶手段に
複数記憶させておき、必要に応じてインデックスデータ
を指定することにより任意の画像データを読出して表示
出力する画像データ記憶装置が知られている。この種の
画像データ記憶装置では、記憶手段の容量に応じて複数
の画像データを記憶できるようになっている。
しかして、上記画像データはデータの多少にかかわら
ず空白領域も含めてそのまま記憶されるようになってお
り、データを呼出す際には記憶手段に記憶された画像デ
ータをそのまま呼び出して光学的表示装置あるいは印刷
装置等によって表示するようになっていた。
一方、画像データ中に細かい文字による文字列等があ
る場合、一般に表示装置の分解能はイメージスキャナー
等読出装置の分解能に比して低いことが多いため、その
読取った文字列を同じ分解能で表示することができず文
字の判読が困難となることがあった。
[考案が解決しようとする課題] 上記のように、画像データをそのまま記憶してしまう
と記憶に要する画像のデータ量が多く、記憶手段の記憶
容量は限度があるために、限られた枚数分のデータしか
記憶させることができないという問題がある一方、小さ
な文字列等の画像データはそのまま表示できず判読しづ
らいという問題も有する。
この考案は上記のような実情に鑑みてなされたもの
で、画像データを記憶する記憶部の容量を有効に利用
し、よりたくさんの画像データを記憶させることを可能
とすると共に、画像データ中の判読しづらい部分を拡大
表示させることが可能な画像データ記憶装置を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段及び作用] この考案は、画像データの読取りを行なう画像読取手
段と、この画像読取手段で得られた画像データをブロッ
ク化して記憶可能な記憶手段とを備え、この記憶手段に
記憶された画像データを読出し、指示に応じて特定幅以
下のブロックを他のブロックとは異なった倍率で表示出
力させるようにしたもので、記憶部を有効に使用してよ
りたくさんの画像データを記憶させることが可能とな
り、且つ、小さな画像の判読も可能とさせることができ
る。
[実施例] 以下この考案を名刺ファイル装置に適応した場合の一
実施例について図面を参照して説明する。
第1図及び第2図はその外観構成を示すもので、11が
本体ケースである。この本体ケース11は、上ケース11a
と下ケース11bとが接続されて一体となり、折り畳み可
能となるもので、第1図はその開いた状態を示すもので
ある。本体ケース11の上ケース11a内側には、画像デー
タを表示するドットリマトリックスによる液晶表示パネ
ル12が設けられている。この液晶表示パネル12の上記ド
ットは例えば1mm当り4ドットとされている。また、上
記上ケース11aの内側には電源のON/OFFを行なう電源キ
ー13、2接点スライドスイッチによる「登録」モード
「検索」モードとを切換えるためのモードスイッチ14、
データの一括表示を指示するための一括キー15、次の画
像データを呼出すためのネクスト(NEXT)キー16、種々
の指示を実行させるための実行キー17も備えられてい
る。また、下ケース11bの内側には、読取った名刺の会
社名、氏名等のインデックスデータを入力するための文
字/数値キー18が備えられている。
さらに、上ケース11aの側面部には、その一方に名刺
の画像データを読取るための読取り部19が、他方に読取
りを指示する読取りスイッチ20が設けられる。読取り部
19は、その詳細は説明しないが、名刺の幅に対応し1mm
当り16ドットの読取り画素を有するラインセンサ、光
源、及び読取移動速度から読取りタイミングを生成する
エンコーダから構成されるもので、第2図に示すように
上ケース11aと下ケース11bとを折り畳み、読取り部19を
読取り対象である名刺21上面の一端部に当接して立てた
状態で、読取りスイッチ20を押したまま名刺21上を矢印
Aに示すように走査することにより名刺21の画像データ
が読取られることとなる。
次に第3図により上記本体ケース11内に設けられる電
子回路の構成について説明する。同図で、電源キー13、
モードスイッチ14、一括キー15、ネクストキー16、実行
キー17、文字/数値キー18、読取りスイッチ20からなる
キー入力部31でのキー操作によるキー入力信号はすべて
CPUで構成される制御部32に送られる。制御部32はキー
入力部31からの信号に従って他の各回路の動作制御を行
なうものであり、マイクロプログラムを記憶したROM3
3、各種データを記憶するRAM34と入出力を行なう一方、
読取駆動回路35に制御指令を、表示制御部36に表示デー
タを出力する。読取駆動回路35は、制御部32の指令に応
