JP2994795B2 - 予定管理装置 - Google Patents

予定管理装置

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JP2994795B2
JP2994795B2 JP14868791A JP14868791A JP2994795B2 JP 2994795 B2 JP2994795 B2 JP 2994795B2 JP 14868791 A JP14868791 A JP 14868791A JP 14868791 A JP14868791 A JP 14868791A JP 2994795 B2 JP2994795 B2 JP 2994795B2
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誠 大橋
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭内や事務所等に置
かれ、家人や社員の予定を管理する予定管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、約束事や行事などの予定を管理す
るものとして電子手帳等がある。これらはキー入力で予
定内容を登録しておき、その内容を検索したり、アラー
ムなどで報知したりするものであり、入力に手間と時間
がかかる。これを解決するものとして、音声で予定内容
を登録、検索、報知するものがある(例えば特公昭62
−32833参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】我々が普段喋りながら
自分の耳で聞いている自分の声の質は実際のものとは違
っており、予定内容を音声で報知した場合、予定を入力
した本人は自分の本当の声を聞くことになるので、違和
感を覚え非常に恥ずかしい。本発明はかかる課題を解決
するもので、入力音声の質を換えることで、入力者本人
が聞いても違和感を覚えない予定管理装置の提供を目的
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、予定内容を音
声入力するとともに、この予定内容を報知する日時を設
定するための入力部と、この入力部から入力された予定
内容を記録/再生する記録/再生部と、時間を管理する
時計部と、前記入力部から予定内容が入力されると、前
記記録/再生部を動作してこの予定内容を記録させ、前
記時計部で管理されている現在の日時が前記入力部で設
定された予定内容を報知する日時に達すると、前記記録
/再生部を動作してこの予定内容を出力させる制御部
と、前記記録/再生部から出力された予定内容を音声報
知する報知部とを備えた予定管理装置において、前記記
録/再生部から出力された音声の質を変換して前記報知
部へ出力する声質変換部と、この声質変換部を動作させ
るか否かを切り換える声質変換スイッチとを備えたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】使用者によって声質変換スイッチがONされて
いれば、声質変換部で声質が変換されるので、入力とは
違った声質の音声で予定内容が報知される。一方、声質
変換スイッチがOFFされていれば、声質変換部で声質
が変換されないので、入力したままの声質の音声で予定
内容が報知される。
【0006】
【実施例】図1は本発明実施例の予定管理装置の外観図
を示す。1は、側面部1aを片手で握って容易に持ち上
げキー操作を行ったり、どこへでも容易に持ち運ぶこと
ができる予定管理装置本体で、この本体は電池駆動式で
あり、場所を選ぶことなく使用できる。2はキーボード
で、このキーボードは4つのファンクションキー2a
1、2a2、2a3、2a4と、日時の設定や番号の選
択に用いるテンキ−2bと、予定の報知を止めるための
ストップキー2cとを有する。3は音声入力用のマイク
である。4は液晶等からなる表示装置で、図4(a),
(b)、(c)に示すような画面の表示を行う。この図
4(a),(b)、(c)の各表示画面において、下段
に表示されている白ぬきの登録、変更等の文字はファン
クションキー2a1、2a2、2a3、2a4の機能内
容を示し、図4(a)の画面が表示されている時には、
ファンクションキー2a1、2a2、2a3、2a4は
それぞれ登録、変更、検索、消去を行うためのキーとな
り、図4(b)の画面が表示されている時には、それぞ
れ日時設定のための位置送り、位置戻し、音声の録音、
停止を行うためのキーとなる。更に図4(c)の画面が
表示されている時には、ファンクションキー2a1、2
a4はそれぞれページ送り、変更(検索、消去)を行う
ためのキーとなり、ファンクションキー2a2、2a3
は無効になる。5は声質変換スイッチでONのときには
声質変換命令を出力し、OFFのときには非声質変換命
令を出力する。6は予定内容を音声報知するためのスピ
ーカである。
【0007】図2は電気回路ブロック図を示す。7は記
録/再生回路で、この回路はADコンバータ、DAコン
バータ内蔵の録音再生LSI及び専用レジスタ等で構成
されており、マイク3から入力され入力音声用低周波増
幅器8で増幅された音声信号の記録及び再生を行う。9
は時間を管理する時計回路、10はマイクロプロセッサ
等で構成され時計回路9及びキーボード2からの入力に
よって記録/再生回路7の制御を行う制御回路、11は
設定日時等を記憶するメモリー、12は声質変換スイッ
チ5からの命令により音声の質を変換する声質変換回路
である。この声質変換回路12は音程変換LSI等で構
成され、低周波増幅器等で構成されたインターフェイス
回路13を介して記録/再生回路7と接続されている。
14は出力音声用低周波増幅器で、声質変換回路12か
ら出力された音声を増幅しスピーカ6に入力するもので
ある。
【0008】ここで、上記構成なる予定管理装置の動作
を図3に示すフローチャートに従って説明する。今、あ
る日時にある予定例えば”テニスの練習”があり、それ
を登録し、その日時にその内容を報知させたい場合を考
える。
【0009】まず図4(a)に示すような表示装置4の
初期画面において、[登録]のファンクションキー2a
1を押す(S1)。制御回路10がこれを検知して、記
