JP2995529B2 - 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 - Google Patents
外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板Info
- Publication number
- JP2995529B2 JP2995529B2 JP9678794A JP9678794A JP2995529B2 JP 2995529 B2 JP2995529 B2 JP 2995529B2 JP 9678794 A JP9678794 A JP 9678794A JP 9678794 A JP9678794 A JP 9678794A JP 2995529 B2 JP2995529 B2 JP 2995529B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- corrosion resistance
- chromate
- layer
- workability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Lubricants (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、摺動磨耗性、高速プレ
ス加工性、塗料密着性等に優れた汎用性能を有する非脱
膜型潤滑めっき鋼板における外観及び耐食性の改善に関
するものである。
ス加工性、塗料密着性等に優れた汎用性能を有する非脱
膜型潤滑めっき鋼板における外観及び耐食性の改善に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、プレス油を塗布して加工されてい
ためっき鋼板あるいは有機複合鋼板に代って、プレ種の
省略が可能な潤滑処理鋼板が使用されている。この潤滑
処理鋼板は、下地に亜鉛系のめっき被膜を有し、その上
にクロメート処理を施した後、潤滑特性を有する有機被
覆を施したもので、潤滑性、加工性、耐磨耗性、耐食性
について良好な特性を有している。
ためっき鋼板あるいは有機複合鋼板に代って、プレ種の
省略が可能な潤滑処理鋼板が使用されている。この潤滑
処理鋼板は、下地に亜鉛系のめっき被膜を有し、その上
にクロメート処理を施した後、潤滑特性を有する有機被
覆を施したもので、潤滑性、加工性、耐磨耗性、耐食性
について良好な特性を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の潤滑鋼板
は、主にプレス絞り加工性と摺動磨耗性の2つの特性を
満足すべく、最上層の有機被覆について、その樹脂、顔
料、潤滑剤についての検討がなされている。例えば、特
開昭63−162886号公報に示されるような、めっ
き鋼板または冷延鋼板上にCr換算で付着量5〜200
mg/m2 のクロメート被膜を有し、その上にカルボキ
シル基を3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオ
レフィン系樹脂100重量部に対し、液体エポキシ樹脂
5〜50重量部とフッ素樹脂0.5〜15重量部とを含
有し、その付着量が乾燥重量で0.3〜3g/m2 であ
る有機複合被膜を有することを特徴とする耐食性、加工
後の耐食性、耐指紋性に優れた表面処理鋼板や、特開平
3−9630号公報に示されるような、亜鉛系電気めっ
き鋼板の表面に、Cr付着量が10〜50mg/m2 の
クロメート被膜を有し、その上にカルボキシル基を3〜
20モル%含有するカルボキシル化したポリエチレン系
ディスパージョンの固形分に対し、ワックスを5〜25
重量%含有する付着量が0.5〜4g/m2 の塗布層を
有することを特徴とする潤滑性及び耐食性に優れた表面
処理鋼板等がある。
は、主にプレス絞り加工性と摺動磨耗性の2つの特性を
満足すべく、最上層の有機被覆について、その樹脂、顔
料、潤滑剤についての検討がなされている。例えば、特
開昭63−162886号公報に示されるような、めっ
き鋼板または冷延鋼板上にCr換算で付着量5〜200
mg/m2 のクロメート被膜を有し、その上にカルボキ
シル基を3〜20モル%含有するカルボキシル化ポリオ
レフィン系樹脂100重量部に対し、液体エポキシ樹脂
5〜50重量部とフッ素樹脂0.5〜15重量部とを含
有し、その付着量が乾燥重量で0.3〜3g/m2 であ
る有機複合被膜を有することを特徴とする耐食性、加工
後の耐食性、耐指紋性に優れた表面処理鋼板や、特開平
3−9630号公報に示されるような、亜鉛系電気めっ
き鋼板の表面に、Cr付着量が10〜50mg/m2 の
クロメート被膜を有し、その上にカルボキシル基を3〜
20モル%含有するカルボキシル化したポリエチレン系
ディスパージョンの固形分に対し、ワックスを5〜25