じて上記読取り部19のラインセンサ37に駆動信号を送出
し、対象となる画像データを読取らせる。ラインセンサ
37で読取られた画像データは読取駆動回路35を介して制
御部32に取込まれ、RAM34に記憶される。上記表示制御
部36は、制御部32から送られてきた表示データをデコー
ドして駆動信号を得、この駆動信号により上記液晶表示
パネル12からなる表示部38を駆動制御して画像データ等
を表示出力される。
上記RAM34は、第4図に示すように表示レジスタ34a、
画像データ記憶エリア34b、インデックスデータ記憶エ
リア34c及びワークエリア34dから構成される。表示レジ
スタ34aは読取った画像データとビットマップに対応し
た、表示部38に表示する表示データを記憶するレジス
タ、画像データ記憶エリア34bはブロック化された画像
データを記憶するエリアである。また、インデックスデ
ータ記憶エリア34cは、画像データ記憶エリア34bに記憶
される画像データに対応した文字/数値キー18によるイ
ンデックスデータを記憶するインデックスデータ記憶部
と、各画像ブロックの位置情報としてコーナー4点の座
標データを記憶する複数の座標データ記憶部及びこの画
図ブロックの画像データ記憶エリア34b上のアドレス位
置を記憶する複数のアドレスポインタを1組とした複数
組の領域I0,I1,…からなる。さらに、ワークエリア34
dは画像データのブロック化に用いるX0レジスタ、Y0
ジスタ、Y1レジスタ等からなる。Y1レジスタは上段のym
レジスタ及び下段のynレジスタの2段構成となってお
り、同様にX1レジスタは上段のxmレジスタ及び下段のxn
レジスタの2段構成となっている。
次いで上記実施例の動作について説明する。
第5図は制御部32による総合的な動作内容を示すもの
であり、その当初にはステップA01に示すようにモード
スイッチ14の操作位置が「登録」と「検索」のいずれの
モード設定位置となっているかを判断する。
「登録」モードの位置となっている場合には次にステ
ップA02に進み、実際に画像データの読取りを行なう。
これは、上記第2図に示すように読取り部19を読取り対
象である名刺21上面に当接し、読取りスイッチ20を押し
たままの状態で名刺21上を走査するもので、名刺21の画
像データはラインセンサ37によって1ライン単位で読み
取られ、読取駆動回路35を介して順次制御部32に送られ
る。制御部32では、順次送られてくるライン単位の画像
データを一旦RAM34の表示レジスタ34aに保持すると同時
にこれを表示データとして順次表示制御部36に送出し、
表示部38で表示させる。この場合、ラインセンサ37は1m
m当り16ドットの分解能を有しているのに対し、液晶表
示パネル12は1mm当り4ドットしか表示できないので、
読取った画像データは4ドットのうちの1つ、すなわ
ち、4ドット毎に1つのデータが表示制御部36に送られ
て表示される。1枚分の名刺21の画像データを表示レジ
スタ34aに保持した後、制御部32はステップA03でキー入
力部31の実行キー17の操作による登録の確認指示を待機
する。実行キー15が操作されると、次にステップA04に
進んで、表示レジスタ34aに記憶されている画像データ
中の空白領域を除いた有効な画像ブロック部分の座標を
検出してインデックスデータ記憶エリア34cに記憶す
る。
第6図はそのブロック座標の検出記憶の処理内容を示
すもので、まずステップB01に示すように表示レジスタ3
4a上のビットマップにより画像データのある行を検出す
る。
これは、第12図に示すように表示レジスタ34aのビッ
トマップの横方向の座標をx0,x1,x2,x3,…、縦方向
の座標y0,y1,y2,y3,…とした場合に、同一のy座標
を有する横方向を行、同一のx座標を有する縦方向を列
として、各行に少なくとも1つの画素データ“1"を有し
ているか否かを判断するもので、その検出手段は第7図
に示すようになる。
すなわち、第7図はこのデータ有行検出の処理内容を
示すもので、処理の初めにはステップC01で初期化とし
て制御部32がRAM34のワークエリア34dの図示しないXレ
ジスタ及びYレジスタを共に「0」とする。次いでステ
ップC02でXレジスタを「+1」更新設定する。続くス
テップC03でこのXレジスタの内容に対応する列位置が
ビットマップ上の最終列であるか否か判断する。ここで
はXレジスタは「1」であるので判断結果はNOとなり、
次にステップC04に至ってXレジスタ、Yレジスタの内
容で指示される座標位置に画素データ“1"があるか否か
を判断する。ない場合は再び上記ステップC02に戻り、
Xレジスタの内容を再度「+1」して再び上記処理を繰