録/再生回路7を録音スタンバイ状態にし、表示装置4
に図4(b)のような日時設定画面を表示する(S
2)。次にテンキ−2b、[送り]のファンクションキ
ー2a1、[戻り]のファンクションキ−2a2を用い
て日時を設定する(S3)。その後[録音]のファンク
ションキー2a3を押し予定内容を音声でマイク3に入
力する(S4)。入力された音声信号は入力音声用低周
波増幅器8を通って記録/再生回路7にはいる。音声信
号は録音再生LSI内部でディジタルデータに変換され
て専用レジスタに格納される。入力を終え[停止]のフ
ァンクションキー2a4を押すと、制御回路10は記録
/再生回路7に録音を停止させ、表示装置4を初期画面
に戻す(S5)。専用レジスタに格納されたデータに関
する格納開始アドレス及び格納終了アドレスはテンキ−
2bで設定された日時のデータとともにメモリー11に
記憶される。以上の手順で予定の登録が完了する。
【0010】時計回路9で管理されている現在の日時が
登録時に設定した日時に達すると、制御回路10はこれ
を検知して、記録/再生回路7にその設定日時に対応し
た予定内容を再生するよう命令する。これを受けると、
記録/再生回路7では専用レジスタから読み出したディ
タルデータを録音再生LSI内部でアナログの音声信
号に変換して、インターフェイス回路13を介し、声質
変換回路12へ出力する(S6)。声質変換回路12
は、声質変換スイッチ5がONならば声質を変換し、O
FFならば声質を変換することなく音声信号を音声出力
用低周波増幅器14へ出力する(S7,S8)。音声出
用低周波増幅器14はこれを増幅してスピーカ6から
出力する(S9)。このように出力された音声は繰り返
され、この音声出力はストップキー2cが押されるかあ
るいは一定時間例えば1分経過すると停止する(S1
0,S11,S12)。また、その予定が1回きりのも
のであれば、ストップキー2cが押されたとき、報知が
停止すると同時にその予定の日時データ及び内容データ
が抹消されるとしてもよい。
【0011】次に、登録した予定の変更、検索、消去に
ついて説明する。まず図4(a)の表示装置4の初期画
面において、[変更]([検索]、[消去])のファン
クションキー2a2を押す(S13,S16,S1
9)。制御回路10はメモリ−11から予定入力の際に
設定した日時を読み込んきて、表示装置4に予定変更
(検索、消去)画面として図4(c)のように設定日時
を現在の日時に近いものから順に番号を付けて表示する
(S14,S17,S20)。なお図4(c)におい
て、検索画面の場合は[変更]の文字が[検索]の文字
に代わり、消去画面の場合は[変更]の文字が[消去]
の文字に代わる。テンキ−2bで所望の番号を選択し、
[変更]([検索]、[消去])のファンクションキー
2a4を押す(S15,S18,S21)。変更の場
合、表示装置4が日時設定画面を表示するので、先に説
明した登録手順に従って再び日時の設定及び予定の音声
入力を行う(S2〜S5)。検索の場合、記録/再生回
路7より予定が出力され、先の出力手順の如くスピーカ
6から声質変換された音声若しくは変換されてない音声
で予定内容が報知される(S7〜S12)。また消去の
場合、制御回路10がメモリー11に記憶されている日
時データ及び記録/再生回路7の専用レジスタに記憶さ
れている予定内容データを抹消する(S22)。
【0012】
【0013】本構成の予定管理装置は、家庭内のリビン
グのテーブルや事務所の机の上に置いて予定の管理、報
知装置として使用したり、キッチンに置いてタイマーと
して使用したり、ベットの脇において目覚まし時計とし
て使用したりすることができる。この時、制御回路10
にメロディICを設けておき、予定登録操作で日時を設
定した後[録音]のファンクションキー2a3を押さず
[停止]のファンクションキー2a4を押した場合、音
声の代わりにメロディで予定時間を知らせるようにして
おくと、タイマーや目覚まし時計として使用する時に操
作性が向上する。
【0014】
【発明の効果】本発明の予定管理装置によれば、前記記
録/再生部から出力された音声の質を変換して前記報知
部へ出力する声質変換部と、この声質変換部を動作させ
るか否かを切り換える声質変換スイッチとを備えて
り、入力された音声の質を換えて予定を報知することが
できる。したがって、使用者が自分の声で予定を入力し
報知させる場合でも、自分の生の声を聞く必要がなくな
り、違和感を覚えることなく予定を聞くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の予定管理装置の外観図である。
【図2】同予定管理装置の電気ブロック図である。
【図3】同予定管理装置の動作を示すフローチャートで
ある。
【図4】同予定管理装置の画面表示例を示す図である。
【符号の説明】
3 マイク 6 スピーカ 7 記録/再生回路 9 時計回路 10 制御回路 12 声質変換回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/60 G06F 3/16 330 G06F 13/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予定内容を音声入力するとともに、この
    予定内容を報知する日時を設定するための入力部と、こ
    の入力部から入力された予定内容を記録/再生する記録
    /再生部と、時間を管理する時計部と、前記入力部から
    予定内容が入力されると、前記記録/再生部を動作して
    この予定内容を記録させ、前記時計部で管理されている
    現在の日時が前記入力部で設定された予定内容を報知す
    る日時に達すると、前記記録/再生部を動作してこの予
    定内容を出力させる制御部と、前記記録/再生部から出
    力された予定内容を音声報知する報知部とを備えた予定
    管理装置において、 前記記録/再生部から出力された 音声の質を変換して前
    記報知部へ出力する声質変換部と、この声質変換部を動
    作させるか否かを切り換える声質変換スイッチとを備え
    たことを特徴とする予定管理装置。
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