重量%含有する付着量が0.5〜4g/m2 の塗布層を
有することを特徴とする潤滑性及び耐食性に優れた表面
処理鋼板等がある。
【0004】しかしながら、これらの先行技術で提案さ
れている潤滑処理鋼板の処理被膜は、厚みにして5μm
以下のクリアー被膜であることから、その外観は下地の
外観、特にクロメート処理の条件に大きく左右される。
特に、塗布型・反応型のクロメート処理においては、ク
ロムの付着むらが発生しやすく、これに起因する外観不
良や色調のばらつきが問題となる。
れている潤滑処理鋼板の処理被膜は、厚みにして5μm
以下のクリアー被膜であることから、その外観は下地の
外観、特にクロメート処理の条件に大きく左右される。
特に、塗布型・反応型のクロメート処理においては、ク
ロムの付着むらが発生しやすく、これに起因する外観不
良や色調のばらつきが問題となる。
【0005】また、こうした外観不良の発生しにくい処
理として電解型のクロメート処理が挙げられるが、その
被膜中のクロムが3価であるために耐食性に劣るという
欠点がある。さらに、先に示した潤滑処理鋼板は、下地
のクロメート処理については付着量のみを規定してお
り、その詳細な処理条件については記載されておらず、
こうした問題に対する解決策は示されていない。
理として電解型のクロメート処理が挙げられるが、その
被膜中のクロムが3価であるために耐食性に劣るという
欠点がある。さらに、先に示した潤滑処理鋼板は、下地
のクロメート処理については付着量のみを規定してお
り、その詳細な処理条件については記載されておらず、
こうした問題に対する解決策は示されていない。
【0006】本発明は、外観、耐食性及び加工性に優れ
た潤滑処理鋼板、特に外観、耐食性を改善した潤滑処理
鋼板を提供することを目的とするものである。
た潤滑処理鋼板、特に外観、耐食性を改善した潤滑処理
鋼板を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の課題を解決するものであって、その要旨とするところ
は、亜鉛めっき鋼板を母材とし、その表面に第1層とし
て電解型クロメート被膜をCr換算で10〜60mg/
m2 施し、その上層に第2層として塗布型クロメート被
膜をCr換算で2〜10mg/m2 施し、さらにその上
層に第3層としてビスフェノール型骨格、エステル骨格
及びカルボキシル基を有するエーテル・エステル型ウレ
タン樹脂とエポキシ樹脂の総和を全固形分に対して50
〜85%、ポリオレフィンワックスを3〜30重量%、
粒径3〜30nmのシリカを10〜40重量%含有する
潤滑被膜を0.3〜5g/m2 施してなることを特徴と
する外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板にあ
る。
の課題を解決するものであって、その要旨とするところ
は、亜鉛めっき鋼板を母材とし、その表面に第1層とし
て電解型クロメート被膜をCr換算で10〜60mg/
m2 施し、その上層に第2層として塗布型クロメート被
膜をCr換算で2〜10mg/m2 施し、さらにその上
層に第3層としてビスフェノール型骨格、エステル骨格
及びカルボキシル基を有するエーテル・エステル型ウレ
タン樹脂とエポキシ樹脂の総和を全固形分に対して50
〜85%、ポリオレフィンワックスを3〜30重量%、
粒径3〜30nmのシリカを10〜40重量%含有する
潤滑被膜を0.3〜5g/m2 施してなることを特徴と
する外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板にあ
る。
【0008】
【作用及び実施例】本発明の外観、耐食性及び加工性に
優れた潤滑鋼板は図1に示すような被膜構造を有する。
すなわち、薄鋼板1の上にめっき被膜2、下層クロメー
ト被膜3、上層クロメート被膜4、潤滑被膜5を施して
なる被膜構造である。ここで、例えば潤滑被膜は樹脂+
シリカ+ポリオレフィンワックス0.3〜5g/m2 を
施したものであり、下層クロメート被膜は3価クロム水
和酸化物を主成分とする後水洗型の電解型クロメート
で、付着量はCr換算で10〜60mg/m2 施したも
のであり、上層クロメートはクロム還元率がCr6+/C
r3+比で0.5〜5.0で、かつ必要に応じてシリカを
CrO3 /SiO2 比で0〜5含有する塗布型クロメー
ト被膜をCr換算で2〜10mg/m2 施したものであ
り、まためっき鋼板は電気めっきで得られる亜鉛めっき
鋼板であり、めっき量は特に限定する必要はなく、通常
使用されているめっき鋼板を用いることができる。
優れた潤滑鋼板は図1に示すような被膜構造を有する。
すなわち、薄鋼板1の上にめっき被膜2、下層クロメー
ト被膜3、上層クロメート被膜4、潤滑被膜5を施して
なる被膜構造である。ここで、例えば潤滑被膜は樹脂+