返す。
ステップC04で画素データ“1"があると判断される
と、その行には少なくとも1つの画素データ“1"がある
こととなり、ステップC04からステップC05に進んでその
時のYレジスタの内容、すなわち、データのあるy座標
データをワークエリア34dのY0レジスタに記憶する。そ
の後、ステップC06でYレジスタの内容を「+1」更新
設定し、Xレジスタをクリアして「0」とする。ここ
で、更新設定したYレジスタの内容に対応する行位置が
ビットマップ上の最終行であるか否かをステップC07で
判断し、違うと判断された後に、次の行にデータがある
か否かを検出するために再び上記ステップC02からの処
理を行なう。こうして各行にステップ1つの画素データ
“1"があるか否かを判断し、あればそのy座標ータを順
次ワークエリア34dのY0レジスタに記憶していく。
そして、ステップC07でYレジスタの内容に対応する
行位置がビットマップ上の最終行であると判断される
と、以上で第7図による表示レジスタ34aのビットマッ
プ上のデータ有行検出を完了したこととなる。
こうして第6図のステップB01でのデータ有行検出を
終えると、次にステップB02に進み、今度は各列に少な
くとも1つの画素データ“1"を有しているか否かを検出
判断する。その検出手段は上記第7図とほぼ同様であ
り、行と列の制御を入替えて行なうようにしたもので、
ここではその詳細な記述は省略するが、少なくとも1つ
の画素データ“1"がある列のx座標データを順次ワーク
エリア34dのX0レジスタに記憶していく。
第9図は、こうしてデータ有行のy座標データを記憶
したワークエリア34dのY0レジスタとデータ有列のx座
標データを記憶した同X0レジスタの記憶状態を例示する
ものである。このようにステップB01及びB02で表示レジ
スタ34aのビットマップを縦横両方向から走査して得ら
れた座標データにより、ステップB03に示す有効ブロッ
ク座標の検出処理が行われる。
第8図はその有効ブロック座標の検出処理の詳細を示
すものであり、まずステップD01に示す如くワークエリ
ア34でのY1レジスタのymレジスタ、ynレジスタに、第9
図に示した同ワークエリア34dのY0レジスタに記憶され
る最初の行座標データ「y3」を記憶設定する。次のステ
ップD02でブロック間の距離をカウントするためのワー
クエリア34d内の図示しないGレジスタに初期値「0」
を設定した後、ステップD03でynレジスタの値を「+
1」更新設定して「y4」とし、続くステップD04でその
値が表示レジスタ34aのビットマップ上の最終行である
か否かを判断する。NOと判断されると次にステップD05
に進み、ynレジスタの値「y4」と一致する座標データが
Y0レジスタに記憶されているか否か判断される。ここで
は記憶されているために判断結果はYESとなり、続くス
テップD06で上記Gレジスタをクリアして再度上記ステ
ップS03からの処理を繰返す。
こうしてynレジスタの値を順次更新設定しながら、同
一ブロック内の最終行アドレスをサーチしていく。yn
ジスタの値に一致する座標データがY0レジスタに記憶さ
れていないと判断されると、ステップD05からステップD
07に進み、Gレジスタの内容を「+1」更新設定する。
その後、ステップD08でGレジスタの内容が「16」とな
ったか否か判断し、なっていない場合は再び上記ステッ
プD03からの処理を繰返す。以後、ynレジスタの値を順
次更新設定しながらデータのない行の座標の連続数をG
カウンタによりカウンタしていく。
Gレジスタは、連続するデータのない行座標をカウン
トし、そのカウント値が一定数「16」に達した場合に、
画像ブロックがとぎれ、空白領域になったと認識するた
めのものである。ここで、一定数「16」とは、上記ライ
ンセンサ37の分解能が例えば16ドット/mmであったとす
れば、1mmに亘って画像のない行が連続することを示す
値である。例えばy座標アドレス「y52」の行と「y59
の行との間にデータのない行「y53」〜「y58」が連続し
た場合、その連続数は「6」となり「16」に達していな
いので、空白領域とはみなされず、同一ブロック内であ
ると判断される。また、第13図に示すようにy座標アド
レス「y52」の行と「y110」の行との間にデータのない
行「y53」〜「y109」が連続した場合、その連続数は「5
7」となり、「16」を越えているため、Gレジスタのカ
ウント値が「16」となった時点で空白領域とみなされ、
y座標アドレス「y52」までの行の画像ブロックとy座
標アドレス「y110」からの行の画像ブロックとは別のブ
ロックであると判断される。
Gレジスタのカウント値が「16」であると判断される
と、次にステップD09でynレジスタの値が「−16」さ
れ、データのある行座標データに戻される。その後、Y0
レジスタに記憶される次のデータ有行の座標データがY1
レジスタのymレジスタ、ynレジスタに新たに追加設定さ
れ、この追加設定されたynレジスタの内容について再び
上記ステップD02からの処理が繰返し実行される。
こうして、ワークエリア34dのY1レジスタに、データ
のある行の領域を示す行座標データの組が順次記憶され
ていく。第14図は名刺21の画像データを例示するもの
で、破線で示されるブロックの行の領域を示す行座標デ
ータの組が順次Y1レジスタに記憶されていく。第10図は
ワークエリア34dのY1レジスタに記憶された、有効な画
像ブロックの行座標の領域を示すので、例えば第14図に
示すような画像データの、4点Z0〜Z3をコーナーとする
第1番目のブロックに対応して、その行座標の領域
「y3」「y92」が記憶されるものである。
上記ステップD02〜D10の処理を繰返し実行、Y1レジス
タに有効な画像ブロックの行座標の領域をすべて記憶さ
せた後、ステップD04でynレジスタの値が最終行である
と判断されると、次にステップD11に進み、上記で検出
された各行領域「y3〜y92」、「y110〜y210」、「y330
〜y420」、…における画像データのある列座標データを
サーチし、それぞれの最小座標データと最大座標データ
とをワークエリア34dのX1レジスタのXmレジスタ及びxn
レジスタに記憶する。
こうしてワークエリア34dのY1レジスタに記憶された
各行領域の座標データX1レジスタに記憶された各列領域
の座標データとを組合わせることによりブロック領域の
座標データが検出可能となるものである。例えば第14図
の4点Z0〜Z3をコーナーとする第1番目のブロックで
は、4点Z0〜Z3の座標は各行領域の座標データ「y3
「y92」と各列領域の座標データ「x2」「x320」によりZ
0(y3,x2)、Z1(y3,x320)、Z2(y92,x2)、Z3(y
92、x320)として検出される。
このようにして得られた各ブロックの座標データが、
続くステップD12でRAM34のインデックスデータ記憶エリ
ア34cに記憶される。第11図はその記憶状態を示すもの
で、インデックスデータ記憶エリア34cではそのブロッ
クの順番に応じたアドレスポインタと共に、4点を1組
とした座標データがブロックの数に対応した組分だけ記
憶設定され、以上でこの第8図による有効ブロックの座
標検出処理を終了すると同時に、第6図のブロック座標
の検出記憶処理を終了する。
上記のようにしてブロック座標の検出記憶処理を終了
すると、次には第5図でステップA05に進み、上記有効
ブロックの座標データで規定される領域ないの画像デー
タのみをRAM34の画像データ記憶エリア34bに記憶設定す
る。次いでステップA06でキー入力ブロック31の文字/
数値キー18によるインデックスデータの入力を行なう
と、そのインデックスデータもRAM34のインデックスデ
ータ記憶エリア34cの有効ブロックの座標データと対応
する位置に記憶設定される。
以上に示した登録処理により画像データがそのインデ
ックスデータと共にRAM34に多数記憶されているものと
し、次いでそれら多数の画像データの中から任意の画像
データを検索する場合の処理について示す。
画像データの検索を行なう場合には、上記モードスイ
ッチ14を「検索」モードに設定した上で、所望する画像
データのインデックスデータを文字/数値キー18により
キー入力する。このキー入力により再び上記第5図の処
理が実行されるもので、その当初にステップA01でモー
ドが「検索」モードであると判断され、続くステップA0
7で入力されたインデックスデータをRAM34のワークエリ
ア34dに一時保持する。続くステップA08で実行キー17が
操作されるのを待機した後、インデックスデータ記憶エ
リア34cに記憶された各画像データの中から一致するイ
ンデックスデータを記憶したものを順に検索する。そし
て、ステップA09で一致したものがあったか否かを判断
するもので、あった場合には次にステップA10に進み、
そのインデックスデータに対応する有効ブロックの座標
データをインデックスデータ記憶エリア34cから、画像
データを画像データ記憶エリア34bから読出す。次いで
ステップA11で読出した画像データにより拡大表示を含
む表示処理を行なう。
第16図はこの拡大表示処理A11の詳細を示すもので、
その当初にはステップE01に示す如く、画像データ中の
最初の画像データブロックの座標データと画像データを
読出す。次いでステップE02において、その行方向のデ