シリカ+ポリオレフィンワックス0.3〜5g/m2 を
施したものであり、下層クロメート被膜は3価クロム水
和酸化物を主成分とする後水洗型の電解型クロメート
で、付着量はCr換算で10〜60mg/m2 施したも
のであり、上層クロメートはクロム還元率がCr6+/C
r3+比で0.5〜5.0で、かつ必要に応じてシリカを
CrO3 /SiO2 比で0〜5含有する塗布型クロメー
ト被膜をCr換算で2〜10mg/m2 施したものであ
り、まためっき鋼板は電気めっきで得られる亜鉛めっき
鋼板であり、めっき量は特に限定する必要はなく、通常
使用されているめっき鋼板を用いることができる。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明のクロメート処理は2層処理であることを特徴とす
る。まず、下層クロメート被膜は、Cr付着量が10〜
60mg/m2 の電解型クロメート処理を施す。電解型
クロメート処理は、クロメート処理液中に鋼板を浸漬
し、鋼板表面をカソード電解処理することによりクロメ
ート被膜の形成を行う。電解型クロメート処理を用いる
理由は、他の反応型や塗布型のクロメート処理と比較し
て均一で美麗な外観が得られやすいためである。ここ
で、下層クロメート被膜の付着量は、Cr換算で10m
g/m2 未満では十分な耐食性が得られないため10m
g/m2 を下限とし、また60mg/m2 を超えても耐
食性や他の性能の向上が期待できないため60mg/m
2 を上限とした。
発明のクロメート処理は2層処理であることを特徴とす
る。まず、下層クロメート被膜は、Cr付着量が10〜
60mg/m2 の電解型クロメート処理を施す。電解型
クロメート処理は、クロメート処理液中に鋼板を浸漬
し、鋼板表面をカソード電解処理することによりクロメ
ート被膜の形成を行う。電解型クロメート処理を用いる
理由は、他の反応型や塗布型のクロメート処理と比較し
て均一で美麗な外観が得られやすいためである。ここ
で、下層クロメート被膜の付着量は、Cr換算で10m
g/m2 未満では十分な耐食性が得られないため10m
g/m2 を下限とし、また60mg/m2 を超えても耐
食性や他の性能の向上が期待できないため60mg/m
2 を上限とした。
【0010】次に、上層クロメート被膜は、クロム還元
率がCr6+/Cr3+比で0.5〜5.0で、かつ必要に
応じてシリカをCrO3 /SiO2 比で0〜5含有する
塗布型クロメート被膜をCr換算で2〜10mg/m2
施す。塗布型クロメート処理は、前述したクロメート処
理液を鋼板表面にエアーナイフ法、ロールコーター法等
の手法で塗布した後、水洗することなく乾燥してクロメ
ート被膜の形成を行う。塗布型クロメートを上層処理に
用いる理由は、下層の3価クロムを主成分とする電解型
クロメート被膜のみではミクロな被膜欠陥部等に起因す
る点錆等の発生を防ぐことが不可能であるため、6価の
クロムを含有する塗布型クロメートを少量施すことによ
り欠陥部への保護被膜が形成され、耐食性の向上が得ら
れるためである。ここで、上層クロメート被膜の付着量
は、Cr換算で2mg/m2 未満では上層クロメートに
よる耐食性向上効果が得られないことから2mg/m2
を下限とし、また10mg/m2 を超えると外観を損ね
ることから10mg/m2を上限とした。
率がCr6+/Cr3+比で0.5〜5.0で、かつ必要に
応じてシリカをCrO3 /SiO2 比で0〜5含有する
塗布型クロメート被膜をCr換算で2〜10mg/m2
施す。塗布型クロメート処理は、前述したクロメート処
理液を鋼板表面にエアーナイフ法、ロールコーター法等
の手法で塗布した後、水洗することなく乾燥してクロメ
ート被膜の形成を行う。塗布型クロメートを上層処理に
用いる理由は、下層の3価クロムを主成分とする電解型
クロメート被膜のみではミクロな被膜欠陥部等に起因す
る点錆等の発生を防ぐことが不可能であるため、6価の
クロムを含有する塗布型クロメートを少量施すことによ
り欠陥部への保護被膜が形成され、耐食性の向上が得ら
れるためである。ここで、上層クロメート被膜の付着量
は、Cr換算で2mg/m2 未満では上層クロメートに
よる耐食性向上効果が得られないことから2mg/m2
を下限とし、また10mg/m2 を超えると外観を損ね
ることから10mg/m2を上限とした。
【0011】さらに、クロメート処理層の上層には、ビ
スフェノール型骨格、エステル骨格及びカルボキシル基
を有するエーテル・エステル型ウレタン樹脂とエポキシ
樹脂の総和を全固形分に対して50〜85%、ポリオレ
フィンワックスを3〜30重量%、粒径3〜30nmの
シリカを10〜40重量%含有する潤滑被膜を0.3〜
5g/m2 形成させる。ここで、潤滑被膜の量が0.3
g/m2 未満では十分な潤滑加工性、耐食性が得られな
いことから0.3g/m2 を下限とし、また5g/m2
を超えると安定した加工性等の性能が得られないことか
ら5g/m2 を上限とした。
スフェノール型骨格、エステル骨格及びカルボキシル基
を有するエーテル・エステル型ウレタン樹脂とエポキシ
樹脂の総和を全固形分に対して50〜85%、ポリオレ
フィンワックスを3〜30重量%、粒径3〜30nmの
シリカを10〜40重量%含有する潤滑被膜を0.3〜
5g/m2 形成させる。ここで、潤滑被膜の量が0.3
g/m2 未満では十分な潤滑加工性、耐食性が得られな
いことから0.3g/m2 を下限とし、また5g/m2
を超えると安定した加工性等の性能が得られないことか
ら5g/m2 を上限とした。
【0012】(実施例)以下、本発明の実施例について
述べる。各種亜鉛めっき鋼板に本発明の処理を施した鋼
板と、従来法に基づいた処理を施した鋼板の作成例を表
1に示す。また、表2にこれらの鋼板の性能評価結果を
示す。各評価方法は次のとおりである。
述べる。各種亜鉛めっき鋼板に本発明の処理を施した鋼
板と、従来法に基づいた処理を施した鋼板の作成例を表
1に示す。また、表2にこれらの鋼板の性能評価結果を
示す。各評価方法は次のとおりである。
【0013】〔外観〕鋼板作成後、30cm×30cm
の鋼板サンプルについて、目視にて以下の基準に基づい
て外観の評点づけを行った。 ◎ 色調差、むらなく美麗 ○ 若干色調差あるが美麗 △ 色調差、またはむらあり × 激しい色調差、色むらあり 〔裸耐食性〕鋼板作成後、試験片をそのままの状態で塩
水噴霧試験(JIS−Z−2371)を行い、塩水噴霧
開始後、1000時間目で試験片の錆発生状態を下記基
準に基づき評点づけを行った。
の鋼板サンプルについて、目視にて以下の基準に基づい
て外観の評点づけを行った。 ◎ 色調差、むらなく美麗 ○ 若干色調差あるが美麗 △ 色調差、またはむらあり × 激しい色調差、色むらあり 〔裸耐食性〕鋼板作成後、試験片をそのままの状態で塩
水噴霧試験(JIS−Z−2371)を行い、塩水噴霧
開始後、1000時間目で試験片の錆発生状態を下記基
準に基づき評点づけを行った。
【0014】◎ 白錆発生20%未満 ○ 白錆発生20〜70% △ 白錆発生70〜100% × 赤錆発生あり 〔潤滑特性〕 動摩擦係数:直径10mmの鋼球に100gの荷重をか
け、毎秒10mmで移動させたときにロードセルにより
水平方向の力を測定し、この値を鋼球にかけた荷重10
0gで除して摩擦係数とした。
け、毎秒10mmで移動させたときにロードセルにより
水平方向の力を測定し、この値を鋼球にかけた荷重10
0gで除して摩擦係数とした。
【0015】
【表1】
【0016】
【表2】
【0017】
【発明の効果】上記実施例からも明らかなように、本発
明の潤滑処理鋼板は、外観、耐食性、潤滑性ともに良好
であり、従来処理に比べて優れた性能を示すものであ
る。
明の潤滑処理鋼板は、外観、耐食性、潤滑性ともに良好
であり、従来処理に比べて優れた性能を示すものであ
る。
【図1】本発明鋼板の被膜構成の説明図である。
1 薄鋼板 2 めっき被膜 3 下層クロメート被膜 4 上層クロメート被膜 5 潤滑被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 111/04 C10M 111/04 C23C 22/30 C23C 22/30 C25D 11/38 305 C25D 11/38 305 //(C10M 111/04 107:40 107:04 103:06) C10N 20:00 20:02 20:06 40:24
Claims (1)
- 【請求項1】 亜鉛めっき鋼板を母材とし、その表面に
第1層として電解型クロメート被膜をCr換算で10〜
60mg/m2 施し、その上層に第2層として塗布型ク
ロメート被膜をCr換算で2〜10mg/m2 施し、さ
らにその上層に第3層としてビスフェノール型骨格、エ
ステル骨格及びカルボキシル基を有するエーテル・エス
テル型ウレタン樹脂とエポキシ樹脂の総和を全固形分に
対して50〜85重量%、ポリオレフィンワックスを3
〜30重量%、粒径3〜30nmのシリカを10〜40
重量%含有する潤滑被膜を0.3〜5g/m2 施してな
ることを特徴とする外観、耐食性及び加工性に優れた潤
滑処理鋼板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9678794A JP2995529B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9678794A JP2995529B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305180A JPH07305180A (ja) | 1995-11-21 |