ータ幅が一定数「32」より大きいか否かを座標データに
より判断する。ここで一定数「32」とは、上記ラインセ
ンサ37の分解能が例えば16ドット/mmであったとすれ
ば、そのブロックの幅が2mmより大きいか否か、すなわ
ち、そのまま表示すると文字が小さくて判読困難であ
り、拡大表示を行なう必要があるかないかを示す値であ
る。
ブロックの幅が「32」より大きいと判断された場合
は、続くステップE03で対応する有効ブロックの画像デ
ータを表示レジスタ34aのビットマップ上で前(左)方
向につめると共に、4ビットのうちの1つを、すなわ
ち、4ビット毎に1つの割合で該当するビットを表示制
御ブロック36に送り、表示部38の液晶表示パネル12で表
示させる。
また、ステップE02でブロックの幅が「32」以下であ
ると判断された場合は、続いてステップE04に進み、対
応する有効ブロックの画像データを所定倍率、例えば
「4」倍に拡大処理した後にステップE03に進み、表示
レジスタ34aのビットマップ上に前(左)方向につめて
展開し、表示部38の液晶表示パネル12で表示させる。こ
の場合、上記拡大処理とは、画像データの各ビット間に
3ビットの「1」または「0」のデータを挿入すること
であり、例えば画像データが「1」「1」「0」「1」
というビットから構成されている場合には、最初の
「1」のビットと次の「1」のビットとの間に「0」
「0」「0」という3ビットを挿入し、2番目の「1」
のビットと3番目の「0」のビットの間にも同様に
「0」「0」「0」という3ビットを挿入するもので、
以下同様に各ビット間に「0」「0」「0」という3ビ
ットが挿入されることとなる。しかして、表示レジスタ
34aに送られたこの画像データは、4ビットに1つの割
合で表示されるので、その結果として表示部38では上記
画像データ「1」「1」「0」「1」がそのまま表示さ
れることとなる。
しかして、ステップE03で表示レジスタ34aへの画像デ
ータのセット及び表示38での表示を行なうと、次にステ
ップE05でデータブロックがデータ画像の最後のブロッ
クであるか否か判断する。最後ではないと判断されると
続いてステップE08で次の有効ブロックの画像データと
座標データとをインデックスデータ記憶エリア34c、画
像データ記憶エリア34bから読出し、再びステップE02か
らの処理を繰返す。
こうして各有効ブロック毎に必要な幅があるか否かを
判断し、ある場合には画像データを4ビットに1つの割
合で表示し、ない場合には拡大処理を行うことにより前
画像データを表示させるもので、最後の有効ブロックに
関する処理を終えた後、ステップE05でその有効ブロッ
クが最後であると判断されると、以上でこの第16図の処
理を終了すると共に、第5図での処理を終了する。
第15図は上記第14図で示した画像データを対象とし
て、拡大表示処理で得られた画像データを例示するもの
である。同図に示すように、小さな文字からなる有効ブ
ロックに関してはそれが拡大されると共に、各ブロック
が前(左)詰めで表示されるので、文字が判読困難とな
ることなく、見やすい画像を得ることができる。
なお、上記ステップA09で入力したインデックスデー
タと一致するインデックスデータを有する画像データが
ないと判断された場合には、次にステップA12で一致す
るデータがなかったことを示すエラー表示を表示ブロッ
ク38で行ない、処理を終了する。
こうしてインデックスデータの入力による画像データ
の検索を行った後、ネクストキー16の操作により次の画
像データを読出すことができる。
すなわち、画像データが表示部38で表示された状態で
ネクストキー16を操作すると、その操作により再び上記
第5図の処理が実行される。その当初にステップA01で
モードが「検索」モードであると判断され、続くステッ
プA13で操作されたキーがネクストキー16であると判断
されると、次にステップA14において次の画像データが
画像データ記憶エリア34bから、また、対応する有効ブ
ロックの座標データがインデックスデータ記憶エリア34
cからそれぞれ読出され、表示レジスタ34aに保持された
表示部38で表示されてこの処理を終了する。この表示の
際にも上記ステップA11と同様の拡大表示処理がなされ
るが、その処理内容は上記とまったく同様であるため、
その説明は省略する。
さらに、モードスイッチ14で「検索」モードを設定し
た状態で、キー入力部31の一括キー15を操作すると、そ
の操作により再度上記第5図の処理が実行される。その
当初にステップA01でモードが「検索」モードであると
判断され、続くステップA15で操作されたキーが一括キ
ー15であると判断された後、次にステップA16においてR
AM34の画像データ記憶エリア34b、インデックスデータ
記憶エリア34cから複数、例えば「4」枚分の画像デー
タ及びその画像データの有効ブロックの座標データを読
出す。そして、続くステップA17で一括表示における拡
大表示処理が行われる。
第17図は読出した各1枚分の画像データに対する拡大
処理の内容を示すものである。すなわち、4枚分の画像
データを読出し、それぞれの画像データの表示面積をそ
れぞれ1/4に縮小して1枚分の画像データとした場合に
は、判読の難しい小さな文字があってもそれをさらに縮
小してしまうため、第18図に示すようにその文字は完全
に判読できないものとなってしまうということになる。
第17図はこのような事態を防止するために一定の大きさ
以上の縮小しても差障りのないもののみを縮小する処理
を示したので、4枚分の各画像データを1/4に縮小して
1枚分の画像データを得ることに鑑みれば、結果的に小
さな文字を拡大処理することとなるものである。
その処理当初には、ステップF01に示す如く、まず1
枚分の画像データ中の最初の画像データブロックの座標
データと画像データを読出す。次いでステップF02にお
いて、その行方向のデータ幅が一定数「32」より大きい
か否かを座標データにより判断する。ここで一定数「3
2」とは、上記ラインセンサ37の分解能が例えば16ドッ
ト/mmであったとすれば、そのブロックの幅が2mmより大
きいか否か、すなわち、そのまま縮小しても判読が可能
か否かを示す値であり、ブロックの幅が「32」より大き
いと判断された場合は、続くステップF03で画像データ
を一定の比率、例えば面積比で「1/4」に縮小処理し、
続くステップF04で表示レジスタ34aのビットマット上の
「1/4」の領域に前(左)方向につめて展開し、表示部3
8の液晶表示パネル12で表示させる。
この場合、上記縮小処理は、読出された画像データ全
てを表示レジスタ34aに送るのではなく、4ビットに1
つの割合で送るものである。これにより名刺1枚分の画
像データは1枚分の表示と比べて「1/4」すなわち読取
った画像データの「1/16」に縮小表示されることとな
る。
また、ステップF02でブロックの幅が「32」以下であ
ると判断された場合は、縮小処理を行なうと判断不可能
となってしまうことになるのでステップF03の縮小処理
は省略してステップF04に進み、対応する有効ブロック
の画像データをそのまま表示レジスタ34aのビットマッ
プ上の「1/4」の領域に前(左)方向につめて展開し、
表示部38の液晶表示パネル12で表示させる。これにより
表示される画像データは読取った画像データの「1/4」
で表示されることとなる。
ステップF04で表示レジスタ34aへの画像データのセッ
ト及び表示部38での表示を行なうと、次にステップF05
でその画像データ部がデータ画像の最後のブロックであ
るか否かを判断する。最後ではないと判断されると続い
てステップF06で次の有効ブロックの画像データと座標
データとをインデックスデータ記憶エリア34c、画像デ
ータ記憶エリア34bから読出し、再びステップF02から処
理を繰返す。
こうして各有効ブロック毎に縮小に必要な幅があるか
否かを判断し、ある場合とない場合とで異なった縮小処
理を行って表示させるもので、最後の有効ブロックに関
する処理を終えた後、ステップF05でその有効ブロック
が最後であると判断されると、以上でこの第16図による
1枚分の処理を終了する。
そして、この第17図の処理を計4枚分の画像データに
対して実行することにより、第19図に示すような4枚分
の画像データを一括して表示する処理が行われるもので
ある。この第19図に示すように、上記第18図では縮小さ
れて判読できなくなってしまう文字の画像データに対し
ては他の画像データとは縮小比率を異ならせるようにし
たので、すべての画像ブロックを判読することが可能と
なる。
なお、上記実施例では画像データとして名刺の画像を
読込んで記憶し、これを表示出力させる例を示したが、
例えば印刷等によって表示してもよく、また、名刺画像
に限ることなく、他のいかなる画像であっても同様の処
理により記憶可能なことは言うでもない。
[考案の効果] 以上詳記した如くこの考案によれば、画像データの読
取りを行なう画像読取手段と、この画像読取手段で得ら
れた画像データを記憶可能な記憶手段とを備え、上記画
像読取り手段で得られた画像データ中の有効画像部分を
ブロック化して上記記憶手段に書込ませた後、この記憶
手段に記憶された画像データを読出し、指示に応じて特
定幅以下のブロックとそうでないブロックとを異なった
縮小あるいは拡大倍率で表示出力させるようにしたの
で、記憶部を有効に使用してよりたくさんの画像データ
を記憶させることが可能となり、且つ、小さな画像の判
読も可能となる画像データ記憶装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すものであり、第1図は
外観構成を示す平面図、第2図は画像読込み時の外観構
成を示す側面図、第3図は電子回路の構成を示すブロッ
ク図、第4図は第3図のRAMの領域構成を示す図、第5
図は総合的なデータ処理の内容を示すフローチャート、
第6図は第5図のブロック座標の検出処理の内容を示す
フローチャート、第7図は第6図のデータ有行の検出処
理の内容を示すフローチャート、第8図は第6図の有効
ブロックの座標検出の処理内容を示すフローチャート、
第9図乃至第11図はワークエリア及びインデックスエリ
アでの記憶状態を例示する図、第12図及び第13図は読取
った画像データを部分的に示す図、第14図は読取った画
像データ中の有効ブロックを示す図、第15図は拡大表示
処理によって得られた画像データを示す図、第16図は第
5図のステップA12の拡大表示処理の内容を示すフロー
チャート、第17図は第5図のステップA17の拡大表示処
理の内容を示すフローチャート、第18図及び第19図は一
括表示処理によって得られる画像データを示す図であ
る。 11…本体ケース、11a…上ケース、11b…下ケース、12…
液晶表示パネル、13…電源キー、14…モードスイッチ、
15…一括キー、16…ネクストキー、17…実行キー、18…
文字/数値キー、19…読取り部、20…読取りスイッチ、
21…名刺、31…キー入力部、32…制御部、33…ROM、34
…RAM、34a表示レジスタ、34b…画像データ記憶エリ
ア、34c…インデックスデータ記憶エリア、34d…ワーク
エリア、35…読取駆動回路、36…表示制御部、37…ライ
ンセンサ、38…表示部。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】読取った画像データを表示する表示部を備
    えた画像データ記憶装置において、 画像データの読取りを行なう画像読取手段と、 この画像読取手段で得られた画像データ中の有効画像部
    分をブロック化するブロック化手段と、 このブロック化手段でブロック化された画像データの幅
    が予め定められている特定幅以下であるかを検出する検
    出手段と、 この検出手段により上記画像データの幅が予め定められ
    ている特定幅以下であると検出された画像データを拡大
    処理する拡大処理手段と、 この拡大処理手段により拡大処理された画像データを上
    記表示部における表示領域の一辺に対して詰めて表示す
    る表示制御手段と を具備したことを特徴とする画像データ記憶装置。
  2. 【請求項2】画像データの読取りを行なう画像読取手段
    と、 この画像読取手段で得られた画像データ中の有効画像部
    分をブロック化するブロック化手段と、 このブロック化手段でブロック化された画像データの幅
    が予め定められている特定幅以上であるかを検出する検
    出手段と、 この検出手段により上記画像データの幅が予め定められ
    ている特定幅以上であるときは、上記ブロック化された
    画像データを縮小して表示させ、他方、上記特定幅未満
    であるときは上記ブロック化された画像データを縮小し
    ないで表示させる表示制御手段と を具備したことを特徴とする画像データ記憶装置。
JP1989117438U 1989-10-05 1989-10-05 画像データ記憶装置 Expired - Lifetime JP2526043Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63136254A (ja) * 1986-11-28 1988-06-08 Hitachi Ltd 名刺フアイリング装置
JPS6444168A (en) * 1987-08-12 1989-02-16 Fuji Photo Film Co Ltd Copying method
JPS6448562A (en) * 1987-08-19 1989-02-23 Fuji Photo Film Co Ltd Copying method

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JPH0358751U (ja) 1991-06-07

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