JP2995529B2 true JP2995529B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=14174357
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9678794A Expired - Fee Related JP2995529B2 (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2995529B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001140080A (ja) * | 1999-11-12 | 2001-05-22 | Nippon Steel Corp | 潤滑ステンレス鋼板及び潤滑ステンレス鋼管、並びに潤滑ステンレス鋼管製造方法 |
CN110366606B (zh) | 2017-03-03 | 2021-11-16 | 日产自动车株式会社 | 高设计滑动构件 |
JP7046317B2 (ja) * | 2018-06-11 | 2022-04-04 | 日産自動車株式会社 | ヘッドレストステー |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP9678794A patent/JP2995529B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07305180A (ja) | 1995-11-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5330850A (en) | Corrosion-resistant surface-coated steel sheet | |
CA2013601C (en) | Highly corrosion-resistant, colored thin film-coated steel sheet having excellent press-processability and spot-weldability | |
JP3573307B2 (ja) | 電着塗装性およびプレス成形性に優れた樹脂塗装鋼板 | |
JP2995529B2 (ja) | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 | |
JP3029798B2 (ja) | 潤滑処理鋼板とそれに用いる皮膜形成性組成物 | |
JPH0339485A (ja) | 成形時の耐パウダリング性に優れた潤滑樹脂処理鋼板 | |
JP3076892B2 (ja) | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑処理鋼板 | |
JPS60103185A (ja) | 耐食性および潤滑性に優れた2層クロメ−ト処理鋼板 | |
JPS58108299A (ja) | アルミニウム合金軸受 | |
JPH0243040A (ja) | 耐食性に優れた潤滑樹脂処理鋼板 | |
KR100614025B1 (ko) | 수지피복강판, 그것을 이용한 카트리지캡 및 카트리지몸통부 | |
JPH0525679A (ja) | 耐衝撃密着性に優れた高耐食性表面処理鋼板 | |
JPH0586916B2 (ja) | ||
JPH01301332A (ja) | 成形性に優れた潤滑樹脂処理鋼板 | |
JPS60128286A (ja) | 積層めつき鋼板 | |
JPH08296055A (ja) | 外観、耐食性及び加工性に優れた潤滑鋼板 | |
JP3122616B2 (ja) | 深絞り加工性および塗膜密着性に優れた潤滑性樹脂被覆金属板 | |
JPH0760897A (ja) | 潤滑性黒色鋼板 | |
JP2910621B2 (ja) | 潤滑性と導電性に優れた表面処理鋼板 | |
JPH0234792A (ja) | 潤滑性、加工後耐食性に優れたクロメート処理綱板 | |
JPH03284942A (ja) | 有機樹脂被覆合金化溶融亜鉛めつき鋼板 | |
JP3123418B2 (ja) | 加工性および塗膜密着性に優れた潤滑性樹脂被覆金属板 | |
JP2952837B2 (ja) | 深絞り加工性に優れた耐食性表面処理鋼板 | |
JPH07258895A (ja) | プレス加工性および耐食性に優れた複層亜鉛系めっき鋼板 | |
JPH03104633A (ja) | 耐食性に優れた表面処理鋼材 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990831 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |